JP3555371B2 - 車載用出没式機器 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のインストルメントパネル上に突出/収納可能に配設された車載用出没式機器に関し、更に詳しくは、例えばディスプレイユニット等として使用され、使用時にはインストルメントパネルの上面から突出し、不使用時にはインストルメントパネル内に収納されるようにインストルメントパネル上に出没可能に配設された車載用出没式機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術としては、例えば特開平8−9291に記載されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の車載用出没式機器は、不使用時にはインストルメントパネル内に収納され、本機器の上面はインストルメントパネルの上面と同一平面となるため、本機器の上に物が置かれ易く、物が置かれた場合には、本機器の使用時の突出動作を円滑に行うことができないことがあるという問題がある。
【0004】
また、本機器の上に置かれたものが缶ジュースのような液体の入った容器などの場合には、本機器の使用時の突出動作により容器が倒れ、内部の液体が本機器にかかって内部に侵入し、本機器のみならず、インストルメントパネル内部の計器などを故障させるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上に物が置かれないように車両に人が乗っている場合にはインストルメントパネル上に突出させるようにした車載用出没式機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、インストルメントパネルの上面から突出する第1の状態とインストルメントパネル内に収納される第2の状態を取りうるように車両のインストルメントパネル上に配設された露出部と、車両のアクセサリスイッチのオフ状態を検出するアクセサリスイッチ状態検出手段と、車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉検出手段と、車両のドアのロック状態を検出するドアロック状態検出手段と、前記アクセサリスイッチ動作検出手段、前記ドア開閉検出手段および前記ドアロック状態検出手段からの検出結果に基づいて、前記アクセサリスイッチがオフ状態にあり、かつドアが開いてから閉じた後にドアがロック状態になったことを検出したとき、前記露出部をインストルメントパネル内に収納するように作動し且つドアがアンロック状態になり、かつドアが開いたことを検出したとき、前記露出部をインストルメントパネルの上面から突出させるように作動させてなる作動手段とを有することを要旨する。
【0007】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の本発明において、前記露出部は、ディスプレイユニットを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、アクセサリスイッチがオフ状態にあり、かつドアが開いてから閉じた後にドアがロック状態になったときは、車両内に人が居なくなったときであるから、露出部をインストルメントパネル内に収納させても、本機器の上に物を置くことはできない。したがって、従来のように本機器の突出動作が妨げられたり、本機器の上に缶ジュースなどが置かれ、露出部が突出したときに缶ジュースなどが倒れて、液体が内部に侵入するおそれもない。また、ドアがアンロック状態になり、かつドアが開いたときのみ、露出部をインストルメントパネルの上面から突出させるので、本機器の上に物を置くことはできない。
【0011】
また、請求項2記載の本発明によれば、露出部がディスプレイユニットであり、このディスプレイユニットが例えばカーナビゲーションシステムのものである場合には、インストルメントパネル上面に突出して表示を行うことにより、車両前方を確認しながら、ナビゲーションシステムのディスプレイユニットを容易に見ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係わる車載用出没式機器を本機器が取り付けられている車両内部のインストルメントパネル周辺とともに示す斜視図である。同図において、本実施形態の車載用出没式機器は、符号1で示されているように、車両のインストルメントパネル3の上面に出没可能に、すなわちインストルメントパネル3の上面から突出したり、インストルメントパネル3内に収納しうるように配設されている。本実施形態では、車載用出没式機器1は、例えばカーナビゲーションシステムの表示を構成しているものであり、インストルメントパネル3の上面から突出したほぼ垂直な面に露出部を構成するディスプレイユニット1aが設けられている。なお、図1において、ステアリングハンドルは図の簡略化のために省略されている。
【0014】
図1に示す状態においては、車載用出没式機器1のディスプレイユニット1aは、インストルメントパネル3の上面から突出している状態を示しているが、使用しない状態においては、ディスプレイユニット1aはインストルメントパネル3内に収納され、インストルメントパネル3の上面は突出物のない同一平坦面になるように図示しない制御機構により制御されている。
【0015】
このようにディスプレイユニット1aがインストルメントパネル3内に収納された場合に、本車載用出没式機器1の上に例えば缶ジュースなどの物が置かれないようにするために、本実施形態では、後述するように、車両内に人がいる場合には、車載用出没式機器1のディスプレイユニット1aは突出し、車両内に人が居なくなった場合に、ディスプレイユニット1aはインストルメントパネル3内に収納されるようになっている。
【0016】
図2は、図1に示す車載用出没式機器1の制御部の回路構成を示すブロック図である。同図に示す車載用出没式機器1は、前述したディスプレイユニット1aと、該ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3の上面から突出させたり、インストルメントパネル3内に収納するように駆動する出没駆動機構部11と、該出没駆動機構部11を制御する出没制御部13と、車両のアクセサリスイッチのオフ状態を検出するアクセサリスイッチ状態検出部15と、図示しない車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉検出部17と、車両のドアのロック状態を検出するドアロック状態検出部19とを有する。
【0017】
次に、図3および図4に示すフローチャートを参照して、上述したように構成される車載用出没式機器1の作用を説明する。
【0018】
まず、図3を参照して、車載用出没式機器1のディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3内に収納する場合の作用について説明する。
【0019】
本車載用出没式機器1の出没制御部13は、アクセサリスイッチ状態検出部15の検出結果に基づいてアクセサリスイッチ(以下、ACCと略称する)がOFF状態にあるか否かをチェックする(ステップS110)。ACCがOFF状態になったことを検出すると、出没制御部13はディスプレイユニット1aが収納された状態にあるか否かを判断し(ステップS120)、ディスプレイユニット1aが収納されている場合には処理を終了するが、収納されていない場合にはディスプレイユニット1aがOFF状態にあるか否かを判断し(ステップS130)、オフでない場合には、ディスプレイユニット1aをOFFにする(ステップS140)。
【0020】
それから、出没制御部13は、ドア開閉検出部17の検出結果に基づいてドアが開いたか否かをチェックする(ステップS150)。ドアが開いたことを検出した場合には、次に同様にドア開閉検出部17の検出結果に基づきドアが閉じたか否かをチェックする(ステップS160)。ドアが開いたことを検出した場合には、出没制御部13はドアロック状態検出部19の検出結果に基づきドアがロックされたか否かをチェックする(ステップS170)。ドアがロックされた場合には、以上の動作により車両内に人が居ないことが確認されたことになるので、出没制御部13は出没駆動機構部11を制御して、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3内に収納し(ステップS180)、ディスプレイユニット1aが収納されたことを示すフラグを1に設定し(ステップS190)、処理を終了する。
【0021】
上述した処理では、ACCがOFF状態になり、かつドアが開いてから閉じた後にドアがロック状態になったということにより車両内に人が居なくなったことを確認している。そして、このように車両内に人が居なくなった場合には、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3内に収納して、車載用出没式機器1を含むインストルメントパネル3の上面を平にしても、その上に缶ジュースなどの物が置かれるということにないとともに、また本車載用出没式機器1が使用されることもないため、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3内に収納しているものである。
【0022】
次に、図4を参照して、車載用出没式機器1のディスプレイユニット1aを突出させる場合の作用について説明する。
【0023】
図4においては、まず出没制御部13は、ドアロック状態検出部19の検出結果に基づき、ドアがアンロックされたか否か、すなわちロック状態が解除されたか否かをチェックする(ステップS210)。ドアがアンロックされたことを検出した場合には、ドア開閉検出部17の検出結果に基づいてドアが開いたか否かをチェックする(ステップS220)。それから、出没制御部13はアクセサリスイッチ状態検出部15の検出結果に基づき、ACCがON状態になったか否かをチェックする(ステップS230)。ACCがON状態の場合には、前記フラグが1であるか否かをチェックする(ステップS240)。フラグが1の場合には、ステップS190で設定したように、ディスプレイユニット1aはインストルメントパネル3内に収納されていることになるので、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3の上面から突出され(ステップS250)、前記フラグを0に設定し(ステップS260)、これによりディスプレイユニット1aが突出した状態にあることを示し、処理を終了する。なお、ステップS240のチェックにおいて、フラグが1でない場合、ディスプレイユニット1aはインストルメントパネル3上に既に突出していることになるので、そのまま処理を終了する。
【0024】
以上の処理においては、ドアがアンロック状態になってから、ドアが開き、ACCがONになったということにより車両内に人が入ったということを判定し、人が車両内に入った場合には、ディスプレイユニット1aが収納されたままでは、その上に物が置かれることがあると判断し、これを防止するために、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3の上面から突出させているものである。なお、図4に示す処理では、ドアがアンロック状態になってから、ドアが開き、ACCがONになったということで、車両内に人が入るということを判定しているが、ドアがアンロック状態になってから、ドアが開いたということのみで、人が車両内に入ったと判断し、これによりディスプレイユニット1aを突出させるようにしてもよく、この場合の方が安全性が高いことになる。すなわち、ドアをアンロック状態にしてから、ドアを開いて、人が車両内に入ったが、すぐにはACCをONにせずに、缶ジュースなどをインストルメントパネル3の上に置くことがあるからである。
【0025】
なお、上述した実施形態では、車載用出没式機器は、インストルメントパネル上に突出する露出部としてディスプレイユニット1aを有し、これにより一例としてカーナビゲーションシステムなどのディスプレイシステムを構成する場合について説明したが、本車載用出没式機器はこのようなディスプレイシステムやテレビなどに限定されるものでなく、オーディオ機器、空気清浄機器などのような種々の機器に適用できるものであり、このような機器を本発明のように不使用ときにはインストルメントパネル内に収納したり、使用時のみ突出させるように構成することにより、外観的に面のみならず、機能的にも有効な点が多々あるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる車載用出没式機器を本機器が取り付けられている車両内部のインストルメントパネル周辺とともに示す斜視図である。
【図2】図1に示す車載用出没式機器1の制御部の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図1,2に示す車載用出没式機器のディスプレイユニット収納時の作用を示すフローチャートである。
【図4】図1,2に示す車載用出没式機器のディスプレイユニット突出時の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車載用出没式機器
1a ディスプレイユニット
3 インストルメントパネル
11 出没駆動機構部
13 出没制御部
15 アクセサリスイッチ状態検出部
17 ドア開閉検出部
19 ドアロック開閉検出部
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のインストルメントパネル上に突出/収納可能に配設された車載用出没式機器に関し、更に詳しくは、例えばディスプレイユニット等として使用され、使用時にはインストルメントパネルの上面から突出し、不使用時にはインストルメントパネル内に収納されるようにインストルメントパネル上に出没可能に配設された車載用出没式機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の技術としては、例えば特開平8−9291に記載されたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この種の車載用出没式機器は、不使用時にはインストルメントパネル内に収納され、本機器の上面はインストルメントパネルの上面と同一平面となるため、本機器の上に物が置かれ易く、物が置かれた場合には、本機器の使用時の突出動作を円滑に行うことができないことがあるという問題がある。
【0004】
また、本機器の上に置かれたものが缶ジュースのような液体の入った容器などの場合には、本機器の使用時の突出動作により容器が倒れ、内部の液体が本機器にかかって内部に侵入し、本機器のみならず、インストルメントパネル内部の計器などを故障させるおそれがある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、上に物が置かれないように車両に人が乗っている場合にはインストルメントパネル上に突出させるようにした車載用出没式機器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、インストルメントパネルの上面から突出する第1の状態とインストルメントパネル内に収納される第2の状態を取りうるように車両のインストルメントパネル上に配設された露出部と、車両のアクセサリスイッチのオフ状態を検出するアクセサリスイッチ状態検出手段と、車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉検出手段と、車両のドアのロック状態を検出するドアロック状態検出手段と、前記アクセサリスイッチ動作検出手段、前記ドア開閉検出手段および前記ドアロック状態検出手段からの検出結果に基づいて、前記アクセサリスイッチがオフ状態にあり、かつドアが開いてから閉じた後にドアがロック状態になったことを検出したとき、前記露出部をインストルメントパネル内に収納するように作動し且つドアがアンロック状態になり、かつドアが開いたことを検出したとき、前記露出部をインストルメントパネルの上面から突出させるように作動させてなる作動手段とを有することを要旨する。
【0007】
また、請求項2記載の本発明は、請求項1記載の本発明において、前記露出部は、ディスプレイユニットを有することを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明によれば、アクセサリスイッチがオフ状態にあり、かつドアが開いてから閉じた後にドアがロック状態になったときは、車両内に人が居なくなったときであるから、露出部をインストルメントパネル内に収納させても、本機器の上に物を置くことはできない。したがって、従来のように本機器の突出動作が妨げられたり、本機器の上に缶ジュースなどが置かれ、露出部が突出したときに缶ジュースなどが倒れて、液体が内部に侵入するおそれもない。また、ドアがアンロック状態になり、かつドアが開いたときのみ、露出部をインストルメントパネルの上面から突出させるので、本機器の上に物を置くことはできない。
【0011】
また、請求項2記載の本発明によれば、露出部がディスプレイユニットであり、このディスプレイユニットが例えばカーナビゲーションシステムのものである場合には、インストルメントパネル上面に突出して表示を行うことにより、車両前方を確認しながら、ナビゲーションシステムのディスプレイユニットを容易に見ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施形態に係わる車載用出没式機器を本機器が取り付けられている車両内部のインストルメントパネル周辺とともに示す斜視図である。同図において、本実施形態の車載用出没式機器は、符号1で示されているように、車両のインストルメントパネル3の上面に出没可能に、すなわちインストルメントパネル3の上面から突出したり、インストルメントパネル3内に収納しうるように配設されている。本実施形態では、車載用出没式機器1は、例えばカーナビゲーションシステムの表示を構成しているものであり、インストルメントパネル3の上面から突出したほぼ垂直な面に露出部を構成するディスプレイユニット1aが設けられている。なお、図1において、ステアリングハンドルは図の簡略化のために省略されている。
【0014】
図1に示す状態においては、車載用出没式機器1のディスプレイユニット1aは、インストルメントパネル3の上面から突出している状態を示しているが、使用しない状態においては、ディスプレイユニット1aはインストルメントパネル3内に収納され、インストルメントパネル3の上面は突出物のない同一平坦面になるように図示しない制御機構により制御されている。
【0015】
このようにディスプレイユニット1aがインストルメントパネル3内に収納された場合に、本車載用出没式機器1の上に例えば缶ジュースなどの物が置かれないようにするために、本実施形態では、後述するように、車両内に人がいる場合には、車載用出没式機器1のディスプレイユニット1aは突出し、車両内に人が居なくなった場合に、ディスプレイユニット1aはインストルメントパネル3内に収納されるようになっている。
【0016】
図2は、図1に示す車載用出没式機器1の制御部の回路構成を示すブロック図である。同図に示す車載用出没式機器1は、前述したディスプレイユニット1aと、該ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3の上面から突出させたり、インストルメントパネル3内に収納するように駆動する出没駆動機構部11と、該出没駆動機構部11を制御する出没制御部13と、車両のアクセサリスイッチのオフ状態を検出するアクセサリスイッチ状態検出部15と、図示しない車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉検出部17と、車両のドアのロック状態を検出するドアロック状態検出部19とを有する。
【0017】
次に、図3および図4に示すフローチャートを参照して、上述したように構成される車載用出没式機器1の作用を説明する。
【0018】
まず、図3を参照して、車載用出没式機器1のディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3内に収納する場合の作用について説明する。
【0019】
本車載用出没式機器1の出没制御部13は、アクセサリスイッチ状態検出部15の検出結果に基づいてアクセサリスイッチ(以下、ACCと略称する)がOFF状態にあるか否かをチェックする(ステップS110)。ACCがOFF状態になったことを検出すると、出没制御部13はディスプレイユニット1aが収納された状態にあるか否かを判断し(ステップS120)、ディスプレイユニット1aが収納されている場合には処理を終了するが、収納されていない場合にはディスプレイユニット1aがOFF状態にあるか否かを判断し(ステップS130)、オフでない場合には、ディスプレイユニット1aをOFFにする(ステップS140)。
【0020】
それから、出没制御部13は、ドア開閉検出部17の検出結果に基づいてドアが開いたか否かをチェックする(ステップS150)。ドアが開いたことを検出した場合には、次に同様にドア開閉検出部17の検出結果に基づきドアが閉じたか否かをチェックする(ステップS160)。ドアが開いたことを検出した場合には、出没制御部13はドアロック状態検出部19の検出結果に基づきドアがロックされたか否かをチェックする(ステップS170)。ドアがロックされた場合には、以上の動作により車両内に人が居ないことが確認されたことになるので、出没制御部13は出没駆動機構部11を制御して、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3内に収納し(ステップS180)、ディスプレイユニット1aが収納されたことを示すフラグを1に設定し(ステップS190)、処理を終了する。
【0021】
上述した処理では、ACCがOFF状態になり、かつドアが開いてから閉じた後にドアがロック状態になったということにより車両内に人が居なくなったことを確認している。そして、このように車両内に人が居なくなった場合には、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3内に収納して、車載用出没式機器1を含むインストルメントパネル3の上面を平にしても、その上に缶ジュースなどの物が置かれるということにないとともに、また本車載用出没式機器1が使用されることもないため、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3内に収納しているものである。
【0022】
次に、図4を参照して、車載用出没式機器1のディスプレイユニット1aを突出させる場合の作用について説明する。
【0023】
図4においては、まず出没制御部13は、ドアロック状態検出部19の検出結果に基づき、ドアがアンロックされたか否か、すなわちロック状態が解除されたか否かをチェックする(ステップS210)。ドアがアンロックされたことを検出した場合には、ドア開閉検出部17の検出結果に基づいてドアが開いたか否かをチェックする(ステップS220)。それから、出没制御部13はアクセサリスイッチ状態検出部15の検出結果に基づき、ACCがON状態になったか否かをチェックする(ステップS230)。ACCがON状態の場合には、前記フラグが1であるか否かをチェックする(ステップS240)。フラグが1の場合には、ステップS190で設定したように、ディスプレイユニット1aはインストルメントパネル3内に収納されていることになるので、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3の上面から突出され(ステップS250)、前記フラグを0に設定し(ステップS260)、これによりディスプレイユニット1aが突出した状態にあることを示し、処理を終了する。なお、ステップS240のチェックにおいて、フラグが1でない場合、ディスプレイユニット1aはインストルメントパネル3上に既に突出していることになるので、そのまま処理を終了する。
【0024】
以上の処理においては、ドアがアンロック状態になってから、ドアが開き、ACCがONになったということにより車両内に人が入ったということを判定し、人が車両内に入った場合には、ディスプレイユニット1aが収納されたままでは、その上に物が置かれることがあると判断し、これを防止するために、ディスプレイユニット1aをインストルメントパネル3の上面から突出させているものである。なお、図4に示す処理では、ドアがアンロック状態になってから、ドアが開き、ACCがONになったということで、車両内に人が入るということを判定しているが、ドアがアンロック状態になってから、ドアが開いたということのみで、人が車両内に入ったと判断し、これによりディスプレイユニット1aを突出させるようにしてもよく、この場合の方が安全性が高いことになる。すなわち、ドアをアンロック状態にしてから、ドアを開いて、人が車両内に入ったが、すぐにはACCをONにせずに、缶ジュースなどをインストルメントパネル3の上に置くことがあるからである。
【0025】
なお、上述した実施形態では、車載用出没式機器は、インストルメントパネル上に突出する露出部としてディスプレイユニット1aを有し、これにより一例としてカーナビゲーションシステムなどのディスプレイシステムを構成する場合について説明したが、本車載用出没式機器はこのようなディスプレイシステムやテレビなどに限定されるものでなく、オーディオ機器、空気清浄機器などのような種々の機器に適用できるものであり、このような機器を本発明のように不使用ときにはインストルメントパネル内に収納したり、使用時のみ突出させるように構成することにより、外観的に面のみならず、機能的にも有効な点が多々あるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる車載用出没式機器を本機器が取り付けられている車両内部のインストルメントパネル周辺とともに示す斜視図である。
【図2】図1に示す車載用出没式機器1の制御部の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図1,2に示す車載用出没式機器のディスプレイユニット収納時の作用を示すフローチャートである。
【図4】図1,2に示す車載用出没式機器のディスプレイユニット突出時の作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 車載用出没式機器
1a ディスプレイユニット
3 インストルメントパネル
11 出没駆動機構部
13 出没制御部
15 アクセサリスイッチ状態検出部
17 ドア開閉検出部
19 ドアロック開閉検出部
Claims (2)
- インストルメントパネルの上面から突出する第1の状態とインストルメントパネル内に収納される第2の状態を取りうるように車両のインストルメントパネル上に配設された露出部と、
車両のアクセサリスイッチのオフ状態を検出するアクセサリスイッチ状態検出手段と、
車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉検出手段と、
車両のドアのロック状態を検出するドアロック状態検出手段と、
前記アクセサリスイッチ動作検出手段、前記ドア開閉検出手段および前記ドアロック状態検出手段からの検出結果に基づいて、前記アクセサリスイッチがオフ状態にあり、かつドアが開いてから閉じた後にドアがロック状態になったことを検出したとき、前記露出部をインストルメントパネル内に収納するように作動し且つドアがアンロック状態になり、かつドアが開いたことを検出したとき、前記露出部をインストルメントパネルの上面から突出させるように作動させてなる作動手段とを有することを特徴とする車載用出没式機器。 - 前記露出部は、ディスプレイユニットを有することを特徴とする請求項1に記載の車載用出没式機器。
Priority Applications (1)
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JP02535397A JP3555371B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 車載用出没式機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02535397A JP3555371B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 車載用出没式機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10217865A JPH10217865A (ja) | 1998-08-18 |
JP3555371B2 true JP3555371B2 (ja) | 2004-08-18 |
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ID=12163502
Family Applications (1)
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JP02535397A Expired - Fee Related JP3555371B2 (ja) | 1997-02-07 | 1997-02-07 | 車載用出没式機器 |
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JP4692199B2 (ja) * | 2005-10-05 | 2011-06-01 | 株式会社デンソー | 車両用コミュニケーション装置 |
JP2009132166A (ja) * | 2006-03-07 | 2009-06-18 | Mitsubishi Electric Corp | ディスプレイ開閉装置 |
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1997
- 1997-02-07 JP JP02535397A patent/JP3555371B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10217865A (ja) | 1998-08-18 |
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