JP3557754B2 - 接ぎ木装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、穂木苗と台木苗とをそれぞれ茎を切断して接合し接ぎ木苗を製造する接ぎ木装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
先端部に刃を設けたアームを回転する手段、先端部に刃を有するアームを往復動する手段により苗を切断する構成のものがある。
【0003】
【この発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記手段は何れも略同軸芯でアームが回動しないので、切断面を合わせたときずれを生じ易く、接合率が低下することがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、接合率を高め得る接ぎ木装置を提供するものであって、つぎの技術的手段を講じた。すなわち、穂木苗3を把持する把持具20と、台木苗4を把持する把持具21と、該把持具20,21をそれぞれ略水平に搬送する搬送装置22,23と、前記把持具20,21で把持され前記搬送装置22,23で切断箇所に搬送された穂木苗3と台木苗4のそれぞれの茎を切断する穂木切断装置6及び台木切断装置7と、茎が切断された後に更に前記搬送装置22,23で搬送された穂木苗3と台木苗4とを各茎の切断面1,2を合わせて挟持具24で挟持して接合する接合部8とを設けた接ぎ木装置において、前記穂木切断装置6及び台木切断装置7は、回転駆動される駆動軸12と、該駆動軸12に取り付けた二つのアーム16,19と、両アーム16,19の各先端部に取り付けた刃物17,18とを備え、該両刃物17,18が前記駆動軸12の回動により回動動作して切断箇所に搬送されてきた穂木苗3と台木苗4のそれぞれの茎を切断する構成とするとともに、該穂木切断装置6及び台木切断装置7の各刃物17,18の回動軸心が略同一線上で且つ各刃物17,18の回動半径が略同一で且つ各刃物17,18の苗の切断箇所が略同高さとなるように設けたことを特徴とする接ぎ木装置としたものである。
【0005】
【作用】
穂木切断装置6と台木切断装置7は、略同一線上の回動軸心を中心にして略同一半径で刃物17,18が回動し略同高さで穂木苗3と台木苗4を切断する。つぎに、該両苗3,4を移動して両切断面1,2を合わせ挾持具24で挾持して穂木苗3と台木苗4とを接合する。
【0006】
【効果】
穂木切断装置6と台木切断装置7の各刃物17,18の回動軸心が略同一線上で且つ各刃物17,18の回動半径が略同一で且つ各刃物17,18の苗の切断箇所が略同高さとなるように設けたので、穂木苗3と台木苗4の切断面の上下方向の高さが略同一であり切断面1,2の合わせを一致させ易く接合率を高めることができる。
【0007】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。まず、その構成について説明すると、接ぎ木装置5は接合部8を挾んで一方に穂木苗供給部9を設けると共に他方に台木苗供給部10を設け、穂木苗供給部9から接合部8に至る間に穂木苗3を切断する穂木苗切断装置6を設けると共に台木苗4を切断する台木切断装置7を設けている。そして、該接合部8にのぞませて挾持具供給装置11を設けている。
【0008】
駆動軸12は端部にピン13を取り付けた駆動アーム14を着脱自在に設けている。該ピン13はアクチュエータ15(実施例ではエアシリンダだがモータでもよい)により矢印方向に往復回動する構成である。穂木切断装置6基部を前記駆動軸12に着脱自在に取り付けた切断アーム16とこの切断アーム16の他端側(自由端側)に刃物17を着脱自在に取り付けている。台木切断装置7は前記穂木切断装置6と略同様の構成としており、先端部に刃物18を着脱自在に取り付けている切断アーム19を駆動軸12に着脱自在に取り付けている。なお、駆動軸12の軸芯から刃物17,18までの長さ(切断半径)を略同一に設けている。
【0009】
20は穂木苗3を把持具,21は台木苗4を把持する把持具であり、これらの各把持具20,21を接合部8に略水平に搬送する搬送装置22,23を各々設けている。なお、該実施例ではアーム型のものであるが円盤型の搬送装置でもよい。24は前記把持具供給装置11により供給され切断面1,2を合わされた両苗3,4の接合面を挾持するチューブ型の挾持具である。、なお、該挾持具24は弾性材で形成し軸芯方向に切り目(図示せず)を設けている。
【0010】
図4から図6は挾持具供給装置11の別実施例であって、先端開閉型の挾持具25を供給する。該挾持具供給装置11はフレーム26に弾性体(実施例では防振用のゴムを使用しているが、スプリングでもよい)27を介して取り付けた挾持具フィーダベース28と、一端部に挾持具25を貯留する貯留部29及び挾持具25を一列に整列搬送する振動トラフ30と、該振動トラフ30の先端部に隙間を設けて位置し接合部8にのぞむ固定トラフ31等を備えている。
【0011】
32は前記挾持具フィーダーベース25と固定トラフ31とを連結する連結体であり、33は一端部を固定トラフ31に連結し他端部をフレーム26に連結したエアシリンダである。この実施例の挾持具供給装置11では、貯留部29に貯留された挾持具25は振動トラフ側に送られ、その後振動トラフ30により一列に整列されて固定トラフ側に送られる。そして、該挾持具25には固定トラフ31を通って接合部8に押し出され(押出し具は図示せず)穂木苗と台木苗の接合面を挾持する。
【0012】
振動トラフ30と固定トラフ31とを分離し隙間があり、固定トラフ31を上下方向に調節する場合がある。ところが、固定トラフ31を調節すると図6に示すように上下方向に段差hを生じ、例えば図6のように固定トラフ31が振動トラフ30より上位にあると、挾持具25が引掛って送り出されず接合ミスを生じることがある。
【0013】
この調節時に、エアシリンダ33を作動させて固定トラフ31を上下動すると、連結体32は挾持具フィーダベース28を弾性体27の力に抗して押し下げる。従って、振動トラフ30も下動するので、振動トラフ30と固定トラフ31との関係位置が略同じ位置を保つことができる。また、固定トラフ31を上動すると、振動トラフ30は弾性体27の力により上動するので、前記と同様に両トラフ30,31の位置関係を略同じ位置に保つことができ前記接合ミスを生じることがない。
【0014】
図7から図9は穂木苗3を搬送する搬送装置22の別実施例であって、横方向に開閉可能に設けた穂木ハンド(図示せず)の下方に、横方向に開閉可能に設けたエアハンド34を設置している。そして、該各々のエアハンド34に波型に形成した穂木供給支持ハンド35を着脱自在に設けている。なお、エアハンド34か閉じたとき該穂木供給支持ハンド35は菱形の空間部36を形成する。
【0015】
従って、エアハンド34が閉じると、これに関連して穂木供給支持ハンド35も閉じる。このとき、該穂木供給支持ハンド35は、例えば苗が傾いているとき、この苗を菱形の空間部36の中央側に寄せるので、穂木切断装置6は穂木苗3の茎を切断する。従って、切断不良による接合ミスを防止し得る。つぎに、その作用について説明する。
【0016】
まず、穂木苗3を穂木苗供給部9に設け、台木苗4を台木苗供給部10に設ける。つきに、搬送装置22,23が各々穂木苗3の把持具20、台木苗4の把持具21を把持して切断場所に搬送する。エアシリンダ15が駆動して駆動アーム14を矢印イ方向に回動する。すると、駆動軸12もそれと同方向に回動して穂木切断装置6及び台木切断装置7を回動し、穂木苗3と台木苗4の茎を切断する。
【0017】
切断後、エアシリンダ15が逆の方向に駆動すると、駆動アーム14、駆動軸12は元の位置に戻るので、これに関連して両切断装置3,4も元の位置に復帰し待機する。つづいて、搬送装置22,23は穂木苗3、台木苗4を横方向に回動して接合部8を運び両切断面1,2を合わせる。そして、挾持具供給装置11が挾持具24を供給して両切断面1,2を合わせた接合面を挾持し接ぎ木作業を完了する。
【0018】
切断装置3,4は略同軸芯上に設けると共に回転半径を略同一に設けているので、穂木苗3と台木苗4の切断位置が略同じである。そして、該切断後の穂木苗3と台木苗4とを横方向に搬送して接合するので、切断面1,2の離脱やずれがなく接合率を高め得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木装置の平面図。
【図2】切断装置の斜視図。
【図3】接ぎ木苗の斜視図。
【図4】挾持具供給装置の平面図。
【図5】挾持具供給装置の側面図。
【図6】一部切除した振動トラフの側断面図。
【図7】エアハンドが閉じた平面図。
【図8】エアハンドが開いた平面図。
【符号の説明】
1 切断面
2 切断面
3 穂木苗
4 台木苗
5 接ぎ木装置
6 穂木切断装置
7 台木切断装置
Claims (1)
- 穂木苗3を把持する把持具20と、台木苗4を把持する把持具21と、該把持具20,21をそれぞれ略水平に搬送する搬送装置22,23と、前記把持具20,21で把持され前記搬送装置22,23で切断箇所に搬送された穂木苗3と台木苗4のそれぞれの茎を切断する穂木切断装置6及び台木切断装置7と、茎が切断された後に更に前記搬送装置22,23で搬送された穂木苗3と台木苗4とを各茎の切断面1,2を合わせて挟持具24で挟持して接合する接合部8とを設けた接ぎ木装置において、前記穂木切断装置6及び台木切断装置7は、回転駆動される駆動軸12と、該駆動軸12に取り付けた二つのアーム16,19と、両アーム16,19の各先端部に取り付けた刃物17,18とを備え、該両刃物17,18が前記駆動軸12の回動により回動動作して切断箇所に搬送されてきた穂木苗3と台木苗4のそれぞれの茎を切断する構成とするとともに、該穂木切断装置6及び台木切断装置7の各刃物17,18の回動軸心が略同一線上で且つ各刃物17,18の回動半径が略同一で且つ各刃物17,18の苗の切断箇所が略同高さとなるように設けたことを特徴とする接ぎ木装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27431095A JP3557754B2 (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 接ぎ木装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27431095A JP3557754B2 (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 接ぎ木装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09107796A JPH09107796A (ja) | 1997-04-28 |
JP3557754B2 true JP3557754B2 (ja) | 2004-08-25 |
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ID=17539871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27431095A Expired - Fee Related JP3557754B2 (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 接ぎ木装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3557754B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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ES2880684T3 (es) | 2014-11-26 | 2021-11-25 | Univ Osaka Public Corp | Aparato de corte de plántulas y aparato para injertar que tiene el aparato de corte de plántulas |
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1995
- 1995-10-23 JP JP27431095A patent/JP3557754B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH09107796A (ja) | 1997-04-28 |
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