JP3564963B2 - 自動車のステアリングコラム構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のステアリング装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のステアリング装置の構造を示したもので、1はステアリングコラムで、該ステアリングコラム1はステアリングシャフトのアッパシャフト2を回転自在に軸支し、その上部,下部でブラケット8を介して車体に取り付けてある。
【0003】
具体的には、ステアリングメンバ9とダッシュアッパパネル10とにブラケット8を接合して、ステアリングコラム1を車体側に取り付け、支持するようにしてある。
【0004】
前記アッパシャフト2の車室側端部には図外のステアリングホイールが装着してある。
【0005】
3はステアリングシャフトのロアシャフトを示し、前記アッパシャフト2と該ロアシャフト3は軸後退方向にのみ摺動可能に接続してある。
【0006】
そして、車両の前面衝突時に軸後退方向に向けて所定値以上の衝突入力が作用したとき、図中に仮想線で示すように軸長収縮方向に相対摺動して衝撃を吸収するコラプシブルステアリング機構となっている。
【0007】
また、ロアシャフト3の下端は中間シャフト4を介してステアリングギア5に連結してある。
【0008】
6,7はこれらロアシャフト3,中間シャフト4,ステアリングギアボックス5を連結するユニバーサルジョイントを示している。
【0009】
図中12はブレーキペダルを示し、該ブレーキペダル12はダッシュアッパパネル10,ダッシュロアパネル11に取り付けられた側面逆L字型のペダルブラケット13に回動可能に支持され、マスターバック14から延びるプッシュロッド15を接続するようにしてある。
【0010】
このような自動車のステアリングコラムの構造は、例えば特開平07−267102号公報に示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示すように従来の自動車のステアリングコラムの構造では、車両の前面衝突時の衝突入力を吸収するためにステアリングシャフトのアッパシャフト2とロアシャフト3とを軸収縮方向にのみ相対摺動可能に接続してコラプシブルステアリング機構を設けてあるが、この時ロアシャフト3が後退移動する量、すなわち軸コラプス量をさらに増やしたいという要求がある。
【0012】
そこで、前記従来構造のままこの軸コラプス量を増やそうとすると、ステアリングコラム1下部の車体側への取付点を車室側である後方に移動させる必要があるが、ステアリングコラム1の取り付けは、ロアシャフト3下端に連結されるステアリングギア5などから入力する振動を図外のステアリングホイールに伝えないようにするなど音振性能上の点から、該ステアリングコラム1上部と下部との取り付け点間の距離をなるべく長くとるようにしているため、ステアリングコラム1下部の取付点のみを車室側に移動させて、軸コラプス量を増やすということは、この取り付け点間の距離が短くなってしまうため現実的とは言えない。
【0013】
一方、ステアリングコラム1の取付点間距離を保ったまま、全体的に車室側に移動させて軸コラプス量を稼ぐということも考えられるが、この場合にはステアリングコラム1の移動に伴って、その車室側の端部に装着される図外のステアリングホイールや周辺機器等も車室側に向けて移動させることとなる。
【0014】
しかし、これらステアリングホイールや周辺機器のレイアウトはダッシュパネル10,11やペダル12類など総合的に設定する必要があるため、このようにステアリングコラムを車室側に移動させるというわけにはいかない。
【0015】
そこで、本発明はステアリングコラムの取付点間距離を保ち、音振性能を確保しつつ、コラプシブルステアリング機構の軸コラプス量を効果的に増やすことのできる自動車のステアリングコラム構造を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1にあっては、車室側の端部にステアリングホイールを装着したアッパシャフトと、該アッパシャフトに軸方向にのみ摺動可能に接続されて下端を中間シャフトを介してステアリングギアに連結したロアシャフトとから成るステアリングシャフトと、該アッパシャフトを回転自在に軸支して、車体側部材に取り付けられたステアリングコラムとを備え、前記ステアリングシャフトに軸後退方向の衝突入力が作用したとき、ロアシャフトとアッパシャフトとが軸方向に相対摺動するようにしたコラプシブルステアリング装置において、
前記ステアリングコラムの前部下端に、ロアシャフトに対して中間シャフトが角度を持っている方向に相対する部分に切欠部を設けて、車両の前面衝突時に前記ロアシャフトと中間シャフトとのジョイント部分の後退移動を、この切欠部により許容したことを特徴としている。
【0017】
請求項2にあっては、請求項1に記載のステアリングコラムの前部には、ジョイント部分を収容可能な径大部を備え、該径大部に切欠部を設けたことを特徴としている。
【0018】
【発明の効果】
請求項1によれば、ステアリングコラムの前部下端に、車両の前面衝突時にロアシャフトと中間シャフトとのジョイント部分の後退移動を許容しうる切欠部を設けてあるため、ステアリングコラムの車体側への取り付け点を変更せずに、ロアシャフトの後退移動量、つまり、コラプシブルステアリング機構の軸コラプス量を増やすことができる。
【0019】
また、ステアリングコラムの内径よりもジョイント部分の外径の方が若干大きい場合であっても、この切欠部を起点にステアリングコラムの前部を拡開しつつ後退移動することができる。
【0020】
請求項2によれば、請求項1の効果に加えてステアリングコラムの前部には、ジョイント部分を収容可能な径大部を備え、該径大部に切欠部を設けてあるため、ロアシャフトと中間シャフトとを連結するジョイント部分までをよりスムースに該径大部まで後退移動させることができる。
【0021】
また、該径大部を設けてステアリングコラム前部の断面を拡大してあるため、該径大部に切欠部を設けてあってもステアリングコラム前部の剛性を確保することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
【0023】
図1において、1はステアリングコラムで、該ステアリングコラム1はステアリングシャフトのアッパシャフト2を回転自在に軸支し、その上部,下部でブラケット8を介して車体に取り付けてある。
【0024】
具体的には、ステアリングメンバ9とダッシュアッパパネル10とにブラケット8を接合して、ステアリングコラム1を車体側に取り付け、支持するようにしてある。
【0025】
前記アッパシャフト2の車室側端部には図外のステアリングホイールが装着してある。
【0026】
3はステアリングシャフトのロアシャフトを示し、前記アッパシャフト2と該ロアシャフト3は軸後退方向にのみ摺動可能に接続してある。
【0027】
そして、車両の前面衝突時に軸後退方向に向けて所定値以上の衝突入力が作用したとき、図中に仮想線で示すように軸長収縮方向に相対摺動して衝撃を吸収するコラプシブルステアリング機構となっている。
【0028】
また、ロアシャフト3の下端は中間シャフト4を介してステアリングギア5に連結してある。
【0029】
6,7はこれらロアシャフト3,中間シャフト4,ステアリングギアボックス5を連結するユニバーサルジョイントを示している。
【0030】
前記ステアリングコラム1の前部下端には、車両の前面衝突時にこのロアシャフト3と中間シャフト4とを連結するユニバーサルジョイント6の後退移動を許容しうる切欠部16を設けてある。
【0031】
本実施形態においては、車両レイアウトの都合によりロアシャフトに対して中間シャフトが下向きの角度をもってユニバーサルジョイント6を介して連結している。ロアシャフトに対して下向きの角度を持つ中間シャフトの後退移動を許容するため切欠部16はステアリングコラム1の前部下面に設けられている。この様に、ロアシャフトに対して中間シャフトが角度を持っている方向に相対する部分にステアリングコラムの切欠部を設けるのが望ましい。
【0032】
図中12はブレーキペダルを示し、該ブレーキペダル12はダッシュアッパパネル10,ダッシュロアパネル11に取り付けられた側面逆L字型のペダルブラケット13に回動可能に支持され、マスターバック14から延びるプッシュロッド15を接続するようにしてある。
【0033】
以上の実施形態の構造によれば、このようにステアリングコラム1の前部に、車両の前面衝突時にロアシャフト3と中間シャフト4とを連結するユニバーサルジョイント6の後退移動を許容しうる切欠部16を設けてあるため、ステアリングコラム1の前部,後部での車体側への取り付け点を変更することなく、ロアシャフト3の後退移動量、つまり、コラプシブルステアリング機構の軸コラプス量を増やすことができ、従って、軸コラプス量の増大と音振性能の両立を図ることができる。
【0034】
なお、本実施形態ではステアリングコラム1の内径とユニバーサルジョイント6の外径がほぼ同じ例を示してあるが、ステアリングコラム1の前部に切欠部16を設けてあるため、ステアリングコラム1の内径よりもユニバーサルジョイント6の外径の方が若干大きい場合であっても、ステアリングコラム1の前部を拡開しつつ後退移動することができる。また切欠部16の幅については、ユニバーサルジョイント6が切欠部16を押し拡げながら後退移動できる範囲で小さいことが望ましい。切欠部16の幅が小さいほど、ステアリングコラム1の剛性が向上し、音振性能の確保に有利である。
【0035】
図2は本発明の第2実施形態を示すもので、この実施形態にあっては基本的な構造は前記図1に示した第1実施形態のステアリングコラム1の前部にジョイント部分、具体的にはロアシャフト3と中間シャフト4とを連結するユニバーサルジョイント6を収容可能な径大部17を設けてあり、該径大部17に切欠部16を設けてある。
【0036】
この実施形態の構造によれば、このようにステアリングコラム1の前部の径大部17を設け、該径大部17に切欠部16を設けてあることによりロアシャフト3と中間シャフト4とを連結するユニバーサルジョイント16までをスムースに該径大部17まで後退移動させることができる。
【0037】
また、該径大部17を設けてステアリングコラム1前部の断面を拡大してあるため、該径大部17に切欠部16を設けてあってもステアリングコラム1前部の剛性を確保することができる。
【0038】
なお、この車両の前面衝突時の衝撃を伝える際、中間シャフト4はユニバーサルジョイント6部分で若干下側に曲げられるが、このようにステアリングコラム1の径大部17の下端に切欠部16を設けてあるため、該中間シャフト4が下側に向けて曲げられていても該中間シャフト4はステアリングコラム1に干渉することなく、ロアシャフト3をユニバーサルジョイント6部分まで問題なく後退移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す側面図。
【図2】本発明の第2実施形態を示す側面図。
【図3】従来の構造を示す側面図。
【符号の説明】
1 ステアリングコラム
2 アッパシャフト
3 ロアシャフト
4 中間シャフト
5 ステアリングギア
6 ユニバーサルジョイント(ジョイント部分)
16切欠部
17径大部

Claims (2)

  1. 車室側の端部にステアリングホイールを装着したアッパシャフトと、該アッパシャフトに軸方向にのみ摺動可能に接続されて下端を中間シャフトを介してステアリングギアに連結したロアシャフトとから成るステアリングシャフトと、該アッパシャフトを回転自在に軸支して、車体側部材に取り付けられたステアリングコラムとを備え、前記ステアリングシャフトに軸後退方向の衝突入力が作用したとき、ロアシャフトとアッパシャフトとが軸方向に相対摺動するようにしたコラプシブルステアリング装置において、前記ステアリングコラムの前部下端に、ロアシャフトに対して中間シャフトが角度を持っている方向に相対する部分に切欠部を設けて、車両の前面衝突時に前記ロアシャフトと中間シャフトとのジョイント部分の後退移動を、この切欠部により許容し得るようにしたことを特徴とする自動車のステアリングコラム構造。
  2. ステアリングコラムの前部には、ジョイント部分を収容可能な径大部を備え、該径大部に切欠部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車のステアリングコラム構造。
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