JP3556363B2 - 画像通信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を圧縮して伝送する画像通信方法に係り、特に回線品質の悪い通信路であってもある程度の精度を保持しながら効率よく画像を伝送できる画像通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、従来の画像通信装置について図6を使って説明する。図6は、従来の画像通信装置の構成ブロック図である。
従来の画像通信装置は、図6に示すように、送信側が離散コサイン変換器1と、量子化器2と、ハフマン符号化器3と、誤り検出符号化器5を内部に有する通信制御部4′と、変調器6とから構成され、受信側が復調器7と、誤り検出復号化器9を内部に有する通信制御部8′と、ハフマン復号化器10と、逆量子化器11と、逆離散コサイン変換器12とから構成され、送信側と受信側とが通信路を介して接続されている。
【0003】
次に、従来の画像通信装置の各部について説明する。
離散コサイン変換器1は、デジタル変換された入力画像データを符号化ブロック(例えば8×8画素や16×16画素で、以降は単にブロックと記述する)単位で離散コサイン(Discrete Cosine Transform:DCT)変換してDCT係数を出力する変換符号化を行うものである。
量子化器2は、離散コサイン変換器1で変換符号化されたDCT係数を量子化して有効係数の数を削減した量子化係数を出力するものである。
ハフマン符号化器3は、量子化器2で量子化された量子化係数をエントロピー符号化して情報源符号化データ(符号化データ)を出力するもので、エントロピー符号化の一例としてはハフマン符号化が知られている。
【0004】
誤り検出符号化器5は、ハフマン符号化器3から出力される符号化データに、伝送誤りを検出するための誤り検出符号を付加するもので、誤り検出符号の例としては、誤りが独立して起こる独立誤り、及び誤りが連続して起こるバースト誤りの両方を検出できることで知られているCRC(Cyclic Redundancy Checks)符号があり、CRCの生成多項式は一般的にITU−T のx16+x12+x+1が用いられる。CRCに関する詳細は「コンピュータ通信とネットワーク」福永邦雄著 共立出版株式会社 p78〜p82に記載されている。
【0005】
通信制御部4′は、誤り検出符号化器5で誤り検出符号が付加されたデータを伝送制御手順に則った伝送フレームに組み込んで変調器6に出力するものである。尚、1つの伝送フレーム内には、1つ又は複数のブロックの情報源符号化データが組み込まれる。
【0006】
ここで、伝送制御手順の例としては、ビット単位で可変長のデータを伝送することができ、誤り検出時に再送要求を行うことにより信頼性の高い伝送が可能な同期式手順であるHDLC(High level Data Link Control)手順が一般的である。
【0007】
HDLC手順における伝送単位である伝送フレームは、図7に示すように、フレームの開始を検出するためのフラグと、伝送先のアドレスと、手順に則ったコマンドやレスポンスを設定するコントロールと、伝送したい可変長のデータ、つまりここでは画像データ(情報源符号化データ)と、誤り訂正符号(ここではCRC符号)と、フレームの終了を検出するためのフラグとから構成されている。図7は、HDLC手順の伝送フレームフォーマットを示す説明図である。尚、HDLC手順の詳細は、「コンピュータ通信とネットワーク」福永邦雄著 共立出版株式会社 p113〜p130に記載されている。
【0008】
そして、HDLC手順においては、受信側でフレーム単位の誤りが検出されると、再送要求が送信されるので、通信制御部4′では、受信側からの再送要求に対応して、フレームの再送動作も行うものである。
【0009】
変調器6は、伝送データを通信路に適した信号に変調して通信路に送出するものである。
復調器7は、通信路から受信した伝送データを復調して通信制御部8′に出力するものである。
【0010】
誤り検出復号化器9は、復調された受信データの誤り検出を行うものである。
通信制御部8′は、通信制御手順に則った処理を行い、特に誤りが検出された場合は、HDLC手順に則って再送要求を送信して誤りのないデータを受信できるまでやりとりを行うようになっている。そして、誤りのないデータについては、情報源符号化データ部分を取り出してハフマン復号化器10に出力するものである。
【0011】
ハフマン復号化器10は、通信制御部8′から受け取った誤りのない符号化データをエントロピー復号化して量子化係数を出力するものであり、逆量子化器11は、ハフマン復号化器10からの量子化係数を逆量子化してDCT係数を出力するものであり、逆離散コサイン変換器12は、逆量子化器11からのDCT係数を逆離散コサイン変換して情報源復号化された画像データを出力するものである。
【0012】
次に、従来の画像通信装置における動作について、図6を用いて説明する。
従来の画像通信装置では、送信側に伝送する画像の画像データが入力されると、離散コサイン変換器1で離散コサイン変換され、量子化器2で量子化され、ハフマン符号化器3でエントロピー符号化されて情報源符号化され、更に通信制御部4′において誤り検出符号化器5で誤り検出符号が付加され、HDLCフレームに組み込まれ、変調器6で変調されて通信路に送出される。
【0013】
そして受信側では、通信路から受信したデータが復調器7で復調され、通信制御部8′において誤り検出復号化器9で誤り検出が行われ、誤りが検出されたフレームについては再送要求が復調器7を介して送信側に送出され、変調器6を介して再送要求を受信した通信制御部4′が再送要求のあったフレームを再送する。
【0014】
また、通信制御部8′において誤り検出復号化器9で誤りが検出されなかったフレームについては情報源符号化データ部分が取り出され、ハフマン復号化器10でエントロピー復号化され、逆量子化器11で逆量子化され、逆離散コサイン変換器12で逆離散コサイン変換されて情報源復号化され、画像データが出力されるようになっている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の画像通信装置では、無線等の誤り率の大きい通信路で画像を伝送する場合再送頻度が多く、通信時間が非常に長くなり、実用的でないという問題点があった。
【0016】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、誤り率の大きい通信路であってもある程度の精度を保持しながら、短時間で効率よく画像を伝送できる画像通信方法を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、画像通信方法において、送信側で原画像を符号化ブロックに分割し、前記符号化ブロック毎に輪郭を含む輪郭ブロックと、輪郭を含まない非輪郭ブロックに選別し、前記輪郭ブロックは情報源符号化を行って誤り訂正符号化して伝送し、前記非輪郭ブロックは情報源符号化を行って誤り検出符号化して伝送し、受信側で前記輪郭ブロックの情報源符号化データの誤り訂正を行って情報源復号化して輪郭ブロックを再生し、前記非輪郭ブロックの情報源符号化データの誤り検出を行い、 誤りが検出されなければ情報源復号化して非輪郭ブロックを再生し、誤りが検出されると補間により非輪郭ブロックを再生することを特徴としており、伝送誤りに対して再送は行わず、誤り訂正又は補間で対応するので、誤り率の大きい通信路であってもある程度の精度を保持しながら、短時間で効率よく画像を伝送できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
請求項に係る発明について、その実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明に係る画像通信方法は、原画像から符号化ブロック単位で輪郭を含むブロック(輪郭ブロック)とそれ以外(非輪郭ブロック)とを選別し、それぞれ情報源符号化し、輪郭ブロックについては誤り訂正符号化して送信し、非輪郭ブロックについては誤り検出符号化して送信し、受信側で誤りが検出されたならば情報源復号化の後に、周囲の画素から補間するものなので、再生画像の精度をある程度保持しながら、伝送効率を向上できるものである。
【0019】
まず、本発明に係る画像通信方法を実現する画像通信装置(本装置)の構成について図1を使って説明する。図1は、本発明に係る画像通信方法を実現する画像通信装置の構成ブロック図である。尚、図6と同様の構成をとる部分については同一の符号を付して説明する。
【0020】
本装置は、図6に示した従来の画像通信装置と基本的に同様の部分として、送信側が離散コサイン変換器1と、量子化器2と、ハフマン符号化器3と、変調器6とから構成され、受信側が復調器7と、ハフマン復号化器10と、逆量子化器11と、逆離散コサイン変換器12とから構成され、更に本発明の特徴部分として、送信側に輪郭ブロック選別器13と、誤り検出符号化器5と誤り訂正符号化器16とを有する通信制御部4が設けられ、受信側に誤り検出復号化器9と誤り訂正復号化器17とを有する通信制御部8と、輪郭ブロック選別器14と、補間器15とが設けられている。
【0021】
次に、本装置の各部について具体的に説明するが、離散コサイン変換器1と、量子化器2と、ハフマン符号化器3と、誤り検出符号化器5と、変調器6と、復調器7と、誤り検出復号化器9と、ハフマン復号化器10と、逆量子化器11と、逆離散コサイン変換器12については、従来と全く同様であるのでここでは説明を省略する。
【0022】
輪郭ブロック選別器13は、原画像を符号化ブロック単位で輪郭を含む符号化ブロック(輪郭ブロック)と、輪郭を含まない符号化ブロック(非輪郭ブロック)とに選別する輪郭選別を行うものである。
具体的に輪郭ブロック選別器13は、入力される原画像の画像データを1画面分記憶し、符号化ブロック単位で輪郭ブロックであるか否かを判定し、判定結果を値に置き換えた輪郭判定テーブルを作成する。
【0023】
そして、1画面分の判定が終了した時点で、まず輪郭判定テーブルを通信制御部4に出力し、続いて符号化ブロック単位でまず輪郭ブロックの画像データを予め定めた順(例えば、左から右、上から下)に離散コサイン変換器1に出力し、その後非輪郭ブロックの画像データを予め定めた順(例えば、左から右、上から下)に離散コサイン変換器1に出力するものである。
【0024】
ここで、輪郭ブロックの判定方法は、通常知られているラプラシアンオペレータ等の手法を用いて、原画像の画素値分布l(x,y) から、例として図2に示すフィルタのカーネルh(k,l) を用いて、次式により輪郭画像E(x,y) を得る。
E(x,y)=ΣΣl(x+k,y+l)*h(k,l)
但し、図2(a)の場合k,l=−1,0,1 、図2(b)の場合k,l=−2,−1,0,1,2である。
尚、輪郭画像を求める処理は、カラー画像ならば、RGBの一成分、又は輝度(Y)、色差(Cr,Cb)に変換したときの輝度成分の一成分についてのみ行えばよい。
図2は、本装置で用いたフィルタのカーネルh(k,l) の具体例を示す説明図である。
【0025】
そして、原画像の各符号化ブロックに対して、対応する輪郭画像Eを調べ、画素値の大きい画素が隣り合って例えば10個以上なら輪郭ブロックと判定し、さもなければ輪郭ブロック以外と判定するようになっている。
【0026】
輪郭判定テーブルは、符号化ブロック毎の輪郭の判定結果を示すテーブルで、例えば、640 ×480 画素の画像を16×16画素ブロック単位で符号化して伝送する場合、各符号化ブロックの判定結果を1ビットで表し、輪郭を含む部分を1、輪郭を含まない部分を0として表すと、輪郭判定テーブルの大きさは1200ビットとなる。
【0027】
通信制御部4は、送信側の通信制御を行うもので、具体的には、まず輪郭ブロック選別器13からの輪郭判定テーブルを記憶すると共に、輪郭判定テーブルを誤り訂正符号化器16で誤り訂正符号化して伝送制御手順に則った伝送フレームを作成して変調器6に出力する。
【0028】
そして、ハフマン符号化器3から輪郭ブロックの符号化データを受け取ると、記憶している輪郭テーブルを参照して画像内での位置を確認し、位置を示す番号(ブロック番号)を付加し、誤り訂正符号化器16で誤り訂正符号化し、伝送フレームを作成して変調器6に出力する。
また、ハフマン符号化器3から非輪郭ブロックの符号化データを受け取ると、記憶している輪郭テーブルを参照して画像内での位置を確認し、位置を示す番号(ブロック番号)を付加し、誤り検出符号化器5で誤り検出符号化し、伝送フレームを作成して変調器6に出力するようになっている。
【0029】
誤り訂正符号化器16は、輪郭ブロック選別器13からの輪郭判定テーブルと、ハフマン符号化器3からの輪郭ブロックの符号化データを誤り訂正符号化するものである。
誤り訂正符号としては、BCH(Bose Chaudhuri Hocquenghem)符号が知られており、例としてBCH(16,8)で符号化すると、データ8ビットに対して誤り訂正符号が8ビット付加されることになり、生成多項式がx+x+x+x+x+x+1を持つBCH(17,9)を短縮することによって得られ、広く用いられているものである。
【0030】
また、誤り訂正符号化された輪郭判定テーブル及び輪郭ブロックの画像データの送信フレームは図3に示すようなものになる。図3は、本発明の画像通信装置における輪郭判定テーブル及び輪郭ブロックの画像データの送信フレームフォーマットを示す説明図である。
【0031】
通信制御部8は、受信側の通信制御を行うもので、具体的には、まず復調器7で復調された輪郭判定テーブルについて、誤り訂正復号化器17で誤り訂正復号化し、通信制御部8内部に記憶すると共に輪郭ブロック選別器14に出力する。
そして、続いて復調器7で復調された輪郭ブロックの画像データについて誤り訂正復号化器17で誤り訂正復号化し、ハフマン復号化器10に出力する。
【0032】
そして、復調器7で復調された非輪郭ブロックの画像データについて誤り検出復号化器9で誤り検出を行い、誤りが検出されなかった場合はハフマン復号化器10に出力し、誤りが検出された場合はデータを廃棄し、代わりに前後に正常受信したブロックのブロック番号から誤りが発生したブロック番号を求め、そのブロック番号を誤り情報として補間器15に出力するようになっている。
【0033】
輪郭ブロック選別器14は、逆離散コサイン変換器12で復号化された画像データを適正な位置に格納するもので、具体的には、通信制御部8から出力される輪郭判定テーブルを記憶し、逆離散コサイン変換器12からブロック単位で画像データを受け取ると、記憶している輪郭判定テーブルを参照して輪郭ブロックと非輪郭ブロックのブロック位置を特定し、補間器15の内部メモリの対応するブロック位置に画像データを格納するようになっている。
【0034】
補間器15は、通信制御部8からの誤り情報に基づいて、誤りが発生した非輪郭ブロックの画像を周囲の正常受信した画像データから補間するもので、1画面分の画像データを記憶する内部メモリを有している。
【0035】
ここで、補間処理の一例について図4を使って説明する。図4は、本発明の画像通信装置における補間処理方法の一例を示す説明図である。
補間処理方法の一例は、誤りが発生したブロック(図4灰色部分で8×8画素のブロックの例)の画素値xは、受信された輪郭ブロックの周囲4画素の画素値a,b,c,dを用いて数式[数1]によって算出する。
【0036】
【数1】
Figure 0003556363
【0037】
尚、補間方法については、この例に限定せず、隣接ブロックの画素値をコピーする簡単な方法から曲線式を用いて補間計算する曲線補間まで処理速度と補間精度のかねあいで補間方法を選択すればどのような方法を用いても構わない。
【0038】
次に、本発明の画像通信装置における動作について、図1を用いて説明する。本発明の画像通信装置では、送信側に伝送する画像(原画像)の画像データが入力されると、輪郭ブロック選別器13で1画面分記憶され、符号化ブロック単位で輪郭判定が為されて輪郭ブロックと非輪郭ブロックとに選別される。そして、1画面分の輪郭判定結果を示す輪郭判定テーブルが通信制御部4に出力されて誤り訂正符号化器16で誤り訂正符号化され、伝送フレームに組み込まれ、変調器6で変調されて通信路に送出される。
【0039】
次に、輪郭ブロックの画像データが輪郭ブロック選別器13から順に離散コサイン変換器1に出力され、離散コサイン変換器1で離散コサイン変換され、量子化器2で量子化され、ハフマン符号化器3でエントロピー符号化されて通信制御部4に出力され、誤り訂正符号化器16で誤り訂正符号化され、伝送フレームに組み込まれ、変調器6で変調されて通信路に送出される。
【0040】
次に、非輪郭ブロックの画像データが輪郭ブロック選別器13から順に離散コサイン変換器1に出力され、離散コサイン変換器1で離散コサイン変換され、量子化器2で量子化され、ハフマン符号化器3でエントロピー符号化されて通信制御部4に出力され、誤り検出符号化器5で誤り検出符号化され、HDLCフレームに組み込まれ、変調器6で変調されて通信路に送出される。
【0041】
そして、受信側では、まず輪郭判定テーブルの伝送データが復調器7で復調され、通信制御部8において誤り訂正復号化器17で誤り訂正復号化され、通信制御部8に記憶されると共に、輪郭ブロック選別器14に出力されて記憶される。
【0042】
次に、輪郭ブロックの伝送データが復調器7で復調され、通信制御部8において誤り訂正復号化器17で誤り訂正復号化され、ハフマン復号化器10でエントロピー復号化され、逆量子化器11で逆量子化され、逆離散コサイン変換器12で逆離散コサイン変換され情報源復号化されて、画像データが輪郭ブロック選別器14に出力される。
【0043】
次に、非輪郭ブロックの伝送データが復調器7で復調され、通信制御部8において誤り検出復号化器9で誤り検出が行われ、誤りが検出された場合は、データは廃棄されて誤り情報が補間器15に出力される。
一方、非輪郭ブロックの伝送データで誤りが検出されなかった場合は、ハフマン復号化器10でエントロピー復号化され、逆量子化器11で逆量子化され、逆離散コサイン変換器12で逆離散コサイン変換され情報源復号化されて、画像データが輪郭ブロック選別器14に出力される。
【0044】
そして、輪郭ブロック選別器14では輪郭判定テーブルの情報に従って逆離散コサイン変換器12からの画像データが補間器15の内部メモリの適正な位置に格納され、1画面分の画像データが格納された時点で、補間器15で誤り情報を元に誤りのあった非輪郭ブロックの画素値について補間が行われるようになっている。
【0045】
本発明の画像通信方法を用いて画像を伝送する場合と、従来の方法とを通信路の誤り率と通信時間との関係で比較してみると、図5に示すように、本発明の画像通信方法の場合、再送は行わないので通信時間が一定で、誤り率の大きいところでは従来の方法に比べてかなり通信時間が小さくなり、安定した伝送が行えることが分かる。図5は、通信路の誤り率と通信時間との関係を示す説明図である。
【0046】
本発明の画像通信方法によれば、原画像において輪郭ブロックと非輪郭ブロックを選別して、輪郭ブロックは誤り訂正を行い、非輪郭ブロックは誤りに対して情報源復号化後に周囲の画素から補間するので、重要な輪郭部分は誤り訂正である程度の精度を保持して伝送し、それ以外の非輪郭ブロックは誤りが発生しても補間により再生するので、全体の通信時間は短縮でき、誤り率の大きい通信路であっても、ある程度の精度を保持しながら短時間で効率よく安定して画像を伝送できる効果がある。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、送信側で原画像の輪郭ブロックは誤り訂正符号化して伝送し、非輪郭ブロックは誤り検出符号化して伝送し、受信側で非輪郭ブロックに誤りが検出されたなら補間により再生する画像通信方法としているので、伝送誤りに対して再送は行わず、輪郭ブロックは誤り訂正し、非輪郭ブロックは補間で対応するので、誤り率の大きい通信路であっても、ある程度の精度を保持しながら短時間で効率よく画像を伝送できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像通信方法を実現する画像通信装置の構成ブロック図である。
【図2】本発明の画像通信装置で用いたフィルタのカーネルh(k,l) の具体例を示す説明図である。
【図3】本発明の画像通信装置における輪郭判定テーブル及び輪郭ブロックの画像データの送信フレームフォーマットを示す説明図である。
【図4】本発明の画像通信装置における補間処理方法の一例を示す説明図である。
【図5】通信路の誤り率と通信時間との関係を示す説明図である。
【図6】従来の画像通信装置の構成ブロック図である。
【図7】HDLC手順の伝送フレームフォーマットを示す説明図である。
【符号の説明】
1…離散コサイン変換器、 2…量子化器、 3…ハフマン符号化器、 4,4′,8,8′…通信制御部、 5…誤り検出符号化器、 6…変調器、 7…復調器、 9…誤り検出復号化器、 10…ハフマン復号化器、 11…逆量子化器、 12…逆離散コサイン変換器、 13,14…輪郭ブロック選別器、 15…補間器、 16…誤り訂正符号化器、 17…誤り訂正復号化器

Claims (1)

  1. 送信側で原画像を符号化ブロックに分割し、前記符号化ブロック毎に輪郭を含む輪郭ブロックと、輪郭を含まない非輪郭ブロックに選別し、前記輪郭ブロックは情報源符号化を行って誤り訂正符号化して伝送し、前記非輪郭ブロックは情報源符号化を行って誤り検出符号化して伝送し、受信側で前記輪郭ブロックの情報源符号化データの誤り訂正を行って情報源復号化して輪郭ブロックを再生し、前記非輪郭ブロックの情報源符号化データの誤り検出を行い、誤りが検出されなければ情報源復号化して非輪郭ブロックを再生し、誤りが検出されると補間により非輪郭ブロックを再生することを特徴とする画像通信方法。
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