JP3561710B2 - リング綴じ具開放用部材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はリング綴じ具開放用部材に関し、特にリングファイルの表紙のたとえば背表紙や裏表紙に取り付けられるリング綴じ具の綴じ杆を開くためのリング綴じ具開放用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
この発明の背景となる従来のリングファイルの一例がたとえば特許第3053593号公報に開示されている。
図12はそのような従来のリングファイルの一例を示す斜視図であり、図13はそのリングファイルに用いられるリング綴じ具の綴じ杆を閉じた状態を示す断面図解図であり、図14はそのリング綴じ具の綴じ杆を開いた状態を示す断面図解図である。図12に示すリングファイル1は、リング綴じ具2を含む。リング綴じ具2は、弾性を有する金属からなる断面略C字状の保持部材3を含む。保持部材3の内側には、図13および図14に示すように、2枚の金属板からなる可動片4が収納される。この可動片4は、保持部材3で内側に付勢され、曲折可能に設けられる。この可動片4には、閉じることによってリング状となる綴じ杆5、5の一端部がそれぞれ固着される。これらの綴じ杆5、5の他端部は、それぞれ、保持部材3の外側にのびて形成される。また、綴じ杆5、5の他端部は、可動片4を曲折することによって、開閉するように形成される。このリング綴じ具2は、ケース6の開口部6aに収納され、ケース6の開口部6aの縁から内側へ突き出す4つの係止突部6b、6b・・でケース6に取り付けられる。ケース6には、開口部6aの外側に2つの取付片6c、6cが形成され、取付片6c、6cには取付孔6d、6dが形成される。ケース6は、リングファイル1の表紙7の背表紙7aおよびケース6の取付孔6d、6dに通される2つの鋲などの固着具8、8で表紙7の背表紙7aに取り付けられる。また、ケース6には、リング綴じ具2の両端において、2つの梃子部材9、9がそれぞれ回動可能に設けられる。このリングファイル1では、梃子部材9、9の一端部分を押すことによって、梃子部材9、9が回動し、梃子部材9、9の他端部分がリング綴じ具2の可動片4を押して曲折させ、綴じ杆5、5の他端部を開くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来のリングファイル1では、リング綴じ具2が表紙7の背表紙7aに固着具8、8で取り付けられていないので、リング綴じ具2の背表紙7aへの取付け強度が弱い。
さらに、上述の従来のリングファイル1では、リング綴じ具2が取り付けられるケース6とリング綴じ具2の可動片4を押して曲折させ綴じ杆5、5を開く梃子部材9、9とが、別々の部材で形成されているので、それらを組み立てる作業が必要であり、組み立て作業が煩雑である。
【0004】
それゆえに、この発明の主たる目的は、リングファイルの表紙にリング綴じ具を強固に取り付けることができ、リングファイルを組み立てやすくすることができ、しかも、リングファイルのリング綴じ具の綴じ杆を開くことができる、リング綴じ具開放用部材を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかるリング綴じ具開放用部材は、弾性を有し、取付孔が形成され、リングファイルの表紙および取付孔に通される固着具で表紙に取り付けられる保持部材と、保持部材の内側に収納され、保持部材で内側に付勢され、曲折可能に設けられた可動片と、一端部が可動片に固着され、他端部が保持部材の外側にのびて形成され、可動片を曲折させることによって他端部が開閉する綴じ杆とを有するリング綴じ具の綴じ杆を開くためのリング綴じ具開放用部材であって、取付用孔が形成され、取付用孔は表紙とリング綴じ具の保持部材との間で保持部材に形成された取付孔に対応するように配置され、取付用孔に固着具が通される固定部材と、中間部分が変形可能な接続部材を介して固定部材に接続され、一端部分を押すことによって、全体が中間部分を支点として回動し、他端部分がリング綴じ具の可動片を押して屈曲させ綴じ杆の他端部を開く梃子部材とを含み、固定部材、接続部材および梃子部材は、合成樹脂で一体的に形成された、リング綴じ具開放用部材である。
この発明にかかるリング綴じ具開放用部材では、固定部材と梃子部材とが接続部材を介して合成樹脂で一体的に形成されているため、リングファイルを組み立てる際にそれらを組み立てる作業が不要であり、リングファイルを組み立てやすくすることができる。
また、この発明にかかるリング綴じ具開放用部材では、固定部材が表紙とリング綴じ具の保持部材との間に配置され、それらが固着具で取り付けられるため、リングファイルの表紙にリング綴じ具を強固に取り付けることができる。
さらに、この発明にかかるリング綴じ具開放用部材では、梃子部材の一端部分を押すことによって、梃子部材の全体が梃子部材の中間部分を支点として回動し、梃子部材の他端部分がリング綴じ具の可動片を押して曲折させ、綴じ杆の他端部を開くことができる。
【0006】
この発明にかかるリング綴じ具開放用部材では、固定部材は、取付用孔に固着具を通した場合に固着具の側面に接触して固着具を支持する支持部と、取付用孔に通された固着具がかしめられて径方向に膨らむ場合にその膨らむ部分を逃がすための凹み部とを有してもよい。
このように固定部材が支持部と凹み部とを有すれば、取付用孔に通した固着具を支持部で支持することができるとともに、固着具がかしめられて径方向に膨らむ場合に、その膨らむ部分が凹み部で吸収され、その膨らむ部分で固定部材が破損されることを防止することができる。
【0007】
また、この発明にかかるリング綴じ具開放用部材では、梃子部材は、固定部材の周囲に配置され、接続部材は、固定部材の取付用孔が形成された部分から見て、梃子部材の一端部分が配置される側とは反対側の部分に形成されてもよい。
このように接続部材を形成すれば、固定部材の取付用孔が形成された部分から見て梃子部材の一端部分が配置される側と同じ側の部分に接続部材を形成する場合と比べて、梃子部材の一端部分から接続部材すなわち支点までの距離が長くなるので、梃子部材の一端部分を弱い力で押してリング綴じ具の綴じ杆を開くことができる。
【0008】
さらに、この発明にかかるリング綴じ具開放用部材では、梃子部材の一端部分において押される部分の表面は平面形状に形成されてもよい。
このように梃子部材の一端部分の押される部分の表面を平面形状に形成すれば、その表面を曲面形状に形成する場合と比べて、梃子部材の一端部分を押す場合に滑りにくくなり押しやすくなる。
【0009】
また、この発明にかかるリング綴じ具開放用部材では、表紙とリング綴じ具の保持部材との間に配置され、保持部材に引掛けられる爪部を有し、梃子部材に変形可能な別の接続部材を介して接続される基体を含み、基体は、固定部材、接続部材、梃子部材および別の接続部材とともに合成樹脂で一体的に形成されてもよい。
このようにリング綴じ具開放用部材が爪部を有する基体を含めば、爪部をリング綴じ具の保持部材に引掛けて基体をリング綴じ具の保持部材に取り付けることができるので、リング綴じ具に対するリング綴じ具開放用部材の位置決めや取り付けが容易となる。
【0010】
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明が適用されるリングファイルの一例の要部を示す斜視図であり、図2はそのリングファイルの要部を示す分解斜視図であり、図3はそのリングファイルの要部を示す断面図解図である。図1〜図3に示すリングファイル10には、リング綴じ具12が用いられる。
【0012】
リング綴じ具12は、弾性を有する金属からなる保持部材14を含む。保持部材14は、円弧状の曲面を有するカバー部14aを含む。カバー部14aの長手方向における中間部の両側には、図3に示すように、そこから下方にのびて折返部14b、14bが一体的に形成される。この場合、カバー部14aおよび折返部14b、14bは、断面略C字状に形成される。カバー部14aおよび折返部14b、14bは、後述の可動片18を幅方向における両側から内側へ常時付勢しつつ保持するためのものである。また、図1および図2に示すように、カバー部14aの長手方向における両端部はそれぞれへこまされ、その両端部に円形の取付孔16、16が形成される。
【0013】
保持部材14の内部には、図3に示すように、断面略V字状の可動片18が収納されている。この可動片18は、保持部材14の中間部と略同じ長さのたとえば2枚の金属板18a、18aを幅方向に並列に配置して突き合わせ、その突き合わせ部で曲折するように形成されたものであり、従来のリング綴じ具に用いられているものと同様のものである。この可動片18は、後述する綴じ杆20を固着して、一体に開閉動作させるためのものであり、曲折して図3に示す断面略V字状か図11に示す断面略逆V字状かのいずれかの状態で安定的に保持される。
【0014】
可動片18の長さ方向の両端近傍には、それぞれ略円環状の金属製の綴じ杆20が固着される。綴じ杆20は、用紙にあらかじめ穿設された綴じ孔に挿通して用紙を綴じ合わせるためのものであり、従来用いられているものと同様のものである。綴じ杆20は、それぞれ略半円形状の一対の鉤爪20a、20aを含む。一対の鉤爪20a、20aは、それぞれ一端部が可動片18に固着され、他端部が保持部材14を厚み方向に貫通して外側へのびて、綴じ杆20の中央部で両者が噛み合うように形成されている。可動片18が略V字状態にあるときに、一対の鉤爪20a、20aのそれぞれの他端部が噛み合って綴じ杆20が閉じ、可動片18が略逆V字状態にあるときに、一対の鉤爪20a、20aのそれぞれの他端部が離間して綴杆20は開く。
【0015】
このリングファイル10は、リング綴じ具12の綴じ杆20を開くためのリング綴じ具開放用部材30を含む。
【0016】
リング綴じ具開放用部材30は、図2および図4〜図6に示すように、リング綴じ具12の2つの綴じ杆20、20の間隔とほぼ同じ長さの短冊状の基体32を含む。基体32の幅方向における中央には、図2および図4に示すように、長孔34が形成される。この長孔34は、基体32にその幅方向にばね性を付与して、後述の爪部36、36をリング綴じ具12の保持部材14の折返部14b、14bに引掛けやすくするとともに折返部14b、14bから外れにくくするためのものである。基体32の長手方向における中央部の両側には、爪部36、36が形成される。爪部36は、基体32の上面より上方にのびて形成され、リング綴じ具12の下にリング綴じ具開放用部材30を取り付ける際にリング綴じ具12の保持部材14の折返部14bに引掛けられるものである。また、基体32の上面には、長孔32の両側に4つの突部38、38・・が形成される。これらの突部38、38・・は、リング綴じ具12の下にリング綴じ具開放用部材30を取り付ける際にリング綴じ具12の保持部材14の折返部14bに当るものである。そのため、爪部36および突部38によって、リング綴じ具12に対してリング綴じ具開放用部材30を位置決めすることができる。さらに、基体32の上面には、長手方向における両端に4つの凹部40、40・・が形成される。上述のリング綴じ具12において鉤爪20a、20aの一端部は可動片18からそれぞれ突き出た状態で固着されるが、これらの凹部40、40・・は、それらの突き出た部分が基体32に当らないようにするためのものである。
【0017】
基体32の長手方向における両側には、図2および図4に示すように、2つの梃子部材50がそれぞれ配置される。梃子部材50は、図7に示すように、平面形状が略半楕円形状である一端部分52および平面形状が略凸形状である他端部分54を含む。一端部分52および他端部分54は、図5および図6に示すように、それらの底面がたとえば17度の角度をもって一体的に形成される。この梃子部材50では、一端部分52の底面と他端部分54の底面との間の直線状の中間部分56が支点として用いられる。そのため、この梃子部材50では、一端部分52を押すことによって、全体が中間部分56を支点として回動する。また、梃子部材50の一端部分52において押される部分52aの表面は、滑りにくく押しやすくするために、図1および図2に示すように、平面形状に形成される。さらに、梃子部材50の一端部分52および他端部分54には、図7に示すように、中間部分56の中央部を含む一端部分52側の部分に、後述の固定部材60を配置するための円形の孔58が形成される。
【0018】
梃子部材50の孔58の中には、リング状の固定部材60が配置される。そのため、固定部材60の周囲に梃子部材50が配置される。固定部材60の中央には、歯車形状の取付用孔62が形成される。すなわち、この固定部材60では、取付用孔62が、多数の突出する支持部64および多数の凹み部66で規定される。支持部64は、取付用孔62に後述の固着具90を通した場合に固着具90の側面に接触して固着具90を支持するためのものである。また、凹み部66は、取付用孔62に通された固着具90がかしめられて径方向に膨らむ場合にその膨らむ部分を逃がすためのものである。
【0019】
固定部材60の下部には、図8に示すように、梃子部材50の中間部分56の下部が、ねじることができる変形可能な接続部材70を介して接続される。この場合、接続部材70は、図7に示すように、固定部材60の取付用孔62が形成された部分から見て、梃子部材50の一端部分52が配置される側とは反対側の部分に、梃子部材50および固定部材60の材料と同じ材料の合成樹脂で、幅がたとえば1mmで厚さがたとえば0.5mmと細く形成される。そのため、固定部材60に対して梃子部材50を中間部分56を支点として回動することができる。この場合、接続部材70はねじれる。
【0020】
また、梃子部材50の他端部分54の端部の中央部および両側部は、図2、図4および図7に示すように、曲げることができる変形可能な3つの別の接続部材72aおよび72b、72bを介して、基体32の長手方向における端部の中央部および両側部に接続される。この場合、別の接続部材72aおよび72b、72bは、図5および図6に示すように、基体32の上部から梃子部材50の下部にわたって、それらの材料と同じ合成樹脂で、接続部材72aの幅がたとえば1.5mmで、接続部材72bの幅がたとえば1mmで、それぞれの厚さがたとえば0.5mmと細く形成される。そのため、基体32に対して梃子部材50を回動することができる。この場合、接続部材72aおよび72b、72bは曲がる。
【0021】
上述のリング綴じ具開放用部材30の基体32、梃子部材50、固定部材60、接続部材70、別の接続部材72aおよび72bは、たとえばABS樹脂などの合成樹脂で一体的に形成される。
【0022】
このリング綴じ具開放用部材30は、上述のリング綴じ具12に取り付けられる。この場合、リング綴じ具開放用部材30の突部38および取付用孔62がリング綴じ具12の折返部14bおよび取付孔16に対応した状態で、リング綴じ具開放用部材30の爪部36がリング綴じ具12の折返部14bに引掛けられる。
【0023】
そして、リング綴じ具12およびリング綴じ具開放用部材30は、表紙80の背表紙82に、2つの鋲などの固着具90、90で取り付けられる。この場合、固着具90は、図9に示すように、表紙80の背表紙82と、リング綴じ具開放用部材30の取付用孔62と、リング綴じ具12の取付孔16とに通されてからかしめられる。
【0024】
上述のリングファイル10では、リング綴じ具開放用部材30の基体32、梃子部材50および固定部材60が接続部材70、72a、72bを介して合成樹脂で一体的に形成されているため、リングファイル10を組み立てる際にそれらを組み立てる作業が不要であり、リングファイル10を組み立てやすい。
【0025】
また、上述のリングファイル10では、リング綴じ具開放用部材30の固定部材60が表紙80の背表紙82とリング綴じ具12の保持部材14との間に配置され、それらが固着具90で取り付けられるため、表紙80の背表紙82にリング綴じ具12が強固に取り付けられる。
【0026】
さらに、上述のリングファイル10では、図10の2点鎖線で示すように、梃子部材50の一端部分52を押すことによって、梃子部材50の全体が梃子部材50の中間部分56を支点として回動し、図11に示すように、梃子部材50の他端部分54がリング綴じ具12の可動片18を押して曲折させ、綴じ杆20の他端部を開くことができる。
【0027】
また、上述のリングファイル10では、リング綴じ具開放用部材30の固定部材60が支持部64および凹み部66を有するので、取付用孔62に通した固着具90を支持部64で支持することができるとともに、固着具90がかしめられて径方向に膨らむ場合に、その膨らむ部分が凹み部66で吸収され、その膨らむ部分で固定部材60が破損されることを防止することができる。
【0028】
さらに、上述のリングファイル10では、固定部材60の取付用孔62が形成された部分から見て梃子部材50の一端部分52が配置される側と同じ側の部分に接続部材70を形成する場合と比べて、梃子部材50の一端部分52から接続部材70すなわち支点までの距離が長いので、梃子部材50の一端部分52を弱い力で押してリング綴じ具12の綴じ杆20を開くことができる。
【0029】
また、上述のリングファイル10では、リング綴じ具開放用部材30の梃子部材50の一端部分52の押される部分52aの表面が平面形状に形成されているので、その表面を曲面形状に形成する場合と比べて、梃子部材50の一端部分52を押す場合に滑りにくく押しやすい。そのため、このリングファイル10では、綴じられた用紙の上から梃子部材50の一端部分52を押してリング綴じ具12の綴じ杆20を開けやすい。
【0030】
さらに、上述のリングファイル10では、リング綴じ具開放用部材30の爪部36をリング綴じ具12の保持部材14に引掛けてリング綴じ具開放用部材30の基体32をリング綴じ具12の保持部材14に取り付けることができるので、リング綴じ具12に対するリング綴じ具開放用部材30の位置決めや取り付けが容易である。
【0031】
なお、上述のリングファイル10では、リング綴じ具12の綴じ杆20を開く際にリング綴じ具開放用部材30の接続部材72aおよび72bが変形されるが、接続部材72aおよび72bは、リング綴じ具12およびリング綴じ具開放用部材30を背表紙82に取り付けた後に切断されてもよい。また、接続部材72aおよび72bや基体32は、形成されなくてもよい。
【0032】
また、上述のリングファイル10では、リング綴じ具開放用部材30の梃子部材50、固定部材60および接続部材70などが他の形状に形成されてもよい。
【0033】
さらに、リング綴じ具12としては、3つ以上の綴じ杆20を有するものが用いられもよい。また、綴じ杆20は、略円環状以外にD形環状や楕円形環状など他のリング状のものが用いられもよい。なお、D形環状の綴じ杆が用いられる場合には、リング綴じ具およびリング綴じ具開放用部材は、リングファイルの表紙の裏表紙において背表紙に近い内側に取り付けられる。
【0034】
また、固着具として、鋲以外に、たとえば、ビス、ボルトナット、リベットなどが用いられもよい。
【0035】
【発明の効果】
この発明によれば、リングファイルの表紙にリング綴じ具を強固に取り付けることができ、リングファイルを組み立てやすくすることができ、しかも、リングファイルのリング綴じ具の綴じ杆を開くことができる、リング綴じ具開放用部材が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されるリングファイルの一例の要部を示す斜視図である。
【図2】図1に示すリングファイルの要部を示す分解斜視図である。
【図3】図1に示すリングファイルの要部を示す断面図解図である。
【図4】図1に示すリングファイルに用いられるリング綴じ具開放用部材を示す正面図である。
【図5】図4に示すリング綴じ具開放用部材の左側面図である。
【図6】図4の線VI−VIにおける断面図解図である。
【図7】図4に示すリング綴じ具開放用部材の要部を示す拡大正面図である。
【図8】図7の線VIII−VIIIにおける断面図解図である。
【図9】図1に示すリングファイルのリング綴じ具などの取り付け構造を示す断面図解図である。
【図10】図1に示すリングファイルにおいて梃子部材の一端部分を押す状態を示す図解図である。
【図11】図1に示すリングファイルにおいて綴じ杆を開いた状態を示す断面図解図である。
【図12】従来のリングファイルの一例を示す斜視図である。
【図13】図12に示すリングファイルに用いられるリング綴じ具の綴じ杆を閉じた状態を示す断面図解図である。
【図14】図12に示すリングファイルに用いられるリング綴じ具の綴じ杆を開いた状態を示す断面図解図である。
【符号の説明】
10 リングファイル
12 リング綴じ具
14 保持部材
16 取付孔
18 可動片
20 綴じ杆
30 リング綴じ具開放用部材
32 基体
36 爪部
38 突部
40 凹部
50 梃子部材
52 一端部分
52a 押される部分
54 他端部分
56 中間部分
60 固定部材
62 取付用孔
64 支持部
66 凹み部
70 接続部材
72a、72b 別の接続部材
80 表紙
82 背表紙
90 固着具

Claims (5)

  1. 弾性を有し、取付孔が形成され、リングファイルの表紙および前記取付孔に通される固着具で前記表紙に取り付けられる保持部材と、前記保持部材の内側に収納され、前記保持部材で内側に付勢され、曲折可能に設けられた可動片と、一端部が前記可動片に固着され、他端部が前記保持部材の外側にのびて形成され、前記可動片を曲折させることによって前記他端部が開閉する綴じ杆とを有するリング綴じ具の前記綴じ杆を開くためのリング綴じ具開放用部材であって、
    取付用孔が形成され、前記取付用孔は前記表紙と前記リング綴じ具の前記保持部材との間で前記保持部材に形成された前記取付孔に対応するように配置され、前記取付用孔に前記固着具が通される固定部材、および
    中間部分が変形可能な接続部材を介して前記固定部材に接続され、一端部分を押すことによって、全体が前記中間部分を支点として回動し、他端部分が前記リング綴じ具の前記可動片を押して屈曲させ前記綴じ杆の前記他端部を開く梃子部材を含み、
    前記固定部材、前記接続部材および前記梃子部材は、合成樹脂で一体的に形成された、リング綴じ具開放用部材。
  2. 前記固定部材は、前記取付用孔に前記固着具を通した場合に前記固着具の側面に接触して前記固着具を支持する支持部と、前記取付用孔に通された前記固着具がかしめられて径方向に膨らむ場合にその膨らむ部分を逃がすための凹み部とを有する、請求項1に記載のリング綴じ具開放用部材。
  3. 前記梃子部材は、前記固定部材の周囲に配置され、
    前記接続部材は、前記固定部材の前記取付用孔が形成された部分から見て、前記梃子部材の前記一端部分が配置される側とは反対側の部分に形成される、請求項1または請求項2に記載のリング綴じ具開放用部材。
  4. 前記梃子部材の前記一端部分において押される部分の表面は平面形状に形成される、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のリング綴じ具開放用部材。
  5. 前記表紙と前記リング綴じ具の前記保持部材との間に配置され、前記保持部材に引掛けられる爪部を有し、前記梃子部材に変形可能な別の接続部材を介して接続される基体を含み、
    前記基体は、前記固定部材、前記接続部材、前記梃子部材および前記別の接続部材とともに合成樹脂で一体的に形成される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のリング綴じ具開放用部材。
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