JP3556312B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、感光体ドラムのような静電潜像担持体の帯電された表面上の静電潜像を形成した後、この静電潜像をトナー像に現像する方式を用いた電子複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に係り、特に画像形成動作における静電潜像担持体の表面電流の検出に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から複写機においては、感光体を塗布した回転ドラムに直流バイアスと交流化した画像のデータを重畳してコロナ放電によって帯電させ、画像の図形に応じた形状にトナーを付着させ、コピー用紙に転写することが一般的である。このような転写方法を取るかぎり、安定した複写画像を得るためには、何らかの形で上述の回転ドラムの帯電電位を管理することが必要となるのは、自明であろう。
【0003】
図3は、そのような従来の複写機における電流検出回路の具体的構成とその周辺回路を示すブロック図である。同図において、21はコロナ放電器、22は高電圧交流電源、23は直流電源、35は電流検出回路、36は制御回路である。ここで、この電流検出回路35は、図示のような感光体に流れるコロナ放電電流を電圧に変換する電流電圧変換回路50と、この電流電圧変換回路50の入力に定電流を供給する定電流供給回路51と、回路50の出力電圧を整流して交流成分の検出電圧信号として制御回路36に入力する整流回路53および回路50の出力に含まれる直流成分を抵抗R1とコンデンサC1からなる低域通過フィルタで交流成分を除去して増幅し、直流成分の検出電圧信号として制御回路36に入力するフィルタ回路52から成る。以上のように構成された従来の複写機における電流検出回路につき、以下にその動作を説明する。
【0004】
コロナ放電器21の陽極1Pには高電圧交流電源22から交流高電圧が印加される。コロナ放電器21は感光体4の表面に約10mm程度離して配置されており、前記交流電圧が印加されることにより、感光体表面との間および陰極1Nとの間でコロナ放電が発生する。このコロナ放電時の放電電流はマイナスであり、感光体24に流れる電流を電流検出回路35で検出され、制御回路36に入力される。制御回路36には、通常ワンチップのマイクロコンピュータが用いられる。
【0005】
これら直流電圧信号と交流電圧信号をそれぞれ独立にアナログ・ディジタル(以下「AD」と略す)変換して、所定値と一致するよう、比例(以下「P」と略す)演算あるいは比例・積分(以下「PI」と略す)演算して、これをディジタル・アナログ(以下「DA」と略す)変換し、高電圧交流電源22および直流電源23を駆動制御する。これにより、コロナ電流を一定とするための一種の負帰還制御ループを構成するものである(例えば、実公平6−22649号公報など)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の複写機における電流検出回路では、次のような問題点があった。すなわち、まず第1に直流電圧信号と交流電圧信号をそれぞれ独立にAD変換する必要があるため、少なくとも2個のAD変換器を制御回路6に内蔵しなければならず、構成が複雑となるという問題点がある。また、通常AD変換器は、マイクロコンピュータ上に形成した場合、チップ面積が大きくなるため、マイクロコンピュータそのものが高価なものを要するという問題点がある。
【0007】
また、第2に2個の演算増幅器を用いた電流検出回路35は、回路部品の点数が多く、かつそれぞれの演算増幅器には図示こそないが、各演算増幅器の出力オフセット補正や増幅器を位相補償して安定化する、微調整のための半固定抵抗器が必要となるという問題点がある。
【0008】
また、この演算増幅器は、電流電圧変換を行うためのものを含むから、入力は電流インターフェイスである上、高電圧回路の近傍に設置しなければならず、この高電圧のリークや回転する感光体24による接点雑音によって容易に破壊されるために信頼性に問題があったり、あるいはこの破壊を防止するためにはシールドケースを実装しなければならず、このシールドケースにより部品点数や実装面積の増加と、製造時の工数の増加を招くうえに扱う電流がμAオーダーの電流であることからその実装すら困難であるという問題点がある。
【0009】
また、定電流供給回路51には、定電圧源としてツェナー・ダイオードZDが単独で用いられているが、このツェナー・ダイオードZDは、温度特性が悪いことは周知の事実である。この温度特性を補償するためには、更にZDとは逆の温度特性を持つダイオードを直列接続しなければならないという問題点もある。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑み成されたものであり、簡便かつ安価な構成で温度特性の優れた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、表面に感光体層が形成され、少なくとも帯電部、露光部、現像部および除電部をその順序で移動して上記帯電部に戻る静電潜像担持体と、この担持体に直流成分を含む交流電圧を印加する帯電手段と、この帯電手段によって電圧が印加されるとき上記担持体に流れる電流を計測する計測回路とを備える画像形成装置において、上記計測回路は、上記担持体に流れる電流を取り出す電流取り出し手段と、この電流の交流成分を電圧振幅として検出する交流電圧検出回路と、上記電流の直流成分を電圧レベルとして検出する直流電圧検出回路と、上記電流取り出し手段によって取り出された電流を上記交流電圧検出回路と上記直流電圧検出回路の一方に供給するためのスイッチ手段とを備え、前記帯電手段は分離チャージャであり、かつこの分離チャージャと同時に動作する転写チャージャが分離チャージャの近くに設けられており、前記計測回路は、前記分離チャージャによる交流電流を計測する場合には、上記交流電圧検出回路を動作させて計測し、上記分離チャージャによる直流電流を計測する場合は、分離チャージャと転写チャージャを同時に動作させたときに上記直流電圧検出回路から出力される電圧値から転写チャージャのみを動作させたときに上記直流電圧検出回路からの得られる電圧値を減算した結果から電流値を算出することを特徴とするものである。
【0012】
また、表面に感光体層が形成され、少なくとも帯電部、露光部、現像部および除電部をその順序で移動して上記帯電部に戻る静電潜像担持体と、この担持体に直流成分を含む交流電圧を印加する帯電手段と、この帯電手段によって電圧が印加されるとき上記担持体に流れる電流を計測する計測回路と、を備える画像形成装置において、上記計測回路は、上記担持体に流れる電流を取り出す電流取り出し手段と、この電流の交流成分を電圧振幅として検出する交流電圧検出回路と、上記電流の直流成分を電圧レベルとして検出する直流電圧検出回路と、上記電流取り出し手段によって取り出された電流を上記交流電圧検出回路と上記直流電圧検出回路の一方に供給するためのスイッチ手段と、を備え、前記電流取り出し手段に前記交流電圧検出回路が接続され、該交流電圧検出回路の出力側に前記直流電圧検出回路が接続され、前記交流電圧検出回路に並列に前記スイッチ手段が接続され、前記交流電圧検出回路は直流を阻止するコンデンサと検波回路とから成り、前記直流電圧検出回路は平滑回路であることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】
上記した構成により、静電潜像担持体の表面に感光体層が形成され、少なくとも帯電部、露光部、現像部および除電部をその順序で移動して上記帯電部に戻り、この担持体に直流成分を含む交流電圧を帯電手段によって印加し、かつこの帯電手段によって電圧が印加されるときに担持体に流れる電流を計測回路によって計測する。このとき、計測回路は、電流取り出し手段によって担持体に流れる電流を取り出してこの電流の交流成分を交流電圧検出回路によって電圧振幅として検出するとともに、直流電圧検出回路によって電流の直流成分を電圧レベルとして検出し、スイッチ手段においてこの電流取り出し手段で取り出された電流を交流電圧検出回路と直流電圧検出回路の一方に供給するので、簡便かつ安価な構成となる。
【0014】
また、前記帯電手段は分離チャージャであり、かつこの分離チャージャと同時に動作する転写チャージャが分離チャージャの近くに設けられており、前記計測回路は、前記分離チャージャによる交流電流を計測する場合には、上記交流電圧検出回路を動作させて計測し、上記分離チャージャによる直流電流を計測する場合は、分離チャージャと転写チャージャを同時に動作させたときに上記直流電圧検出回路から出力される電圧値から転写チャージャのみを動作させたときに上記直流電圧検出回路からの得られる電圧値を減算した結果から電流値を算出するので、簡便かつ安価な構成で温度特性の優れたものとなる。
【0015】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の画像形成装置を適用する電子複写機の構成を模式的に示している。同図において、1は静電潜像担持体としての感光体ドラムであって、このドラム1はアルミニウムなどの金属材料製ドラム基体の表面にセレン系の感光体材料を蒸着してなる感光体層を形成した物で、図上の時計回り方向に定速度で回転するように構成されている。
【0016】
このドラム1の周辺にはその回転方向(移動方向)に沿って帯電部A、露光部B、現像部C、転写部D、分離部E、クリーニング部F、除電部Gがその順序で配置されている。
【0017】
帯電部Aには一対の帯電チャージャー2が隣合って配接されている。各帯電チャージャー2は、いずれもドラム1の軸心に向かい、かつ該ドラム表面と近接対向して配置してあり、それぞれドラム1との対向面が開口し、かつドラム軸心方向に平行に配置されたシールドケース2a内に、タングステン細線からなるメインワイヤ2bをその長さ方向に沿って張設するとともに、シールドケース2aの開口面に導電性の部材で複数の開口を有する電極としてのグリッド電極2cを配設下ものである。
【0018】
帯電チャージャー2に高電圧が印加されると、コロナ放電が発生し、ドラム表面に電荷が付与される。このようにして帯電されたときのドラム1の表面電位は通常1000V程度である。
【0019】
ドラム1の帯電された表面部分は、該ドラム1が回転して露光部Bに至ると、図外の光学系を通じて原稿画像の反射光Lが該ドラム表面部分に照射されることにより、露光が施される。この場合、露光を受けた部分のみ、その表面電位が露光量に対応して光減衰して低くなり、その結果、静電潜像が形成される。
【0020】
ドラム回転方向における現像部Cの直前には、表面電位計4が配設されている。この表面電位計の計測値は現像部Cに至ったときのドラム表面の帯電電位を目標値にするのに利用する。なお、帯電部Aで帯電されたドラム表面は現像部Cに至る間に暗減衰するため、現像部到達時の表面電位は820V程度まで低下している。即ち、現像部Cにおけるドラム表面電位は820V程度必要であり、帯電部Aでは暗減衰を見込んだ電位(1000V)になるように帯電チャージャー2に印加する電圧を設定している。
【0021】
5は表面電位4に隣接して配設された画像消去用のブランクランプであって、LED列により構成されており、画像領域を特定するなどの目的のために静電潜像の一部分を消したいような場合に、所要のLEDを選択的に点灯することにより、該点灯したLEDに照射された静電潜像部分を光減衰されることにより消去するものである。
【0022】
現像部Cには現像器6と、該現像部6にトナーを供給するトナーホッパ7とが配設されている。この構成では、トナーホッパ7に収納されたトナーがスポンジローラ8を介して現像器6内へ所要量だけ投入され、この現像器6内でトナーとキャリア(鉄粉)とが撹拌ローラ9により撹拌され、現像ローラ10の表面にキャリアに保持されたトナーを現出する。そして、ドラム1の静電潜像形成部が現像部Cに至ると、現像ローラ10を介して現像器6のトナーがその静電潜像に応じてドラム表面に着電され、これによって顕像であるトナー像が形成される。
【0023】
転写部Dには転写チャージャー11が配設されており、ドラム1が転写部Dに至ると、給紙部の給紙ローラ対12を通して用紙Pがドラム表面上に給紙され、転写チャージャー11にトナーとは逆極性の電圧が印加され、ドラム表面のトナー像が用紙Pに転写される。また、分離部Eには分離チャージャー13が配設されており、該分離チャージャー13からドラム表面に交流電界が投じられることによってドラム1と用紙Pとの吸引状態が解除され、転写済用紙Pがドラム1から分離される。
【0024】
クリーニング部Fにはクリーニング装置14が配設されている。このクリーニング装置14はドラム表面を摺擦することにより、ドラム表面のトナーなどの付着物を除去するもので、ドラム表面に残留したトナーはクリーニング部Fに至って、クリーニング装置14により払拭作用を受ける。さらに、次の除電部Gでは除電ランプ15の除電光Lがドラム表面に照射されることにより、該ドラム1の表面電位が光減衰し電荷が除去される。
【0025】
この後、ドラム1は帯電部Aに戻り、次の複写動作に備えられる。また、連続複写に設定したときは上記した複写プロセスが任意に設定した回数だけ繰り返し実行される。
【0026】
さて、図2は、本発明の一実施例における画像形成装置をのブロック図を示すものである。同図において、コロナ放電器21、高電圧交流電源22、直流電源23および感光体24は、従来例におけるそれらとほぼ同一であり、説明を省略する。また、27は検波回路、28は平滑回路、29はリレーから成る切り換え回路、31はマイクロコンピュータ、30はノイズ防止用のコイルである。なお、コイル30は単なるノイズ防止のための部品であり、動作の本質に影響を与えないので、詳しい説明を省略する。以上のように構成された本発明の一実施例における複写機における電流検出回路につき、以下にその動作を説明する。
【0027】
さて、本実施例の特徴は、除電用の接地点から時分割処理によってコロナ放電の直流成分と交流成分を検出し、高電圧交流電源22と直流電源23を時分割的に負帰還制御することにある。即ち、まず直流電流を検出する場合は、マイクロコンピュータ31は、切り換え回路29に対して出力ポートPO0から開閉信号S1を出力し、切り換え回路29を閉じる。これによって、コイル30を介して検出されたコロナ放電電流は、コンデンサ71とダイオード72、73をバイパスし、平滑回路28においてコンデンサ81と抵抗器82によって平滑された電圧信号Sがマイクロコンピュータ31の入力ポートPIに印加される。
【0028】
マイクロコンピュータ31では、この電圧信号SをAD変換し、所定の係数を乗じて直流電源23に制御信号SC1を出力する。この出力形式は、パルス幅変調でもよいし、DA変換器を通して振幅値として与えてもよい。さらに精度を向上するために累積加算などによる積分ディジタルフィルタを時分割的かつ並列的に処理して出力してもよい。
【0029】
さて、交流電流を検出する場合には、マイクロコンピュータ31は、切り換え回路29に対して出力ポートPO0から開閉信号S1を解除し、切り換え回路29を開く。これによって、コイル30を介して検出されたコロナ放電電流は、コンデンサ71によって直流成分を除去され、ダイオード72と73において半波整流される。この整流された結果は、平滑回路28においてコンデンサ81と抵抗器82によってピークホールドされ、電圧信号Sとしてマイクロコンピュータ31の入力ポートPIに印加される。
【0030】
マイクロコンピュータ31では、この電圧信号SをAD変換し、所定の係数を乗じて交流電源22に制御信号SC2として出力する。この出力形式は、パルス幅変調でもよいし、DA変換器を通して振幅値として与えてもよい。さらに精度を向上するために累積加算などによる積分ディジタルフィルタを時分割的かつ並列的に処理して出力してもよい。
【0031】
さて、このような動作によって抵抗器82の両端に生じる電圧Voによってコロナ電流の値ITCが、例えばMC(メインチャージ)時などのように流れ込んでくる電流が直流のみの場合となり、次式(1)によって求められる。
【0032】
TC=Vo(TC)×100 〔μA〕 (1)
一方、例えばSC(分離チャージ)時などの流れ込んでくる電流が交流を含む場合には分離チャージャーとともに転写チャージャーもマイクロコンピュータ10によってオンし、次式(2)と(3)によって求められる。交流成分の電流IACは、
AC=2×(100+a)×Vo(AC) 〔μA〕 (2)
なる式で与えられる。
【0033】
また、シフトバイアス成分については、切り換え回路29をオンした場合であり、
SB=−b×(Vo(AC)−Vo(TC)) 〔μA〕 (3)
で与えられる。ここで、定数aとbは、交流周波数fによって、
a=14.29×(1.2/f)1/4 (4)
b=122.02−0.1467×〔IAC+214.3×(1.2−f)〕・・・ (5)
なる式(4)および(5)で変動することを発明者らは実験的に確認した。これにより、容易に図2に示した回路構成によってコロナ放電電流の直流成分と交流成分を検出することが出来るものである。
【0034】
以上のように本実施例によれば、回路を構成する部品の点数が少なく、かつ単純な受動部品主体に構成できるので、安価で無調整とできるうえに、高電圧の雑音にも強くなるという効果がある。また元来、実際の複写動作時には、分離電流が単独で作用するものでなく、転写電流が同時に印加されているので、分離電流と転写電流を同時に切り換え回路29を実質的に同時に測定できるため、現実の現象との相関性が高く出来るという効果がある。
【0035】
なお、以上の実施例では、転写と分離についてのみ述べたが、クリーニングチャージャーや転写前チャージャーにも応用が可能である。また、必ずしも上述のように常時負期間を行う必要はなく、複写動作の合間に検査モードとして確認のための検出動作を行ってもよいし、単なる異常検出として検出してもよい。その他、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、種々変形実施可能である。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、静電潜像担持体の表面に感光体層が形成され、少なくとも帯電部、露光部、現像部および除電部をその順序で移動して上記帯電部に戻り、この担持体に直流成分を含む交流電圧を帯電手段によって印加し、かつこの帯電手段によって電圧が印加されるときに担持体に流れる電流を計測回路によって計測する。このとき、計測回路は、電流取り出し手段によって担持体に流れる電流を取り出してこの電流の交流成分を交流電圧検出回路によって電圧振幅として検出するとともに、直流電圧検出回路によって電流の直流成分を電圧レベルとして検出し、スイッチ手段においてこの電流取り出し手段で取り出された電流を交流電圧検出回路と直流電圧検出回路の一方に供給するので、制御手段に内蔵すべきは1個のAD変換器のみでよくなるので、簡便かつ安価に構成できるという効果がある。
【0037】
また元来、実際の複写動作時には、分離電流が単独で作用するものでなく、転写電流が同時に印加されているので、分離電流と転写電流を同時に切り換え回路を実質的に同時に測定できるため、現実の現象との相関性が高く出来るという効果もある。
【0038】
また、前記帯電手段は分離チャージャであり、かつこの分離チャージャと同時に動作する転写チャージャが分離チャージャの近くに設けられており、前記計測回路は、前記分離チャージャによる交流電流を計測する場合には、上記交流電圧検出回路を動作させて計測し、上記分離チャージャによる直流電流を計測する場合は、分離チャージャと転写チャージャを同時に動作させたときに上記直流電圧検出回路から出力される電圧値から転写チャージャのみを動作させたときに上記直流電圧検出回路からの得られる電圧値を減算した結果から電流値を算出するので、簡便かつ安価な構成で温度特性の優れたものとなる。しかも回路を構成する部品の点数が少なく、かつ単純な受動部品主体に構成できるので、無調整とできるうえに、高電圧の雑音にも強くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機一般における複写経路の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例における複写機における電流検出回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の従来例における複写機における電流検出回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 コロナ放電器
2 高電圧交流電源
3 直流電源
4 感光体
7 電流検出回路
8 整流回路
9 平滑回路
10 ノイズ除去用コイル
11 マイクロコンピュータ

Claims (2)

  1. 表面に感光体層が形成され、少なくとも帯電部、露光部、現像部および除電部をその順序で移動して上記帯電部に戻る静電潜像担持体と、
    この担持体に直流成分を含む交流電圧を印加する帯電手段と、
    この帯電手段によって電圧が印加されるとき上記担持体に流れる電流を計測する計測回路と、
    を備える画像形成装置において、上記計測回路は、
    上記担持体に流れる電流を取り出す電流取り出し手段と、
    この電流の交流成分を電圧振幅として検出する交流電圧検出回路と、
    上記電流の直流成分を電圧レベルとして検出する直流電圧検出回路と、
    上記電流取り出し手段によって取り出された電流を上記交流電圧検出回路と上記直流電圧検出回路の一方に供給するためのスイッチ手段と、
    を備え
    前記帯電手段は分離チャージャであり、かつこの分離チャージャと同時に動作する転写チャージャが分離チャージャの近くに設けられており、前記計測回路は、前記分離チャージャによる交流電流を計測する場合には、上記交流電圧検出回路を動作させて計測し、上記分離チャージャによる直流電流を計測する場合は、分離チャージャと転写チャージャを同時に動作させたときに上記直流電圧検出回路から出力される電圧値から転写チャージャのみを動作させたときに上記直流電圧検出回路からの得られる電圧値を減算した結果から電流値を算出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 表面に感光体層が形成され、少なくとも帯電部、露光部、現像部および除電部をその順序で移動して上記帯電部に戻る静電潜像担持体と、
    この担持体に直流成分を含む交流電圧を印加する帯電手段と、
    この帯電手段によって電圧が印加されるとき上記担持体に流れる電流を計測する計測回路と、
    を備える画像形成装置において、上記計測回路は、
    上記担持体に流れる電流を取り出す電流取り出し手段と、
    この電流の交流成分を電圧振幅として検出する交流電圧検出回路と、
    上記電流の直流成分を電圧レベルとして検出する直流電圧検出回路と、
    上記電流取り出し手段によって取り出された電流を上記交流電圧検出回路と上記直流電圧検出回路の一方に供給するためのスイッチ手段と、
    を備え、
    前記電流取り出し手段に前記交流電圧検出回路が接続され、該交流電圧検出回路の出力側に前記直流電圧検出回路が接続され、前記交流電圧検出回路に並列に前記スイッチ手段が接続され、前記交流電圧検出回路は直流を阻止するコンデンサと検波回路とから成り、前記直流電圧検出回路は平滑回路であることを特徴とする画像形成装置。
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