JPH09175686A - 無端ベルトおよび画像形成装置 - Google Patents

無端ベルトおよび画像形成装置

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JPH09175686A
JPH09175686A JP7341287A JP34128795A JPH09175686A JP H09175686 A JPH09175686 A JP H09175686A JP 7341287 A JP7341287 A JP 7341287A JP 34128795 A JP34128795 A JP 34128795A JP H09175686 A JPH09175686 A JP H09175686A
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JP
Japan
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belt
image
color
endless belt
belt body
Prior art date
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Pending
Application number
JP7341287A
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English (en)
Inventor
Tomoji Ishikawa
知司 石川
Katsuya Kawagoe
克哉 川越
Katsuji Watabe
勝次 渡部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH09175686A publication Critical patent/JPH09175686A/ja
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】大きな寄り力が作用しても耐え得る手段により
寄り止め部材をベルト本体に固定した無端ベルト、この
ような無端ベルトを用いた画像形成装置を提供するこ
と。 【解決手段】ベルト本体1と寄り止め部材4、4’とを
一緒に糸5、5’で縫い合わせた。カラートナーを重ね
転写する方式の画像形成装置に、このような構成の無端
ベルトを使用することとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無端ベルトおよび
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無端ベルト(以下、単にベルトとい
う。)を連続的に一方向に回転しつつ、作像プロセスを
実行することにより、このベルトの1回転目で該ベルト
上の所定位置にある色のトナー像を作り、2回転目でも
前記トナーと同じ位置に別の色のトナーでトナー像を重
ねるというサイクルを繰り返して、フルカラーの重ねト
ナー像を作り、この重ねトナー像を記録用紙に一括転写
してフルカラー画像を作る画像形成装置がある。
【0003】つまり、この画像形成装置では、ベルトを
連続的に一方向に回転しつつ、このベルトの1回転目で
該ベルト上の所定位置にある色のトナー像を作る。2回
転目で同じ位置に別の色のトナーでトナー像を重ねる。
このようなサイクルを繰り返してフルカラーの重ねトナ
ー像を作り、この重ねトナー像を記録用紙に一括転写し
て1枚のフルカラー画像を作るのである。
【0004】この作像方式では、ベルト上での作像位置
がずれると色ずれを生じてしまうので、ベルト上での作
像位置は一定していることが必要である。ここで、ベル
トは複数のローラに支持されているが、このローラの円
筒度、各ローラの軸線の平行度等にある程度の誤差は不
可避であり、一方向に寄りを生じてしまう。この寄りが
発生すると、該ベルト上での作像位置がずれるため、色
ずれを生じてしまう。また、上記画像形成装置に使用さ
れるトナー像担持用のベルトばかりでなく、機械装置等
で使用されるベルトにおいても、ベルトの寄りがあると
種々の支障をきたすので、このベルトの寄りを規制する
手段として、寄り止め部材を設けたベルトが提案されて
いる。この寄り止め部材を設けたベルトの例を図4に模
視的に示す。
【0005】図4において、符号1はベルト本体、符号
2はベルト本体1を支持する複数のローラの1つを代表
して示している。ローラ2は軸2Jを中心にして回転す
る。ローラ2は軸方向の両端部がそれぞれ、補強テープ
3、3’との干渉を避けるため図示されるように段状に
形成されている。ベルト本体1の裏面はローラ2の周面
に接している。そして、この裏面上であって、軸2Jの
軸線方向の両端部にはそれぞれ補強テープ3、3’を介
して可撓性の材料からなる帯状の寄り止め部材4、4’
が接着材により接着されて設けられている。ここで、補
強テープ3はベルト本体1と寄り止め部材4とによりサ
ンドイッチ状に挟まれ、同様に補強テープ3’はベルト
本体1と寄り止め部材4’とによりサンドイッチ状に挟
まれている。補強テープ3、3’はローラ2には干渉し
ていない。寄り止め部材4、4’は各内側面部がローラ
2の両端面部に近接した位置にあるので、ローラ2の軸
方向での移動、つまり、寄りが防止される。
【0006】なお、画像形成装置用のベルトにあって
は、補強テープ3、3’は、補強の機能のほか、マーク
を貼付する対象としても機能している。このマークをセ
ンサで検出してから所定の時間後、つまり、マークを基
準として作像を開始することにより、ベルト上、各回の
作像位置を一定位置にすることができ、各色のトナー像
をベルト上の同じ位置に重ねることにより色ずれのない
画像を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、接着材の接着
力により寄り止め部材をベルト本体に固定する従来技術
では、前記接着力を上回る寄り力が作用した場合には、
寄り止め部材がベルト本体から外れてしまい、ベルトの
寄りが発生してしまう。このような寄り止め部材の接着
状態が破壊されてしまうような強大な寄り力は、例え
ば、画像形成装置本体の左前側が5mm高くなるなどに
より画像形成装置本体がねじれたり画像形成装置本体
前後側板の部品積み上げや組立てによるねじれ、画像
形成装置を構成する各ユニット自身の部品積み上げによ
るねじれ、などによって発生し得るものであり、場合に
よっては機械の機能を停止させるに至る。
【0008】よって、本発明は、大きな寄り力が作用し
ても耐え得る手段により寄り止め部材をベルト本体に固
定したベルト、このようなベルトを用いた画像形成装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、 (1).ベルト本体と該ベルト本体の寄りを規制する寄
り止め部材から構成される無端ベルトにおいて、前記ベ
ルト本体と前記寄り止め部材とを一緒に縫い合わせた
(請求項1)。
【0010】(2).ベルト本体と該ベルト本体の寄り
を規制する寄り止め部材から構成される無端ベルトにお
いて、前記ベルト本体上にテープ部材を設け、該テープ
部材と前記ベルト本体と前記寄り止め部材とを一緒に縫
い合わせた(請求項2)。
【0011】(3).(1)又は(2)記載の無端ベル
トにおいて、寄り止め部材はベルト本体の裏側であっ
て、該無端ベルトの幅方向の両端部にそれぞれ設けられ
た可撓性材料からなることとした(請求項3)。
【0012】(4).無端ベルトを連続的に一方向に回
転しつつ、作像プロセスを実行することにより、この無
端ベルトの1回転目で該無端ベルト上の所定位置にある
色のトナー像を作り、2回転目でも前記トナー像と同じ
位置に別の色のトナーでトナー像を重ねるというサイク
ルを繰り返して、フルカラーの重ねトナー像を作り、こ
の重ねトナー像を記録用紙に一括転写してフルカラー画
像を作る画像形成装置において、前記無端ベルトを、ベ
ルト本体と該ベルト本体の寄りを規制する寄り止め部材
から構成し、前記ベルト本体と前記寄り止め部材とを一
緒に縫い合わせた(請求項4)。
【0013】(5).無端ベルトを連続的に一方向に回
転しつつ、作像プロセスを実行することにより、この無
端ベルトの1回転目で該無端ベルト上の所定位置にある
色のトナー像を作り、2回転目でも前記トナー像と同じ
位置に別の色のトナーでトナー像を重ねるというサイク
ルを繰り返して、フルカラーの重ねトナー像を作り、こ
の重ねトナー像を記録用紙に一括転写してフルカラー画
像を作る画像形成装置において、前記無端ベルトを、ベ
ルト本体と該ベルト本体の寄りを規制する寄り止め部材
から構成し、前記ベルト本体上にテープ部材を設け、該
テープ部材と前記ベルト本体と前記寄り止め部材とを一
緒に縫い合わせた(請求項5)。
【0014】(6).(4)又は(5)記載の画像形成
装置において、寄り止め部材はベルト本体の裏側であっ
て、該無端ベルトの幅方向の両端部にそれぞれ設けられ
た可撓性材料からなることとした(請求項6)。
【0015】
【発明の実施の形態】
(一)請求項1、3に対応する説明 図1により説明する。図1において、図4に付したもの
と同じ符号の部材は、図4に即して説明したものと同じ
であるので、重複した説明は省略する。本例ではベルト
本体1の片側について、ベルト本体1、補強テープ3、
寄り止め部材4を一緒に糸5で縫い合わせている。反対
側についても、ベルト本体1、補強テープ3’、寄り止
め部材4’を一緒に糸5’で縫い合わせている。寄り止
め部材4、4’はエンドレス状のリング状をしていて、
その長手方向と直交する方向での断面はこの例では矩形
をしているが、矩形に限定されるわけではない。寄り止
め部材4、4’としてはこの例では、ゴム材を使用して
いる。ゴム材以外に合成樹脂材が考えられる。補強テー
プ3、3’は可撓性のものを使用する。又、ベルト本体
1の強度が弱い場合や、前記したように、読み取り用の
マークを貼付する必要がある場合に設けるが、このよう
な必要ない場合には不要である。
【0016】(二)請求項2に対応する説明 本例では、前記図1に示したベルトの構成に、テープ部
材6、6’を加えた如き構成となっている。これらテー
プ部材6、6’は可撓性を有し、ベルト本体1の上面に
設けられ、この状態ではエンドレス状のリング状をな
す。テープ部材6については補強テープ3、寄り止め部
材4などと共に、ベルト本体1をサンドイッチ状に挟ん
でいる。その上で、これらテープ部材6、ベルト本体
1、補強テープ3、寄り止め部材4は一緒に糸7により
縫い合わされている。
【0017】テープ部材6’についても同様に、補強テ
ープ3’、寄り止め部材4’などと共に、ベルト本体1
をサンドイッチ状に挟んでいる。さらに、これらテープ
部材6、ベルト本体1、補強テープ3、寄り止め部材
4’は糸7’により一緒に縫い縫い合わされている。こ
の例では、ベルトの上面にも補強用のテープ部材6、
6’が設けられ、ベルト本体1や補強テープ3、3’、
寄り止め部材4、4’などと共に一緒の縫い合わされて
いるので、ベルト本体1自体も補強され、寄り止め部材
4、4’も強固な取付け状態となる。
【0018】(三)請求項4、5、6に対応する説明 (a)画像形成装置の例 本例の実施に適する画像形成装置の例として、先ず多色
画像形成装置を図3により説明する。カラー画像読み取
り装置(以下、カラースキャナーという。)200は、
コンタクトガラス202上の原稿180の画像を照明ラ
ンプ205、ミラー群204A,204B,204Cな
ど、およびレンズ206を介してカラーセンサー207
に結像して、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブルー
(以下、Bという。)、グリーン(以下、Gという。)
レッド(以下、Rという。)の色分解光毎に読み取り、
電気的な画像信号に変換する。
【0019】カラーセンサー207は、この例では、
B,G,Rの色分解手段とCCD(固体撮像素子)のよ
うな光電変換素子で構成されており、3色の同時読み取
りを行うものである。カラースキャナー200で得た
B,G,Rの色分解画像信号強度レベルをもとにして、
図示省略された画像処理部にて色変換処理を行い、ブラ
ック(以下、BKという。)、シアン(以下、Cとい
う。)、マゼンタ(以下、Mという。)イエロー(以
下、Yという)の色情報を含むカラー画像データを得
る。
【0020】このカラー画像データを用い、次に述べる
カラー画像記録装置(以下、カラープリンターとい
う。)400において可視像化し、ハードコピーとして
出力する。 BK,C,M,Yの画像データを得るため
のカラースキャナー200の動作方式は、カラープリン
ター400の動作とタイミングをとったスキャナースタ
ート信号を受けて、照明ランプ205やミラー群204
A、204B,204Cなどからなる照明・ミラー光学
系が左矢印方向へ原稿走査し、1回走査毎に1色の画像
データを得る。そして、その都度、カラープリンター4
00で順次、顕像化しつつ、これらを重ね合わせて、4
色のフルカラー画像を形成する。
【0021】つぎに、カラープリンター400の概要を
説明する。露光手段としての書き込み光学ユニット40
1は、カラースキャナー200からのカラー画像データ
を光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを
行い、潜像担持体としての感光体ドラム414に静電潜
像を形成する。光書き込み光学ユニット401は、レー
ザー発光手段441、これを駆動する発光駆動制御部
(図示省略)、ポリゴンミラー443、これを駆動する
回転用モータ444、fθレンズ442、反射ミラー4
46などで構成されている。
【0022】感光体ドラム414は、矢印で示す如く反
時計回りの向きに回転するが、その周りには、感光体ク
リーニングユニット421、除電ランプ414M、帯電
手段としての帯電器419、感光体ドラム上の潜像電位
を検知する電位センサー414D、リボルバー現像装置
420の選択された現像器、現像濃度パターン検知器4
14P、中間転写ベルト415などが配置されている。
【0023】リボルバー現像装置420は、BK現像器
420K、C現像器420C、M現像器420M、Y現
像器420Yと、各現像器を矢印で示す如く反時計回り
の向きに回転させるリボルバー回転駆動部(図示省
略)、などからなる。これら各現像器は、静電潜像を現
像化するために、現像剤の穂を感光体ドラム414の表
面に接触させて回転する現像スリーブ420KS、42
0CS,420MS,420YSと、現像剤を組み上げ
・撹拌するために回転する現像パドルなどで構成されて
いる。
【0024】さて、待機状態ではリボルバー現像装置4
20は、BK現像器420で現像を行う位置にセットさ
れており、コピー動作が開始されると、カラースキャナ
ー200で所定のタイミングからBK画像データの読み
取りがスタートし、この画像データに基づき、レーザー
光による光書き込み・潜像形成が始まる(以下、BK画
像データによる静電潜像をBK潜像という。C、M、Y
の各画像データについ同じ。)。
【0025】このBK潜像の先端部から現像可能とすべ
く、BK現像器420Kの現像位置に潜像先端部が到達
する前に、現像スリーブ420KSを回転開始して、B
K潜像をBKトナーで現像する。そして、以後、BK潜
像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBK潜像位
置を通過した時点で、速やかに、BK現像器420Kに
よる現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、
リボルバー現像装置420を駆動して回動させる。この
回動動作は、少なくとも、次の画像データによる潜像先
端部が到達する前に完了させる。
【0026】像の形成サイクルが開始されると、感光体
ドラム414は矢印で示すように反時計回りの向きに回
動し、中間転写ベルト415は図示しない駆動モータに
より、時計回りの向きに回動する。中間転写ベルト41
5の回動に伴って、BKトナー像形成、Cトナー像形
成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が順次行われ、最
終的に、BK,C,M,Yの準に中間転写ベルト415
上に重ねてトナー像が形成される。
【0027】BK像の形成は、以下のようにして行われ
る。帯電器419はコロナ放電によって、暗中にて、感
光体ドラム414を負電荷で約−700Vに一様に帯電
する。つづいて、レーザーダイオード441は、BK信
号に基づいてラスタ露光を行う。このようにラスタ像が
露光されたとき、当初、一様に帯電された感光体ドラム
414の露光された部分については、露光光量に比例す
る電荷が消失し、静電潜像が形成される。
【0028】リボルバー現像装置420内のトナーは、
フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電さ
れ、また、本現像装置のBK現像スリーブ420KS
は、感光体ドラム414の金属基体層に対して図示しな
い電源手段によって、負の直流電位と交流とが重畳され
た電位にバイアスされている。この結果、感光体ドラム
414の電荷が残っている部分には、トナーが付着せ
ず、電荷のない部分、つまり、露光された部分にはBK
トナーが吸着され、潜像と相似なBK可視像が形成され
る。中間転写ベルト415は、駆動ローラ415D、転
写対向ローラ415T、クリーニング対向ローラ415
Cおよび従動ローラ群に張架されており、図示しない駆
動モータにより駆動制御される。
【0029】さて、感光体ドラム414上に形成したB
Kトナー像は、感光体と接触状態で等速駆動している中
間転写ベルト415の表面に、ベルト転写コロナ放電器
(以下、ベルト転写部という。)416によって転写さ
れる。以下、感光体ドラム414から中間転写ベルト4
15へのトナー像転写を、ベルト転写と称する。
【0030】感光体ドラム414上の若干の未転写残留
トナーは、感光体ドラム414の再使用に備えて、感光
体クリーニングユニット421で清掃される。ここで回
収されたトナーは、回収パイプを経由して図示しない排
トナータンクに蓄えられる。なお、中間転写ベルト41
5には、感光体ドラム414に順次形成する、BK,
C,M,Yのトナー像を、同一面に順次、位置合わせし
て、4色重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写
紙にコロナ放電転写器にて一括転写を行う。
【0031】ところで、感光体ドラム414側では、B
K画像の形成工程のつぎに、C画像の形成工程に進む
が、所定のタイミングから、カラースキャナー200に
よるC画像データの読み取りが始まり、その画像データ
によるレーザー光書き込みで、C潜像の形成を行う。C
現像器420Cは、その現像位置に対して、先のBK潜
像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達する
前に、リボルバー現像装置の回転動作を行い、C潜像を
Cトナーで現像する。
【0032】以後、C潜像領域の現像をつづけるが、潜
像後端部が通過して時点で、先のBK現像器の場合と同
様にリボルバー現像装置420を駆動して、C現像器4
20Cを送り出し、つぎのM現像器420Mを現像位置
に位置させる。この動作もやはり、つぎのM潜像先端部
が現像部に到達する前に行う。なお、MおよびYの各像
の形成工程については、それぞれの画像データの読み取
り・潜像形成・現像の動作が上述のBK像や、C像の工
程に準ずるので、説明は省略する。
【0033】ベルトクリーニング装置415Uは、入口
シール、ゴムブレード、排出コイルおよび、これら入口
シールやゴムブレードの接離機構により構成される。1
色目のBK画像をベルト転写した後の、2、3、4色目
を画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構に
よって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレー
ドなどは離間させておく。
【0034】紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器とい
う。)417は、中間転写ベルト415上の重ねトナー
像を転写紙に転写するべく、コロナ放電方式にて、AC
+DCまたは、DC成分を転写紙および中間転写ベルト
に印加するものである。
【0035】給紙バンク内の転写紙カセット482に
は、各種サイズの転写紙が収納されており、指定された
サイズの用紙を収納している収納カセットから、給紙コ
ロ483によってレジストローラ対418R方向に給紙
・搬送される。なお、符号412B2は、OHP用紙や
厚紙などを手差しするための給紙トレイを示している。
【0036】像形成が開始される時期に、転写紙は前記
いずれかの給紙トレイから給送され、レジストローラ対
418Rのニップ部にて待機している。そして、紙転写
器417に中間転写ベルト415上のトナー像の先端が
さしかかるときに、丁度、転写紙先端がこの像の先端に
一致する如くにレジストローラ対418Rが駆動され、
紙と像とのレジスト合わせが行われる。
【0037】このようにして、転写紙が中間転写ベルト
上の色重ね像と重ねられて、正電位につながれた紙転写
器417の上を通過する。このとき、コロナ放電電流で
転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙
上に転写される。つづいて、紙転写器417の左側に配
置した図示しないAC+DCコロナによる分離除電器を
通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト4
15から剥離されて紙搬送ベルト422に移る。
【0038】さて、中間転写ベルト面から4色重ねトナ
ー像を一括転写された転写紙は、紙搬送ベルト422で
定着器423に搬送され、所定温度にコントロールされ
た定着ローラ423Aと加圧ローラ423Bのニップ部
でトナー像を溶融定着され、排出ロール対424で本体
外に送り出され、図示省略のコピートレイに表向きにス
タックされ、フルカラーコピーを得る。
【0039】なお、ベルト転写後の感光体ドラム414
は、ブラシローラ、ゴムブレードなどからなる感光体ク
リーニングユニット421で表面をクリーニングされ、
また、除電ランプ414Mで均一除電される。また、転
写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト415
は、再び、クリーニングユニット415Uのブレード接
離機構でブレードを押圧して表面をクリーニングする。
【0040】リピートコピーの場合には、カラースキャ
ナーの動作および感光体への画像形成は、1枚目の4色
目画像工程にひきつづき、所定のタイミングで2枚目の
1色目画像工程に進む。また、中間転写ベルト415の
方は、1枚目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程
にひきつづき、表面をベルトクリーニング装置でクリー
ニングされた領域に、2枚目のBKトナー像がベルト転
写されるようにする。その後は、1枚目と同様動作にな
る。
【0041】以上は、4色フルカラーコピーを得るコピ
ーモードの説明であったが、3色コピーモード、2色コ
ピーモードの場合は、指定された色と回数の分につい
て、以上,述べたと同じ動作を行うことになる。また、
単色コピーモードの場合には、所定枚数が終了するまで
の間、リボルバー現像装置420の所定色の現像器のみ
を所定色の現像位置に位置させて現像作動状態におき、
ベルトクリーニング装置415Uのブレードをベルトに
押圧状態のまま、連続してコピー動作を行う。
【0042】このような画像形成装置では、位置検知用
のマークを中間転写ベルト415の外周面、あるいは内
周面に設ける。但し、外周面側については、ベルトクリ
ーニング装置415Uの通過域を避ける工夫が必要であ
り、配置上の困難さを伴うことがあるので、その場合に
は、内周面側に設ける。光学センサについては、図3に
は図示してないが、中間転写ベルト415を支持する駆
動ローラ415Dと支持ローラ415Fとの間の位置に
設ける。
【0043】(b)請求項4、6との関係 前記図1に即して説明したベルト本体1、補強テープ
3、3’、寄り止め部材4、4’、糸5、5’等からな
るベルトの構成を、図3により説明した中間転写ベルト
415に対して適用した場合が、請求項4、6に記載の
発明の実施の形態に相当する。この場合、図2に示した
ローラ2と同じような構成が、図3におけるクリーニン
グ対向ローラ415C、駆動ローラ415D、支持ロー
ラ415F、転写対向ローラ415T等に対して適用さ
れる。つまり、これらのローラには、補強テープ3、
3’が干渉しないように、図2に示したように段状に形
成される。
【0044】この例で、補強テープ3、3’は寄り止め
部材4、4’の内側に突出して露出した部分を有してお
り、この露出部分に反射特性を有するマークが付され
る。このマークは、該ベルトの回動により、不動の位置
に設けられた光センサで検知され、電気出力の変化とし
てとらえられる。このマークは、5mm×5mmの矩形
をなす金属箔を貼り付けた態様で設けている。
【0045】光センサは、駆動ローラ415Dの上方に
設ける。フルカラー画像の形成に際して、ベルト上での
各色画像の重ね位置をきちんと合わせるためには、0.
15mm程度の誤差内に合わせないと、4色重ねのフル
カラー最終画像はかなり、ぼやけたような画像になって
しまうので、重ね位置を合わせるのに重要な機能を有す
るマークを設けることができ、かつ、ベルトを補強する
機能を兼用する補強テープ3、3’の存在は色を重ねて
カラー画像を構成する方式のカラー画像形成装置におい
て重要である。なお、このような補強テープ3、3’の
機能については、次に説明する図2における実施の形態
においても同様である。
【0046】(c)請求項5、6との関係 前記図2に即して説明したベルト本体1、補強テープ
3、3’、寄り止め部材4、4’、テープ部材6、
6’、糸7、7’等からなるベルトの構成を、図3によ
り説明した中間転写ベルト415に対して適用した場合
が、請求項5、6に記載の発明の実施の形態に相当す
る。本例では、既に述べたようにテープ部材6、6’を
設けているので、ベルトの保護が一層強化される。
【0047】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、縫い合わせに
より、大きな寄り力が作用しても耐え得る。
【0048】請求項2記載の発明では、ベルト本体上に
テープ部材を設けて縫い合わせているので、ベルト本体
の強度が弱い場合にも、大きな寄り力が作用したとき
に、損傷しない。
【0049】請求項3記載の発明では、寄り止め部材
は、可撓性の材料で構成するので、ローラによる支持個
所においてベルト本体と共に柔軟にローラに支持され、
滑らかな回動となる。
【0050】請求項4記載の発明では、寄りが発生しな
いので、位置ずれのないフルカラートナー像の作成が可
能となる。
【0051】請求項5記載の発明では、ベルト本体の上
からテープ部材を重ねることで、トナー像が形成される
強度的にそれ程強くないベルト本体に対しても、寄り止
め部材の縫い合わせによるベルト本体の損傷のおそれを
なくすことができる。
【0052】請求項6記載の発明では、寄り止め部材
は、可撓性の材料で構成するので、ローラによる支持個
所においてベルト本体と共に柔軟にローラに支持され、
滑らかな回動となり、重ねトナー像の位置精度を損なう
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を説明した無端ベルト及び
支持ローラの説明図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を説明した無端ベルト
及び支持ローラの説明図である。
【図3】本発明の実施に適する画像形成装置の概略構成
の説明図である。
【図4】接着により寄り止め部材を固定する従来技術の
説明図である。
【符号の説明】
1 ベルト本体 4 寄り止め部材 4’ 寄り止め部材 5 糸 5’ 糸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルト本体と該ベルト本体の寄りを規制す
    る寄り止め部材から構成される無端ベルトにおいて、前
    記ベルト本体と前記寄り止め部材とを一緒に縫い合わせ
    たことを特徴とする無端ベルト。
  2. 【請求項2】ベルト本体と該ベルト本体の寄りを規制す
    る寄り止め部材から構成される無端ベルトにおいて、前
    記ベルト本体上にテープ部材を設け、該テープ部材と前
    記ベルト本体と前記寄り止め部材とを一緒に縫い合わせ
    たことを特徴とする無端ベルト。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載の無端ベルトに
    おいて、寄り止め部材はベルト本体の裏側であって、該
    無端ベルトの幅方向の両端部にそれぞれ設けられた可撓
    性材料からなることを特徴とする無端ベルト。
  4. 【請求項4】無端ベルトを連続的に一方向に回転しつ
    つ、作像プロセスを実行することにより、この無端ベル
    トの1回転目で該無端ベルト上の所定位置にある色のト
    ナー像を作り、2回転目でも前記トナー像と同じ位置に
    別の色のトナーでトナー像を重ねるというサイクルを繰
    り返して、フルカラーの重ねトナー像を作り、この重ね
    トナー像を記録用紙に一括転写してフルカラー画像を作
    る画像形成装置において、 前記無端ベルトは、ベルト
    本体と該ベルト本体の寄りを規制する寄り止め部材から
    構成されていて、前記ベルト本体と前記寄り止め部材と
    が一緒に縫い合わされていることを特徴とする画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】無端ベルトを連続的に一方向に回転しつ
    つ、作像プロセスを実行することにより、この無端ベル
    トの1回転目で該無端ベルト上の所定位置にある色のト
    ナー像を作り、2回転目でも前記トナー像と同じ位置に
    別の色のトナーでトナー像を重ねるというサイクルを繰
    り返して、フルカラーの重ねトナー像を作り、この重ね
    トナー像を記録用紙に一括転写してフルカラー画像を作
    る画像形成装置において、 前記無端ベルトは、ベルト
    本体と該ベルト本体の寄りを規制する寄り止め部材から
    構成されていて、前記ベルト本体上にテープ部材を設
    け、該テープ部材と前記ベルト本体と前記寄り止め部材
    とが一緒に縫い合わされていることを特徴とする画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】請求項4又は請求項5記載の画像形成装置
    において、寄り止め部材はベルト本体の裏側であって、
    該無端ベルトの幅方向の両端部にそれぞれ設けられた可
    撓性材料からなることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11352784A (ja) * 1998-06-05 1999-12-24 Canon Inc 画像形成装置
US6141522A (en) * 1997-11-29 2000-10-31 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus using an endless belt
US6160978A (en) * 1998-02-05 2000-12-12 Fuji Xerox Co., Ltd Image forming apparatus having an endless belt provided with ribs and indicia
JP2007328198A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008134615A (ja) * 2006-10-27 2008-06-12 Fuji Xerox Co Ltd 無端ベルトおよび画像形成装置

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