JP2880466B2 - 自動接木装置 - Google Patents

自動接木装置

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JP2880466B2 JP8321519A JP32151996A JP2880466B2 JP 2880466 B2 JP2880466 B2 JP 2880466B2 JP 8321519 A JP8321519 A JP 8321519A JP 32151996 A JP32151996 A JP 32151996A JP 2880466 B2 JP2880466 B2 JP 2880466B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、台木に穂木を接ぎ木処
理する自動接木装置に関する。
【0002】
【従来の技術】接ぎ木処理は、植物の一部(穂木)を他
の植物(台木)に接合して、所望の性質を有する植物を
得る方法であり、これによって樹勢調節、着花促進、結
果量増加及び品質向上等を図ることができ、古くから広
く利用されている。前述のような接ぎ木処理を自動的に
行う自動接木装置の一例が、実開昭61−31038号
公報に開示されている。この自動接木装置では前記公報
の第18図に示すように、穂木の茎部を楔状に切断し、
台木の茎部の上端に穴を開けて、直立状態の台木の茎部
に対し、穂木の茎部を斜め上方から接近させることによ
り、穂木の茎部を台木の茎部の上端の穴に差し込んで、
台木の茎部と穂木の茎部とを接合して、接ぎ木処理を行
うように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の自動接木装置に
よると、台木の茎部に対して穂木の茎部が斜め方向から
接近してきて、台木の茎部と穂木の茎部とが接合される
状態となっているので、接近してきた穂木の茎部が台木
の茎部に接当した際、台木の茎部と穂木の茎部とが斜め
に交差して接当する状態となる。
【0004】これにより、軟らかい台木の茎部及び穂木
の茎部にとって前述のような状態になると、穂木の茎部
が台木の茎部に接当するのに伴い曲げモーメントが発生
し、台木の茎部又は穂木の茎部が曲がって、台木の茎部
と穂木の茎部との接合がうまく行えないようなことがあ
る。本発明は自動接木装置において、台木の茎部及び穂
木の茎部を曲げずに、台木の茎部と穂木の茎部との接合
がうまく行えるような構成を得ることを目的としてい
る。
【0005】
〔1〕
台木を保持する台木保持手段と、台木保持手段によって
保持された台木の茎部から、茎部に沿って延長される仮
想直線を設定して、仮想直線に穂木の茎部が沿うよう
に、仮想直線に穂木を位置させて保持する穂木保持手段
と、台木及び穂木保持手段に保持された台木及び穂木
を、仮想直線に沿って互いに接近させることにより、台
木の茎部と穂木の茎部とを接合させる接合手段とを備え
てある。
【0006】 〔2〕 台木を保持する台木保持手段と、台木保持手段によって
保持された台木の茎部から、茎部に沿って延長される仮
想直線を設定して、仮想直線に穂木の茎部が沿うよう
に、仮想直線に穂木を位置させて保持する穂木保持手段
と、台木を保持した台木保持手段の位置を固定した状態
で、仮想直線に沿って穂木の茎部が台木側に接近するよ
うに、穂木を保持した穂木保持手段を移動させることに
より、台木の茎部と穂木の茎部とを接合させる接合手段
とを備えてある。
【0007】 〔3〕 前項〔2〕の構成において、穂木の茎部が台木の茎部に
接合される所定位置で穂木保持手段の移動を機械的に止
めるストッパを備えてある。
【0008】 〔4〕 前項〔2〕又は〔3〕の構成において、仮想直線と交差
する方向に沿って穂木を移動させることにより、仮想直
線に穂木を位置させるように、穂木保持手段を作動させ
る操作手段を備えてある。
【0009】
【作用】
〔I〕 請求項1の特徴によると、台木の茎部及び穂木の茎部が
一つの仮想直線に沿って載る状態となるので、台木の茎
部及び穂木の茎部が対向する状態となって、この状態で
台木及び穂木が互いに接近することになる。これにより
台木の茎部と穂木の茎部とが接当した際、台木の茎部と
穂木の茎部とが斜めに交差して接当する状態とはならず
に、台木の茎部と穂木の茎部とが略一直線(仮想直線)
に並ぶ状態となるので、台木の茎部及び穂木の茎部に曲
げモーメントは発生しない(曲げモーメントのモーメン
トアームが零の状態)。
【0010】 〔II〕 請求項2の特徴によると、請求項1の場合と同様に前項
〔I〕に記載の「作用」を備えており、これに加えて以
下のような「作用」を備えている。接ぎ木処理において
は、台木トレイや育成鉢等の育成容器に台木を成育させ
た後に、台木の茎部から根部を切断して、穂木の茎部を
台木の茎部に接合する場合や、台木の茎部から根部を切
断せずに、穂木の茎部を台木の茎部に接合する場合があ
る。これにより特に根部を切断しない場合において、台
木保持手段により台木を取り扱うと、土が付着して比較
的重い台木の根部が振り回される状態になることがあ
る。
【0011】これにより請求項2の特徴のように、台木
の位置を固定した状態で穂木を台木側に移動させ接近さ
せて、穂木の茎部を台木の茎部に接合させるように構成
すると、接ぎ木処理において特に重要である台木の茎部
と穂木の茎部との接合時に、切断されていない台木の根
部が振り回されて、台木の茎部と穂木の茎部との接合が
うまく行えないと言うような状態が未然に回避される。
【0012】 〔III〕 請求項3の特徴によると請求項2の場合と同様に前項
〔I〕〔II〕に記載の「作用」を備えておりこれに加
えて以下のような「作用」を備えている。台木の位置が
固定された状態で穂木が台木側に移動し接近して、穂木
の茎部が台木の茎部に接合される際、穂木の茎部が台木
の茎部に接合されてからさらに台木側に移動するような
状態になると、台木の茎部又は穂木の茎部が座屈して曲
がるような状態になることがある。請求項3の特徴によ
ると、穂木の茎部が台木の茎部に接合される所定位置に
おいて、穂木保持手段の移動がストッパにより機械的に
止められるので、穂木の茎部が台木の茎部に接合されて
からさらに台木側に移動するような状態が防止される。
【0013】 〔IV〕 請求項4の特徴によると、請求項2又は3の場合と同様
に、前項〔I〕〔II〕〔III〕に記載の「作用」を
備えており、これに加えて以下のような「作用」を備え
ている。自動接木装置により台木及び穂木の接ぎ木処理
を繰り返していく際において、一回の接ぎ木処理に要す
る時間をできるだけ短くして、自動接木装置の作業能率
を高める必要があるが、台木の茎部の仮想直線に沿って
穂木を台木側に移動させて、穂木の茎部を台木の茎部に
接合させる工程では、接合を確実に行うと言う点から、
あまり穂木を高速で台木側に移動させることはできな
い。
【0014】請求項4の特徴によると、台木の茎部の仮
想直線から外れた位置から、穂木が仮想直線と交差する
方向に移動してきて仮想直線に位置し、この後に穂木が
仮想直線に沿って台木側に移動して、穂木の茎部が台木
の茎部に接合される。この場合、穂木が仮想直線と交差
する方向に移動してきて仮想直線に達する位置を、台木
から少しだけ離しておけば、穂木を仮想直線と交差する
方向に移動させて仮想直線に位置させる際に穂木を高速
で移動させても、穂木が台木に接触すると言うような不
具合が生じることはなく、この後に穂木を仮想直線に沿
って台木側に少しだけ移動させることにより、穂木の茎
部を台木の茎部に接合させることができる。
【0015】以上のように請求項4の特徴によると、一
回の接ぎ木処理において、あまり高速で行うことのでき
ない工程(穂木を仮想直線に沿って台木側に移動させ
て、穂木の茎部を台木の茎部に接合させる工程)の割合
を小さくでき、高速で行うことのできる工程(穂木を仮
想直線と交差する方向に移動させて仮想直線に位置させ
る工程)の割合を大きくすることができる。
【0016】
【発明の効果】請求項1の特徴のように、台木の茎部と
穂木の茎部とが略一直線(仮想直線)に並ぶ状態とし、
台木及び穂木を互いに接近させて台木の茎部と穂木の茎
部とを接合させることにより、曲げモーメントを抑えな
がら、台木の茎部及び穂木の茎部を曲げずに接合するこ
とができるようになる。これにより、自動接木装置にお
ける接ぎ木処理の不良率を抑えることができた。
【0017】請求項2の特徴によると、請求項1と同様
に前述の請求項1の「発明の効果」を備えており、これ
に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請
求項2の特徴のように、台木の位置を固定した状態で穂
木を台木側に移動させて、穂木の茎部を台木の茎部に接
合させるように構成すると、接ぎ木処理において特に重
要である台木の茎部と穂木の茎部との接合時に、この接
合がうまく行えないと言うような状態が未然に回避され
るので、自動接木装置における接ぎ木処理の不良率をさ
らに抑えることができた。
【0018】請求項3の特徴によると、請求項2と同様
に前述の請求項2の「発明の効果」を備えており、これ
に加えて以下のような「発明の効果」を備えている。請
求項3の特徴のように、穂木の茎部が台木の茎部に接合
される所定位置で穂木保持手段の移動を機械的に止める
ストッパを備えることにより、接合時に台木の茎部又は
穂木の茎部が座屈して曲がるような状態を未然に防止す
ることができて、自動接木装置における接ぎ木処理の不
良率をさらに抑えることができた。
【0019】請求項4の特徴によると、請求項2又は3
と同様に前述の請求項2又は3の「発明の効果」を備え
ており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備
えている。請求項4の特徴によると、一回の接ぎ木処理
においてあまり高速で行うことのできない工程の割合を
小さくでき、高速で行うことのできる工程の割合を大き
くすることができるようになるので、一回の接ぎ木処理
に要する時間を短くすることができた。これにより、自
動接木装置の作業能率を高めることができた。
【0020】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて説明する。図1及び図2に示すように、台木A及び
穂木Bを個別に保持する保持手段6が備えられており、
植木鉢11にて養成され載置台12に横向きに配置され
る台木A(台木Aの先端側は必要に応じて荒切除されて
いる)の先端側を、傷めないようにスプリング61aを
介して弾力的に保持する台木保持手段61と、播種して
発芽させた穂木Bを、傷めないようにスプリング62a
を介して弾力的に保持する穂木保持手段62とから、保
持手段6が構成されている。
【0021】モータ13の出力軸13aに連結された螺
軸14の正逆両方向の回転に応じ、載置台12に対し接
近離間する方向へ往復運動する移動台82が備えられ、
移動台82に後述する固定装置91等と共に載置された
旋回モータ81(操作手段に相当)によって、90°ず
つ旋回して第1姿勢(図1の実線で示す姿勢)、第2姿
勢(図1の二点鎖線で示す姿勢)、及び第3姿勢(図2
に示す姿勢)の3つの姿勢をとる三方アーム15が備え
られており、三方アーム15の一部を構成する第1アー
ム15aの先端部に穂木保持手段62が設けられてい
る。
【0022】第1,2,3姿勢について具体的に説明す
る。第1姿勢は第1アーム15aが台木Aから最も離れ
た位置となる姿勢であり、第3姿勢は第1アーム15a
が第1姿勢から180°旋回して台木Aに最も接近した
位置となる姿勢である。第2姿勢は第1アーム15aが
第1及び第2姿勢の中間の位置となる姿勢である。
【0023】三方アーム15の残りの第2アーム15b
は、第1アーム15aと略直交する方向に延設されてお
り、第1姿勢において上向き姿勢となる。三方アーム1
5の残りの第3アーム15cは、第1アーム15aの反
対側に延設されており、第1姿勢において台木Aに最も
接近した位置となる。第3アーム15cの先端部に近接
センサ17が装着されており、近接センサ17によって
台木Aの先端が感知される。
【0024】台木A及び穂木Bを保持手段6で保持した
まま、台木A及び穂木Bの接合相当箇所(茎部)の各々
を所定接合形状に切断する切断手段7が備えられてお
り、移動台82から延設された支持部材71aによって
支持されるカム手段71bを、植木鉢11を支持する載
置台12側(以下、台木A側と言う)へ移動させ、その
移動に応じて対向する一対の刃部を相互接近させて、そ
の間に配置される穂木Bの接合相当箇所(茎部)を、所
定接合形状に切断するカムローラ方式の穂木カッタ71
と、三方アーム15の第2アーム15bの先端部に回転
自在に装着され、それを回転させて三方アーム15を第
1姿勢から第2姿勢へ旋回させることにより、台木保持
手段61にて保持された台木Aの接合相当箇所(茎部)
を、所定接合形状に切断する回転切断方式の台木カッタ
72とから、切断手段7が構成されている。
【0025】三方アーム15の旋回中心から穂木保持手
段62にて保持され切断された穂木Bの切断部最先端位
置までの距離は、三方アーム15の旋回中心から台木カ
ッタ72の刃先最遠位置までの距離よりも、一定距離α
だけ短くしてある(図1参照)。
【0026】保持手段6にて台木A及び穂木Bを保持し
たまま、台木A及び穂木Bの所定接合形状に切断された
接合相当箇所の位置を合わせて接合させる接合手段8が
備えられており、接合手段8は移動台82を主たる要素
として構成されている。接合手段8にて接合された台木
A及び穂木Bの接合部を固定する固定手段9が備えら
れ、固定手段9は移動台82に載置されており、バンド
やテープ等の固定媒体を繰り出し、固定媒体にて接合部
を固定する固定装置91から構成されている。
【0027】以上の構造により台木Aに対する穂木Bの
接ぎ木処理を行う場合、先ず載置台12に植木鉢11を
載置して、台木Aを台木保持手段61にて保持し、三方
アーム15を図1に示す第1姿勢にした状態で、第1ア
ーム15aの先端部に穂木Bを補給して穂木Bを穂木保
持手段62にて保持する。
【0028】次に、三方アーム15を第1姿勢にしたま
まで移動台82を台木A側に移動させて、近接センサ1
7が台木Aの先端を感知するまでに、穂木カッタ71に
て穂木Bの接合相当箇所を所定接合形状に切断する。そ
して、移動台82を台木A側にさらに移動させ、近接セ
ンサ17が台木Aの先端を感知すると、移動台82の移
動を停止させて、台木カッタ72の回転を開始し、その
状態を維持しながら三方アーム15を90°旋回させて
第2姿勢にすることにより、台木Aの接合相当箇所を所
定接合形状に切断する。
【0029】台木Aの接合相当箇所が所定接合形状に切
断されると、台木カッタ72の回転を停止しながら、三
方アーム15をさらに90°旋回させる(仮想直線と交
差する方向に沿って穂木Bを移動させて、仮想直線に穂
木Bを位置させる状態に相当)。この時点では図2に示
すように、台木Aの接合相当箇所と穂木Bの接合相当箇
所とが一定距離αだけ離れて対面した状態となる(台木
Aの茎部から茎部に沿って延長される仮想直線を設定し
て、仮想直線に穂木Bの茎部が沿うように、仮想直線に
穂木Bを位置させる状態に相当)。
【0030】この状態で螺軸14を回転させることによ
り、移動台82を一定距離αだけ台木A側へ移動させ
て、台木Aの接合相当箇所と穂木Bの接合相当箇所との
位置合わせ及び接合を行う。移動台82を一定距離αだ
け移動させるのをより確実化する為に、移動台82の所
定位置にストッパ82aを設けておき、ストッパ82a
を固定部に接当させることにより移動台82を強制的に
位置決めするとよい。
【0031】次に、台木A及び穂木Bの接合部を、固定
装置91より繰り出される固定媒体を用いて固定する。
このようにして台木A及び穂木Bの接合部の固定が完了
した後、穂木保持手段62による穂木Bの保持を解除し
て、移動台82を元の位置に戻し、この後に三方アーム
15を逆方向へ180°旋回させて第1姿勢に戻す。台
木保持手段61による保持を解除して穂木Bが接ぎ木処
理された台木Aを植木鉢11と一緒に取り外す。
【0032】〔別実施例〕(イ)前述の実施例では、台
木A及び穂木Bを1箇所にて保持するように構成した
が、台木A及び穂木Bを2箇所で保持することとすれ
ば、斜方向へ成長した台木A及び穂木Bを直線状に矯正
することができ、接合相当箇所の位置合わせ及び接合が
より確実になる。
【0033】(ロ)前述の実施例では、三方アーム15
を180°旋回させた後、三方アーム15を逆転させて
元の第1姿勢に戻すこととしたが、三方アーム15を3
60°旋回させて元の第1姿勢へ戻すことも可能であ
る。
【0034】(ハ)前述の実施例とは異なる実施例とし
て図3及び図4に示すように、台木Aを養生した植木鉢
11を、自動搬送装置20を用いて間欠送り方式にて平
行移動させる実施例が考えられる。図3及び図4に示す
ように、台木Aを養生した植木鉢11を搬入し台木Aを
台木保持手段61’にて保持する取付ポジションS1、
植木鉢11が平行移動された後に台木カッタ72’にて
台木Aの接合相当箇所を所定接合形状に切断する台木切
断ポジションS2、植木鉢11がさらに平行移動された
後、台木Aに対して穂木Bを供給すべく穂木Bを穂木保
持手段62’にて保持しながら、穂木Bの接合相当箇所
を穂木カッタ71’を用いて所定接合形状に切断する穂
木保持切断ポジションS3が備えられている。
【0035】接合相当箇所が所定接合形状に切断された
台木Aに対して、180°旋回する旋回アーム21(接
合手段に相当)を用いて、接合相当箇所が所定接合形状
に切断された穂木Bを位置合わせする為に180°旋回
した上で、旋回アーム21を平行移動させて穂木Bの茎
部を台木Aの茎部に接合させ、台木A及び穂木Bの接合
部に固定装置91’(固定手段9に相当)から固定媒体
を繰り出し、固定媒体にて台木A及び穂木Bの接合部を
固定する位置合わせ固定ポジションS4、穂木Bが接ぎ
木処理された台木Aを、植木鉢11と一緒に取り出す取
り外しポジションS5が備えられている。
【0036】台木カッタ72’は旋回アーム21及び穂
木カッタ71’と一緒に傾斜台22に載置されており、
傾斜台22の傾斜面に沿って回転刃を台木A側に接近さ
せるように平行移動することによって、台木Aの接合相
当箇所を所定接合形状に切断する。この切断時の回転刃
の平行移動距離に関する情報は、位置合わせ固定ポジシ
ョンS4において、穂木Bが台木Aに位置合わせ及び接
合されるときに使用される。
【0037】この場合、位置合わせ固定ポジションS4
において、穂木カッタ71’にて切断された穂木Bを保
持しながら、下方へ旋回アーム21が180°旋回しき
った状態のままで、傾斜台22の傾斜面に沿って台木A
側に平行移動して、台木A及び穂木Bの接合相当箇所の
位置合わせ及び接合が行われるのであり、その平行移動
量が前述の情報に基づいて設定される。
【0038】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】三方アームが第1姿勢にある状態を示す側面図
【図2】三方アームが第3姿勢にある状態を示す側面図
【図3】別実施例における自動接木装置の正面図
【図4】図3においてIV−IVの方向から見た縦断側
面図
【符号の説明】
8,21 接合手段 61,61’ 台木保持手段 62,62’ 穂木保持手段 81 操作手段 82a ストッパ A 台木 B 穂木

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台木(A)を保持する台木保持手段(6
    1),(61’)と、 前記台木保持手段(61),(61’)によって保持さ
    れた前記台木(A)の茎部から、前記茎部に沿って延長
    される仮想直線を設定して、前記仮想直線に穂木(B)
    の茎部が沿うように、前記仮想直線に前記穂木(B)を
    位置させて保持する穂木保持手段(62),(62’)
    と、 前記台木及び穂木保持手段(61),(61’),(6
    2),(62’)に保持された台木(A)及び穂木
    (B)を、前記仮想直線に沿って互いに接近させること
    により、前記台木(A)の茎部と穂木(B)の茎部とを
    接合させる接合手段(8),(21)とを備えてある自
    動接木装置。
  2. 【請求項2】 台木(A)を保持する台木保持手段(6
    1),(61’)と、 前記台木保持手段(61),(61’)によって保持さ
    れた前記台木(A)の茎部から、前記茎部に沿って延長
    される仮想直線を設定して、前記仮想直線に穂木(B)
    の茎部が沿うように、前記仮想直線に前記穂木(B)を
    位置させて保持する穂木保持手段(62),(62’)
    と、 前記台木(A)を保持した台木保持手段(61),(6
    1’)の位置を固定した状態で、前記仮想直線に沿って
    前記穂木(B)の茎部が前記台木(A)側に接近するよ
    うに、前記穂木(B)を保持した穂木保持手段(6
    2),(62’)を移動させることにより、前記台木
    (A)の茎部と穂木(B)の茎部とを接合させる接合手
    段(8),(21)とを備えてある自動接木装置。
  3. 【請求項3】 前記穂木(B)の茎部が前記台木(A)
    の茎部に接合される所定位置で、前記穂木保持手段(6
    2),(62’)の移動を機械的に止めるストッパ(8
    2a)を備えてある請求項2記載の自動接木装置。
  4. 【請求項4】 前記仮想直線と交差する方向に沿って前
    記穂木(B)を移動させることにより、前記仮想直線に
    前記穂木(B)を位置させるように、前記穂木保持手段
    (62),(62’)を作動させる操作手段(81)を
    備えてある請求項2又は3記載の自動接木装置。
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