JP3558521B2 - 映像音声データ記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バス上に複数の映像音声機器が接続されているシステムにおける映像音声データ記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の映像音声データ記録再生装置について、図面を参照して説明する。
【0003】
最近、デジタルで映像音声データを扱うインターフェースの標準が確立されてきている。そして、前記標準に対応した映像音声装置が開発されており、バス上に複数の映像音声装置が接続されるようになってきている。バス上にはテープ装置、光ディスク装置、チェンジャ装置等、機構動作によるオーバーヘッドが大きいストレージ装置をつなぐ場合がある。そのような場合、例えば、特開平9−139009のようにオーバーヘッドが大きいストレージ装置にHDD(ハードディスクドライブ)を内蔵することによって、機構動作のオーバーヘッドを吸収することができる。
【0004】
図16に従来のHDD内蔵VTRの例を示す。
【0005】
HDD内蔵VTR55は、コントローラ56、VTR57、HDD58を備えている。コントローラ56は、VTR57とHDD58を制御する手段である。VTR57は、映像音声データを記録再生する装置である。HDD58は、機構動作のオーバーヘッドを吸収するための記録再生手段である。
【0006】
次にこのような構成の従来のHDD内蔵VTRの動作を説明する。
【0007】
まず、コントローラ56が、記録開始という命令を受けると、この命令をもとにVTR57とHDD58に記録開始コマンドを送る。VTR57は、磁気テープに、HDD58は、磁気ディスクにそれぞれ映像音声データの記録を開始する。HDD58は、瞬時に映像音声データの記録を開始できるが、VTR57は、機構動作によるオーバーヘッドにより、実際に記録開始するまでに時間がかかる。VTR57が記録開始できるようになるまで、HDD58に映像音声データを記録しておけば、機構動作によるオーバーヘッドを吸収でき、瞬時に記録を開始することができる。
【0008】
また、VTR57が録画中のときにも、HDD58に記録されている映像音声データを瞬時に再生することができる。
【0009】
このようにVTR等のストレージ装置に一時記憶装置としてHDDを内蔵させることによって、機構動作によるオーバーヘッドを吸収することができ、また、これらの装置が記録中でも、瞬時に再生を行うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来例のように各ストレージ装置にHDDを内蔵すると、装置毎にHDDと制御回路が必要になり、コストがかかる。また、HDDは、その装置が使用されるときしか動作しないので、使用効率が悪い。また、HDD技術が進歩して大容量/高速HDDが出現しても、新規HDDへの交換が困難である。
また、一時記憶する対象のストレージ装置によって一時記憶方法が異なるため、特定のストレージ装置に特化した内蔵HDDの一時記憶方法では、多様な一時記憶方法に対応出来ない。
【0011】
本発明はこのような従来のHDD内蔵VTRでは、各装置毎に制御回路とHDDが必要となりコストがかかり、使用効率が悪いという課題と、新規HDDへの交換が困難であるという課題と、多様な一時記憶方法に対応出来ないという課題を考慮し、コストがかからず、使用効率にすぐれ、多様な一時記憶方法に対応できる映像音声データ記録再生装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1の本発明は、バス上に接続された少なくともコントローラ、ストレージ装置とデータやコマンドを送受信するインターフェース手段と、
前記インターフェース手段とデータをやりとりし、データを記録再生するデータ記録手段と、
前記データ記録手段の記録再生位置を制御する記録再生位置制御手段と、
前記インターフェース手段とコマンドのやりとりをし、前記データ記録手段と、前記記録再生位置制御手段と、を制御し、データの一時記憶動作を実行する記録再生制御手段と、を備え、
前記記録再生制御手段は、少なくとも前記ストレージ装置の種別情報と、それらの種別のストレージ装置に対応するコマンド受信用情報と、データ入出力用情報と、一時記憶制御用情報と、それらの種別のストレージ装置とのデータ書き込み制御用情報及びデータ読み出し制御用情報を有し、
どのストレージ装置の一時記憶装置となるべきかを示す前記コントローラからのコマンドによって一時記憶装置として動作する対象のストレージ装置の種別を特定し、特定した種別に対応する前記コマンド受信用情報、データ入出力用情報、一時記憶制御用情報、データ書き込み制御用情報及びデータ読み出し制御用情報に従って前記ストレージ装置にコマンドを送信し、前記ストレージ装置とのデータ書き込み制御またはデータ読み出し制御を一時記憶装置として行うことを特徴とする映像音声データ記録再生装置である。
【0013】
また請求項2の本発明は、前記記録再生制御手段は、前記種別情報に加え、更に、前記コマンド受信用情報、データ入出力用情報、一時記憶制御用情報、データ書き込み制御用情報、データ読み込み用制御情報と、記録再生を行うデータの種別との対応情報をも格納していることを特徴とする請求項1記載の映像音声データ記録再生装置である。
【0014】
また請求項3の本発明は、前記記録再生制御手段は、前記コントローラからの前記命令を受け取った際その命令に対応する種別のストレージ装置についての前記コマンド受信用情報、データ入出力用情報、一時記憶制御用情報、データ書き込み制御用情報及びデータ読み出し制御用情報を、所定のレジスタに設定する設定手段と、
そのレジスタの内容に従って前記制御を行う処理手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の映像音声データ記録再生装置である。
【0015】
また請求項4の本発明は、前記レジスタは複数個存在し、前記処理手段はマルチタスク処理を行うことを特徴とする請求項3記載の映像音声データ記録再生装置である。
【0016】
また請求項5の本発明は、前記記録再生制御手段は、前記データ記憶手段の記録状態を表示する記録状態表示手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の映像音声データ記録再生装置である。
【0017】
また請求項6の本発明は、前記記録再生制御手段は、前記コントローラによって命令されたストレージ装置の状態を表示するストレージ装置状態表示手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の映像音声データ記録再生装置である。
【0018】
また請求項7の本発明は、請求項1〜6における各手段の機能を実現するためのプログラムを格納していることを特徴とする媒体である。
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
まず、第一の実施の形態について、図1〜6、図17〜18を用いて、説明する。
【0022】
図2にバス上に接続された映像音声装置の例を示す。チューナ7、HDD8、VTR9、光ディスク装置10、コントローラ11、デジタルモニタ12が、バス13上に接続されている。
【0023】
本実施の形態では、図3のごとくチューナ7からのデータをVTR9に記録する際にHDD8が一時記憶装置として働く場合を説明する。コントローラ11、チューナ7、HDD8、VTR9がバス13に接続されている。
【0024】
なお、HDD8が本実施の形態の映像音声データ記録再生装置である。
【0025】
図1に本実施の形態の映像音声データ記録再生装置のブロック図を示す。
【0026】
インターフェース回路1は、バス上に接続されたコントローラ11、VTR9、光ディスク装置10、チューナ7とデータやコマンドの送受信をする手段である。バッファRAM2は、インターフェース回路1を介して入出力されるデータの一時記憶手段である。リード/ライト信号処理回路3は、バッファRAM2から入力するデータをライト信号に変換し、ディスク記録再生部4から入力するライト信号をデータに変換する手段である。ディスク記録再生部4は、リード/ライト信号回路103によってデータの読み書きが行われるデータを記憶する手段である。アクチュエータ駆動回路6は、ディスク記録再生部4内のヘッド移動用アクチュエータを駆動する手段である。HDD制御回路5は、インターフェース回路1とコマンドのやりとりをし、バッファRAM2を制御し、リード/ライト信号処理回路3を制御し、アクチュエータ駆動回路6を制御する手段である。
【0027】
なお、バッファRAM2、リード/ライト信号処理回路6及びディスク記録再生部4が本発明のデータ記録手段の例であり、ディスク記録再生部4が本発明のデータ記憶手段の例であり、インターフェース回路1が本発明のインターフェース手段の例であり、アクチュエータ駆動回路6が本発明の記録再生位置制御手段の例であり、HDD制御回路5が本発明の記録再生制御手段の例である。
【0028】
また、HDD制御回路5は、図18に示すごとき構成となっている。すなわち、図18において、HDD制御回路5は、メモリ59、設定手段63、60のレジスタ1、61のレジスタ2、62のレジスタ3、処理手段65を用いて制御等を行う手段である。
【0029】
メモリ59は、ストレージ装置の種別と、記録再生を行うデータの種別によって異なる装置の制御方法の情報が格納された手段である。60のレジスタ1、61のレジスタ2、62のレジスタ3は、メモリ59の内容の一部が格納され、その内容に従って制御を行う手段である。設定手段63は、コントローラからの命令に従って、メモリ59の情報を60のレジスタ1、61のレジスタ2、62のレジスタ3のいずれかのレジスタに設定する手段である。処理手段65は、レジスタの内容に従って、制御を行う手段である。
【0030】
メモリ59と60のレジスタ1、61のレジスタ2、62のレジスタ3の具体例を図17に示す。メモリ59は、ストレージ装置の種別、データの種別ごとに、異なったコマンド受信用情報、データ入出力制御用情報、一時記憶制御用情報、データ書き込み制御用情報、データ読み出し制御用情報が格納されているものである。例えば、ストレージ装置の種別としては、VTRや光ディスク装置などがあり、またデータの種別としては、MPEGデータやDVデータなどのデータ種別とデータの転送レートなどがある。
【0031】
コマンド受信用情報は、受信するコマンドセットやプロトコルなどの情報であり、この情報に基づいて処理手段65はコマンド受信処理、コマンド応答処理を実行する手段である。データ入出力制御用情報は、データ入出力におけるデータ転送プロトコルの種類やバージョン情報などであり、この情報に基づいて処理手段65はインターフェース回路1にデータ転送の制御情報を設定する手段である。一時記憶制御用情報は、ストレージ装置の機構動作による遅延に対応する一時記録容量値や、キャッシュデータとして記録すべきデータの記録方法やデータ量などであり、この情報に基づいて処理手段65は記録再生を制御する手段である。 データ書き込み制御用情報は、ストレージ装置へのデータ書き込み時に使用するコマンドセットなどの情報であり、この情報に基づいて処理手段65はストレージ装置にコマンドを発行し、データ書き込み処理を実行する手段である。また、データ書き込み制御用情報は、ストレージ装置からのデータ読み出し時に使用するコマンドセットなどの情報であり、この情報に基づいて処理手段65はストレージ装置にコマンドを発行し、データの読み出し処理を実行する手段である。
【0032】
また、60のレジスタ1、61のレジスタ2、62のレジスタ3は、メモリ59のうち、実際に制御するストレージ装置の種別とデータの種別に対応するコマンド受信用情報、データ入出力制御用情報、一時記憶制御用情報、データ書き込み制御用情報、データ読み出し制御用情報が設定されているものである。
【0033】
次に、このような本実施の形態の動作を説明する。
【0034】
図4にコマンドとデータの時間的な流れを示す。まずコントローラ11がチューナ7にチューナ設定コマンド14を発する。チューナ7はこれを受けて、チューナ7の設定を行う。例えば、テレビ番組のチャンネルを選ぶ等を行う。チューナ7の設定が完了したら、次にコントローラ11は、録画設定コマンド15をHDD8に発する。次に録画設定コマンド15の設定がHDD8で完了したら、コントローラは録画開始コマンド16をHDD8に発する。そうすると、HDD8は、VTR9に対して、録画開始コマンド21を発する。その直後に、チューナ7からHDD8へ17の録画AVデータ#1から順に18の録画AVデータ#Nまでを送る。ただしNは自然数である。VTR9は、録画開始コマンド21を受け取ったら、録画準備を開始するが、機構動作による遅延22があるので、所要の時間が経ってから、実際のデータを受け取ることができるようになる。それまでは、HDD8の方にデータが記録されていく。所要の時間が経って機構動作による遅延22がなくなったら、VTR9は23の録画AVデータ#1から24の録画AVデータ#Nを記録する。その後、コントローラ11からチューナ7にチューナ設定コマンド19が発せられる。例えばチューナの電源を切る等である。その直後にコントローラ409からHDD8へ録画停止コマンド20が発せられる。HDD8は自らが記憶している、録画AVデータをVTR9へ全て送り終えてから、最後にVTR9に録画停止コマンド25を送る。以上が、コマンドとデータの時間的な流れの説明である。
【0035】
次に上述した内容を実行するためにHDD8が行う処理をフローチャートに従って説明する。便宜上、録画設定コマンド15とそれ以後の処理を二つのフローチャートにわけて説明する。
【0036】
まず、録画設定コマンド15が発せられた場合のHDD8の行う処理を図5に示す。すなわち、コントローラ11から送られてきた録画設定コマンド15で、ストレージ装置の種別を判断する(S501)。本実施の形態の場合、チューナ7からVTRに記録するので、VTR録画対応データ伝送方法設定(S502)に処理が移る。次にVTR録画対応一時記憶制御方法設定(S503)を行う。さらにVTR録画制御方法設定(S504)を行う。以上の処理は、図18の設定手段63によってメモリ59の情報を60のレジスタ1に設定することを意味する。
【0037】
次にコントローラは録画開始コマンド16をHDD8に発してから、VTR9が録画停止コマンド25を受け取るまでのHDD8の行う処理を図6に示す。すなわち、コントローラ11から送られてきた録画開始コマンド16を受信すると、録画停止コマンド受信?(S601)かどうか判断する。本実施の形態の場合、録画開始コマンド16であるので、チューナ7からAVデータ入力・記録(S605)に処理が移る。ここで、チューナからデータを入力し、記録していく。一ブロックのデータの記録が完了したら、ストレージ装置録画OK?(S606)に処理が移る。本実施の形態の場合、記録装置はVTR9であり、現在他のデータの記録も再生もしていないとする。そうすると、ストレージ装置すなわちVTR9は、データ記録ができる状態になっているので、処理が録画開始コマンド未発行?(S607)に移る。本実施の形態では、まだVTR9に録画開始コマンドを発行していない。そこで、処理が録画開始コマンド出力(S608)に移る。ここで、HDD8からVTR9に録画開始コマンド21を発する。これを受けてVTR9は、データを記録する準備を始める。つまり機構遅延のため、即時的にデータの録画が行える状態にはならない。次にストレージ装置書き込みOK?(S609)において、実際にVTR9がデータの書き込みが行える状態になっているか判断する。まだ機構遅延のため実際にデータが書き込める状態にはなっていないので、処理は録画停止コマンド受信?(S601)に移る。ここでは、まだ、コントローラ11から録画停止コマンドを受信していないとする。すると処理がAVデータ入力・記録に移り、第2ブロックのデータをHDD8内に記録する。再度ストレージ装置録画OK?(S606)に処理が移り、VTR9はデータ記録ができる状態になっている。従って処理が、録画開始コマンド未発行?(S607)に移る。既に前回、VTR9に録画開始コマンドを発行しているので、前回とは違って、処理が、ストレージ装置書き込みOK?(S609)に移る。しかし、VTR9の機構遅延のためまだ、書き込み可能な状態になっていないので、処理が録画停止コマンド受信?(S601)へ移る。以上を繰り返すうちにHDD8にはデータが記録されていく。VTR9が所用の時間を経て実際に書き込み可能になったら、ストレージ装置書き込みOK?(S609)から処理がAVデータ再生・出力(S610)に移り、HDD8に記録されているデータが先頭から順に1ブロックだけVTR9に書き込まれる。以下同様の処理を継続して、VTR9にデータを書き込んで行く。やがて、コントローラ11から録画停止コマンドを受信したら、録画停止コマンド受信?(S601)から、処理が、未出力AVデータ有り?(S602)に移る。まだ、未出力データがあるので、AVデータ再生・出力(S603)でVTR9にHDD8からデータを1ブロック書き込む。以上を未出力データがなくなるまで繰り返す。未出力データ有り?(S602)において未出力データがなくなったら、処理が録画停止コマンド出力(S604)に移る。ここで、HDD8からVTR9に録画停止コマンド25を送り処理が終了する。
【0038】
このように、本実施の形態によれば、瞬時にデータを記録することができる。
【0039】
次に第二の実施の形態について、図6、図7〜8を用いて説明する。
【0040】
本実施の形態では、図7に示すごとくVTR9が再生中に、VTR9に録画すべきチューナーからのデータを、HDD8が一時記憶装置として記録する場合である。
【0041】
本実施の形態の映像音声データ記録再生装置は、第一の実施の形態と同一であり、HDD8のことである。また、バス上に接続された各映像音声装置の構成も、図7においてデジタルモニタ22が追加されることを除いて同一である。すなわち装置構成は、コントローラ11、チューナ7、HDD8、VTR9及び新たに追加されたデジタルモニタ22で構成される。
【0042】
図8にコマンドとデータの時間的な流れを示す。
【0043】
本実施の形態では、VTR9がデジタルモニタ22に対して、再生を行っている途中である。
【0044】
まずコントローラ11がチューナ7にチューナ設定コマンド14を発する。チューナ7はこれを受けて、チューナ7の設定を行う。例えば、テレビ番組のチャンネルを選ぶ等を行う。チューナ7の設定が完了したら、次にコントローラ11は、録画設定コマンド15をHDD8に発する。次に録画設定コマンド803の設定がHDD8で完了したら、コントローラは録画開始コマンド16をHDD8に発する。第一の実施の形態では、VTR9にHDD8が録画開始コマンドを送ったが、本実施の形態では、VTR9が現在再生中のため録画開始コマンドをこの時点で送ることはできない。まず、HDD8は、チューナからのデータを録画開始する。17の録画AVデータ#1から順に18の録画AVデータ#Nまで記録していく。ただし、Nは自然数である。コントローラ11は、再生停止コマンド27をVTR9に発する。VTR9はこれを受けて、デジタルモニタ22への再生を26の再生AVデータ#Kで停止する。ただし、Kは自然数である。この間もHDD8は、チューナ7からの録画AVデータの記録を行っている。次にHDD8は、VTR9に録画開始コマンド21を発する。第一の実施の形態で説明したごとく、VTR9は機構動作による遅延を経て、HDD8から23の録画データ#1の記録を開始する。一方HDD8は、チューナ7からのデータを録画中であり、またVTR9にデータを記録中である。HDD8が録画AVデータ#Nを受信した時点で、コントローラはチューナ7に対して、チューナ設定コマンド19を発する。ただし、Nは自然数である。例えばチューナの電源を切る等である。次に、コントローラ11は、録画停止コマンド20をHDD8に発する。すると、HDD8は、VTR9へ、データの書き込みを継続し、最後のデータである24の録画AVデータ#Nまで、VTR9に書き込んだら、記録を終了する。その後、HDD8は、VTR9に録画停止コマンドを送る。
【0045】
次に上述した内容を実行するためにHDD8が行う処理をフローチャートに従って説明する。録画設定コマンド15の処理は、第一の実施の形態で説明したのと同一であるので、録画開始コマンド16から、録画停止コマンド25までの処理を説明する。
【0046】
図6において、コントローラ11から送られてきた録画開始コマンド16をHDD8が受信すると、録画停止コマンド受信?(S601)かどうか判断する。本実施の形態の場合、録画開始コマンド16であるので、チューナ7からAVデータ入力・記録(S605)に処理が移る。ここで、チューナからデータを入力し、記録していく。一ブロックのデータの記録が完了したら、ストレージ装置録画OK?(S606)に処理が移る。本実施の形態の場合、記録装置はVTR9であり、現在再生中となっており、記録出来ない状態になっている。従って、処理が録画停止コマンド受信?(S601)へ移る。コントローラ11が再生停止コマンド27を発するまで、HDD8は、AVデータ入力・記録(S605)で、1ブロックずつ、データを記録し続ける。コントローラ11が再生停止コマンド27を発すると、ストレージ装置録画OK?(S606)から、処理が、録画開始コマンド未発行?(S607)に移る。本実施の形態では、まだVTR9に録画開始コマンドを発行していない。そこで、処理が録画開始コマンド出力(S608)に移る。ここで、HDD8からVTR9に録画開始コマンドを発する。これを受けてVTR9は、データを記録する準備を始めるが、機構遅延のため、即時的にデータの録画が行える状態にはならない。次にストレージ装置書き込みOK?(S609)において、実際にVTR9がデータの書き込みが行える状態になっているか判断する。まだ機構遅延のため実際にデータが書き込める状態にはなっていないので、処理は録画停止コマンド受信?(S601)に移る。ここでは、まだ、コントローラ11から録画停止コマンドを受信していないとする。すると処理がAVデータ入力・記録(S605)に移り、1ブロックのデータをHDD8内に記録する。再度ストレージ装置録画OK?(S606)に処理が移り、VTR9はデータ記録ができる状態になっている。従って処理が、録画開始コマンド未発行?(S607)に移る。既に前回、VTR9に録画開始コマンドを発行しているので、前回とは違って、処理が、ストレージ装置書き込みOK?(S609)に移る。しかし、VTR9の機構遅延のためまだ、書き込み可能な状態になっていないので、処理が録画停止コマンド受信?(S601)へ移る。以上を繰り返すうちにHDD8にはデータが記録されていく。VTR9が所用の時間を経て実際に書き込み可能になったら、ストレージ装置書き込みOK?(S609)から処理がAVデータ再生・出力(S610)に移り、HDD8に記録されているデータが先頭から順に1ブロックごとにVTR9に書き込まれる。以下同様の処理を継続して、VTR9にデータを書き込んで行く。やがて、コントローラ11から録画停止コマンドを受信したら、録画停止コマンド受信?(S601)から、処理が、未出力AVデータ有り?(S602)に移る。まだ、未出力データがあるので、AVデータ再生・出力(S603)でVTR9にHDD8からデータを1ブロック書き込む。以上を未出力データがなくなるまで繰り返す。未出力データ有り?(S602)において未出力データがなくなったら、処理が録画停止コマンド出力(S604)に移る。ここで、HDD8からVTR9に録画停止コマンドを送り処理が終了する。
【0047】
このように、本実施の形態によれば、VTR9が再生中でもHDD8を一時記憶装置として使用することによって瞬時にデータを記録することができる
次に第三の実施の形態について、図9〜図12、図18を用いて説明する。
【0048】
本実施の形態では、図9に示すごとく、VTRからのデータをデジタルモニタに再生する際に、HDD8が一時記憶装置として動作する場合を説明する。
【0049】
本実施の形態の映像音声データ記録再生装置は、第一の実施の形態と同一である。また、バス上に接続された各映像音声装置の構成も、第二の実施の形態において、VTR9が光ディスク装置10に置き換わっていることと、チューナ7がなくなっていること以外同一である。すなわち装置構成は、コントローラ11、HDD8、光ディスク装置10、デジタルモニタ22で構成される。
【0050】
図10にコマンドとデータの時間的な流れを示す。
【0051】
まず、コントローラ11がデジタルモニタ設定コマンド28をデジタルモニタ22に発する。例えば、デジタルモニタの音量の調整等が考えられる。次に再生設定コマンド29をHDD8に発する。さらに、コントローラ11は、再生開始コマンド30をHDD8に発する。すると、HDD8は、再生開始コマンド34を光ディスク装置10に発する。光ディスク装置が再生可能になるまで、機構動作による遅延67がある。従って、HDD8が再生開始コマンド30を受信した直後にHDD8に記録されている31の再生AVデータ#1をデジタルモニタ22に送る。HDD8に記録されている再生AVデータは、設定された一時記憶制御情報に基づいてキャッシュデータとして記録されたデータである。所定の時間が経って機構動作による遅延67がなくなり光ディスク装置10が再生可能な状態になったとき、35の再生AVデータ#MをHDD8に送る。ただし、Mは自然数でありMブロック番目のデータであることを意味する。以後、光ディスク装置10より、再生AVデータがHDD8に送られ一時記憶されたあと、さらにHDD8から、デジタルモニタ22へ送られ、再生される。コントローラ11が再生停止コマンド33をHDD8に発すると、HDD8はさらに、再生停止コマンド37を光ディスク装置10に発する。すると、最後のデータである36の再生AVデータ#NがHDD8に送られ、さらにHDD8から32の再生AVデータ#Nがデジタルモニタ22に再生され、再生が停止する。ただし、NはMより大きい自然数である。
【0052】
次に上述した内容を実行するためにHDD8が行う処理をフローチャートに従って説明する。便宜上、再生設定コマンド29とそれ以後の処理を二つのフローチャートにわけて説明する。
【0053】
まず、コントローラ11からHDD8に再生設定コマンド29が発せられた場合のHDD8の行う処理を図11を用いて説明する。
【0054】
最初に、再生設定するストレージ装置の種別を判断する。すなわちVTR再生?(S1101)で、VTR9を再生するかどうかを判断する。本実施の形態の場合、光ディスク装置10を再生するので、処理は光ディスク再生?(S1105)に移る。さらに、光ディスク再生対応データ伝送方法設定(S1106)で、データの伝送方法を設定する。次に光ディスク再生対応一時記憶制御方法設定(S1107)で、HDD8を光ディスク装置の一時記憶装置として使用するための制御方法を設定する。さらに、光ディスク再生制御方法設定(S1108)で、HDD8が光ディスク装置10の再生を制御する方法を設定する。以上の処理は、図18の設定手段63によってメモリ59の情報を60のレジスタ1に設定することを意味する。
【0055】
次に再生設定コマンド29が発せられた後の処理を図12を用いて説明する。
【0056】
まず、コントローラ11からHDD8に再生開始コマンド30が発せられる。そうすると、HDD8の処理は再生停止コマンド受信?(S1201)に移る。再生開始コマンド30をHDD8が受けているので、処理はストレージ装置再生OK?(S1203)に移る。本実施の形態では、ストレージ装置として、光ディスク装置10を用いていており、現在他のデータの記録も再生も行っていないとする。そうするとストレージ装置は再生可能な状態にあるので、処理は再生開始コマンド未発行?(S1204)に移る。HDD8は光ディスク装置10にまだ再生開始コマンドを発していない。そこで、処理は再生開始コマンド出力(S1205)に移り、HDD8から光ディスク装置10に再生開始コマンド30が発せられる。さらに処理はストレージ装置読み込みOK?(S1206)に移る。機構動作による遅延のため、光ディスク装置10からまだ実際にデータを読み込める状態になっていない。従って処理は記録済みAVデータ有り?(S1208)に移る。本実施の形態では、HDD8に記録済みのデータがあるものとする。処理はAVデータ再生・出力(S1209)へ移り、HDD8が持っているAVデータを1ブロックだけ再生し、デジタルモニタ22へ出力する。処理は、再生停止コマンド受信?(S1201)に再び戻り、まだコントローラ11から再生停止コマンド33を受信していない。処理はストレージ装置再生OK?(S1203)に移る。前回と同様に光ディスク装置10は録画中ではないので、処理は再生開始コマンド未発行?(S1204)に移る。前回すでにHDD8から光ディスク装置10に再生開始コマンド34を発しているので、処理はストレージ装置読み込みOK?(S1206)に移る。まだ、機構動作による遅延のため、光ディスク装置10から実際にデータをHDD8に読み込める状態になっていない。そこで、処理は記録済みAVデータ有り?(S1208)へ移る。前回と同様にHDD8に記録済みのデータがあるものとする。処理はAVデータ再生・出力(S1209)に移り、HDD8が持っているAVデータを1ブロックだけ再生し、デジタルモニタ22へ出力する。処理は再生停止コマンド受信?(S1201)に移る。所用の時間が経って機構動作による遅延が解消され、光ディスク装置10からデータが読み込み可能な状態になったら、ストレージ装置読み込みOK?(S1206)から、処理がAVデータ入力・記録(S1207)へ移る。光ディスク装置10からデータを1ブロックだけHDD8に読み込み、記録する。さらに処理は記録済みデータ有り?(S1208)に移る。HDD8には記録済みデータがあるので、処理はAVデータ再生・出力に移る。1ブロックのデータを、HDD8で再生し、デジタルモニタ22に出力する。以上の処理を繰り返し行う。コントローラ11から再生停止コマンド33がHDD8に発せられると、再生停止コマンド受信?(S1201)から、処理が再生停止コマンド出力(S1202)へ移る。HDD8から光ディスク装置10に再生停止コマンド37が発せられ、光ディスク装置10の再生が停止する。
【0057】
このように、本実施の形態によれば、光ディスク装置10には機構動作遅延があるにも関わらず、HDD8を一時記憶装置として使用することによって瞬時に再生を行うことができる。
【0058】
次に第四の実施の形態について図13、図17、図18を用いて説明する。
【0059】
本実施の形態では、図13に示すごとくHDD8が2台のストレージ装置の一時記憶装置として動作する場合である。
【0060】
本実施の形態における映像音声データ記録再生装置は、第一の実施の形態と同一である。またバス上に接続された各映像音声装置の構成は、コントローラ11、チューナ7、HDD8、VTR9、光ディスク装置10、デジタルモニタ22である。なおHDD8が本実施の形態の映像音声データ記録再生装置である。
【0061】
本実施の形態の場合、図18に示すごとく、メモリ59に格納されているストレージ情報を設定手段63によって、60のレジスタ1と61のレジスタ2に設定する。処理手段65は、60のレジスタ1と61のレジスタ2の情報を参照することによって、マルチタスク処理を行う。前述したようにメモリ59と60のレジスタ1、61のレジスタ2の具体例は図17に示してある。
【0062】
本実施の形態は、前述した実施の形態1〜3で説明した処理が同時に行える。つまりHDD8は、同時にVTR9及び光ディスク装置10の一時記憶装置として動作することができ、多様な一時記憶が可能になる。
【0063】
次に第五の実施の形態について、図14、図15、図18を用いて説明する。
【0064】
HDD8の構成は、第一の実施の形態と、以下の部分を除いて同一である。すなわち、図18のごとくHDD制御回路5において、記録状態表示手段64とストレージ状態表示手段66を有する点が相違点である。
【0065】
記録状態表示手段64はHDD8の記録状態を表示するパネルである。またストレージ装置状態表示手段66は、VTRや光ディスク装置等のストレージ装置の状態を表示するパネルである。
【0066】
図14に記録状態表示手段64の例を示す。利用者は38のパネルを見て、HDD8の残量がどれくらいあるかを知ることができる。
【0067】
また図15にストレージ状態表示手段66の例を示す。
【0068】
ストレージ装置43として、44のVTR1、45のVTR2、46のDISC1がそれぞれ40のCH1、41のCH2、42のCH3に設定されている。これは、図18の60のレジスタ1、61のレジスタ2、62のレジスタ3にそれぞれの情報が設定されていることを意味する。40のCH1に設定されている、VTR1は、HDDステータス47が現在REC48状態になっている。さらにストレージステータス51はREC起動中52になっている。これは、HDDがデータを記録しており、44のVTR1が機構動作による遅延のためまだ記録状態になっていないことを示している。41のCH2に設定されている45のVTR2はHDDステータスがSTOP49、ストレージステータス51がREC53になっている。これは、すでにHDDがデータの記録を終了し、HDDが記録したデータを再生して45のVTR2へデータを記録していることを示している。また42のCH3に設定されているDISC1はHDDステータス47がREC50、ストレージステータス51がPLAY54になっている。これは、46のDISC1が再生中であり、HDDが46のDISC1に記録するために別のデータを記録中であることを示している。このようにHDDが多様な一時記憶を行うので、ストレージ状態表示手段66を、利用者が見ることによって、現在の装置間の状態を容易に知ることができる。
【0069】
なお、本発明のデータ記憶手段は、上述した実施の形態における磁気ディスクドライブに限らず、高速光ディスクドライブなど、要するに機構動作のオーバーヘッドの少ないデータ記憶手段でありさえすればよい。
【0070】
さらに、本発明のレジスタの数は、上述した実施の形態における3個に限らず、1個、2個あるいは4個以上など、要するに、HDDが制御するストレージ装置の台数に適した個数でありさえすればよい。。
【0071】
さらに、本発明のストレージ装置表示手段は、上述した実施の形態におけるCH(チャンネル)の数である3個に限らず、1個、2個あるいは4個以上など、要するに、HDDが制御するストレージ装置の台数に適した個数でありさえすればよい。
【0072】
さらに、本発明のストレージ装置は、上述した実施の形態におけるVTR、光ディスク装置に限らず、DAT装置、チェンジャ装置など、要するに、バス上に接続できる機構動作のオーバーヘッドのある装置でありさえすればよい。
【0073】
さらに、本発明は、その機能を実現する各手段の全部または一部の機能を実現するためのプログラムを格納していることを特徴とする媒体でもある。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したところから明らかなように、本発明は、コストがかからず、使用効率にすぐれ、多様な一時記憶方法に対応できる映像音声データ記録再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像音声データ記録装置のブロック図。
【図2】本発明の映像音声データ記録再生装置と他のAV装置、コントローラをバスに接続した例を示す図。
【図3】本発明の第一の実施の形態において、チューナからのデータをVTRに記録する際に、HDDが一時記憶装置として動作する場合の装置構成図
【図4】本発明の第一の実施の形態において、チューナからのデータをVTRに記録する際に、HDDが一時記憶装置として動作する場合の、各装置間での制御コマンドとAVデータの時間的なやりとりを示す図
【図5】本発明の第一の実施の形態において、録画設定コマンドの処理の流れを示す図
【図6】本発明の第一及び第二の実施の形態において、録画開始コマンド受信によって録画が開始されてから録画終了までの処理の流れを示す図
【図7】本発明の第二の実施の形態において、VTRが再生中に、VTRに録画すべきチューナからのデータを、HDDが一時記憶装置として記録する場合の装置構成図。
【図8】本発明の第二の実施の形態において、VTRが再生中に、VTRに録画すべきチューナからのデータを、HDDが一時記憶装置として記録する場合の、各装置間での制御コマンドとAVデータの時間的なやりとりを示す図。
【図9】本発明の第三の実施の形態において、VTRからのデータをデジタルモニタに再生する際に、HDDが一時記憶装置として動作する場合の装置構成図。
【図10】本発明の第三の実施の形態において、VTRからのデータをデジタルモニタに再生する際に、HDDが一時記憶装置として動作する場合の、各装置間での制御コマンドとAVデータの時間的なやりとりを示す図。
【図11】本発明の第三の実施の形態において、再生設定コマンドの処理の流れを示す図。
【図12】本発明の第三の実施の形態において、再生開始コマンド受信によって再生が開始されてから、再生停止コマンドによって再生が停止するまでの処理の流れを示す図。
【図13】本発明の第四の実施の形態において、HDDが2台のストレージ装置の一時記憶装置として動作する場合の、装置構成図
【図14】本発明の第五の実施の形態において、記録状態表示手段の具体例を示す図
【図15】本発明の第五の実施の形態において、ストレージ装置状態表示手段の具体例を示す図。
【図16】従来のHDD内蔵VTRを示す図。
【図17】本発明の第一から第五の実施の形態までにおける、HDD制御回路のメモリとレジスタの具体例を示す図。
【図18】本発明の第一から第五の実施の形態までにおける、HDD制御回路のブロック図。
【符号の説明】
1 インターフェース回路
2 バッファRAM
3 リード/ライト信号処理手段
4 ディスク記録再生部
5 HDD制御回路
6 アクチュエータ駆動回路
59 メモリ
63 設定手段
60 レジスタ1
61 レジスタ2
62 レジスタ3
65 処理手段
64 記録状態表示手段
66 ストレージ装置状態表示手段

Claims (7)

  1. バス上に接続された少なくともコントローラ、ストレージ装置とデータやコマンドを送受信するインターフェース手段と、
    前記インターフェース手段とデータをやりとりし、データを記録再生するデータ記録手段と、
    前記データ記録手段の記録再生位置を制御する記録再生位置制御手段と、
    前記インターフェース手段とコマンドのやりとりをし、前記データ記録手段と、前記記録再生位置制御手段と、を制御し、データの一時記憶動作を実行する記録再生制御手段と、を備え、
    前記記録再生制御手段は、少なくとも前記ストレージ装置の種別情報と、それらの種別のストレージ装置に対応するコマンド受信用情報と、データ入出力用情報と、一時記憶制御用情報と、それらの種別のストレージ装置とのデータ書き込み制御用情報及びデータ読み出し制御用情報を有し、
    どのストレージ装置の一時記憶装置となるべきかを示す前記コントローラからのコマンドによって一時記憶装置として動作する対象のストレージ装置の種別を特定し、特定した種別に対応する前記コマンド受信用情報、データ入出力用情報、一時記憶制御用情報、データ書き込み制御用情報及びデータ読み出し制御用情報に従って前記ストレージ装置にコマンドを送信し、前記ストレージ装置とのデータ書き込み制御またはデータ読み出し制御を一時記憶装置として行うことを特徴とする映像音声データ記録再生装置。
  2. 前記記録再生制御手段は、前記種別情報に加え、更に、前記コマンド受信用情報、データ入出力用情報、一時記憶制御用情報、データ書き込み制御用情報、データ読み出し制御用情報と、記録再生を行うデータの種別との対応情報をも格納していることを特徴とする請求項1記載の映像音声記録再生装置。
  3. 前記記録再生制御手段は、前記コントローラからの前記命令を受け取った際その命令に対応する種別のストレージ装置についての前記コマンド受信用情報、データ入出力用情報、一時記憶制御用情報、データ書き込み制御用情報及びデータ読み出し制御用情報を、所定のレジスタに設定する設定手段と、 そのレジスタの内容に従って前記制御を行う処理手段と、を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の映像音声データ記録再生装置。
  4. 前記レジスタは複数個存在し、前記処理手段はマルチタスク処理を行うことを特徴とする請求項3記載の映像音声データ記録再生装置。
  5. 前記記録再生制御手段は、前記データ記憶手段の記録状態を表示する記録状態表示手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の映像音声データ記録再生装置。
  6. 前記記録再生制御手段は、前記コントローラによって命令されたストレージ装置の状態を表示するストレージ装置状態表示手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の映像音声データ記録再生装置。
  7. 請求項1〜6における各手段の機能を実現するためのプログラムを格納していることを特徴とする媒体。
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