JP3562886B2 - 平面回転装置 - Google Patents
平面回転装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3562886B2 JP3562886B2 JP29987895A JP29987895A JP3562886B2 JP 3562886 B2 JP3562886 B2 JP 3562886B2 JP 29987895 A JP29987895 A JP 29987895A JP 29987895 A JP29987895 A JP 29987895A JP 3562886 B2 JP3562886 B2 JP 3562886B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- cable
- body mechanism
- cover
- rotating device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
- Flexible Shafts (AREA)
- Manipulator (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面回転装置に関し、特に、スリップリングを用いることなく回転する回転体機構部に電源等を供給するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種の平面回転装置としては、一般に、図5及び図6で示す構成が採用されていた。すなわち、図5及び図6において符号10で示されるものはベース体9上に軸受8を介して平面回転自在に設けられた回転体機構部であり、この回転体機構部10は、その中に設けられた周知の駆動体によって自転することができるように構成されている。
前記回転体機構部10上にはスリップリング13が設けられ、このスリップリング13には固定配設された刷子ホルダ12のブラシ11が接触し、外部からの電源の回転体機構部10への供給及び出力信号の取出しが行われるように構成されている。さらに、前記ベース体に設けられた外装カバーはスリップリング13をほぼ覆うように設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の平面回転装置は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、スリップリングは個別の信号ごとに各々溝を必要とするため、信号の数に応じてスリップリングの高さが高くなり、かつ、装置全体の高さも高く大きい形状となっていた。また、スリップリングとブラシは、その信号の種類等に応じて材料等を変更する必要があり、製作には多大のコストとノウハウの蓄積を必要としていた。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、スリップリングを用いることなく回転する回転体機構部に電源等を供給するようにした平面回転装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による平面回転装置は、ベース体上に回転自在に設けられ半球状をなす回転体機構部に外部から電源を供給し、前記回転体機構部を回転させるようにした平面回転装置において、前記回転体機構部に設けられた円筒カバーと、前記円筒カバーの上部に設けられた長手形状のケーブルガイドと、前記回転体機構部の外面に取付けられた回転体受電部と、前記ケーブルガイド上に載置され前記回転体受電部に接続されると共に、前記回転体機構部に電源を供給するための曲折自在なケーブルと、前記ベース体に設けられ前記円筒カバーの上部の一部を覆うように設けられた外装カバーとを備え、前記回転体機構部上の前記ケーブルはケーブルクランプを介して曲折した状態で前記外面に固定され、前記回転体 受電部は前記上部より下方に位置している構成である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明による平面回転装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。
図1及び図2において符号10で示されるものは、ベース体9上に軸受8を介して平面回転自在に設けられた半球状をなす回転体機構部であり、この回転体機構部10は、その中に設けられた周知の駆動体によって自転することができるように構成されている。
前記回転体機構部10には円筒状をなす円筒カバー6が固定して設けられており、この円筒カバー6の上部6aには長手形状をなすと共にチャンネル状のケーブルガイド5が設けられている。このケーブルガイド5上に載置されたケーブル3は、前記回転体機構部10の外面10aに設けられた回転体受電部1にコネクタ2を介して接続され、かつ、回転体機構部10の外面10a上に複数回曲折した状態でケーブルクランプ4を用いて固定されている。このベース9に設けられた外装カバー7の上部カバー7aは前記円筒カバー6の上部6a上の一部を覆うように構成されており、この上部6aと上部カバー7aとの間の間隔Dはケーブル3の直径よりも小となるように構成されている。尚、前記回転体機構部10に設けられた前記回転体受電部1は、前記上部6aよりも下方に位置している。
【0007】
前記ケーブル3は、曲折自在に構成するため、可撓性のある複数の芯線3aで構成された多芯の電線3Aを複数本束ねて可撓性チューブ3Bで覆い、この可撓性チューブ3Bの外側を金属の網チューブ3Cで覆って構成されている。従って、このケーブル3は極めて可撓性にすぐれており、かつ、外面が網チューブ3Cであるためケーブル3と回転体機構部10との接触時の接触抵抗も極めて小さい状態に保たれ、ケーブル3のよじれ及び引掛かりを回避するように構成されている。
【0008】
従って、このケーブル3を介して回転体機構部10を回転させた場合、ケーブル3は回転体機構部10に引掛かることもなくかつよじれも発生せず、さらには、回転体機構部10が大きく左右何れかの方向に回転する場合でも、ケーブル3はケーブルガイド5上を滑動して案内されると共に、前記間隔D内にケーブル3が入り込むこともなく、ケーブル3の存在に拘わらず回転体機構部10の回転を行うことができる。
【0009】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。すなわち、従来のスリップリングの代わりに接触抵抗の少ないケーブルを用いて電源等の供給及び取出しを行っているため、スリップリング時に発生していたような接触不良等もなく、信頼性を大幅に向上させることができる。また、スリップリングよりも形状を小型化し、かつ、コストダウンを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による平面回転装置を示す平面図である。
【図2】図1の断面図である。
【図3】ケーブルを示す断面図である。
【図4】ケーブルの斜視図である。
【図5】従来の平面回転装置を示す断面構成図である。
【図6】図1の要部の平面図である。
【符号の説明】
3 ケーブル
3a 芯線
3A 電線
3B 可撓性チューブ
3C 網チューブ
5 ケーブルガイド
6 円筒カバー
6a 上部
7 外装カバー
9 ベース体
10 回転体機構部
10a 外面
Claims (1)
- ベース体(9)上に回転自在に設けられ半球状をなす回転体機構部(10)に外部から電源を供給し、前記回転体機構部(10)を回転させるようにした平面回転装置において、前記回転体機構部(10)に設けられた円筒カバー(6)と、前記円筒カバー(6)の上部(6a)に設けられた長手形状のケーブルガイド(5)と、前記回転体機構部(10)の外面 (10a)に取付けられた回転体受電部(1)と、前記ケーブルガイド(5)上に載置され前記回転体受電部(1)に接続されると共に、前記回転体機構部(10)に電源を供給するための曲折自在なケーブル(3)と、前記ベース体(9)に設けられ前記円筒カバー(6)の上部(6a)の一部を覆うように設けられた外装カバー(7)とを備え、前記回転体機構部 (10) 上の前記ケーブル (3) はケーブルクランプ (4) を介して曲折した状態で前記外面 (10a) に固定され、前記回転体受電部 (1) は前記上部 (6a) より下方に位置していることを特徴とする平面回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29987895A JP3562886B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 平面回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29987895A JP3562886B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 平面回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09148031A JPH09148031A (ja) | 1997-06-06 |
JP3562886B2 true JP3562886B2 (ja) | 2004-09-08 |
Family
ID=17878053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29987895A Expired - Fee Related JP3562886B2 (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 平面回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3562886B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP29987895A patent/JP3562886B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09148031A (ja) | 1997-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3821496A (en) | Electrical conductor adjusting means for medical diagnostic equipment | |
US4646987A (en) | Take-up reel for tape containing conductors | |
US6628338B1 (en) | Direct drive electric motor apparatus incorporating slip ring assembly | |
JPS62136392A (ja) | 産業用ロボツトのケ−ブル処理装置 | |
JPH0542574Y2 (ja) | ||
JP3562886B2 (ja) | 平面回転装置 | |
CN213499193U (zh) | 走线结构及机械臂 | |
KR840002438B1 (ko) | 릴 조립체 | |
JPS62213992A (ja) | 産業用ロボツトのケ−ブル処理装置 | |
JPH08324896A (ja) | 導線ケーブル巻取装置 | |
JP3708344B2 (ja) | 回転体接続装置 | |
JP2771265B2 (ja) | ケーブル収納装置及びクレーン | |
JPH06318045A (ja) | 回動表示装置 | |
JPH01129699A (ja) | ケーブル自動巻き上げ型イヤホーン装置 | |
FI914067A0 (fi) | Anordning foer vaexelriktningstvinning. | |
CN211201436U (zh) | 一种长寿命的指纹识别智能门锁 | |
JPH0227586Y2 (ja) | ||
JPH05128923A (ja) | 中空撚線の製造方法 | |
KR960030263A (ko) | 와이어링 하네스용 테이프권취장치 | |
JPH042420U (ja) | ||
JPH0679684A (ja) | ロボットの手首機構 | |
JPH0531780Y2 (ja) | ||
JP2507990B2 (ja) | 電力、信号伝達装置 | |
JPH0236227Y2 (ja) | ||
SU1280664A2 (ru) | Токоподвод |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040129 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040402 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040525 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040601 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |