JP3558789B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は画像形成装置に関し、特に、感光体および中間転写体を有していて、感光体に形成したカラーのトナー像を中間転写体に順次重ね転写して重ね転写画像を形成し、この重ね転写画像を転写紙上に一括転写するタイプの画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
回転駆動される回転体からなる感光体と、この感光体に対向配置されていて前記感光体と接した状態で該感光体と同じ周速度で回転される中間転写体と、この中間転写体の一部に設けたマークと、該マークの通過領域に設けた該マーク検知用のセンサを有するとともに、前記感光体と接した状態を構成する1次転写部に1次転写手段、前記1次転写手段の配設位置よりも前記感光体の回転方向上流の帯電位置に帯電手段をそれぞれ有し、画像の形成に際して前記感光体および前記中間転写体の回転中に前記センサによる前記マークの検知から一定のタイミングの後、作像プロセスを開始し、前記帯電位置を通過して帯電された前記感光体の帯電領域に光書き込みおよび現像により任意の色のトナー像を形成し、ついでこの任意の色のトナー像を前記1次転写部にて1次転写手段により前記中間転写体に転写する、という工程を異なる色ごとに繰り返して、前記中間転写体上にカラーの重ねトナー像を得、この重ねトナー像を転写紙上に一括転写してカラー画像を得る画像形成装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような画像形成装置においては、例えば、1色目の画像形成プロセスにおいてセンサによりマーク検知がなされかつ、このマークの検知から一定のタイミングの後に画像形成プロセスが開始され、感光体に光書き込みがなされている途中において、先行する未帯電部1次転写部を通過し、やがて帯電部が通過するようになることがある。
【0004】
1次転写部では、感光体と中間転写体とが密着して所謂ニップ部を形成しており、中間転写体に未帯電部が密着している状態と、中間転写体に帯電部が密着している状態とで、電気的な力(クーロン力)による感光体と中間転写体との密着力が異なり、これにより、感光体や中間転写体の駆動負荷も変動する。
【0005】
このため、1次転写部を感光体の未帯電部が通過するときと、感光体の帯電部が通過するときとで、感光体や中間転写体に負荷変動を生じ、この負荷変動は線速度変動となってあらわれる。
【0006】
このような速度変動は、1色目の画像形成プロセスにおける光書き込みの途中に帯電部と未帯電部との境界部が1次転写部を通過する際に生じ得る。この場合には、一色目の画像中に速度変動による画像の伸縮が生じ、かつ、2色目の画像プロセスにおいては1次転写部を必ず帯電部が通過するのであるから、1色目の画像と2色目の画像との間で位置ずれが生じ得る。
【0007】
あるいは、1色目の画像形成プロセスにおける光書き込み中には1次転写部を未帯電部が通過し、1色目の画像形成プロセスにおける光書き込み中には1次転写部を帯電部が通過する場合には、1色目の画像と2色目の画像との間で、感光体、中間転写体の負荷が変動するのであるから、画像の位置ずれが生じてしまう。
【0008】
本発明は、1次転写部を未帯電部が通過することに起因する画像の位置ずれをなくすことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
【0010】
(1)回転駆動される回転体からなる感光体と、この感光体に対向配置されていて前記感光体と接した状態で該感光体と同じ周速度で回転される中間転写体と、この中間転写体の一部に設けたマークと、該マークの通過領域に設けた該マーク検知用のセンサを有するとともに、前記感光体と接した状態を構成する1次転写部に1次転写手段、前記1次転写手段の配設位置よりも前記感光体の回転方向上流の帯電位置に帯電手段をそれぞれ有し、前記感光体および前記中間転写体が回転を始めると同時に前記帯電手段と前記1次転写手段がオンとなる画像形成装置であって、画像の形成に際して前記感光体および前記中間転写体の回転中に前記センサによる前記マークの検知から一定のタイミングの後、露光プロセスを開始し、前記帯電位置を通過して帯電された前記感光体の帯電領域に光書き込みおよび現像により任意の色のトナー像を形成し、ついでこの任意の色のトナー像を前記1次転写部にて1次転写手段により前記中間転写体に転写する、という工程を異なる色ごとに繰り返して、前記中間転写体上にカラーの重ねトナー像を得、この重ねトナー像を転写紙上に一括転写してカラー画像を得る画像形成装置において、画像形成プロセスが開始前の待機状態下で、前記感光体の回転方向上、前記帯電位置から下流側に向けて前記1次転写部まで測った距離をaとし、前記中間転写体の回転方向上、前記センサ位置から下流側に向けて前記マークまで測った距離をbとするとき、b>aとなるようにした(請求項1)。
【0011】
(2)(1)記載の画像形成装置において、画像形成プロセスが開始されたとき、前記マークが停止位置から前記センサ位置まで移動するに要する時間btが、前記帯電手段のオンから前記帯電手段による帯電領域の先端部が前記1次転写部に到達するに要する時間atよりも任意の時間ctだけ長くなるようにした(請求項2)。
【0012】
なお、(2)記載の画像形成装置において、任意の時間ctには、前記感光体の帯電部が1次転写部に到達した際の関連装置の負荷変動の減衰に十分な時間を含むこととすることができる
【0013】
)(2)記載の画像形成装置において、任意の時間ctには、前記感光体の帯電部が前記1次転写部に到達してから前記1次転写手段がオンして十分に立ち上がるまでの時間を含むこととした(請求項)。
【0017】
)(乃至の何れかに記載の画像形成装置において、前記マークは曲率部を避けて停止させることとした(請求項)。
【0018】
【実施の形態】
(一)本発明が適用される多色画像形成装置
本発明の実施に適する多色画像形成装置の一例として、カラー画像形成装置を図2により説明する。
【0019】
カラー画像読み取り装置(以下、カラースキャナーという。)200は、コンタクトガラス202上の原稿180の画像を照明ランプ205、ミラー群204A,204B,204Cなど、およびレンズ206を介してカラーセンサー207に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブルー(以下、Bという。)、グリーン(以下、Gという。)レッド(以下、Rという。)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
【0020】
カラーセンサー207は、この例では、B,G,Rの色分解手段とCCD(固体撮像素子)のような光電変換素子で構成されており、3色の同時読み取りを行うものである。
【0021】
カラースキャナー200で得たB,G,Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、図示省略された画像処理部にて色変換処理を行い、ブラック(以下、BKという。)、シアン(以下、Cという。)、マゼンタ(以下、Mという。)イエロー(以下、Yという)の色情報を含むカラー画像データを得る。
【0022】
このカラー画像データを用い、次に述べるカラー画像記録装置(以下、カラープリンターという。)400によって、BK,C,M,Yの画像データを得るためのカラースキャナー200の動作方式は、カラープリンター400の動作とタイミングをとったスキャナースタート信号を受けて、図2において、照明ランプ205やミラー群204A、204B,204Cなどからなる照明・ミラー光学系が左矢印方向へ原稿走査し、1回走査毎に1色の画像データを得る。そして、その都度、カラープリンター400で順次、顕像化しつつ、これらを重ね合わせて、4色のフルカラー画像を形成する。
【0023】
つぎに、カラープリンター400の概要を説明する。
【0024】
露光手段としての書き込み光学ユニット401は、カラースキャナー200からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行い、本発明にいう感光体に相当する潜像担持体である感光体ドラム414に静電潜像を形成する。
【0025】
光書き込み光学ユニット401は、例えばレーザーダイオードからなるレーザー発光手段441、これを駆動する発光駆動制御部(図示省略)、ポリゴンミラー443、これを駆動する回転用モータ444、fθレンズ442、反射ミラー446などで構成されている。
【0026】
感光体ドラム414は、矢印で示す如く反時計回りの向きに回転するが、その周りには、感光体クリーニングユニット421、除電ランプ414M、帯電手段としての帯電器419、感光体ドラム上の潜像電位を検知する電位センサー414D、リボルバー現像装置420の選択された現像器、現像濃度パターン検知器414P、本発明にいう中間転写体としての中間転写ベルト415などが配置されている。
【0027】
リボルバー現像装置420は、BK現像器420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現像器420Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回りの向きに回転させる、リボルバー回転駆動部(図示省略)などからなる。これら各現像器は、静電潜像を現像化するために、現像剤の穂を感光体ドラム414の表面に接触させて回転する現像スリーブ420KS、420CS,420MS,420YSと、現像剤を組み上げ・撹拌するために回転する現像パドルなどで構成されている。
【0028】
さて、待機状態では、リボルバー現像装置420はBK現像器420で現像を行う位置にセットされており、コピー動作が開始されると、カラースキャナー200で所定のタイミングからBK画像データの読み取りがスタートし、この画像データに基づき、レーザー光による光書き込み・潜像形成が始まる(以下、BK画像データによる静電潜像をBK潜像という。C、M、Yの各画像データについ同じ。)。
【0029】
このBK潜像の先端部から現像可能とすべく、BK現像器420Kの現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリーブ420KSを回転開始して、BK潜像をBKトナーで現像する。
【0030】
そして、以後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBK潜像位置を通過した時点で、速やかに、BK現像器420Kによる現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボルバー現像装置420を駆動して回動させる。この回動動作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部が到達する前に完了させる。
【0031】
像の形成サイクルが開始されると、感光体ドラム414は矢印で示すように反時計回りの向きに回動し、中間転写ベルト415は図示しない駆動モータにより、時計回りの向きに回動する。
【0032】
中間転写ベルト415の回動に伴って、BKトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が順次行われ、最終的に、BK,C,M,Yの準に中間転写ベルト415上に重ねてトナー像が形成される。
【0033】
BK像の形成は、以下のようにして行われる。
【0034】
帯電器419はコロナ放電によって、暗中にて、感光体ドラム414を負電荷で約−700Vに一様に帯電する。つづいて、レーザー発光手段441は、BK信号に基づいてラスタ露光を行う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一様に帯電された感光体ドラム414の露光された部分については、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が形成される。
【0035】
リボルバー現像装置420内のトナーは、フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電され、また、本現像装置のBK現像スリーブ420KSは、感光体ドラム414の金属基体層に対して図示しない電源手段によって、負の直流電位と交流とが重畳された電位にバイアスされている。
【0036】
この結果、感光体ドラム414の電荷が残っている部分には、トナーが付着せず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBKトナーが吸着され、潜像と相似なBK可視像が形成される。
【0037】
中間転写ベルト415は、駆動ローラ415D、転写対向ローラ415T、クリーニング対向ローラ415Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆動モータにより駆動制御される。
【0038】
さて、感光体ドラム414上に形成したBKトナー像は、感光体と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト415の表面に、ベルト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)416によって転写される。以下、感光体ドラム414から中間転写ベルト415へのトナー像転写を、ベルト転写と称する。
【0039】
感光体ドラム414上の若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えて、感光体クリーニングユニット421で清掃される。ここで回収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排トナータンクに蓄えられる。なお、中間転写ベルト415には、感光体ドラム414に順次形成する、BK,C,M,Yのトナー像を、同一面に順次、位置合わせして、4色重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写紙にコロナ放電転写器にて一括転写を行う。
【0040】
ところで、感光体ドラム414側では、BK画像の形成工程のつぎに、C画像の形成工程に進むが、所定のタイミングから、カラースキャナー200によるC画像データの読み取りが始まり、その画像データによるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。
【0041】
C現像器420Cは、その現像位置に対して、先のBK潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達する前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像をCトナーで現像する。
【0042】
以後、C潜像領域の現像をつづけるが、潜像後端部が通過し時点で、先のBK現像器の場合と同様にリボルバー現像装置420を駆動して、C現像器420Cを送り出し、つぎのM現像器420Mを現像位置に位置させる。この動作もやはり、つぎのM潜像先端部が現像部に到達する前に行う。なお、MおよびYの各像の形成工程については、それぞれの画像データの読み取り・潜像形成・現像の動作が上述のBK像や、C像の工程に準ずるので、説明は省略する。
【0043】
ベルトクリーニング装置415Uは、入口シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1色目のBK画像をベルト転写した後の、2、3、4色目を画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構によって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレードなどは離間させておく。
【0044】
紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器という。)417は、中間転写ベルト415上の重ねトナー像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルトに印加するものである。
【0045】
給紙バンク内の転写紙カセット482には、各種サイズの転写紙が収納されており、指定されたサイズの用紙を収納している収納カセットから、給紙コロ483によってレジストローラ対418R方向に給紙・搬送される。なお、符号412B2は、OHP用紙や厚紙などを手差しするための給紙トレイを示している。像形成が開始される時期に、転写紙は前記いずれかの給紙トレイから給送され、レジストローラ対418Rのニップ部にて待機している。そして、紙転写器417に中間転写ベルト415上のトナー像の先端がさしかかるときに、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致する如くにレジストローラ対418Rが駆動され、紙と像とのレジスト合わせが行われる。
【0046】
このようにして、転写紙が中間転写ベルト上の色重ね像と重ねられて、正電位につながれた紙転写器417の上を通過する。このとき、コロナ放電電流で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙上に転写される。つづいて、紙転写器417の左側に配置した図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト415から剥離されて紙搬送ベルト422に移る。
【0047】
さて、中間転写ベルト面から4色重ねトナー像を一括転写された転写紙は、紙搬送ベルト422で定着器423に搬送され、所定温度にコントロールされた定着ローラ423Aと加圧ローラ423Bのニップ部でトナー像を溶融定着され、排出ロール対424で本体外に送り出され、図示省略のコピートレイに表向きにスタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0048】
なお、ベルト転写後の感光体ドラム414は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体クリーニングユニット421で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ414Mで均一除電される。
【0049】
また、転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト415は、再び、クリーニングユニット415Uのブレード接離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングする。
【0050】
リピートコピーの場合には、カラースキャナーの動作および感光体への画像形成は、1枚目の4色目画像工程にひきつづき、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進む。
【0051】
また、中間転写ベルト415の方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程にひきつづき、表面をベルトクリーニング装置でクリーニングされた領域に、2枚目のBKトナー像がベルト転写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作になる。
【0052】
以上は、4色フルカラーコピーを得るコピーモードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピーモードの場合は、指定された色と回数の分について、以上,述べたと同じ動作を行うことになる。
【0053】
また、単色コピーモードの場合には、所定枚数が終了するまでの間、リボルバー現像装置420の所定色の現像器のみを所定色の現像位置に位置させて現像作動状態におき、ベルトクリーニング装置415Uのブレードをベルトに押圧状態のまま、連続してコピー動作を行う。
【0054】
前記図2により説明したカラープリンター400にてついての、他の構成例を図3により説明する。感光体ドラム414のまわりの部材の構成について、図3に示す例では図2に示す、中間転写ベルト415に代えて中間転写ベルト415’、ベルトクリーニング装置415Uに代えてブレード式クリーニング装置415U’、リボルバー型現像装置420に代えて現像装置420’、コロナ放電式の帯電器419に代えて帯電ローラ式の帯電器419’、回転ブラシ式の感光体クリーニングユニット421に代えてブレード式の感光体クリーニングユニット421’、紙搬送ベルト422に代えて紙搬送ベルト422’をそれぞれ採用している。
【0055】
現像装置420’は、それぞれ現像スリーブ420KS,420CS,420MS,420YSを有する固定式現像器420K’,420C’,420M’,420Y’等からなる。中間転写ベルト415’はローラR1、R2、R3、R4により支持されている。これらのローラにより支持される部分のうち、ローラR2とローラR3により支持されるベルトの区間が感光体ドラム414と当接する領域が1次転写部1を構成する。ここで、ローラR3は感光体ドラム414から離間しているので、ローラR2,R3の支持区間の一部が感光体ドラム414に当接していることとなる。ローラR3にはバイアス電源V1により、1次転写用のバイアスが印加されるようになっている。センサSはローラR3とローラR4との間に設けられている。2次転写に際しては、紙搬送ベルト422’上には転写材(例えば転写紙)101が供給される。2次転写は、ローラR1が紙搬送ベルト422’と接する部分で転写材101に対して行なわれ、この部分に相当する紙搬送ベルト422’の裏側には2次転写ブラシ416が当接している。この2次転写ブラシ416にはバイアス電源V2が接続されていて、転写バイアスが印加されるようになっている。
【0056】
このような画像形成装置では、位置検知用のマークを中間転写ベルト415の外周面、あるいは内周面に設ける。但し、外周面側については、ベルトクリーニング装置415Uの通過域を避ける工夫が必要であり、配置上の困難さを伴うことがあるので、その場合には、内周面側に設ける。光学センサについては、図2には図示してないが、中間転写ベルト415を支持する駆動ローラ415Dと支持ローラ415Fとの間の位置に設ける。
【0057】
(二)請求項1、請求項2、請求項4に対応する例
図1は、前記図2の要部を拡大して示したものである。図1において、感光体ドラム414と中間転写ベルト415とは1次転写手段としてのベルト転写コロナ放電器416が配置された1次転写部1で矢印で示すように同じ線速度で回転されるようになっている。
【0058】
中間転写ベルト415の裏側にはマークMCが設けられている。中間転写ベルト415とともに移動するこのマークMCの通過領域には、不動部材にこのマークMC読み取り用のセンサSが設けられている。
【0059】
画像の形成に際しては、感光体ドラム414および中間転写ベルト415の回転中に、センサSによるマークMCの検知がなされ、このマークMCの検知から一定の時間(タイミング)の経過後に、作像プロセスが開始され、帯電器419を通過して帯電された感光体ドラム414の帯電領域に、反射ミラー446を経て照射される光により光書き込みがなされ、リボルバー現像装置420により、BKの現像がなされる。書き込み位置を符号3で示す。
【0060】
次いで、このBKトナー像を1次転写部1にてベルト転写コロナ放電器416により中間転写ベルト415に転写するという工程が行われる。フルカラー画像を形成する場合には、BKトナー像についで、C,M,YというようにBKトナー像の形成に準じたプロセスにより、中間転写体上順次トナー像が重ね転写され、最後に、転写対向ローラ415Tにて一括転写される。
【0061】
本例では、このような画像形成プロセスが開始される前の待機状態の下で、感光体ドラム44の回転方向上、帯電器419が配置された帯電位置2から矢印で示す下流側に向けて1次転写部まで測った距離をaとする。また、中間転写ベルト415の回転方向上、センサSの位置から矢印で示す流側に向けてマークMCまで測った距離をbとする。そして、b>aの関係とする。
【0062】
ここで、画像形成プロセスが開始される前の待機状態とは、最初の画像形成が行われるときの初期状態の待機状態のことであり、これは、ジョブエンド後に最初の画像形成プロセス用の位置関係に各部が位置して機械が停止するときの状態と同じである。また、例えば、画像形成プロセスの途中に停電などのトラブルにより、機械の各部剤がシーケンスが途中で停止したような場合には、機械の電源オンの後、イニシャライズにより、各部材が初期状態に戻り待機状態になるが、このイニシャライズ後の状態とも同じである。
【0063】
このような関係とすれば、画像形成プロセスが開始されたとき、マークMCが停止位置からセンサS位置まで移動するに要する時間btが、帯電器419のオンから該帯電器419による帯電領域の先端部が1次転写部1に到達するに要する時間atよりも任意の時間ctだけ長くすることができる。
【0064】
電器419による帯電が始まり、ついで、光書き込みにより第1色目の画像形成が始まることとなる。この第1色目の光書き込みがされているときは、既に、帯電器419を通過したことにより帯電状態になっている領域の先端部は1次転写部1を通過していることとなる。従って、感光体ドラム414と中間転写ベルト415との密着力が常一定の状態で、一連の画像形成プロセスが実行されることとなり、感光体ドラム414、中間転写ベルト415について、それぞれ、速度変動が生じないので、従来問題となっていた、速度変動に起因する画像の位置ずれはなくなる。
【0065】
ここで、画像形成プロセスが開始される前の待機状態の下において、マークMCの停止位置は、中間転写ベルト415を支持するローラの曲率部にかからないように予め各部材の配置関係を調節しておくものとする。マークMCが曲率部にかかったままで、長時間放置されると、当該ベルトの塑性変形により、マーク部が変形し、センサSによるマークの検知タイミングに誤差を生じてしまうからである。
【0066】
前記図1での説明では帯電位置2を便宜上、帯電器419の中心に対応する感光体ドラム414上の点でとらえているが、実際には帯電器419は放射状にコロナを発散するので感光体ドラム上では一定の広がりで帯電される。この帯電範囲のうち、感光体ドラムの回転方向下流側端から上流端側までの領域の何れの位置を本発明の帯電位置とすることもできる。各種帯電器における帯電範囲を以下に例示する。
【0067】
図4に示す例では、コロナ帯電器419−1のコロナワイヤ419−1Wからケーシング419−1Cの開口区間でコロナが破線で示すように放射状に発散して感光体ドラムを一定領域で帯電させる。感光体ドラム414上での帯電範囲は斜線で示す領域、つまり、感光体ドラム上、帯電開始点である点Eと帯電終了点である点F間の領域となる。感光体ドラム414に代えて、ベルト状の感光体を使用する場合でも同様である(以下の例でも同様である)。
【0068】
図5に示す例では、コロナ帯電器419−2のコロナワイヤ419−2Wからケーシング419−2Cに設けたグリット419−2Gの開口区間でコロナが破線で示すように放射状に発散して感光体ドラムを一定領域で帯電させる。感光体ドラム414上での帯電範囲は斜線で示す領域、つまり、感光体ドラム上、帯電開始点である点Eと帯電終了点である点F間の領域となる。
【0069】
図6に示す例では、導電性ゴムローラ、導電性スポンジローラ、導電性樹脂ローラ等からなる帯電ローラ419’が感光体ドラム414に圧接して変形し接触している領域、つまり、感光体ドラム414の回転方向下流側端であるローラ接触開始点である点Eと上流側端である接触終了点である点F間の領域が帯電範囲となる。
【0070】
図7に示す例では、導電性ゴム、導電性樹脂等からなる帯電ブレード419−1’が感光体ドラム414に接触している領域、つまり、感光体ドラム回転方向下流側端である帯電開始点Eと上流側端である帯電終了点F間の領域が帯電範囲となる。
【0071】
図8に示す例では、帯電ブラシ419−2’が感光体ドラム414に接触している領域、つまり、感光体ドラム回転方向下流側端である帯電開始点Eと上流側端である帯電終了点F間の領域が帯電範囲となる。
【0072】
以上の各例において、点Eから点Fまでの範囲の何れの位置でも請求項1記載の発明における帯電位置として選択可能であり、その選択した位置を帯電位置として本発明を実施できる。但し、画像処理時間の短縮の観点からは下流側の点Eを帯電位置として選択するのがよい。
【0073】
前記図1での説明では1次転写部2を便宜上、ベルト転写コロナ放電器416の中心に対応する感光体ドラム414上の点でとらえているが、実際にはベルト転写コロナ放電器416の機能により感光体ドラム上では一定の広がりで帯電される。この帯電範囲のうち、感光体ドラムの回転方向下流側端から上流端側までの領域が転写範囲であり、請求項1記載の発明における1次転写部である。距離aはこの転写範囲中の任意の位置として測定した値とする。コロナ放電器の場合と、帯電ローラの場合について以下に例示する。
【0074】
図9に示す例では、図1におけるクリーニング対向ローラ415Cと支持ローラ415Fとの間に支持された中間転写ベルト415の中間部が感光体ドラム414に圧接して転写バイアス電流の流れが可能となる一定の広がりを有する接触領域を形成している。この接触領域に対向してベルト転写コロナ放電器416−1が配置されている。ベルト転写コロナ放電器416−1は破線で示す放電域が上記接触領域をカバーするように配置されている。この例では、転写範囲は接触開始点Qと接触終了点Wとの区間で構成される。
【0075】
図10に示す例では、図9におけるベルト転写コロナ放電器416−1に代えて1次転写バイアス印加用の転写ローラ416−2が転写範囲において感光体ドラム414に接触するように配置されている。転写ローラ416−2は中間転写ベルト415を介して感光体ドラム414に圧接している。この例では感光体ドラム414と中間転写ベルト415とのニップ区間が転写範囲となる。この転写範囲は接触開始点Qと接触終了点Wとの区間で構成される。
【0076】
1次転写バイアス印加の手段としては、コロナ放電器や転写ローラの他に、図7、図8の例に準じて帯電ブレードや帯電ブラシを以って構成してもよく、これらの帯電手段が中間転写ベルト415と接触する位置は、転写範囲中でもよいし、また、転写範囲の上流側或いは下流側の位置でもよい。
【0077】
これらの例において、接触開始点Qから接触終了点Fまでの範囲、つまり転写範囲が1次転写部を構成する。距離aの測定に際しては、この転写範囲中の任意に選択した位置を1次転写部として本発明を実施する。但し、画像処理時間の短縮の観点からは転写範囲中の上流端である接触開始点Qを1次転写部として選択するのがよい。
【0078】
以上の例では、中間転写体は中間像を作る媒体としての機能を有するものであったが、これに限らず、転写材101を支持する媒体として構成する場合にも同様に本発明を実施できる。この場合には、転写材上に感光体ドラムあるいは感光体ベルトからカラートナー像を重ね転写することとなり、この転写材を支持する手段として、転写ドラムや転写ベルトが用いられ、これらの転写ドラムや転写ベルトが本発明の中間転写体に相当することとなる。
【0079】
本発明の実施の態様を図11により、具体的に説明する。
図11において、「ベルト&ドラムMT」の欄は、中間転写ベルト415および感光体ドラム414の駆動モータ作動状態を示し、当該画像形成装置のメインスイッチがオンになるのと同期して立上る動作曲線で示している。
「帯電CH」の欄は、帯電器419の作動状態を示し、当該画像形成装置のメインスイッチがオンになるのと同期して立上る動作曲線で示している。
【0080】
「画信号書き込み」の欄は、書き込み光学ユニット401の作動状態を示し、波形の立上り状態で、光書き込みがなされることを示す。この例では、BK→C→M→Yの順に、光書き込みが行われている。
【0081】
「1次転写」の欄は、ベルト転写コロナ放電器416の作動状態を示す。当該画像形成装置のメインスイッチがオンになるのと同期して感光体ドラム414から中間転写ベルト415への転写用の帯電電圧が印加された状態になる。
【0082】
「2次転写」の欄は、ベルト転写コロナ放電器416の作動状態を示す。BK,C,M,Yの4色の重ねトナー像を転写紙上に一括転写するタイミングを立上りの波形で示している。「マーク検知」の欄は、センサSにより、マークMCを検知するタイミングを縦線で示している。
【0083】
図11において、▲1▼の時点は感光体ドラム414上の帯電範囲、例えば、下流側の端部、つまり、図4〜図8の例における帯電開始点Eが1次転写部1に到達した時点を示す。また、▲2▼の時点は、マークMCを検知後、一定のタイミングの後に第1の色であるBK用の画像の光書き込みが開始されるときのその時点を示す。
【0084】
このように、感光体ドラム414上の帯電範囲の先端部が、例えば図9、図10における転写範囲の中の任意の位置、好ましくは接触開始点Qに到達してから、センサSによるマークMCの検知がなされ、それから、BK像の書き込みが開始される関係となるようにすることで、上記した内容が実施されることとなる。
【0085】
画像形成全体の処理手順を図12により説明する。ステップS1で感光体ドラム414を駆動するモータである感光体駆動モータのスイッチがオンにされる。ステップS2で帯電器419など帯電手段のスイッチがオンにされる。
【0086】
ステップS3でベルト転写コロナ放電器416などの1次転写手段のスイッチがオンにされる。ステップS4で、帯電開始位置の点E(図4〜図8)が転写範囲(図9、図10)に到達したかどうかが判断され、到達と判断されると、ステップS5に進み、センサSによるマークMSの検知の準備態勢が整えられる。
【0087】
ステップS6において、マークの検知があると判断されると、ステップS7に進み、感光体ドラム414に対する潜像の書き込みが開始される。この動作は図11における画信号書き込みに相当する。ステップS8において、各色の潜像形成及び現像、中間転写体等への重ね転写、最終転写材への一括転写等の一連の作像ステップが実行される。最終転写材への転写が終了すると、ステップS9でセンサSによりマークMCの検知の有無が判断され、マークの検知があってから所定時間経過(ステップS10)により、ステップS11でステップS1においてスイッチオンされた感光体駆動モータなどのスイッチがオフにされる。
【0088】
図12に示すような処理手順は、図13に示すシステム中のCPU4により実行される。CPU4は、センサSをはじめ、画像形成の諸条件を設定等する操作部5、ROM6、RAM7等と情報の授受がなされるようになっている。CPU4の出力は、インタフェース8や、D/A変換器9等を経て、感光体ドラム414等を駆動するための感光体駆動モータ10、帯電器419への電源及び制御機能部としての帯電パワーパック11、リボルバー現像装置420等の駆動電源及び制御機能部としての現像パワーパック12、ベルト転写コロナ放電器416等の電源及び制御機能部としての1次転写パワーパック13、紙転写器417等の電源及び制御機能部としての2次転写パワーパック14等に送られる。
【0089】
帯電パワーパック11の出力は、帯電手段15に入力されるようになっている。この帯電手段15には、帯電器419、コロナ帯電器419−1、419−2、帯電器419’、帯電ブレード419−1’、帯電ブラシ419−2’等が含まれる。現像パワーパック12の出力は、現像手段16に入力されるようになっている。この現像手段16には、リボルバー現像装置420や現像装置420’が含まれる。
【0090】
1次転写パワーパック13の出力は、1次転写手段17に出力される。1次転写手段17には、ベルト転写コロナ放電器416が含まれる。
2次転写パワーパック14の出力は、2次転写手段18に出力される。2次手段には、紙転写器417が含まれる。
【0091】
(三)参考
上記(二)の例で、マークMCが停止位置からセンサS位置まで移動するに要する時間btが、帯電器419のオンから該帯電器419による帯電領域の先端部が1次転写部1に到達するに要する時間atよりも任意の時間ctだけ長くする、と説明したが、この任意の時間ctとしては、感光体ドラム414の帯電部が1次転写部1に到達した際の関連装置の負荷変動、たとえば、感光体ドラムと中間転写ベルトの接触部である1次転写部1における1次ニップ部の線速差と吸着力による摩擦力の増大のために発生する負荷変動の減衰時間をあげることができる。かかる減衰時間経過後に光書き込みを行うことにより、光書き込み時の負荷変動の影響を受けなくなる。
【0092】
(四)請求項に対応する例
上記(二)の例で、マークMCが停止位置からセンサS位置まで移動するに要する時間btが、帯電器419のオンから該帯電器419による帯電領域の先端部が1次転写部1に到達するに要する時間atよりも任意の時間ctだけ長くする、と説明したが、この任意の時間ctとしては、感光体ドラム414の帯電部が1次転写部1に到達してからベルト転写コロナ放電器416がオンして十分に立ち上がるに要する時間を含むこととする。
【0093】
このようにしないと、ベルト転写コロナ放電器416の立上りに時間がかかる場合に、やはり、第1色目の光書き込みの途中で、負荷変動の可能性があり、重ねトナー像の色ずれの原因となるからである。
【0094】
(五)その他の実施の例
本発明で問題とする感光体と中間転写体との密着力の変動に起因するこれら感光体や中間転写体の負荷変動の解消は、1色目の画像形成と2色目の画像形成間で生じるのであるから、4色カラーの画像形成モードのほか、2色カラーの画像形成モードにおいても生じ得るので、前記4色カラーの例に限らず、2色カラーの場合においても適用される。
【0095】
前記例では、感光体としてドラム状のものを、中間転写体の例として中間転写ベルトで説明したが、感光体としてベルト状のものを使用し、中間転写体としてドラム状のものを使用する場合にも適用できるし、そのほか、これらの任意の組合せの関係でも適用できる。
【0096】
また、1次転写手段としてベルト転写コロナ放電器416の例で説明したが、この例に限らず、1次転写手段としてバイアスローラを使用する場合においても適用できる。
【0097】
【発明の効果】
本発明により、感光体、中間転写体の両者の接触部たる1次転写部において作用する電気的な力が一定となることから、これら感光体、中間転写体の駆動源に作用する負荷状態も一定となり、画像形成プロセスが進行するので、従来問題とされた、画像形成プロセス中に、1次転写部を未帯電部が通過することに起因する画像の位置ずれをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置中の感光体ドラムと中間転写体の組合せ部の拡大正面図である。
【図2】本発明の実施に適する画像形成装置の全体構成図である。
【図3】本発明の他の実施例にかかる感光体ドラムまわりの部材の配置を説明した図である。
【図4】帯電範囲の説明図である。
【図5】帯電範囲の説明図である。
【図6】帯電範囲の説明図である。
【図7】帯電範囲の説明図である。
【図8】帯電範囲の説明図である。
【図9】転写範囲の説明図である。
【図10】転写範囲の説明図である。
【図11】本発明の実施の例を説明したタイミングチャートである。
【図12】本発明の実施の例を説明したフローチャートである。
【図13】本発明の実施の例を説明したシステムブロック図である。
【符号の説明】
2 帯電位置
414 (感光体としての)感光体ドラム
415 (中間転写体としての)中間転写ベルト
419、419’ (帯電手段としての)帯電器
419−1、419−2(帯電手段としての)コロナ帯電器
419−1’ (帯電手段としての)帯電ブレード
419−2’ (帯電手段としての)帯電ブラシ
E (帯電位置としての)点
S センサ
MC マーク

Claims (4)

  1. 回転駆動される回転体からなる感光体と、この感光体に対向配置されていて前記感光体と接した状態で該感光体と同じ周速度で回転される中間転写体と、この中間転写体の一部に設けたマークと、該マークの通過領域に設けた該マーク検知用のセンサを有するとともに、
    前記感光体と接した状態を構成する1次転写部に1次転写手段、前記1次転写手段の配設位置よりも前記感光体の回転方向上流の帯電位置に帯電手段をそれぞれ有し、
    前記感光体および前記中間転写体が回転を始めると同時に前記帯電手段と前記1次転写手段がオンとなる画像形成装置であって、
    画像の形成に際して前記感光体および前記中間転写体の回転中に前記センサによる前記マークの検知から一定のタイミングの後、露光プロセスを開始し、前記帯電位置を通過して帯電された前記感光体の帯電領域に光書き込みおよび現像により任意の色のトナー像を形成し、ついでこの任意の色のトナー像を前記1次転写部にて1次転写手段により前記中間転写体に転写する、という工程を異なる色ごとに繰り返して、前記中間転写体上にカラーの重ねトナー像を得、この重ねトナー像を転写紙上に一括転写してカラー画像を得る画像形成装置において、
    画像形成プロセスが開始前の待機状態下で、前記感光体の回転方向上、前記帯電位置から下流側に向けて前記1次転写部まで測った距離をaとし、前記中間転写体の回転方向上、前記センサ位置から上流側に向けて前記マークまで測った距離をbとするとき、b>aとなるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、画像形成プロセスが開始されたとき、前記マークが停止位置から前記センサ位置まで移動するに要する時間btが、前記帯電手段のオンから前記帯電手段による帯電領域の先端部が前記1次転写部に到達するに要する時間atよりも任意の時間ctだけ長くなるようにしたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、任意の時間ctには、前記感光体の帯電部が前記1次転写部に到達してから前記1次転写手段がオンして十分に立ち上がるまでの時間を含むことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の画像形成装置において、前記マークは曲率部を避けて停止させることを特徴とする画像形成装置。
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