JP3564866B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MIS(MOS)型薄膜トランジスタから成る半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示装置の液晶駆動基板等に形成されているMIS(MOS)型薄膜トランジスタは、逆スタガーの場合、石英ガラス基板やほうけい酸ガラス基板等の透明絶縁基板上に形成されたゲート電極と、そのゲート電極上に酸化シリコン膜等の絶縁層を介して形成されたゲート活性層と、ゲート電極の側方に形成されたソース電極およびドレイン電極とから構成されている。
【0003】
この半導体装置においては、ゲート電極に所定の電圧を印加することでゲート活性層内の絶縁層界面のキャリアを制御してソース電極−ドレイン電極間に流れる電流をON、OFFするものである。液晶駆動基板にこの半導体装置が形成された場合には、ゲート電極への信号電圧印加によるソース電極−ドレイン電極間のドレイン電流ON、OFFで液晶層の光の透過、遮断を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の薄膜トランジスタから成る半導体装置において、ソース電極−ドレイン電極間にドレイン電流が流れる場合には、ゲート電極側の絶縁層界面のみを流れるため、所定のゲート電圧に対する十分なソース−ドレイン電流を得るのが困難であった。
【0005】
また、フォトリソグラフィーでの微細加工等の関係からゲート活性層の長さを短くするのには限界があり、ゲート長の短縮による半導体装置の特性向上を図るのが困難となっている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために成された半導体装置である。すなわち、本発明は、薄膜トランジスタから成る半導体装置において、ゲート活性層の長さ方向における一方側に設けられるソース領域と、ゲート活性層の長さ方向における他方側に設けられるドレイン領域と、ゲート活性層の厚さ方向における一方側に第1絶縁層を介して設けられるゲート電極と、ソース領域と導通する状態でゲート電極側に張り出しており、その張り出し部分がゲート活性層の厚さ方向における他方側に第2絶縁層を介して設けられるソース側張り出し電極と、ドレイン領域と導通する状態でゲート電極側に張り出しており、その張り出し部分がゲート活性層の厚さ方向における他方側に第2絶縁層を介して設けられ、かつ張り出し部分の先端とソース側張り出し電極の張り出し部分の先端との間に所定の間隔が設けられているドレイン側張り出し電極と、ソース側張り出し電極とドレイン側張り出し電極との隙間に対応するゲート活性層内に設けられ、ゲート活性層のチャネルの導電型と反対の導電型から成る拡散層とを備えているものである。
【0007】
また、ゲート活性層の長さ方向における一方側に設けられるソース領域と、ゲート活性層の長さ方向における他方側に設けられるドレイン領域と、ゲート活性層の厚さ方向における一方側に第1絶縁層を介して設けられるゲート電極と、ソース領域と導通する状態でゲート電極側に張り出しており、その張り出し部分がゲート活性層の厚さ方向における他方側に第2絶縁層を介して設けられるソース側張り出し電極と、ドレイン領域と導通する状態でゲート電極側に張り出しており、その張り出し部分がゲート活性層の厚さ方向における他方側に第2絶縁層を介して設けられ、かつ張り出し部分の先端とソース側張り出し電極の張り出し部分の先端との間に所定の間隔が設けられているドレイン側張り出し電極と、ゲート活性層におけるソース領域側およびドレイン領域側の各々に設けられるLDD領域とを備えている半導体装置でもある。
【0008】
本発明では、ゲート活性層の厚さ方向における一方側に第1絶縁層を介してゲート電極が設けられ、他方側に第2絶縁層を介してソース領域と導通するソース側張り出し電極と、ドレイン領域と導通するドレイン側張り出し電極とが設けられているため、ゲート活性層には第2絶縁層を介してソースおよびドレイン電圧が常時印加されている状態となる。
【0009】
これにより、NMOS型TFTのONの場合、ソースおよびドレイン電圧によってゲート活性層と第2絶縁層との界面には常に電子が蓄積され電子蓄積領域が形成される状態となり、LDD(Lightly Doped Drain )構造と等価の役目を果たすようになる。この状態でゲート電極に正の電圧が印加されるとゲート活性層と第1絶縁層との界面にも電子が蓄積されてキャリアチャネル領域が形成され、即座にソース−ドレイン電流が流れるようになる。
【0010】
さらに、正の電圧が印加されると、第1絶縁層界面に形成された電子蓄積領域が広がり、ソース側張り出し電極の先端とドレイン側張り出し電極の先端との間隔を埋めるので、第2絶縁層界面にもソース−ドレイン電流が流れる。このため、ある値以上の正の電圧を印加することによって通常の2倍以上のソース−ドレイン電流が流れる状態となる。
【0011】
この場合、ソース側張り出し電極の先端とドレイン側張り出し電極の先端との間隔によって実効ゲート活性層の長さを短くでき、ゲート電圧でのドレイン電流制御性が向上し、スイッチング特性を向上できるようになる。
【0012】
また、TFTがOFFの場合、ゲート電極に負の電圧を印加するとゲート活性層と第1絶縁層との界面に正孔が蓄積してソース−ドレイン電流が流れない状態となる。さらに大きな負電圧を印加していくと、正孔蓄積領域がゲート活性層の第2絶縁層側へ広がっていき、ソース側張り出し電極およびドレイン側張り出し電極の第2絶縁層界面での電子蓄積領域を相殺して低減させ、ソース側張り出し電極とドレイン側張り出し電極との間隔を埋めて、第2絶縁層界面でのリーク電流とトンネルリーク電流とを抑制できるようになる。
【0013】
また、ゲート活性層内にゲート活性層のチャネルの導電型と反対の導電型から成る拡散層を備えていることで、ソース側張り出し電極とドレイン側張り出し電極との隙間でのリーク電流を積極的に低減できるようになる。
【0014】
さらに、ゲート活性層におけるソース領域側およびドレイン領域側の各々に設けられたLDD領域によって、ゲート活性層に印加される電界を緩和してさらにドレイン耐圧を高めることができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の半導体装置における実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の半導体装置における第1実施形態を説明する概略断面図、図2は第2実施形態を説明する概略断面図、図3は第3実施形態を説明する概略断面図、図4は第4実施形態を説明する概略断面図、図5は第5実施形態を説明する概略断面図、図6は第6実施形態を説明する概略断面図、図7は第7実施形態を説明する概略断面図、図8は第8実施形態を説明する概略断面図、図9は第9実施形態を説明する概略断面図、図10は第10実施形態を説明する概略断面図である。
【0016】
初めに、第1〜第4実施形態の半導体装置における構成とその動作を説明する。先ず、図1に示す第1実施形態における半導体装置1は、逆スタガー構造から成るものであり、石英ガラスやほうけい酸ガラス等の透明絶縁性の基板2上に設けられたゲート電極Gと、ゲート電極Gを覆う状態で基板2上に形成された第1窒化シリコン膜31、および第1酸化シリコン膜41と、その上に形成されたゲート活性層5とによりNMOS型薄膜トランジスタを構成している。
【0017】
さらに、ゲート活性層5の側方にはソース領域およびドレイン領域が設けられており、ソース領域の上にはソース側張り出し電極SHを介してソース電極Sが設けられ、ドレイン領域の上にはドレイン側張り出し電極DHを介してドレイン電極Dが設けられている。また、ソース側張り出し電極SHの張り出し部分はゲート活性層5上の第2酸化シリコン膜42を介してゲート電極G上方に配置されている。また、ドレイン側張り出し電極DHの張り出し部分はゲート活性層5上の第2酸化シリコン膜42を介してゲート電極G上方に配置されている。しかも、ソース側張り出し電極SHの張り出し部分の先端と、ドレイン側張り出し電極DHの張り出し部分の先端との間には、所定の間隔が設けられている。
【0018】
このソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHは、所定の導電型の多結晶シリコンや非晶質シリコン、アルミニウム等の金属によって構成するが、ソース領域およびドレイン領域と同一材料にするのが望ましい。
【0019】
また、本実施形態における半導体装置1では、ソース側張り出し電極SHとドレイン側張り出し電極DHとの隙間に対応するゲート活性層5内に、ゲート活性層5のチャネルの導電型と反対の導電型(図1に示す例ではP型)の拡散層5aが、第2酸化シリコン膜42の界面から第1酸化シリコン膜41の界面にかけて設けられている。
【0020】
次に、図2に示す第2実施形態では、図1に示す第1実施形態の半導体装置1と同様な逆スタガー型から成るものであり、基板2上に設けられたゲート電極G、第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、ゲート活性層5、ソース電極Sおよびドレイン電極D、第2酸化シリコン膜42を介してゲート活性層5上に配置されるソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHを備えている点で共通するが、ゲート活性層5に設けられた拡散層5aが第2酸化シリコン膜42の界面からわずかな深さで形成されている点で相違する。
【0021】
また、図3に示す第3実施形態では、図1に示す第1実施形態の半導体装置1と同様な逆スタガー型から成り、基板2上に設けられたゲート電極G、第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、ゲート活性層5、ソース電極Sおよびドレイン電極D、第2酸化シリコン膜42を介してゲート活性層5上に配置されるソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHを備えている点で共通するが、ソース側張り出し電極SHの先端とドレイン側張り出し電極DHの先端との隙間に対応する第2酸化シリコン膜42が除去されており、この部分からゲート活性層5の第1酸化シリコン膜41側の界面まで拡散層5aが設けられている点で相違する。
【0022】
さらに、図4に示す第4実施形態では、図1に示す第1実施形態の半導体装置1と同様な逆スタガー型から成り、基板2上に設けられたゲート電極G、第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、ゲート活性層5、ソース電極Sおよびドレイン電極D、第2酸化シリコン膜42を介してゲート活性層5上に配置されるソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHを備えている点で共通するが、ソース側張り出し電極SHの先端とドレイン側張り出し電極DHの先端との隙間に対応する第2酸化シリコン膜42が除去されており、この部分からゲート活性層5の第2酸化シリコン膜42の界面側のわずかな深さまで拡散層5aが設けられている点で相違する。
【0023】
これらの構造から成る半導体装置1では、ゲート電極Gに印加される電圧に応じてソース電極S−ドレイン電極D間に流れる電流を制御できるが、ドレイン領域と導通するドレイン側張り出し電極DHがゲート活性層5の上方まで張り出していることで、ゲート電極Gにソース電極S−ドレイン電極D間の電流を流すための電圧が印加されていない状態でも、常にドレイン電圧がドレイン側張り出し電極DHからゲート活性層5に向けて印加されているため、第2酸化シリコン膜42の界面に常に電子が蓄積される状態となる。これがLDD構造と等価の役目を果たすようになる。
【0024】
このような状態でゲート電極Gに正の電圧が印加されると、ゲート電極G側の第1酸化シリコン膜41の界面に電子の蓄積層にキャリアチャネル領域が形成される。これにより、ドレイン電流が流れる状態となるが、このゲート電極Gへのさらなる正の電圧印加によって第2酸化シリコン膜42側にも電子の蓄積領域が広がり、第2酸化シリコン膜42側でのソース領域とドレイン領域とが電気的に連結され第2酸化シリコン膜42界面にもドレイン電流が流れることになる。
【0025】
したがって、ソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHがあることで、第1酸化シリコン膜41界面と第2酸化シリコン膜42界面にもドレイン電流が流れるので、従来と同じゲート電圧を印加した場合であっても大きなドレイン電流を流すことができるようになる。
【0026】
一方、ゲート電極Gに負の電圧を印加すると第1酸化シリコン膜41の界面に正孔が蓄積してソース電極S−ドレイン電極D間にはドレイン電流が流れない状態、すなわちソース型張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHの第2酸化シリコン膜42界面での電子蓄積領域を相殺して低減させる状態となる。さらに、ゲート電極Gに負の電圧を印加していくと、正孔の蓄積領域が第2酸化シリコン膜42側へ広がっていき、ソース側張り出し電極SHとドレイン側張り出し電極DHとの間隔L部の、第2酸化シリコン膜42界面でのリーク電流とトンネルリーク電流とを抑制できるようになる。
【0027】
また、ゲート活性層5内に設けられた拡散層5aによって、ソース側張り出し電極SHとドレイン側張り出し電極DHとの隙間でのリーク電流を積極的に低減できるようになる。
【0028】
つまり、本実施形態における半導体装置1では、ソース側張り出し電極SHの張り出し部分の先端と、ドレイン側張り出し電極DHの張り出し部分の先端との隙間の大きさおよび拡散層5aとによって、ドレイン電流とリーク電流とを制御することができる。
【0029】
次に、第5〜第7実施形態における半導体装置の構成とその動作について説明する。図5に示す第5実施形態の半導体装置1では、図1に示す第1実施形態の半導体装置1と同様な逆スタガー型から成り、基板2上に設けられたゲート電極G、第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、ゲート活性層5、ソース電極Sおよびドレイン電極D、第2酸化シリコン膜42を介してゲート活性層5上に配置されるソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHを備えている点で共通するが、ゲート活性層5に拡散層5a(図1参照)が設けられることなく、このゲート活性層5の導電型がチャネルの導電型と反対となっている点で相違する。
【0030】
このゲート活性層5としては、Nチャネル型の場合には極低濃度のP型、Pチャネル型の場合には極低濃度のN型から構成される。
【0031】
また、図6に示す第6実施形態では、図1に示す第1実施形態の半導体装置1と同様な逆スタガー型から成り、基板2上に設けられたゲート電極G、第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、ゲート活性層5、ソース電極Sおよびドレイン電極D、第2酸化シリコン膜42を介してゲート活性層5上に配置されるソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHを備えている点で共通するが、ゲート活性層5に拡散層5a(図1参照)が設けられることなく、ゲート活性層5のソース領域側およびドレイン領域側にLDD領域5bが各々設けられている点で相違する。
【0032】
第6実施形態における半導体装置1では、このLDD領域5bがゲート活性層5のゲート電極Gと対応する部分より外側に各々設けられている。
【0033】
さらに、図7に示す第7実施形態では、基板2上に設けられたゲート電極G、第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、ゲート活性層5、ソース電極Sおよびドレイン電極D、第2酸化シリコン膜42を介してゲート活性層5上に配置されるソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DH、ゲート活性層5のソース領域側およびドレイン領域側に各々設けられたLDD領域5bを備える点で第6実施形態と同様であるが、このLDD領域5bがゲート活性層5のゲート電極Gと対応する部分の端部にわずかに入る位置から外側に各々設けられている点で相違する。
【0034】
第5〜第7実施形態における半導体装置1では、基本的な動作は第1〜第4実施形態と同様であるが、ゲート活性層5をチャネルと反対の導電型にしたり、ゲート活性層5におけるソース領域側およびドレイン領域側の各々LDD領域5aを設けることで、ゲート活性層5に印加される電界を緩和してドレイン耐圧を高め、さらにリーク電流を低減することができるという特徴がある。
【0035】
次に、第8〜第10実施形態の説明を行う。図8〜図10に各々示す第8〜第10実施形態における半導体装置1は、図5〜図7に各々示す第5〜第7実施形態における半導体装置1の第1窒化シリコン膜31がゲート電極Gと基板2との間に配置されている点に特徴がある。
【0036】
また、ゲート電極Gより図中上側の構造としては、図8に示す第8実施形態と図5に示す第5実施形態とが対応し、図9に示す第9実施形態と図6に示す第6実施形態とが対応し、図10に示す第10実施形態と図7に示す第7実施形態とが対応している。
【0037】
半導体装置1としての動作は第5〜第7実施形態の半導体装置1と同様であるが、第8〜第10実施形態では、ゲート電極Gと基板2との間に第1窒化シリコン膜31が設けられていることから、ガラス基板等から成る基板2内に含まれているナトリウムイオン(Na)等のアルカリ金属イオンがゲート活性層5内に侵入することをより効果的に防止できリーク電流の低減を図ることができる。
【0038】
次に、第1〜第4実施形態における半導体装置の製造方法を順に説明する。図11〜図12は第1実施形態の製造方法を説明する断面図である。
【0039】
先ず、図11(a)に示すように、透明ほうけい酸ガラスから成る基板2上に例えばMo/Ta合金から成るゲート電極Gをスパッタリングおよびフォトリソグラフィーのエッチングにより形成する。厚さは例えば300nmである。この際、電界集中緩和等のためにテーパ形状(10〜20°)にした方がよい。
【0040】
次に、このゲート電極Gを覆う状態で基板2上に第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、非晶質シリコン膜51’、第2酸化シリコン膜42をプラズマCVD法によって連続成膜する。第1窒化シリコン膜31はSiH、NH、Nから成る反応ガスを使用し、第1酸化シリコン膜41および第2酸化シリコン膜42はSiH、Oから成る反応ガスを使用し、非晶質シリコン膜51’はSiHから成る反応ガスを使用して、各々約300℃の温度で形成する。
【0041】
また、第1窒化シリコン膜31は約200nm厚、第1酸化シリコン膜41は約50nm厚、非晶質シリコン膜51’は約30nm厚、第2酸化シリコン膜42は約50nm厚で形成する。ここで、第1窒化シリコン膜31の膜厚が他よりも厚いのは、ガラス基板からのNaコンタミネーション侵入を防止するためである。また、ゲート−ドレイン間のゲート耐圧、ソース側張り出し電極SH、ドレイン側張り出し電極DHのソースおよびドレイン耐圧を向上させるため、第1酸化シリコン膜41、第2酸化シリコン膜42の膜厚をさらに厚くしてもよい。ただし、第2酸化シリコン膜42はレーザ光照射によるアニールでの結晶化、活性化とのバランスを考慮する必要がある。
【0042】
次いで、図11(b)に示すように、第2酸化シリコン膜42上にレジストR1を塗布し、フォトリソグラフィーによってわずかな隙間を開け、第2酸化シリコン膜42をエッチングした後、1012〜1013cm−2程度の濃度のボロンイオンをドーピングする。その後、レジストR1をHSO:H=5:1の溶液にて剥離した後、一旦第2酸化シリコン膜42をHF:HO=1:5の溶液にてエッチングし、再びプラズマCVD(SiH、Oから成る反応ガス使用)にてよって50nm厚形成しておく。
【0043】
次に、図11(c)に示すように、第2酸化シリコン膜42上にレジストR2を形成し、レジストR2が形成された以外の部分の第2酸化シリコン膜42をHF:HO=1:5の溶液にてエッチングし、1014〜1015cm−2程度の濃度の燐イオンをドーピングする。そして、レジストR2をHSO:H=5:1の溶液にて剥離しておく。
【0044】
次いで、図12(a)に示すように、第2酸化シリコン膜42を覆うよう非晶質シリコン膜51’の上にN型非晶質シリコン膜52’をSiH、PHを反応ガスとしたプラズマCVDによって10nm厚形成する。このN型の濃度としては1014〜1015cm−2程度である。
【0045】
その後、レーザ光を照射して、非晶質シリコン膜51’、52’の脱水素、結晶化および活性化を図り、多結晶シリコン化したゲート活性層5および第酸化シリコン膜42から第1酸化シリコン膜41まで達するP型の拡散層5aを形成する。
【0046】
レーザ光としては、例えば波長308(nm)のエキシマレーザ光を使用し、空気中で約250mJ/cm照射する。この際、最初は非晶質シリコン膜51’、52’の溶融エネルギーより低いエネルギーで照射し、薄膜中から水素を追い出すようにしてから、溶融エネルギーより高いエネルギーで照射して結晶化および活性化を図る。
【0047】
次いで、図12(b)に示すようにレジストR3を形成し、ゲート電極G上に対応したN型多結晶シリコン膜52にわずかな隙間を開け(CFによるドライエッチング)、ソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHを形成し、レジストR3をHSO:H=5:1の溶液にて剥離する。
【0048】
その後、ソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHの上に、図示しないPSGおよび保護用窒化シリコン膜を常圧CVD法により形成し、フォーミングガス中で400℃3〜4時間程度の水素化アニール処理を行い、シリコンダングリングボンドをカットし、電子および正孔の電界効果移動度を改善し、リーク電流を低減させておく。
【0049】
そして、ソース領域およびドレイン領域と対応するPSGおよび保護用窒化シリコン膜に窓開けを行い、そこに図1に示すようなソース電極S、ドレイン電極Dを形成する。ソース電極S、ドレイン電極Dは、1%シリコン入りのアルミニウムをスパッタリングによって1000nm厚形成し、HPO+CHCOOH+HNO混合液によりエッチングを行い、アルミニウムシンター処理を行っておく。このような一連の処理によって第1実施形態における半導体装置1が完成する。
【0050】
次に、図13〜図15の断面図を用いて第2実施形態の製造方法を説明する。先ず、図13(a)に示すように、第1実施形態と同様なほうけい酸ガラスから成る基板2上にゲート電極G(テーパ付)、第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、非晶質シリコン膜51’、第2酸化シリコン膜42を連続成膜する。
【0051】
次に、図13(b)に示すようなレジストR1を第2酸化シリコン膜42上に形成し、レジストR1以外の部分の第2酸化シリコン膜42をHF:HO=1:5の溶液にてエッチングする。その後、燐イオンをドーピングし(1014〜1015cm−2)、レジストR1をHSO:H=5:1の溶液にて剥離しておく。
【0052】
次いで、図13(c)に示すように、レーザ光を照射して、非晶質シリコン膜51’の脱水素、結晶化および活性化を図り、多結晶シリコン化したゲート活性層5を形成する。レーザ光としては、例えば波長308(nm)のエキシマレーザ光を使用し、空気中で約250mJ/cm照射する。この際、最初は非晶質シリコン膜51’の溶融エネルギーより低いエネルギーで照射し、薄膜中から水素を追い出すようにしてから、溶融エネルギーより高いエネルギーで照射して結晶化および活性化を図る。
【0053】
次に、図14(a)に示すようなレジストR2を形成した後、ゲート電極G上に対応した第2酸化シリコン膜42にわずかな隙間を開け(HF:HO=1:5の溶液にてエッチング)、その隙間からゲート活性層5へボロンイオンをドーピングする(1012〜1013cm−2)。
【0054】
その後、レジストR2をHSO:H=5:1の溶液にて剥離し、一旦第2酸化シリコン膜42をHF:HO=1:5の溶液にて全面エッチングした後、図14(b)に示すよう、再びプラズマCVD(SiH、Oから成る反応ガス使用)にてよって50nm厚形成しておく。
【0055】
次に、図14(c)に示すように、不要な部分の第2酸化シリコン膜42をエッチングした状態で、その上を覆うようN型非晶質シリコン膜52’をプラズマCVDによって形成する。N型非晶質シリコン膜52’は、SiH、PHを反応ガスとして使用し、10nm厚形成する。また、このN型の濃度としては1014〜1015cm−2程度である。
【0056】
図15(a)に示すようなレジストR3を形成し、ゲート電極G上に対応したN型非晶質シリコン膜52’にわずかな隙間を開け(CFによるドライエッチング)、ソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHを形成し、レジストR3をHSO:H=5:1の溶液にて剥離する。
【0057】
そして、図15(b)に示すように、1000℃、10秒程度のRTA(Rapid Thermal Anneal)を行い、ゲート活性層5にP型の拡散層5aを形成する。このRTAにより、拡散層5aはゲート活性層5の第2酸化シリコン膜42側のわずかな深さのみに形成される状態となる。
【0058】
その後は、ソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHの上に、図示しないPSGおよび保護用窒化シリコン膜を常圧CVD法により形成し、フォーミングガス中で400℃3〜4時間程度の水素化アニール処理を行い、シリコンダングリングボンドをカットし、電子および正孔の電界効果移動度を改善し、リーク電流を低減させておく。
【0059】
そして、ソース領域およびドレイン領域と対応するPSGおよび保護用窒化シリコン膜に窓開けを行い、そこに図2に示すようなソース電極S、ドレイン電極Dを形成する。ソース電極S、ドレイン電極Dは、1%シリコン入りのアルミニウムをスパッタリングによって1000nm厚形成し、HPO+CHCOOH+HNO混合液によりエッチングを行い、アルミニウムシンター処理を行っておく。このような一連の処理によって第2実施形態における半導体装置1が完成する。
【0060】
次に、図16〜図17の断面図を用いて第3実施形態の製造方法を説明する。先ず、図16(a)に示すように、第1実施形態と同様なほうけい酸ガラスから成る基板2上にゲート電極G(テーパ付)、第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、非晶質シリコン膜51’、第2酸化シリコン膜42を連続成膜する。
【0061】
次に、図16(b)に示すようなレジストR1を第2酸化シリコン膜42上に形成し、レジストR1以外の部分の第2酸化シリコン膜42をHF:HO=1:5の溶液にてエッチングし、1014〜1015cm−2程度の濃度の燐イオンをドーピングする。その後、レジストR1をHSO:H=5:1の溶液にて剥離しておく。
【0062】
次いで、図16(c)に示すように、第2酸化シリコン膜42上を覆うようN型非晶質シリコン膜52’をプラズマCVDによって形成する。N型非晶質シリコン膜52’は、SiH、PHを反応ガスとして使用し、10nm厚形成する。また、このN型の濃度としては1014〜1015cm−2程度である。
【0063】
その後、図17(a)に示すようなレジストR2を形成し、ゲート電極G上に対応したN型非晶質シリコン膜52’および第2酸化シリコン膜42にわずかな隙間を開け、ソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHを形成する。そして、この状態でボロンイオンのドーピングを行い(1012〜1013cm−2)、P型の拡散層5aを形成する。
【0064】
P型の拡散層5aを形成した後はレジストR2をHSO:H=5:1の溶液にて剥離する。次に、図17(b)に示すように、レーザ光を照射して、非晶質シリコン膜51’およびN型非晶質シリコン膜52’の脱水素、結晶化および活性化を図り、多結晶シリコン化したゲート活性層5およびN型多結晶シリコン膜52を形成する。レーザ光としては、例えば波長308(nm)のエキシマレーザ光を使用し、空気中で約250mJ/cm照射する。この際、最初は非晶質シリコン膜51’およびN型非晶質シリコン膜52’の溶融エネルギーより低いエネルギーで照射し、薄膜中から水素を追い出すようにしてから、溶融エネルギーより高いエネルギーで照射して結晶化および活性化を図る。
【0065】
また、このレーザ光照射によってゲート活性層5ゲート活性層5の第1酸化シリコン膜42から第1酸化シリコン膜41まで達するP型の拡散層5aが形成される。
【0066】
その後、ソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHの上に、図示しないPSGおよび保護用窒化シリコン膜を常圧CVD法により形成し、フォーミングガス中で400℃3〜4時間程度の水素化アニール処理を行い、シリコンダングリングボンドをカットし、電子および正孔の電界効果移動度を改善し、リーク電流を低減させておく。
【0067】
そして、ソース領域およびドレイン領域と対応するPSGおよび保護用窒化シリコン膜に窓開けを行い、そこに図3に示すようなソース電極S、ドレイン電極Dを形成する。ソース電極S、ドレイン電極Dは、1%シリコン入りのアルミニウムをスパッタリングによって1000nm厚形成し、HPO+CHCOOH+HNO混合液によりエッチングを行い、アルミニウムシンター処理を行っておく。このような一連の処理によって第3実施形態における半導体装置1が完成する。
【0068】
次に、図18〜図19の断面図を用いて第4実施形態の製造方法を説明する。先ず、図18(a)に示すように、第1実施形態と同様なほうけい酸ガラスから成る基板2上にゲート電極G(テーパ付)、第1窒化シリコン膜31、第1酸化シリコン膜41、非晶質シリコン膜51’、第2酸化シリコン膜42を連続成膜する。
【0069】
次に、図18(b)に示すようなレジストR1を第2酸化シリコン膜42上に形成し、レジストR1以外の部分の第2酸化シリコン膜42をHF:HO=1:5の溶液にてエッチングし、1014〜1015cm−2程度の濃度の燐イオンをドーピングする。その後、レジストR1をHSO:H=5:1の溶液にて剥離しておく。
【0070】
次いで、図18(c)に示すように、第2酸化シリコン膜42上を覆う状態で非晶質シリコン膜51’上にN型非晶質シリコン膜52’をプラズマCVDによって形成する。N型非晶質シリコン膜52’は、SiH、PHを反応ガスとして使用し、10nm厚形成する。また、このN型の濃度としては1014〜1015cm−2程度である。
【0071】
そして、このN型非晶質シリコン膜52’の上からレーザ光を照射して、非晶質シリコン膜51’およびN型非晶質シリコン膜52’の脱水素、結晶化および活性化を図り、多結晶シリコン化したゲート活性層5およびN型多結晶シリコン膜52を形成する。レーザ光としては、例えば波長308(nm)のエキシマレーザ光を使用し、空気中で約250mJ/cm照射する。この際、最初は非晶質シリコン膜51’およびN型非晶質シリコン膜52’の溶融エネルギーより低いエネルギーで照射し、薄膜中から水素を追い出すようにしてから、溶融エネルギーより高いエネルギーで照射して結晶化および活性化を図る。
【0072】
次に、図19(a)に示すようなレジストR2を形成した後、ゲート電極G上に対応したN型多結晶シリコン膜52および第2酸化シリコン膜42にわずかな隙間を開け(HF:HO=1:5の溶液にてエッチング)、その隙間からゲート活性層5へボロンイオンをドーピングする(1012〜1013cm−2)。
【0073】
その後、レジストR2をHSO:H=5:1の溶液にて剥離し、図15(b)に示すように、1000℃、10秒程度のRTA(Rapid Thermal Anneal)を行い、ゲート活性層5にP型の拡散層5aを形成する。このRTAにより、拡散層5aはゲート活性層5の第2酸化シリコン膜42側のわずかな深さのみに形成される状態となる。
【0074】
その後は、ソース側張り出し電極SHおよびドレイン側張り出し電極DHの上に、図示しないPSGおよび保護用窒化シリコン膜を常圧CVD法により形成し、フォーミングガス中で400℃3〜4時間程度の水素化アニール処理を行い、シリコンダングリングボンドをカットし、電子および正孔の電界効果移動度を改善し、リーク電流を低減させておく。
【0075】
そして、ソース領域およびドレイン領域と対応するPSGおよび保護用窒化シリコン膜に窓開けを行い、そこに図4に示すようなソース電極S、ドレイン電極Dを形成する。ソース電極S、ドレイン電極Dは、1%シリコン入りのアルミニウムをスパッタリングによって1000nm厚形成し、HPO+CHCOOH+HNO混合液によりエッチングを行い、アルミニウムシンター処理を行っておく。このような一連の処理によって第4実施形態における半導体装置1が完成する。
【0076】
なお、上記製造方法では、主としてXeClレーザによる低温アニールによる半導体装置1の製造方法の例を示したが、高温アニールを用いて半導体装置1を製造する場合には、基板2として石英ガラス基板を用い、ゲート電極GとしてMo/Ta合金の代わりにn多結晶シリコンを用いるようにすればよい。
【0077】
また、上記半導体装置1の本実施形態では、第2絶縁層として第2酸化シリコン膜42を使用する例を説明したが、酸化シリコン膜のみならず、酸化シリコン膜/窒酸化シリコン膜や酸化シリコン膜/窒酸化シリコン膜/窒化シリコン膜、酸化シリコン膜/窒化シリコン膜等の多層膜を用いるようにしてもよい。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の半導体装置によれば次のような効果がある。すなわち、薄膜トランジスタから成る半導体装置において、ゲート活性層を中心としたゲート電極とは反対側の絶縁層界面にも電流が流れるため、従来と同じゲート電圧を印加した場合であってもより多くのドレイン電流を流すことが可能となる。
【0079】
また、ソース側張り出し電極およびドレイン側張り出し電極によるソース電圧およびドレイン電圧によって常にゲート電極と反対側の絶縁層界面がLDD構造と等価の役目を果たすようになり、ソース−ゲート間およびドレイン−ゲート間電界を緩和して大きな耐圧を得ることができるようになるとともに、大きなドレイン電流を流すことが可能となる。
【0080】
さらに、ソース側張り出し電極の張り出し部分の先端とドレイン側張り出し電極の張り出し部分の先端との間隔に対応するゲート活性層に、チャネルの導電型と反対の導電型から成る拡散層を備えていることで、ソース側張り出し電極とドレイン側張り出し電極との隙間でのリーク電流を積極的に低減できるようになる。
【0081】
また、ゲート活性層におけるソース領域側およびドレイン領域側の各々に設けられたLDD領域によって、ゲート活性層に印加される電界を緩和してドレイン耐圧を高めることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図2】第2実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図3】第3実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図4】第4実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図5】第5実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図6】第6実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図7】第7実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図8】第8実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図9】第9実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図10】第10実施形態における半導体装置を説明する概略断面図である。
【図11】第1実施形態の製造方法を説明する断面図(その1)である。
【図12】第1実施形態の製造方法を説明する断面図(その2)である。
【図13】第2実施形態の製造方法を説明する断面図(その1)である。
【図14】第2実施形態の製造方法を説明する断面図(その2)である。
【図15】第2実施形態の製造方法を説明する断面図(その3)である。
【図16】第3実施形態の製造方法を説明する断面図(その1)である。
【図17】第3実施形態の製造方法を説明する断面図(その2)である。
【図18】第4実施形態の製造方法を説明する断面図(その1)である。
【図19】第4実施形態の製造方法を説明する断面図(その2)である。
【符号の説明】
1 半導体装置 2 基板 5 ゲート活性層 21 シリコン基板
31 第1酸化シリコン膜 32 第2酸化シリコン膜
41 第1窒化シリコン膜 42 第2窒化シリコン膜
51 非晶質シリコン膜 D ドレイン電極 G ゲート電極
S ソース電極

Claims (3)

  1. 薄膜トランジスタから成る半導体装置において、
    ゲート活性層の長さ方向における一方側に設けられるソース領域と、
    前記ゲート活性層の長さ方向における他方側に設けられるドレイン領域と、
    前記ゲート活性層の厚さ方向における一方側に第1絶縁層を介して設けられるゲート電極と、
    前記ソース領域と導通する状態で前記ゲート電極側に張り出しており、その張り出し部分が前記ゲート活性層の厚さ方向における他方側に第2絶縁層を介して設けられるソース側張り出し電極と、
    前記ドレイン領域と導通する状態で前記ゲート電極側に張り出しており、その張り出し部分が前記ゲート活性層の厚さ方向における他方側に前記第2絶縁層を介して設けられ、かつ該張り出し部分の先端と前記ソース側張り出し電極の張り出し部分の先端との間に所定の間隔が設けられているドレイン側張り出し電極と、
    前記ソース側張り出し電極と前記ドレイン側張り出し電極との隙間に対応する前記ゲート活性層内に設けられ、該ゲート活性層のチャネルの導電型と反対の導電型から成る拡散層と
    を備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記拡散層は、前記ゲート活性層の厚さ方向における一方側の端から他方側の端にかけて形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記拡散層は、前記ゲート活性層の厚さ方向における他方側の端から該ゲート活性層の中央部分まで形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
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