JP3555227B2 - 電子機器操作装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、有線遠隔操作制御される被制御機器としての電子機器を操作する電子機器操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、車載用のテーププレーヤが知られている。
【0003】
この車載用テーププレーヤは、車の運転を行いながら音楽等を楽しむことが考慮されている。使用形態の一例としては、カセットテープが装着されていない状態でカセット挿入口からこのカセットテープが半分程外に出た状態で保持しておき、ユーザは、運転を行いながら、いわば手探り状態で上記半分程外に出た状態でカセット挿入口に保持されているカセットテープを押し込むと、このカセットテープがローディングされて装置内に装着される。上記カセットテープが装着されると、このカセットテープレコーダ装置内に設けられているシステムコントローラがこれを検出し、自動的にテープの送りを開始すると共にこのテープに再生ヘッドを接触させて再生を開始する。
【0004】
これにより、運転中に脇見をすることなく上記カセットテープを装着したのみで自動的に再生を行うことができ、運転に支障をきたすことなく再生を行うことができる。また、カセットテープに再生ヘッドを接触させて再生を行う接触再生方式のため、走行中の振動等の外乱に影響されることなく再生を行うことができる。
【0005】
また、音声情報が記録されて成るディスク状記録媒体いわゆるコンパクトディスク(CD:compact disc)を用いて上記音声情報を再生するCDプレーヤが知られている。
【0006】
このCDプレーヤは、ノイズが非常に少なく高品質な音声信号が得られるため、広く使用されている。
【0007】
また、近年において、上記CDプレーヤは、小型化され携帯できるようになった。ユーザは、この携帯用CDプレーヤ本体上に設けられた操作部にて操作したり、ヘッドホンと上記携帯用CDプレーヤとを接続する接続線または伝送線上に設けた有線遠隔操作装置を操作することで、上記携帯用CDプレーヤの動作を制御することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば上記携帯用CDプレーヤを自動車内で動作させた場合、支持アームを用いて任意の位置で上記携帯用CDプレーヤを支持し、固定することになる。但し、上記携帯用CDプレーヤを自動車内で使用する際は、ヘッドホンの代わりに音楽演奏用に車載用テーププレーヤに装着する音声信号を伝送するアタッチメントを使用する。従って、上記有線遠隔操作装置を使用することができないため、本体上に設けられた上記操作部にてコマンド入力することで、上記携帯用CDプレーヤを操作することができる。
【0009】
しかし、自動車を運転しながら上記携帯用CDプレーヤを操作する場合、脇見運転のような形になるため、安全性を損なうことになる。
【0010】
ところで、従来において、使用されている赤外線を発信する無線遠隔操作装置にて遠隔操作を行うことが可能であるが、走行中の自動車内においては、上記無線遠隔操作装置を赤外線を受光する部分に向けることが困難な場合があり、操作性が損なわれることがある。
【0011】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、どのような使用条件下においても電子機器を遠隔操作することで安全性が損なわれることがなく、上記電子機器の操作性が損なわれない電子機器操作装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子機器操作装置は、上述の課題を解決するために、有線遠隔操作制御される被制御機器としての電子機器を操作する電子機器操作装置であって、無線遠隔操作部からの電磁波を受けるアンテナとしての機能を有すると共に、上記有線遠隔操作制御を行うための制御信号を上記電子機器に伝送する伝送線と、上記伝送線にて受けた電磁波を受信して復調する受信部と、上記受信部にて受信処理して得られた信号に基づいて有線遠隔操作するための制御信号を出力する制御信号出力部と、カセットテープと同一形状に形成されたケースと、再生位置にあるカセットテープレコーダ装置の磁気ヘッドと対向する位置に取り付けられると共に、上記電子機器としての外部音声信号源からの音声信号を磁気信号に変換する信号変換部とを有し、上記信号変換部と、上記受信部及び上記制御信号出力部を有して成る有線遠隔操作部とは、上記ケース内に収納されるものである。
【0014】
さらに、上記外部音声信号源は、ディスク状記録媒体を再生するディスク再生装置であることが挙げられる。
【0015】
【作用】
本発明の電子機器操作装置によれば、使用者が無線遠隔操作部いわゆるリモートコントローラにて電子機器に対してコマンド入力を行うと、上記無線遠隔操作部から上記コマンドに応じた変調成分を有する電磁波が発信される。また、アンテナとしての伝送線にて上記電磁波を受けて、この電磁波は受信部に送られ受信されて復調される。さらに、上記受信部からの信号に応じて、制御信号出力部にて上記電子機器の動作を制御するための制御信号が出力される。また、上記制御信号は上記伝送線を介して上記電子機器に送られて、上記電子機器が動作制御を受ける。
【0016】
また、さらに、信号変換部を設け、この信号変換部と、上記受信部及び上記制御信号出力部を有して成る有線遠隔操作部とをカセットテープと同一形状のケース内に収納する場合、このケースをカセットテープレコーダ装置に装着し、音声信号を出力する電子機器を外部音声信号源として使用する際に、上記電子機器から出力される音声信号が、上記信号変換部にて磁気信号に変換され、さらに、この磁気信号は上記カセットテープレコーダ装置の磁気ヘッドにて取り込まれる。この取り込まれた磁気信号に基づいて、音声が出力される。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の電子機器操作装置が適用される好ましい実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
先ず、上記電子機器操作装置を、遠隔操作用制御信号が入力される制御信号入力端子を有する携帯用ディスク再生装置の遠隔操作装置に適用した一例について説明する。
【0019】
上記遠隔操作装置は、図1に示すように、有線遠隔操作制御される被制御機器としての電子機器である携帯用ディスク再生装置7を操作する電子機器操作装置であって、図示されない無線遠隔操作部からの電磁波、例えばラジオ周波数信号いわゆるRF信号を受けるアンテナとしての機能を有すると共に、上記有線遠隔操作制御を行うための制御信号を上記携帯用ディスク再生装置7に伝送する伝送線である伝送コード6と、上記伝送コード6にて受けた電磁波を受信して復調する受信部であるRF信号受信回路1と、上記RF信号受信回路1にて受信処理して得られた信号に基づいて有線遠隔操作するための制御信号を出力する制御信号出力部2とを有して成るものである。
【0020】
上記遠隔操作装置において、伝送コード6は、上記無線遠隔操作部いわゆるリモートコントローラから出力されるRF信号を受けて、このRF信号をRF信号受信回路1に送る。
【0021】
ここで、上記リモートコントローラは、例えば再生操作、トラックジャンプ操作、停止操作、プログラム再生操作等の上記携帯用ディスク再生装置7が有する動作モードをユーザが設定すなわちコマンド入力するための無線遠隔操作部であって、コマンド入力されるとこのコマンドに応じた動作モードに対応する変調信号であるRF信号を出力するものである。
【0022】
また、上記伝送コード6は、後述する上記携帯用ディスク再生装置を遠隔操作するための制御信号に基づいて得られる制御信号コードを伝送する。さらに、上記伝送コード6は、携帯用ディスク再生装置7にて音声情報が記録されているいわゆるコンパクトディスク(CD:compact disc)または音楽CDを再生することで得られる音声信号を上記有線遠隔操作部10に伝送し、音声変換回路8に送る。
【0023】
RF信号受信回路1は、上記伝送コード6にて受けたRF信号を受信処理する。すなわち、所定の帯域のRF信号を取り出して、さらに、所定の信号周波数に合わせてこの周波数の信号を選択、すなわち同調をとる。また、上記RF信号は上述したように変調信号であるので、この同調がとられたRF信号を復調してベースバンド信号例えば低周波信号に変換し、制御信号出力部2のRF信号解読部4に送る。また、上記所定の帯域の一例として、40kHzから50kHzまでの帯域が挙げられる。
【0024】
ここで、制御信号出力部2は、上記ベースバンド信号を解読する上記RF信号解読部4と、RF信号解読部4からの信号を上記携帯用ディスク再生装置7を遠隔操作するための制御信号コードに変換する制御信号コード変換部3と、さらに、上記RF信号解読部4が解読動作を行うためのデータを格納するROM(read
only memory)とを有して成る。
【0025】
そこで、RF信号解読部4は、上記ROMのデータに基づいて上記ベースバンド信号から上記携帯用ディスク再生装置7を遠隔操作するための信号を取り出す。なお、この信号は、例えば図2のA、Bに示すように、同期信号であるガイドパルス41の後に、“H”あるいは“L”のレベルを有するパルス信号42で示される信号である。
【0026】
ここで、例えば上記携帯用ディスク再生装置7を停止させる際に出力させる信号は、ガイドパルス41に続いて図2のAに示すようなパルス系列を示すパルス信号42を有している。また、例えば上記携帯用ディスク再生装置7に再生動作を行わせる際に出力させる信号は、ガイドパルス41に続いて図2のBに示すようなパルス系列を示すパルス信号42を有している。
【0027】
また、制御信号コード変換部3は、図2のA、Bに示したような上記RF信号解読部4からの信号を、伝送コード6にて伝送すると共に携帯用ディスク再生装置7の動作を実際に制御する制御信号形態としての例えば2値データである制御信号コードにコード化変換し、伝送コード6を介して携帯用ディスク再生装置7の上記制御信号入力端子に送る。なお、ここでは、ガイドパルス41が検出された後に、パルス信号42が検出されて、このパルス信号42が例えば“0”あるいは“1”の2値データにてコード化される。例えば、図2のAに示すような信号が送られた場合、制御信号コードは“010101…0001”となり、また、図2のBに示すような信号が送られた場合、制御信号コードは“010101…0111”となる。
【0028】
携帯用ディスク再生装置7は、動作制御を行うためのコードデータを予め有するROMを備えており、上記制御信号コードが入力されるとこの制御信号コードと上記コードデータとを比較し、一致するコードデータで示される動作モードにて動作する。
【0029】
また、音声変換回路8は、上記携帯用ディスク再生装置7から送られる音声信号に、他のオーディオ信号再生装置にて再生させるために増幅処理等を施して、オーディオ信号出力部9に出力する。また、オーディオ信号出力部9は、例えば電気・磁気変換手段を有して成り、電気信号である上記音声信号を磁気信号に変換して出力する。
【0030】
上記遠隔操作装置によれば、ユーザは、上記リモートコントローラにて携帯用ディスク再生装置7に対してコマンド入力すると、上記リモートコントローラからRF信号が発信される。伝送コード6はこのRF信号を受け、このRF信号がRF信号受信回路1に送られ、フィルタリング処理により所定帯域が取り出された後この取り出された帯域のRF信号がRF信号受信回路1にて復調、いわゆる受信処理されてベースバンド信号に変換される。さらに、RF信号解読部4にて上記携帯用ディスク再生装置7の動作を制御するための信号が上記ベースバンド信号から検出され、この検出された信号が制御信号コード変換部3にて制御信号コードに変換されて、伝送コード6を介して携帯用ディスク再生装置7に送られる。携帯用ディスク再生装置7は、上記制御信号コードに基づいて設定されている動作モードにて動作する。
【0031】
さらに、携帯用ディスク再生装置7から出力される音声信号は、伝送コード6を介して音声変換回路8に送られて、他のオーディオ信号再生装置にて再生させるためのオーディオ信号に変換され、オーディオ信号出力部9に送られる。さらに、このオーディオ信号出力部9にて、電気信号から磁気信号に変換され出力される。
【0032】
次に、上記遠隔操作装置の具体例として、車載用テーププレーヤに装着し、上記携帯用ディスク再生装置に代表される音声信号を再生する電子機器を操作するための遠隔操作装置とした例を説明する。
【0033】
上記遠隔操作装置の具体例は、図3に示すように、上記RF信号受信回路1と上記RF信号解読部2と上記制御信号コード変換部3とを有して成る有線遠隔操作部10は、カセットテープと同一形状のケース21に収納されるものである。
【0034】
また、一端が上記ケース21に接続される伝送コード6の他端には、例えば上記電子機器のプラグ差込口に接続するための接続用プラグ24を有しており、さらに、上記接続用プラグ24には制御信号出力端子22と音声信号入力端子23とが配設されている。なお、これら制御信号出力端子22と音声信号入力端子23とは、上記プラグ差込口に配設される制御信号入力端子と音声信号出力端子とにそれぞれ接続される。
【0035】
図3に示した遠隔操作装置において、伝送コード6にて、上述したようなリモートコントローラから発信されるRF信号を受けて、ケース21内部に設けられている図1で示した有線遠隔操作部10にて、上述したように上記RF信号に基づいて得られる上記制御信号コードが伝送コード6を介して接続用プラグ24の制御信号出力端子22から出力されるようになっている。
【0036】
また、上記電子機器で得られる音声信号は、上記接続用プラグ24の音声信号入力端子23から入力され、伝送コード6を介して上記有線遠隔操作部10に送られ、図1で示した音声変換回路8にてテープ再生用のオーディオ信号に変換された後、さらに、図1のオーディオ信号出力部9にて電気信号から磁気信号に変換される。このテープ再生用の磁気信号は、上記車載用テーププレーヤのヘッド25に出力されて、この磁気信号に応じて上記車載用テーププレーヤは動作し、上記音声信号に基づいた音声が出力される。
【0037】
また、図3に示したような遠隔操作装置を装着する一例を図4に示す。
【0038】
図4において、カセットテープと同一形状に形成されたケース21と、再生位置にあるカセットテープレコーダ装置31の磁気ヘッドと対向する位置に取り付けられると共に、携帯用ディスク再生装置7からの音声信号と磁気信号に変換する信号変換部としての図1に示したオーディオ信号出力部9とを設け、オーディオ信号出力部9と、受信部としての図1の上記RF信号受信回路1及び上記制御信号出力部2を有して成る有線遠隔操作部10とは、上記ケース21内に収納されている。
【0039】
また、上記遠隔操作装置の上記ケース21は、テープ挿入取出口32から車載用テーププレーヤ31内部に挿入されている。また、接続用プラグ24は携帯用ディスク再生装置7のプラグ差込口に差し込まれている。
【0040】
また、リモートコントローラ26は、上述のように、ユーザにより上記携帯用ディスク再生装置7を操作するためにコマンド入力が行われることで、このコマンドに応じたRF信号が発信される。このRF信号は、伝送コード6にて受けられる。
【0041】
図4によれば、ユーザは、リモートコントローラ26にてコマンド入力することで、RF信号が発信され、伝送コード6はこのRF信号を受けて、このRF信号を車載用テーププレーヤ31内部に装着されたケース21内部に設けられている有線遠隔操作部に送る。この有線遠隔操作部では上述のように、上記RF信号に基づいて上記携帯用ディスク再生装置7の動作を制御する制御信号コードが得られて、伝送コード6を介して携帯用ディスク再生装置7に送られる。
【0042】
携帯用ディスク再生装置7は、上記制御信号コードが入力されると、この制御信号コードに応じた動作モードに入り、例えば再生、トラックジャンプ、停止、プログラム再生の各モードで動作する。そこで、再生あるいはプログラム再生モードにて上記CDを再生した際に得られる音声信号は、伝送コード6を介して再び上記有線遠隔操作部に送られ、テープ再生用のオーディオ信号に変換され、このオーディオ信号が車載用テーププレーヤ31にて処理されて演奏される。
【0043】
以上のように構成することで、ユーザは、例えば自動車内にて、無線遠隔操作部を操作することで、例えば携帯用ディスク再生装置の操作を行うことが可能になり、従来のように操作する度に上記携帯用ディスク再生装置の操作部を覗かなくてもこの携帯用ディスク再生装置を操作することができるようになる。従って、例えばユーザが自動車運転中に上記携帯用ディスク再生装置を操作しても安全性を損ねることがない。さらに、従来の車載用テーププレーヤにて使用することができるため、新たに専用のハードウェアを追加しなくてもよい。
【0044】
なお、本実施例において、電子機器操作装置を携帯用ディスク再生装置の遠隔操作装置に適用した例を挙げたが、これに限定されることはなく、遠隔操作可能な電子機器例えば携帯用ビデオ再生装置の遠隔操作であれば、どのような電子機器の遠隔操作を行うための電子機器操作装置としてもよい。
【0045】
また、受信部としてのRF信号受信回路1が、所定帯域の信号を取り出すフィルタリング処理を行うようにしたが、これに限定されることはなく、帯域通過フィルタや高域通過フィルタ等から成るフィルタ処理部を設けて、フィルタリング処理を行わせてもよい。
【0046】
また、上記電子機器がヘッドホン用のプラグ差込口に遠隔操作用の制御信号コードを入力するための専用の制御信号入力端子を有している例を挙げたが、これに限定されることはなく、上記制御信号入力端子を備えていない電子機器を操作する際には、音声信号と制御信号コードとの周波数を変えて、音声信号入力端子を通じて音声信号及び制御信号コードの両方の信号をやりとりしてもよい。
【0047】
また、上記音声信号と上記制御信号コードとの両方を同じ伝送線を用いて、上記電子機器と上記有線遠隔操作部との間で信号のやりとりする例を挙げたが、これに限定されることはなく、上記音声信号と上記制御信号コードとは、互いに異なる伝送線を用いて上記電子機器と上記有線遠隔操作部との間で信号のやりとりを行うようにしてもよい。
【0048】
また、上記音声信号を再生処理して音声を出力するものとして、車載用テーププレーヤを用いる例を挙げたが、こちらもこれに限定されることはなく、例えば据え付けのテーププレーヤに上記有線遠隔操作部を装着してこのテーププレーヤに音声出力させてもよい。
【0049】
そして、図1に示した有線遠隔操作部10内部に音声変換回路8を設けたが、これに限定されることはなく、上記電子機器操作装置を音声信号を処理する電子機器の遠隔操作装置に適用しない場合はこの部分を省いても差し支えない。
【0050】
また、上記有線遠隔操作部10を収納するケースとしてカセットテープと同一形状いわゆるのカセット状ケースを用いた例を挙げたが、これに限定されることはなく、遠隔操作する電子機器に有線で接続するものであれば、どのような形状のケースを用いても、本発明と同様の効果を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子機器操作装置によれば、使用者は無線遠隔操作部にて電子機器に対してコマンド入力することで、上記電子機器を遠隔操作することができるため、電子機器本体に設けられた操作部を見ながら操作することが不可能な状態においても、安全性を損なうことなく、上記電子機器の動作を制御することができる。また、新たに専用のハードウェアを付加しなくてもよいため、上記電子機器を遠隔操作する電子機器操作装置が低価格で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器操作装置が適用される携帯用ディスク再生装置の遠隔操作装置の概略を示すブロック回路図である。
【図2】上記遠隔操作装置にて処理する信号を説明する図である。
【図3】上記遠隔操作装置の具体例を示す概略図である。
【図4】上記遠隔操作装置の具体例を使用する一例を説明する図である。
【符号の説明】
1 RF信号受信回路
3 制御信号コード変換部
4 RF信号解読部
6 伝送コード
9 オーディオ信号出力部
21 ケース
【産業上の利用分野】
本発明は、有線遠隔操作制御される被制御機器としての電子機器を操作する電子機器操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来において、車載用のテーププレーヤが知られている。
【0003】
この車載用テーププレーヤは、車の運転を行いながら音楽等を楽しむことが考慮されている。使用形態の一例としては、カセットテープが装着されていない状態でカセット挿入口からこのカセットテープが半分程外に出た状態で保持しておき、ユーザは、運転を行いながら、いわば手探り状態で上記半分程外に出た状態でカセット挿入口に保持されているカセットテープを押し込むと、このカセットテープがローディングされて装置内に装着される。上記カセットテープが装着されると、このカセットテープレコーダ装置内に設けられているシステムコントローラがこれを検出し、自動的にテープの送りを開始すると共にこのテープに再生ヘッドを接触させて再生を開始する。
【0004】
これにより、運転中に脇見をすることなく上記カセットテープを装着したのみで自動的に再生を行うことができ、運転に支障をきたすことなく再生を行うことができる。また、カセットテープに再生ヘッドを接触させて再生を行う接触再生方式のため、走行中の振動等の外乱に影響されることなく再生を行うことができる。
【0005】
また、音声情報が記録されて成るディスク状記録媒体いわゆるコンパクトディスク(CD:compact disc)を用いて上記音声情報を再生するCDプレーヤが知られている。
【0006】
このCDプレーヤは、ノイズが非常に少なく高品質な音声信号が得られるため、広く使用されている。
【0007】
また、近年において、上記CDプレーヤは、小型化され携帯できるようになった。ユーザは、この携帯用CDプレーヤ本体上に設けられた操作部にて操作したり、ヘッドホンと上記携帯用CDプレーヤとを接続する接続線または伝送線上に設けた有線遠隔操作装置を操作することで、上記携帯用CDプレーヤの動作を制御することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば上記携帯用CDプレーヤを自動車内で動作させた場合、支持アームを用いて任意の位置で上記携帯用CDプレーヤを支持し、固定することになる。但し、上記携帯用CDプレーヤを自動車内で使用する際は、ヘッドホンの代わりに音楽演奏用に車載用テーププレーヤに装着する音声信号を伝送するアタッチメントを使用する。従って、上記有線遠隔操作装置を使用することができないため、本体上に設けられた上記操作部にてコマンド入力することで、上記携帯用CDプレーヤを操作することができる。
【0009】
しかし、自動車を運転しながら上記携帯用CDプレーヤを操作する場合、脇見運転のような形になるため、安全性を損なうことになる。
【0010】
ところで、従来において、使用されている赤外線を発信する無線遠隔操作装置にて遠隔操作を行うことが可能であるが、走行中の自動車内においては、上記無線遠隔操作装置を赤外線を受光する部分に向けることが困難な場合があり、操作性が損なわれることがある。
【0011】
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みてなされたものであり、どのような使用条件下においても電子機器を遠隔操作することで安全性が損なわれることがなく、上記電子機器の操作性が損なわれない電子機器操作装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子機器操作装置は、上述の課題を解決するために、有線遠隔操作制御される被制御機器としての電子機器を操作する電子機器操作装置であって、無線遠隔操作部からの電磁波を受けるアンテナとしての機能を有すると共に、上記有線遠隔操作制御を行うための制御信号を上記電子機器に伝送する伝送線と、上記伝送線にて受けた電磁波を受信して復調する受信部と、上記受信部にて受信処理して得られた信号に基づいて有線遠隔操作するための制御信号を出力する制御信号出力部と、カセットテープと同一形状に形成されたケースと、再生位置にあるカセットテープレコーダ装置の磁気ヘッドと対向する位置に取り付けられると共に、上記電子機器としての外部音声信号源からの音声信号を磁気信号に変換する信号変換部とを有し、上記信号変換部と、上記受信部及び上記制御信号出力部を有して成る有線遠隔操作部とは、上記ケース内に収納されるものである。
【0014】
さらに、上記外部音声信号源は、ディスク状記録媒体を再生するディスク再生装置であることが挙げられる。
【0015】
【作用】
本発明の電子機器操作装置によれば、使用者が無線遠隔操作部いわゆるリモートコントローラにて電子機器に対してコマンド入力を行うと、上記無線遠隔操作部から上記コマンドに応じた変調成分を有する電磁波が発信される。また、アンテナとしての伝送線にて上記電磁波を受けて、この電磁波は受信部に送られ受信されて復調される。さらに、上記受信部からの信号に応じて、制御信号出力部にて上記電子機器の動作を制御するための制御信号が出力される。また、上記制御信号は上記伝送線を介して上記電子機器に送られて、上記電子機器が動作制御を受ける。
【0016】
また、さらに、信号変換部を設け、この信号変換部と、上記受信部及び上記制御信号出力部を有して成る有線遠隔操作部とをカセットテープと同一形状のケース内に収納する場合、このケースをカセットテープレコーダ装置に装着し、音声信号を出力する電子機器を外部音声信号源として使用する際に、上記電子機器から出力される音声信号が、上記信号変換部にて磁気信号に変換され、さらに、この磁気信号は上記カセットテープレコーダ装置の磁気ヘッドにて取り込まれる。この取り込まれた磁気信号に基づいて、音声が出力される。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の電子機器操作装置が適用される好ましい実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0018】
先ず、上記電子機器操作装置を、遠隔操作用制御信号が入力される制御信号入力端子を有する携帯用ディスク再生装置の遠隔操作装置に適用した一例について説明する。
【0019】
上記遠隔操作装置は、図1に示すように、有線遠隔操作制御される被制御機器としての電子機器である携帯用ディスク再生装置7を操作する電子機器操作装置であって、図示されない無線遠隔操作部からの電磁波、例えばラジオ周波数信号いわゆるRF信号を受けるアンテナとしての機能を有すると共に、上記有線遠隔操作制御を行うための制御信号を上記携帯用ディスク再生装置7に伝送する伝送線である伝送コード6と、上記伝送コード6にて受けた電磁波を受信して復調する受信部であるRF信号受信回路1と、上記RF信号受信回路1にて受信処理して得られた信号に基づいて有線遠隔操作するための制御信号を出力する制御信号出力部2とを有して成るものである。
【0020】
上記遠隔操作装置において、伝送コード6は、上記無線遠隔操作部いわゆるリモートコントローラから出力されるRF信号を受けて、このRF信号をRF信号受信回路1に送る。
【0021】
ここで、上記リモートコントローラは、例えば再生操作、トラックジャンプ操作、停止操作、プログラム再生操作等の上記携帯用ディスク再生装置7が有する動作モードをユーザが設定すなわちコマンド入力するための無線遠隔操作部であって、コマンド入力されるとこのコマンドに応じた動作モードに対応する変調信号であるRF信号を出力するものである。
【0022】
また、上記伝送コード6は、後述する上記携帯用ディスク再生装置を遠隔操作するための制御信号に基づいて得られる制御信号コードを伝送する。さらに、上記伝送コード6は、携帯用ディスク再生装置7にて音声情報が記録されているいわゆるコンパクトディスク(CD:compact disc)または音楽CDを再生することで得られる音声信号を上記有線遠隔操作部10に伝送し、音声変換回路8に送る。
【0023】
RF信号受信回路1は、上記伝送コード6にて受けたRF信号を受信処理する。すなわち、所定の帯域のRF信号を取り出して、さらに、所定の信号周波数に合わせてこの周波数の信号を選択、すなわち同調をとる。また、上記RF信号は上述したように変調信号であるので、この同調がとられたRF信号を復調してベースバンド信号例えば低周波信号に変換し、制御信号出力部2のRF信号解読部4に送る。また、上記所定の帯域の一例として、40kHzから50kHzまでの帯域が挙げられる。
【0024】
ここで、制御信号出力部2は、上記ベースバンド信号を解読する上記RF信号解読部4と、RF信号解読部4からの信号を上記携帯用ディスク再生装置7を遠隔操作するための制御信号コードに変換する制御信号コード変換部3と、さらに、上記RF信号解読部4が解読動作を行うためのデータを格納するROM(read
only memory)とを有して成る。
【0025】
そこで、RF信号解読部4は、上記ROMのデータに基づいて上記ベースバンド信号から上記携帯用ディスク再生装置7を遠隔操作するための信号を取り出す。なお、この信号は、例えば図2のA、Bに示すように、同期信号であるガイドパルス41の後に、“H”あるいは“L”のレベルを有するパルス信号42で示される信号である。
【0026】
ここで、例えば上記携帯用ディスク再生装置7を停止させる際に出力させる信号は、ガイドパルス41に続いて図2のAに示すようなパルス系列を示すパルス信号42を有している。また、例えば上記携帯用ディスク再生装置7に再生動作を行わせる際に出力させる信号は、ガイドパルス41に続いて図2のBに示すようなパルス系列を示すパルス信号42を有している。
【0027】
また、制御信号コード変換部3は、図2のA、Bに示したような上記RF信号解読部4からの信号を、伝送コード6にて伝送すると共に携帯用ディスク再生装置7の動作を実際に制御する制御信号形態としての例えば2値データである制御信号コードにコード化変換し、伝送コード6を介して携帯用ディスク再生装置7の上記制御信号入力端子に送る。なお、ここでは、ガイドパルス41が検出された後に、パルス信号42が検出されて、このパルス信号42が例えば“0”あるいは“1”の2値データにてコード化される。例えば、図2のAに示すような信号が送られた場合、制御信号コードは“010101…0001”となり、また、図2のBに示すような信号が送られた場合、制御信号コードは“010101…0111”となる。
【0028】
携帯用ディスク再生装置7は、動作制御を行うためのコードデータを予め有するROMを備えており、上記制御信号コードが入力されるとこの制御信号コードと上記コードデータとを比較し、一致するコードデータで示される動作モードにて動作する。
【0029】
また、音声変換回路8は、上記携帯用ディスク再生装置7から送られる音声信号に、他のオーディオ信号再生装置にて再生させるために増幅処理等を施して、オーディオ信号出力部9に出力する。また、オーディオ信号出力部9は、例えば電気・磁気変換手段を有して成り、電気信号である上記音声信号を磁気信号に変換して出力する。
【0030】
上記遠隔操作装置によれば、ユーザは、上記リモートコントローラにて携帯用ディスク再生装置7に対してコマンド入力すると、上記リモートコントローラからRF信号が発信される。伝送コード6はこのRF信号を受け、このRF信号がRF信号受信回路1に送られ、フィルタリング処理により所定帯域が取り出された後この取り出された帯域のRF信号がRF信号受信回路1にて復調、いわゆる受信処理されてベースバンド信号に変換される。さらに、RF信号解読部4にて上記携帯用ディスク再生装置7の動作を制御するための信号が上記ベースバンド信号から検出され、この検出された信号が制御信号コード変換部3にて制御信号コードに変換されて、伝送コード6を介して携帯用ディスク再生装置7に送られる。携帯用ディスク再生装置7は、上記制御信号コードに基づいて設定されている動作モードにて動作する。
【0031】
さらに、携帯用ディスク再生装置7から出力される音声信号は、伝送コード6を介して音声変換回路8に送られて、他のオーディオ信号再生装置にて再生させるためのオーディオ信号に変換され、オーディオ信号出力部9に送られる。さらに、このオーディオ信号出力部9にて、電気信号から磁気信号に変換され出力される。
【0032】
次に、上記遠隔操作装置の具体例として、車載用テーププレーヤに装着し、上記携帯用ディスク再生装置に代表される音声信号を再生する電子機器を操作するための遠隔操作装置とした例を説明する。
【0033】
上記遠隔操作装置の具体例は、図3に示すように、上記RF信号受信回路1と上記RF信号解読部2と上記制御信号コード変換部3とを有して成る有線遠隔操作部10は、カセットテープと同一形状のケース21に収納されるものである。
【0034】
また、一端が上記ケース21に接続される伝送コード6の他端には、例えば上記電子機器のプラグ差込口に接続するための接続用プラグ24を有しており、さらに、上記接続用プラグ24には制御信号出力端子22と音声信号入力端子23とが配設されている。なお、これら制御信号出力端子22と音声信号入力端子23とは、上記プラグ差込口に配設される制御信号入力端子と音声信号出力端子とにそれぞれ接続される。
【0035】
図3に示した遠隔操作装置において、伝送コード6にて、上述したようなリモートコントローラから発信されるRF信号を受けて、ケース21内部に設けられている図1で示した有線遠隔操作部10にて、上述したように上記RF信号に基づいて得られる上記制御信号コードが伝送コード6を介して接続用プラグ24の制御信号出力端子22から出力されるようになっている。
【0036】
また、上記電子機器で得られる音声信号は、上記接続用プラグ24の音声信号入力端子23から入力され、伝送コード6を介して上記有線遠隔操作部10に送られ、図1で示した音声変換回路8にてテープ再生用のオーディオ信号に変換された後、さらに、図1のオーディオ信号出力部9にて電気信号から磁気信号に変換される。このテープ再生用の磁気信号は、上記車載用テーププレーヤのヘッド25に出力されて、この磁気信号に応じて上記車載用テーププレーヤは動作し、上記音声信号に基づいた音声が出力される。
【0037】
また、図3に示したような遠隔操作装置を装着する一例を図4に示す。
【0038】
図4において、カセットテープと同一形状に形成されたケース21と、再生位置にあるカセットテープレコーダ装置31の磁気ヘッドと対向する位置に取り付けられると共に、携帯用ディスク再生装置7からの音声信号と磁気信号に変換する信号変換部としての図1に示したオーディオ信号出力部9とを設け、オーディオ信号出力部9と、受信部としての図1の上記RF信号受信回路1及び上記制御信号出力部2を有して成る有線遠隔操作部10とは、上記ケース21内に収納されている。
【0039】
また、上記遠隔操作装置の上記ケース21は、テープ挿入取出口32から車載用テーププレーヤ31内部に挿入されている。また、接続用プラグ24は携帯用ディスク再生装置7のプラグ差込口に差し込まれている。
【0040】
また、リモートコントローラ26は、上述のように、ユーザにより上記携帯用ディスク再生装置7を操作するためにコマンド入力が行われることで、このコマンドに応じたRF信号が発信される。このRF信号は、伝送コード6にて受けられる。
【0041】
図4によれば、ユーザは、リモートコントローラ26にてコマンド入力することで、RF信号が発信され、伝送コード6はこのRF信号を受けて、このRF信号を車載用テーププレーヤ31内部に装着されたケース21内部に設けられている有線遠隔操作部に送る。この有線遠隔操作部では上述のように、上記RF信号に基づいて上記携帯用ディスク再生装置7の動作を制御する制御信号コードが得られて、伝送コード6を介して携帯用ディスク再生装置7に送られる。
【0042】
携帯用ディスク再生装置7は、上記制御信号コードが入力されると、この制御信号コードに応じた動作モードに入り、例えば再生、トラックジャンプ、停止、プログラム再生の各モードで動作する。そこで、再生あるいはプログラム再生モードにて上記CDを再生した際に得られる音声信号は、伝送コード6を介して再び上記有線遠隔操作部に送られ、テープ再生用のオーディオ信号に変換され、このオーディオ信号が車載用テーププレーヤ31にて処理されて演奏される。
【0043】
以上のように構成することで、ユーザは、例えば自動車内にて、無線遠隔操作部を操作することで、例えば携帯用ディスク再生装置の操作を行うことが可能になり、従来のように操作する度に上記携帯用ディスク再生装置の操作部を覗かなくてもこの携帯用ディスク再生装置を操作することができるようになる。従って、例えばユーザが自動車運転中に上記携帯用ディスク再生装置を操作しても安全性を損ねることがない。さらに、従来の車載用テーププレーヤにて使用することができるため、新たに専用のハードウェアを追加しなくてもよい。
【0044】
なお、本実施例において、電子機器操作装置を携帯用ディスク再生装置の遠隔操作装置に適用した例を挙げたが、これに限定されることはなく、遠隔操作可能な電子機器例えば携帯用ビデオ再生装置の遠隔操作であれば、どのような電子機器の遠隔操作を行うための電子機器操作装置としてもよい。
【0045】
また、受信部としてのRF信号受信回路1が、所定帯域の信号を取り出すフィルタリング処理を行うようにしたが、これに限定されることはなく、帯域通過フィルタや高域通過フィルタ等から成るフィルタ処理部を設けて、フィルタリング処理を行わせてもよい。
【0046】
また、上記電子機器がヘッドホン用のプラグ差込口に遠隔操作用の制御信号コードを入力するための専用の制御信号入力端子を有している例を挙げたが、これに限定されることはなく、上記制御信号入力端子を備えていない電子機器を操作する際には、音声信号と制御信号コードとの周波数を変えて、音声信号入力端子を通じて音声信号及び制御信号コードの両方の信号をやりとりしてもよい。
【0047】
また、上記音声信号と上記制御信号コードとの両方を同じ伝送線を用いて、上記電子機器と上記有線遠隔操作部との間で信号のやりとりする例を挙げたが、これに限定されることはなく、上記音声信号と上記制御信号コードとは、互いに異なる伝送線を用いて上記電子機器と上記有線遠隔操作部との間で信号のやりとりを行うようにしてもよい。
【0048】
また、上記音声信号を再生処理して音声を出力するものとして、車載用テーププレーヤを用いる例を挙げたが、こちらもこれに限定されることはなく、例えば据え付けのテーププレーヤに上記有線遠隔操作部を装着してこのテーププレーヤに音声出力させてもよい。
【0049】
そして、図1に示した有線遠隔操作部10内部に音声変換回路8を設けたが、これに限定されることはなく、上記電子機器操作装置を音声信号を処理する電子機器の遠隔操作装置に適用しない場合はこの部分を省いても差し支えない。
【0050】
また、上記有線遠隔操作部10を収納するケースとしてカセットテープと同一形状いわゆるのカセット状ケースを用いた例を挙げたが、これに限定されることはなく、遠隔操作する電子機器に有線で接続するものであれば、どのような形状のケースを用いても、本発明と同様の効果を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子機器操作装置によれば、使用者は無線遠隔操作部にて電子機器に対してコマンド入力することで、上記電子機器を遠隔操作することができるため、電子機器本体に設けられた操作部を見ながら操作することが不可能な状態においても、安全性を損なうことなく、上記電子機器の動作を制御することができる。また、新たに専用のハードウェアを付加しなくてもよいため、上記電子機器を遠隔操作する電子機器操作装置が低価格で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子機器操作装置が適用される携帯用ディスク再生装置の遠隔操作装置の概略を示すブロック回路図である。
【図2】上記遠隔操作装置にて処理する信号を説明する図である。
【図3】上記遠隔操作装置の具体例を示す概略図である。
【図4】上記遠隔操作装置の具体例を使用する一例を説明する図である。
【符号の説明】
1 RF信号受信回路
3 制御信号コード変換部
4 RF信号解読部
6 伝送コード
9 オーディオ信号出力部
21 ケース
Claims (2)
- 有線遠隔操作制御される被制御機器としての電子機器を操作する電子機器操作装置であって、
無線遠隔操作部からの電磁波を受けるアンテナとしての機能を有すると共に、上記有線遠隔操作制御を行うための制御信号を上記電子機器に伝送する伝送線と、
上記伝送線にて受けた電磁波を受信して復調する受信部と、
上記受信部にて受信処理して得られた信号に基づいて有線遠隔操作するための制御信号を出力する制御信号出力部と、
カセットテープと同一形状に形成されたケースと、
再生位置にあるカセットテープレコーダ装置の磁気ヘッドと対向する位置に取り付けられると共に、上記電子機器としての外部音声信号源からの音声信号を磁気信号に変換する信号変換部とを有し、
上記信号変換部と、上記受信部及び上記制御信号出力部を有して成る有線遠隔操作部とは、上記ケース内に収納されることを特徴とする電子機器操作装置。 - 上記外部音声信号源は、ディスク状記録媒体を再生するディスク再生装置であることを特徴とする請求項1記載の電子機器操作装置。
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JP (1) | JP3555227B2 (ja) |
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1995
- 1995-03-24 JP JP06642395A patent/JP3555227B2/ja not_active Expired - Fee Related
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