JP3560817B2 - ゲーム機器用入力装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータゲーム機器本体に信号を入力する入力装置であって、特に音楽ゲーム等に使用するとき、手で振り動かしたり叩いたりすることで手元から音響又は音声を発生し、ゲーム者が身体全体でゲームに参加し楽しむことができるようにしたゲーム機器用入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は、コンピュータ装置に入力されたゲームソフトに対応してゲーム者がキー、ボタン、又はレバー等を操作し、表示画面上でゲームを楽しむことができるコンピュータゲームが急速に普及している。このコンピュータゲームのソフトには、ロールプレイ形式、スピード競技形式、格闘・対話形式、創作・育成形式等各種考案されているが、最近では表示画面上の映像と共に提供される音楽に、ゲーム者自身が参加する音楽ゲーム形式のものもかなり普及してきている。
これらのコンピュータゲームにおいて、ゲーム者が操作する入力装置は一般にコンピュータゲーム機器の本体から分離されていて、通常のキーボードを用いることもあるが多くの場合はゲーム専用のコントローラ、ジョイスティック等と呼ばれる入力装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来のゲーム機器用入力装置は、ゲーム者がキー、ボタン、又はレバー等を指で押して操作するにとどまっているために、音楽ゲーム等のようにゲーム者自身がゲーム環境に参入し、コンピュータゲーム機器本体の映像や音楽と一緒になって、踊ったり歌ったりしながら入力装置を振り動かし叩いて操作し、身体全体でゲームを楽しむという遊び方はできなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、従ってその目的は、ゲーム者自身が手で振り動かしたり叩いたりすることで手元から音響又は音声を発生し、ゲーム者が身体全体でゲームに参加し楽しむことができるゲーム機器用入力装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために本発明は、コンピュータゲーム機器本体に信号を入力する入力装置であって、振動センサと操作キーと手元スピーカとを有し、前記振動センサからの検出信号を音響信号または音声信号に変換する第1変換部と、前記操作キーからのオン/オフ信号を音響信号または音声信号に変換する第2変換部と、前記第1変換部と第2変換部とからの出力信号に応じて前記手元スピーカまたは前記コンピュータゲーム機器本体を制御する制御部と、ミキシング機能を有するアンプとを備え、前記コンピュータゲーム機器本体側の演奏音に応じてゲーム者が振り動かす振動に応じた音響または音声と前記操作キーの操作に応じた音響または音声とを前記制御部が前記アンプを介してミキシングさせて前記手元スピーカから種々の音響または音声として発生自在としてなるものである。
本発明は、前記第1変換部と第2変換部は、条件設定スイッチまたはコンピュータ機器本体からの指示信号に基づいて、音程、音色、音形、音量が特定された音楽信号又は音声信号に変換するものであることを特徴とする。
本発明は、前記第1変換部は、前記振動センサが検知する振動や打撃の大きさに対応した低音域の音響を発生させ、前記第2変換部は、前記操作キーの押圧時間の長さに対応した高音域の音響を発生させ、条件設定スイッチまたは前記コンピュータゲーム機器本体からの指示信号に基づいて音形の変化や相互の音量バランスの調節を行うことを特徴とする。
本発明は、前記振動センサと前記操作キーと前記手元スピーカと前記第1変換部と前記第2変換部と前記制御部と前記アンプが本体に設けられ、この本体の周縁部に、前記操作キーが複数環状に配列されるとともに、先の本体の中央部に手元スピーカが配置されたことを特徴とする。
本発明は、前記本体の一端にグリップ部が設けられ、該グリップ部に前記音程、音色、音形、音量が特定された音楽信号又は音声信号に変換するための前記条件設定スイッチが設けられたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、好ましい具体例によって詳しく説明する。
図1(a)(b)は、本発明の好ましい一実施例を示している。この実施例の入力装置は、本体1が概略8角形の多角形盤状に成形されてなり、その一端に、ゲーム者が片手で握り易い形状のゴム製グリップ部2が形成されている。またこの本体1の周縁部には、合計6個の操作キー3a,…,3fが環状に配列され、これらの操作キー3a,…,3fは、ゲーム者が手のひらで叩く又は押す操作がし易いように離間して配置され、それぞれ直径が約40mmの円盤状に成形されている。
【0006】
前記の構成によってこの入力装置は、全体として楽器のタンバリンに似た外観を有している。また、これらの操作キー3a,…,3fには、それぞれ異なる記号と色とが付与されている。更にこの入力装置は、グリップ部2の上面隅にパイロットランプを兼ねた電源スイッチ4、その側面に条件設定用の十字スイッチ5、及びコンピュータゲーム機器本体と接続するコード6を有している。
【0007】
この入力装置は、本体1の表面中央に格子状の開口部7が形成され、この開口部7の内側には手元スピーカ8が配設されている。また本体1の内部には振動センサ9及び図示しないがCPU(中央制御装置)が内蔵されている。この振動センサ9は、加速度に応じた電圧を発生する素子である。
【0008】
この入力装置は、概略を図2に示す回路構成を有している。すなわち、CPUを中心として、これに振動センサ9が専用の変換部を介して、また各操作キー3a,…,3fがそれぞれ個別の変換部を介して接続されている。更にこのCPUには、ミキシング機能を有するアンプを経由して手元スピーカ8と、各種音響条件の選択操作を行う十字スイッチ5と、コンピュータゲーム機器本体に接続されるインターフェイスI/O及び電源スイッチ4とが接続されている。
【0009】
前記の振動センサ9及び操作キー3a,…,3fにそれぞれ個別に接続された変換部は、振動センサ9又はそれぞれ操作キー3a,…,3fからもたらされたオン/オフ信号を、十字スイッチ5による条件設定又はコンピュータゲーム機器本体からもたらされた指令に基づいて、音程、音色、音形、音量等が特定された音楽信号又は音声信号に変換してCPUに出力する回路である。そしてこれらの変換部からの出力信号に応じてCPUは手元スピーカ8やコンピュータゲーム機器本体を制御するようになっている。
【0010】
振動センサ9の変換部は、この振動センサ9からもたらされた加速度信号をベース、ドラム等低音楽器の音程、音色が特定されない音信号に変換するものであることが好ましい。また各操作キー3a,…,3fの変換部は、それぞれ選択的に高音打楽器の音、例えばシンバル、タンバリン、小太鼓、ベル等の音程、音色が特定されない音信号に変換し得るものであるか、又は特定の声色を有する音声信号に変換し得るものであることが好ましい。またこの操作キー3a,…,3fの変換部の少なくとも一部には、ステレオ音の左右切り替え又は発音源を入力装置側/コンピュータゲーム機器本体側と切り替える等の信号をCPUに出力する機能を持たせることもできる。
【0011】
更にそれぞれの変換部は、振動センサ9が検知する振動や打撃の大きさ、操作キー3a,…,3fの押圧時間の長さ等に対応して音量や音程を変化させる信号をCPUに出力することができる。また、前記振動センサ9による振動信号と前記操作キー3a,…,3fによる操作キー信号とは、共にコンピュータゲーム機器本体に入力されるようになっている。更にこれらの変換部は、十字スイッチ5による条件設定やコンピュータゲーム機器本体からもたらされた指令に基づいてスタカート、サステインなどの音形の変化や相互の音量バランスの調節をする信号をCPUに出力すること等も行えるようになっている。
【0012】
この実施例の入力装置は、コンピュータゲーム機器本体に接続するとき、例えば以下に一例を示すようにゲームを楽しむことができる。この一例において、コンピュータゲーム機器本体側で或る音楽ゲームのソフトを起動すると、このコンピュータゲーム機器本体側で映像と共にメロディーが演奏される。ゲーム者が前記入力装置のグリップ部2を片手で握り、このメロディーに合わせて適当と思われるリズムでこの入力装置を振り動かすと、この振動による加速度を振動センサ9が感知してその振動に対応した低音域の音響をCPUがアンプを介して手元スピーカ8から発生させる。またゲーム者が操作キー3a,…,3fの何れか一つを選択して手のひらで叩くと、その選択に対応する高音打楽器の音響が、前記の低域音響にミキシングされて手元スピーカ8から発生する。これによってゲーム者は、コンピュータゲーム機器本体から発せられるメロディーに合わせてリズムを即席で創作演奏し楽しむことができる。また、振動センサ9及び/又は操作キー3a,…,3fの変換部の出力信号をCPUがインターフェイスI/Oを介してコンピュータゲーム機器本体に向けて出力することにより、ゲーム者の創作リズムがコンピュータゲーム機器本体から与えられたメロディーに対して適切かどうかをコンピュータゲーム機器本体が判断し、表示画面に点数等を表示するようにすれば、複数のゲーム参加者が互いの即席演奏を競い合う競技ゲームとすることもできる。
【0013】
本発明のゲーム機器用入力装置は、振動に対応して手元スピーカから音響又は音声を発生することを要旨とするものであり、その音質音量や各操作キーの機能、音質、音量、また入力装置本体の形状等は特に限定されるものではない。例えば前記の操作キーは、少なくともその一部が言葉を音声として発するものであってもよい。また入力装置の電源は内蔵電池であってもよく、コンピュータゲーム機器本体との通信も例えば赤外線等による無線通信であってもよい。更に、この入力装置に付与する各種機能は前記の例に限定されるものではなく、企画されたコンピュータゲームの要求に対応して任意に設定することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明のゲーム機器用入力装置は、振動センサと操作キーと手元スピーカとを有し、ゲーム者が前記入力装置に振動を与えるとき、この振動を振動センサが検知し、振動センサの検出信号を第1変換部が音響信号又は音声信号に変換して制御部に伝えるとともに、操作キーからのオン/オフ信号を第2変換部が音響信号又は音声信号に変換して制御部に伝え、制御部がアンプを介してこれら音響信号又は音声信号をミキシングさせて手元スピーカから対応する音響又は音声を発生するようにしたものであるので、コンピュータゲーム機器本体からの信号に対応してゲーム者がこの入力装置を振り動かすことと、操作キーを操作することで手元から音響又は音声が発生するので、踊り歌い叩く等、ゲーム者が身体全体でゲームに参加し楽しむことができるゲーム機器用入力装置を提供できるようになる。
また、この入力装置が複数の操作キーを有し、ゲーム者がこの操作キーを選択して操作するとき、手元スピーカからこの選択操作に対応する音響又は音声が発せられるようになれば、コンピュータゲーム機器本体と信号の授受を行いながらより複雑なゲーム又は創造的なゲームを楽しむことができるようになる。
本発明によれば、前記第1変換部と第2変換部でもって条件設定スイッチまたはコンピュータ機器本体からの指示信号に基づいて、音程、音色、音形、音量を変えるための信号を制御部に送り、この制御部からの指示により音程、音色、音形、音量を変えた音響または音声をスピーカから発生させることができる。
本発明によれば、振動センサが検知した振動や打撃の大きさに対応させて制御部がスピーカから低音域の音響を発生させ、操作キーの押圧時間の長さに対応した高音域の音響を発生させることで、手元スピーカから振動や打撃に対応した低音域の音響と操作キーの操作に伴う高音域の音響をミキシングして発生させることができ、ゲーム者は、例えばコンピュータゲーム機器本体から発せられるメロディーに合わせてリズムを即席で創作演奏し楽しむことができる。
本発明によれば、本体の周縁部に操作キーが複数環状に配列され、中央部に手元スピーカが配置された構成により、ゲーム者が本体周縁部の操作キーの何れか一つを選択して手のひらで叩くと、その選択に対応する高音の音響を低域音響にミキシングして手元スピーカから発生させてゲームを楽しむことができる。
また、本体一端のグリップ部に条件設定スイッチを設けることで本体をグリップしながら条件設定スイッチを操作してゲームを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す(a)平面図と(b)側面図
【図2】前記実施例の回路構成を示すブロック図
【符号の説明】
1:入力装置本体
2:グリップ部
3a,3b,3c,3d,3e,3f:操作キー
4:電源スイッチ
5:十字スイッチ
6:コード
7:開口部
8:手元スピーカ
9:振動センサ
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータゲーム機器本体に信号を入力する入力装置であって、特に音楽ゲーム等に使用するとき、手で振り動かしたり叩いたりすることで手元から音響又は音声を発生し、ゲーム者が身体全体でゲームに参加し楽しむことができるようにしたゲーム機器用入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は、コンピュータ装置に入力されたゲームソフトに対応してゲーム者がキー、ボタン、又はレバー等を操作し、表示画面上でゲームを楽しむことができるコンピュータゲームが急速に普及している。このコンピュータゲームのソフトには、ロールプレイ形式、スピード競技形式、格闘・対話形式、創作・育成形式等各種考案されているが、最近では表示画面上の映像と共に提供される音楽に、ゲーム者自身が参加する音楽ゲーム形式のものもかなり普及してきている。
これらのコンピュータゲームにおいて、ゲーム者が操作する入力装置は一般にコンピュータゲーム機器の本体から分離されていて、通常のキーボードを用いることもあるが多くの場合はゲーム専用のコントローラ、ジョイスティック等と呼ばれる入力装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来のゲーム機器用入力装置は、ゲーム者がキー、ボタン、又はレバー等を指で押して操作するにとどまっているために、音楽ゲーム等のようにゲーム者自身がゲーム環境に参入し、コンピュータゲーム機器本体の映像や音楽と一緒になって、踊ったり歌ったりしながら入力装置を振り動かし叩いて操作し、身体全体でゲームを楽しむという遊び方はできなかった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、従ってその目的は、ゲーム者自身が手で振り動かしたり叩いたりすることで手元から音響又は音声を発生し、ゲーム者が身体全体でゲームに参加し楽しむことができるゲーム機器用入力装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために本発明は、コンピュータゲーム機器本体に信号を入力する入力装置であって、振動センサと操作キーと手元スピーカとを有し、前記振動センサからの検出信号を音響信号または音声信号に変換する第1変換部と、前記操作キーからのオン/オフ信号を音響信号または音声信号に変換する第2変換部と、前記第1変換部と第2変換部とからの出力信号に応じて前記手元スピーカまたは前記コンピュータゲーム機器本体を制御する制御部と、ミキシング機能を有するアンプとを備え、前記コンピュータゲーム機器本体側の演奏音に応じてゲーム者が振り動かす振動に応じた音響または音声と前記操作キーの操作に応じた音響または音声とを前記制御部が前記アンプを介してミキシングさせて前記手元スピーカから種々の音響または音声として発生自在としてなるものである。
本発明は、前記第1変換部と第2変換部は、条件設定スイッチまたはコンピュータ機器本体からの指示信号に基づいて、音程、音色、音形、音量が特定された音楽信号又は音声信号に変換するものであることを特徴とする。
本発明は、前記第1変換部は、前記振動センサが検知する振動や打撃の大きさに対応した低音域の音響を発生させ、前記第2変換部は、前記操作キーの押圧時間の長さに対応した高音域の音響を発生させ、条件設定スイッチまたは前記コンピュータゲーム機器本体からの指示信号に基づいて音形の変化や相互の音量バランスの調節を行うことを特徴とする。
本発明は、前記振動センサと前記操作キーと前記手元スピーカと前記第1変換部と前記第2変換部と前記制御部と前記アンプが本体に設けられ、この本体の周縁部に、前記操作キーが複数環状に配列されるとともに、先の本体の中央部に手元スピーカが配置されたことを特徴とする。
本発明は、前記本体の一端にグリップ部が設けられ、該グリップ部に前記音程、音色、音形、音量が特定された音楽信号又は音声信号に変換するための前記条件設定スイッチが設けられたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、好ましい具体例によって詳しく説明する。
図1(a)(b)は、本発明の好ましい一実施例を示している。この実施例の入力装置は、本体1が概略8角形の多角形盤状に成形されてなり、その一端に、ゲーム者が片手で握り易い形状のゴム製グリップ部2が形成されている。またこの本体1の周縁部には、合計6個の操作キー3a,…,3fが環状に配列され、これらの操作キー3a,…,3fは、ゲーム者が手のひらで叩く又は押す操作がし易いように離間して配置され、それぞれ直径が約40mmの円盤状に成形されている。
【0006】
前記の構成によってこの入力装置は、全体として楽器のタンバリンに似た外観を有している。また、これらの操作キー3a,…,3fには、それぞれ異なる記号と色とが付与されている。更にこの入力装置は、グリップ部2の上面隅にパイロットランプを兼ねた電源スイッチ4、その側面に条件設定用の十字スイッチ5、及びコンピュータゲーム機器本体と接続するコード6を有している。
【0007】
この入力装置は、本体1の表面中央に格子状の開口部7が形成され、この開口部7の内側には手元スピーカ8が配設されている。また本体1の内部には振動センサ9及び図示しないがCPU(中央制御装置)が内蔵されている。この振動センサ9は、加速度に応じた電圧を発生する素子である。
【0008】
この入力装置は、概略を図2に示す回路構成を有している。すなわち、CPUを中心として、これに振動センサ9が専用の変換部を介して、また各操作キー3a,…,3fがそれぞれ個別の変換部を介して接続されている。更にこのCPUには、ミキシング機能を有するアンプを経由して手元スピーカ8と、各種音響条件の選択操作を行う十字スイッチ5と、コンピュータゲーム機器本体に接続されるインターフェイスI/O及び電源スイッチ4とが接続されている。
【0009】
前記の振動センサ9及び操作キー3a,…,3fにそれぞれ個別に接続された変換部は、振動センサ9又はそれぞれ操作キー3a,…,3fからもたらされたオン/オフ信号を、十字スイッチ5による条件設定又はコンピュータゲーム機器本体からもたらされた指令に基づいて、音程、音色、音形、音量等が特定された音楽信号又は音声信号に変換してCPUに出力する回路である。そしてこれらの変換部からの出力信号に応じてCPUは手元スピーカ8やコンピュータゲーム機器本体を制御するようになっている。
【0010】
振動センサ9の変換部は、この振動センサ9からもたらされた加速度信号をベース、ドラム等低音楽器の音程、音色が特定されない音信号に変換するものであることが好ましい。また各操作キー3a,…,3fの変換部は、それぞれ選択的に高音打楽器の音、例えばシンバル、タンバリン、小太鼓、ベル等の音程、音色が特定されない音信号に変換し得るものであるか、又は特定の声色を有する音声信号に変換し得るものであることが好ましい。またこの操作キー3a,…,3fの変換部の少なくとも一部には、ステレオ音の左右切り替え又は発音源を入力装置側/コンピュータゲーム機器本体側と切り替える等の信号をCPUに出力する機能を持たせることもできる。
【0011】
更にそれぞれの変換部は、振動センサ9が検知する振動や打撃の大きさ、操作キー3a,…,3fの押圧時間の長さ等に対応して音量や音程を変化させる信号をCPUに出力することができる。また、前記振動センサ9による振動信号と前記操作キー3a,…,3fによる操作キー信号とは、共にコンピュータゲーム機器本体に入力されるようになっている。更にこれらの変換部は、十字スイッチ5による条件設定やコンピュータゲーム機器本体からもたらされた指令に基づいてスタカート、サステインなどの音形の変化や相互の音量バランスの調節をする信号をCPUに出力すること等も行えるようになっている。
【0012】
この実施例の入力装置は、コンピュータゲーム機器本体に接続するとき、例えば以下に一例を示すようにゲームを楽しむことができる。この一例において、コンピュータゲーム機器本体側で或る音楽ゲームのソフトを起動すると、このコンピュータゲーム機器本体側で映像と共にメロディーが演奏される。ゲーム者が前記入力装置のグリップ部2を片手で握り、このメロディーに合わせて適当と思われるリズムでこの入力装置を振り動かすと、この振動による加速度を振動センサ9が感知してその振動に対応した低音域の音響をCPUがアンプを介して手元スピーカ8から発生させる。またゲーム者が操作キー3a,…,3fの何れか一つを選択して手のひらで叩くと、その選択に対応する高音打楽器の音響が、前記の低域音響にミキシングされて手元スピーカ8から発生する。これによってゲーム者は、コンピュータゲーム機器本体から発せられるメロディーに合わせてリズムを即席で創作演奏し楽しむことができる。また、振動センサ9及び/又は操作キー3a,…,3fの変換部の出力信号をCPUがインターフェイスI/Oを介してコンピュータゲーム機器本体に向けて出力することにより、ゲーム者の創作リズムがコンピュータゲーム機器本体から与えられたメロディーに対して適切かどうかをコンピュータゲーム機器本体が判断し、表示画面に点数等を表示するようにすれば、複数のゲーム参加者が互いの即席演奏を競い合う競技ゲームとすることもできる。
【0013】
本発明のゲーム機器用入力装置は、振動に対応して手元スピーカから音響又は音声を発生することを要旨とするものであり、その音質音量や各操作キーの機能、音質、音量、また入力装置本体の形状等は特に限定されるものではない。例えば前記の操作キーは、少なくともその一部が言葉を音声として発するものであってもよい。また入力装置の電源は内蔵電池であってもよく、コンピュータゲーム機器本体との通信も例えば赤外線等による無線通信であってもよい。更に、この入力装置に付与する各種機能は前記の例に限定されるものではなく、企画されたコンピュータゲームの要求に対応して任意に設定することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明のゲーム機器用入力装置は、振動センサと操作キーと手元スピーカとを有し、ゲーム者が前記入力装置に振動を与えるとき、この振動を振動センサが検知し、振動センサの検出信号を第1変換部が音響信号又は音声信号に変換して制御部に伝えるとともに、操作キーからのオン/オフ信号を第2変換部が音響信号又は音声信号に変換して制御部に伝え、制御部がアンプを介してこれら音響信号又は音声信号をミキシングさせて手元スピーカから対応する音響又は音声を発生するようにしたものであるので、コンピュータゲーム機器本体からの信号に対応してゲーム者がこの入力装置を振り動かすことと、操作キーを操作することで手元から音響又は音声が発生するので、踊り歌い叩く等、ゲーム者が身体全体でゲームに参加し楽しむことができるゲーム機器用入力装置を提供できるようになる。
また、この入力装置が複数の操作キーを有し、ゲーム者がこの操作キーを選択して操作するとき、手元スピーカからこの選択操作に対応する音響又は音声が発せられるようになれば、コンピュータゲーム機器本体と信号の授受を行いながらより複雑なゲーム又は創造的なゲームを楽しむことができるようになる。
本発明によれば、前記第1変換部と第2変換部でもって条件設定スイッチまたはコンピュータ機器本体からの指示信号に基づいて、音程、音色、音形、音量を変えるための信号を制御部に送り、この制御部からの指示により音程、音色、音形、音量を変えた音響または音声をスピーカから発生させることができる。
本発明によれば、振動センサが検知した振動や打撃の大きさに対応させて制御部がスピーカから低音域の音響を発生させ、操作キーの押圧時間の長さに対応した高音域の音響を発生させることで、手元スピーカから振動や打撃に対応した低音域の音響と操作キーの操作に伴う高音域の音響をミキシングして発生させることができ、ゲーム者は、例えばコンピュータゲーム機器本体から発せられるメロディーに合わせてリズムを即席で創作演奏し楽しむことができる。
本発明によれば、本体の周縁部に操作キーが複数環状に配列され、中央部に手元スピーカが配置された構成により、ゲーム者が本体周縁部の操作キーの何れか一つを選択して手のひらで叩くと、その選択に対応する高音の音響を低域音響にミキシングして手元スピーカから発生させてゲームを楽しむことができる。
また、本体一端のグリップ部に条件設定スイッチを設けることで本体をグリップしながら条件設定スイッチを操作してゲームを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す(a)平面図と(b)側面図
【図2】前記実施例の回路構成を示すブロック図
【符号の説明】
1:入力装置本体
2:グリップ部
3a,3b,3c,3d,3e,3f:操作キー
4:電源スイッチ
5:十字スイッチ
6:コード
7:開口部
8:手元スピーカ
9:振動センサ
Claims (5)
- コンピュータゲーム機器本体に信号を入力する入力装置であって、振動センサと操作キーと手元スピーカとを有し、前記振動センサからの検出信号を音響信号または音声信号に変換する第1変換部と、前記操作キーからのオン/オフ信号を音響信号または音声信号に変換する第2変換部と、前記第1変換部と第2変換部とからの出力信号に応じて前記手元スピーカまたは前記コンピュータゲーム機器本体を制御する制御部と、ミキシング機能を有するアンプとを備え、前記コンピュータゲーム機器本体側の演奏音に応じてゲーム者が振り動かす振動に応じた音響または音声と前記操作キーの操作に応じた音響または音声とを前記制御部が前記アンプを介してミキシングさせて前記手元スピーカから種々の音響または音声として発生自在としてなることを特徴とするゲーム機器用入力装置。
- 前記第1変換部と第2変換部は、条件設定スイッチまたはコンピュータ機器本体からの指示信号に基づいて、音程、音色、音形、音量が特定された音楽信号又は音声信号に変換するものであることを特徴とする請求項1に記載のゲーム機器用入力装置。
- 前記第1変換部は、前記振動センサが検知する振動や打撃の大きさに対応した低音域の音響を発生させ、前記第2変換部は、前記操作キーの押圧時間の長さに対応した高音域の音響を発生させ、条件設定スイッチまたは前記コンピュータゲーム機器本体からの指示信号に基づいて音形の変化や相互の音量バランスの調節を行うことを特徴とする請求項1に記載のゲーム機器用入力装置。
- 前記振動センサと前記操作キーと前記手元スピーカと前記第1変換部と前記第2変換部と前記制御部と前記アンプが本体に設けられ、この本体の周縁部に、前記操作キーが複数環状に配列されるとともに、先の本体の中央部に手元スピーカが配置されたことを特徴とする請求項2または3に記載のゲーム機器用入力装置。
- 前記本体の一端にグリップ部が設けられ、該グリップ部に前記音程、音色、音形、音量が特定された音楽信号又は音声信号に変換するための前記条件設定スイッチが設けられたことを特徴とする請求項4に記載のゲーム機器用入力装置。
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JP17637498A JP3560817B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ゲーム機器用入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17637498A JP3560817B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ゲーム機器用入力装置 |
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JP3560817B2 true JP3560817B2 (ja) | 2004-09-02 |
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ID=16012521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17637498A Expired - Fee Related JP3560817B2 (ja) | 1998-06-23 | 1998-06-23 | ゲーム機器用入力装置 |
Country Status (1)
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JP5411425B2 (ja) * | 2007-12-25 | 2014-02-12 | 任天堂株式会社 | ゲームプログラム、ゲーム装置、ゲームシステム、およびゲーム処理方法 |
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1998
- 1998-06-23 JP JP17637498A patent/JP3560817B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2000005441A (ja) | 2000-01-11 |
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