JP3563806B2 - 収納ボックスのリッド及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は収納ボックスのリッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の収納ボックスの開口部を開閉するリッドに関して、樹脂製のインナパネルと樹脂製のアウタパネルとのいずれか一方に起立片を設け、該起立片と他方の内面とを互いに振動溶着させることによってリッドを形成したものは一般に知られている(実開平1−162842号公報参照)。また、特開平5−77320号公報には、樹脂製の上ケースと樹脂製の下ケースとを両者間にスクリーンを挟持した状態で振動溶着させたものが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上述の如き収納ボックスのリッドをインナパネルとアウタパネルとの振動溶着によって形成するものにおいて、該リッドのロック手段をインナとアウタの両パネル間にネジ部品その他の締結部材を用いずに簡単に且つ確実に保持することができるようにすることにある。
【0004】
すなわち、上記従来技術のリッドの場合、インナ及びアウタの両パネル間にロック手段を組込もうとすると、その固定のためのネジ部品を必要とするとともに、該ネジ部品を適用するボスを上記振動溶着のための起立片とは別に設ける必要がある。このため、パネルないしはリッドの構造が複雑なものになり、例えばパネルの成形に割り型を用いる必要を生ずるなどしてリッドの製作が面倒なものになるとともに、その製作コストも高くなり、さらにはネジ部品の弛みによるロック手段のガタツキという問題もある。
【0005】
これに対して、上記従来技術のうち後者のようにロック手段をインナとアウタの両パネル間に挟持することも考えられるが、スクリーンとは違ってロック手段は一般には金属製で重いものであるため、これを両パネル間でずれ動かないように強固に挟持することは難しい。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題に対し、リッドのインナパネルに切欠きや突出部を設けてロック手段を確実に且つ簡単に保持することができるようにするものである。
【0007】
すなわち、請求項1に係る発明は、樹脂製のアウタパネルと樹脂製のインナパネルとが合わされて形成され一端に収納ボックスの開閉のための軸支部が設けられたリッド本体と、該リッド本体の他端側の上記両パネル間に設けられ該リッド本体を閉じ状態に保つためのロック手段とを備えている収納ボックスのリッドにおいて、
上記インナパネルは、その他端に上記アウタパネル側へ突出したフランジ部を備え、該フランジ部に上記アウタパネル側に開口した切欠きが形成されているとともに、該インナパネルの本体部には上記ロック手段の位置決めのための上記アウタパネル側に突出した位置決め用突出部を備え、
上記ロック手段は、上記リッド本体の他端側に突出し上記インナパネルの切欠きに嵌合する突出部と、上記インナパネルの位置決め用突出部が貫通状態に嵌合する嵌合部とを備えていて、
上記ロック手段の突出部がインナパネルの切欠きに嵌合し、該インナパネルの位置決め用突出部がロック手段の嵌合部に嵌合し、該インナパネルのフランジ部及び位置決め用突出部の各々の先端部と上記アウタパネルの内面とが振動溶着しており、該インナパネルとアウタパネルとの間に上記ロック手段が挟持されていることを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、上記請求項1に係る発明において、そのインナパネルの位置決め用突出部が略L字状に形成され、ロック手段は嵌合部に代えてこの略L字状の位置決め用突出部に係合する略L字状の角部を有する延設壁を備えていることを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、上記請求項1に係る収納ボックスのリッドの製造に適した方法であって、
上記インナパネルの他端に上記アウタパネル側へ突出したフランジ部を設け、該フランジ部に上記アウタパネル側に開口した切欠きを形成しておくとともに、該インナパネルの本体部には上記ロック手段の位置決めのための上記アウタパネル側に突出した位置決め用突出部を設けておき、
上記ロック手段には、上記リッドの他端側に突出し上記インナパネルの切欠きに嵌合させる突出部と、上記インナパネルの位置決め用突出部を貫通状態に嵌合させる嵌合部とを設けておき、
上記アウタパネルには、その他端から上記インナパネル側に突出したフランジ部と、該アウタパネル本体部から上記インナパネル側に突出したリブを設けておき、
上記ロック手段の突出部をインナパネルの切欠きに嵌合する一方、該インナパネルの位置決め用突出部をロック手段の嵌合部に嵌合させ、
上記アウタパネルを上記インナパネルに合わせ、上記ロック手段がフランジ部の長手方向へ移動することを上記インナパネルの切欠きと位置決め用突出部とによって規制し、該ロック手段が上記フランジ部の長手方向と直交する方向へ移動することを上記アウタパネルのフランジ部とリブとによって規制しながら、上記アウタパネルをフランジ部の長手方向に振動させることにより、上記インナパネルのフランジ部及び位置決め用突出部の各々の先端部と上記アウタパネルの内面とを振動溶着させることを特徴とする。
【0010】
【作用】
請求項1に係る発明においては、ロック手段は、インナとアウタの両パネルによって挟持されているとともに、該ロック手段の突出部とインナパネルのフランジ部の切欠きとの嵌合、及び該ロック手段の嵌合部とインナパネルの位置決め用突出部との嵌合によってインナパネルに対して保持されるため、該ロック手段の固定のためのネジ部品は不要になるとともに、インナやアウタのパネルにネジ部品のためのボスを設ける必要もない。また、このようにロック手段の保持にネジ部品が必要でないということは、該ネジ部品の弛みに伴うロック手段のガタツキという問題もなくなるということである。
【0011】
そうして、上記ロック手段をずれ動かないように保持する手段は、インナパネルの切欠きや位置決め用突出部であり、また、位置決め用突出部はアウタパネルと振動溶着する部位も兼ね備えているため、該インナパネルが格別に複雑なものになることはない。もちろん、ロック手段自体に関しても、突出部と嵌合部とを設けるだけであるから、それが複雑なものになることはない。
【0012】
請求項2に係る発明においては、インナパネルの位置決め用突出部を略L字状に形成し、これにロック手段の延設壁の略L字状の角部を係合させるようにしたから、請求項1に係る発明と同様の作用が得られ、しかも、延設壁には請求項1に係る発明の場合のような突出部を貫通させるための貫通部を設ける必要がなく、構造が簡単になる。
【0013】
また、請求項3に係る発明においては、インナパネルとアウタパネルとを振動溶着させる際に、ロック手段が当該振動方向にずれ動くことが該インナパネルのフランジ部の切欠きとロック手段の位置決め用突出部とによって阻止され、また、ロック手段が上記振動方向と直交する方向へずれ動くことが上記アウタパネルのフランジとリブとによって阻止されるから、当該振動溶着を円滑に行なうことができ、また、該溶着後もロック手段をリッド本体に対してずれ動くことが防止される。
【0014】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、インナパネルのフランジ部に切欠きを形成してこれにロック手段の突出部を嵌合し、また、インナパネル本体部に位置決め用突出部を設けてこれをロック手段の嵌合部に嵌合し、該インナパネルのフランジ部及び位置決め用突出部の各々の先端部と上記アウタパネルの内面とを振動溶着させて、この両パネルによって上記ロック手段を挟持するようにしたから、ネジ部品等の締結部品を用いることなく、ロック手段を両パネル間に簡単に且つ確実に保持することができ、しかも、この両パネルやロック手段が複雑なものになることはなく、割り型等の高価な金型を用いずにこれらの部品を作ることができ、コストの低減に有利になる。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、インナパネルの位置決め用突出部が略L字状に形成され、ロック手段はこの略L字状の位置決め用突出部に係合する略L字状の角部を有する延設壁を備えているから、請求項1に係る発明と同様の効果が得られ、さらにロック手段の構造も簡単になる。
【0016】
請求項3に係る発明によれば、インナとアウタの両パネルを互いに振動溶着させるにあたって、インナパネルのフランジ部に切欠きを形成してこれにロック手段の突出部を嵌合し、該インナパネル本体部に位置決め用突出部を設けてこれをロック手段の嵌合部に嵌合する一方、アウタパネルにはインナパネル側に突出したフランジ部とリブを設けておき、上記の各嵌合によって上記ロック手段が当該振動方向へ移動することを規制し、該ロック手段が当該振動方向と直交する方向へ移動することをアウタパネルのフランジ部とリブとによって規制するようにしたから、当該振動溶着作業を円滑に行なうことができ、しかも、ロック手段をリッド本体に対して確実に固定することができ、さらに、リッドの製作コストの低減にも有利になる。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0018】
<全体構造>
図1において、1は自動車のインストルメントパネルであり、該インストルメントパネル1にグローブボックスである収納ボックス3が組込まれている。この収納ボックス3は、図2及び図3に示すように物品を収容するボックス部5の前面にリッド7が一体に設けられたものである。
【0019】
すなわち、上記収納ボックス3は、リッド7の下端部に設けられた軸支部9を中心に手前に回転させて引き出すことによりボックス部5をインストルメントパネル1の開口部1aから露出させる形式のものであり、リッド7はインストルメントパネル1の開口部1aを開閉するようになっている。そして、リッド7の上端部に該リッド7を、つまりは収納ボックス3をインストルメントパネル1に対して閉じ状態に保持するロック手段11が設けられている。
【0020】
上記リッド7の軸支部9は、該リッド背面の左右の各部に設けられた軸心が左右方向に水平に延びる半円筒状のものであり、インストルメントパネル1の開口部に設けられた支軸(図示省略)に回転自在に嵌合している。また、上記ボックス部5の左右の壁には、収納ボックス3を開動させた際にインストルメントパネル1の開口縁に係合し、該収納ボックス3の開動角度を規制するストッパ13が設けられている。
【0021】
<リッド7の構造>
図4に示すように、リッド7は、樹脂製のインナパネル15と樹脂製のアウタパネル17とよりなるリッド本体を備え、該両パネル15,17間に上記ロック手段11が設けられている。以下では、リッド7の説明の便宜上、上下・左右の概念を用いるが、上下はインストルメントパネル1の開口部1aをリッド7が閉じた状態を基準とするものである。また、左右は自動車の左右に対応する。
【0022】
なお、特許請求の範囲の欄でいう一端は実施例では下になり、他端は上になるが、一端・他端を上下に限定するものではない。
【0023】
−インナパネル15−
上記インナパネル15は、インナパネルの本体部19の上端にアウタパネル17側に突出したフランジ部21を備えている。インナパネルの本体部19は上記ロック手段11を収容する部位が窪んでいて、該窪み部19aにアウタパネル17側に突出したロック手段位置決め用突出部23が設けられている。
【0024】
上記フランジ部21にはアウタパネル17側に開口した2つの矩形状の切欠き25,25が左右に間隔をおいて形成されている。インナパネルの本体部19とフランジ部21との境界部に、上記ロック手段11のロック部材20が係脱するインストルメントパネル1に突設されたストライカ(図示省略)が出入りするストライカ用窓27が開口している。このストライカはインストルメントパネル1の開口縁の上部に設けられ、収納ボックス3を該インストルメントパネル1に対して閉じ状態に保持するものである。
【0025】
−アウタパネル17−
上記アウタパネル17は、アウタパネルの本体部29の上端にインナパネル15側に突出したフランジ部31を備えている。アウタパネルの本体部29は上記インナパネル15の窪み部19aに対応する窪み部29aが形成されているとともに、該窪み部29aに上記ロック手段11の一部が露出する窓29bが形成されている。
【0026】
上記窪み部29aの内面にはインナパネル15側に突出した左右方向に延びる2つのリブ33,33が左右に間隔をおいて設けられ、さらに該リブ33,33の上方の上記窓29bの縁にインナパネル15側に突出した溶着用突起34,34が設けられている。また、上記アウタパネルの本体部29とフランジ部31との境界部にはインナパネル15側に突出した2つの溶着用突起35,35が左右に間隔をおいて設けられている。上記リブ33は、ロック手段11の位置決めとインナパネル15に対する溶着とに兼用されているものであり、上側の面(ロック手段11側の面)は先端にいくに従って下方へ傾斜している。
【0027】
−ロック手段11−
上記ロック手段11は、上記ロック部材20が収納された箱状の本体部37を備え、該本体部37のアウタパネル17側の面に上記ロック部材20の出入を操作するレバー39が枢支されている。
【0028】
上記ロック手段本体部37の上端には上記インナパネル15のフランジ部21の切欠き25,25に嵌合する2つの突出部41,41が左右に間隔をおいて設けられている。この突出部41は、ロック手段11をインナパネル15の窪み部19aに収めたときに上記切欠き25に嵌合するように、本体部37のアウタパネル17側の壁の一部を上方へ突出させてなり、その厚さは上記切欠き25の深さよりも若干薄くなっている。
【0029】
また、上記ロック手段本体部37には、インナパネル15側の壁を下方へ延ばしてなる延設壁43が設けられていて、該延設壁43の中央に上記インナパネル15の位置決め用突出部23が上下に貫通した状態に嵌合する下方へ開口した嵌合部(切欠き)45が形成されている。延設壁43の先端面は、上記アウタパネル17のリブ33の傾斜した上側の面が当接するものであり、該リブ33の上側面に対応して傾斜している。
【0030】
−ロック手段11及びパネル15,17の具体的な関係−
図5及び図6に示すように、ロック手段11がインナパネル15の窪み部19aに収容されて、上端の突出部41,41がインナパネル15のフランジ部21の切欠き25,25に嵌合し、下端の嵌合部45にインナパネル15の位置決め用突出部23が貫通状態に嵌合している。
【0031】
一方、アウタパネル17がインナパネル15に被せられて、ロック手段11の突出部41,41の先端面がアウタパネル17のフランジ部31に当接している一方、アウタパネル17のリブ33,33の傾斜した上側面がロック手段11の下側延設壁43の傾斜した先端面に当接している。
【0032】
そして、上記インナパネル15のフランジ部21の先端面がアウタパネル17の上端部内面に振動溶着し、アウタパネル17のリブ33,33の先端面がインナパネル15の窪み部19aに振動溶着している。また、アウタパネル17の上端の溶着用突起35,35がロック手段11の突出部41,41に振動溶着し、下端の溶着用突起34,34がロック手段11の下側延設壁43に振動溶着している。ロック手段11の操作レバー39はアウタパネル17の窓29aに配置されている。
【0033】
<リッド7の製造方法>
内面が上になるように設けたインナパネル15の窪み部19aにロック手段11を入れて、該ロック手段11の上端の突出部41,41をインナパネル15のフランジ部21の切欠き25,25に嵌合させ、下端の嵌合部45にインナパネル15の位置決め用突出部23を嵌合させる。この両嵌合によって、ロック手段11は、インナパネル15に対する左右、すなわちフランジ部21の長手方向の位置決めがなされるとともに、該左右方向への移動が規制される。
【0034】
そして、上記インナパネル15にアウタパネル17を被せる。このアウタパネル17のリブ33,33の先端面はロック手段11の下側延設壁43の傾斜した先端面に案内されてインナパネル15の窪み部19aに当接し、ロック手段11はリブ33,33に押されてアウタパネル17のフランジ部31側に移動し、該フランジ部31に突出部41,41の先端面が当接する。ロック手段11は、このアウタパネル17のフランジ部31及びリブ33との当接によって上下の位置決めがなされるとともに、該上下方向への移動が規制される。
【0035】
そうして、上記アウタパネル17をインナパネル15及びロック手段11に対して押し付けながら左右方向、すなわちフランジ部31の長手方向に振動させることにより、アウタパネル17の上端部内面とインナパネル15のフランジ部21の先端面との振動溶着、アウタパネル17のリブ33,33の先端面とインナパネル15の窪み部19aとの振動溶着、アウタパネル17の上端の溶着用突起35,35とロック手段11の突出部41,41との振動溶着、下端の溶着用突起34,34とロック手段11の下側延設壁43との振動溶着を行なう。
【0036】
ロック手段11は、上述の如く左右方向(すなわち振動方向)への移動が規制されているとともに、上下方向(すなわち当該振動方向と直交する方向)への移動が規制されているから、上記アウタパネル17の振動溶着の際にずれ動くことがなく、該溶着作業は簡単に且つ円滑なものになり、溶着不良を防止する上で有利になる。
【0037】
<他の実施例>
本例については図7及び図8に要部のみが示されている。すなわち、インナパネル15については、該インナパネルの本体部19の窪み部19aに、先の位置決め用突出部23に代えて、各々左右方向に延びる辺と上下方向に延びる辺とからなる一対の互いに向合う略L字状の位置決め用突出部51,53が設けられている点が先の実施例と異なる。この位置決め用突出部51,53は、ロック手段11の延設壁43の先端両側の角部43a,43aがそれぞれ係合するものである。
【0038】
従って、当該延設壁43には先の実施例のような嵌合部は設けられていない。また、アウタパネル17に関しては、該アウタパネルの本体部29の窪み部29aに先の実施例と同様の溶着用突起54,54が設けられているが、リブは設けられていない。
【0039】
本例の場合、ロック手段11は、その上端の突出部41とインナパネル15の切欠き25との嵌合、及び延設壁43と上記位置決め用突出部51,53との係合によって左右の位置決めがなされるとともに、該左右方向への移動が規制される。また、ロック手段11は、その上端の突出部41とアウタパネル17のフランジ部31との当接、及び延設壁43と上記位置決め用突出部51,53との係合によって上下の位置決めがなされるとともに、該上下方向への移動が規制される。
【0040】
なお、上記収納ボックス3はボックス部5とリッド7とが一体になったものであるが、ボックス部とリッドとが別体になった収納ボックスであっても、本発明を適用できることはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のインストルメントパネルの斜視図
【図2】収納ボックスを前面側からみた斜視図
【図3】収納ボックスを背面側からみた斜視図
【図4】リッドの一部の分解斜視図
【図5】図4のA−A線におけるリッドの断面図
【図6】図4のB−B線におけるリッドの断面図
【図7】他の実施例のリッドの一部の分解斜視図
【図8】図7のC−C線におけるリッドの断面図
【符号の説明】
1 インストルメントパネル
3 収納ボックス
5 ボックス部
7 リッド
9 軸支部
11 ロック手段
15 インナパネル
17 アウタパネル
19 インナパネルの本体部
21 フランジ部
23 位置決め用突出部
25 切欠き
27 ストライカ用窓
29 アウタパネルの本体部
31 フランジ部
33 リブ
34,54 溶着用突起
35 溶着用突起
41 突出部
43 延設壁
43a 角部
45 嵌合部
51,53 略L字状の位置決め用突出部

Claims (3)

  1. 樹脂製のアウタパネルと樹脂製のインナパネルとが合わされて形成され一端に収納ボックスの開閉のための軸支部が設けられたリッド本体と、該リッド本体の他端側の上記両パネル間に設けられ該リッド本体を閉じ状態に保つためのロック手段とを備えている収納ボックスのリッドにおいて、
    上記インナパネルは、その他端に上記アウタパネル側へ突出したフランジ部を備え、該フランジ部に上記アウタパネル側に開口した切欠きが形成されているとともに、該インナパネルの本体部には上記ロック手段の位置決めのための上記アウタパネル側に突出した位置決め用突出部を備え、
    上記ロック手段は、上記リッド本体の他端側に突出し上記インナパネルの切欠きに嵌合する突出部と、上記インナパネルの位置決め用突出部が貫通状態に嵌合する嵌合部とを備えていて、
    上記ロック手段の突出部がインナパネルの切欠きに嵌合し、該インナパネルの位置決め用突出部がロック手段の嵌合部に嵌合し、該インナパネルのフランジ部及び位置決め用突出部の各々の先端部と上記アウタパネルの内面とが振動溶着しており、該インナパネルとアウタパネルとの間に上記ロック手段が挟持されていることを特徴とする収納ボックスのリッド。
  2. 樹脂製のアウタパネルと樹脂製のインナパネルとが合わされて形成され一端に収納ボックスの開閉のための軸支部が設けられたリッド本体と、該リッド本体の他端側の上記両パネル間に設けられ該リッド本体を閉じ状態に保つためのロック手段とを備えている収納ボックスのリッドにおいて、
    上記インナパネルは、その他端に上記アウタパネル側へ突出したフランジ部を備え、該フランジ部に上記アウタパネル側に開口した切欠きが形成されているとともに、該インナパネルの本体部には上記ロック手段の位置決めのための上記アウタパネル側に突出した略L字状の位置決め用突出部を備え、
    上記ロック手段は、上記リッド本体の他端側に突出し上記インナパネルの切欠きに嵌合する突出部と、上記インナパネルの位置決め用突出部に係合する略L字状の角部を有する延設壁とを備えていて、
    上記ロック手段の突出部がインナパネルの切欠きに嵌合し、該インナパネルの位置決め用突出部がロック手段の延設壁に係合し、該インナパネルのフランジ部及び位置決め用突出部の各々の先端部と上記アウタパネルの内面とが振動溶着しており、該インナパネルとアウタパネルとの間に上記ロック手段が挟持されていることを特徴とする収納ボックスのリッド。
  3. 樹脂製のアウタパネルと樹脂製のインナパネルとが合わされて形成され一端に収納ボックスの開閉のための軸支部が設けられたリッド本体と、該リッド本体の他端側の上記両パネル間に設けられ該リッド本体を閉じ状態に保つためのロック手段とを備えている収納ボックスのリッドの製造方法であって、 上記インナパネルの他端に上記アウタパネル側へ突出したフランジ部を設け、該フランジ部に上記アウタパネル側に開口した切欠きを形成しておくとともに、該インナパネルの本体部には上記ロック手段の位置決めのための上記アウタパネル側に突出した位置決め用突出部を設けておき、
    上記ロック手段には、上記リッド本体の他端側に突出し上記インナパネルの切欠きに嵌合させる突出部と、上記インナパネルの位置決め用突出部を貫通状態に嵌合させる嵌合部とを設けておき、
    上記アウタパネルには、その他端から上記インナパネル側に突出したフランジ部と、該アウタパネルの本体部から上記インナパネル側に突出したリブを設けておき、
    上記ロック手段の突出部をインナパネルの切欠きに嵌合する一方、該インナパネルの位置決め用突出部をロック手段の嵌合部に嵌合させ、
    上記アウタパネルを上記インナパネルに合わせ、上記ロック手段がフランジ部の長手方向へ移動することを上記インナパネルの切欠きと位置決め用突出部とによって規制し、該ロック手段が上記フランジ部の長手方向と直交する方向へ移動することを上記アウタパネルのフランジ部とリブとによって規制しながら、上記アウタパネルをフランジ部の長手方向に振動させることにより、上記インナパネルのフランジ部及び位置決め用突出部の各々の先端部と上記アウタパネルの内面とを振動溶着させることを特徴とする収納ボックスのリッドの製造方法。
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