JP3554120B2 - インク供給機構を持つインクジェットヘッド、インクジェットヘッドカートリッジおよびインクジェット装置 - Google Patents

インク供給機構を持つインクジェットヘッド、インクジェットヘッドカートリッジおよびインクジェット装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクを吐出するための記録素子が形成された記録素子基板と、外部から入力される画信号に従って記録素子を駆動させるための駆動素子基板を圧接してなるインクジェット記録ヘッドに関する。
【0002】
なお、本発明において用いる「記録」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を被記録媒体に対して付与することだけでなくパターン等の意味を持たない画像を付与することをも意味するものである。
【0003】
また、本発明は紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の被記録媒体に対し記録を行う、プリンター、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサ等の装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合せた産業用記録装置に適用可能な発明である。
【0004】
【従来の技術】
図11(a)は、インクジェット記録装置等に用いられるインクジェット記録ヘッドの記録素子基板の従来例の構造を示す平面図、図11(b)は、図11(a)のA−A1線断面の構造を示す断面図である。
【0005】
図11(a)および図11(b)において、1501は記録素子基板を構成する基板、1502は発熱素子であり、発熱抵抗層としてのHfB層等で構成されている。1503はAlの共通電極、1504はAlの個別電極、1505aおよび1505bはAlのパターン配線、1506は耐酸化層および絶縁層としての感光性ポリイミド層、1508は耐キャビテーション層としてのTa層である。
【0006】
図11(a)および図11(b)に示したような記録素子基板は、発熱抵抗層としてのHfB層1510に電流を流すことにより、当該HfB層より熱エネルギーを発生させるものである。すなわち、駆動電流を外部より個別電極1504およびパターン配線1505aを介してHfB層1502へ流入させ、さらにパターン配線1505bおよび共通電極1503を介して外部へ流入させることにより、発熱素子1502に熱エネルギーを発生させることができる。
【0007】
なお、このような記録素子基板を用いた記録素子ユニットの構成を図12に示している。この記録素子ユニットには各発熱素子に対応して吐出口に連通したインク流路1520が設けられており、このインク流路には液室1530からインクが供給されている。この液室には天板1540に設けられた供給口(不図示)からインクが供給される。
【0008】
前述の発熱素子に駆動信号を与え発熱させることでインク流路中のインクに気泡を発生させて吐出口21から吐出させる。
【0009】
通常、上述のようなHfB層1510、個別電極1504、パターン配線1505aおよび1505bの組み合わせで構成される発熱素子1502は、図11(a)に示したように、1つの記録素子基板に複数形成されている。このように、1つの記録素子基板に複数の発熱素子を設けることにより、複数ドットの記録を同時に行うインクジェット記録装置を得ることが可能となり、記録の高速化を図ることができる。特に、高密度・高速記録の要請が高い今日においては、1主走査ラインの記録を複数行同時に行うことが一般化しており、したがって、多数の発熱素子を高密度に配置した記録素子ユニットが登場している。
【0010】
記録素子ユニット1つに複数の発熱素子を配置して複数ドットの記録を同時に行う場合には、発熱素子のそれぞれについて個別にON−OFFを制御しなければならない。このような選択駆動制御を行うための手段(以下、駆動素子と称す)は、記録素子ユニット内に形成することも可能であるが、特に発熱素子が多い長尺の記録素子ユニットの場合に、独立した基板に形成され(以下、この基板を駆動素子基板と称す)、記録素子ユニットと接続される。記録素子ユニットと駆動素子基板とを独立とするのは、記録素子と駆動素子とを一体基板に形成した場合、長尺ヘッドの場合など記録素子ないし駆動素子のいずれか一部に不良が生ずると全体が動作しなくなってしまうという問題があるからである。
【0011】
従来、記録素子基板と駆動素子基板とを電気的に接続する技術としては、特開平3−121851号公報に開示された方法がある。
【0012】
上記の接続方法は、図11(a)および図11(b)とほぼ同様の構成を有する図13に示す構造のものであり、個別電極上に基板から隆起するようにバンプ状電極を形成し、図示するように駆動素子基板7005上に取り付けられた記録素子基板7001と、駆動IC7003が形成された駆動素子基板7002を圧接法により接合する方法である。
【0013】
また、特開平1−302829号公報に開示された電気的接続部材を用いて接続する方法もある。図14(a)〜(c)のそれぞれは、上記公報に開示された接続方法を説明するための図である。
【0014】
図14において、1704は記録素子基板、1705は駆動素子基板1714および1715は電極部、1719および1720は絶縁膜である。また、1703は電気的接続部材であり、1717は電気的導電部材、1718は電気的導電部材1717を保持するための保持体である。ここで、電気的導電部材1717のピッチは、電極1714および1715のピッチよりも狭く設定されている。
【0015】
記録素子基板1704と駆動素子基板1705および電気的接続部材1703は、まず図14(a)に示すように配置され、次に同図(b)に示すように互いに圧着される。また同図(c)は圧着後の全体図である。電気的導電部材1717のピッチが電極1714および1715のピッチよりも狭く設定されていることから、正確な位置決めを必要とすることなく、圧着を行うだけで電極1714および1715は電気的導電部材1717を介して電気的に接続される。
【0016】
また、従来、記録素子基板と駆動素子基板とを別々の部材で構成した記録ヘッドの一例を図15および図16に示す。図15は記録ヘッドの斜視図であり、図16は図15中の矢印方向から見たときの断面図である。
【0017】
図15および図16に示す記録へッドにおいて記録素子基板8001は主基台8005に、駆動素子基板8002は副基台8004にそれぞれ固定されている。また、主基台8005には記録液内の気泡やゴミを除去するためのフィルター装置8016が固定されている。
【0018】
そして、記録素子基板8001と駆動素子基板8002の電気的接続は、記録素子基板8001の接続電極に対して駆動素子基板8002の接続電極を正確に位置合わせし、副基台8004を弾性部材8008を介して圧接板8007で押圧することによって行われる。
【0019】
また、記録素子ユニットへの記録液の供給は、記録素子ユニットとフィルター装置8016をインク供給チューブ8013で連結し、フィルター装置8016と不図示のインクタンクをインク供給チューブ8013で連結したインク供給系によって行われる。
【0020】
【発明が解決しようとしている課題】
上述した従来のインクジェット記録ヘッドにおいては、組み立てる場合や記録素子基板8001や記録素子ユニットに不良が生じて交換する場合には、記録素子基板と駆動素子基板の電気的接続と、記録素子ユニットへのインク供給系の接続取り消しをそれぞれ別々に行わなければならず、手間がかかり時間がかかるという解決すべき課題があった。
【0021】
また、記録素子基板の交換の場合でも、フィルター装置やインク供給チューブ等までも一緒に交換しなければならず、不要な交換作業が生じ、この点からも時間がかかるうえにコストが高くなるという解決すべき課題があった。
【0022】
本発明は上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、記録素子基板の交換操作の手順を大幅に単純化し、容易化することにより交換作業を迅速に行うことができ、さらに部品点数を減らすことで安価なインクジェット記録ヘッドを実現することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための本発明の構成は以下のようなものである。
【0024】
インクを吐出する吐出口に連通するインク流路と該インク流路にインクの供給を行うための液室とを形成する流路形成部材と
インクを吐出するためのエネルギーを発生する記録素子が複数設けられた記録素子基板と、
前記記録素子を選択的に駆動するための駆動素子が配された駆動素子基板と、
前記流路形成部材に設けられたインク供給口に対してインクの流通を行うためのインク供給機構と、
弾性部材と、
前記弾性部材を介して前記記録素子基板と前記駆動素子基板とに電気的接続のための付勢力を加えて圧接するとともに、前記インク供給機構と前記インク供給口とのインク供給系の接続を成す圧接手段と、
を有することを特徴とするインクジェットヘッド。
【0025】
もしくは、上述のインクジェットヘッドと、このインクジェットヘッドに供給されるインクを保持するインク容器とを有するインクジェットヘッドカートリッジ。
【0026】
もしくは、上述のインクジェットヘッドと、インクを受ける被記録媒体を搬送する被記録媒体搬送手段とを有するインクジェット装置。
【0027】
本発明においては上述のような構成とすることにより、部品点数の削減や、組み立て・分解時の工数が大幅に軽減される。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0029】
実施例1
図1および図2は、本発明の第1の実施例を説明するための図であり、図1は本実施例のインクジェット記録ヘッドの外観を示す斜視図、図2は図1中の矢印方向の断面構造を示す断面図である。
【0030】
各図中、1001は記録素子基板、1020は記録素子基板に接合されることで図2で示したようにインク流路や液室を形成する流路形成部材であり、記録素子基板と流路形成部材とで圧接することで、記録素子ユニットを構成している。1002は駆動素子基板、1003は駆動素子としての駆動IC、1004は副基台、1005は圧接手段を構成する保持部材としての主基台、1006はスペーサー、1007は圧接手段を構成する圧接部材としての圧接板、1008は弾性部材、1009はインク供給口、1011はOリング、1012は連接管、1013はインク供給チューブ、1014はインク流路、1015は回路基板、1016はフィルター装置、1017は固定ネジである。
【0031】
本実施例の記録ヘッドにおいて、主基台1005に固定される記録素子基板1001に接続される流路形成部材には、その長手方向の両端にインク供給口1009が配置されている。駆動素子基板1002は回路基板1015とともに副基台1004に固定され、駆動素子基板1002と回路基板1015はワイヤボンディング等により、電気的に接続されている。また、記録素子基板1001と駆動素子基板1002を圧接するための圧接板1007には、記録素子基板1001のインク供給口1009と接続されるインク供給機構を構成する連接管1012とフィルター装置1016とがインク供給チューブ1013で連結されておりそれらが固定されている。
【0032】
そして、記録素子基板1001の接続電極と駆動素子基板1002の接続電極を圧接板1007と主基台の間に挟んで位置合わせし、圧接板1007と主基台1005とをねじ1017で締めつける。このことで、弾性部材1008を介して副基台1004が加圧されて記録素子基板1001と駆動素子基板1002に付勢力が加わり、両者が圧接される。そしてこの圧接によって両者の電気的接続と両者のインク供給系の接続が同時に成される。
【0033】
なお、上記の接続部はバンプ形状としたり、電気的接続部材を用いることにより接続性の向上を図っても良い。
【0034】
接続部が接続されると同時に記録素子基板1001のインク供給口1009と圧接板1007に固定された連接管1012はOリング1011を介して接続される。従って、圧接板1007の固定により、記録素子基板1001と駆動素子基板1002の電気的接続と記録素子基板1001のインク供給系への接続を同時に行うことができ、組立効率を向上することができた。
【0035】
なお、本実施例では、流路形成部材のインク供給口と接続を行うインク供給機構を2系統持っているが、両方を記録素子ユニットへのインクの供給経路をして用いてもよく、又、1方を記録素子ユニットからインクを受ける経路として用い全体としてインク循環経路を形成してもよい。
【0036】
実施例2
図3および図4は、本発明の第2の実施例を説明するための図であり、図3は本実施例のインクジェット記録ヘッドの外観を示す斜視図、図4は図3中の矢印方向の断面構造を示す断面図である。
【0037】
各図中、2001は記録素子基板、2020は流路形成部材、2002は駆動素子基板、2003は駆動素子としての駆動IC、2004は副基台、2005は主基台、2006はスペーサー、2007は圧接板、2008は弾性部材、2009はインク供給口、2011はOリング、2012は連接管、2013はインク供給チューブ、2014はインク流路、2015は回路基板、2016はフィルター装置、2017は固定ネジである。
【0038】
本実施例において、駆動素子基板2002と回路基板2015は主基台2005に保持固定されており、互いにワイヤボンディング等により、電気的に接続されている。先の実施例と異なり本実施例の、主基台2005には、流路形成部材2020のインク供給口2009と接続するためのインク供給機構を構成する連接管2012とフィルター装置2016とがインク供給チューブ2013で連結されており、それらが固定されている。そして、その実施例と同様に記録素子基板2001の接続電極と駆動素子基板2002の接続電極を位置合わせし、圧接板2007により弾性部材2008を介して記録素子基板2001の背面を加圧することによって記録素子基板2001と駆動素子基板2002は電気的に接続される。
【0039】
また、このとき同時に記録素子基板2001のインク供給口2009と主基台2005に固定された連接管2012はOリング2011を介して接続される。
【0040】
従って、圧接板2007の固定により記録素子基板2001と駆動素子基板2002の電気的接続と記録素子基板2001のインク供給系への接続が同時に行うことができ、実施例1に比べると、駆動素子基板2001の交換を行う際、駆動素子基板2001に付帯している部品等が少ないため、交換部品のコストが最小限で済む。
【0041】
実施例3
図5および図6は、本発明の第3の実施例を説明するための図であり、図5は本実施例のインクジェット記録ヘッドの外観を示す斜視図、図6は図5中の矢印方向の断面構造を示す断面図である。
【0042】
各図中、3001は記録素子基板、3020は流路形成部材、3002は駆動素子基板、3003は駆動IC、3004は副基台、3005は主基台、3006はスペーサー、3007は圧接板、3008は弾性部材、3009はインク供給口、3011はOリング、3012は連接管、3013はインク供給チューブ、3014はインク流路、3015は回路基板、3016はフィルター装置、3017は固定ネジである。
【0043】
本実施例においては、実施例1と同様に、記録素子基板3001と駆動素子基板3002の電気的接続と流路形成部材3020とのインク供給系の接続は圧接板3007によって同時に行われる。ただし、圧接板3007には、記録素子基板3001のインク供給口3009を接続される接続部およびインク供給機構を構成するインク供給路3014およびフィルター装置3016が一体的に部材内に形成されている。
【0044】
従って、実施例1よりもさらに部品点数を削減でき、組立工数が削減できるとともに記録ヘッドのコストダウン、小型化が図れる。
【0045】
実施例4
図7および図8は、本発明の第2の実施例を説明するための図であり、図7は本実施例のインクジェット記録ヘッドの外観を示す斜視図、図8は図7中の矢印方向の断面構造を示す断面図である。
【0046】
各図中、4001は記録素子基板、4020は流路形成部材、4002は駆動素子基板、4003は駆動IC、4004は副基台、4005は主基台、4006はスペーサー、4007は圧接板、4008は弾性部材、4009はインク供給口、4011はOリング、4012は連接管、4013はインク供給チューブ、4014はインク流路、4015は回路基板、4016はフィルター装置、4017は固定ネジである。
【0047】
本実施例においては、実施例2と同様の構成にて記録素子基板4001と駆動素子基板4002の電気的接続と、流路形成部材4020のインク供給系の接続は、圧接板4007によって同時に行われる。
【0048】
但し駆動素子基板4001を保持固定している主基台4005には、記録素子基板4001のインク供給ロ4009と接続される接続部および、インク供給路4014およびフィルター装置4016が一体的に部材内に形成されている。従って、実施例2よりも部品点数を削減でき、組立工数が低減できるとともに記録ヘッドのコストダウン、小型化が図れる。
【0049】
その他の実施例
上述の各実施例においては記録素子として駆動信号を受け取ることで発熱しインクに気泡を発生させる発熱素子を取り上げて説明したが、これに限らず、駆動信号を受け取ることで機械的変位をする圧伝素子であってもよい。
【0050】
また、上述の各実施例においては長尺のインクジェット記録ヘッドで説明したが、各部品を小型化すれば小型のヘッドに適用できることは言うまでもない。このような小型化を行ったヘッドを用いて図9のようなヘッドカートリッジの構成にすることもできる。図9において符号1の部分がインクジェット記録ヘッドであり、符号2の部分がこのインクジェット記録ヘッドに供給されるインク保持したインク容器である。
【0051】
次に本発明のフルラインインクジェットヘッドおよびこのヘッドを備える好適なカラーインクジェット装置を以下に示す。
【0052】
図10は本発明の特徴が最も現われるインクジェットヘッドの一実施例を搭載したインクジェット装置の一構成例を示す図である。
【0053】
インクジェット装置は図10に示すように、被記録媒体の記録幅に対応した長さに吐出口を複数配したフルライン型ヘッド201a〜201dを備え、これらフルライン型ヘッドは、ホルダー202によりX方向に所定の間隔を持って互いに平行に固定支持されている。各ヘッドの下面にはY方向に沿って、1列に16吐出口/mmの間隔で3456個の吐出口が下向きに設けられており、これにより218mm幅の記録が可能となっている。
【0054】
これらのヘッドは前述の実施例で説明したように複数の素子基板を設けたもので、熱エネルギーを用いて記録液を吐出する方式のものである。そして、駆動信号供給手段であるヘッドドライバー220によって吐出制御されている。
【0055】
なお、前記各ヘッド及びホルダー202を含めてヘッドユニットが構成され、このヘッドユニットはヘッド移動手段224により、上下方向に移動可能になっている。
【0056】
また、各ヘッドの下部には、ヘッドキャップ203a〜203dが各ヘッドにそれぞれ対応するとともに隣接して配置されている。各ヘッドキャップは内部にスポンジ等のインク吸収部材を有する。
【0057】
なお、キャップは不図示のホルダーにより固定されており、そのホルダー及びキャップを含んでキャップユニットが構成され、このキャップユニットはキャップ移動手段225によりX方向に移動可能になっている。
【0058】
前記各ヘッドにはそれぞれ、インクタンク204a〜204dからインク供給チューブを通じてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色のインクが供給され、カラー記録を可能としている。
【0059】
また、このインク供給はヘッド吐出口の毛細管現象を利用しており、各インクタンクの液面は吐出口位置より一定距離だけ低く設定されている。
【0060】
また、この装置は、被記録媒体である記録紙や布帛227を搬送するための搬送手段としての帯電可能なシームレスベルト206を有する。
【0061】
該ベルト206は、各種ローラにより所定の経路に引き回されており、前記駆動ローラ2207に接続され、且つ、モータドライバー2221により駆動されるベルト駆動モーター2208により、走行させることが可能となっている。
【0062】
また、該ベルト206はヘッド201a〜201dの吐出口の直下においてX方向に走行し、ここでは固定支持部材2226により、下側へのぶれを抑制されている。
【0063】
前記ヘッドドライバー220、ヘッド移動手段224、キャップ移動手段225、モータドライバー221、2223、はすべて制御回路219により制御される。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、これまで説明してきたように、記録素子基板と駆動素子基板を別々に有し、記録素子基板を交換可能としたインクジェット記録ヘッドにおいて、記録素子基板の交換操作の手順を大幅に単純化、容易化するとともに、小型で安価なインクジェット記録ヘッドを提供することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録ヘッドの構成を説明するための模式図である。
【図2】図1の断面模式図である。
【図3】本発明のインクジェット記録ヘッドの他の構成を説明するための模式図である。
【図4】図3の断面模式図である。
【図5】本発明のインクジェット記録ヘッドの他の構成を説明するための模式図である。
【図6】図5の断面模式図である。
【図7】本発明のインクジェット記録ヘッドの他の構成を説明するための模式図。
【図8】図7の断面模式図である。
【図9】インクジェットヘッドカートリッジを説明するための模式図である。
【図10】本発明のヘッドを用いたインクジェット装置の模式図である。
【図11】従来のインクジェット記録ヘッドを構成する記録素子基板を説明するための図である。
【図12】インクジェット記録ヘッドを構成する記録素子ユニットを説明するための図である。
【図13】記録素子基板と駆動素子基板との接続形態を説明するための図である。
【図14】電気的接続部材を用いた記録素子基板と駆動素子基板との接続状態を説明するための図である。
【図15】圧接手段を使って記録素子基板と駆動素子基板との接続を行う構成を示した図である。
【図16】図15の断面模式図である。
【符号の説明】
1001 記録素子基板
1002 駆動素子基板
1003 駆動IC
1004 副基台
1005 主基台
1006 スペーサー
1007 圧接板
1008 弾性部材
1009 インク供給口
1011 Oリング
1012 連接管
1013 インク供給チューブ
1014 インク流路
1015 回路基板
1016 フィルター装置
1017 固定ネジ

Claims (9)

  1. インクを吐出する吐出口に連通するインク流路と該インク流路にインクの供給を行うための液室とを形成する流路形成部材と
    インクを吐出するためのエネルギーを発生する記録素子が複数設けられた記録素子基板と、
    前記記録素子を選択的に駆動するための駆動素子が配された駆動素子基板と、
    前記流路形成部材に設けられたインク供給口に対してインクの流通を行うためのインク供給機構と、
    弾性部材と、
    前記弾性部材を介して前記記録素子基板と前記駆動素子基板とに電気的接続のための付勢力を加えて圧接するとともに、前記インク供給機構と前記インク供給口とのインク供給系の接続を成す圧接手段と、
    を有することを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記圧接手段は固定ねじを有し、該固定ねじを締め付けることで電気的接続とインク供給系の接続とを成す請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 前記インク供給機構は、前記圧接手段に設けられたインク供給路である請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記インク供給機構は、前記記録素子基板と前記駆動素子基板とを圧接する圧接部材自体に設けられている請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記インク供給機構は、前記駆動素子基板を保持する保持部材自体に設けられている請求項1または2に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記圧接手段2系統のインク供給機構を有する請求項4または5に記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記2系統のインク供給機構を用いてインク循環経路を形成する請求項6に記載のインクジェットヘッド。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のインクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドに供給されるインクを保持するインク容器とを有することを特徴とするインクジェットヘッドカートリッジ。
  9. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載のインクジェットヘッドと、インクを受ける被記録媒体を搬送する被記録媒体搬送手段とを有することを特徴とするインクジェット装置。
JP29864896A 1995-11-09 1996-11-11 インク供給機構を持つインクジェットヘッド、インクジェットヘッドカートリッジおよびインクジェット装置 Expired - Fee Related JP3554120B2 (ja)

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