JPH10340533A - データ記録装置及び方法 - Google Patents

データ記録装置及び方法

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JPH10340533A
JPH10340533A JP14691097A JP14691097A JPH10340533A JP H10340533 A JPH10340533 A JP H10340533A JP 14691097 A JP14691097 A JP 14691097A JP 14691097 A JP14691097 A JP 14691097A JP H10340533 A JPH10340533 A JP H10340533A
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disk
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JP14691097A
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Inventor
Shunji Okada
俊二 岡田
Keitaro Yamashita
啓太郎 山下
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 AV信号を論理ブロックに直接記録するデー
タ記録装置をPC互換にする。 【解決手段】 データ記録装置は、ファイル管理情報が
記録される第1の領域と、連続デジタルデータのアドレ
スが記録される第2の領域と、連続デジタルデータが記
録される第3の領域とを、ユーザ領域に対応する論理ブ
ロックに有するディスク媒体3を備えるディスク機構部
1と、このディスク機構部1に対して記録再生部5を介
して制御を行うディスク制御部10を有する。このディ
スク制御部10は、外部の信号源から入力する連続デジ
タルデータであるAV信号から、このAV信号の種類に
よって切り換えられて上記連続デジタルデータを構成す
る単位データ毎に設けられるヘッダを検出するAV信号
ヘッダ検出部28を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホストコンピュ
ータと接続されるか又は単体で、連続データの入力が外
部の信号源と直接に可能な、データ記録装置及び方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像及び音声信号(以下、AV信
号という。)等のアナログ信号を連続デジタルデータに
変換してディスク、テープ等の記録媒体に対して記録再
生を行う民生用のAV信号記録再生装置が提供されてい
る。
【0003】ところで、連続デジタルデータをパーソナ
ルコンピュータ(以下、PCという。)互換のフォーマ
ットではなく、ハードディスク等の記録媒体の記録領域
の単位である論理ブロックに対して基本ソフトであるO
Sを介さず直接に記録再生するMPEG(Moving Pictu
re Experts Group)ストリーマ、DV(Digital VCRfor
consumer use)ストレージ装置等が提供されている。
このように論理ブロックに対して直接に記録再生する装
置においては、例えば、IEEE1394などの伝送信
号を連続デジタルデータとして受け取り、この連続デジ
タルデータを論理ブロックサイズに調製して記録媒体に
記録することがある。また、インデックス画像を複数の
静止画とアクセスさせるいわゆるサムネイルも行われて
いる。
【0004】他方、ハードディスク、光ディスク、メモ
リカード等のPCペリフェラル周辺デバイスが提供され
ている。これらPCペリフェラル周辺デバイスにおいて
は、は、デジタルデータを論理ブロック単位で扱い、記
録再生を行っている。
【0005】上記PCペリフェラル周辺デバイスにおい
ては、ホストPCとOSを介してデジタルデータの入出
力を行うために、例えば記録媒体の論理ブロックの先頭
部分等にファイル配置表及び階層情報を記録している。
これらファイル配置表及び階層情報は、これらの内容を
書き換えるだけで、記録媒体に対する読み出し、追加書
込み、書き換え及び消去等の直接アクセス作業の際に全
データをアクセスすることなく論理ブロックの更新がで
きるので、直接アクセスする記録媒体にとって迅速な処
理を可能とさせている。
【0006】このようなPCペリフェラル周辺デバイス
の一例としては、motion JPEG(Joint Phot
ographic Coding Experts Group)の静止画連続ファイ
ル記録装置が提供されている。この装置は、PC互換フ
ォーマットで画像圧縮信号の静止画を記録し、この静止
画の1枚毎に対して削除、編集等を可能にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な記録媒体の論理ブロックに対して連続デジタルデータ
の記録を直接に行うAV信号記録装置においては、PC
互換フォーマットで記録されていないのでOSでは認識
されず、PCからの直接の記録は行えない。このため、
デジタル動画像のつなぎ撮り、記録済みのデジタル動画
像の途中時間部分のカット等の連続デジタルデータの編
集の際には、PCからアクセスすることができる他のデ
ジタルストレージに記録するため、連続デジタルデータ
を一旦映像としてから変換する必要があった。即ち、デ
ィスクやテープなどのデジタルストレージにデジタルデ
ータを全部読み出して編集した後に、改めて記録し直さ
なければならず、大規模な編集装置と多大な労力が必要
とされていた。
【0008】ここで、ハードディスクドライブ(hard d
isk drive; HDD)のようにトラックを分割した最小論理
ブロックとしてのデータ読み書き用物理ブロックである
各セクタを媒体メディア上に有するデジタルストレージ
においては、各セクタあるいはセクタを複数個まとめた
クラスタ単位の論理ブロック単位でアクセスするため
に、データ記録の際には、そのデータがセクタ又はクラ
スタの固定長データサイズと一致するよう圧縮された
り、セクタ又はクラスタサイズ以下のデータサイズに圧
縮した後に、セクタ又はクラスタサイズと一致するよう
に冗長なデータが付加するものがあった。なお、クラス
タ中のセクタ数は取り扱われるOSにより決定される。
【0009】また、実際はさらに簡単に、HDDなどの
最小論理ブロックとしてデータの読み書きに使用する物
理ブロックであるセクタ単位への書き込みは、逐次、毎
回のセクタ単位の書き込みにおいて、1セクタの有する
データ利用可能サイズ以内のデータ量で有効書き込みデ
ータの書き込みを終了させておけば、1セクタの残りの
空きデータ領域にはドライブ自身が自動的にフォーマッ
トデータをダミーとして書き込み、これら1セクタ内の
全データ領域に書き込まれた全データを1まとめとして
全体のデータに対しエラーコレクションのためのECC
(error correction code)信号を付加することが自動
で行われているので、空きデータ領域に外部からデータ
を書き込まなくても、HDDは本来データをセクタ毎に
セクタのデータサイズ内で毎回与えてやれば、セクタ単
位の書き込みと読み出しはできていた。
【0010】しかし、上述のようなデータ記録の際に冗
長なデータが付加されると、再生の際にこの冗長なデー
タを取り除くために間歇的に毎回、データ部分をデータ
サイズに合わせて取り出す処理をする必要があり、さら
に、このような冗長なデータの存在は、選択できる信号
圧縮自由度が少く、これは連続するセクタへの連続デー
タの連続した書き込み読み出しとは異なる、不連続なデ
ータアクセス処理であり、また、保有する記録容量をさ
らに損なわせていた。従って、高速かつ途切れない、ド
ライブや接続インターフェース、作業を司るCPUなど
に処理負荷のかからない読み出しが望まれているデジタ
ルストレージに対して、ドライブのデータ容量の損失、
接続インターフェース、処理作業を司るCPUにとって
はデータの取り出し処理作業及び処理時間の増大を招
き、負荷が大きくて、大きな連続するデータブロック転
送で最高のスループットを得るには障害となっていた。
【0011】また、HDD単体をデジタルストレージと
してとして、これにカメラやデジタル放送受信機からの
圧縮信号を入力させて連続デジタルデータを連続して記
録しながら、自在に最小のランダムアクセス単位やフレ
ーム単位での映像信号のアクセス、途中カット編集動作
を行わせることはできなかった。
【0012】一方、PCペリフェラル周辺デバイスにお
いては、OSの認識できるPC互換ファイルフォーマッ
トで記述したデータは認識して利用できるが、上述のよ
うに論理ブロック単位で記録された場合には、そのデジ
タルデータはPCはOSを介してファイルアクセスして
利用ができなかった。
【0013】また、連続する静止画を1枚毎の静止画デ
ータファイルとして書込み読み出しするファイルは、P
CはOSを介してアクセスできるが、OSは、PC内部
の各種デバイスの割り込み処理を周期的に行い、時間情
報、ファイル名、データ種類などの情報をファイルに付
加している。例えば、Windows95(マイクロソ
フトの商標)のOSでは、約55ms毎に割り込みがか
かっている。この場合は静止画1枚毎に各種のアクセス
情報を付加するため、連続するAV信号の圧縮データを
1まとまりの連続データファイルとする動画像1ファイ
ルと比べれば、ファイル化管理情報付加処理作業が必要
となり、記録再生の高速処理が困難となり、同時に、処
理の増大、記録容量の浪費が生じていた。
【0014】さらに、高速円滑な書込み読み出し処理と
するためには、少なくとも、連続デジタルデータを記録
するデジタルストレージと、このデジタルストレージに
蓄積された連続デジタルデータを読み出し転送して別に
記録し直す他の記録装置と、これらを制御すると共にO
Sを介して編集を行うPCとからなる高価で大規模な編
集システムを必要としていた。
【0015】この発明は上述の課題に鑑みてなされるも
のであって、論理ブロックを単位としてデータの記録再
生が行われるAV信号記録再生装置であって、上記論理
ブロックのサイズに独立な連続デジタルデータの記録再
生が可能で、また、上記連続デジタルデータがPCから
OSを介してアクセスできる、即ちPCペリフェラル周
辺デバイスとしても利用することができるようなデータ
記録装置及び方法を提供することを目的とする。
【0016】
【発明を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、この発明に係るデータ記録装置は、少なくともフ
ァイル管理情報が記録される第1の領域と、連続データ
の位置情報が記録される第2の領域と、連続データが記
録される第3の領域とを有する媒体に対して連続データ
の記録を行う記録手段と、外部からデータを入力する入
力手段と、上記入力手段から入力された連続データが上
記第3の領域へ記録される際に、上記第2の領域へ該連
続データの記録開始位置、及び終了位置に関する情報を
書込む制御手段とを備えるものである。
【0017】即ち、この発明は、PCがOSを介して認
識することができるファイル形式に従い、管理情報であ
る、ブート情報、ファイル配置表情報、階層内容情報を
論理ブロック先頭部分に複数記述する第1の領域を設け
る。
【0018】また、上記連続データの開始終了の位置情
報として絶対番地を記憶する第2の領域を確保する。こ
の第2の領域には、各々に直接アクセス可能なすべての
ブロック番号を所定の個数のビットで論理ブロック番号
と表現する複数の開始、終了アドレスの記憶部分を有す
る。
【0019】さらに、直接アクセスして連続データの記
録再生可能な第3の領域を確保する。この第3の領域
は、この記録処理を採用する直接アクセス可能なストレ
ージである。
【0020】また、この発明は、装置に内在する記録媒
体の第1の領域と第2の領域とを有し、記録開始に際し
ては、第2の領域の先頭との境界へのアクセスポインタ
を第1の領域から読み出して、第2の領域の先頭へアク
セスする。そして、第2の領域の記憶ファイル番地記憶
領域から複数の開始終了番地の記憶領域を読み出してそ
の内の1つを選択して装置内の記憶手段にキャッシュ情
報として保持する。さらに、選択された開始絶対番地を
アクセスポインタとして第3の領域の指定番地へアクセ
スする。そして、この装置のデジタル連続記録データフ
ァイルとして論理ブロック単位の第3の領域に記録す
る。
【0021】ここで、編集の際には1トラックを記憶可
能なメモリ手段をもって、これに連続データを論理ブロ
ック単位で記録しつつ、並列に終了時には論理ブロック
単位での使用量をキャッシュ情報として記憶、終了処理
時には上記終了番地とともに終了場所の論理ブロック単
位のデータ領域の使用量をオフセット量として記録す
る。つなげて記録書込みのときは、この最終論理ブロッ
ク単位のデータ領域使用量としてのオフセット量を読み
出して、キャッシュ上に一旦読み出して1論理ブロック
単位のデータサイズとしてデータ接続し、これを先頭ブ
ロックとして記録開始する。
【0022】さらに、この発明は、OSを介して動作す
るPCの制御プログラム処理方法としては、再生装置に
内在する記録媒体に、第1の領域、第2の領域及び第3
の領域を有する。この第1の領域に記述された、システ
ムディスクの場合には例えばA55hで終わるIPL
(initial program loader)領域とこれに続くファイル
配置表情報データと階層内容情報データに含まれるファ
イルポインタは容量のデータの書き込みに使用する論理
ブロック範囲へのアクセスを可能とするポインタ情報を
含んでおり、OSからのボリュームアクセスでは、この
ポインタの読み出しにより認識されるOSに互換な複数
のファイルの存在とその媒体メディア上の占有位置を認
識でさせている。一方でOS上のアプリケーション内に
組込んだ記憶媒体のドライバソフトは接続容量の第2の
領域を容量全体の論理ブロック番号としてコントローラ
内蔵レジスタに対してカウントして直接アクセスするフ
ァイルポインタを有してOSに対して直接割込み(INT1
3)をかけた操作で第2領域にアクセスする。ここでは
第2の領域の先頭へのアクセスポインタをアプリケーシ
ョンに組込まれたドライバクラスのソフトパラメタから
引数として読み出して、第2の領域の先頭へアクセスさ
せる。
【0023】この際の第3の領域へのアクセスにおける
再生開始の制御動作については、第2の領域に記述され
ている複数の開始終了アドレスを取得してこれから選択
することにより、第3の領域に記録されている、OSの
定める形式でファイル化された複数個の各々の連続デー
タファイルに対する開始終了の論理アドレスを取得し、
編集アクセス操作可能とする。
【0024】この発明に係るデータ記録方法は、少なく
ともファイル管理情報が記録される第1の領域と、連続
データの位置情報が記録される第2の領域と、連続デー
タが記録される第3の領域とを有する媒体に対して連続
データの記録を行う工程と、上記媒体に対してホストコ
ンピュータとの間でデータの入出力を行う工程とを有す
るものである。
【0025】即ち、この発明は、論理ブロックにアクセ
ス可能なように領域活性化させたストレージデバイス全
体に対してストレージデバイス全体の容量情報パラメー
タを取得する工程と、第1の領域として記録媒体の論理
ブロックの先頭から所定のブロックまでをOSの取り扱
うファイル形式で選択に応じてブートセクタとファイル
配置表情報データと、階層内容情報データとを装置内蔵
ROM情報と内蔵時計情報データとストレージデバイス
全体の容量に対しての記録ファイルアクセス位置情報パ
ラメタを加えたデータで記録する工程と、第2の領域と
して直接デジタルストリーム記録の記録領域の開始終了
番地のアクセスポインタおよび編集用論理ブロック使用
データ情報を保有する複数の記録領域アクセスポインタ
領域を確保する工程と、第3の領域として直接デジタル
ストリーム記録領域として論理ブロック領域を残す工程
と有している。
【0026】これにより連続デジタルストリーム信号を
記録する装置側は第1の領域情報の検出に基づき第2の
領域のアクセスポインタ情報に直接アクセスでき、つい
でこれに基づいて第3の領域の直接デジタルストリーム
記録開始領域に直接アクセスすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデータ記録装
置及び方法の実施の形態の一例について詳細に説明す
る。
【0028】このデータ記録装置は、図1に示すよう
に、カメラ一体型HDDにモニタが接続されたものであ
る。上記装置は、具体的には、データを記録するディス
ク媒体とこのディスク媒体を駆動する機構とからなるデ
ィスク機構部1と、このディスク機構部1のディスク媒
体に対する記録再生を行う記録再生部5と、同じくディ
スク機構部1の駆動系を制御する駆動系制御部6と、上
記記録再生部5及び駆動系制御部6を介してディスク機
構部1におけるデータの処理等を制御するディスク制御
部10との各部から構成されている。そして、上記ディ
スク制御部10には、このディスク制御部10にAV信
号を入力するカメラ51及びマイク52と、このディス
ク制御部10における編集の過程をモニタすることがで
きるモニタ53とが接続されている。
【0029】上記ディスク機構部1は磁性材料をコーテ
ィング膜被着された円盤状の基板が同一回転軸に単数枚
又は複数枚を配設されて回転駆動され、データを残留磁
化により記録されるディスク媒体3と、このディスク媒
体3に対向して近接して径方向に移動可能に配設され、
磁気的相互作用によりデータの記録及び再生を行うヘッ
ドアーム4と、上記ディスク媒体3を所定の角速度にて
回転駆動する図示しない回転駆動部とを有している。
【0030】上記記録再生部5は、上記ディスク媒体3
の各物理ブロックに対して一方では読み書きするデータ
に対しチャネルコーディング処理を制御することによ
り、また、これと同時に小単位の論理ブロックとしてユ
ーザがデータの読み書きに使用可能な物理ブロックであ
るセクタの、1セクタのデータ領域のデータ全体に対し
てエラーコレクションの多項式処理訂正をかけるECC
を付加して記録読み出し時にはこのECCを使用して訂
正可能なエラーコレクションを施し、データ読み出し処
理を行うことにより、高品質な信号のデータの記録及び
再生を行う。上記駆動系制御部6は、ディスク機構部1
の上記回転駆動部からのサーボ信号読み出しと、このデ
ィスク機構部1のトラックサーボ情報からヘッドトラッ
キング位置情報及び回転ディスク駆動サーボ情報を得
て、これらの情報に基づいてディスク機構部1のヘッド
アーム4及び上記回転駆動部をサーボ制御する。
【0031】上記ディスク制御部10は、ディスク機構
部1に対して記録再生部5及び駆動系制御部6を介して
このディスク制御部10とのデータの受け渡しの際の調
整を行うディスクインターフェース25と、このディス
クインターフェース25を経由して受け渡しをするデー
タを一時的に蓄積するバッファ30と、このバッファ3
0を制御するバッファ制御部26とを有している。
【0032】上記ディスクインターフェース部25は、
記録再生部5との間では、記録書込み信号、再生読み出
し信号のやりとり、トラック上に記録済みで記録再生の
際に読み出されて駆動系コントロール制御に使用される
サーボ信号の読み出しを行う。また、このディスクイン
ターフェース部25は、駆動系制御部6との間では、デ
ィスク機構部1から読み出された制御信号と、この駆動
系制御部6の備えるファームウエアによるディスク媒体
3の物理ブロックへのヘッドアーム4の位置制御と、回
転駆動機構に対して回転速度及び位相のサーボ制御を行
っている。
【0033】上記バッファ30は、バッファ制御部26
の制御の下にディスクの各セクタ単位での複数バンクメ
モリのアドレス切替え動作を行うFIFO(first-in f
irst-out)動作を行うバンクメモリ形式のRAMであ
り、このバッファ30への書込み処理と読み出し処理と
のセクタ単位でのバンクメモリ切替え制御による並列処
理動作を行うことが可能である。
【0034】なお、切替えられるデータ単位サイズとし
ては、ここでは説明例として通常ディスクコントローラ
が取り扱う1物理ブロックである1セクタ(=512バ
イト)単位でのバンクメモリ切替えを行っており、バン
クメモリ切替えデータ単位としては、よりローコストな
ドライブにおいてデータ処理メインメモリに行列構造の
アドレスアクセスで各データバイトの列単位のアクセス
を行うDRAMを使用する場合の各列のデータの整数倍
を1バンクメモリ切替え単位とすること、また、外部P
Cバス経由でアクセスするホストPCのOSの取扱いに
整合する1論理ブロックである1クラスタとその整数倍
を1バンクメモリ切替え単位とすること、あるいは外部
からの伝送データの受け取り送り出しの場合の、伝送ブ
ロック内のデータブロック単位とその整数倍を1バンク
メモリ切り替え単位として使用することが有り得る。
【0035】ここで、ハードウエア構成の簡単化のため
に、このバッファ30を構成するRAMの領域の一部の
領域を専用に確保し、上記領域にアクセス可能としたハ
ードウェアを用意して、論理ブロック制御部のためのデ
ータレジスタ30a、PCペリフェラル用デバイスに必
要なマイクロプロセサ・バス用のコントロールレジスタ
30b、ステータス状態レジスタ(CSR)のアーキテク
チャに対応させるためのステータスレジスタ30cとし
て利用している。
【0036】上記バッファ制御部26は、バッファ30
を制御して所定の場合にデータを一時的に蓄積させる。
また、このバッファ制御部26は、ディスクインターフ
ェース部25とはデータの受け渡し及び制御情報の授受
を行い、PC/AV信号切換部27を介してホストPC
又はAV信号入出力接続部31からのデータの授受やコ
マンド、ステータスの受付けを行う。
【0037】また、上記ディスク制御部10は、PCの
ペリフェラル部とのデータの受け渡しを調整するPCイ
ンターフェース部29と、外部のカメラ51等に対する
AV信号の入出力の接続を行うAV信号入出力接続部3
1とを有し、そして特にここでこれらPCインターフェ
ース部29及びAV信号入出力接続部31を選択して上
記バッファ制御部26及び編集制御部に対してデータを
受け渡しするPC/AV信号切換部27とを有してい
る。
【0038】上記PCインターフェース部29は、パラ
レルデータ転送によりドライブレジスタにレジスタ値、
コマンド、データの読み書きを行うATA(AT attachm
ent)、SCSI(small computer system interface)
形式や、シリアルデータ等時(isochronous)転送を行
うIEEE1394形式の通常のHDDのPCペリフェ
ラル用インターフェースに対応し、本具体例の説明とし
てはSCSI接続をその一例として挙げることができ
る。このPCインターフェース29は、コネクタにホス
トPCが接続されたら、これを検出してPC/AV信号
切換部27をPC側に切り換えるように動作する。
【0039】上記AV信号入出力接続部31は、ホスト
PCが接続されない場合に、この装置での運転操作によ
り、外部のカメラ51及びマイク52からのAV信号の
ディスク媒体3への書込み入力を行う。また、このAV
信号入出力接続部31は、ディスク媒体3から読み出し
たAV信号を、モニタ53およびこのモニタ53の備え
るスピーカ53a、あるいは図示しないヘッドホン又は
イヤホンに出力する。
【0040】ここで、上記ディスク媒体3へのカメラ5
1からのAV信号の記録書込みの際に同時にモニタする
場合には、カメラ51及びマイク52からのAV信号を
モニタ53に同時表示させる。ディスク媒体3からの再
生の際には、PC/AV信号切換部27の備えるAV信
号ヘッダ検出部28によりAV信号のヘッダが検出され
るのを待って、モニタ53へのAV信号を出力する。こ
のAV信号ヘッダ検出部28によりヘッダが検出されな
い場合には、AV信号はPCデジタル信号であると判別
して、AV信号入出力接続部31からの出力をミュート
させる。このことは、例えば、映像をブルーバック表示
と、オーディオを無音声とすることである。
【0041】上記PC/AV信号切換部27は、PCイ
ンターフェース29あるいはAV信号入出力接続部31
と、バッファコントローラ26及び編集制御部11との
データの経路を切換選択する。このPC/AV信号切換
部27は、内部にAV信号ヘッダ検出部28を備えてい
る。
【0042】このAV信号ヘッダ検出部28は、連続ス
トリームデータから映像ストリームのフレーム区切りで
あるフレーム信号を検出する。ここで、連続ストリーム
データとは、フレーム単位の固定長圧縮信号であるDV
規格の固定長フレーム信号ヘッダであるヘッダサブコー
ド信号や、可変長圧縮信号であるMPEG2圧縮信号の
可変長フレーム信号のランダムアクセス最小単位のヘッ
ダであるパケットヘッダやGOP等が挙げられる。
【0043】このAV信号ヘッダ検出部28は、図2に
示すように、モード切換制御レジスタ201と、第1の
モード切換スイッチ202と、第2のモード切換スイッ
チ203と、PCファイル終了コード検出部204と、
DVフレーム先頭検出部205と、MPEG2のGOP
先頭検出部206と、MPEG2,AVストリーム、パ
ケット先頭検出部207の各部から構成される。
【0044】上記モード切換制御レジスタ201には、
ディスク制御部10から制御信号が与えられ、このモー
ド切換制御レジスタ201は、上記第1のモード切換ス
イッチ202と、第2のモード切換スイッチ203を制
御している。
【0045】上記第1のモード切換スイッチ202に
は、上記モード切換制御レジスタ201からの制御信号
と、データバス信号が入力し、出力信号は上記PCファ
イル終了コード検出部204に供給されている。
【0046】上記第2のモード切換スイッチ203に
は、上記モード切換制御レジスタ201と、データバス
信号とが入力している。この第2のモード切換スイッチ
203の出力信号は、上記DVのフレーム先頭検出部2
05、MPEG2のGOP先頭検出部206、及びMP
EG2、AVストリームパケット先頭検出部207に供
給されている。
【0047】上記PCファイル終了コード検出部204
からはPCファイル終了コード、位置、アドレスデータ
が、上記DVのフレーム先頭検出部205、MPEG2
の先頭検出部206、及びMPEG2、AVストリー
ム、パケット先頭検出部207からはフレーム、パケッ
ト単位検出、位置アドレスデータが出力され、これらは
データバスを介して上記ディスク制御部10に供給され
ている。
【0048】このような連続ストリームデータからフレ
ーム単位を検出する検出回路は、所定のAVデータスト
リームであることをコントローラから制御信号を受けて
検出回路のステート状態を遷移させてヘッダ検出モード
に入り、論理ゲートによるステートマシン中のハードウ
エアあるいは所定のメモリに一時的に展開したサンプル
データコードを検出することにより行う。固定長のDV
信号の場合には、例えば150バイト列のシリアル転送
用の先頭1バイトを除いた149バイト列のブロック毎
に存在するサブコードデータ列の検出により行い、MP
EG2でGOPをランダムアクセス単位とする場合に
は、ランダムアクセスの最小単位となるGOPの先頭の
検出を開始コード000001B8(h)のデータコード検出によ
り行うことができる。あるいはGOPにかわるピクチャ
の開始コードによりランダムアクセス単位とする場合
は、ピクチャ層の開始コードとそれに続くピクチャ型が
Iであることを検出することにより行う。
【0049】上記PC/AV信号切換部27が内部にA
V信号ヘッダ検出部28を備えるのは、外部からのAV
信号のストリーム書込み入力に対してはこの装置におい
てフレーム先頭位置を検出して最初の部分とするためで
あり、また、ディスク媒体3から読み出したAV信号の
ストリーム読み出し出力に対しては、ディスク欠陥によ
るAV信号のストリームの途中欠落によるやり直しでの
連続信号の時間的順序前後による乱れに対処するためで
ある。即ち、上記乱れに対しては、AV信号の読み出し
データストリーム信号を蓄積モードのステート状態に切
換えられるバッファ30に一旦蓄積すると共に、ディス
ク媒体3からの読み出しは中断して、上記バッファ30
の保持するデータを利用して論理ブロック編集位置検索
を行うためである。
【0050】さらに、上記ディスク制御部10は、デー
タ編集等の一連の作業を制御する編集制御部11と、こ
の編集制御部11に対してユーザが操作を行う編集入力
部23と、上記編集制御部11における編集の状況等を
表示する編集表示部24とを有している。
【0051】上記編集制御部11は、後述するように、
通常のPCペリフェラル用ハードディスクの各種制御機
能に加えて、この装置単体でAV信号の書込み読み出し
が制御可能な各種機能を追加して保有している。
【0052】上記編集入力部23は、つなぎ撮り書込み
イベント操作入力や、編集点操作入力、部分削除操作入
力を含む各種操作を操作パネルのキーボード、ボタン等
を利用して入力する。
【0053】上記編集表示部24は、各種の編集情報及
び編集操作入力、さらに内蔵時計21からの現在時刻情
報の選択的表示を含んで表示パネルに表示する。
【0054】上記編集制御部11においては、中央演算
処理部となるMPU12と、不揮発性のメモリであるR
OM部13と、上記ディスク媒体3に対する書き込みに
おける論理ブロックの制御を行う論理ブロック制御部1
7と、編集入力インターフェース19を介して上記編集
入力部23を制御する編集入力制御部18と、上記編集
表示部24を制御する編集表示制御部20と、この編集
制御部11の各部にタイミング信号を供給する内蔵時計
21とが、共用バス22に接続されている。
【0055】上記MPU12は、上記ROM部13等か
ら読み出した制御コードに基づいて、この編集制御部1
1における編集操作における一連の工程を制御する。
【0056】上記論理ブロック制御部17は、ディスク
装置内部の直接AV編集用レジスタ制御部である。即
ち、ディスク媒体3の特定の論理ブロックのデータ読み
出し書込みによって、ディスクドライブ単体での直接A
V信号書込み読み出しの際の編集動作をおこなうための
制御部である。
【0057】上記ROM部13は、第1のROM14
と、第2のROM15と、第3のROM16とを備えて
いる。このROM部13は、ディスク制御部10、バッ
ファ制御部26、PCインターフェース29、AV信号
入出力接続部31、PC用各種レジスタ制御部、論理ブ
ロック制御部17等の各部を制御する各種パラメタ、制
御手順を記憶していて、MPU12のアクセス読み出し
によって各種処理動作を行わせる。
【0058】上記第1のROM14は、共用パラメタ記
憶部であり、PCペリフェラルとしてのドライブおよび
AV信号のディスクストレージとしてのドライブに対し
て、ディスクドライブの基本的な共通処理である物理ブ
ロックであるディスク媒体3のセクタ配置、サーボ制
御、欠陥情報処理手順を含み、欠陥フリーな論理ブロッ
クをユーザエリアとして提供する。
【0059】上記第2のROM15は、ディスク媒体3
単体のAV信号記録再生装置としての制御手順、パラメ
タの記憶部分であり、編集データの制御手順・パラメタ
記述を記録する編集データ記憶部15aと、AV信号に
対してディスク媒体3単体での初期使用の場合に必要と
なる論理ブロックストレージとしての利用を可能とする
論理ブロック用記憶部15bとを有する記録再生用記憶
部である。
【0060】この論理ブロック用記憶部15bは、ホス
トPCから再フォーマットされてしまったあとでのディ
スク論理ブロックのユーザエリア全体をAV信号のディ
スクストレージとして後述する第1の領域及び第2の領
域の内部記述を書込んで使用するために使われる。即
ち、第1の領域においては、ブートブロック、FAT
(file allocation table)などの内部媒体メディアテ
ーブル、ディレクトリ情報データとしては確保する第3
の領域の各PC互換ファイルのAV信号データが書き込
まれているファイルディレクトリ情報、また、第2の領
域においては、第1編集指示部の開始点と開始ブロック
内使用データ数としての第3の領域の開始先頭位置への
アクセスポイントをデータとして含む。
【0061】上記第3のROM16は、通常のPCペリ
フェラル用のHDDとしてホストPCへの接続によるコ
ントロール・ステータス・データ制御手順およびパラメ
タ記憶部を持ホスト接続用記憶部である。
【0062】上記編集入力制御部18は、編集入力イン
ターフェース部19を介して編集入力部23からの編集
インデックス点指定個所などのユーザ操作入力を受付け
ている。
【0063】上記編集表示制御部20は、ディスク媒体
3からの編集番号、開始終了点、時間情報を含んだ編集
作業の表示制御を行い、例えばディスクドライブ付属の
液晶パネル操作部などの編集表示部24に表示する。
【0064】上記共用バス22は、アドレス、データ、
内部コントロール用のドライブ内部バスであり、MPU
12のアクセスフロー制御処理により所定の制御手順に
基づいてフロー制御を行っている。
【0065】次に、このデータ記録装置のディスク媒体
3のユーザ領域におけるデータ記録の方法について説明
する。
【0066】上記ディスク媒体3は、図3に示すよう
に、このディスク媒体3の主面の磁性材料塗布層に、ユ
ーザ領域としてOSの認識する論理ブロック単位である
クラスタ単位での欠陥フリーな論理ブロック領域を有し
ている。この論理ブロック領域は、交代領域3aと、パ
ラメタ領域3bと、欠陥リスト3cとを含んでいる。
【0067】このユーザ領域としての欠陥フリーな論理
ブロック領域とは、媒体メディア上のトラックを各物理
ブロックに区切って使用する各セクタの内、ユーザが読
み書き使用可能なセクタを単数又は複数個の集合として
OSが認識しアクセスして取り扱う論理ブロックである
クラスタの集合領域であり、ユーザはOSを介してクラ
スタ単位でアクセスを行っている。
【0068】このクラスタサイズとしては、1〜64k
バイトの間で可変であるが、最も広く使用されているサ
イズは512バイトである。これはDOSのOSシステ
ムがこれに相当する。ちなみに、小容量のPCカード型
記録媒体、PCカード型HDDの場合は512バイト以
下の値をとることがあり、Unix(ATTの商標)の
ファイルシステムでは4kバイト、Windows(マ
イクロソフトの商標)のVFAT16では大容量HDD
に対して上限の32kバイトの値をとり、Window
sのFAT32では4kバイトを1クラスタサイズで取
り扱うという例が知られている。
【0069】上記交代領域3aは、ユーザ領域に対応す
る物理ディスク領域に、欠陥リスト3cの検出に基づい
て、欠陥のある物理セクタ・シリンダに対して、ブロッ
ク単位の交替処理をおこなう領域であり、欠陥フリーな
論理ブロックをユーザ領域として提供するために使われ
る。
【0070】上記パラメタ領域3bは、ディスク内部の
物理ブロック配置パターンを記述するモードパラメタを
記録する領域であり、例えば同心円形状トラックのゾー
ンビットレコーディングのSCSI方式のHDDでは各
ゾーン内のトラック毎のブロック長さの記述などが含ま
れる。
【0071】上記欠陥リスト3cは、工場出荷時に存在
する欠陥リストであるProduct−Listと使用
時間につれて発生増大してゆく欠陥リストであるG−L
istの検出に基づいて欠陥のない領域と物理ブロック
単位で欠陥セクタを交替処理するディスク欠陥情報を書
込む領域である。
【0072】続いて、上記ディスク媒体3のユーザ領域
の内部記述について説明する。このユーザ領域に対応す
る論理ブロック領域は、第1の領域、第2の領域、第3
の領域の3個の領域から構成される。
【0073】この論理ブロック領域は、MS−DOS互
換システムディスク形式で使用しているときには、図4
に示すように、第1の領域71はブートブロックである
IPL72と、記憶されているファイルの目次情報であ
りファイル配置表情報からなるFAT73と、ファイル
の階層内容情報であるディレクトリ情報データ領域74
とを含んでいる。上記FAT73は、ファイル名称73
a、属性73b、時間73cの各情報を保持している。
そして、通常DOS形式では、FAT領域の媒体メディ
アの欠陥発生によるデータ破壊によりディスク上のファ
イルシステム全体の読み出し負荷になったときに対処す
るために、FATのコピーがこれに続いて用意されて配
置されている。上記ディレクトリ情報データ領域74
は、第3の領域80の論理ブロック領域の記録されてい
る本説明におけるOS形式であるMS−DOS互換形式
でファイル化された各連続データに対するディレクトリ
情報を保持している。
【0074】第2の領域76は編集点指示部であり、直
接にデータを記録する論理ブロック領域である第3の領
域80の複数の連続記録データにそれぞれ対応する編集
点指示部を保持する。図中には、開始ブロック位置情報
である開始点77a、終了ブロック位置情報である終了
点77b、時間77c、ブロック内使用データ数77d
を保持する第1の編集点指示部77と、同様な情報を収
める第2の編集点指示部78及び第3の編集点指示部7
9とが示されている。
【0075】ここで、編集点指示部に終了ブロック位置
情報である終了点が書き込まれることにより、連続デー
タの終端に直接にアクセスすることを可能としている。
このことにより、例えば1の連続データの終端に他の連
続データの先頭を接続するような編集作業の際に、作業
の効率の向上が図られる。
【0076】第3の領域80は、直接にデータを記録す
る論理ブロック領域であり、連続した論理ブロック番号
に基づいて連続データの書込み読み出しがなされるディ
スクストレージの論理ブロックアクセス部となる。
【0077】上記論理ブロック領域70は、同じくMS
−DOS互換ディスクであっても、ブートブロックが省
略されたメディア交換用ディスクの場合に使用されるデ
ータ専用ディスクとして構成される場合もある。この場
合は、図5に示すように、第1の領域71はFAT73
及びディレクトリ情報データ領域74から構成され、上
記図4におけるIPL72は存在しない。この論理ブロ
ック70における、第2の領域76及び第3の領域80
は、上述のブートブロックが省略されていないMS−D
OS互換ディスクと同様であるので、共通の符号を付し
て説明を省略する。
【0078】次に、このデータ記録装置をホストPCに
接続した場合に、このデータ記録装置が編集操作に入る
までの前処理に係る一連の工程について説明する。
【0079】この一連の工程は、図6に示すように、ス
テップS1からステップS8までの8個の工程から構成
される。
【0080】この一連の工程は、PCインターフェース
29のコネクタにホストPCが接続されるのを受けて制
御手順が開始されるものである。即ち、編集制御部11
の第1のROM14及び第3のROM16を読み出し
て、バッファ30の備えるデータレジスタ30a、コン
トロールレジスタ30b、ステータスレジスタ30cを
用いたバッファ制御部30の制御により、ディスク媒体
3に書込み読み出し処理が行われることにより開始され
る。
【0081】ステップS1においては、ディスク媒体3
の論理ブロック70の第1の領域71のIPL72及び
FAT73を取得し、これに続くステップS2において
は上記第1の領域71のディレクトリ情報データ74を
読み出し、ステップS3に進む。
【0082】ステップS3においては、ステップS1及
びステップS2にて得た情報に基づき、ディスク媒体3
の論理ブロック領域70の第2の領域76のファイル編
集のアクセス情報及び第3の領域80に書き込まれた複
数の連続データファイルを互換ファイルとして認識し、
連続データ記録用ファイルとして書き込み領域として第
3の領域の論理ブロックアドレス範囲を確保しているこ
とを確認する。そして、次のステップS4に進む。
【0083】ステップS4は、ホストPC側から上記図
4にて示したのファイル形式のアクセスに対応するOS
上のアプリケーション・コールを行う処理である。これ
に続くステップS5においては、ホストPC内部に対応
するアプリケーションが存在するか否か判断する。アプ
リケーションが存在する場合には、“YES”として、
ステップS7に進み、アプリケーションが存在しない場
合には、“NO”としてステップS6に進む。
【0084】ステップS6においては、対応するアプリ
ケーションが存在しないため、第1の領域71のディレ
クトリ情報データ領域74に示されるディレクトリの認
識しアクセスする第3の領域80に内在するDOS互換
ファイルに対する編集位置順序情報の記述してある第2
の領域76へのアクセスポインタを得られず、そこでこ
の一連の工程を中止し、OSに復帰する。
【0085】ステップS7においては、上記ファイル形
式のアクセスに対応するアプリケーションに組み込んで
あるディスクドライバ・クラスにより、OS処理に割込
みエントリを行い、次のステップS8に進む。
【0086】ステップS8においては、ステップS7に
おける処理に基づき、組み込みのディスクドライバによ
り論理ブロック領域70の第2の領域76にある編集点
指示部のポインタを得てアクセスする。そして、読み出
した複数ある編集点指示部の開始終了アクセスポインタ
を記憶保持し、これに基づきホストPC上で各種のアク
セス読み出し処理が行われる。
【0087】ここで、ホストPC内部においてアプリケ
ーションが起動するときには、マルチメディア連続デー
タのPCホストバスへの転送の高速化を図ることができ
る。即ち、ホストPC側はその内部バス上の各種ペリフ
ェラルのために割り込み処理の優先順位を定めてあり、
また、コマンド、ステータス、転送データの各レジスタ
割り当てのためのアクセス用窓空間のアドレス範囲を設
けている。ホストバス上の多くのペリフェラルデバイス
の内、ホストPC内部においては、HDDのデバイス優
先順位は通常中程度の順位に、またドライバソフトは最
下位に設定されているものがある。画面表示関連や音声
関連、通信、マウスなどの現在使用中のの最低限必要な
重要なペリフェラルを除く、フロッピディスクドライ
バ、キーボードドライバなどからの割込み要求IRQよ
りもHDD及び転送チャンネルのデバイスドライバの割
り込み優先順位を上位に最配置しなおすことにより連続
データ転送の際の他のペリフェラルのバスへの割込み回
数を減らすことにより、データ転送速度を向上させるこ
とができる。
【0088】また、HDDのためのアクセス用窓区間と
して、アドレス範囲をテンポラリに拡大確保することが
有効なアクセス速度処理向上を図れる場合がある。特
に、PCカード型のムーバブルHDDの場合は、本来H
DDとして持つべきアクセス用窓としてのアドレス範囲
をPCカードの場合は複数の細分化されて有している。
アドレス範囲を空き領域に再配置しなおしてアドレス連
続範囲を拡大することにより、アクセス向上が図れる。
【0089】次に、ホストPCからの制御を受けずにこ
のデータ記録装置単体でAV信号のデータストレージを
行う場合にの一連の工程について説明する。この一連の
工程は、図7に示すように、ステップS11からステッ
プS13までの3個の工程から構成される。
【0090】この一連の工程は、ディスク機構部1の起
動を承け、PCインターフェース29のコネクタからホ
ストPCの接続が外れていている場合に開始される。即
ち、この一連の工程は、編集制御手段11の第1のRO
M14及び第2のROM15が読み出され、論理ブロッ
ク制御部17の開始点記憶部、終了点記憶部、書込み最
終ブロック使用バイト数記憶部、マイクロプロセサ用作
業エリアを、メモリ上に確保、活性化させる処理から開
始される。
【0091】ステップS11においては、ディスク媒体
3の論理ブロック領域70の第1の領域71のIPL7
2の終了部、MS−DOS対応の場合には、例えば55
AAhのデータ列を認識するか、これに続くFAT73
の開始を認識し、次のステップS12に進む。
【0092】ステップS12においては、第2のROM
15の編集データ用記憶部15aから編集データ制御手
順を読み出し、続くステップS13においては、アクセ
スポインタに対応する第2の領域76の複数編集指示部
の先頭へとアクセスし、複数ある編集点指示部の開始終
了アクセスポインタを読み出して、編集データ制御手順
に基づき行われるホストPC上での各種のアクセス読み
出し編集書込み処理へ継続する。これで、この一連の工
程は完了する。
【0093】次に、論理ブロック領域70を構成する第
1の領域71、第2の領域76、第3の領域80に関す
る一連の処理について、図1、図3及び図4を参照しな
がら説明する。
【0094】まず、図1に示すデータ記録装置の編集制
御部11の備えるROM部13の第1のROM14に記
録されている共用パラメタ制御手順を読み出す。そし
て、図3に示すディスク媒体3の交替領域3a、パラメ
タ領域3b、欠陥リスト3cをディスクから読み出して
参照し、ディスク機構部1の基本的な共通処理である物
理ブロックであるディスク媒体3上のセクタ配置、サー
ボ制御、欠陥情報処理手順を行い、欠陥フリーな論理ブ
ロック領域70をユーザエリアとして提供する。
【0095】また、使用開始の際においては、通常は工
場出荷のディスク初期状態においてすでに論理ブロック
フォーマットを施しておくこととし、これに加え第1の
領域71に相当する部分への書込みを行う。
【0096】そして、第2のROM15の論理ブロック
用記憶部15bを読み出して、ブートブロック情報、F
AT情報、そして必要に対応したサイズで第3の領域の
所定の論理ブロックのアドレス範囲がAV連続データフ
ァイルの記録使用のためにディスク上に確保されている
というFAT情報、ディレクトリ情報データを、図4に
示す第1の領域のIPL72、FAT73、ディレクト
リ情報データ領域74にそれぞれ書込む。このとき、図
1に示した編集制御部11の備える内蔵時計21から処
理時の時刻情報を得られる場合には、時刻データを取得
してFATに加えて書込む。
【0097】続いて、第2のROM15の論理ブロック
用領域15bから編集データ制御手順・パラメタを読み
出す。さらに、編集入力制御部18から編集インデック
ス点を取得して、論理ブロック制御部17の開始点記憶
部、終了点記憶部、書込み最終ブロック使用バイト数記
憶部に読み込む。
【0098】そして、後述する各編集制御手順に従っ
て、AV信号ヘッダ検出部28を利用してユーザエリア
の論理ブロック領域70における第2の領域75の各編
集指示部に対して読み出し、書込みを行って第2の領域
80に存在する直接データ記録論理ブロック領域のアク
セス処理をする。
【0099】次に、このデータ記録装置におけるつなぎ
撮り動作の一例について、図8を参照しながら説明す
る。この図は、ディスク制御部10のバッファ30のバ
ンクメモリ形式FIFO91の占有データ占有の状態を
模式的に表したものである。図中、バーの右端及び左端
は、それぞれデータの入口及び出口であるものとし、ま
た、データは右から左へ進むものとする。
【0100】まず、論理ブロック領域70の第3の領域
80にあって以前に書込まれた第1の連続データの最終
論理ブロックからデータを読み出して、図中Aに示す、
ステート状態に切換えられたRAMのバッファ30のセ
クタ単位のアドレス切替え制御のバンクメモリ形式FI
FO91に、書込みの際の先頭側から順に入れる。これ
は、1論理ブロックよりも少ないデータ量である。
【0101】ここで、図中の91aは占有データの部
分、91b及び91cは占有データがない部分である。
なお、ここでいうバンクメモリ形式FIFO91とは、
複数の通常メモリとメモリアクセス用コントローラによ
り、あるいは高速キャッシュメモリと通常メモリの組合
わせにより、バンクメモリ単位のアドレス切換でバンク
メモリ単位で先に入ったデータをバンクメモリ単位で先
に取り出すという動作機能を持つ。
【0102】このバンクメモリ形式FIFO91は、こ
の他に、必要とされる切替え各周期の期間内でメモリへ
の書込み処理とメモリからの読み出し処理をメモリコン
トローラアドレス切替え制御により並列独立に行うこと
が可能な、バンクメモリ単位で先に入ったデータをバン
クメモリ単位で先に取り出すという動作機能を持つ他に
必要とされる切替え各周期の期間内でメモリへの書き込
み処理とメモリからの読み出し処理をメモリコントロー
ラのアドレス切替え制御により並列に行うことが可能
な、バンクメモリのアドレス指定サイズのデータ毎のデ
ータのパイプライン動作機能を有する。そして、1バン
クメモリ単位は、1個のメモリを1単位として複数メモ
リを切替え使用するか、又は通常メモリの2倍以上はる
かに高速なキャッシュメモリを通常メモリを併用するこ
とによりメモリの読み書き動作を高速化させて、1個の
メモリをアドレスによる複数領域に分割させて行うこと
ができる。そして、そのままの状態でつなぎ撮りスタン
バイ状態で待機する。書込み開始イベント入力を受ける
と、これに続けて新しく書込むデータをこの後から順次
続けて蓄積モードに切換えてあるステート状態のバンク
メモリ形式FIFO91に書込んでゆく。図中Bの91
bは、続けて蓄積されたデータである。
【0103】ここでは1セクタが1バンクメモリ切替え
単位なので、1セクタ分のデータが蓄積されたことをバ
ンクメモリ形式FIFO91の中の1バンクメモリの内
部蓄積データ量を検出するデータ計数カウンタで検出し
てディスクへの論理ブロック領域のデータ信号として扱
って、これ以降、バンクメモリ形式FIFO91をパイ
プライン動作モードに切換えてディスクへの書込みを開
始させる。例えば、図中Cにおいて、バンクメモリ形式
FIFO91の占有データの先頭から順次書き込みを行
う。
【0104】実際の記録終了時には、編集入力制御部1
8の書込み終了イベント入力を受けて、AV信号ヘッダ
検出部28によって検出されたフレーム検出信号によ
り、連続圧縮データの1フレーム単位でデータを終了さ
せる。毎回の撮影毎にこれを繰り返すことにより、各回
の連続圧縮データのデータ連続性を確保する。
【0105】なお、この具体例では1物理ブロックであ
る1セクタを1論理ブロックとして説明しているが、1
論理ブロック内に複数物理ブロックが存在する場合な
ど、連続した1論理ブロック領域内に欠陥物理セクタや
トラックジャンプ、シリンダジャンプが予測されて交替
処理、シーク処理発生のためにこの期間中のデータ転送
中断の発生が存在し、これによりバンク切替え周期ごと
の各1バンクメモリ分の転送データ量が不足欠落するデ
ータ転送速度である場合には、それに予め備えるために
もう1つバンクメモリを用意して備える必要がある。こ
の場合においても、つなぎ撮りのつなぎめをAV圧縮信
号の連続したデータ列に構成する。また、DOS互換フ
ァイルとして記録された連続データファイルでは、その
終了コードがファイル末尾に存在し、MS−DOS互換
ファイル形式にはその終了コードとしての1Ahが付加
されているが、その終了コード部分を上書き消去するこ
とによりファイルの終了コードを取り除き、固定長圧縮
映像音声信号であるDV信号の場合は、各フレーム信号
単位は、等時転送のIEEE1394ヘッダバイトを除
くシリアルブロック単位149ブロックx10個で1フ
レームの119200バイトが成立している。
【0106】このシリアルデータブロックにおいて、カ
セットなどの媒体情報が書かれている先頭ヘッダ80バ
イト列とフレームの最初の5つの各シリアルデータには
それに続くサブデータブロックがあるので、その有無を
見てフレーム先頭位置を検出でき、このヘッダフレーム
検出回路により、フレーム単位でカット編集させる際に
PCファイル化される際のファイル終了コードを上書き
消去してフレーム単位でつなぎ撮り記録の書込みを連続
させることにより、つなぎ撮りを可能とさせる。この同
期フレーム検出回路は、例えばIEEE1394のDV
用信号のリンク用ICであるCXD2194にも内蔵さ
れている。
【0107】可変長圧縮映像音声信号の例としてのMP
EG2の場合には、シーケンス層の内部の最小ランダム
アクセス単位であるGOPあるいはそれがないときはピ
クチャ層のIフレーム毎に編集連続させることとし、そ
の区切りのシーケンスヘッダはシーケンス層の開始同期
コードであるヘッダコード000001B3(h) の検出により、
GOPの区切りはGOP開始同期コードの000001B8(h)
あるいはその代わりのピクチャ層の開始同期コード0000
0100(h)とそれに続くピクチャ型のIであることを検出
して制御することにより編集を連続させることが可能と
なる。MPEG2規格の標準再生が想定している再生デ
ータバッファサイズの倍以上のサイズの再生データバッ
ファを制御使用できる可変再生、編集に対応するMPE
G2デコーダICのランダムアクセス再生用機能ICに
もこのGOPあるいはピクチャ層開始同期検出とピクチ
ャタイプのIの判別検出を行う機能ブロックを内蔵する
ものがある。
【0108】続いて、つなぎ撮りオペレーションの際に
おけるユーザエリア内部領域に係る処理について説明す
る。
【0109】上述したように、上記ディスク媒体3のユ
ーザ領域に対応する論理ブロック領域70は、図9に示
すように、第1の領域71、第2の領域76、第3の領
域80の3種類の領域から構成される。
【0110】上記第2の領域76には、複数のつなぎ撮
りに対応して、第1の編集指示部77、第2の編集指示
部78、第3の編集指示部74以下の編集指示部を設け
ている。また、第3の領域80は、AV信号が直接に記
録される領域として、第1の連続データ領域80aが、
図中の第3の領域80におけるブロックにて示される複
数の論理ブロックに亘って記録されている。
【0111】ここで、第2の領域76の第1の編集指示
部77の開始ブロック位置情報である開始点77a及び
終了ブロック位置情報である終了点77bの指示アクセ
スポインタは第3の領域80の第1の連続データ領域8
0aの最初の論理ブロックの先頭位置及び最後の論理ブ
ロックの先頭位置を指している。また、上記第1の編集
指示部77の時間77cは、内蔵時計21に基づく第1
の連続データ記録開始イベント発生時刻を示している。
そして、上記第1の編集指示部77のブロック内使用デ
ータ数77dは、第1の連続データ領域80aの最後の
論理ブロックの内部のブロック内使用データ数に対応す
る位置P1を指している。
【0112】第2の領域76の第2編集指示部78の開
始ブロック位置情報である開始点78aの指示アクセス
ポインタは第3の領域80の第2の連続データ領域80
bの最初の論理ブロックの先頭位置を指している。ここ
でのつなぎ撮りの説明においては、最小限必要な1例と
して、実際のアクセスにおいては、第1の連続データ領
域80aの最終ブロック内部使用データ数P1を使用し
て第2の連続データ領域の先頭にアクセスしている。な
お、この場合にはもちろん、後述の編集カットの場合の
ように、開始点、終了点各々のブロック内使用データ数
を記憶する領域を第2の領域76に設けてもよい。
【0113】第2の領域76の第2の編集指示部78の
終了ブロック位置情報である終了点78bの指示アクセ
スポインタは第3の領域80の第2の連続データ領域8
0bの最後の論理ブロックの先頭位置を指している。ま
た、上記第2の編集指示部78の時間78cには、上記
内蔵時計21に基づいて第2の連続データ領域80bの
記録開始イベント発生時刻を記録している。さらに、上
記第2の編集点指示部78のブロック内使用データ数7
8dの指示アクセスポインタには、第3の領域80の第
2の連続データ領域80bの最後の論理ブロックの内部
のブロック内使用データ数に対応する位置P2を指して
いる。
【0114】続いて、つなぎ撮り処理に係る一連の工程
を、図10を参照しながら説明する。
【0115】ステップS21においては、ディスク媒体
3のユーザ領域に対応する物理ブロックの第1の領域7
1のブートブロックであるIPLの終了データを確認し
たらそのまま第2の領域76の有する編集指示部の先頭
位置へアクセスし、これに続くステップS21aにおい
ては、前回に記録した連続データ領域の開始点、終了点
の論理ブロック番号を取得する。複数の記録データが存
在する場合は複数すべての編集指示部の開始点及び終了
点を取得してよい。そして、次のステップS22に進
む。
【0116】ステップS22においては、取得した編集
指示部の開始点、終了点を表示部に表示させる、続くス
テップS23においては、編集入力部23よりの選択入
力があったときはそのデータの終了点の論理ブロックに
アクセス、配置させる。何も指示入力が無い場合は最新
のデータ記録時刻を第2の領域76の編集指示部から読
み出してその直接記録データの終了点の論理ブロックに
アクセスし、ステップS24に進む。
【0117】ステップS24においては、ユーザエリア
のつなぎ撮り対象の連続データ書込み論理ブロック中の
最終論理ブロックから書込まれたデータを読み出し処理
し、ステップS24aにおいては最終論理ブロックから
読み出したブロック内使用データをディスク制御部10
のバッファ制御部26を介してのバッファ30に書込み
の順番の先頭から順次蓄積させ、ステップS25に進
む。
【0118】ステップS25においては、終了点ブロッ
クのデータ読み出しのバッファ30に対する蓄積が完了
してから書込みイベント待ちのスタンバイ状態に入り、
ステップS26において編集表示手段24にスタンバイ
状態を表示させる。そして、次のステップS27に進
む。
【0119】ステップS27においては、編集入力手段
部23からの入力を受けた編集入力手段が発する書込み
イベント、スタンバイで待っているステップS25の処
理に対して与える記録開始イベントについて入力データ
のバンクメモリ方式FIFO91である上記バッファ3
0への入力処理が行われ、これに続くステップS28に
進む。
【0120】ステップS28においては、論理ブロック
内つなぎ撮り操作処理が行われる。即ち、ステップS2
4aにて蓄積したデータの後に続けて順次新しい入力デ
ータをバッファ30に書込み、バッファ30へのデータ
蓄積量が1論理セクタ分貯えられると、このデータ蓄積
量を計数するカウンタを1論理セクタ分カウントアップ
させる。そして、蓄積データ数が1論理ブロックデータ
数に達したか否かに依ってよって分岐する。すなわち、
蓄積データ量が1論理ブロックに達した場合には“YE
S”としてステップS29に進み、蓄積データが1論理
ブロックに達しない場合には“NO”としてステップS
27にもどる。
【0121】ステップS29においては、バッファ30
のデータのディスク媒体3への書込みを開始させ、次の
ステップS30においては、このつなぎ撮りの記録を、
AV信号ヘッダ検出部28のフレーム単位パルスとして
バッファ30を介してディスクのユーザ領域70に対応
する論理ブロック領域の第3の領域80への直接データ
書込みを終了させる。そして、上記図9にて示したユー
ザ領域70の第2の領域75である編集指示部の第2編
集指示部78において、つなぎ撮りで今回書込んだ論理
ブロックの開始ブロック位置情報として開始点78a、
つなぎ撮りでの終了点を終了ブロック位置情報として終
了点78b、内蔵時計21から取得しておいたつなぎ撮
り開始時刻を時間78cに、そして今回書込み終了点の
ブロック内使用データ数をブロック内使用データ数78
dに書込むことで、この一連の工程を終了する。
【0122】なお、この一連の工程においては、連続デ
ータが圧縮データであってもAV連続信号が信号フレー
ム構成になっているのでディスクドライブのつなぎ撮り
においてもディスク媒体3の1論理ブロック内での書込
みデータの連続性を保つことができる。
【0123】次に、記録済みの連続データに対して、途
中部分のカットを行う編集処理について説明する。
【0124】ここでは、図11に示すように、ユーザ領
域70の第2の領域76である編集点指示部には第1の
指示部77、第2の指示部78、第3の指示部79以下
の複数の編集指示部が備えられている。また、例えば第
1の指示部77には、論理ブロック単位での開始位置及
び終了位置をそれぞれ指示する開始点77a及び終了点
77bと、記録時刻を示す時間77cと、開始ブロック
内データ数77dと、終了ブロック内データ数77eと
を有している。これらは複数編集カットを行うために、
複数の編集開始終了のための編集指示部を必要とするた
めに設けられるものである。
【0125】続いて、上記ユーザ領域70に対応する論
理ブロックの第3の領域80に書込んである連続データ
領域に対する途中部分のカットに係る編集における、上
記バンクメモリ方式FIFO91のバッファ30のデー
タの処理について説明する。
【0126】上記バッファ30のバンクメモリ方式FI
FO91には、上記第3の領域80の連続データ領域か
らデータが読み込まれる。このデータは、図12中のA
に示されているように、同時に編集表示部24等の外部
のディスプレイに表示され、操作者はサーチしながら編
集点を入力することができる。図中には、第1の編集点
P1と第2の編集点が示されている。
【0127】上記編集点入力に基づいて、バンクメモリ
方式FIFO91において、図中のBに示すように、対
応する1論理ブロックの開始点からのディスクデータ数
を正方向又は逆方向からのサーチで読み出す。このあ
と、各論理ブロック内の開始点以降のフレーム開始点を
検索し、見つかればその点で編集点を置き換え、見つか
らなければ次以降の論理ブロックで順次フレーム開始点
を検索し、見つかり次第置き換える。図中の第1のフレ
ーム開始点P1´及び第2のフレーム開始点P2´は、
それぞれ上記第1の編集点P1及び第2の編集点に対応
するフレーム開始点である。上記第1の編集点P1及び
第2の編集点P2は、これら新第1のフレーム開始点P
1´及び新第2のフレーム開始点P2´に置き換えられ
る。
【0128】そして、上記ユーザ領域70の第2の領域
76に、各連続データに対応する各開始点及び終了点編
集指示点データを書き込む。即ち、図中Cに示すよう
に、バンクメモリ方式FIFO91において、第3の領
域80先頭の論理ブロックの開始点から新第1の編集点
P1´までと、新第2の編集点P2´から最後までに対
応する占有データに対して、それぞれ分割と削除を行
う。即ち、バンクメモリ方式FIFO91中の連続デー
タ領域91aと、連続データ領域91bを連続して上記
第3の領域80に連続データ領域として書き込み、その
際、占有データ領域91a及び91bは削除する。
【0129】続いて、上記ユーザ領域70における編集
途中部分のカットに係る一連の手順を説明する。
【0130】上記ユーザ領域70のうち、直接にデータ
が書き込まれる第3の領域80において、編集途中部分
のカット処理の対象となるある1つの直接記録データと
して第1の連続データ領域80aに書き込まれた連続デ
ータに対するカット処理する場合の動作を説明する。
【0131】この一連の手順は、図13に示すように、
ステップS31においてディスク媒体3から直接データ
の再生を行うことから開始される。ディスク媒体からの
データ再生の場合には、再生する記録データは上述した
つなぎ撮り動作に基づいて記録され記録終了はAVフレ
ーム検出部28のフレーム検出に基づいて終了している
こととする。
【0132】ここで、ユーザ領域70の第2の領域76
の第1編集点指示部77には、第3の領域80の第1の
連続データ領域80aの開始データ位置及び終了データ
位置に対応して指示する開始ブロック位置情報である開
始点77a及び終了ブロック位置情報である終了点77
b、時間77c、開始ブロック内データ数77d、終了
ブロック内データ数77eが書込んであり、この第1の
編集指示部77に基づいて第3の領域80の開始終了指
示範囲を再生するものとする。そして、次のステップS
32に進む。
【0133】ステップS42において、ユーザはこの再
生される1つの連続記録データに対して、モニタ53に
表示される再生画面をモニタしながら編集カット位置を
決定し、ステップS43においては、途中カット処理区
間の開始点から終了点までの範囲を示す編集インデック
ス点指示入力を編集入力部23に行い、ステップS44
において、上記ディスク制御部10の論理ブロック制御
部17は、編集入力部23から入力され、編集入力制御
部18を介して論理ブロック制御部17への新たなカッ
ト処理区間の開始点である新第1の終了点指定、カット
処理区間の終了点である新第2の開始点指定を入力する
処理を行う。ここで複数編集カット処理を実施するため
に、処理手順プログラム上では編集点のフラグ1〜nを
初期化して用意し、編集がある場合には、1を立てるこ
とでその第何番めの編集指示部の編集を扱っているのか
を知らせるために対応させている。
【0134】ステップS32においては、記録再生部2
はディスク記録連続データの再生と平行して、論理ブロ
ック数の計数カウントアップと各論理ブロック毎の現時
刻での読み出しデータ数の計数カウントアップの繰り返
し処理とを行い、ステップS33に進む。
【0135】ステップS33においては、編集入力部2
3から入力され、編集入力制御部18を介する論理ブロ
ック制御部17へのカット処理区間の開始点である新た
な新第1の終了点指定、カット処理区間の終了点である
新第2の開始点指定の入力により、これらに対応する論
理ブロック番号である新第1の終了点77b´、新第1
の終了ブロック内使用データ数77e´を計数カウンタ
からレジスタにラッチ記録する。これら新第1の終了点
77b´及び新第1の終了ブロック内使用データ数77
e´はカット処理区間の開始位置指示の記憶である。ま
た、新第2の開始点77a´、新第2の開始ブロック内
使用数77d´を計数カウンタからレジスタにラッチ記
憶する。これら新第2の開始点77a´及び新第2の開
始ブロック内使用数77d´は、カット処理区間の終了
位置指示の記憶である。
【0136】そして、ステップS34〜ステップS36
及びステップS45においては、これら新たに指定する
カット編集点を連続データ信号内のAVフレーム区切り
の位置に置き換えるために、ディスク媒体3から編集入
力23部の開始データ位置、終了データ位置指示に対応
してディスクデータの第3の領域80の中の第1の連続
データ領域80aの連続データを読み出して、AV信号
ヘッダ検出部28でAVフレーム区切りを検出し、その
点のデータ数でおきかえる処理に入る。
【0137】即ち、ステップS34においては、カット
処理区間の開始位置指示のレジスタ記憶である新第1の
終了点77b´と新第1の終了ブロック内使用データ数
77e´に対応する論理ブロック番号の論理ブロックデ
ータをディスク媒体3から読み出し、次のステップS3
5に進む。
【0138】ステップS35においては、カット編集点
の連続データ信号のフレーム先頭位置へのおきかえ処理
を行う。即ち、ステップS34で読み出された論理ブロ
ックデータのその対応する使用データ数位置からのデー
タ列に対し、AV信号ヘッダ検出部28でAVフレーム
区切りを検出し、その点のデータ数でレジスタ記憶を置
き換える。これを設定しなおされ決定される新第1の終
了点77b´と新第1の終了ブロック内使用データ数7
7e´とする。なお、新第1の終了点77b´及び新第
1の終了ブロック内使用データ数77e´は、カット処
理区間の開始位置指示の記憶とする。
【0139】続いて、カット処理区間の終了位置指示の
レジスタのラッチ記憶に対応する新第2の開始点78a
´、新第2の開始ブロック内使用データ数77d´に対
応する論理ブロック番号の論理ブロックデータをディス
ク媒体3から読み出して、対応する使用データ数位置か
らのデータ列に対してAV信号ヘッダ検出部28でAV
フレーム区切りを検出し、その点のデータ数でレジスタ
記憶を置き換える。これを設定しなおされ決定される新
第2の開始点78a´及び新第2の開始ブロック内使用
データ数78´とする。なお、新第2の開始点78a´
及び新第2の開始ブロック内使用データ数78d´は、
カット処理区間の終了位置指示の記憶とする。
【0140】ここで、読み出したブロック内に期待した
フレーム区切りが無い場合は、次の論理ブロックへと順
次編集用読み出し論理ブロックを移していき、ディスク
媒体3から再生される連続データのフレーム区切りを検
出する。
【0141】ステップS36においては、編集フラグを
参照して、第2の領域76の第1〜第n指示部に対応し
て有効なカット編集指示入力があったことに対する編集
点置き換え処理がすべて行われたかを判断する。まだ有
効な編集指示フラグ(=1)がある場合は、プログラム
処理手順のフラグカウントを次の有効フラグにカウント
アップしてゆく。即ち、編集フラグが編集操作入力数以
上の場合には、“YES”としてステップS37に進
み、それ以外の場合には“NO”としてステップS45
に進む。
【0142】ステップS45においては、フラグ番号を
カウントアップさせて次のフラグに対応する編集指示点
を呼び出す。
【0143】編集の終了段階として、ステップS37か
ら〜ステップS41において、上記第2の領域71に新
たな編集指示部内容を書込み直す。
【0144】ステップS37においては、ディスク媒体
のユーザ領域70の第2の領域76の第1の編集指示部
77、第2の編集指示部78、第3の編集指示部79以
下の各編集指示部を上記ディスク制御部10の論理ブロ
ック制御部17へ読み出し、次のステップS38に進
む。
【0145】ステップS38においては、編集指示部の
内容を降順で順次置き換える。即ち、第n編集指示部の
内容を第n+1編集指示部へ置き換え、第n−1編集指
示部内容を第n編集指示部へ置き換え、といった操作を
順次行う。そして今回編集対象となった第3の領域80
の第1の連続データ領域80aに対応する第1の編集指
示部77に続く第2の編集指示部78としては、ディス
ク媒体3から読み出した編集以前の第1の編集指示部7
7からは終了点77b、時間77c、終了ブロック内デ
ータ数77eを、そして上述した編集でのカット処理区
間の終了位置のレジスタ記憶からは新たに設定しなおさ
れ決定されたフレーム位置でのカット処理区間の終了位
置指示のレジスタのラッチ記憶に対応する設定しなおさ
れ決定される新第2の開始点78a´、新第2の開始ブ
ロック内使用データ数78d´を、それぞれレジスタ設
定する。そして、次のステップS39に進む。
【0146】ステップ処理S39においては、さらに今
回編集対象となった第3の領域80の第1の連続データ
領域80aに対応した第1の編集指示部77としては、
ディスク媒体3から読み出した編集以前の第1の編集指
示部77からは開始点77a、時間77c、開始ブロッ
ク内データ数77dを、また上述した編集でのカット処
理区間の終了位置のレジスタ記憶からは新たに設定しな
おされ決定されたフレーム位置でのカット処理区間の開
始位置指示のレジスタのラッチ記憶に対応している設定
しなおされ決定された新第1の終了点77b´、新第1
の終了ブロック内使用データ数77e´を、それぞれレ
ジスタ設定し、ステップS40に進む。
【0147】ステップS40においては、最終的に、こ
れら論理ブロック制御部17のレジスタ設定内容をそれ
ぞれ対応するディスクデータの第2の領域の第1の編集
指示部77、第2の編集指示部78、第3の編集指示部
以下の編集指示部へ書込みをする。
【0148】なおここで、上記第2の領域76が複数の
編集指示部を持つとしたのは、それに対応する第3の領
域80の連続データが複数すでに記録されている場合で
ある。例えば、第2の領域76の編集指示部は、実際に
第3の領域80にn個の連続データ領域がある場合であ
れば、編集示部をn+1個以上有する。
【0149】但し、連続撮りまわしのように、1つしか
記録がなされてない場合であって後で編集によりカット
処理する場合は、書込まれている指示部としては第1の
編集指示部77だけを有していて、複数編集途中カット
処理により増えてゆく第2の領域78の第kの編集指示
部に対しては、割り当てられた論理ブロック範囲の残り
の部分を順次編集指示部として確保することにより使用
できる。
【0150】ここで、ディスク媒体3からの書込み読み
出しの処理時間が長くかかって遅くてもハードウエアサ
イズを小さくするように設計する場合は、ディスク制御
部10の論理ブロック制御部17における読み出し書込
みの各編集点置き換え処理のかわりに、ディスクデータ
の第2の領域76のn+1個の各編集指示部に対してデ
ィスクに読み書きしてよい。この方法によると、処理時
間が長くなるが、ディスク制御部10の論理ブロック制
御部17のサイズを小さくすることができる。
【0151】即ち、ユーザエリア論理ブロックが昇順、
あるいは降順で一定であるので開始点指示位置から終了
点指示位置までをアクセスポイントとして取得してその
指定された区間範囲毎に論理ブロックとしての連続デー
タを区間毎に順次再生することで編集カットを実現す
る。
【0152】ここで、論理ブロックおよびその内部の使
用データ数としての開始点指示位置、終了点指示位置を
一対として保有するので、カット処理の結果、ステップ
S39においてまだディスク制御部10の論理ブロック
制御部17に開始点終了点の編集指示部への書込みデー
タの残っている場合に、あるいはステップS40でディ
スクへ書込み終わった場合には再度ディスク制御部10
の論理ブロック制御部17に上記第2の領域76から全
ての編集指示部の一対の開始点指示位置、終了点指示位
置としてのアクセスポイントを編集操作入力による編集
作業入力制御手段によりレジスタ上で入れ替え操作し
て、順番1、2、・・・、k−2、k−1、k、k+
1、・・・、n+1を、例えば1、2、・・・k−2、
k、k−1、k+1、・・・、n+1と入れ替えること
によりカット処理したあとのデータ再生順番を操作どお
りに行うことが可能である。
【0153】この場合は特に、各区間の終了点から次の
区間の開始点までのディスク媒体3の読み出しアクセス
時間は、同心円形状トラックの高速回転ディスク媒体の
場合は、シーク動作でおよそ10ms程度は必要となる
ことから、その間はディスクドライブからの連続データ
信号の再生出力は時間的に不連続なアクセス待ち時間を
発生する。
【0154】なお、モニタ53に1画面を静止画とする
画像メモリ手段と音声出力レベル減衰手段を設け、ディ
スク機構部1に接続するディスク制御部10からは論理
ブロック制御部17の編集指示部レジスタ値にもとづい
た編集指示終了部の終了ブロック、または終了ブロック
内データ数にデータ数が一致するに至ったことを示す制
御信号を出力させて、上記メモリによってモニタ8の音
声は無音にミュート、動画映像は最終画面をフリーズ表
示させる。これは、第2の領域76の編集指示部の各指
示部単位での終了から開始までのアクセス時間の間のユ
ーザの鑑賞に与える不連続性画像ノイズ、音声ノイズの
違和感を緩和除去するためである。
【0155】ここで、上記ステップS35におけるフレ
ームの先頭部分の検出においては、固定長圧縮映像音声
信号であるDV信号の場合は、各フレーム信号単位は、
シリアルブロック単位150ブロックx10個で1フレ
ームの119200バイトが成立しているが、その各シリアル
データブロックにおいて、カセットなどの媒体情報が書
かれている8先頭ヘッダ0バイト列とフレームの最初の
5つの各シリアルデータにはそれに続くサブデータブロ
ックがあるので、その有無を見てフレーム先頭位置を検
出でき、このAV信号ヘッダ検出部28により、フレー
ム単位でカット編集させる際にPCファイル化させるた
めにファイル終了コードをカット終了点に追加書込みす
ることにより、別々のPCファイルデータとさせること
とする。
【0156】また、可変長圧縮映像音声信号の例として
のMPEG2の場合には、シーケンス層の内部の最小ラ
ンダムアクセス単位であるGOP、あるいはそれがない
ときはピクチャ層のIフレーム毎にカット編集させるこ
とする。シーケンス層の開始同期コードであるヘッダコ
ード000001B3(h) の検出により、GOPの区切りはGO
P開始同期コードの000001B8(h)あるいはその代わりの
ピクチャ層の開始同期コード00000100(h)とそれに続く
ピクチャ型のIであることを検出して制御することによ
りカット編集させることとする。その途中カット削除編
集された連続圧縮動画音声信号データの前方側の末尾に
はPCファイル化させるファイル終了コードを追加書込
みさせることにより、PC互換ファイルデータとする。
また、後方側連続圧縮動画音声信号データの先頭には、
前方側のシーケンスヘッダを参照して新たに同様の区切
りのシーケンスヘッダを追加させて書込み、新たな1つ
のPC互換ファイルデータとする。
【0157】なお、ホストPCから強制的に物理フォー
マット、論理フォーマットされるなどディスクストレー
ジ自体が媒体メディアとしてディスクのユーザエリア7
0を書き換えられたあとのために、AVストレージ単体
としてディスク上にAV用ディスクストレージ領域を確
保するフォーマット手段を用意する。
【0158】このために、ディスク制御部10の不揮発
性メモリとしてROM部13が設けられている。すなわ
ち、前述のように第2のROM15には、HDD単体の
AV信号記録再生装置としての制御手順、パラメタの記
憶部分には、編集データ制御手順・パラメタ記述を記憶
する編集データ用記憶部15aと共に、AVドライブ単
体での初期設定使用の場合に必要となるディスク媒体の
論理ブロックストレージとしての利用を可能とする記録
情報データである、ファイル定義デフォルト固定情報デ
ータを記憶する論理ブロック用記憶部15bを有してい
る。
【0159】この論理ブロック用記憶部15bは、接続
された外部PCから誤って、あるいは意図的に書き換え
あるいは全体を再フォーマットしてしまった後に、HD
Dてのドライブ領域確保のために、ディスク論理ブロッ
クのユーザエリア70をAVディスクストレージとして
第1の領域71、第2の領域76の内部記述を書込んで
領域確保し使用するために用いられる。
【0160】即ち、ブートブロックであるIPL72、
内部媒体メディアテーブルであるFAT73、ディレク
トリ情報データとして確保する第3の領域80が未使用
であることをだけを記述する手段を有するディレクトリ
情報データ部74、そしてまた第2の領域76において
第1の編集指示部77の開始点77aと開始ブロック内
使用データ数77dとしての第3の領域80の開始先頭
位置へのアクセスポインタをそのデータとして含んでい
る。
【0161】以上においては、その記録書込み再生読み
出しとアクセスの高速性から、ハードディスクに例をと
って説明したが、この発明はドライブ内部制御コントロ
ーラがPCホストバスのコントロールステータスレジス
タバスに対応する制御手順を持つディスク装置には使用
可能であり、さらには欠陥があって交替処理をともなう
記録可能な光ディスクあるいは記録可能な比較的遅いメ
モリストレージ媒体のPC互換の記録再生ドライブなら
ば、メモリのように速い書込み読み出しFIFO型のバ
ッファと比較的遅い書込み読み出し記憶ストレージ手段
とを使用することにより、圧縮連続AVデータの編集つ
なぎ撮り、カット処理を行うことができる。
【0162】なお、上記装置は、ドライブまたはPCア
プリケーションを持たない第三者が直接連続記録データ
にアクセスを試みても編集アクセス順番を記述設定した
アクセスポイントを得ることができない、AV連続デー
タ編集順序保護機能が設けられている。
【0163】さらに、図14に示すように、この装置に
は、公共通信回線56から個人通信回線55を介して供
給される信号を、受信部54aと、デコーダ54bと、
内蔵時計54cとを備える受信機54にてデコードする
ことにより、ディスク制御部10のAV信号入出力接続
部31を介して入力することもできる。
【0164】以上の説明では、特に、総合的な部品点数
の削減を考慮して、上記図1に示したように、HDDに
対して、MPU12、共用バス22、バッファ30を共
用して、PC/AV信号切換部27、AV信号ヘッダ検
出部28、論理ブロック制御部17と内蔵時計21、編
集入力制御部18、編集表示制御部20をHDD内に組
み込んだ形式で説明を行ったが、このような機能ブロッ
クの内蔵されていない通常のHDDに対してこの発明を
実施するためには、通常のHDDの備えるPCインター
フェース29に対して接続使用するアタッチメント装置
を設けることにより、その部分的な効果を得ることがで
きる。
【0165】上記アタッチメント装置には、この具体例
で示したPC/AV信号切換部、AV信号ヘッダ検出部
と、そのヘッダ検出によるバンク切換を行うバンクメモ
リ形式のデータRAM、そしてホストPCバスに接続す
るPCインターフェース、AV信号入出力接続部、編集
制御レジスタ、編集制御手順を記述した編集用ROM、
そして編集入力制御部、編集入力インターフェース、編
集表示制御部、内蔵時計、それらを制御するMPUを設
ける。
【0166】これらの場合の動作としては、通常のホス
トPCバスのみの接続の場合は、PC/AV信号切換部
出のホストPCバス接続の検出により、レジスタ設定コ
マンドをアタッチメントを通過スルーさせて直接ドライ
ブ内部のコントロールレジスタ、ステータスレジスタに
レジスタ値を設定させ、コマンドと共にデータレジスタ
を読み出し書き込みすることにより通常のHDDのデー
タ転送を行わせる。
【0167】ホストPCデータバスを経由してアタッチ
メント内部に設定した編集制御レジスタにレジスタ値を
設定することにより、編集可能モードに遷移し、アタッ
チメント内部は通常のドライブコマンド、ステータス制
御レジスタ設定手順から移行したデータ転送読み出し書
き込み手順の際には、データ転送流れを切替えて、バン
ク切替えのバンクメモリ形式RAMを経由させてAVデ
ジタルデータをドライブとの間で読み出し書き込みさ
せ、その際にはアタッチメント装置内部ではAV信号ヘ
ッダ検出部による同期信号検出によりバンクメモリの切
替えと各バンクへの読み出し書き込みを行わせる。
【0168】しかし、アドレスはドライブへ与えてデー
タの読み出し書き込み命令を行っているが、バンクメモ
リが介在するために各一連の読み出し命令に対応するデ
ータ集合であるバンクメモリ内データの特定のために専
用のレジスタハードウェアを設けて識別することが必要
とされる。
【0169】他方、PC/AV信号切換部がホストPC
バスのホストPCインターフェースに接続されていない
状態を検出し、かつAV信号入出力接続部に外部AVデ
ジタル信号入出力機器が接続されたことを検出するなら
ば、アタッチメント装置に内蔵されるMPUは編集制御
レジスタ、編集制御用手順を記述した編集用ROMのシ
ーケンシャル手順に基づき、通常HDD内部のコマンド
レジスタ、ステータスレジスタ、データレジスタへの書
き込み読み出しによりドライブ使用のための通常の動作
制御である、コマンド発行、レジスタデータ値書き込み
読み出し設定を行った後に、編集用レジスタ値を設定
し、データ転送モードを遷移させてHDD内部の論理ブ
ロックの第2の領域、第3の領域に対して所定の情報デ
ータを書き込み読み出し編集制御させる。
【0170】このように、一旦必ずHDD内部のAV用
途ではない通常のコマンドレジスタ、ステータスレジス
タ及びデータレジスタの書き込み読み出し手順をAVデ
ジタルデータ転送の際に経由させる必要があるため、デ
ータ転送において類似の機能を有するブロックをドライ
ブ内部外部に重複して設けて、さらに重複する通常HD
D内部のレジスタへの書き込み手順各書き込み読み出し
に対応するという制限を持っている。
【0171】
【発明の効果】上述のように、この発明は、連続デジタ
ルデータのフレーム検出手段と制御手段とをドライブ内
部に設けることにより、連続デジタルデータのつなぎ撮
り、カット処理の等の編集をHDD単体で実現でするこ
とができる。
【0172】また、この発明は、PCがOSを介して認
識できるフォーマットにて、ファイル管理情報として少
なくともファイル配置表情報、階層内容情報を含む第1
の領域と、編集指示制御レジスタ手段に対応するディス
ク第2の領域を記録領域として直接データ記録領域であ
る第3の領域とは分離して確保することにより、ドライ
ブ単体での編集作業効率の向上とPCホスト接続でのフ
ァイル互換の両立を図ることができる。
【0173】さらに、論理ブロック上のユーザエリアに
対して領域を分割して使用するので、使用中に欠陥が発
生増大する場合に対しても、ディスクドライブの不揮発
性メモリとディスク交替領域との代替処理は、従来の記
録可能なディスク装置と同様に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】データ記録装置の概略的な構成を示すブロック
図である。
【図2】上記装置のAV信号ヘッダ検出部の概略的な構
成を示すブロック図である。
【図3】上記装置のディスク記録媒体における物理ブロ
ック上の領域の分割を示す平面図である。
【図4】上記装置のMS−DOS互換のシステムディス
クのユーザ領域のデータ構造図である。
【図5】上記装置のMS−DOS互換のメディア交換用
ディスクのユーザ領域のデータ構造図である。
【図6】上記装置がホストPCに接続された場合のデー
タ記録方法の一連の工程を示すフローチャートである。
【図7】上記装置が単体で用いられる場合のの上記方法
の一連の工程を示すフローチャートである。
【図8】上記方法によりAV信号の連結の編集が行われ
る場合のバッファ上のデータの占有を示すデータ配置図
である。
【図9】上記方法によりAV信号の連結の編集が行われ
る場合のディスク媒体のユーザ領域におけるデータの占
有を示すデータ構造図である。
【図10】上記方法によりAV信号の連結の編集が行わ
れる場合の一連の工程を示すフローチャートである。
【図11】上記方法によりAV信号のカットの編集が行
われる場合のディスク媒体のユーザ領域におけるデータ
の占有を示すデータ構造図である。
【図12】上記方法によりAV信号のカットの編集が行
われる場合のバッファ上のデータの占有を示すデータ配
置図である。
【図13】上記方法によりAV信号のカットの編集が行
われる場合の一連の工程を示すフローチャートである。
【図14】上記装置が公共通信回線に接続された場合に
おける概略的な構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク機構部、3 ディスク媒体、5 記録再生
部、10 ディスク制御部、11 編集制御部、27
PC/AV信号切換部、28AV信号ヘッダ検出部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともファイル管理情報が記録され
    る第1の領域と、連続データの位置情報が記録される第
    2の領域と、連続データが記録される第3の領域とを有
    する媒体に対して連続データを記録する記録手段と、 外部からデータを入力する入力手段と、 上記入力手段から入力された連続データが上記第3の領
    域へ記録される際に、該連続データの記録開始及び記録
    終了に係る位置情報を上記第2の領域へ書込む制御手段
    とを備えることを特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 上記ファイル管理情報は、少なくともフ
    ァイル配置表情報及び階層内容情報を含むことを特徴と
    する請求項1記載のデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 上記連続データは、音声/映像データで
    あることを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  4. 【請求項4】 上記記録手段は、一定のデータ量のブロ
    ックを単位として連続データを記録することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ記録装置。
  5. 【請求項5】 上記位置情報は、上記第3の領域に記録
    される連続データの記録開始ブロック及び記録終了ブロ
    ックアドレスであることを特徴とする請求項4記載のデ
    ータ記録装置。
  6. 【請求項6】 上記連続データを構成する単位データの
    始点を検出する検出手段を有することを特徴とする請求
    項1記載のデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 ホストコンピュータに接続され、上記入
    力手段から該ホストコンピュータに入力を切り換える切
    換手段を有することを特徴とする請求項1記載のデータ
    記録装置。
  8. 【請求項8】 上記媒体は、ハードディスクであること
    を特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  9. 【請求項9】 媒体にデータを記録する記録手段と、外
    部からデータを入力する入力手段と、上記記録手段及び
    入力手段を制御する制御手段とを備えるデータ記録装置
    を用い、 上記記録手段が、少なくともファイル管理情報が記録さ
    れる第1の領域と、連続データの位置情報が記録される
    第2の領域と、連続データが記録される第3の領域とを
    有する媒体に対して連続データを記録する工程と、 上記制御手段が、上記入力手段から入力された連続デー
    タが上記第3の領域へ記録される際に、該連続データの
    記録開始及び記録終了に係る位置情報を上記第2の領域
    へ書込む工程とを有することを特徴とするデータ記録方
    法。
  10. 【請求項10】 上記ファイル管理情報は、少なくとも
    ファイル配置表情報及び階層内容情報を含むことを特徴
    とする請求項9記載のデータ記録方法。
  11. 【請求項11】 上記連続データは、音声/映像データ
    であることを特徴とする請求項9記載のデータ記録方
    法。
  12. 【請求項12】 上記記録手段は、一定のデータ量のブ
    ロックを単位として連続データを記録することを特徴と
    する請求項9記載のデータ記録方法。
  13. 【請求項13】 上記位置情報は、上記第3の領域に記
    録される連続データの記録開始ブロック及び記録終了ブ
    ロックアドレスであることを特徴とする請求項12記載
    のデータ記録方法。
  14. 【請求項14】 上記連続データを構成する単位データ
    の始点を検出する検出手段を有することを特徴とする請
    求項9記載のデータ記録方法。
  15. 【請求項15】 ホストコンピュータに接続され、上記
    入力手段から該ホストコンピュータに入力を切り換える
    切換手段を有することを特徴とする請求項9記載のデー
    タ記録方法。
  16. 【請求項16】 上記媒体は、ハードディスクであるこ
    とを特徴とする請求項9記載のデータ記録方法。
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