JP3556768B2 - 画像読取方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブック型スキャナを用いて原稿読取台で読み取れる読取サイズよりも大きい原稿を2回に分けて読み取る画像読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ファクシミリ装置の普及に伴い、小型でかつブック型スキャナを備えたファクシミリ装置も実用されている。このように、小型でかつブック型スキャナを備えたファクシミリ装置は、ブック原稿を直接送信できる小型のファクシミリ装置を実現でき、非常に便利である。
【0003】
また、このようなブック型スキャナを備えたファクシミリ装置の中には、例えば、パーソナルコンピュータ装置のような他のデータ処理装置と接続するインターフェース手段を備え、その他のデータ処理装置に対して画像読取機能を提供するようにしたものも実用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
さて、ブック型スキャナでは、最大読取サイズが規定されている。例えば、通常、A4サイズの原稿の読み取りができるブック型スキャナでは、A3サイズの原稿の読み取りはできない。
【0005】
このような場合にA3サイズの原稿を送信しようとするときには、例えば、A3サイズの原稿をA4サイズに2つに折り曲げ、2ページの原稿として読み取り、相手端末に送信することが考えられる。
【0006】
しかし、このような方法では、受信側で2ページの受信原稿をつなぎ合わせる手間がかかり、また、1ページ目の受信原稿と2ページ目の受信原稿のつなぎ目がずれた場合には、完全な原稿画像を再現できないという不都合を生じる。
【0007】
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、小型のブック型スキャナを用いて大きなサイズの原稿画像を読み取り入力することができる画像読取方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ブック型スキャナを用いて原稿読取台で読み取れる読取サイズよりも大きい原稿を2回に分けて読み取る画像読取方法において、原稿読取台に対する読取原稿のセット位置を検出する第1のセンサと、原稿読取台にセットされた読取原稿の原稿サイズを検出する第2のセンサを備え、第1回の読み取りでは、読取原稿の左上端を原稿読取台の左上端に一致させるように載置して読み取り動作を行わせ、第2回の読み取りでは、上記第1のセンサによる検出に基づいて、上記第1回の読取態様から上記読取原稿を上記原稿読取台の上方向に移動させ原稿読取台の下辺に上記読取原稿の下端が一致するように載置して読取動作を行わせる移動読取態様、あるいは、上記第1回の読取態様から上記読取原稿の上下を逆転させて上記第1回の読取時に右下端であった端を原稿読取台の左上端に一致させるように載置して上記第1回の読取動作とはその原稿走査方向が逆転される態様に読取動作を行わせる逆転読取態様のいずれか一方を行い、上記第1のセンサおよび第2のセンサによる検出に基づいて、第1回の読取入力により得た第1の画像データと、第2回の読取入力により得た第2の画像データとを、その第2の読取入力時に適用された上記移動読取態様または上記逆転読取態様に応じた連結態様で連結し、元の原稿画像に対応した画像データを形成するようにしたものである。
【0009】
また、前記第2の画像データは、第2回の読取入力の際の原稿のセット位置および原稿サイズに応じて、前記第1の画像データとの重複部分を削除するようにしたものである。
【0010】
また、前記第1の画像データは、前記第1回の読取入力の際の読取原稿のセット位置および原稿サイズに応じて、前記原稿読取台の原稿が載置されない部分の画像データが無効なデータとして取り扱われ、前記第2の画像データは、前記第2回の読取入力の際の読取原稿のセット位置および原稿サイズに応じて、前記原稿読取台の原稿が載置されない部分の画像データが無効なデータとして取り扱われるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシミリ装置を示している。
【0014】
同図において、制御部1は、このファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファクシミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメモリ2は、制御部1が実行する制御処理プログラム、および、処理プログラムを実行するときに必要な各種データなどを記憶するとともに、制御部1のワークエリアを構成するものであり、パラメータメモリ3は、このグループ3ファクシミリ装置に固有な各種の情報を記憶するためのものである。
【0015】
スキャナ4は、所定の解像度で原稿画像を読み取るためのものであり、ブック型スキャナから構成されている。また、プロッタ5は、所定の解像度で画像を記録出力するためのものであり、操作表示部6は、このファクシミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、および、各種の表示器からなる。
【0016】
符号化復号化部7は、画信号を符号化圧縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置8は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するためのものである。
【0017】
グループ3ファクシミリモデム9は、グループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をやりとりするための高速モデム機能(V.17モデム、V.34モデム、V.29モデム、V.27terモデムなど)を備えている。
【0018】
網制御装置10は、このファクシミリ装置を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発着信機能を備えている。
【0019】
これらの、制御部1、システムメモリ2、パラメータメモリ3、スキャナ4、プロッタ5、操作表示部6、符号化復号化部7、画像蓄積装置8、グループ3ファクシミリモデム9、および、網制御装置10は、内部バス11に接続されており、これらの各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部バス11を介して行われている。
【0020】
また、網制御装置10とグループ3ファクシミリモデム9との間のデータのやりとりは、直接行なわれている。
【0021】
図2は、スキャナ4の原稿読取台近傍の構成の一例を示している。
【0022】
同図において、コンタクトガラスCCは、ガラス等の透明材質からなり、読取原稿を載置するためのものである。読取原稿は、このコンタクトガラスCCに対して、読取画像が記録された原稿面を伏せる態様で載置される。
【0023】
また、このコンタクトガラスCCは、A4サイズの原稿サイズにほぼ等しい寸法を備えており、図示のように、横長の態様に配設され、その短辺が、スキャナ4におけるCCDラインイメージセンサ(図示略)の主走査方向に一致するように規定されている。したがって、図示しない光学系により、読取線がコンタクトガラスCCの長辺方向に移動され、原稿画像の副走査がなされる。なお、本実施例では、主走査方向の読取方向は一方向(正)のみである。
【0024】
そして、B5サイズ、A4サイズ、B4サイズ、A3サイズの各読取原稿は、コンタクトガラスCCの左端を基準に位置合わせされてその原稿画像が読み取られる。また、原稿センサS1,S2,S3,S4は、それぞれB5サイズ、A4サイズ、B4サイズ、A3サイズの原稿を検出するためのものである。
【0025】
このような読み取り態様においては、いずれの原稿サイズも、1度の読取動作では、その全ての原稿画像の内容を読み取ることができないので、本実施例では、いずれの原稿サイズでも、読取原稿は、2回の読取動作でその1ページ分の原稿画像が読み取られることとなる。
【0026】
例えば、A3サイズの原稿PA3の画像を読取入力するときには、図3(a)に示すように、第1回の読み取りでは、同図の上のように、原稿PA3の左上端をコンタクトガラスCCの左上端に一致させるように載置して読取動作を行わせ、次に、第2回の読み取りでは、同図の下のように、第1回の読み取り態様から原稿PA3を回転させて、第1回の読取時に右下端であった端を、コンタクトガラスCCの左上端に一致させるように載置して、読取動作を行わせる。以下、このような読取態様を逆転読取という。
【0027】
あるいは、同図(b)に示すように、第1回の読み取りは逆転読み取りと同一の読取態様で、第2回の読み取りでは、第1回の読取態様から上方向に原稿PA3を移動させ、同図の下のように、コンタクトガラスCCの下側に原稿PA3の下端が一致するように載置して、読取動作を行わせる。以下、このような読取態様を移動読み取りという。
【0028】
また、逆転読み取りの場合、第1回と第2回でともに方向センサSDが原稿PA3を検出しない。これに対し、移動読み取りの場合、第1回では方向センサSDが原稿PA3を検出しないが、第2回では方向センサSDが原稿PA3を検出する。
【0029】
このようにして、A3サイズの原稿PA3を読取入力するときには、スキャナ4の読取動作が2回必要であり、その読み取り態様としては、逆転読取あるいは移動読み取りのいずれかの読取方法を用いることができる。また、逆転読取あるいは移動読み取りのいずれの読取方法が用いられたかの判定は、第2回の読取動作において、方向センサSDが原稿PA3を検出したか否かにより行うことができる。すなわち、第2回の読取動作において、方向センサSDが原稿PA3を検出しているときには移動読み取りの読取方法が採用されたと判断でき、第2回の読取動作において、方向センサSDが原稿PA3を検出していないときには逆転読み取りの読取方法が採用されたと判断することができる。
【0030】
逆転読み取りの場合、第1回の読取動作により得られる画像データMA1は、図4(a)に示すような態様であり、第2回の読取動作により得られる画像データMA2は、同図(b)に示すような態様である。ここで、図において、実線の枠は1回の画像読取により得られる画像データをあらわし、その画像データの短辺方向がスキャナ4の主走査方向に一致し、画像データの長辺方向がスキャナ4の副走査方向に一致する。
【0031】
このような画像データMA1と画像データMA2に基づいて、原稿PA3の1ページ分の画像データを構成するためには、画像データMA2を図の時計回りに90度回転させて画像データMA2a(図4(d)参照)を形成し、画像データMA1と画像データMA2aを連結することで、1ページ分の画像データを構成することができる(図4(c),(d)参照)。ただし、このようにして形成した画像データを相手端末に送信するときには、スキャナ4の副走査方向を送信画像の主走査方向に変換する処理が必要となる。
【0032】
また、移動読み取りの場合、第1回の読取動作により得られる画像データMI1は、図5(a)に示すような態様であり、第2回の読取動作により得られる画像データMI2は、同図(b)に示すような態様である。
【0033】
このような画像データMI1と画像データMI2に基づいて、原稿PA3の1ページ分の画像データを構成するためには、画像データMI1と画像データMI2を連結すればよい。ただし、このようにして形成した画像データを相手端末に送信するときには、スキャナ4の副走査方向を送信画像の主走査方向に変換する処理が必要となる。
【0034】
また、A3サイズよりも小さい原稿サイズの場合には、次のように読取動作を行う。
【0035】
例えば、B4サイズの原稿PB4の画像を読取入力するときには、図6(a)に示すように、第1回の読み取りでは、同図の上のように、原稿PB4の左上端をコンタクトガラスCCの左上端に一致させるように載置して読取動作を行わせ、次に、第2回の読み取りでは、同図の下のように、第1回の読み取り態様から原稿PB4を回転させて、第1回の読取時に右下端であった端を、コンタクトガラスCCの左上端に一致させるように載置して、読取動作を行わせる。以下、このような読取態様も逆転読取という。
【0036】
この場合、第2回の原稿読取時には、コンタクトガラスCCの下辺から寸法LAの部分が、第1回の原稿読み取りと重複することとなる。したがって、後の画像データの連結時には、この部分の重複を避ける態様に処理を行う必要がある。それとともに、第1回と第2回とで、それぞれコンタクトガラスCCの右端の部分には原稿PB4がないので、読取後の処理において、この部分の画像データを無効なデータとして取り扱う必要がある。なお、この第1回と第2回とで重複する画像部分、および、第1回および第2回で原稿が配置されない部分は、A3サイズよりも小さい原稿サイズの場合、おのおのの原稿サイズで既知な固有寸法だけ現れるので、その原稿サイズに応じた処理を行うことができる。
【0037】
あるいは、同図(b)に示すように、第1回の読み取りは逆転読み取りと同一の読取態様で、第2回の読み取りでは、第1回の読取態様から上方向に原稿PB4を移動させ、同図の下のように、コンタクトガラスCCの下側に原稿PB4の下端が一致するように載置して、読取動作を行わせる。以下、このような読取態様も移動読み取りという。
【0038】
またこの場合、第2回の原稿読取時には、コンタクトガラスCCの上辺から寸法LAの部分が、第1回の原稿読み取りと重複することとなる。したがって、後の画像データの連結時には、この部分の重複を避ける態様に処理を行う必要がある。それとともに、逆転読み取りの際と同様に、第1回と第2回とで、それぞれコンタクトガラスCCの右端の原稿PB4がない部分については、読取後の処理において、この部分の画像データを無効なデータとして取り扱う必要がある。なお、この第1回と第2回とで重複する画像部分、および、第1回および第2回で原稿が配置されない部分は、A3サイズよりも小さい原稿サイズの場合、おのおのの原稿サイズで既知な固有寸法だけ現れるので、その原稿サイズに応じた処理を行うことができる。
【0039】
また、逆転読み取りの場合、第1回と第2回でともに方向センサSDが原稿PB4を検出しない。これに対し、移動読み取りの場合、第1回では方向センサSDが原稿PB4を検出しないが、第2回では方向センサSDが原稿PB4を検出する。
【0040】
このようにして、B4サイズの原稿PB4を読取入力するときには、スキャナ4の読取動作が2回必要であり、その読み取り態様としては、逆転読取あるいは移動読み取りのいずれかの読取方法を用いることができる。また、逆転読取あるいは移動読み取りのいずれの読取方法が用いられたかの判定は、第2回の読取動作において、方向センサSDが原稿PB4を検出したか否かにより行うことができる。すなわち、第2回の読取動作において、方向センサSDが原稿PB4を検出しているときには移動読み取りの読取方法が採用されたと判断でき、第2回の読取動作において、方向センサSDが原稿PB4を検出していないときには逆転読み取りの読取方法が採用されたと判断することができる。
【0041】
逆転読み取りの場合、第1回の読取動作により得られる画像データMB1は、図7(a)に示すような態様であり、第2回の読取動作により得られる画像データMB2は、同図(b)に示すような態様である。ここで、図において、実線の枠は1回の画像読取により得られる画像データをあらわし、その画像データの短辺方向がスキャナ4の主走査方向に一致し、画像データの長辺方向がスキャナ4の副走査方向に一致する。また、第1回の部分SD1と第2回の部分SD2については、無効なデータが記憶される。また、第2回の部分DD1のデータは、第1回の画像データと重複するデータである。
【0042】
このような画像データMB1と画像データMB2に基づいて、原稿PB4の1ページ分の画像データを構成するためには、まず、画像データMB1から部分SD1の画像データを削除するとともに、画像データMB2を図の時計回りに90度回転させて画像データMB2aを形成し、この画像データMB2aの部分SD2’と部分DD1’を削除し、それらの削除処理後の画像データMB1と画像データMB2aを連結するとよい(図7(c),(d)参照)。ただし、このようにして形成した画像データを相手端末に送信するときには、スキャナ4の副走査方向を送信画像の主走査方向に変換する処理が必要となる。
【0043】
また、移動読み取りの場合、第1回の読取動作により得られる画像データMH1は、図8(a)に示すような態様であり、第2回の読取動作により得られる画像データMH2は、同図(b)に示すような態様である。
【0044】
このような画像データMH1と画像データMH2に基づいて、原稿PB4の1ページ分の画像データを構成するためには、画像データMH1から部分SD1の画像データを削除し、画像データMH2から部分SD2および部分DD2の画像データを削除し、それらの削除処理後の画像データMH1と画像データMH2を連結すればよい。ただし、このようにして形成した画像データを相手端末に送信するときには、スキャナ4の副走査方向を送信画像の主走査方向に変換する処理が必要となる。
【0045】
この場合の1ページ分の原稿画像の読取動作の処理例を図9に示す。
【0046】
画像読取のスタートが指示されると(判断101の結果がYES)、センサS1,S2,S3,S4の検出信号に基づいて、セットされた原稿の原稿サイズを検出する(処理102)。この場合、センサS1のみが原稿検出している状態では、原稿サイズをB5として判定し、センサS1,S2が原稿検出している状態では、原稿サイズをA4として判定し、センサS1,S2,S3が原稿検出している状態では、原稿サイズをB4として判定し、センサS1,S2,S3,S4が原稿検出している状態では、原稿サイズをA4として判定する。
【0047】
そして、スキャナ4に1回のスキャン動作を行わせて、それによって得た画像データを、第1回の読取画像の画像データとして保存する(処理103)。
【0048】
次いで、例えば、「原稿を反転または移動して、読み取っていない部分を読み取れるようにセットして、スタートキーをオンしてください。」という第2回の原稿読み取りを指示するガイダンスメッセージを表示して、操作表示部6のスタートキー(図示略)がオンされるまで待つ(処理104、判断105のNOループ)。
【0049】
ユーザが原稿を置き換えて、スタートキーをオンし、判断105の結果がYESになると、方向センサSDおよびセンサS1,S2,S3,S4の検出信号に基づいて、セットされた原稿の方向、および、原稿サイズを検出する(処理106)。この場合、方向センサSDが原稿を検出しているときには、移動読み取りで読み取り動作が行われたと判定し、方向センサSDが原稿を検出していないときには、逆転読み取りで読み取り動作が行われたと判定する。また、原稿サイズの判定方法は、上述した方法と同様の方法を適用できる。
【0050】
そして、スキャナ4に1回のスキャン動作を行わせ、それによって得た画像データを、第2回の読取画像の画像データとして保存する(処理107)。
【0051】
次いで、第1回の画像データと第2回の画像データを、上述した方法により連結して1ページ分の原稿画像の画像データを形成し(処理108)、その形成した画像データを保存して(処理109)、この処理を終了する。
【0052】
このようにして、本実施例では、小型のスキャナ4を用いて、大判の原稿画像を読み取ることができるので、大判の原稿を送信できるファクシミリ装置を小型に構成することができる。
【0053】
ところで、上述した実施例では、コンタクトガラスCCにおける主走査方向を一定にしているが、第1回の主走査を正方向で行い、第2回の主走査を逆方向に行うことが考えられる。
【0054】
この場合、スキャナ4において、図10に示すように、画像データを出力する出力回路の部分で、CCDラインイメージセンサの出力順と逆順に画像データを並び替える。
【0055】
すなわち、同図において、CCDラインイメージセンサLSは、コンタクトガラスCCに設定される読取線(主走査線)上の1ライン分の画像データを読み取って、所定数の画素に分解するものであり、その出力信号PPは、アナログ処理回路APに加えられている。
【0056】
アナログ処理回路APは、信号PPに対して、所定の画像処理(例えば、シェーディング補正処理、MTF補正処理等)を行うものであり、その出力信号PPaは、アナログ/デジタル変換器ACに加えられている。
【0057】
アナログ/デジタル変換器ACは、入力される信号PPaを対応する値の所定ビット数のデジタル信号PPbに変換するものであり、その出力信号は、出力回路OTに加えられている。
【0058】
出力回路OTは、1ライン分のデジタル信号PPbを記憶するとともに、スキャナ4の制御部(図示略)より加えられる制御信号SS2により正方向が指示されている場合には、記憶した1ライン分のデジタル信号PPbを、入力順に順次出力し、また、制御信号SS2により逆方向が指示されている場合には、記憶した1ライン分のデジタル信号PPbを、入力とは逆順に順次出力するものであり、その出力信号は、画像データPDとして、次段装置に出力される。
【0059】
また、駆動部DVは、制御部より出力される制御信号SS1に基づき、CCDラインイメージセンサLSを所定タイミングで駆動するための同期信号SYを出力するものであり、この同期信号SYは、CCDラインイメージセンサLS、アナログ処理回路AP、アナログ/デジタル変換器AC、および、出力回路OTにそれぞれ出力されている。
【0060】
この場合の第1回の読取動作と第2回の読取動作で得た画像データの連結処理について、次に説明する。
【0061】
A3サイズの原稿PA3を逆転読み取りする場合、第1回の読取動作により得られる画像データNA1は、図11(a)に示すような態様であり、第2回の読取動作により得られる画像データNA2は、主走査方向が逆転するので、同図(b)に示すような態様である。ここで、図において、実線の枠は1回の画像読取により得られる画像データをあらわし、その画像データの短辺方向がスキャナ4の主走査方向に一致し、画像データの長辺方向がスキャナ4の副走査方向に一致する。
【0062】
このような画像データNA1と画像データNA2に基づいて、原稿PA3の1ページ分の画像データを構成するためには、画像データNA2を副走査方向に反転させて画像データNA2’を形成し、画像データNA1と画像データNA2’を連結することで、1ページ分の画像データを構成することができる。ただし、このようにして形成した画像データを相手端末に送信するときには、スキャナ4の副走査方向を送信画像の主走査方向に変換する処理が必要となる。
【0063】
また、移動読み取りの場合、第1回の読取動作により得られる画像データNI1は、図12(a)に示すような態様であり、第2回の読取動作により得られる画像データNI2は、主走査方向が逆転するので、同図(b)に示すような態様である。
【0064】
このような画像データNI1と画像データNI2に基づいて、原稿PA3の1ページ分の画像データを構成するためには、画像データNI2を主走査方向に反転させて画像データNI2’を形成し、画像データNI1と画像データNI2’を連結することで、1ページ分の画像データを構成することができる。ただし、このようにして形成した画像データを相手端末に送信するときには、スキャナ4の副走査方向を送信画像の主走査方向に変換する処理が必要となる。
【0065】
また、A3サイズよりも小さい原稿サイズの場合には、次のように読取動作を行う。
【0066】
例えば、B4サイズの原稿PB4を逆転読み取りする場合、第1回の読取動作により得られる画像データNB1は、図13(a)に示すような態様であり、第2回の読取動作により得られる画像データNB2は、主走査方向が逆転するので、同図(b)に示すような態様である。ここで、図において、実線の枠は1回の画像読取により得られる画像データをあらわし、その画像データの短辺方向がスキャナ4の主走査方向に一致し、画像データの長辺方向がスキャナ4の副走査方向に一致する。また、第1回の部分SD5と第2回の部分SD6については、無効なデータが記憶される。また、第2回の部分DD3のデータは、第1回の画像データと重複するデータである。
【0067】
このような画像データNB1と画像データNB2に基づいて、原稿PB4の1ページ分の画像データを構成するためには、まず、画像データNB1から部分SD5の画像データを削除するとともに、画像データNB2を副走査方向に反転させて画像データNB2’を形成し、この回転させた画像データNB2’の部分SD3’と部分DD3’を削除し、それらの削除処理後の画像データNB1と画像データNB2’を連結するとよい(図13(c),(d)参照)。ただし、このようにして形成した画像データを相手端末に送信するときには、スキャナ4の副走査方向を送信画像の主走査方向に変換する処理が必要となる。
【0068】
また、移動読み取りの場合、第1回の読取動作により得られる画像データNB3は、図14(a)に示すような態様であり、第2回の読取動作により得られる画像データNB4は、主走査方向が逆転するので、同図(b)に示すような態様である。ここで、図において、実線の枠は1回の画像読取により得られる画像データをあらわし、その画像データの短辺方向がスキャナ4の主走査方向に一致し、画像データの長辺方向がスキャナ4の副走査方向に一致する。また、第1回の部分SD7と第2回の部分SD8については、無効なデータが記憶される。また、第2回の部分DD4のデータは、第1回の画像データと重複するデータである。
【0069】
このような画像データNB3と画像データNB4に基づいて、原稿PB4の1ページ分の画像データを構成するためには、まず、画像データNB3から部分SD7の画像データを削除するとともに、画像データNB2を主走査方向に反転させて画像データNB4’を形成し、この反転させた画像データNB4’の部分SD8’と部分DD4’を削除し、それらの削除処理後の画像データNB3と画像データNB4’を連結するとよい(図14(c),(d)参照)。ただし、このようにして形成した画像データを相手端末に送信するときには、スキャナ4の副走査方向を送信画像の主走査方向に変換する処理が必要となる。
【0070】
この場合の1ページ分の原稿画像の読取動作の処理例を図15に示す。
【0071】
画像読取のスタートが指示されると(判断201の結果がYES)、センサS1,S2,S3,S4の検出信号に基づいて、セットされた原稿の原稿サイズを検出する(処理202)。この場合、センサS1のみが原稿検出している状態では、原稿サイズをB5として判定し、センサS1,S2が原稿検出している状態では、原稿サイズをA4として判定し、センサS1,S2,S3が原稿検出している状態では、原稿サイズをB4として判定し、センサS1,S2,S3,S4が原稿検出している状態では、原稿サイズをA4として判定する。
【0072】
そして、スキャナ4の主走査方向を正方向にセットし(処理203)、スキャナ4に1回のスキャン動作を行わせて、それによって得た画像データを、第1回の読取画像の画像データとして保存する(処理204)。
【0073】
次いで、例えば、「原稿を反転または移動して、読み取っていない部分を読み取れるようにセットして、スタートキーをオンしてください。」という第2回の原稿読み取りを指示するガイダンスメッセージを表示して、操作表示部6のスタートキー(図示略)がオンされるまで待つ(処理205、判断206のNOループ)。
【0074】
ユーザが原稿を置き換えて、スタートキーをオンし、判断206の結果がYESになると、方向センサSDおよびセンサS1,S2,S3,S4の検出信号に基づいて、セットされた原稿の方向、および、原稿サイズを検出する(処理207)。この場合、方向センサSDが原稿を検出しているときには、移動読み取りで読み取り動作が行われたと判定し、方向センサSDが原稿を検出していないときには、逆転読み取りで読み取り動作が行われたと判定する。また、原稿サイズの判定方法は、上述した方法と同様の方法を適用できる。
【0075】
そして、スキャナ4の主走査方向を逆方向にセットし(処理208)、スキャナ4に1回のスキャン動作を行わせ、それによって得た画像データを、第2回の読取画像の画像データとして保存する(処理209)。
【0076】
次いで、第1回の画像データと第2回の画像データを、上述した方法により連結して1ページ分の原稿画像の画像データを形成し(処理210)、その形成した画像データを保存して(処理211)、この処理を終了する。
【0077】
なお、上述した実施例では、本発明をグループ3ファクシミリ装置に適用した場合について説明したが、本発明は、それ以外の画像読取装置についても同様にして適用することができる。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、小型のスキャナを用いて、大判の原稿画像を読み取ることができるので、大判の原稿を送信できるファクシミリ装置を小型に構成することができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシミリ装置の構成例を示したブロック図。
【図2】スキャナの原稿読取台近傍の構成の一例を示した概略構成図。
【図3】A3サイズの原稿PA3の画像を読取入力するときの操作について説明するための概略図。
【図4】原稿PA3を逆転読み取りした場合の画像の連結の一例を説明するための概略図。
【図5】原稿PA3を移動読み取りした場合の画像の連結の一例を説明するための概略図。
【図6】B4サイズの原稿PB4の画像を読取入力するときの操作について説明するための概略図。
【図7】原稿PB4を逆転読み取りした場合の画像の連結の一例を説明するための概略図。
【図8】原稿PB4を移動読み取りした場合の画像の連結の一例を説明するための概略図。
【図9】1ページ分の原稿画像の読取動作の処理例を示したフローチャート。
【図10】本発明の他の実施例にかかるスキャナの信号処理系の概略例を示したブロック図。
【図11】A3サイズの原稿PA3を逆転読み取りした場合の画像の連結の他の例を説明するための概略図。
【図12】原稿PA3を移動読み取りした場合の画像の連結の他の例を説明するための概略図。
【図13】B4サイズの原稿PB4を逆転読み取りした場合の画像の連結の他の例を説明するための概略図。
【図14】原稿PB4を移動読み取りした場合の画像の連結の他の例を説明するための概略図。
【図15】1ページ分の原稿画像の読取動作の処理の他の例を示したフローチャート。

Claims (3)

  1. ブック型スキャナを用いて原稿読取台で読み取れる読取サイズよりも大きい原稿を2回に分けて読み取る画像読取方法において、
    原稿読取台に対する読取原稿のセット位置を検出する第1のセンサと、
    原稿読取台にセットされた読取原稿の原稿サイズを検出する第2のセンサを備え、
    第1回の読み取りでは、読取原稿の左上端を原稿読取台の左上端に一致させるように載置して読み取り動作を行わせ、
    第2回の読み取りでは、上記第1のセンサによる検出に基づいて、
    上記第1回の読取態様から上記読取原稿を上記原稿読取台の上方向に移動させ原稿読取台の下辺に上記読取原稿の下端が一致するように載置して読取動作を行わせる移動読取態様、
    あるいは、
    上記第1回の読取態様から上記読取原稿の上下を逆転させて上記第1回の読取時に右下端であった端を原稿読取台の左上端に一致させるように載置して上記第1回の読取動作とはその原稿走査方向が逆転される態様に読取動作を行わせる逆転読取態様
    のいずれか一方を行い、
    上記第1のセンサおよび第2のセンサによる検出に基づいて、第1回の読取入力により得た第1の画像データと、第2回の読取入力により得た第2の画像データとを、その第2の読取入力時に適用された上記移動読取態様または上記逆転読取態様に応じた連結態様で連結し、元の原稿画像に対応した画像データを形成することを特徴とする原稿読取方法。
  2. 前記第2の画像データは、第2回の読取入力の際の原稿のセット位置および原稿サイズに応じて、前記第1の画像データとの重複部分が削除されることを特徴とする請求項1記載の画像読取方法。
  3. 前記第1の画像データは、前記第1回の読取入力の際の読取原稿のセット位置および原稿サイズに応じて、前記原稿読取台の原稿が載置されない部分の画像データが無効なデータとして取り扱われ、
    前記第2の画像データは、前記第2回の読取入力の際の読取原稿のセット位置および原稿サイズに応じて、前記原稿読取台の原稿が載置されない部分の画像データが無効なデータとして取り扱われることを特徴とする請求項1または請求項2記載の原稿読取方法。
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