JP4885920B2 - 表紙および金型 - Google Patents

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この発明は、表紙および金型に関し、特に、内面に綴じ具を固定するための、たとえば鋲などの固定具の軸部を挿通するための貫通孔が厚み方向に形成され、その固定具の頭部を収容するための収容部が外面側において貫通孔の周辺に形成された、合成樹脂製のたとえばファイル表紙などの表紙と、そのような表紙の少なくとも固定具の頭部を収容するための収容部を形成するための金型とに関する。
この発明の背景となる従来のファイルには、合成樹脂製のファイル表紙を含み、ファイル表紙の背表紙の内面に綴じ具が鋲などの固定具で固定されたものがあった。この従来のファイルは、ファイル表紙の背表紙には厚み方向に貫通孔が形成され、鋲などの固定具の軸部がファイル表紙の背表紙の外面側から貫通孔と綴じ具に形成されている固定用孔とに挿通され、その固定具の軸部の先端がかしめられている。(例えば特許文献1参照)
特開2004−136570号公報
ところが、上述の従来のファイルでは、鋲などの固定具の頭部がファイル表紙の背表紙の外面から外側に突出しているので、固定具の頭部上および背表紙の外面上に背紙を貼付した場合、背紙が平坦状に貼付されない。そのため、このように貼付された背紙の表面には、文字等を記入しにくい。
そこで、背紙を平坦状に貼付することができるようにするために、たとえば図17(A)および図17図(B)に示すように、ファイル表紙1の背表紙2の外面を貫通孔3の周辺において急激に強く押圧することによって、背表紙2の外面側において貫通孔3の周辺に鋲などの固定具の頭部に対応する円柱状にへこんだ収容部4を形成することが考えられる。
このようにファイル表紙1の背表紙2に収容部4を形成すれば、その収容部4に鋲などの固定具の頭部を収容できるので、固定具の頭部上および背表紙2の外面上に背紙を平坦に貼付することができ、貼付された背紙の表面に文字等を記入しやすい。
ところが、このようにファイル表紙1の背表紙2に収容部4を形成する場合、背表紙2の外面が急激に強く押圧されるので、収容部4の底部5の全周囲が急激に塑性変形されて、収容部4の底部5の全周囲の強度が弱くなってしまう。そのため、ファイル1の背表紙2は、収容部4の底部5の全周囲で切断されてしまいやすくなり、収容部4の底部5が鋲などの固定具や綴じ具とともに、ファイル表紙1から外れてしまいやすくなる。
そこで、収容部4の底部5の全周囲が切断されにくくするために、例えば図18(A)および図18(B)に示すように、収容部4において底部5の全周辺に、背表紙2の外面を徐々に強く押圧することによって、傾斜状の斜面部6を形成することが考えられる。
このように収容部4において底部5の全周辺に斜面部6を形成すれば、収容部4の底部5の全周囲は急激に塑性変形されず、底部5の全周囲の強度はほとんど弱くならない。そのため、収容部4の底部5の全周囲が切断されにくくなり、収容部4の底部5が、鋲などの固定具などとともにファイル表紙1から外れにくくなる。
底部5の全周辺を斜面部6にした場合プレス加工後、凹凸が戻ってしまい金型の凹凸の段差どおりの形状が得られない。
必要な段差(凹の深さ)を得ようとすると、金型の凹凸の段差を大きくする必要があるが、そのようにすると周辺の歪みが発生してフラット性を保てなくなる。
しかしながら、このように収容部4において底部5の全周辺に斜面部6を形成すると、その斜面部6に沿って鋲などの固定部の頭部が乗り上がってしまう場合があり、この場合、鋲などの固定部の固定位置が背表紙2に対して安定せず、そのため、背表紙2に対して綴じ具の固定位置も安定しない。固定具の軸部が貫通孔3に挿通された後にかしめられる鋲などを用いる場合には、固定具の軸部の径が貫通孔3の径より特に細く形成されるので、この問題は特に顕著となる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、外面側において鋲などの固定具の頭部を収容することができ、鋲などの固定具の頭部を収容した部分で破損されにくく、しかも、鋲などの固定具の固定位置を安定させることができる、表紙を提供することである。
この発明の他の目的は、そのような表紙において固定具の頭部を収容するための収容部を形成することができる、金型を提供することである。
この発明にかかる表紙は、固定具の軸部を挿通するための貫通孔が厚み方向に形成された表紙において、前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部を収容するための収容部が、外面側において前記貫通孔の周辺に形成され、前記収容部は、前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部の軸部側の面に接する底部、前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部の側部側に接する側面部、および前記貫通孔に至るに従って外面側より徐々に下がる傾斜状に形成された斜面部を備え、傾斜面となる斜面部は、貫通孔の周囲に、適宜な間隔をおいて、貫通孔より放射状にのびるように形成され、前記貫通孔に挿通された軸部を有する固定具の頭部に接触しないことを特徴とする、表紙である。
この発明の請求項2にかかる表紙は、固定具の軸部を挿通するための貫通孔が厚み方向に形成された表紙において、前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部を収容するための収容部が、外面側において前記貫通孔の周辺に形成され、前記収容部は、前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部の軸部側の面に接する底部、前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部の側部側に接する側面部、および前記貫通孔に至るに従って外面側より徐々に下がる傾斜状に形成された斜面部を備え、斜面部は、表紙の表面側より押圧して形成された垂下側面部の間に間欠的に形成され、前記貫通孔に挿通された軸部を有する固定具の頭部に接触しないことを特徴とする、表紙である。
この発明の請求項3にかかる表紙においては、収容部は、平面視略円形の凹みであり、表紙の表面側より押圧して形成された、請求項1又は請求項2に記載の表紙である。
この発明の請求項4にかかる表紙は、請求項1に記載された表紙における少なくとも収容部を形成するための金型であって、表紙を圧入させる凹型部と前記凹型部に対応する凸型部とを備え、前記凹型部は、収容部の底部を成形するための底部成形凹部と、側面部を成形するための側面部成形凹部と、斜面部を成形するための斜面部成形凹部とを備え、前記凸型部は、前記底部成形凹部及び側面部成形凹部に対応する底部成形凸部及び側面部成形凸部を備え、前記凹型部及び凸型部は、前記収容部の底部、側面部および斜面部の外面側の表面に対応する型を有する、金型である。
この発明の請求項5にかかる金型は、請求項2に記載された表紙における少なくとも収容部を形成するための金型であって、表紙を圧入させる凹型部と前記凹型部に対応する凸型部とを備え、前記凹型部は、収容部の底部を成形するための底部成形凹部と、側面部を成形するための側面部成形凹部と、斜面部を成形するための斜面部成形凹部とを備え、前記凸型部は、前記底部成形凹部及び側面部成形凹部に対応する底部成形凸部及び側面部成形凸部を備え、前記凹型部及び凸型部は、前記収容部の底、側面部および斜面部の外面側の表面に対応する型を有する、金型である。
この発明の請求項6にかかる金型は、前記収容部の前記底部、前記側面部および前記斜面部の表面に対応する前記型の中央に設けられ、前記表紙に形成される貫通孔を形成するためのコア部を有する、請求項4又は請求項5に記載の金型である。
この発明の請求項7にかかる金型は、前記収容部の前記底部、前記側面部および前記斜面部の表面に対応する前記型の周辺の面は、外方に向かうに従って広がるテーパー状に湾曲している、請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の金型である。
この発明にかかる表紙は、その厚み方向に形成された貫通孔に、鋲などの固定具の軸部が挿通され、外面側に形成された収容部に、固定具の頭部が収容される。そのため、この発明にかかる表紙は、外面側において鋲などの固定具の頭部を収容することができ、固定具の頭部上および表紙の外面上に背紙を平坦状に貼付することができ、貼付された背紙の表面に文字等を記入しやすい。
また、この発明にかかる表紙は、外面側に形成された収容部おいて底部から外面側にわたって傾斜する斜面部が形成されているので、収容部において底面の周辺の斜面部の強度がほとんど弱くならない。そのため、この発明にかかる表紙は、鋲などの固定具の頭部を収容した部分において破損されにくい。
さらに、この発明にかかる表紙は、収納部の底部および側面部に、収納部に収納されている鋲などの固定具の頭部の底面および側面がそれぞれ接するので、固定具の頭部が斜面部に沿って乗り上がることなく、固定具などの固定位置を安定させることができる。
この発明にかかる金型は、そのような表紙の収容部の底部、側面部および斜面部の表面に対応する型を有するので、この金型を用いて表紙を製造することにより固定具の頭部を収容するための収容部を表紙に形成することができる。
この発明にかかる金型は、固定具の軸部を挿通するための貫通孔を形成するためのコア部を有する場合には、この金型を用いて表紙を製造することにより表紙に固定具の軸部を挿通するための貫通孔も形成することができる。
また、この発明にかかる金型は、収容部の底部、側面部および斜面部の表面に対応する型の周辺は、外方に向かうに従って広がるテーパー状に湾曲していると、表紙において収納部が形成される部分が金型で強く押圧されて加工されても、押圧力を取り除くと収容部が形成された表紙全体がほとんど湾曲せず、表紙の弾力性により平面状となる。
この発明によれば、外面側において鋲などの固定具の頭部を収容することができ、鋲などの固定具の頭部を収容した部分において破損されにくく、しかも、鋲などの固定具の固定位置を安定させることができる、表紙が得られる。
さらに、この発明によれば、この金型を用いて表紙を製造することにより固定具の頭部を収容するための収容部を形成することができる、金型が得られる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
一般的には、ファイルとはおおむね記録済みの文書(伝票・カタログ・書類など)をとじ、又は、はさみ入れて整理・保管することのできる表紙をいい、バインダーとはおおむね未記録のとじ穴のある用紙(ルーズリーフ、帳票など)をそう入し、記録できる、とじ具付き表紙をいうが、この発明の特許請求の範囲及び明細書においては、綴具の付いたファイルとバインダーとを総称して、ファイル・バインダ類という。
この発明にかかる実施の形態である2穴真円型リング綴じ具を固定されたファイル・バインダ類について説明する。
図1は、この発明にかかるファイル・バインダ類の一例を示す斜視図である。図2は、図1図示ファイル・バインダ類の表紙を閉じた状態における平断面図解図である。図3は、図1図示ファイル・バインダ類の分解した状態の斜視図解図である。図4は、図1図示ファイル・バインダ類の表紙の収容部及びその周辺を示す図解図であり、(A)は、平面図解図であり、(B)は、図4(A)A−A断面図解図であり、(C)は、図4(A)B−B断面図解図である。
この発明の一実施の形態であるファイル・バインダ類の表紙10は、表表紙12と、裏表紙14と、前記表表紙12と裏表紙14との間に形成された背表紙16とを有し、前記表紙10の背表紙16に固定された綴じ具110を備える。
図1ないし6に示す綴じ具110は、ポリプロピレンその他の比較的硬質で塑性変形をするシート材からなる表紙10の略中央に形成される左右一対の薄肉ヒンジ部18,20の内側の背表紙16の内面側22表面に固定される。
固定する方法としては、綴じ具110の長手方向の両端に形成された固定孔120(後に詳述する)に、背表紙16の外面側24表面より、鋲等の固定具210を挿通させて、背表紙16と一体となるように固定する方法がある。なお、ここでは、固定具として、鋲を用いて説明するが、これに限ることなく、例えば、ビス、はとめ、リベット等を用いてもよい。
この固定具210は、綴じ具110の固定孔120に挿入される軸部212と、前記軸部212の一端に形成された引っ掛かり用の頭部214とを備える。
表紙10は、図2に示すように、表表紙12と裏表紙14とが背表紙16に対して立設状態となるように連設されている。
そして、表表紙12及び裏表紙14は、背表紙16寄りに開閉用の薄肉ヒンジ部18,20が設けられている。
表表紙12及び裏表紙14と背表紙16との連設部26の構成としては、プラスチック製表紙体に略V字溝からなる連設部26を形成して、その溝底で折り曲げる構成を採用している。すなわち、図2に示す通り、表表紙12及び裏表紙14と背表紙16との間に連設部26を形成し、表表紙12及び裏表紙14と連設部26との間に略V字溝を設け、連設部26をその溝底で折り曲げて背表紙16に対し表表紙12及び裏表紙14が立設状態に連設されるようにしたものである。連設部26を利用した場合、この連設部26の開き角度を変えることによって背表紙16の構造を変更することができる。
表表紙12及び裏表紙14の開閉を可能にする薄肉ヒンジ部18,20は、断面略V字溝であり、連設部26から若干小口寄りの位置において表表紙12及び裏表紙14に設けられる。
表紙10は、固定具210の軸部212を挿通するための貫通孔28が厚み方向に形成されている。
表紙10は、前記貫通孔28に挿通された固定具210の軸部212より周辺に張り出した頭部214を収容するための収容部30が、外面側において前記貫通孔28の周辺に形成されている。
前記収容部30は、前記貫通孔28に挿通された固定具210の軸部212より周辺に張り出した頭部214の軸部側の面に接する底部32と、前記貫通孔28に挿通された固定具210の軸部212より周辺に張り出した頭部214の側部側に接する側面部34と、および前記貫通孔28に至るに従って外面側24より徐々に下がる傾斜状に形成された斜面部36とを備え、前記斜面部36は、前記貫通孔28に挿通された軸部212を有する固定具210の頭部214に接触しない。
収容部30は、平面視略円形の凹みであり、表紙10の外面側24より押圧して形成されている。
側面部34は、表紙10の外面側24より、垂直に内面側22に向けて平面視略円形に凹み形成されている。側面部34は、その深さが、固定具210の頭部214の厚さと略々同等に形成されている。従って、綴じ具110を表紙10に取り付けたのちに、背紙(背レッテル)400を表紙10の外面側24に貼付しても、背表紙16の外面側24は、フラットとなる。
傾斜面となる斜面部36は、貫通孔28の周囲に、適宜な間隔をおいて形成され、略々同じ幅をもって貫通孔28より放射状にのびるように形成されている。
斜面部36は、表紙10の外面側24より押圧して形成された垂下側面部34の間に間欠的に形成されている。
斜面部36は、後述するように、金型によりプレス加工されるときに、塑性変形しないか、側面部34と比してわずかに塑性変形しているに過ぎない。それゆえに、ファイル・バインダ類に用箋等の被綴じ物Sを綴じた状態においてファイル・バインダ類を落下させて強い力がかかっても、斜面部36により貫通孔28の周辺が抜け落ちることなく、表紙10の破損を防ぐことができる。
綴じ具110は、環状の綴杆を構成する一対のそれぞれ略円環状の金属製の第1の綴杆112および第1の綴杆112と一対の第2の綴杆114と、前記第1の綴杆112および第2の綴杆114をそれぞれ間隔をおいて設けることができる長さを備えた保持部材116と、その表面に第1の綴杆112および第2の綴杆114が間隔をおいて第1の綴杆112および第2の綴杆114のそれぞれの基部が固定され、第1の綴杆112および第2の綴杆114が前記保持部材116に固定されるように保持部材116の内側に可動自在に固定された作動部材118と、作動部材118を付勢する開閉部材140とを備え、第1の綴杆112及び第2の綴杆114を開くときに、保持部材116内で第1の綴杆112及び第2の綴杆114を保持部材116の長手方向に移動させるように構成されている。
この綴じ具110の綴杆は、主綴杆たる第1の綴杆112と副綴杆たる第2の綴杆114とからなる開閉自在の2穴タイプである。
第1の綴杆112と第2の綴杆114とは、同一方向に向けて、その綴杆係止部150を指で外すことができるように構成されている。
そして、綴杆を閉じるときは、主綴杆たる第1の綴杆112を、例えば親指と人差し指で直接挟んで閉じるように構成されており、第1の綴杆112を2本の指で挟んで閉じる方向に作動させると、副綴杆たる第2の綴杆114は追動するように構成されている。
図12は、この発明の一実施の形態であるファイル表紙に固定する固定具たる鋲の図解図であり、(A)は鋲の斜視図解図であり、(B)は、背面斜視図解図である。
この固定具210たる鋲は、綴じ具110の固定孔120に挿入される軸部212と、前記軸部212の一端に形成された引っ掛かり用の頭部214とを備える。前記頭部214の少なくとも表面または裏面のいずれかに、該頭部214を折って軸部212より切り離すために、前記軸部212の軸方向に見て軸部212の外側であって、該頭部214を折ったとき前記軸部212を挿入する固定孔120から該頭部214が抜け出る位置において、溝216が形成されている。
この固定具210たる鋲は、表紙10と綴じ具110を固定するものであり、軸部212は、被固定物たる綴じ具110の固定孔120に挿入され、引っ掛かり用の頭部214は、前記軸部212の一端に周辺に向けて張り出して形成され、頭部214は、表紙10の固定孔120たる貫通孔28の周縁に引っ掛かるために形成されている。そして、該軸部212と引っ掛かり用の頭部214とは、アルミニウム等の金属又は熱可塑性樹脂等をもって一体成形されてなる。
軸部212は、引っ掛かり用の頭部214の略中央より突設された円柱状で、その外周面は上から下まで同一径の、中空円筒状である。もっとも、軸部212の外周面は、引っ掛かり用の頭部214より先端(下端)に向かうに従ってその径が短くなるテーパー状の中空円筒状としてもよい。
引っ掛かり用の頭部214は、前記軸部212と同心円で軸部212より大径の円盤状で、周縁部において若干その厚みが漸減するように構成されている。引っ掛かり用の頭部214の平面部220には、前記軸部212の外周縁に沿って、平面円形状の割り溝を連続して凹設してもよい。引っ掛かり用の頭部214は、軸部212の略2倍の直径を有し、その厚さは、その直径の略5分の1である。
引っ掛かり用の頭部214の外周縁の厚さは、より薄い方が良い。例えば、収容部30を裏表紙14に形成して、固定具210を裏表紙14に固定する場合、表紙10の外側に引っ掛かり用の頭部214が出ないようにするために、すなわち、ファイル・バインダ類を収容する棚から出し入れするとき、引っ掛かり用の頭部214が隣接するものに引っ掛からないようにするためには、より薄くする方が良い。
この固定具210たる鋲によって、被固定物であるファイルの表紙10と綴じ具110とを固定する場合、表紙10に穿設された固定孔たる貫通孔28と綴じ具110に穿設された固定孔120を合わせ、該固定孔たる貫通孔28及び固定孔120に軸部212を貫挿し、反対側の軸部212の先端を金型で常温(冷間)加工して軸部212の先端部を潰しカールさせ、綴じ具110の固定孔120周辺に密着させて、引っ掛かり用の頭部214と協働して表紙10に綴じ具110を固定する。なお、反対側の軸部212の先端を加熱溶融して軸部212の先端部を潰しカールさせてもよい。
次に、前記表紙の収容部を成形するための金型について、主として図5ないし8に基づいて説明する。
金型310は、上型312と下型314とからなるプレス金型である。
上型312は、半球面凹状の上押圧部320の中心に形成された凸型部322を備え、下型314は、半球面凸状下押圧部330の中心に形成された凹型部332を備える。
下型314の凹型部332は、前記収容部30の前記底部32を成形するための底部成形凹部334と、前記側面部34を成形するための側面部成形凹部336と、前記斜面部36を成形するための斜面部成形凹部338とを備える。
前記側面部成形凹部336は、下押圧部330から垂直状ではなく、若干、下押圧部330から下方に向かうに従って狭くなるテーパー状に成形されている。
前記斜面部成形凹部338は、前記側面部34に対応する断面半円形の凹条が下押圧部330から下方に連続して形成されている。
前記底部成形凹部334は、前記側面部成形凹部336及び斜面部成形凹部338の下部に連続した、平面状に形成されている。
そして、下型314の凹型部332の中心には、前記貫通孔28の形状に対応した貫通孔28を成形するための貫通孔成形孔部340が凹設されている。
前記上型312の凸型部322は、前記下型314の底部成形凹部334及び側面部成形凹部336に対応する底部成形凸部324及び側面部成形凸部326を備え、底部成形凸部324及び側面部成形凸部326は、略々円柱状であり、前記下型314の底部成形凹部334及び側面部成形凹部336に密に嵌挿するように形成されている。
そして、上型312の凸型部322の中心には、前記下型314の凹型部332の中心に穿設された貫通孔成形孔部340に向けて進出して、表紙10を穿孔するための穴あけパンチたるコア部328が進退自在に固定されている。
この実施の形態においては、コア部328は、略円形状であり、上型312の凸型部322の中心に形成されたポンチ固定用孔に嵌挿され、表紙10を穿孔するときには、表紙10を穿孔した後に側面部成形凹部336に密に嵌挿されるように構成されている。
次に、前記金型310により、表紙10の収容部30を成形する方法について、主として図9ないし11に基づいて説明する。
下型314の上部に、表紙10の背表紙16を載置し、上型312に圧力をかけて、上型312の凸型部322を下型314の凹型部332に圧入させて、前記背表紙16の貫通孔28の周辺を変形させる(図10参照)。引き続き、上型312において引っ込んだ状態にあるコア部328に圧力をかけてコア部328を背表紙16に向けて下降させ、上型312のコア部328を下型314の貫通孔成形孔部342に圧入させて、背表紙16を打ち抜き、背表紙16の貫通孔28を成形する(図11参照)。
上型312の凸型部322が、下型314の凹型部332に圧入されたとき、下型314の底部成形凹部334及び側面部成形凹部336の領域は、背表紙16の貫通孔28の周辺は、しぼり若しくは押さえつけられて塑性変形する。
しかしながら、上型312の凸型部322が下型314の凹型部332に圧入されたとき、下型314の斜面部成形凹部338の領域は、塑性変形せず若しくはわずかにわん曲するのみである。
又、下型314の凹型部332の周辺の下押圧部330は、略半球面の凸状面、すなわち凹型部332に近づくに従ってその径が短くなるテーパー状面になっているので、プレス加工により、上型312の凸型部322を下型314の凹型部332に圧入したとき、背表紙16の貫通孔28の周辺が貫通孔28に向かって引き寄せられ、上型312の上押圧部320及び下型314の下押圧部330に沿ってわん曲する(図11A参照)。ところが、上型312を下型314から離し、プレス圧力を取り除くと、背表紙16の弾性により略々平面状に復元する(図11B参照)。
このように、上型312の上押圧部320及び下型314の下押圧部330を、背表紙16の貫通孔28を成形するコア部328及び貫通孔成形孔部342の周辺において、前記したような略半球面に形成されずに平面状に形成されていると、貫通孔28の周辺がプレス圧力により、引き寄せられた状態のまま、プレス圧力を取り除いても、平面状に復元しない。
次に、表紙に固定具たる鋲によって綴じ具を取り付ける方法及び構造について、主として図13ないし16に基づいて説明する。
固定具210の軸部212を挿通するための貫通孔28が厚み方向に形成され、前記貫通孔28に挿通された固定具210の軸部212より周辺に張り出した頭部214を収容するための収容部30に、外面側24において固定具210の頭部214を嵌挿して、表紙10に、綴じ具110を固定具210たる鋲により固定するが、表紙10の前記貫通孔28に挿通され且つ綴じ具110の固定孔120に挿通された固定具210の軸部212は、その先端部を潰しカールさせる。
固定具210たる鋲は、貫通孔28に外面側24より鋲の軸部212を挿通して、前記貫通孔28に挿通された固定具210の軸部212より周辺に張り出した頭部214を収容するための収容部30に頭部214を収容して固定するが、固定具210は、表紙10の前記収容部30における、前記貫通孔28に挿通された固定具210の軸部212より周辺に張り出した頭部214の軸部側の面に接する底部30、前記貫通孔28に挿通された固定具210の軸部212より周辺に張り出した頭部214の側部側に接する側面部34に沿って固定される。
このとき、固定具210の頭部214の側部側は、表紙10の収容部30の斜面部36とは接触しない。
そして、表紙10の背表紙16の外面側24に、背紙400が貼付される。背紙400は、シートの裏面に感圧型接着剤を塗布されたタック紙からなる。固定具210の頭部214は、表紙10の収容部30に埋設しているので、背紙400は、フラットになる。
そして、表紙10の収容部30は、斜面部36が、貫通孔28の周囲に適宜な間隔をおいて貫通孔28より放射状にのびるように形成されて、垂下底部32の間に間欠的に形成されているので、表紙10の貫通孔28の周辺の塑性変形によりその強度を低下させることなく、一定の強度を保ち、収容部30が抜け落ちることがない。
この発明にかかる表紙および金型は、ファイル・バインダ類の表紙に限らず、種々の表紙に利用することができる。
この発明にかかるファイル・バインダ類の一例を示す斜視図である。 図1図示ファイル・バインダ類の表紙を閉じた状態における平断面図解図である。 図1図示ファイル・バインダ類の分解した状態の斜視図解図である。 図1図示ファイル・バインダ類の表紙の収容部及びその周辺を示す図解図であり、(A)は、平面図解図であり、(B)は、図4(A)A−A断面図解図であり、(C)は、図4(A)B−B断面図解図である。 この発明にかかる金型の下型の斜視図解図である。 (A)は、図5図示下型の平面図解図であり、(B)は、(A)のC−C断面図であり、(C)は、(A)のD−D断面図である。 この発明にかかる金型の上型の斜視図解図である。 (A)は、図7図示下型の底面図解図であり、(B)は、(A)のE−E断面図である。 金型による表紙の加工方法を示す断面図解図である。 金型による表紙の加工方法を示す断面図解図であり、(A)はプレスをする直前の状態を示し、(B)はプレスした直後の状態を示す。 金型による表紙の加工方法を示す断面図解図であり、(A)は穿孔した後の状態を示し、(B)は表紙の塑性変形の状態を示す。 この発明の一実施の形態であるファイル表紙に固定する固定具たる鋲の図解図であり、(A)は鋲の斜視図解図であり、(B)は、背面斜視図解図である。 固定具による表紙への綴じ具の取り付け方法を示す一部を断面とした図解図である。 固定具による表紙への綴じ具の取り付け方法を示す一部を断面とした図解図である。 固定具による表紙への綴じ具の取り付け方法を示す一部を断面とした図解図である。 固定具による表紙への綴じ具の取り付け方法を示す一部を断面とした図解図である。 この発明の背景となる表紙の図解図であり、(A)は、平面図解図であり、(B)は、断面図解図である。 この発明の背景となる表紙の図解図であり、(A)は、平面図解図であり、(B)は、断面図解図である。
符号の説明
10 表紙
12 表表紙
14 裏表紙
16 背表紙
18,20 薄肉ヒンジ部
22 内面側
24 外面側
26 連設部
28 貫通孔
30 収容部
32 底部
34 側面部
36 斜面部
110 綴じ具
112 第1の綴杆
114 第2の綴杆
116 保持部材
118 作動部材
120 固定孔
140 開閉部材
150 綴杆係止部
210 固定具
212 軸部
214 頭部
216 溝
220 平面部
224 底面部
310 金型
312 上型
314 下型
320 上押圧部
322 凸型部
324 底部成形凸部
326 側面部成形凸部
328 コア部
330 下押圧部
332 凹型部
334 底部成形凹部
336 側面部成形凹部
338 斜面部成形凹部
340 貫通孔成形孔部
400 背紙
S 被綴じ物

Claims (7)

  1. 固定具の軸部を挿通するための貫通孔が厚み方向に形成された表紙において、
    前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部を収容するための収容部が、外面側において前記貫通孔の周辺に形成され、
    前記収容部は、
    前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部の軸部側の面に接する底部、
    前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部の側部側に接する側面部、および
    前記貫通孔に至るに従って外面側より徐々に下がる傾斜状に形成された斜面部を備え、
    傾斜面となる斜面部は、貫通孔の周囲に、適宜な間隔をおいて、貫通孔より放射状にのびるように形成され、前記貫通孔に挿通された軸部を有する固定具の頭部に接触しないことを特徴とする、表紙。
  2. 固定具の軸部を挿通するための貫通孔が厚み方向に形成された表紙において、
    前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部を収容するための収容部が、外面側において前記貫通孔の周辺に形成され、
    前記収容部は、
    前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部の軸部側の面に接する底部、
    前記貫通孔に挿通された固定具の軸部より周辺に張り出した頭部の側部側に接する側面部、および
    前記貫通孔に至るに従って外面側より徐々に下がる傾斜状に形成された斜面部を備え、
    斜面部は、表紙の表面側より押圧して形成された垂下側面部の間に間欠的に形成され、前記貫通孔に挿通された軸部を有する固定具の頭部に接触しないことを特徴とする、表紙。
  3. 収容部は、平面視略円形の凹みであり、表紙の表面側より押圧して形成された、請求項1又は請求項に記載の表紙。
  4. 請求項1に記載された表紙における少なくとも収容部を形成するための金型であって、表紙を圧入させる凹型部と前記凹型部に対応する凸型部とを備え、
    前記凹型部は、収容部の底部を成形するための底部成形凹部と、側面部を成形するための側面部成形凹部と、斜面部を成形するための斜面部成形凹部とを備え、
    前記凸型部は、前記底部成形凹部及び側面部成形凹部に対応する底部成形凸部及び側面部成形凸部を備え、
    前記凹型部及び凸型部は、前記収容部の底部、側面部および斜面部の外面側の表面に対応する型を有する、金型。
  5. 請求項2に記載された表紙における少なくとも収容部を形成するための金型であって、表紙を圧入させる凹型部と前記凹型部に対応する凸型部とを備え、
    前記凹型部は、収容部の底部を成形するための底部成形凹部と、側面部を成形するための側面部成形凹部と、斜面部を成形するための斜面部成形凹部とを備え、
    前記凸型部は、前記底部成形凹部及び側面部成形凹部に対応する底部成形凸部及び側面部成形凸部を備え、
    前記凹型部及び凸型部は、前記収容部の底、側面部および斜面部の外面側の表面に対応する型を有する、金型。
  6. 前記収容部の前記底部、前記側面部および前記斜面部の表面に対応する前記型の中央に設けられ、前記表紙に形成される貫通孔を形成するためのコア部を有する、請求項4又は請求項5に記載の金型。
  7. 前記収容部の前記底部、前記側面部および前記斜面部の表面に対応する前記型の周辺の面は、外方に向かうに従って広がるテーパー状に湾曲している、請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の金型。
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