JP3506031B2 - 映像音声データ記録再生装置 - Google Patents
映像音声データ記録再生装置Info
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Description
などの記録再生装置に関するものであり、特にAV(Au
dio Visual)データなどのリアルタイムデータを記録
再生する映像音声データ記録再生装置に関するものであ
る。
録容量、転送速度は急速に向上し続け、動画像データの
記録再生が可能になってきており、HDDを用いた映像
音声データ記録再生装置が開発されてきている。
タ記録再生装置の構成を示す図である。図において、1
10は映像音声データ記録再生装置、111は、映像音
声データ記録再生装置110の外部に対し、映像音声デ
ータ(以下AVデータ)の入出力を行うとともに映像音
声データ記録再生装置110の各部を動作させるための
制御回路である。112はアクチュエータ駆動回路、1
13はバッファRAMで、114はリード/ライト信号
処理回路、118はハードディスク115およびヘッド
116、アクチュエータ117を一体化したHDA(He
ad Disk Assembly)である。
音声データ記録再生装置の基本的な動作は、制御回路1
11を介して入力してきたAVデータを、バッファRA
M113に一時的に蓄積しながら、HDA118へ転送
することにより、ハードディスク115へAVデータを
記録するというものである。
は、ハードディスク115上のヘッド116の位置を検
出して制御回路111へ転送する。制御回路111は、
この位置信号を参照して、アクチュエータ駆動信号を生
成し、アクチュエータ駆動回路112に出力すると、ア
クチュエータ駆動回路112は駆動信号をHDA118
内のアクチュエータ117に出力する。この駆動信号に
よってハードディスク115上の所望の位置にヘッド1
16を位置決めし、制御回路111からのリード/ライ
ト制御信号に基づいてAVデータの記録再生を行うこと
ができる。
のような、ハードディスクを用いた記録再生装置では、
ハードディスクの高速アクセス性を利用した繰り返し記
録機能が実現されている(例えば特開平9−13900
9号公報)。繰り返し記録機能とは、ハードディスク上
の所定の領域に一定時間分の映像を繰り返し上書きして
おくものであって、これにより、利用者は、現在の時刻
よりある程度時間的にさかのぼった映像を視聴すること
ができる。
像音声データ記録再生装置110においては、制御回路
111がリード/ライト信号処理回路114およびアク
チュエータ駆動回路112を適宜制御することにより実
現される。
では、ディスクに記録されるAVデータをAVファイル
として管理しており、その場合、AVデータの記録再生
は指定されたAVファイルとAVファイル内の記録開始
位置、再生開始位置を起点として開始される。
AVファイル内の位置指定あるいは記録再生の位置表示
を、AVファイルの先頭を起点とし、フレームを最小単
位とした相対位置で行っている。
ァイル内の位置指定/位置表示は、制御回路111が各
AVファイルとハードディスク115上のAVデータの
記録位置との関係を管理するAVファイル管理テーブル
を記憶、管理することによって実現される。
AVファイルに対する繰り返し記録動作について、図1
2を参照しながら説明を行う。図12は、繰り返し記録
動作を行うときの、ハードディス115と、AVファイ
ル120との関係を示す図である。
ータ配置と、AVファイル上のデータ配置との関係は、
制御回路111によってAVファイル管理テーブルとし
て記憶、管理されている。
における繰り返し記録動作について具体的に説明する。
ンドが受信されると、制御回路111は、サーチコマン
ドで指定されたAVファイル120において、指定され
た位置に記録再生位置を設定する。
録モードの記録コマンドが受信されると、制御回路11
1は、設定されている記録再生位置を起点としてAVフ
ァイル120に対して上書き記録を開始する。
は、ハードディスク115上では、図12(a)に示す
ように、データ領域121の、領域先頭位置123から
領域最終位置125までの区間における、AVデータの
記録として実現される。AVデータの記録が、領域最終
位置125まで行われると、記録位置124は再び領域
先頭位置123に戻り、繰り返し上書きして記録が行わ
れ、以下繰り返しで上書き動作が行われる。
0の記録内容の変化を図13を参照しながら説明する。
ームのフレームデータから構成されている。図13(b)
〜(d)に示すように、繰り返し記録中には新規にフレ
ームデータが入力されると、AVファイル先頭のフレー
ムが削除されると同時にAVファイルの最終フレームの
次に入力されたフレームデータが付加され、新たな最終
フレームとなる。
レームのデータが記録される毎に、1フレーム分ずつ、
先頭に近づいていく。記録時点以降に6フレーム分のA
Vデータが記録されるとフレームgはAVファイルの先
頭フレームとなり、7フレームのデータが記録されると
AVファイルから削除される。
レームで一定であり、記録位置は常にAVファイルの最
終フレームとなる。AVファイルサイズが7フレームで
あるため、、記録位置はAVファイルの最終位置、6フ
レームとなる。
声データ記録再生装置では、HDDの高速アクセス性を
活かして、同時に記録と再生を行うことも可能であり、
繰り返し記録中のAVファイルを同時に再生することも
可能である。
置のようにAVファイルの先頭を起点とした相対位置で
位置指定/位置表示を行う場合、繰り返し記録中のAV
ファイルに対する位置指定や位置表示に関して課題があ
った。
ータ記録再生装置における、繰り返し記録中のAVファ
イル120に対する位置指定または記録再生位置の表示
について以下に説明する。
ァイルにおいては記録されたフレームは新規のフレーム
が記録される毎にAVファイル先頭に近づいていき、所
定のフレームデータが記録された後、AVファイルから
削除される。
にアクセスする場合、そのフレームを記録した時刻と現
在時刻から指定すべき位置の値を計算することはできる
が、指定すべき位置の値は新規のフレームが記録される
毎に変化していくため、フレーム単位で正確にアクセス
することが困難であるという課題があった。
時に再生する場合の位置表示に関する課題について、図
13(b)〜(d)を用いて説明する。
3フレームを指定して標準速の再生を開始すると、順次
フレームd、e、fを再生していく。しかし、再生位置
をAVファイル先頭を起点とした相対位置で表示する
と、相対位置は3フレームのまま一定であるため位置表
示は3フレーム固定となる。また、記録位置の表示も同
様に6フレーム固定となる。
ず、再生位置表示は再生中か停止中か区別ができない、
記録位置表示から記録中華停止中か区別ができないとい
う課題があった。
め、第1の本発明(請求項1に対応)は、AVデータブ
ロックをAVファイルとして記録する記録手段と、AV
ファイルに記録されたAVデータブロックを再生する再
生手段と、AVファイルを指定するAVファイル指定手
段と、AVファイル内の記録再生位置を指定する記録再
生位置指定手段と、順次入力されるAVデータブロック
をAVファイルに記録する時、各AVデータブロックに
順絶対位置情報を対応付ける位置管理情報を記憶する位
置情報管理手段と、記録再生位置が指定された時、AV
ファイル内において、位置情報管理手段によって対応付
けされた位置情報が指定された位置情報と一致するAV
データブロックに記録再生位置を設定する記録再生位置
設定手段とを備え、記録手段または再生手段は、指定さ
れたAVファイル内の記録再生位置を起点として記録ま
たは再生を行う映像音声データ記録再生装置である。
は、入力されるAVデータブロックをAVファイルとし
て記録する記録手段と、AVファイルに記録されたAV
データブロックを再生する再生手段と、AVファイルを
指定するAVファイル指定手段と、記録再生位置指定手
段と、AVデータブロックを記録する時、各AVデータ
ブロックに絶対位置情報を対応づける位置管理情報を記
憶して管理する第1の位置情報管理方法と、AVファイ
ルの所定位置を起点とした相対位置情報を各AVデータ
ブロックの位置情報として管理する第2の位置情報管理
方法を持ち、記録再生動作モードによって2つの方法を
切り換える位置情報管理手段と、記録再生位置が指定さ
れた時、指定されたAVファイル内において、位置情報
管理手段によって対応付けされた位置情報が指定された
位置情報と一致するAVデータブロックに記録再生位置
を設定する記録再生位置設定手段とを備え、記録手段ま
たは再生手段は、指定されたAVファイル内の設定され
た記録再生位置を起点として記録または再生を行う映像
音声データ記録再生装置である。
する。
形態1による映像音声データ記録再生装置の構成を示す
図である。図において、10は映像音声データ記録再生
装置である。
おいて、11は、映像音声データ記録再生装置10の外
部から入力される制御コマンドの入力を受けるととも
に、映像音声データ(以下AVデータ)の入出力を行う
インタフェース回路、12は、インタフェース回路11
から制御コマンドを受けて、映像音声データ記録再生装
置10の各部を動作させるHDD制御回路、13はアク
チュエータ駆動回路、14はバッファRAM、15はリ
ード/ライト信号処理回路である。19は、ハードディ
スク16、ヘッド17、アクチュエータ18を一体化し
たHDAである。
御回路12の構成を除いた他の各部の構成および動作
は、従来の技術による映像音声データ記録再生装置11
0のものと同様である。
る映像音声データ記録再生装置が、他のデジタル機器と
システムを構成している様子を示す図である。図におい
て、20は映像音声データ記録再生装置10および他の
接続機器を制御するコントローラ、21はデジタルデー
タであるAVデータを画像出力するためのデジタルモニ
タ、22はAVデータの記録および再生を行うVTR、
23はAVデータのリソースであるデジタル放送データ
を受信するためのチューナ、24は、前記の各機器を接
続し、AVデータや制御コマンドといった各種信号をや
りとりするためのバスであり、ここでは例としてIEE
E1394バスとした。
ディスク16上のAVデータ記録領域と、AVファイル
との関係と、AVファイル内のAVデータの位置情報を
管理するAVファイル領域管理テーブルを示す図であ
る。
ブル31は、各AVファイル毎の領域管理情報を保持し
ており、領域管理情報として、領域先頭位置アドレス3
2、領域サイズ33、AVファイル先頭位置アドレス3
4、AVファイル先頭位置情報35からなる。AVファ
イル先頭位置情報35にはAVファイル先頭における位
置情報のオフセット値が保持される。
ーブルによって管理される、ハードディスク16上のデ
ータ領域と、AVファイルとの関係を示す図である。図
4(a)はハードディスク16上のデータ領域41内の
データ配置、図4(b)はAVファイル40内のデータ
配置を示す。
ル41との関係は領域先頭位置43、領域最終位置4
5、AVファイル先頭位置44によって管理されてい
る。各位置に対応するハードディスク16上のアドレス
情報は前述したAVファイル管理テーブル31として、
HDD制御回路12によって記憶されるとともに管理が
行われる。
施の形態1による映像音声データ記録再生装置10が受
信し、そこに記載された命令を実行する各制御コマンド
のフォーマットを示す図である。図5においてオペコー
ドはコマンドの種別を表す種別コード、パラメータ1,
パラメータ2は制御コマンドの実行時に指定される制御
パラメータである。
と、各制御コマンドによって実行される動作を説明す
る。
1を示す。サーチコマンド51は、パラメータ1とし
て、仮想プラグ指定パラメータ、パラメータ2として目
標位置情報を持つ。
1を受信したとき、指定された仮想プラグに対して指定
された目標位置に記録再生位置を設定する。目標位置情
報にはサーチ対象として設定するAVファイルとAVフ
ァイル内の記録再生位置を指定する。
設定されている入出力プラグである。本実施の形態の映
像音声データ記録再生装置10は1つの入力プラグと1
つの出力プラグを持ち、これら2つの仮想プラグを用い
てハードディスクに対して同時に記録と再生を指定する
ことができる。仮想プラグから出力または入力されるA
Vデータは、実際にはインタフェース回路11を時分割
使用して、映像音声データ記録再生装置10から出力ま
たは入力される。
マンド52を示す。位置情報問い合わせコマンド52
は、パラメータ1として仮想プラグ指定パラメータを持
つ。ハードディスク制御回路12は、位置問い合わせコ
マンド52を受信したとき、指定された仮想プラグに対
応した記録再生位置情報をコマンド応答として出力す
る。記録再生位置情報は記録再生対象として設定されて
いるAVファイルとAVファイル内の記録再生位置情報
を示す。
す。記録コマンド53は、パラメータ1として、仮想プ
ラグ指定パラメータ、パラメータ2として記録モード指
定パラメータを持つ。
を受信したとき、指定された仮想プラグに対して入力さ
れるAVデータを、指定された記録モードで、仮想プラ
グに対応するAVファイルの設定されている記録再生位
置からAVファイルに記録していく。
イルに順次データを記録していき、記録に従って、AV
ファイル40のサイズは順次増加していく。この場合、
HDD制御回路12は、AVファイル領域管理テーブル
31のAVファイル先頭位置情報35にオフセット値と
して0フレームを記憶する。以降、各フレームの位置は
AVファイル先頭を0フレームとした先頭からの相対位
置で管理される。
ファイルに順次データを上書き記録していき、AVファ
イルをすべて上書きした時、AVファイルの先頭データ
を順次、削除しつつ、新規データをAVファイルの最終
部に記録していく。この場合、HDD制御回路12は、
AVファイル領域管理テーブル31のAVファイル先頭
位置情報35にオフセット値としてAVファイル先頭フ
レームのフレーム番号を記憶する。以降、各フレーム位
置は、繰り返し記録を開始した時点をフレーム番号0と
した通番のフレーム番号を用いた絶対位置として管理さ
れる。
す。再生コマンド54はパラメータ1として、仮想プラ
グ指定パラメータを持つ。HDD制御回路12は、再生
コマンド54を受信したとき、指定された仮想プラグに
対応するAVファイルの設定されている記録再生位置か
ら再生を開始し、指定された仮想プラグから出力する。
示す。停止コマンド55はパラメータ1として、仮想プ
ラグ指定パラメータを持つ。HDD制御回路12は、停
止コマンド55を受信すると、指定された仮想プラグに
対応する記録動作または再生動作を終了させる。
形態1による映像音声データ記録再生装置10において
同一のAVファイルに対して繰り返し記録と再生を同時
に行う場合について、図6を参照しながら説明を行う。
時に行うときの、コントローラ20から映像音声データ
記録再生装置10への各制御コマンドのシーケンスを示
す図である。
と記録開始位置を指定したサーチコマンド51を発行す
る。映像音声データ記録再生装置10でサーチコマンド
51が受信されると、HDD制御回路12は、指定され
た仮想入力プラグの記録位置として、指定されたAVフ
ァイル40の設定されている記録開始位置を設定する。
と繰り返し記録モードを指定した記録コマンド53を発
行する。映像音声データ記録再生装置10で記録コマン
ド53が受信されると、HDD制御回路12は、指定さ
れた仮想入力プラグから入力されるAVデータの上書き
記録を、指定された仮想出力プラグに設定されたAVフ
ァイル40の記録開始位置から開始する。
録は、従来の映像音声記録再生装置の場合と同様に、図
4(a)に示すように、データ領域41において、領域
先頭位置43から領域最終位置45までの区間における
繰り返し上書き記録として実現される。
と再生開始位置を指定したサーチコマンド52を発行す
る。映像音声データ記録再生装置10でサーチコマンド
52が受信されると、HDD制御回路12は、指定され
た仮想出力プラグの再生位置として、指定されたAVフ
ァイル40の設定されている再生位置を設定する。
タ記録再生装置10へ仮想出力プラグを指定した再生コ
マンド54を発行する。映像音声データ記録再生装置1
0側では、HDD制御回路12が再生コマンド54を受
信すると、指定された仮想出力プラグに設定されている
AVファイル40の再生開始位置から再生を開始する。
ドディスク16上では、図4(a)に示すように、デー
タ領域41を再生するものであるが、データ領域41の
中では、繰り返し上書き記録が行われているため、AV
データは必ずしも時系列に沿って記録されてはいない
が、HDD制御回路は12はAVファイル管理テーブル
31の領域管理情報に基づいて、図4(b)に示すよう
に、時間軸にそってAVデータが配列されたAVファイ
ルとして再生するため、通常の再生動作と同様に再生す
ることができる。
置情報、再生位置情報を得たいときには、コントローラ
20は仮想プラグを指定した位置情報問い合わせコマン
ド52を発行する。映像音声データ記録再生装置10で
位置情報問い合わせコマンド52が受信されると、HD
D制御回路12は、指定された仮想プラグの記録再生位
置情報を出力する。
終了させるときは、コントローラ20は、映像音声デー
タ記録再生装置10へ仮想出力プラグ及び仮想入力プラ
グを指定した停止コマンド55を発行する。映像音声デ
ータ記録再生装置10側では、HDD制御回路12が各
停止コマンド55を受信すると、再生動作及び記録動作
を終了する。
と再生を同時に行う場合の記録位置や再生位置の指定/
表示について、図7に示す例を参照しながら以下に説明
する。
イル内の位置情報の変化を示す図である。図7(a)
は、入力されるAVデータ、図7(b)〜(d)はAV
ファイルの記録内容の変化と位置情報の時間的な変化を
示している。図7においてAVファイルサイズは7フレ
ームである。
経過した時点でのAVファイルの記録内容を示す。AV
ファイルに記録されているフレームa〜フレームgに対
応する位置情報は0フレーム〜6フレームとなってい
る。記録位置は6フレームとなる。また、記録開始から
3フレーム分遅れて開始されている再生動作の再生位置
は3フレームである。
経過した時点でのAVファイルの記録内容を示す。AV
ファイルに記録されているフレームb〜フレームhに対
応する位置情報は1フレーム〜7フレームとなってい
る。記録位置は7フレームとなり、再生位置は4フレー
ムである。
経過した時点でのAVファイルの記録内容を示す。AV
ファイルに記録されているフレームc〜フレームiに対
応する位置情報は2フレーム〜8フレームとなってい
る。記録位置は8フレームとなり、再生位置は5フレー
ムである。
返し記録中に標準速再生中の再生位置情報や記録位置情
報が、通常の記録再生時のように順次増加していくた
め、従来の映像音声データ記録再生装置における、繰り
返し記録中に標準速再生中の再生位置情報や記録位置情
報がともに一定となってしまい、停止中と区別ができな
いという課題を解決することができる。
アクセスできるため、AVファイル内のAVデータにフ
レーム単位で正確にアクセスすることができる。
情報問い合わせコマンドで取得した位置情報を用いて、
再生位置、記録位置を通常の記録再生時と同様に管理す
ることができる。
像音声データ記録再生装置の構成は図1に示される実施
の形態1における映像音声データ記録再生装置の構成と
同一である。
領域管理テーブルの構成、対応するコマンドセットも実
施の形態1と同一であり、対応する説明図も同一であ
る。
再生装置の動作が、実施の形態1と異なるのは、位置情
報管理方法である。
方法について図8を参照しながら説明する。
イル内の位置情報の変化と、AVファイルに対する記録
再生動作が終了した後の位置情報を示す図である。
再生装置10が、仮想入力プラグと繰り返し記録モード
を指定した記録コマンド53を受信すると、HDD制御
回路12は、指定された仮想入力プラグから入力される
AVデータの上書き記録を、指定された仮想出力プラグ
に設定されたAVファイル40の記録開始位置から開始
する。
されるとHDD制御回路12は、AVファイル領域管理
テーブル31のAVファイル先頭位置情報35にオフセ
ット値としてAVファイル先頭フレームのフレーム番号
を記録し、順次更新していく。
フレームの絶対位置情報として、繰り返し記録を開始し
た時点をフレーム番号0とした通番のフレーム番号を用
いて管理することができる。
の位置情報の変化は実施の形態1の場合と同様であり、
図8(b)〜(c)で示される。
るとき、コントローラ20は、映像音声データ記録再生
装置10へ仮想出力プラグ及び仮想入力プラグを指定し
た停止コマンド55を発行する。映像音声データ記録再
生装置10側では、HDD制御回路12が各停止コマン
ド55を受信すると、再生動作及び記録動作を終了す
る。
び再生動作が終了すると、HDD制御回路12は、位置
情報管理方法を切り換える。即ち、HDD制御回路12
は、AVファイル領域管理テーブル31のAVファイル
先頭位置情報35をオフセット値として0フレームに書
き換える。以降、AVファイル先頭を0フレームとして
先頭からの相対フレーム数で各フレームの位置情報を管
理する。
返し記録動作及び再生動作が終了した後のAVファイル
の各フレームと位置情報の対応を示す。図に示すように
AVファイル内のフレームb〜フレームhが位置情報0
フレーム〜6フレームに対応している。
り返し記録動作時には、各フレームの位置を、繰り返し
記録を開始した時点をフレーム番号0とした通番のフレ
ーム番号を用いて絶対位置情報として管理し、AVファ
イルに対する繰り返し記録動作及び再生動作が終了する
と、AVファイル先頭からの相対フレーム数で各フレー
ムの位置情報を管理するため、繰り返し記録モードで記
録したAVファイルであっても、通常の記録モードで記
録したAVファイルと同様に各フレームの位置をAVフ
ァイル内の相対位置で管理できる。
像音声データ記録再生装置の構成は図1に示される実施
の形態1における映像音声データ記録再生装置の構成と
同一である。
再生装置の動作が、実施の形態1による映像音声データ
記録再生装置の動作と異なるのは、位置情報管理方法で
ある。
方法について図9及び図10を参照しながら説明する。
Vファイル内の各フレームと位置情報の対応の変化を示
す図である。図9(a)は入力されるAVデータと記録
開始、記録停止のタイミングを示す図、図9(b)、
(c)はAVファイル内の各フレームと位置情報の対応
を示す図である。
ル領域管理テーブルの構成を示す図である。本実施の形
態におけるAVファイル領域管理テーブル101が他の
実施の形態のAVファイル領域管理テーブルと異なるの
は、AVファイル内の各セグメント毎に先頭位置アドレ
スと、サイズ、先頭位置情報を持つ点である。セグメン
トの数は動的に変わるため、本実施の形態のAVファイ
ル領域管理テーブル101のサイズは動的に変動する。
再生装置10が、繰り返し記録モードを指定した記録コ
マンド53を受信すると、HDD制御回路12は、指定
された仮想入力プラグから入力されるAVデータの上書
き記録を開始する。この時、HDD制御回路12は、A
Vファイル領域管理テーブル101のセグメント#0先
頭位置情報102に、オフセット値として0フレームを
記憶する。従って、入力されるフレームa、b、cには
通番で0、1、2フレームが位置情報として対応付けさ
れる。
ームa〜フレームdを記録した後、記録動作を停止させ
る停止コマンド55を受信すると、HDD制御回路12
は、記録動作を停止する。
が、再び繰り返し記録モードを指定した記録コマンド5
3を受信すると、HDD制御回路12は、前回の記録停
止位置フレームdの次から順次フレームg、h、iの上
書き記録を再開する。
記録フレームを構成データとする新しいセグメント#1
を生成し、AVファイル領域管理テーブル101にセグ
メント#1の管理情報を記憶する。セグメント#1先頭
位置情報103には、セグメント#1先頭フレームのフ
レーム番号として、セグメント#0最終フレーム(3フ
レーム)の次のフレーム番号である4フレームを記録す
る。以降、入力されるフレームg、h、iには通番で
4、5、6フレームが位置情報として対応付けられる。
ーム上書き記録されると、図9(b)に示すようにAV
ファイルはすべて上書きされる。それ以降は、図9
(c)に示すように、先頭のフレームを削除、最終部に
新規フレームを追加という、他の実施の形態と同様の繰
り返し記録動作を継続して実行する。
イル領域管理テーブル101のセグメント#0先頭位置
情報102には、順次セグメント#0先頭のフレーム番
号を書き換えて記憶する。セグメント#1先頭位置情報
103は時間的に変動しない本実施の形態では、AVフ
ァイルがセグメント構造を持ち、繰り返し記録動作が継
続されるにつれて、構造が変化する。繰り返し記録動作
が継続されると、図9(b)(c)に示すようにセグメ
ント#0のサイズは減少し、セグメント#1のサイズは
増大する。所定時間繰り返し記録が継続すると、元のセ
グメント#0は消失し、代わって元のセグメント#1が
新しいセグメント#0となる。
映像音声データ記録再生装置においては、繰り返し記録
動作が中断すると、新規のセグメントを生成する。ま
た、AVファイルの各フレームに対応付ける位置情報
は、繰り返し記録動作中断直前の位置情報に連続して通
番で管理する。
に記録されたAVデータを、それぞれ個別のセグメント
として管理することができる。また、AVファイル全体
としては、連続して通番で付与された絶対位置によって
各フレームの位置を管理することができる。
記録動作の中断が1度だけ発生した場合について説明し
たが、繰り返し記録動作の中断が複数回発生しても対応
できることは明らかである。その場合、記録動作が中断
される毎に新規のセグメントが生成される。
をAVファイル内のアクセス単位としているが、アクセ
ス単位はフレームに限定されず、他のアクセス単位を用
いてもよい。
ータ記録再生装置は、繰り返し記録モードで記録中の場
合でも、通常の記録再生時のように再生位置情報、記録
位置情報が順次増加していく。また、絶対位置を指定し
てAVファイルにアクセスできるため、AVファイル内
のAVデータにフレーム単位で正確にアクセスすること
ができる。
問い合わせコマンドで取得した位置情報を用いて、再生
位置、記録位置を通常の記録再生時と同様に管理するこ
とができる。
録動作及び再生動作が終了すると、AVファイル先頭か
らの相対フレーム数で各フレームの位置情報を管理する
ため、繰り返し記録したAVファイルであってもAVフ
ァイル内の相対位置で管理できる。
されたAVデータを個別のセグメントとして管理するこ
とができる。また、AVファイル全体としては、通番で
付与された絶対位置によって各フレームの位置を管理す
ることができる。
を介して他の機器とシステムを構成している様子を示す
図
域管理テーブルの構成図
作の際の、ハードディスク上のデータ配置と、AVファ
イル上のデータ配置との関係を示す図
し、そこに記載された命令を実行する各制御コマンドの
フォーマットを示す図
動作と再生動作を同時に行う際の、コントローラ20か
ら映像音声データ記録再生装置10への各制御コマンド
のシーケンスを示す図
動作を行う際の、AVファイル内の記録データの構成と
位置情報の時間的な変化を示す図
動作を行う時と、繰り返し記録動作及び再生動作が停止
した後の、AVファイル内の記録データ構成と位置情報
の対応を示す図
動作が中断、再開された時の、AVファイル内の記録デ
ータ構成と位置情報の対応を示す図
領域管理テーブルの構成図
置の構成図
う際の、ハードディスク上のデータ配置と、AVファイ
ル上のデータ配置との関係を示す図
置において、繰り返し記録動作を行う時の、AVファイ
ル内の記録データ構成と位置情報の時間的な変化を示す
図
Claims (10)
- 【請求項1】 入力される記録再生単位であるAV (Aud
io Visual) データブロックを同一のAVファイルに繰り
返し記録する記録手段と、 AVファイルに記録されたAVデータブロックを再生す
る再生手段と、 AVファイルを指定するAVファイル指定手段と、 AVファイル内の記録再生位置を指定する記録再生位置
指定手段と、 順次入力されるAVデータブロックをAVファイルに記
録する時、各AVデータブロックに順次増加または減少
する管理用の論理位置情報である絶対位置情報を対応付
ける位置管理情報を記憶して位置情報を管理する位置情
報管理手段と、 前記記録再生位置指定手段によって記録再生位置が指定
された時、前記AVファイル指定手段によって指定され
たAVファイル内において、前記位置情報管理手段によ
って対応付けされた位置情報が前記指定された位置情報
と一致するAVデータブロックに記録再生位置を設定す
る記録再生位置設定手段とを備え、 前記記録手段または再生手段は、指定されたAVファイ
ル内の前記記録再生位置設定手段によって設定された記
録再生位置を起点として記録または再生を行うことを特
徴とする映像音声データ記録再生装置。 - 【請求項2】 前記記録手段および再生手段は、同一の
AVファイルに対して繰り返し記録動作および再生動作
を同時に行うことを特徴とする請求項1記載の映像音声
データ記録再生装置。 - 【請求項3】 制御コマンドを受信する制御コマンド受
信手段を備え、 前記制御コマンド受信手段によって位置情報を要求する
制御コマンドを受信したとき、現在の記録位置または再
生位置として前記位置情報管理手段で対応づけられた位
置情報を出力する位置情報出力手段を備えたことを特徴
とする請求項1または2記載の映像音声データ記録再生
装置。 - 【請求項4】 制御コマンドを受信する制御コマンド受
信手段を備え、 前記AVファイル指定手段と前記記録再生位置指定手段
は、前記制御コマンド受信手段によって受信された制御
コマンドのパラメータによってAVファイル及び記録再
生位置を指定することを特徴とする請求項1〜4のいず
れか1項に記載の映像音声データ記録再生装置。 - 【請求項5】 入力される記録再生単位であるAV (Aud
io Visual) データブロックを同一のAVファイルに繰り
返し記録する記録手段と、、 AVファイルに記録されたAVデータブロックを再生す
る再生手段と、 AVファイルを指定するAVファイル指定手段と、 AVファイル内の記録再生位置を指定する記録再生位置
指定手段と、 順次入力されるAVデータブロックをAVファイルに記
録する時、各AVデータブロックに順次増加または減少
する管理用の論理位置情報である絶対位置情報を対応付
ける位置管理情報を記憶して位置情報を管理する第1の
位置情報管理方法と、AVファイルの所定位置を起点と
した相対位置情報を各AVデータブロックの位置情報と
して管理する第2の位置情報管理方法を持ち、記録再生
動作モードによって2つの方法を切り換える位置情報管
理手段と、 前記記録再生位置指定手段によって記録再生位置が指定
された時、前記AVファイル指定手段によって指定され
たAVファイル内において、前記位置情報管理手段によ
って対応付けされた位置情報が前記指定された位置情報
と一致するAVデータブロックに記録再生位置を設定す
る記録再生位置設定手段とを備え、 前記記録手段または再生手段は、指定されたAVファイ
ル内の前記記録再生位置設定手段によって設定された記
録再生位置を起点として記録または再生を行うことを特
徴とする映像音声データ記録再生装置。 - 【請求項6】 前記記録手段および再生手段は、同一の
AVファイルに対して繰り返し記録動作および再生動作
を同時に行うことを特徴とする請求項5記載の映像音声
データ記録再生装置。 - 【請求項7】 前記位置情報管理手段は、AVファイル
に対する繰り返し記録動作が開始された時点から前記A
Vファイルに対する全ての記録動作及び再生動作が終了
するまでの期間には第1の位置情報管理方法で位置情報
管理を実行し、上記の期間外には第2の位置情報管理方
法で位置情報管理を実行することを特徴とする請求項6
記載の映像音声データ記録再生装置。 - 【請求項8】 AVファイル内のセグメント構造を管理
するセグメント管理手段を備え、前記記録手段は、繰り
返し記録動作が中断後再開されたとき、再開後に入力さ
れるAVデータブロックを新規のセグメントに記録する
ことを特徴とする請求項7記載の映像音声データ記録再
生装置。 - 【請求項9】 制御コマンドを受信する制御コマンド受
信手段を備え、 前記制御コマンド受信手段によって位置情報を要求する
制御コマンドを受信したとき、現在の記録位置または再
生位置として前記位置情報管理手段で対応づけられた位
置情報を出力する位置情報出力手段を備えたことを特徴
とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の映像音声デ
ータ記録再生装置。 - 【請求項10】 制御コマンドを受信する制御コマンド
受信手段を備え、 前記AVファイル指定手段と前記記録再生位置指定手段
は、前記制御コマンド受信手段によって受信された制御
コマンドのパラメータによってAVファイル及び記録再
生位置を指定することを特徴とする請求項5〜9のいず
れか1項に記載の映像音声データ記録再生装置。
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---|---|---|---|
JP04438399A JP3506031B2 (ja) | 1999-02-23 | 1999-02-23 | 映像音声データ記録再生装置 |
US09/622,406 US6934464B1 (en) | 1998-12-23 | 1999-12-17 | Video/audio data recording apparatus, video/audio data reproducing apparatus, video/audio data recording/reproducing apparatus, video/audio data recording method, video/audio data reproducing method, and program recording program recording medium |
EP99959867A EP1058256A1 (en) | 1998-12-23 | 1999-12-17 | Video/audio data recording apparatus, video/audio data reproducing apparatus, video/audio data recording / reproducing apparatus, video/audio data recording method, video/audio data reproducing method, and medium |
CNB998031615A CN100369145C (zh) | 1998-12-23 | 1999-12-17 | 图像声音数据记录装置和方法、图像声音数据重放装置和方法 |
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- 1999-02-23 JP JP04438399A patent/JP3506031B2/ja not_active Expired - Fee Related
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