JP3562087B2 - 助手席用エアバッグ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は展開時の形状を一部に施した制御用縫製によってコントロールする助手席用エアバッグ袋体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
エアバッグ装置は、車両衝突時にエアバッグを膨張させることにより乗員を拘束する装置であり、通常、ガス発生器であるインフレータと、インフレータのガスにより膨張するエアバッグと、上記インフレータを該エアバッグと共に囲繞収納するエアバッグケースとで構成されている。
【0003】
ところで、上記エアバッグをタイミングよく所定の展開形状にするために、エアバッグの一部に前記制御用縫製を施すことがある。具体的には、例えば特開平4−166454号公報に示されるように、乗員を受け止める面が2段階で展開するように、乗員側布の外周部の一部を2つ折りすると共に、その基部を上記制御用縫製により縫合し、エアバッグの内圧がある値を越えた時点でこの部分の縫製糸が自動的に破断されるように構成したものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のエアバッグでは、上記制御用縫製がエアバッグの本体を構成する部分に直接施されていることから、縫製方法と縫製糸とを厳選して上記制御用縫製を施さねばならず、さらにエアバッグの展開初期の形状の制御が困難であるという問題がある。
【0005】
本発明は叙上の如き実状に対処し、制御用縫製の方法や糸あるいは上記エアバッグの内圧に自由度を確保すると共に、エアバッグの形状を展開初期からコントロールすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記目的に適合する本発明の助手席用エアバッグの特徴は、膨張形状が概略横倒四角錐状をなし、この四角錐の上面部布と下面部布の各両側縁部から夫々略三角形状の側面部布を延出し、これら側面部布の対向する縁部同士を縫合する一方、上記側面部布の底面部布側の縁部とこの底面部布の両側縁部とを夫々縫合してなるエアバッグにおいて、上記底面部布の対向縁部同士の縫製の残り代と、上記底面部布側の縫製の下側の残り代とを重合し、エアバッグの所定の展開圧力によって破断する第1の制御用縫製により縫合すると共に、さらに底面部布の下部とエアバッグ口元部下側の補強布とを重合し、同じくエアバッグの展開圧力によって破断する第2の制御用縫製により縫合したところにある。
【0007】
【作用】
上記本発明のエアバッグにおいては、底面部布をエアバッグの口元部下部に重合して縫合していることから、インフレータガスをこの重合部分で整流することが可能であり、これにより展開初期にエアバッグのアッパー側もしくはロア側を早期に展開させることができる。
【0008】
また、第1、第2の2つの制御用縫製を施したことによって、これら縫製の破断直前にエアバッグが乗員側に開いたすり鉢形状となり、エアバッグが上下左右に充分展開した後に上記各制御用縫製が破断することから、エアバッグを段階的に展開させることができる。
【0009】
そして、この場合、上記第1の制御用縫製は、エアバッグを形成する縫製の残り代同士を結合するように施されていることから、この制御用縫製の方法や縫製糸の選択に自由度が生まれると共に、上記制御用縫製を破断する際のエアバッグの内圧にも選択の自由が生ずることになる。
【0010】
【実施例】
以下、さらに添付図面を参照して、本発明の実施例を説明する。
【0011】
図1は本発明実施例の助手席用エアバッグを示す斜視図、図2は同断面図、図3は同実施例エアバッグの膨張状態を示す斜視図であり、各図においてエアバッグは裏向きの状態で示されている。
【0012】
上記実施例のエアバッグは、図3に示す如く膨張形状が横倒した略截頭四角錐状を呈するものであり、上記四角錐の上面部布1と下面部布2の各両側縁部から夫々4枚の三角形状の側面部布3を一体に延出し、これら側面部布3の対向する縁部3a同士を縫合すると共に、上記側面部布3の底面部布4側の縁部3bとこの底面部布4の両側縁部4aとを夫々縫合せしめている。
【0013】
一方、本発明では、図1,図2に示すように、上記側面部布3の対向縁部3a同士の縫製の残り代5と、上記底面部布3側の縫製の下側の残り代6とを重合し、エアバッグの所定の展開圧力によって破断する第1の制御用縫製7により縫合せしめている。なお、6bは上記底面部布3側の縫製の上側の残り代を示している。
【0014】
またさらに、底面部布4の下部4bと、エアバッグの口元部11に重合した下側の補強布12とを重合し、同じくエアバッグの所定の展開圧力によって破断する第2の制御用縫製8により、これら底面部布下部4bと補強布12とを縫合せしめている。
【0015】
上記各残り代5と6a及び底面部布下部4bと補強布12との重合は、図2に示すように下面部布2を底面部布4の方向に折り込むようにしてなされ、また上記第1の制御用縫製7は、図1にも示す如くこの下面部布2を折り込んだ部分の両側において施されている。
【0016】
しかして、上記本発明実施例のエアバッグにおいては、図4に示すように、展開時に先ずエアバッグの上部側9へ優先的にインフレータガスを導入し、その後、下部側10にガスを導入する展開制御を行うことが可能である。
そして、前記底面部布4を前記口元部11の下部に重合して縫合していることから、インフレータガスをこの重合部分で整流することが可能であり、これにより展開初期にエアバッグのアッパー側もしくはロア側を早期に展開させることができる。
【0017】
さらに、底面部布4の一部を口元部11に縫合する第2制御用縫製8を第1の制御用縫製7に加えたことによって、これら縫製7、8の破断直前にエアバッグが乗員側に開いたすり鉢形状となり、エアバッグが上下左右に充分展開した後に上記各制御用縫製7、8が破断することから、エアバッグを段階的に展開させることができる。
【0018】
なお、この場合、上記第1の制御用縫製7は、エアバッグを形成する縫製の残り代5,6a同士を結合するように施されていることから、この制御用縫製7の方法や縫製糸の選択に自由度が生まれると共に、上記制御用縫製7を破断する際のエアバッグの内圧も自由に選択することが可能となる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のエアバッグは、横倒四角錐状のエアバッグにおいて、側面部布の対向縁部同士の縫製の残り代と、底面部布側の縫製の下側の残り代とを重合し、エアバッグの所定の展開圧力によって破断する第1の制御用縫製により縫合すると共に、さらに底面部布の下部とエアバッグ口元部下側の補強布とを重合し、同じくエアバッグの展開圧力によって破断する第2の制御用縫製により縫合したものであり、上記底面部布をエアバッグの口元部下部に重合していることから、インフレータガスをこの重合部分で整流することが可能で、これにより展開初期にエアバッグのアッパー側もしくはロア側を早期に展開させることが可能であり、さらに第1、第2の2つの制御用縫製を施したことによって、これら縫製の破断直前にエアバッグを乗員側に開いたすり鉢状として、エアバッグを上下左右に充分展開させた後に上記各制御用縫製を破断させ、これによりエアバッグを段階的に展開させうるとの顕著な効果を奏するものである。
【0020】
そしてさらに、上記第1の制御用縫製は、エアバッグを形成する縫製の残り代同士を結合するように施されていることから、この制御用縫製の方法や縫製糸の選択に自由度を付与すると共に、上記制御用縫製を破断する際のエアバッグの内圧にも選択の自由を与えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の助手席用エアバッグを示す斜視図である。
【図2】同断面図である。
【図3】同実施例エアバッグの膨張状態を示す斜視図である。
【図4】同実施例のエアバッグを表向きに反転させた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上面部布
2 下面部布
3 側面部布
3a 側面部布の対向縁部
3b 川面部布の底面部布側の縁部
4 底面部布
4a 底面部布の側縁部
4b 底面部布の下部
5 対行縁部同士の縫製の残り代
6a 底面部布側の縫製の下側の残り代
6b 底面部布側の縫製の上側の残り代
7 第1制御用縫製
8 第2制御用縫製
9 エアバッグの上部側
10 エアバッグの下部側
11 口元部
12 補強布

Claims (1)

  1. 膨張形状が概略横倒四角錐状をなし、この四角錐の上面部布と下面部布の各両側縁部から夫々略三角形状の側面部布を延出し、これら側面部布の対向する縁部同士を縫合する一方、上記側面部布の底面部布側の縁部とこの底面部布の両側縁部とを夫々縫合してなる助手席用エアバッグにおいて、上記側面部布の対向縁部同士の縫製の残り代と、上記底面部布側の縫製の下側の残り代とを重合し、エアバッグの所定の展開圧力によって破断する第1の制御用縫製により縫合すると共に、さらに底面部布の下部とエアバッグ口元部下側の補強布とを重合し、同じくエアバッグの展開圧力によって破断する第2の制御用縫製により縫合したことを特徴とする助手席用エアバッグ。
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