JP3560913B2 - 地下埋構造物用落下防止網付き梯子 - Google Patents
地下埋構造物用落下防止網付き梯子 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、マンホールや枡類等の地下埋構造物の上部に取り付けられる落下防止網付き梯子、特に、地下埋構造物内への作業員の出入りが容易に行なえると共に、地下埋構造物内への作業員や工具等の異物の落下を防止することができ、しかも、容易に持ち運び可能な地下埋構造物用落下防止網付き梯子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、マンホール内に作業員が出入りする場合に、作業員の出入りを容易にする梯子をマンホールの入口に取り付けることが行なわれている。また、マンホール内に作業員や工具等の異物が落下するのを防止するために、マンホールの入口に落下防止用の網を取り付けることが行なわれている。
【0003】
実開昭58−181900号公報には、図5に示すように、マンホールの鉄蓋用受枠1に着脱可能に取り付けられた梯子2が開示されている。以下、この梯子を従来技術1という。
【0004】
また、実開昭62−99646号公報には、図6に示すように、落下防止用網3が取り付けられた鉄蓋4用受枠1が開示されている。以下、この受枠を従来技術2という。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術1では、地下埋構造物への作業員の出入りは容易に行なえるものの、地下埋構造物への作業員や異物の落下を防止することができない。
【0006】
また、従来技術2では、地下埋構造物への作業員や工具等の異物の落下は防止することができても、地下埋構造物へ作業員の出入りを容易にするといった効果はない。
【0007】
従って、この発明の目的は、地下埋構造物内への作業員の出入りが容易に行なえると共に、地下埋構造物内への作業員や異物の落下を防止することができる、持ち運び可能な地下埋構造物用落下防止網付き梯子を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、鉄蓋が嵌め込まれる受枠の内側に挿入可能な支柱と、前記支柱の下部に起倒自在に取り付けられた梯子本体と、前記梯子本体に固定された落下防止用網と、前記梯子本体を起立させたときに、前記梯子本体を前記支柱にロックするロック手段とからなり、前記支柱は、これを前記受枠に挿入したときに前記受枠の上方に突出し、前記梯子本体は、前記受枠内に収容可能な大きさを有し、前記落下防止用網は、前記受枠の内側全面を覆う大きさを有することに特徴を有するものである。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記支柱が前記受枠に対して外方に傾斜して挿入可能であることに特徴を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
【0011】
図1は、この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子を示す分解斜視図、図2は、この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子が取り付けられる受枠を示す斜視図、図3は、梯子本体を倒した、この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子を示す断面図、図4は、梯子本体を起立させた、この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子を示す断面図である。
【0012】
図1から図4において、4は、受枠、5は、鉄蓋、6は、門形支柱、7は、支柱6の2本の下端部が嵌め込まれる、受枠4の内側に形成された2つの挿入孔である。挿入孔7に挿入された支柱6は、支柱6の下部に突設されたストッパー8により垂直に保持される。9は、支柱6の下部に軸9Aを中心として起倒自在に取り付けられた梯子本体であり、その最上段の水平バー9Aには、後述するロック手段と係合するフック10が固定されている。梯子本体9は、受枠4内に嵌まり込むリング状枠体11内に受枠4の径方向に亘って固定されている。枠体11の周端部11Aが受枠4の内側段部4Aに当たることによって、枠体11と共に梯子本体9が受枠4内に水平に支持される。
【0013】
12は、梯子本体9上に固定された落下防止用網である。梯子本体9は、受枠4内に収容可能な大きさを有している。落下防止用網12は、受枠4の内側全面を覆う大きさ、ドライバー等の小型工具が通過しない程度の網目、および、人が乗っても破損しない程度の強度を有している。
【0014】
13は、支柱6の水平部に取り付けられた、スナッチロック等と称されている従来公知のロック手段である。ロック手段13は、梯子本体9を起立させたときに、梯子本体9を支柱6に固定する作用をし、梯子本体9のフック10をロック手段13の鉤溝13A内に嵌め込むと、自動的にフック10が鉤体(図示せず)と係合してロックが行なえ、また、レバー13Bを紐13Cを介して回動させることにより、フック10の係合を解除できるものである。
【0015】
なお、図3の一点鎖線で示すように、支柱6を受枠4に対して外方に傾斜させて挿入させれば、フック10の係合を解除したときに、梯子本体9が作業員の意に反して自重により倒れることがなく、梯子本体9を倒すときには、作業員が梯子本体9を引くことになり、安全性の面から好ましい。
【0016】
このように構成されている、この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子によれば、以下のようにして受枠に設置される。
【0017】
梯子本体9を枠体11と共に軸9Aを中心として回動させ、ロック手段13により支柱6に固定しておく。この状態で、設置する受枠4の場所まで運び、支柱6を受枠4の挿入孔7に挿入する。次いで、紐13Cを引いてロック手段13のレバー13Bを回動させて、フック10の係合を解除する。そして、梯子本体9を枠体10と共に軸9Aを中心として、枠体11の周端部11Aが受枠4の段部4Aに当たるまで倒す。これにより梯子本体9は、枠体11と共に受枠4内に水平に支持される。このようにして、梯子本体9が水平に倒れると、受枠4は、図3に示すように、落下防止用網12によって完全に塞がれる。従って、作業員は勿論、工具等の異物がマンホールA内に落下する恐れは皆無である。
【0018】
一方、梯子本体9を枠体11と共に軸9Aを中心として起立させ、ロック手段13によって支柱6に梯子本体9をロックすれば、図4に示すように、梯子本体9は、受枠4に垂直に固定される。従って、マンホールA内への作業員の出入りが容易に行なえる。
【0019】
このように、作業員がマンホールA内に入るときには、紐13Cを引くだけで梯子本体9のロックが解除され、一方、作業員がマンホールA内から出るときには、梯子本体9を下から垂直になるまで押し上げれば、フック10がロック手段13に自動的に係合して、梯子本体9がロックされるので、マンホールA内への出入りが極めて容易且つ安全に行なえる。
【0020】
以上の説明は、この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子をマンホールの鉄蓋用受枠に設置した例であるが、この他の地下構造物上に設置することも可能である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、受枠に挿入可能な支柱に起倒自在に梯子本体を取り付け、この梯子本体に落下防止用網を取り付けることにより、地下埋構造物内への作業員の出入りが容易に行なえると共に、地下埋構造物内への作業員や工具等の異物の落下を防止することができ、且つ、梯子本体を支柱に固定するロック手段を設けることにより梯子の搬送が容易に行なえると共に、作業員の異に反して梯子本体が倒れることがなくなるので、安全性が高まるといった有用な効果がもたらされる。
【0022】
また、支柱を受枠に対して外方に傾斜させて挿入させれば、フックの係合を解除したときに、梯子本体が作業員の意に反して自重により倒れることがなく、梯子本体を倒すときには、作業員が梯子本体を引くことになり、安全性の面から好ましいといった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子を示す分解斜視図である。
【図2】この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子が取り付けられる受枠を示す斜視図である。
【図3】梯子本体を倒した、この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子を示す断面図である。
【図4】梯子本体を起立させた、この発明の地下埋構造物用落下防止網付き梯子を示す断面図である。
【図5】従来技術1を示す斜視図である。
【図6】従来技術2を示す断面図である。
【符号の説明】
1:受枠
2:梯子
3:落下防止用網
4:受枠
4A:段部
5:鉄蓋
6:支柱
7:挿入孔
8:ストッパー
9:梯子本体
9A:軸
10:フック
11:枠体
11A:周端部
12:落下防止用網
13:ロック手段
13A:鉤溝
13B:レバー
13C:紐
Claims (2)
- 鉄蓋が嵌め込まれる受枠の内側に挿入可能な支柱と、前記支柱の下部に起倒自在に取り付けられた梯子本体と、前記梯子本体に固定された落下防止用網と、前記梯子本体を起立させたときに、前記梯子本体を前記支柱にロックするロック手段とからなり、前記支柱は、これを前記受枠に挿入したときに前記受枠の上方に突出し、前記梯子本体は、前記受枠内に収容可能な大きさを有し、前記落下防止用網は、前記受枠の内側全面を覆う大きさを有することを特徴とする地下埋構造物用落下防止網付き梯子。
- 前記支柱が前記受枠に対して外方に傾斜して挿入可能であることを特徴とする、請求項1記載の地下埋構造物用落下防止網付き梯子。
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