JP2819789B2 - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
像形成装置のための定着装置に関するものである。
ローラから成る一対のローラの挟圧部にて、未定着トナ
ー像を有する転写材を挟圧搬送することにより定着を行
なう形式のものが広く採用されている。かかる定着装置
においては、定着ローラや加圧ローラに付着したトナー
が、定着時に用紙を汚す現象、いわゆる「定着オフセッ
ト」という、現象が発生することがある。
電オフセットは記録材である転写材(この場合は普通
紙)を定着装置において搬送しながら定着する際に、摩
擦帯電などによって、加圧ローラの表面に、例えば負の
極性の電荷がチャージアップした場合は、転写材上に転
写されたトナーが負の極性であると、転写材に定着され
るトナーのうち一部が転写材に反発して定着ローラの表
面上に付着することによって起きる。
の汚れ、いわゆる「表汚れ」となって画像を汚してしま
う。通常、上記定着ローラの表面に付着したトナーを拭
きとるためにシリコーンオイルを含浸させた定着クリー
ニングパッドを当接させている。
たトナーは、加熱されているため熱溶融して加圧ローラ
の表面上にも付着して、プリント面の裏の汚れ、いわゆ
る「裏汚れ」となってやはり画像を汚してしまう。
従来、定着ローラ1の芯金へ、バイアス電源2により、
一定のバイアス(反転現像の場合、例えば−1.5kV)を
印加して、「定着オフセット」(静電オフセット)を防
ぐ方法が、一般的に良く知られている。この場合、オフ
セット対策のために加圧ローラ3のローラ表面にチャー
ジアップした負の極性の電荷のみをアースに逃がす目的
で、ダイオード4、除電ブラシ5も設置していることが
多い。このようにして、静電オフセットを防止せんとし
ていた。
より大いにその現象が異なるにも拘らず、上記従来装置
ではこれに対応した方策を施していない。
いては、摩擦帯電の影響を受け易く、「定着オフセッ
ト」、特に静電オフセットを防ぐためには、バイアスの
値を放電しない範囲でできるだけ高い値にする必要があ
る。但し、通常は−1.5kVでオフセットには有効であ
る。
は、摩擦帯電の影響は受けにくい。この環境においては
高湿なために定着ローラ表面の水滴を伝わって静電気の
リークが起き易く転写材上のトナー像が乱れるので、バ
イアスの値をできるだけ低い値にする必要がある。でき
れば零が望ましい。
のバイアス値を印加しているので、上記の環境変動も含
めた最適バイアス値が印加されていない。
て最適なバイアス電圧を印加して、オフセット防止をよ
り完全に行なうための定着装置を提供することを目的と
している。
と、該定着ローラにトナーの極性と同極性の電圧を印加
する電圧印加手段とを有する定着装置において、 環境の湿度が高いときの上記電圧印加手段の印加電圧
値は環境の湿度が低いときに比べて小さく設定されてい
る、 ことにより達成される。
れた環境条件に応じ、制御装置の指令によりバイアス電
源は高温高湿下ではバイアス電圧を低く、低温低湿下で
は高く制御されたローラに印加される。
れ、オフセットが防止される。
る。
あり、同図において、1は定着ローラ、3はこれに加圧
接触する加圧ローラである。定着ローラ1の芯金には、
雰囲気温湿度の変動に対応して、上記定着ローラ1の芯
金へ最適バイアス値を可変に印加するための電圧印加手
段であるバイアス電源6が接続されている。また、7は
帯電ローラであり、該帯電ローラ7には正弦波などの交
流電源8aと直流電源8bとを直列に有するバイアス電源8
が接続されている。上記帯電ローラ7が接面する感光ド
ラム14の感光層にはレーザ光9が照射されている。
レード10b、撹拌部材10c、トナー(現像剤)10d等で構
成されている。
12が接続された転写ローラ11そしてクリーナブレード13
a、スクイシート13b等で成るクリーナ13も配設されてい
る。
検知するセンサ15が接続されており、その出力信号は制
御ユニット16に入力されている。該制御ユニット16から
の制御信号は、上記バイアス電源6の最適バイアス値を
可変にしている。
際、電子写真方式による画像形成プロセスの一般的な説
明は省略する。
アスは、雰囲気温湿度の変動に影響されずに安定した帯
電を得るために、帯電ローラ7に流すAC電流が一定とな
るように制御を行なう。この結果、常温常湿環境に比べ
て湿度が高い高温高湿環境の下では、帯電ローラ7のイ
ンピーダンスが小さくなるので、印加バイアス電圧VP-P
の値は小さくなる。しがって、リークの起こり易い高温
高湿の環境では有利に働くことになる。
の下では、逆に帯電ローラ7のインピーダンスが大きく
なるので、印加バイアス電圧のVP-Pの値は大きくなる。
その結果、この環境で発生し易い「砂地」と呼ばれる一
種の帯電不良に起因する画像上の黒い斑点状の汚れが発
生しにくくなるという利点を有する。
値の変化をモニタすれば、その値に応じて定着バイアス
の値を変えればよいことになる。すなわち、センサ15で
交流電源8aのVP-Pの値を検知して、常温常湿環境に比べ
て低湿である低温低湿時にはVP-Pの値が例えば1600Vに
なるので、この場合は制御ユニット16によりバイアス電
源6で印加するバイアス値を大きくして、例えば、−1.
5kVにする。常温常湿時には、VP-Pの値が例えば1400Vに
なるので、この場合はバイアス電源6で印加するバイア
ス値は−0.8kVにする。また、常温常湿環境に比べて高
湿である高温高湿時には、VP-Pの値が例えば1300Vにな
るので、この場合はバイアス電源6で印加するバイアス
値を小さくして、例えば零にする。
電ローラ14の抵抗値変化に起因する印加バイアスVP-Pの
値の変化を検知することによって、定着ローラ芯金への
バイアス値を変化させる手段を設けることにより、「定
着オフセット」防止のための最適バイアス値を印加する
ことを可能にした。
成は第一実施例の場合とほぼ同じであり、その部分につ
いては同符号を付して説明を省略し、異なる構成部分の
みについての説明を行なう。
12の印加電圧の値を検知するセンサで、その出力信号は
制御ユニット16に入力されている。そして、該制御ユニ
ット16からの制御信号によって、定着ローラ1用のバイ
アス電源6の最適バイアス値を可変にしている。
温湿度の変動に影響されずに安定した転写を得るため
に、前回転中または紙間で定電流(例えば5μA)を転
写ローラ11に印加し、そのときの電圧値にもとづきロー
ラ抵抗値の環境変動を補償した値を定電圧で、プリント
時に印加している。
環境の下では転写ローラ11の抵抗値が小さくなるので、
印加バイアスの電圧値は小さくなる。したがって、リー
クの起こり易い高温高湿の環境では有利に働くことにな
る。
の下では、逆に転写ローラ11の抵抗値が大きくなるの
で、印加バイアスの電圧値は大きくなる。
変化をモニタすれば、その値に応じて定着バイアスの値
を変えればよいこととなる。すなわち、センサ17で転写
ローラ11用のバイアス電源12の印加電圧の値を検知し
て、常温常湿環境に比べて低湿である低温低湿時には、
印加バイアスの値が例えば4.7kVになるので、この場合
は制御ユニット16からバイアス電源6で印加するバイア
ス値は−1.5kVにする。常温常湿時には、印加バイアス
の値が例えば4.5kVになるので、この場合はバイアス電
源で印加するバイアス値は−0.8kVにする。
は、印加バイアスの値が例えば3.7kVになるので、この
場合はバイアス電源6で印加するバイアス値は零にす
る。
での転写ローラ11の抵抗値変化に起因する印加バイアス
電圧値の変化を検知することによって、定着ローラ芯金
へのバイアス値を変化させる手段を設けることにより、
前実施例の場合と同様に「定着オフセット」防止のため
の最適バイアス値を印加することを可能としている。
において第一実施例と共通部分には同一符号を付して説
明を省略し、異なる構成部分のみについて説明する。
号は、制御ユニット16に入力されている。そして、制御
ユニット16からの制御信号によって、バイアス電源6の
最適バイアス値を可変にしている。
例えば電源EとトランジスタT、抵抗R1,R2で構成され
ている。ここで抵抗R1は炭素膜湿度センサであり、相対
湿度を正しく検知するように、電子写真プリンタ等のカ
バー外側付近に設置されている。
たときの電気抵抗の変化を示している。すなわち、相対
湿度が10%R.H.で低いときは電気抵抗が1.5×10Ωにな
るので、コレクタ電流ICが増える。したがって、制御ユ
ニット16に入力する入力電圧VはV2E−IC・R1なので小
さい値になる。
が1×103Ωに急激に増えるので、コレクタ電流ICは極
端に減少する。したがって、制御ユニット16に入力する
入力電圧Vは、相対湿度が低いときよりも大きな値にな
る。
力電圧値の変化をモニタすれば、その値に応じて定着バ
イアスの値を変えれば良いことになる。すなわち、低湿
環境時には、湿度検知センサ18の出力電圧値は例えば12
Vになるので、この場合は制御ユニット16から、バイア
ス電源6で印加するバイアス値は−1.5kVにする。
えば15Vになるので、この場合は制御ユニット16から、
バイアス電源6で印加するバイアス値は−0.8kVにす
る。
値は、例えば20Vになるので、この場合はバイアス電源
6で印加するバイアス値は零にする。
度検知センサ18の出力電圧値の変化を検知することによ
って定着ローラ芯金へのバイアス値を変化させる手段を
設けることにより、「定着オフセット」防止のための最
適バイアス値を印加することを可能とする。
ラ等の電子写真方式のプリンタを構成する部品の雰囲気
温湿度の変動での抵抗値変化に起因する印加電圧の変動
や、あるいは湿度検知センサの出力電圧の変動を検知す
ることによって、定着ローラ芯金へのバイアス値を変化
させることにより、環境の湿度が高い場合でもトナー像
の乱れを防止することが可能となり、環境の変化に対応
して「定着オフセット」防止のための最適バイアス値を
印加することが可能になった。
は第二実施例を示す概要構成図、第3図は第三実施例を
示す概要構成図、第4図は第三実施例装置の温度検知セ
ンサの構成を示す回路図、第5図は第4図の炭素膜湿度
センサの電気抵抗湿度特性を表わす図、第6図は従来の
定着装置の概要構成を示す図である。 1,3……ローラ(1……定着ローラ) 6……バイアス電源 16……制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】未定着トナーと接し記録材に定着を行なう
定着ローラと、該定着ローラにトナーの極性と同極性の
電圧を印加する電圧印加手段とを有する定着装置におい
て、 環境の湿度が高いときの上記電圧印加手段の印加電圧値
は環境の湿度が低いときに比べて小さく設定されている
ことを特徴とする定着装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2161279A JP2819789B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 定着装置 |
US07/700,607 US5177549A (en) | 1990-05-15 | 1991-05-15 | Image forming apparatus supplied with controllable bias voltage |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2161279A JP2819789B2 (ja) | 1990-06-21 | 1990-06-21 | 定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0452673A JPH0452673A (ja) | 1992-02-20 |
JP2819789B2 true JP2819789B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=15732090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2161279A Expired - Lifetime JP2819789B2 (ja) | 1990-05-15 | 1990-06-21 | 定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2819789B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014032370A (ja) * | 2012-08-06 | 2014-02-20 | Canon Inc | 定着器およびそれを備えた画像形成装置 |
US9323185B2 (en) * | 2014-03-25 | 2016-04-26 | Canon Finetech Inc. | Image forming apparatus having heating unit heating recording material, pressurizing unit forming a nip between itself and heating unit, and control unit |
CN108051989A (zh) * | 2014-03-25 | 2018-05-18 | 佳能精技立志凯株式会社 | 图像形成装置 |
JP6597646B2 (ja) * | 2017-01-06 | 2019-10-30 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5596970A (en) * | 1979-01-19 | 1980-07-23 | Dainippon Ink & Chem Inc | Roller type fixing device in electrophotographic copier |
JPS60256175A (ja) * | 1984-06-01 | 1985-12-17 | Canon Inc | 画像形成装置 |
-
1990
- 1990-06-21 JP JP2161279A patent/JP2819789B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0452673A (ja) | 1992-02-20 |
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