JP4134239B1 - インクジェットヘッドユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】電解質溶液を含むインクや強酸性インクを使用することができ、流路構成部の小型化および簡単で安定した製造方法の実現に有利なインクジェットヘッドユニットを提供する。
【解決手段】インクジェットヘッドユニットは、左右側面にヘッド入口23aおよびヘッド出口23bを有し、表面が保護膜に覆われたインクジェットヘッド11と、流路構成部材としてのマニホールド14a,14bと、左右各所における連通によって生じる流路を取り囲む形でインクジェットヘッド11と流路構成部材との間に圧接されて挟まれている第1,第2の弾性シール部材15a,15bとを備える。第1および第2の弾性シール部材15a,15bの外周はインクジェットヘッド11および上記流路構成部材が第1および第2の弾性シール部材15a,15bを挟み込むように配置された後から注入充填された封止剤によって取り囲まれている。
【選択図】図5

Description

本発明は、インクジェットヘッドユニットに関するものである。
一般に、インクジェットヘッドユニットは、複数のノズル孔を介して液滴を吐出するインクジェットヘッドを備える。インクジェットヘッドは、その内部に共通液室(「共通インク室」ともいう。)および個別液室(「個別インク室」あるいは単に「インク室」ともいう。)を有している。インクジェットヘッドは、共通液室に供給された液体を各個別液室に導き、各個別液室から各ノズル孔を介して液体を外部に吐出する仕組みとなっている。液滴の吐出の方式の代表例として、各個別液室に機械的変形を加えることによって各個別液室内に圧力を発生させて液滴を吐出する方式や、各個別液室に配置した発熱素子で液体を気化させることによって各個別液室に圧力を発生させて液滴を吐出する方式が挙げられる。
インクジェットヘッドをインクジェットヘッドユニットに組み込む際には、通常、流路構成部材およびヘッドベース部材が用いられることが多かった。流路構成部材は、インクジェットヘッドに導入すべき液体が流れる流路を構築する役割を担う。ヘッドベース部材は、インクジェットヘッドや流路構成部材を含むいくつかの部品を保持する土台としての役割を担う。従来から、インクジェットヘッド、流路構成部材、ヘッドベース部材の構成や、これらの組み立て方に創意工夫を施すことによってインクジェットヘッドユニットの信頼性の向上が図られてきた。
ところが、近年、インクジェットヘッドにおいては、ノズルの高密度化やノズル数の増大化や、強酸性のインク材料に対する信頼性向上が要求されている。また、インクジェットヘッドユニットの小型化に対しても高い要求があり、簡易な構成で簡単に製造することができるインクジェットヘッドユニットが求められている。
従来技術によるインクジェットヘッドユニットの一例は、特開2002−67312号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2002−67312号公報
しかしながら、インク室の壁の変形を利用して吐出する従来方式のインクジェットヘッドユニットにおいては、インク室の内面に電極が形成されているなどの理由により、そのままの状態で電解質溶液を含むインクや強酸性インクを使用することは困難であった。
また、インクジェットヘッドユニットの小型化においては、ユニットを構成する各部材も必然的に小型化するので、たとえばインクジェットヘッドと流路構成部材とをいかに精度よく、かつ簡単で安定したプロセスによって形成し、組み立てられるかが重要となる。
上記特許文献1に記載された技術においては、インク供給口の開口部を囲むように形成された嵌合溝に軟質ゴム製のリング状パッキンを嵌合し、その外周にシール剤を充填している。その後、フロントヘッドユニットにおけるノズル毎の圧力室へのインク供給孔へこのリング状パッキンを押し当てることでインク供給路を形成している。
しかし、この技術ではパッキンを嵌合するための溝のためのスペースと、さらにその周辺をシール充填するためのスペースとが必要であり、これらのスペースを確保することは流路構成部の小型化に対して大きな妨げとなる。
また、インクジェットヘッドと流路構成部とを当接させる際に、シール剤が液体流路内へ流れ込まないようにするためには、シール剤充填位置の制御や、パッキン周辺の充填量の制御を高精度に行なう必要がある。さらに、インクジェットヘッドと流路構成部との当接の際に高精度のアライメントが必要となってくるため、小型化を進める上で問題となる。
そこで、本発明は、電解質溶液を含むインクや強酸性インクを使用することができ、流路構成部の小型化および簡単で安定した製造方法の実現に有利なインクジェットヘッドユニットを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に基づくインクジェットヘッドユニットは、1以上のノズル孔と上記各ノズル孔に連通する共通液室とを有し、側面にヘッド入口およびヘッド出口を有し、表面が保護膜に覆われたインクジェットヘッドと、第1開口と第2開口と第3開口と第4開口とを有し、上記第2開口は上記ヘッド入口に対向するように配置され、上記第3開口は上記ヘッド出口に対向するように配置され、第1流路が上記第1開口と上記第2開口とを結ぶように内部に設けられ、第2流路が上記第3開口と上記第4開口とを結ぶように内部に設けられた流路構成部材と、上記ヘッド入口と上記第2開口とを連通させつつこの連通によって生じる流路を取り囲む形で上記インクジェットヘッドと上記流路構成部材との間に圧接されて挟まれている第1の弾性シール部材と、上記ヘッド出口と上記第3開口とを連通させつつこの連通によって生じる流路を取り囲む形で上記インクジェットヘッドと上記流路構成部材との間に圧接されて挟まれている第2の弾性シール部材とを備える。上記第1および第2の弾性シール部材の外周は上記インクジェットヘッドおよび上記流路構成部材が上記第1および第2の弾性シール部材を挟み込むように配置された後から注入充填された封止剤によって取り囲まれている。
本発明によれば、インクジェットヘッドの表面が保護膜に覆われているので、電解質溶液を含むインクや強酸性インクにも耐え得るインクジェットヘッドとすることができ、なおかつこの構成であれば、製造時に封止剤が毛細管現象により間隙内に浸透し、弾性シール部材の外周にまで行き渡り、安定した封止が可能となる。これによって、流路構成部の小型化および簡単で安定した製造方法が実現できる。
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図6を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるインクジェットヘッドユニットについて説明する。このインクジェットヘッドユニット1は図1に示すように、ベースユニット2の上にフィルタユニット3を載せ、さらに前側にカバー部材18を取り付けたものである。「前側」とはインク吐出側である。すなわち、図1における矢印75が指す側が「前側」である。このインクジェットヘッドユニット1からカバー部材18を外したところを図2に示す。
フィルタユニット3を単独で取り出したところを図3に示す。フィルタユニット3は、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)からなる2つのハウジング161,162を備える。ハウジング161,162の内部に形成された液室(図示せず)を隔てるように、液体を濾過するフィルタプレート(図示せず)が配置されている。ハウジング161の内部の液室に対しては、図示しない液体収容部から液体が導入される導入口(図示せず)が形成される。ハウジング162の液室内には、マニホールド14aにある第1開口57aに連通されるべき流路が形成される。さらに、ハウジング162には、マニホールド14bの第4開口57dに連通されるべき図示しないベント流路が形成されている。なお、このベント流路は、ハウジング161に形成されたベント流路を介して、液体収容部に接続される。マニホールド14a,14b、第1,第4開口57a,57dについて詳しくは後述する。
ベースユニット2を単独で取り出したところを図4に示す。ベースユニット2を分解したところを図5に示す。ベースユニット2は、ヘッドベース部材13と、チップマウント部材12と、インクジェットヘッド11と、フレキシブル基板26と、ドライバ基板4と、マニホールド14a,14bとを備える。インクジェットヘッド11は硬質セラミックからなるチップマウント部材12を介してヘッドベース部材13の前端に設けられた台座132の上側に載せられている。
ベースユニット2に含まれるヘッドベース部材13は、インクジェットヘッドユニット1全体の土台となるものである。ヘッドベース部材13は、金属性材料によって構成される。本実施の形態では、ヘッドベース部材13の材料としてステンレスが用いられている。
ベースユニット2に含まれるマニホールド14a,14bについて説明する。マニホールド14a,14bは、別々の部材であるが、これら両方を合わせたものが「流路構成部材」に該当する。説明の便宜上、マニホールド14a,14bにおいてヘッドベース部材13に対向する面、すなわち図5において内側を向いている面をそれぞれ「内側面」というものとする。
図4におけるVI−VI線に関する矢視断面図を図6に示す。図1〜図6を参照して説明を続ける。
本実施の形態におけるインクジェットヘッドユニット1は、インクジェットヘッド11と、流路構成部材としてのマニホールド14a,14bと、第1の弾性シール部材15aと、第2の弾性シール部材15bとを備える。インクジェットヘッド11は、1以上のノズル孔11nと各ノズル孔11nに連通する共通液室60とを有し、側面にヘッド入口23aおよびヘッド出口23bを有する。図6に示すようにインクジェットヘッド11の表面は保護膜70に覆われている。図5に示すように、マニホールド14a,14bは、第1開口57aと第2開口57bと第3開口57cと第4開口57dとを有する。図5、図6に示すように第2開口57bはヘッド入口23aに対向するように配置されている。図5に示すように第3開口57cはヘッド出口23bに対向するように配置されている。図6に示すように、第1流路61aが第1開口57aと第2開口57bとを結ぶようにマニホールド14aの内部に設けられ、第2流路61b(図10参照)が第3開口57cと第4開口57dとを結ぶようにマニホールド14bの内部に設けられている。第1の弾性シール部材15aは、図6に示すように、ヘッド入口23aと第2開口57bとを連通させつつこの連通によって生じる流路62aを取り囲む形でインクジェットヘッド11とマニホールド14aとの間に圧接されて挟まれている。第2の弾性シール部材15bは、インクジェットヘッド11の反対側の側面においてヘッド出口23bと第3開口57cとを連通させつつこの連通によって生じる流路を取り囲む形でインクジェットヘッド11とマニホールド14bとの間に圧接されて挟まれている。第1および第2の弾性シール部材15a,15bの外周はインクジェットヘッド11およびマニホールド14a,14bが第1および第2の弾性シール部材15a,15bを挟み込むように配置された後から注入充填された封止剤90によって取り囲まれている。第1の弾性シール部材15aの近傍の配置関係については図6に示すとおりである。封止剤90の注入充填について詳しくは後述する。
本実施の形態では、インクジェットヘッド11の外面を覆う保護膜70はポリパラキシリレン膜で形成されている。すなわち、インクジェットヘッド11は、ポリパラキシリレン膜によって表面を覆われている。
本実施の形態では、マニホールド14a,14bは、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)によって構成されている。封止剤はエポキシ系接着剤である。これにより、耐薬品性を向上させ、信頼性を高めることが可能となる。
(作用・効果)
本実施の形態におけるインクジェットヘッドユニットでは、インクジェットヘッド11が保護膜70で覆われており、高耐薬品性の材料であるPEEKで形成された流路構成部材が用いられているので、電解質溶液を含むインクや強酸性インクにも対応できる流路構成を得ることができる。特に、本実施の形態では、保護膜70がポリパラキシリレン膜であるが、ポリパラキシリレン膜は成膜工程において、細部への付きまわりがよく、共通液室および個別液室を含むインクジェットヘッド11の外面へ安定した保護膜を形成することができる。これにより、信頼性の高い耐強酸性のインクジェットヘッドが可能となる。
ところで、保護膜と弾性シール部材との間には従来、密着性の問題があり、十分なシール性を得るためには相応の圧力で当接しなければならないところ、組み上げ時のズレなどにより弾性シール部材が座屈してしまい、その結果としてリーク不良が発生するという問題があった。しかし、本実施の形態では、弾性シール部材の外周を封止剤で覆う構造となっているので、封止剤が硬化する短時間だけ、封止剤が流路に流れ込まないようにしさえすれば足り、当接時の圧力を低減することができる。したがって、リーク発生のない安定した流路形成が可能となる。
本実施の形態におけるインクジェットヘッドユニットでは、ヘッドベース部材13を備えているので、インクジェットヘッド11と流路構成部材とで形成される液体流路は、アライメントを必要とせず、ヘッドベース部材13への取付けだけによる簡単な方法で形成することができる。したがって、複雑な工程を要せず、安易な方法にて安定したプロセスを可能とする。
(封止剤注入口)
図5に示すように、流路構成部材としてのマニホールド14a,14bは、その内側面の上部に封止剤90を充填するための封止剤注入口80a,80bをそれぞれ有する。本実施の形態では好ましいことに、封止剤注入口80a,80bは、第1,第2の弾性シール部材15a,15bの外周にそれぞれ連通するようにマニホールド14a,14bに設けられた切欠きである。封止剤注入口は貫通孔であってもよいが必ずしも貫通穴である必要はなく、図5に示したような切欠きであってよい。あるいは封止剤注入口は溝であってもよい。
封止剤注入口80a,80bはマニホールド14a,14bの液体導入口の後方に形成されている。図4におけるVII−VII線に関する矢視断面図を図7に示す。図7では紙面手前にある第1流路61aとの位置関係を示すために、第1流路61aを投影して二点鎖線で示している。
図5において矢印76の側からインクジェットヘッド11近傍を見たところを図8に示す。図8では、マニホールド14aとの位置関係を示すために、マニホールド14aの外形を二点鎖線で示している。インクジェットヘッド11とマニホールド14a,14bとを組み合わせた際に、封止剤注入口80a,80bの前端はインクジェットヘッド11の後端と長さD=500μmにわたってオーバーラップするように配置されている。このオーバーラップ部分により、封止剤注入口より充填された封止剤が弾性シール部材の外周に流れ込む経路が形成され、弾性シール部材の外周を確実に封止することが可能となる。
ここでは、流路構成部材に封止剤注入口80a,80bがある例を示したが、封止剤注入口がない場合であっても、インクジェットヘッドと流路構成部材との間の間隙に向けて十分な量の封止剤を供給することにより、封止剤が毛細管現象により間隙内に浸透し、弾性シール部材の外周にまで行き渡り、安定した封止が可能となる。ただし、封止剤注入口があれば、封止剤を充填する際に、充填すべき箇所が明確になり、ディスペンサなどを用いて制御する場合に、所定の位置へ確実に充填することが可能となるので好ましい。
(弾性シール部材)
図6に示すように、第2開口57bの周囲を取り囲むように凹部51aが設けられている。反対側においても同様であり、図5に示すように、マニホールド14bの第3開口57cの周囲を取り囲むように凹部51bが設けられている。第1,第2の弾性シール部材15a,15bは凹部51a,51bにそれぞれ収まった状態で挟み込まれている。
本実施の形態では、第1,第2の弾性シール部材15a,15bとして、図5に示すように額縁状のパッキンが用いられている。これらのパッキンはたとえばパーフロゴムからなるものであってよい。弾性シール部材15a,15bの中空領域の大きさは、インクジェットヘッド11にあるヘッド入口23a、ヘッド出口23bの開口とそれぞれ同一の大きさになるように設計されている。第1,第2の弾性シール部材15a,15bは、凹部51a,51bにそれぞれ嵌め込まれる。第1,第2の弾性シール部材15a,15bの圧縮前の状態での厚みは、凹部51a,51bの凹みの深さより約0.3mmだけ大きく設定されている。したがって、マニホールド14a,14bをヘッドベース部材13に取り付ける際に、第1,第2の弾性シール部材15a,15bは当初凹部51a,51bからはみ出しており、組立によって圧縮されて弾性変形する。図6に示したのと同じ断面における封止剤90の注入前の状態を図9に示す。図10は、封止剤注入前のベースユニット2の全体を前方から見たところである。このように挟み込まれた第1,第2の弾性シール部材15a,15bを介して、マニホールド14a内の第1流路61aおよびマニホールド14b内の第2流路61bは、それぞれインクジェットヘッド11内の共通液室60に連通する。
以上述べたように、本実施の形態におけるインクジェットヘッドユニット1は、好ましいことに、インクジェットヘッド11と流路構成部材としてのマニホールド14a,14bとが間隙82を介して互いに対向するように、インクジェットヘッド11と流路構成部材とを相対的に固定するためのヘッドベース部材13をさらに備え、封止剤90は、ヘッドベース部材13にインクジェットヘッド11と流路構成部材とを取り付けた後に間隙82に注入されて第1および第2の弾性シール部材15a,15bの外周に充填されたものである。
(作用・効果)
本実施の形態におけるインクジェットヘッドユニットでは、封止剤注入口80a,80bから充填された封止剤が、インクジェットヘッド11の後端とオーバーラップした領域(図8参照)で液溜り状態をつくるため、インクジェットヘッド11とマニホールド14a,14bとの間の間隙82(図9参照)へ封止剤が浸透しやすくなり、安定した封止が可能となる。封止剤注入口80a,80bは、射出成型によってマニホールド14a,14bを作製する際に同時形成することができるので、マニホールド14a,14bに封止剤注入口80a,80bを設けたからといってコストアップや工程数増加が発生することはない。
封止剤は第1,第2の弾性シール部材15a,15bの外側の間隙82には浸透するが、第1,第2の弾性シール部材15a,15bは圧縮された状態で挟み込まれているので、封止剤が第1,第2の弾性シール部材15a,15bの内側に入り込むことはない。したがって、インクジェットヘッド11の共通液室60や第1流路61a、第2流路61bに封止剤が入り込むことはない。
(組立)
図5に示すように、マニホールド14a,14bの各々の内側面には、複数の貫通孔54および複数の位置決めピン55がそれぞれ設けられている。さらに、マニホールド14a,14bの内側面には、それぞれV字溝52が形成されている。マニホールド14a,14bをヘッドベース部材13に取り付ける際には、それぞれのV字溝52にエポキシ系接着剤が塗布され、マニホールド14a,14bはこの接着剤によってヘッドベース部材13の側面に接着される。
また、マニホールド14a,14bをヘッドベース部材13に取り付ける際には、複数の位置決めピン55が複数の位置決め用穴32にそれぞれ嵌め込まれる。さらに、複数の貫通孔54を介して複数の雌ネジ部31にネジを嵌め込むことにより、マニホールド14a,14bがヘッドベース部材13に固定される。図5に示した例では、雌ネジ部31、位置決め用穴32および位置決めピン55の数はそれぞれ2つとなっているが、3つ以上であってもよい。
この状態のベースユニット2に対しては、図7に示すように、マニホールド14a,14bの上面から内側面へと連なるように形成された切欠き状の封止剤注入口80a,80bから封止剤90が充填される。図7では封止剤注入口80aのある側を示しているが、封止剤注入口80bのある側においても配置が左右逆の鏡像関係になるだけであって基本的に同様である。この充填により、インクジェットヘッド11とマニホールド14a,14bの間の間隙82(図9参照)へ毛細管作用によって封止剤90が浸透する。封止剤90は第2開口57bとヘッド入口23aとの連通によって生じる流路62aを取り囲むように配置された第1の弾性シール部材15aによりせき止められ、第1の弾性シール部材15aの内側にまでは侵入しない。封止剤90がこのまま固まることによって、図6に示すように第1の弾性シール部材15aの外周の封止が行なわれる。
(封止剤逃げ空間)
図5に示すように、ヘッドベース部材13の前端の一定区間は、チップマウント部材12を支持するための台座132となっている。チップマウント部材12は、図9に示すように、インクジェットヘッド11およびヘッドベース部材13の台座132より幅が狭くなっている。これにより、チップマウント部材12とマニホールド14aとの間、およびチップマウント部材12とマニホールド14bとの間には図9、図10に示すようにそれぞれ封止剤逃げ空間81a,81bが形成される。封止剤逃げ空間81a,81bは上述の間隙82より広い間隙である。
本実施の形態におけるインクジェットヘッドユニット1は、好ましいことに、インクジェットヘッド11とヘッドベース部材13との間に介在する介在部材としてのチップマウント部材12を備える。介在部材と流路構成部材との間には第1および第2の弾性シール部材15a,15bの外周近傍におけるインクジェットヘッド11と流路構成部材との間の間隙よりも幅の広い封止剤逃げ空間81a,81bが構成されている。この構成においては、封止剤注入口80a,80bから注入され、第1,第2の弾性シール部材15a,15bの外周を封止し、さらに間隙82の内部に収まりきれずあふれた封止剤90は、封止剤逃げ空間81a,81bへ流れ込む。
封止剤逃げ空間81a,81bは、図10に示したように、第1,第2の弾性シール部材15a,15bがある側とは異なる側において外部に連通していることが好ましい。この構成においては、封止剤逃げ空間81a,81bに流入した封止剤が封止剤逃げ空間81a,81bの内部にも収まりきれなかった場合、封止剤はインクジェットヘッドユニット1の前面から外部に排出される。すなわち、チップマウント部材12の下部表面およびマニホールド14a,14bを伝って前側外部に排出される。したがって、仮に、封止剤の充填量が多すぎた場合でも、排出される封止剤が増加するだけであり、弾性シール部材外周の間隙82部分に充填される封止剤の量が変動することはない。排出されてチップマウント部材12の前面などに付着した封止剤は、ワイパー(図示せず)で拭き取ることで除去することができる。したがって、不必要な封止剤が残留することはなく、高精度な充填量制御を必要としない簡単な制御によって封止を行なうことが可能となる。封止剤逃げ空間81a,81bが外部に連通する「第1,第2の弾性シール部材15a,15bがある側とは異なる側」とはこの例においては、前側であるが、前側に限らず他の側であってもよい。
本実施の形態では、封止剤90として低粘度のエポキシ系接着剤を使用している。ただし、接着剤の種類は、ここに示した種類のものに限定されるものではない。
以上のように、本実施の形態では、複雑で高精度を要する液体流路部の組立が、ヘッドベース部材13を基準とする嵌め込み作業のみでできるため、簡易で安定した製造方法が実現できる。
図4に示すように、マニホールド14a,14bの上端には溝16a,16bがそれぞれ形成されている。マニホールド14a,14bとフィルタユニット3との取り付け時には溝16a,16bに接着剤が充填される。溝16a,16bには、フィルタユニット3やマニホールド14a,14bの素材と近い線膨張係数のものを用いるのが好ましい。本実施の形態では、溝16a,16bにエポキシ系接着剤が充填される。フィルタユニット3とマニホールド14a,14bとがこの接着剤によって接着されることによって、図2に示した状態となる。この後で、カバー部材18を前面に貼り付けることによって図1に示したインクジェットヘッドユニット1が得られる。
なお、本発明は圧電対のせん断変形を利用する方式のインクジェットヘッドユニットにおいて大きな効果を有する。高粘度での吐出が可能であるこの方式は、インク室の内面に電極が形成されており、そのままの状態では電解質溶液を含むインクや強酸性インクに対しての耐性が低く、安定した吐出状態を得ることは難しい。本発明はそのような耐性の問題を解決するために、電解質溶液を含むインクや強酸性インクへの耐性向上を可能とするポリパラキシリレン膜による保護膜を、インクジェットヘッドの表面に形成している。このような保護膜を設けた場合、インクジェットヘッドと他の部材との間の流路接続に関して密着性をいかに出すかという問題が生じるが、この問題に対して、本発明は、弾性シール部材とその外周に充填する封止剤とを組み合わせた構成によって対処している。また、弾性シール部材を、マニホールドの流路の開口の周囲に設けた凹部に設置することで、今後要望される小型化への対応も可能としている。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明に基づく実施の形態1におけるインクジェットヘッドユニットの斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるインクジェットヘッドユニットのカバー部材を外した状態の分解説明図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるインクジェットヘッドユニットに含まれるフィルタユニットの斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるインクジェットヘッドユニットに含まれるベースユニットの斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるインクジェットヘッドユニットに含まれるベースユニットの分解図である。 図4におけるVI−VI線に関する矢視断面図である。 図4におけるVII−VII線に関する矢視断面図である。 ベースユニットから一方のマニホールドを取り去った状態の側面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるインクジェットヘッドユニットに含まれるベースユニットの、図6に示したのと同じ部分における封止剤注入前の状態の断面図である。 本発明に基づく実施の形態1におけるインクジェットヘッドユニットに含まれるベースユニットの封止剤注入前の正面図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッドユニット、2 ベースユニット、3 フィルタユニット、4 ドライバ基板、11 インクジェットヘッド、11n ノズル孔、12 チップマウント部材、13 ヘッドベース部材、14a,14b マニホールド、15a 第1の弾性シール部材、15b 第2の弾性シール部材、16a,16b 溝、18 カバー部材、23a ヘッド入口、23b ヘッド出口、26 フレキシブル基板、31 雌ネジ部、32 位置決め用穴、51a,51b 凹部、52 V字溝、54 貫通孔、55 位置決めピン、57a 第1開口、57b 第2開口、57c 第3開口、57d 第4開口、60 共通液室、61a 第1流路、61b 第2流路、62a (連通によって生じる)流路、70 保護膜、75,76 矢印、80a,80b 封止剤注入口、81a,81b 封止剤逃げ空間、82 間隙、90 封止剤、132 台座。

Claims (8)

  1. 1以上のノズル孔と前記各ノズル孔に連通する共通液室とを有し、側面にヘッド入口およびヘッド出口を有し、表面が保護膜に覆われたインクジェットヘッドと、
    第1開口と第2開口と第3開口と第4開口とを有し、前記第2開口は前記ヘッド入口に対向するように配置され、前記第3開口は前記ヘッド出口に対向するように配置され、第1流路が前記第1開口と前記第2開口とを結ぶように内部に設けられ、第2流路が前記第3開口と前記第4開口とを結ぶように内部に設けられた流路構成部材と、
    前記ヘッド入口と前記第2開口とを連通させつつこの連通によって生じる流路を取り囲む形で前記インクジェットヘッドと前記流路構成部材との間に圧接されて挟まれている第1の弾性シール部材と、
    前記ヘッド出口と前記第3開口とを連通させつつこの連通によって生じる流路を取り囲む形で前記インクジェットヘッドと前記流路構成部材との間に圧接されて挟まれている第2の弾性シール部材とを備え、
    前記第1および第2の弾性シール部材の外周は前記インクジェットヘッドおよび前記流路構成部材が前記第1および第2の弾性シール部材を挟み込むように配置された後から注入充填された封止剤によって取り囲まれている、インクジェットヘッドユニット。
  2. 前記流路構成部材は、前記封止剤を充填するための封止剤注入口を有する、請求項1に記載のインクジェットヘッドユニット。
  3. 前記封止剤注入口は、前記第1および第2の弾性シール部材の外周に連通するように前記流路構成部材に設けられた切欠きまたは溝である、請求項2に記載のインクジェットヘッドユニット。
  4. 前記保護膜は、ポリパラキシリレン膜である、請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットヘッドユニット。
  5. 前記流路構成部材がポリエーテルエーテルケトンで形成されており、前記封止剤はエポキシ系接着剤である、請求項1から4のいずれかに記載のインクジェットヘッドユニット。
  6. 前記インクジェットヘッドと前記流路構成部材とが間隙を介して互いに対向するように、前記インクジェットヘッドと前記流路構成部材とを相対的に固定するためのヘッドベース部材をさらに備え、前記封止剤は、前記ヘッドベース部材に前記インクジェットヘッドと前記流路構成部材とを取り付けた後に前記間隙に注入されて前記第1および第2の弾性シール部材の外周に充填されたものである、請求項1から5のいずれかに記載のインクジェットヘッドユニット。
  7. 前記インクジェットヘッドと前記ヘッドベース部材との間に介在する介在部材をさらに備え、前記介在部材と前記流路構成部材との間には前記第1および第2の弾性シール部材の外周近傍における前記インクジェットヘッドと前記流路構成部材との間の間隙よりも幅の広い封止剤逃げ空間が構成されている、請求項1から6のいずれかに記載のインクジェットヘッドユニット。
  8. 前記封止剤逃げ空間は、前記第1および第2の弾性シール部材がある側とは異なる側において外部に連通している、請求項7に記載のインクジェットヘッドユニット。
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