JP2006027003A - シール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘッドユニットのインク流入口の接続部分における液密性を確実なものにすることのできるシール構造を実現する。
【解決手段】 ヘッドユニット30とバッファタンク40との間に弾性部材50が配置される。弾性部材50は、ヘッドユニットのインク流入口32と対向する長円形状に形成された複数の貫通孔51a〜51d、その貫通孔を有する平坦な基板部55、各貫通孔の周囲を囲んで突出した第1突条部56を備える。貫通孔の配列方向両端に位置する貫通孔の長辺52の中央部における、第1突条部56の基板部55側での幅寸法W1は、他の部分の第1突条部56の幅寸法W2よりも大きく形成され、その第1突条部56の頂点部Cは、長辺52の中央部において貫通孔から最大に離れるように、長辺52に対して湾曲している。第1突条部56に圧縮力を受けたとき、その第1突条部56は傾倒し難い。
【選択図】 図7

Description

本発明は、シール構造に関し、例えば、インクをノズルから被記録媒体へ吐出して記録を行うインクジェットプリンタにおいて、ヘッドユニットとこれにインクを供給するインク供給部材とを弾性部材を介在させて接続する構成に関するものである。
従来、インクジェットプリンタとしては、特許文献1等に、インク供給源から可撓性チューブを介してキャリッジ上に搭載されたインク供給部材(例えば、バッファタンク等)にインクを供給し、このインク供給部材とヘッドユニットとをシール用の弾性部材を介して接続する構成が記載されている。
図8は、本発明者が先に考えた構成を示すもので、ヘッドホルダ及びそれに保持されている部品を分解して示す斜視図である。被記録媒体に対して往復移動するヘッドホルダ9には、ヘッドユニット30が保持され、このヘッドユニット30は、複数のノズルの開口部が形成されたノズル面を下面に有するキャビティユニット32と、その各ノズル内のインクに選択的に吐出圧力を与える圧電アクチュエータ31とを備えている。各ノズルの開口部は、被記録媒体に対向して形成されており、圧電アクチュエータ31が駆動されると、インクがノズルから被記録媒体へ吐出される。
また、ヘッドユニット30には、その上面に枠状の補強フレーム33が、その下面に枠状のフレーム34がそれぞれ接着にて取り付けられて一体化される。キャビティユニット32の上面には、インク色毎にインク流入口32a〜32dが設けられており、これらインク流入口32a〜32dは、補強フレーム33の端部に貫通形成されたインク通路口33a〜33dとそれぞれ連通している。
ヘッドユニット30の上方には、そのヘッドユニット30へ供給するインク供給部材として、インクを貯留するバッファタンク40が配置されている。また、バッファタンク40の内部には、所定量の空気が溜められており、その空気が、ヘッドユニット9の移動、停止に伴う衝撃力を緩和し、キャビティユニット32内の圧力変動を防止して、各ノズルの均一な吐出性能を維持する役割をする。インク中から分離された所定量以上の空気は、バッファタンク40に設けられた排気装置45によって外部へ排気される。また、インクジェットプリンタの本体にはブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色のインクタンクが静置されており、バッファタンク40の端部には、前記インクタンクから4本のチューブを介してインクを取り入れるインク取入口22a〜22dが設けられている。
図9は、図8に示すバッファタンク40の下面を上にして示す斜視図で、図10(a)は弾性部材50におけるバッファタンク40側と接続する面の斜視図、図10(b)は弾性部材50におけるヘッドユニット30側と接続する面の斜視図である。また、図11(a)は図10におけるXa−Xa線矢視断面図、図11(b)は図11(a)におけるXIb −XIb 線矢視平面図、図11(c)は弾性部材50が挟持された状態を説明する断面図である。
図9に示すように、バッファタンク40の下面(図9では上面)には、貯留されている各インクをヘッドユニット30側に流出させるために、4つのインク色に対応させた4つのインク流出口41(個別には、ブラックインク用には41a、シアンインク用には41b、マゼンタインク用には41c、イエローインク用には41dの符号を付す)が設けられている。各インク流出口41a〜41dは、補強フレーム33のインク通路口33a〜33dを介してインク流入口32a〜32dに接続される。各インク流出口41a〜41dの開口の周囲は、内側リブ61と外側リブ70とにより二重に囲まれている。
弾性部材50は、ゴム状弾性体からなり、バッファタンク40のインク流出口41a〜41d及びヘッドユニット30のインク流入口32a〜32d(及び補強フレーム33のインク通路口33a〜33d)に対応した4つの貫通孔51(個別には51a〜51dの符号を付す)が一列に形成され、この配列方向に長い形状を有している。また、これらの貫通孔51の軸線B方向と直交する方向には、貫通孔51の周囲に連続して延びる平坦な基板部55が設けられている。
この基板部55のヘッドユニット30側の面には、図10(b)に示すように、貫通孔51の周囲を囲む環状でこれら貫通孔51の軸線B方向に突出する第1突条部156が、前記貫通孔51毎に独立して並設されている。この第1突条部156では、基板部55側にて貫通孔の軸線Bと直交する方向の幅寸法が、ほぼ均一に形成されている。また、基板部55のバッファタンク40側の面には、図10(a)に示すように、貫通孔51の周囲を囲む環状で、これら貫通孔51の軸線B方向に突出する第2突条部57が、軸線B方向に直交する方向に連結されて並設されている。
そして、この弾性部材50がバッファタンク40と補強フレーム33との間に挟持された状態で、バッファタンク40の取付ネジ挿通孔46aに挿通された取付ネジ46が、補強フレーム33において4つのインク通路口33a〜33dの両側に配置されたネジ孔33eにネジ止めされる(図8及び図9参照)。これにより、弾性部材50が圧縮され、前記第1突条部156が補強フレーム33に密着し、第2突条部57がバッファタンク40の内側リブ61と外側リブ70との間に嵌め込まれて密着する。
特開2003−145791号公報(図5、図10参照)
上記構成では、弾性部材50は、その長手方向(貫通孔の配列方向)の両端外側に設けられたネジ止め箇所により圧縮されるが、このとき弾性部材50における第1突条部156は、補強フレーム33の平坦面と当接するため、図11(c)に示すように、傾倒する現象を発生し易くなる。
すなわち、第1突条部156同士が隣接している箇所では、バッファタンク40と補強フレーム33とによる圧縮力を2つの第1突条部156が均等に受けるから、第1突条部156が傾倒することがなく、液密性が低下する心配がない。しかしながら、貫通孔の列方向の両端に位置する第1突条部156のうちの最端部では、バッファタンク40に当接する基板部55のうち、貫通孔51寄りのみに第1突条部156が存在するため、基板部55に偏った力が作用し、第1突条部156が貫通孔51側へ傾倒し易く、第1突条部156と補強フレーム33との密着性が悪くなり、インクが外に漏れるおそれがある(図11(c)の矢印A参照)。
本発明は、上記課題を解消するものであり、流入口と流出口との接続部分における液密性を確実なものにすることのできるシール構造を実現することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明におけるシール構造は、複数の流入口を有する第1流路形成部材と、前記流入口と対向する複数の流出口を有する第2流路形成部材と、前記流入口及び流出口と対向する複数の貫通孔を有する弾性部材とを備え、前記第1流路形成部材と第2流路形成部材との間に前記弾性部材が挟持され、各流入口と流出口と貫通孔とが連通するシール構造において、前記弾性部材における前記各貫通孔は、前記配列方向に狭くそれとほぼ直交する方向に長いほぼ直線状の長辺を有する細長形状に形成され、前記弾性部材は、前記複数の貫通孔の周囲に連続し前記貫通孔の軸線方向と直交する方向に延びる平坦な基板部を備え、その基板部における前記流入口側及び前記流出口側のいずれか一方または両方には、前記貫通孔の周囲を囲む環状で前記貫通孔の軸線方向に突出する第1突条部が形成され、前記第1突条部のうち前記列方向両端に位置する前記長辺の長さ方向のほぼ中央部における、その第1突条部の前記基板部側での前記貫通孔の軸線と直交する方向の幅寸法が、他の部分の第1突条部の前記基板部側での前記方向の幅寸法よりも大きく形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシール構造において、前記長辺の中央部での前記第1突条部は、前記基板部側から第1突条部の頂点に向かって前記幅寸法が徐々に小さくなる先細り形状に形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のシール構造において、前記列方向両端に位置する前記第1突条部の頂点部は、前記貫通孔の内周までの、前記配列方向と平行な方向での寸法が、前記長辺の長さ方向の両端部からほぼ中央部に向け徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のシール構造において、前記第1突条部は、前記基板部における前記流入口側及び前記流出口側のいずれか一方に、前記各貫通孔毎に独立した環状に形成され、前記基板部のうち前記貫通孔を囲む部分で、かつ隣接する前記貫通孔間の部分には、前記長辺方向に沿う前記各第1突条部の部分が相互に平行に配置され、前記配列方向両端で前記貫通孔に沿う前記基板部の部分には、その部分の前記配列方向の幅に対して、前記長辺方向に沿う前記各第1突条部の部分が前記貫通孔側に偏って配置されていることを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のシール構造において、前記基板部における他方には、前記貫通孔の周囲を囲む環状で前記貫通孔の軸線方向に突出する第2突条部が形成され、その第2突条部のうち隣接する前記貫通孔間に対応する部分は、前記平行に配置された第1突条部の中間に対応して配置され、前記第2突条部のうち前記配列方向両端に位置する部分は、その配列方向両端の前記基板部の部分の前記幅方向のほぼ中央に配置されていることを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明におけるシール構造は、複数の流入口を有する第1流路形成部材と、前記流入口と対向する複数の流出口を有する第2流路形成部材と、前記流入口及び流出口と対向する複数の貫通孔を有する弾性部材とを備え、前記第1流路形成部材と第2流路形成部材との間に前記弾性部材が挟持され、各流入口と流出口と貫通孔とが連通するシール構造において、前記弾性部材は、前記複数の貫通孔の周囲に連続し前記連通口の軸線方向と直交する方向に延びる基板部を備え、その基板部における前記第1流路形成部材側及び第2流路形成部材側のいずれか一方には、前記貫通孔とほぼ同じ内周面をもってその貫通孔を囲む環状でその貫通孔の軸線方向に突出する第1突条部が形成され、他方には、前記貫通孔の内周面よりも外方に間隔をおいてその貫通孔を囲む環状でその貫通孔の軸線方向に突出する第2突条部が形成され、その第2突条部と対向する側の前記第1流路形成部材または第2流路形成部材には、その第2突条部を収容する溝状の凹部が形成され、前記複数の貫通孔のうち、他の貫通孔と隣接しない側の前記第1突出部における、その第1突条部の前記基板部側での前記貫通孔の軸線と直交する方向の幅寸法が、他の貫通孔と隣接する側の第1突条部の同方向の幅寸法よりも大きく形成され、前記第1流路形成部材と第2流路形成部材との間に前記弾性部材が挟持された状態において、前記第1突条部が、それと対向する前記第1流路形成部材または第2流路形成部材の一方で圧縮され、前記第2突条部が、前記溝状の凹部で圧縮され、前記流入口、流出口及び貫通孔が、互いにほぼ連続した内周面を形成することを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のシール構造において、前記第1突条部は、前記貫通孔毎に独立した環状に形成され、前記第2突条部は、前記貫通孔が隣接した位置において、前記貫通孔毎の第1突条部の間に対応した位置に形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載のシール構造において、前記貫通孔は、ほぼ直線状の長辺を有する細長形状に形成され、他の貫通孔と隣接しない側の長辺に沿う前記第1突条部において、その長辺の長手方向のほぼ中央部が、前記幅寸法を大きく形成されていることを特徴とするものである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項6〜8のいずれかに記載のシール構造において、前記第1突条部の頂点部は、前記貫通孔の内周までの寸法が、隣接する他の貫通孔から離れるにしたがって大きくなるように形成されていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、基板部における前記流入口側及び前記流出口側のいずれか一方または両方には、弾性部材の第1突条部が貫通孔の周囲を囲む環状で貫通孔の軸線方向に突出して形成されているから、第1突条部が圧縮されることにより、各貫通孔毎に液密性が確保される。
そして、第1突条部の基板部側での貫通孔の軸線と直交する方向の幅寸法においては、第1突条部のうち列方向両端に位置する長辺の長さ方向ほぼ中央部が、その他の部分よりも大きく形成されているから、前記中央部はその他の部分よりも傾倒し難くなっている。そのため、第1突条部が圧縮されたときに、それを傾倒させるような圧縮力が掛かっても、この列方向両端での流体漏れの発生を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記長辺の中央部での第1突条部はその根元が幅広となって突出方向の扁平性が低減されるから、弾性部材が挟持されて圧縮されたときに、前記長辺の中央部での第1突条部における列方向の傾倒を生じ難くする効果を奏する。
請求項3に記載の発明によれば、前記列方向両端に位置する第1突条部では、その頂点部を前記長辺の長さ方向に結ぶ線が、前記長さ方向の中央部にて配列の延長方向側に膨出した湾曲形状となるから、弾性部材が挟持されて圧縮されたときに、前記列方向両端に位置する前記第1突条部の列方向の傾倒を生じ難くする効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、基板部のうち貫通孔を囲む部分で、かつ隣接する貫通孔間の部分には、前記長辺方向に沿う前記各第1突条部の部分が相互に平行に配置されているから、この部分の第1突条部では、均等に圧縮され、傾倒が生じ難く、高い液密性を維持することができる。
また、前記配列方向両端で貫通孔に沿う基板部の部分には、その部分の前記配列方向の幅に対して、前記長辺方向に沿う各第1突条部の部分が貫通孔側に偏って配置されている。すなわち、前記両端での基板部の部分を前記貫通孔間の部分とほぼ同等の幅として、かつ第1突条部を流入口及び流出口に対して段差のないように配置したとしても、第1突条部が、請求項1から3に記載されたような傾倒し難い形状に形成されていることと相まって、流入口及び流出口の全周にわたって流体漏れを確実に防止することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記基板部における他方は、貫通孔の周囲を囲む環状で貫通孔の軸線方向に突出する第2突条部により、貫通孔毎の液密性が確保される。また、第2突条部が、前記平行に配置された第一突条部の中間に配置されているから、この第1突条部が平行に配置された部位では、弾性部材に掛かる圧縮力によりバランスよく押圧されるという効果を奏する。
請求項6に記載の発明によれば、第1突条部と対向する第1流路形成部材または第2流路形成部材の一方が平坦面であっても、流入口、流出口及び貫通孔によって互いにほぼ連続した内周面が形成されるとともに、第1突条部及び第2突条部がそれぞれ圧縮されて、高い液密性が確保される。さらに、その圧縮に際して上記のように第1突条部と第2突条部とがずれて位置しているため、第2突条部が第1突条部を傾倒させる方向に押圧するが、第1突条部の基板部側での貫通孔の軸線と直交する方向の幅寸法が、他の貫通孔と隣接する側の第1突条部の同方向の幅寸法よりも大きく形成されていることで、その傾倒が抑えられ、上記の連続した内周面が維持され、かつ高い液密性が維持される。
また、請求項7に記載の発明によれば、貫通孔が隣接した位置では、その貫通孔毎の第1突条部の間に対応した位置に第2突条部が形成されているので、その両第1突条部が均等に圧縮される。
また、請求項8に記載の発明によれば、上記第1突条部の幅寸法を大きく形成した構成は、細長形状の貫通孔のほぼ直線状の長辺のほぼ中央部において好適に実施される。
また、請求項9に記載の発明によれば、第1突条部の頂点部は、貫通孔の内周までの寸法が、隣接する他の貫通孔から離れるにしたがって大きくなるように形成されていることで、第1突条部の傾倒がさらに抑えられる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は実施形態のインクジェットプリンタの主要構成を示す平面説明図、図2はヘッドホルダの平面図、図3は図2のノズル面側から見た平面図、図4は図2のIV−IV線矢視断面図、図5は図4のV−V線矢視断面図、図6は図5におけるバッファタンク、弾性部材、及びヘッドユニット等を分解して示す説明図、図7(a)は弾性部材の縦断面図、図7(b)は図7(a)のVIIIb −VIIIb 線矢視平面図、図7(c)は弾性部材が挟持された状態を説明する断面説明図である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1の内部には、2本のガイド軸6,7が設けられており、そのガイド軸6,7には、キャリッジを兼用するヘッドホルダ9が取り付けられている。ヘッドホルダ9には、記録用紙Pへインクを吐出して記録を行うヘッドユニット30が保持されている。ヘッドホルダ9は、モータ10により回転する無端ベルト11に取り付けられており、モータ10の駆動により、ガイド軸6,7に沿って移動する。
また、インクジェットプリンタ1には、各色のインクが収容されたインクタンクとして、ブラックインク用のインクタンク5a、シアンインク用のインクタンク5b、マゼンタインク用のインクタンク5c、イエローインク用のインクタンク5dとが備えられている。各インクタンク5a〜5dは、それぞれ可撓性のインク供給チューブ14a〜14dによって、ヘッドホルダ9に搭載されているバッファタンク40と接続されている。
次に、ヘッドユニット30及びバッファタンク40の組付構造について説明する。なお、以下の説明では、インクを吐出する側を下面とし、その反対側を上面とする。また、ヘッドホルダ9に保持されている部品の構成は、図8に示す構成と同じである。
図2に示すように、バッファタンク40の腕部40eには、前記インク供給チューブ14a〜14dを接続する接続口21a〜21dを有するチューブジョイント20が取り付けられ、各接続口21a〜21dは、インク取入口22a〜22d(図4及び図8参照)と連通している。バッファタンク40の内部には、インク取入口22a〜22dから取り入れられたインクをインク毎に貯留する貯留室40a〜40dが設けられている。
図3に示すように、キャビティユニット32の下面に形成されたノズル面35には、各インクを吐出するノズル列として、ブラックインク用のノズル列36a(この実施形態では2列)と、シアンインク用のノズル列36bと、マゼンタインク用のノズル列36cと、イエローインク用のノズル列36dとが設けられている。
次に、弾性部材50について説明する。図7(b)に示すように、弾性部材50には、インク流入口32a〜32dとインク流出口41a〜41dとに対応した貫通孔51a〜51dが、ほぼ一列に配列されて形成され、その配列方向に長い形状を有している。これらの貫通孔51a〜51dはいずれも、前記配列方向に狭く、それとほぼ直交する方向に長いほぼ直線状の長辺を有する細長形状に形成されている。
なお、この実施形態では、ブラックインクが流出するインク流出口41aがその他のインク流出口41b〜41dよりも大径に形成されているため、これに対応させて弾性部材50の貫通孔51aもその他の貫通孔51b〜51dよりも大径に形成されている。また、ヘッドユニット30の上面に補強フレーム33が積層されて一体化され、インク流入口41a〜41dは補強フレーム33に設けられたインク通路口33a〜33dと連続しているから、貫通孔51a〜51dは、インク通路口33a〜33dを介してインク流入口41a〜41dに連通する。この補強フレーム33は省略される場合もある。
弾性部材50には、貫通孔51a〜51dの周囲に連続し貫通孔の軸線B方向と直交する方向に延びる平坦な基板部55を備えている。この基板部55における前記インク流入口41a〜41d側には、貫通孔51a〜51dの周囲を囲む環状で貫通孔の軸線B方向に突出する第1突条部56が形成されている。この第1突条部56は前述した細長形状の貫通孔51a〜51dを囲むため、配列方向に狭くそれとほぼ直交する方向に長い細長形状の環状に形成されている。
この第1突条部56では、基板部55側にて貫通孔の軸線Bと直交する方向の幅寸法が均一ではなく、配列方向両端に位置する貫通孔51a、51dの長辺52の長さ方向ほぼ中央部における第1突条部の幅寸法W1が、その他の部分の幅寸法W2よりも大きく(W1>W2)形成されている(図7(b)参照)。そのため、この配列方向両端に位置する第1突条部56の最外端は傾倒し難くなっている。
なお、幅寸法W2を有するその他の部分としては、各貫通孔51a〜51dにおいて、他の孔と隣接する領域での、長辺に沿う第1突条部56の部位だけではなく、各貫通孔51a〜51dの長手方向両端の円弧に沿う第1突条部56の部位がその他の部分に該当する(図7(b)参照)。また、以降の説明では、便宜上、第1突条部56のうち前記配列方向両端に位置し長辺52に沿う部分を、端側第1突条部56aとして記載する。
前記長辺52の中央部での端側第1突条部56aは、基板部55側から端側第1突条部56の頂点に向かって前記幅寸法が徐々に小さくなる先細り形状に形成されている(図7(a)参照)。そのため、この端側第1突条部56aでは、突出方向の扁平性が低減され、傾倒し難くなっている。
そして、端側第1突条部56aの頂点部は、貫通孔51a及び51dのそれぞれの内周までの、前記配列方向と平行な方向での寸法L(図7(a)参照)が、前記長辺52の長さ方向の両端部からほぼ中央部に向け徐々に大きくなるように形成されている。すなわち、この実施形態では、貫通孔51の前記長辺52が直線状であるにも拘わらず、端側第1突条部56aの頂点位置を結ぶ線は、図7(b)の一部に点線Cで示したように、その中央部が配列の延長方向側に膨出して湾曲した曲線を描いている。これにより、端側第1突条部52aは、前記長辺52に直交する方向への傾倒し難さが向上される。
第1突条部56は、貫通孔51a〜51d毎に独立した環状に形成され、基板部55のうち貫通孔51a〜51dを囲む部分で、かつ隣接する貫通孔間の部分には、貫通孔の長辺方向に沿う各第1突条部56の部分が相互に平行に配置されている(図7(a)及び図7(b)参照)。
そして、配列方向両端で貫通孔51a、51dに沿う基板部55の部分には、その部分の配列方向の幅W0に対して、前記長辺52方向に沿う端側第1突条部56aの部分が貫通孔側に偏って配置されている(図7(b)参照)。すなわち、端側第1突条部56aのさらに配列の延長方向側には、余白となる基板部55が広い面積で設けられている。
なお、基板部55のほぼすべての部分において各貫通孔51a〜51dの内周から基板部の外周までの寸法は、ほぼこの幅W0に設定され、また、隣接する貫通孔間の基板部の幅もほぼW0である。これにより、後述するバッファタンク40の内側リブ61及び外側リブ70と基板部55との密着性を各貫通孔の全周においてほぼ均一にしている。
一方、前記基板部55のインク流出口41a〜41d(バッファタンク40)側には、貫通孔51a〜51dの周囲を囲む環状で、貫通孔の軸線B方向に突出する第2突条部57が形成されている。この第2突条部57側から見た弾性部材50の斜視図は、図10(a)と同じであり、第2突条部57の環は、配列方向に連結されている。すなわち、第2突条部57のうち隣接する貫通孔間に対応する部分は、一条に形成されており、前記平行に配置された第1突条部56の中間に対応して配置されている。また、第2突条部57のうち前記配列方向両端に位置する部分は、その配列方向両端の前記基板部55の部分における幅方向のほぼ中央に配置されている。つまり、第2突条部57は、基板部55の外周及び各貫通孔からそれぞれ間隔をおいて基板部55から凸型に突出して形成されている。
バッファタンク40には、図9と同様に、インク流出口41a〜41dの周囲に、各インク流出口をそれぞれ囲む環状の内側リブ61が4つと、この4つの内側リブ61の周囲を連続して囲む外側リブ70とが形成されている。そして、前記第2突条部57は、内側リブ61と外側リブ70との間に形成された凹部80に嵌め込まれる。第2突条部57の高さは、凹部80の深さよりも大きく形成され、後述するように、弾性部材50がバッファタンク40と補強フレーム33との間に挟持して装着された状態では、内側リブ61と外側リブ70とが基板部55を圧縮する力よりも、凹部80の底面が第2突条部57を圧縮する力が大きく設定され、貫通孔毎の液密性を保つことができるようになっている。
このような構成では、弾性部材50がバッファタンク40とヘッドユニット30との間に挟持されるように組立てられるに際して、まず、図6に示すように、ヘッドホルダ9の底板の下面9aに補強フレーム33の上面を接着する。補強フレーム33の下面には予めヘッドホルダ30が接着固定されて一体化されている。
続いて、バッファタンク40の内側リブ61と外側リブ70との間に形成された凹部80に弾性部材50の第2突条部57を嵌め込んで、弾性部材50をバッファタンク40に取り付ける。続いて、バッファタンク40をヘッドホルダ9の上方から挿入し、バッファタンク40のインク流出口41a〜41dをヘッドホルダ9の底壁の開口9bに挿入する。そして、インク流出口41a〜41dの両側において、バッファタンク40から突出したピン46b(図9参照)を補強フレーム33の位置決め孔33f(図8参照)に嵌合することで、弾性部材50の貫通孔51a〜51dと補強フレーム33のインク通路口33a〜33dとをそれぞれ一致させて、バッファタンク40の下面を補強フレーム33と対向させる。続いて、取付ネジ46、46をバッファタンク40の両側に形成された取付ネジ挿通孔46a、46aにそれぞれ挿通し、各取付ネジ挿通孔46aから突出した取付ネジ46をそれぞれ補強フレーム33に形成されたネジ孔33eにねじ込む(図8参照)。これにより、図5に示すように、バッファタンク40が弾性部材50を介してヘッドユニット30上に固定され、貫通孔51a〜51dが、インク通路口33a〜33dを介して、インク流出口41a〜41dとインク流入口32a〜32dとを連通させる。
このように、取付ネジ46を補強フレーム33のネジ孔33eにねじ込み、バッファタンク40及びヘッドユニット30間に圧縮力を作用させることにより、図7(c)に示すように、弾性部材50は上下方向(軸線B方向)から圧縮される。このとき、内側リブ61と外側リブ70とが基板部55の上面に密着し、また、第1突条部56の下方部分の円弧状断面部分あるいはテーパ上端面部分が潰される。その結果、インク流出口41a〜41d、貫通孔51a〜51d、インク通路口33a〜33d及びインク流入口32a〜32dは、それぞれ内面をほぼ連続した同一面上に配置され、各部材の接合部で段差が生じにくくなり、インク中で発生した気泡がその段差部分にトラップされにくくなる。
弾性部材50において、隣接する貫通孔間の部分では、第1突条部56が相互に平行に配置され、且つこれら平行に配置された第1突条部56の中間に対応して第2突条部57が配置されているので、弾性部材50に掛かった圧縮力が均等に作用し易く、平行な第1突条部56、56を傾倒することなくバランスよく押圧することができ、補強フレーム33との密着によって液密性を確保することができる。
一方、貫通孔の配列方向両端の端側第1突条部56aは、第2突条部57に対して貫通孔側へずれた位置にのみあるため、バッファタンク40と補強フレーム33とから受けた圧縮力により、貫通孔側へ傾倒しやすくなるが、前述したように、傾倒し難い形状に形成されていることで、補強フレーム33の平坦面と当接して上記他の部分の第1突条部56とともに均等に押し潰され、全周にわたって高い液密性を確保することができる。
また、弾性部材55とバッファタンク40との間も、第2突条部57を圧縮しかつその両側において内側リブ61及び外側リブ70の下端が弾性部材55の上面に、全周にわたってほぼ均等な面積で当接し、高い液密性を確保することができる。
これにより、弾性部材55とヘッドユニット30(補強フレーム33)及びバッファタンク40との接続においても液密性が保たれ、漏れのない確実な接続を実現することができる。
なお、上記実施形態では、第1突条部56を、弾性部材50の一方面であるインク流入口32a〜32dと接続する側に設けたが、弾性部材50の他方面側であるインク流出口41a〜41dと接続する側に設けても、あるいは両面に設けてもよい。
実施形態のインクジェットプリンタの主要構成を示す平面説明図である。 ヘッドホルダの平面図である。 図2のノズル面側から見た平面図である。 図2のIV−IV線矢視断面図である。 図4のV−V線矢視断面図である。 図5におけるバッファタンク、弾性部材、及びヘッドユニット等を分解して示す説明図である。 (a)は弾性部材の縦断面図、(b)は図7(a)のVIIIb −VIIIb 線矢視平面図、(c)は弾性部材が挟持された状態を説明する断面説明図である。 従来のインクジェットプリンタに備えられたヘッドホルダに保持されている部品を分解して示す斜視図である。 従来のバッファタンクの下面を上にして示す斜視図である。 (a)は従来の弾性部材におけるバッファタンク側と接続する面の斜視図、(b)は従来の弾性部材におけるヘッドユニット側と接続する面の斜視図である。 (a)は図10におけるXa−Xa線矢視断面図、(b)は図11(a)におけるXIb −XIb 線矢視平面図、(c)は従来の弾性部材が挟持された状態を説明する断面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ
9 ヘッドホルダ
30 ヘッドユニット
31 圧電アクチュエータ
32 キャビティユニット
32a〜32d インク流入口
33 補強フレーム
33a〜33d インク通路口
33e ネジ孔
33f 位置決め孔
40 バッファタンク
41 インク流出口
46 取付ネジ
50 弾性部材
51a〜51d 貫通孔
52 長辺
55 基板部
56、156 第1突条部
56a 端側第1突条部
57 第2突条部

Claims (9)

  1. 複数の流入口を有する第1流路形成部材と、前記流入口と対向する複数の流出口を有する第2流路形成部材と、前記流入口及び流出口と対向する複数の貫通孔を有する弾性部材とを備え、前記第1流路形成部材と第2流路形成部材との間に前記弾性部材が挟持され、各流入口と流出口と貫通孔とが連通するシール構造において、
    前記弾性部材における前記各貫通孔は、前記配列方向に狭くそれとほぼ直交する方向に長いほぼ直線状の長辺を有する細長形状に形成され、
    前記弾性部材は、前記複数の貫通孔の周囲に連続し前記貫通孔の軸線方向と直交する方向に延びる平坦な基板部を備え、その基板部における前記流入口側及び前記流出口側のいずれか一方または両方には、前記貫通孔の周囲を囲む環状で前記貫通孔の軸線方向に突出する第1突条部が形成され、
    前記第1突条部のうち前記列方向両端に位置する前記長辺の長さ方向のほぼ中央部における、その第1突条部の前記基板部側での前記貫通孔の軸線と直交する方向の幅寸法が、他の部分の第1突条部の前記基板部側での前記方向の幅寸法よりも大きく形成されていることを特徴とするシール構造。
  2. 前記長辺の中央部での前記第1突条部は、前記基板部側から第1突条部の頂点に向かって前記幅寸法が徐々に小さくなる先細り形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシール構造。
  3. 前記列方向両端に位置する前記第1突条部の頂点部は、前記貫通孔の内周までの、前記配列方向と平行な方向での寸法が、前記長辺の長さ方向の両端部からほぼ中央部に向け徐々に大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシール構造。
  4. 前記第1突条部は、前記基板部における前記流入口側及び前記流出口側のいずれか一方に、前記各貫通孔毎に独立した環状に形成され、
    前記基板部のうち前記貫通孔を囲む部分で、かつ隣接する前記貫通孔間の部分には、前記長辺方向に沿う前記各第1突条部の部分が相互に平行に配置され、
    前記配列方向両端で前記貫通孔に沿う前記基板部の部分には、その部分の前記配列方向の幅に対して、前記長辺方向に沿う前記各第1突条部の部分が前記貫通孔側に偏って配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のシール構造。
  5. 前記基板部における他方には、前記貫通孔の周囲を囲む環状で前記貫通孔の軸線方向に突出する第2突条部が形成され、その第2突条部のうち隣接する前記貫通孔間に対応する部分は、前記平行に配置された第1突条部の中間に対応して配置され、前記第2突条部のうち前記配列方向両端に位置する部分は、その配列方向両端の前記基板部の部分の前記幅方向のほぼ中央に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のシール構造。
  6. 複数の流入口を有する第1流路形成部材と、前記流入口と対向する複数の流出口を有する第2流路形成部材と、前記流入口及び流出口と対向する複数の貫通孔を有する弾性部材とを備え、前記第1流路形成部材と第2流路形成部材との間に前記弾性部材が挟持され、各流入口と流出口と貫通孔とが連通するシール構造において、
    前記弾性部材は、前記複数の貫通孔の周囲に連続し前記連通口の軸線方向と直交する方向に延びる基板部を備え、
    その基板部における前記第1流路形成部材側及び第2流路形成部材側のいずれか一方には、前記貫通孔とほぼ同じ内周面をもってその貫通孔を囲む環状でその貫通孔の軸線方向に突出する第1突条部が形成され、
    他方には、前記貫通孔の内周面よりも外方に間隔をおいてその貫通孔を囲む環状でその貫通孔の軸線方向に突出する第2突条部が形成され、
    その第2突条部と対向する側の前記第1流路形成部材または第2流路形成部材には、その第2突条部を収容する溝状の凹部が形成され、
    前記複数の貫通孔のうち、他の貫通孔と隣接しない側の前記第1突出部における、その第1突条部の前記基板部側での前記貫通孔の軸線と直交する方向の幅寸法が、他の貫通孔と隣接する側の第1突条部の同方向の幅寸法よりも大きく形成され、
    前記第1流路形成部材と第2流路形成部材との間に前記弾性部材が挟持された状態において、前記第1突条部が、それと対向する前記第1流路形成部材または第2流路形成部材の一方で圧縮され、前記第2突条部が、前記溝状の凹部で圧縮され、前記流入口、流出口及び貫通孔が、互いにほぼ連続した内周面を形成することを特徴とするシール構造。
  7. 前記第1突条部は、前記貫通孔毎に独立した環状に形成され、前記第2突条部は、前記貫通孔が隣接した位置において、前記貫通孔毎の第1突条部の間に対応した位置に形成されていることを特徴とする請求項6に記載のシール構造。
  8. 前記貫通孔は、ほぼ直線状の長辺を有する細長形状に形成され、他の貫通孔と隣接しない側の長辺に沿う前記第1突条部において、その長辺の長手方向のほぼ中央部が、前記幅寸法を大きく形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載のシール構造。
  9. 前記第1突条部の頂点部は、前記貫通孔の内周までの寸法が、隣接する他の貫通孔から離れるにしたがって大きくなるように形成されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載のシール構造。
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