JP3561850B2 - テープ貼付方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は伸縮性および柔軟性に富んだ接着テープでも、被貼着物への貼付が可能なテープ貼付方法およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
剥離紙を用いた従来のテープ貼付装置として実開昭58−59712号公報および実開昭58−130913 号公報に開示されたものがある。その概略を図10に示して説明すると、この装置はラベルを貼りつけるための装置であって、所定の長さに切断されたラベル2が剥離紙1に貼着されているテープ3を使用しており、このテープ3をガイド部材8およびガイドローラ4を介して剥離ロール6にて、剥離紙1を小さい半径で折り曲げることにより、ラベル2を剥離するようにしている。
【0003】
すなわち、外周面に針を植設した針ロール7に引っかけて剥離紙1を引き出すことにより剥離紙1に引っ張り力を与え、この剥離紙1の引っ張り力を利用してテープ3を引き出すと共に、剥離紙1を剥離ロール6にて折り曲げてラベル2を剥離するようにしている。そしてこのように剥離したラベル2は貼付ロール9にて被貼付物に貼着されるようになっている。
【0004】
また、特開平5−338627号公報には接着テープ貼付装置が開示されており、その概要を図11に示して説明する。この装置は剥離紙1に接着テープ10を貼りつけたテープ3を使用しており、このテープ3を被貼着物の貼着面に平行なテープ摺動台11の案内面12に案内させて引き出す途中で、テンションボール13によりテープ3の引き出しに抵抗を与えながらテープ摺動台11を矢印方向に移動して、被貼着物14に接着テープ10を貼りつける。これにより、接着テープ10に張力を与えて摺動台11の先端部で接着テープ10を小さな半径で折り曲げながら、剥離紙1を被貼着物14の貼着面に平行に剥離するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例はいずれも剥離紙または接着テープに張力を与えてテープを引き出すと共に、剥離紙または接着テープを小さな半径で折り曲げて、剥離紙と接着テープとを分離するようにしているので、次のような問題がある。
【0006】
上記従来例にあっては、ラベルや接着テープのように引っ張り力または剛性力の強いものに対しては有効であるが、引っ張り力が殆どゼロで、かつ、それ自体の剛性力が殆どゼロであるガム状のものを、剥離紙の上に薄く伸ばしたテープ、例えばシ−リングテ−プ、ガム状テープ、ドライフィルムテープ、ホットメルト型テープなど(以下便宜上この種のテープをガム状テープという)を被貼着物に貼着することができない。すなわち、このようなガム状のテープはそれ自体を引っ張ることができないのは勿論であるが、剥離紙を小さな半径で折り曲げても、テープ自体に剛性力がなく、いわゆる接着テープに腰がないので、剥離紙の曲がりに倣って接着テープ自体も剥離紙に貼り付いたまま曲がり、剥離紙をいくら小さな半径で曲げても、剥離紙と接着テープとを分離することができないという問題がある。
【0007】
本発明は接着テープが例えガム状テープであっても、剥離紙から接着テープを剥離しながら、接着テープを被貼着物に貼着することができるテープ貼付方法および装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明にかかわる手段は、剥離紙を使用したテープの貼付方法において、テープを被貼着面に向かって引き出すようにし、接着テープを貼付ロールの外周面に沿わせながら被貼着面に貼着させると共に、剥離した剥離紙を被貼着面と貼付ロールとの間で該貼付ロールの外周面に沿わせた接着テープとは反対方向に曲げて、貼着ロールを剥離紙側に移動させ、剥離紙の剛性力により剥離紙の曲げを連続的に再現しながら接着テープを剥離させて該接着テープを被貼着物に貼着させることを特徴とする。
【0009】
上記方法を実施するための装置として、本体に、テープの剥離紙側の面をテープの引き出し方向に案内する案内面を設け、本体の案内面に沿ってテープの引き出し方向に、テープ押え部と貼付ロールを順に設け、案内面で案内されたテープに対して案内面から貼付ロールの移動方向側の外周面へ向けて延びるテープが貼付ロールの移動方向側へ屈曲されるように貼付ロールを配置し、接着テープが貼付ロールの外周面に沿って被貼着面に貼付され、剥離紙が被貼着面と貼付ロールとの間で剥離されて接着テープとは反対方向に曲げられることを特徴とする。
【0010】
またこの装置は、本体の案内面にそって引き出されるテープの幅方向にテープカッター刃を設け、該テープカッター刃を挟むようにテープカッター刃の幅方向両端側にテープの縁を突き刺して固定するための針を設け、該針の先端をテープカッター刃の刃の高さよりも高く、該テープカッター刃および針を本体の案内面から出没可能に設けたテープカッター部を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】
本発明はこのように構成したので次の通りの作用がある。すなわち、テープを被貼着面に向かって引き出すことにより、接着テープに引っ張り力をかけないようにして接着テープを貼付ロールの外周方向に曲げると共に、剥離した剥離紙を貼着面と貼付ロールとの間で貼着ロールの外周面から離れる方向に曲げることが可能となる。これにより、テープの引き出し力によって剥離紙を被貼着面に押しつけ、接着テープとは逆の方向に剥離紙を曲げ、接着テープに張力がかからないようにして、剥離紙から接着テープを剥離する。そして、貼着ロールを剥離紙側に移動させることにより、テープの剥離紙に張力を与えるようにしてテープを引き出しながら、剥離紙の剛性力で前記剥離紙の曲げを連続的に再現して接着テープを剥離し、接着テープを被貼着物に貼着することが可能となる。
【0012】
また装置は本体の案内面にそってテープの引き出し方向に、テープ押え部と貼付ロールを順に設けたので、案内面にそって引き出されたテープを被貼着面に向かって引き出すことが可能となる。そして、案内面で案内されたテープに対して案内面から貼付ロールの移動方向側の外周面へ向けて延びるテープが貼付ロールの移動方向側へ屈曲されるように貼付ロールを配置し、接着テープが貼付ロールの外周面に沿って被貼着面に貼付され、剥離紙が被貼着面と貼付ロールとの間で剥離されて接着テープとは反対方向に曲げられるので、テープを引き出す時の張力をテープの剥離紙にかけるようにして、テープは被貼着面に向かって引き出される。
【0013】
そして、本体の案内面に対して出没可能に、テープの縁を突き刺して固定する針を備えたテープカッター刃を設けることにより、例えガム状の接着テープであってもそのテープを固定し、テープカッター刃で突き切るようにして切断することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について説明する。先ず、方法を実施するための装置について説明する。図1において、本体15には貼付ロール17の軸16を回動中心として回動するカバー18が設けられている。このように、カバー18を回動可能にして本体15の案内面 152(図5参照)を解放することにより、本体15へのテープの装着を容易にしている。カバー18にはノブ 182により回動可能なようにテープ押え板 181が設けられており、図3に示すように、本体15に設けられた係止凹部 151にテープ押え板 181の両端が係止されるようになっている。そして、このテープ押え板 181の幅W1は図5に示すように、本体15のテープガイド幅W2よりも狭くなっているので、ノブ 182によってテープ押え板 181を回動することにより、係止凹部 151の係止を解除し、カバー18を開くことができるようになっている。
【0015】
一方本体15には図1および図3に示すようにガイド孔21が設けられており、このガイド孔21には出没可能に摺動子20が嵌入されている。そして、この摺動子20は圧縮バネ22によって常時本体15のガイド面 152から突出するようになっており、この突出量は軸23によって規制されるようになっている。このように摺動子20を案内面 152から突出させることにより、カバー18を閉めた時に圧縮バネ22をわずかに押し縮めながら、テープ押え板 181が摺動子20に当接し(図5も参照)、本体15の案内面 152とカバー18の裏面 183との間に間隙を形成して、テープは摺動子20とテープ押え板 181のみで軽く挟持されるようになっている。また、このテープの挟持は摺動子20の平面とテープ押え板 181の平面との間で行われるので、テープ自体は曲げられることなく、かつ、局部的な押圧力をテープに与えないようにして、接着テープが例えガム状テープであっても接着テープに影響を与えないようにして挟持し、テープを軽い力で引き出せるようにしている。
【0016】
また、図1および図5に示すように、本体15には摺動子20と貼付ロール17との間に位置して、テープカッター部24が設けられている。このテープカッター部24は図4および図5に示すように、本体15に設けられたガイド溝25および26にガイドされて移動する枠体 241が設けられており、その一端にカッター刃ホルダ 242が固定されていて、このカッター刃ホルダ 242にはカッター刃 243と針 244が設けられている。
【0017】
このカッター刃 243と針 244は図7に示すように、カッター刃 243を構成している刃 245は傾斜した刃になっており、中央部において刃 245を背中合わせにして刃先が三角形状に尖った形になっており、この中央部の刃先を中心にしてその両側に刃 245の刃の傾斜を対称形にして配設し、針 244はカッター刃 243を構成している両端の刃 245から寸法W3だけ内側になるように植設されている。そして、針 244の高さはカッター刃 243の刃先よりも寸法Hだけ高くなっており、図8に示すようにカッター刃 243の両側に針 244が配設されている。
【0018】
このように、カッター刃 243と針 244を配設した刃でテープを切断した場合に、図9に示すように針 244にて剥離紙 271を接着テープ 272の両側に突き刺してテープ27を固定し、剥離紙271 の両側にW4の非切断部を残して接着テープ 272をカッター刃 243で切断することになる。このように剥離紙 271の両側に非切断部を残して接着テープ 272を切断することにより、次に被貼着物への貼着開始時における、接着テープ 272の切断端と剥離紙 271との剥離を容易にすると共に、剥離紙 271の引きちぎりを容易にすることができるようになっている。
【0019】
また、剥離紙 271に針 244を突き刺して剥離紙 271を固定し、剥離紙 271側から刃 245の刃先を突き刺すようにして切断することにより、剥離紙 271に貼着されているガム状の接着テープ 272でもその切断が可能になる。図9において、テープ27は剥離紙 271の幅に対して、接着テープ 272の幅が狭くなっており、また接着テープ 272がガム状であって引っ張り力および剛性力がほとんどゼロの場合には、更に接着テープ 272の上に別の剥離紙を乗せて接着テープ 272を剥離紙でサンドイッチ状にし、テープ27を引き出す時の接着テープ 272の引っ張り力を補うようにしている。この場合に、接着テープ 272の上に貼着される剥離紙の幅は針 244が刺さらない程度に、剥離紙 271よりも狭い幅になっている。
【0020】
また、図1および図2に示すように、枠体 241の一端には取り付け部材28を介して、棒材29が取りつけられておりノブ 291を持って押すことにより、枠体 241をガイド溝25および26(図5)に案内させて移動し、テープカッター部24をカバー18側に付き出すようになっている。そして、テープカッター部24の付き出し移動量を規制して、図9で説明したW4の非切断部が残るようにするために、取り付け部材28が当接するストッパ部31が本体15に設けられている。
【0021】
30はマグネットであり、枠体 241の端部を吸着するようにして、ノブ 291を押さない限りテープカッター部24が突出しないようにしている。また、図1に示すようにカバー18にはカッター刃 243および針 244が挿入可能なように、孔 184および 185があけられており、図9におけるテープ27を切断する時には、テープ押え板 181と摺動子20とでテープ27を挟持し、かつ、テープ27をカバー18の裏面 183に押しつけるようにして、針 244を剥離紙 271に突き刺して固定した後に、カッター刃 243で接着テープ 272を切断するようにしている。
【0022】
また、図1に示すようにテープ押え板 181と摺動子20とでテープを挟持するテープ挟持部、テープカッター部24および貼付ロール17がテープ27の引き出し方向に順に配置されており、貼付ロール17は図6に示すように、本体15の案内面 152に対して貼付ロール17の中心が、本体15の移動方向に寸法L1だけずれるようにしている。あるいは、中心をずらせる代わりに貼付ロール17の直径を大きくして、図6に示す寸法L1′としてもよい。このように、貼付ロール17の中心(外周面)をずらすのは、接着テープ 272が貼付ロール17の外周に接触する円弧長さL2を長くし、かつ、テープ27が貼付ロール17の外周に接触する円弧長さL3を確保して、テープ27を引き出す時に円弧長さL3の部分におけるテープ27の剥離紙 271に引っ張り力をかけるようにし、接着テープ 272に引っ張り力がかからないようにするためである。
【0023】
そして、ガイド19から入れられたテープ27が被貼着面14に向かって引き出されるようになっている。図1および図5において32はガイド部材であり、図1に示すように被貼着物14の側面にそって、貼付ロール17を案内し被貼着物14の所定の位置に接着テープ 272が貼着されるようになっている。このガイド部材32はつまみ33によって本体15に着脱自在になっており、例えば平板の中央部に接着テープ272を貼着するような場合に、このガイド部材32を取りはずした状態で接着テープ 272を貼着する。
【0024】
次に、この装置を用いた接着テープの貼着方法について説明する。図1において、カバー18を18′のように開いてテープ27をガイド19から貼付ロール17のところまで載せた状態で摺動子20を押しながらカバー18を閉め、ノブ 182によりテープ押え板 181を回動し、テープ押え板 181の両端を係止凹部 151に係止する。これにより、テープ27は曲げられることなくテープ押え板 181と摺動子20との間で挟持され、接着テープ 272が例えガム状テープであっても、接着テープ 272に変形などの影響を与えないようにして、テープ27を軽い力で引き出すことができる。
【0025】
次に図6に示すように、最初の段階においてテープ27を被貼着面14に向かって引き出し、接着テープ 272を剥離紙 271から手作業によって剥離することにより、テープ27の接着テープ 272を貼付ロール17に沿わせて曲げ、一方剥離紙 271を貼付ロール17と被貼着面14との間で曲げることができる。このように、接着テープ 272を貼付ロール17の外周により、貼付ロール17の外周方向に強制的に曲げ、一方剥離紙 271の弾性力を利用して剥離紙 271を貼付ロール17の外周から離れる方向に曲げることにより、接着テープ 272が例えガム状テープであっても、剥離紙 271を接着テープ 272から剥離することができる。
【0026】
また、この剥離はテープ27を被貼着面14に向かって引き出すことにより、剥離紙 271を被貼着面14に押しつけるようにして、剥離紙の弾性力によって剥離紙 271が接着テープ 272とは反対方向に曲げられるので、接着テープ 272が剥離紙 271から剥離するときに接着テープ 272にはまったく力が働かず、例えガム状の接着テープ 272であっても接着テープ 272を変形させることなく剥離することができる。また、テープ27の引き出しは貼付ロール17を矢印方向に移動して貼付ロール17を回転することにより行われるので、テープ27の引き出し量と接着テープ 272が被貼着面14に貼着される量とが等しくなり、接着テープ 272にまったく引っ張り力が働かず、例えガム状の接着テープ 272であっても変形することはない。そして、図1に示すようにガイド部材32を被貼着面14に沿わせながら貼付ロール17を矢印(図6)の方向に移動することにより、接着テープ 272を貼付ロール17により被貼着面14に圧接して、接着テープ 272を被貼着面14に貼着することができる。
【0027】
また、図6に示すように貼付ロール17の中心を案内面 152から寸法L1だけずらした状態で矢印方向に移動することにより、貼付ロール17が回転し、かつ、テープ27は貼付ロール17の外周に円弧長さL3の部分で接触し、テープ押え板 181と摺動子20とで挟持されている挟持力に相当する張力をテープ27の剥離紙 271にかけるようにしてテープ27を引き出すので、接着テープ 272にまったく引っ張り力を与えないようにして、テープ27を被貼着面14に向かって引き出すことができる。そして、接着テープ 272を貼付ロール17の外周面に沿わせながら接着テープ 272を小さな半径で曲げないようにして、接着テープ 272を被貼着面14に貼着することができる。
【0028】
このように、接着テープ 272に引っ張り力をかけないようにして、接着テープ272を貼付ロール17の外周方向に曲げると共に、剥離した剥離紙 271の剛性力を利用して剥離紙 271を被貼着面14に押しつけ、貼着面14と貼付ロール17との間で貼付ロール17の外周面から離れる方向に曲げた状態で、貼付ロール17を剥離紙 271側(図6の矢印方向)に移動することにより、接着テープ 272に張力がかからないようにして、テープ27を引き出しながら、剥離紙 271の剛性力で前記剥離紙271の曲げを連続的に再現して接着テープ 272を剥離し、接着テープ 272を被貼着物14に貼着することができる。
【0029】
上記説明はガム状テープを対象にして行ったが、このようなガム状テープでも剥離紙 271から接着テープ 272を剥離しながら被貼着面14に貼着できることから、通常のラベルや剛性力がある接着テープへの適用が可能であることはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述した通り本発明によれば、接着テープに引っ張り力をかけないようにしてテープを被貼着面に向かって引き出し、接着テープを貼付ロールの外周方向に曲げると共に、剥離した剥離紙を被貼着面に押しつけるようにして、被貼着面と貼付ロールとの間で該貼付ロールの外周面に沿わせた接着テープとは反対方向に曲げ、接着テープに張力がかからないようにして、剥離紙から接着テープを剥離するようにしたので、例え接着テープがガム状のテープであっても剥離紙から剥離することができる。そして、貼着ロールを剥離紙側に移動させることにより、テープの剥離紙に張力を与えるようにしてテープを引き出しながら、剥離紙の剛性力で前記剥離紙の曲げを連続的に再現して接着テープを剥離し、接着テープを被貼着物に貼着するので、接着テープが例えガム状のものであっても、被貼着面に確実に貼着することができる。
【0031】
また、本体の案内面にそってテープの引き出し方向に、テープ押え部と貼付ロールを順に設けることにより、案内面にそって引き出されたテープを被貼着面に向かって引き出すことができるので、接着テープを貼付ロールの外周面にそって曲げると共に、剥離紙を被貼着面に押しつけるようにして逆方向に曲げて、接着テープを剥離紙から剥離することができる。そして、案内面で案内されたテープに対して案内面から貼付ロールの移動方向側の外周面へ向けて延びるテープが貼付ロールの移動方向側へ屈曲されるように貼付ロールを配置し、接着テープが貼付ロールの外周面に沿って被貼着面に貼付され、剥離紙が被貼着面と貼付ロールとの間で剥離されて接着テープとは反対方向に曲げられるので、接着テープにテープ引き出しの張力を殆ど与えないようにして、テープを引き出すことができ、接着テープが例えガム状のテープであっても、確実に貼着することができる。
【0032】
また、本体の案内面にそって引き出されるテープの幅方向に設けたテープカッター刃を挟むようにテープカッター刃の両端側にテープの縁を突き刺して固定するための針を設け、この針の先端をテープカッター刃の刃の高さよりも高くし、本体の案内面から出没可能にしたので、例えガム状の接着テープであってもそのテープを針で固定し、テープカッター刃を接着テープに突き刺すようにして切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1のA−A線における縦断面図である。
【図4】図1のB−B線における縦断面図である。
【図5】図1のカバーを外した平面図である。
【図6】図1における貼付ロール部の部分拡大図である。
【図7】図1におけるカッター部の部分拡大図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図7に示すカッター刃でテープを切断した状態を示す平面図である。
【図10】従来例の模式図である。
【図11】他の従来例の模式図である。
【符号の説明】
14 被貼着面
15 本体
151 係止凹部
152 案内面
16 軸
17 貼付ロール
18 カバー
181 テープ押え板
182 ノブ
183 裏面
184 孔
185 孔
19 ガイド
20 摺動子
21 ガイド孔
22 圧縮バネ
23 軸
24 テープカッター部
241 枠体
242 カッター刃ホルダ
243 カッター刃
244 針
245 刃
25 ガイド溝
26 ガイド溝
27 テープ
271 剥離紙
272 接着テープ
28 部材
29 棒材
291 ノブ
30 マグネット
31 ストッパ
32 ガイド部材
33 つまみ

Claims (3)

  1. 剥離紙を使用したテープの貼付方法において、前記テープを被貼着面に向かって引き出すようにし、接着テープを貼付ロールの外周面に沿わせながら前記被貼着面に貼着させると共に、剥離した前記剥離紙を前記被貼着面前記貼付ロールとの間で該貼付ロールの外周面に沿わせた前記接着テープとは反対方向に曲げて、前記貼着ロールを前記剥離紙側に移動させ、前記剥離紙の剛性力により前記剥離紙の曲げを連続的に再現しながら前記接着テープを剥離させて該接着テープを前記被貼着物に貼着させることを特徴とするテープ貼付方法。
  2. 上記請求項1に記載のテープ貼付方法に用いられるテープ貼付装置であって、本体に、テープの剥離紙側の面をテープの引き出し方向に案内する案内面を設け、前記本体の案内面に沿ってテープの引き出し方向に、テープ押え部と貼付ロールを順に設け、前記案内面で案内された前記テープに対して前記案内面から前記貼付ロールの移動方向側の外周面へ向けて延びる前記テープが前記貼付ロールの移動方向側へ屈曲されるように前記貼付ロールを配置し、接着テープが前記貼付ロールの外周面に沿って前記被貼着面に貼付され、前記剥離紙が前記被貼着面と前記貼付ロールとの間で剥離されて前記接着テープとは反対方向に曲げられることを特徴とするテープ貼付装置。
  3. 前記本体の案内面にそって引き出される前記テープの幅方向にテープカッター刃を設け、該テープカッター刃を挟むように前記テープカッター刃の幅方向両端側に前記テープの縁を突き刺して固定するための針を設け、該針の先端をテープカッター刃の刃の高さよりも高く、該テープカッター刃および針を前記本体の案内面から出没可能に設けたテープカッター部を有することを特徴とする請求項2記載のテープ貼付装置。
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