JP3552725B2 - 金型交換システム - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、金型交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タレットパンチプレスに備えたパンチとダイを交換する金型交換システムは、多数の前記パンチ及び多数の前記ダイが収納された回転自在な円盤状の金型パレットと、タレットパンチプレスとの間に金型自動交換装置が設けられ、この金型自動交換装置にてパンチとダイの交換が行なわれている。
【0003】
そして、所望のパンチとダイを金型自動交換装置にて把持しタレットパンチプレスの上、下部タレットへ装着するか、あるいは上、下部タレットに装着されたパンチとダイを金型自動交換装置にて把持して金型パレットへ収納していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のタレットパンチプレスにおける金型自動交換装置では、近年多種類の製品を迅速に生産する要求が高まっているが、金型パレットにに収納されるパンチとダイの種類が限定されてしまい、多種類の製品を生産する際には、作業者が金型パレットに収納された金型を交換しているのが一般的である。このため、人手を要し作業性の向上が図れず、完全な自動化が達成できないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、タレットパンチプレスの近傍に設けられ、多数のパンチと多数のダイが収納された金型パレットを収納する収納棚をZ軸方向へ複数段及びY軸方向へ複数列備えた収納ラックと;
前記収納ラック内に設けられ、前記金型パレットを着脱自在に保持するパレット保持部材と;
前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットに収納された所望の前記パンチ及び所望の前記ダイと、前記タレットパンチプレスに装着した前記パンチ及び前記ダイを交換する金型自動交換装置と;
所望の前記収納棚に収納された前記金型パレットと、前記パレット保持部材に保持された前記金型パレットを交換するパレット自動交換装置と;
を具備してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
前記金型自動交換装置を適宜に操作することにより、前記タレットパンチプレスから前記パンチと前記ダイを引き出し、前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットに収納する。そして、前記金型自動交換装置を適宜に操作することにより、前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットから所望の前記パンチと所望の前記ダイを引き出し、前記タレットパンチプレスへ装着する。これにより、前記パレット保持部材によって保持された前記金型パレットと前記タレットパンチプレスとの間で、前記前記パンチ及び前記ダイの交換を行うことができる。
【0007】
また、所望の前記パンチと所望の前記ダイが前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットに無い場合には、前記パレット自動交換装置を適宜に操作することにより、前記パレット保持部材によって保持された前記金型パレットを引き出し、空の前記収納棚へ収納する。更に、前記パレット自動交換装置を適宜に操作することにより、所望の前記パンチ及び所望の前記ダイが収納された前記金型パレットを適宜の前記収納棚から引き出し、前記パレット保持部材に装着する。そして、前記金型自動交換装置を適宜に操作することにより、前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットから所望の前記パンチと所望の前記ダイを引き出し、前記タレットパンチプレスへ装着する。これにより、前記収納ラックに収納された前記金型パレットと前記タレットパンチプレスとの間で、前記前記パンチ及び前記ダイの交換を行うことができる。
【0008】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、タレットパンチプレスと金型自動交換装置については、既に公知の構成のものであるため詳細な図示と説明を省略する。
【0009】
図1を参照するに、タレットパンチプレス1は、門型形状のフレーム3を備えており、このフレーム3には回転自在な上、下部タレット5,7が支承されている。この上、下部タレット5,7の円周上にはそれぞれ相対応した位置にパンチP,ダイDが装着されている。
【0010】
金型交換システムの一部を構成する金型自動交換装置9が前記タレットパンチプレス1に隣接して設けられている。この金型自動交換装置9は後述するパレット保持部材11と前記タレットパンチ1との間でパンチP,ダイDを交換するもので、支柱13にパンチ交換ハンド15とダイ交換ハンド17が、上下方向の移動と旋回自在に設けられている。なお、支柱13は図面に対して直交した方向へ移動自在となっている。すなわち、支柱13は上、下のフレーム19,21に設けられた図示を省略したが電動機等の駆動源よりボールねじ、ナットを介して支柱13は移行自在に構成されている。また、前記パンチ交換ハンド15,ダイ交換ハンド17も既に公知の構成のものであるため、詳細な説明を省略する。
【0011】
前記パレット保持部材11は、後述する自動倉庫23の収納ラック25内に設けられ、前記金型自動交換装置9に隣接している。パレット保持部材11の構成は既に公知のものであり、例えば支柱27に円盤状受け板29が回動自在に支承され、電動機(図示省略)より駆動部材を介して円盤状受け板29は回動自在となっている。この円盤状受け板29の上部に多数のパンチPとダイDを放射状に収納した金型パレット31が係合、離脱自在となっている。
【0012】
上記構成により、タレットパンチプレス1の上部タレット5と下部タレット7に装着されたパンチPとダイDを取り出し、金型自動交換装置9のパンチ交換ハンド15とダイ交換ハンド17にてパンチPとダイDを把持し、パンチ交換ハンド15とダイ交換ハンド17を上下移動と旋回をさせて、パレット保持部材11の円盤状受け板29に保持された金型パレット31内へ収納する。また、パレット保持部材11の円盤状受け板29に載置された金型パレット31に収納されたパンチPとダイDを、タレットパンチプレス1の上、下部タレット5,7に装着するには、上述した動作を逆に行なうことにより完了する。
【0013】
自動倉庫23は、図2を併せて参照するに、前記金型自動交換装置9の移行方向に平行して設けられている。すなわち、Y軸方向(図1において図面に対して直交した方向、図2において左右方向)へ延伸して収納ラック25が設けられ、収納ラック25にはZ軸方向(図1および図2において上下方向)へ複数段(本実施例では5段)、Y軸方向へ複数列(本実施例で5列)からなる収納棚33が備えられている。
【0014】
前記収納ラック25の前面側(図1において左側、図2において手前側)には、Y軸方向へ移動自在なパレット自動交換装置としてのトラバーサ35が備えられており、このトラバーサ35の一部を構成する複数の支柱37が設けられている。また、前記収納ラック25の上部には、Y軸方向へ延伸した上部フレーム39が設けられていて、上部フレーム39の上部にガイドレール41が上部フレーム39のY軸方向と同方向に延伸されている。
【0015】
前記支柱37の上部には各支柱37を連結した連結プレート43が固定されており、この連結プレート43にはX軸方向(図1において左右方向、図2において図面に対して直交した方向)へ延伸した支持ブロック45が設けられている。この支持ブロック45には前記ガイドレール41の両側から挾んだ状態で回転自在なローラ47が支承されている。
【0016】
前記支柱37の下部は連結プレート49で連結されており、この連結プレート49の下部には回転自在な複数のローラ51が支承されている。この各ローラ51をY軸方向へ案内するため、Y軸方向へ延伸したガイドレール53が例えば床面上に敷設されている。しかも、ローラ51は図示を省略したが電動機より駆動部材を介して回転自在となっている。
【0017】
上記構成により、電動機を駆動せしめることにより、ドラバーサ35の支柱37はY軸方向へ走行されて、収納ラック25の選択された各列に位置決めされて停止されることになる。
【0018】
前記支柱37間にはエレベータ55が設けられており、このエレベータ55の左右側にはスライダ57が一体的に設けられ、図示を省略したがスライダ57には各支柱37を挾んだ適宜な間隔で複数のローラが回転自在に支承され、エレベータ55は電動機(図示省略)の駆動により上下方向へ移動される。
【0019】
上記構成により、電動機を駆動せしめると、エレベータ55が上下方向へ移動され、選択された各列の収納棚33に位置決めされて停止されることになる。したがって、エレベータ55は複数段、複数列からなる収納ラック25の選択された収納棚33の位置に位置決めされることになる。
【0020】
前記エレベータ55には、トラッカ59が設けられている。このトラッカ59の構成は既に公知のものなので詳細な説明を省略するが、例えば、トラッカ59を構成する一部材であるトラッカフレーム61をX軸方向へ出入させるため、図示を省略したがギヤードモータよりチェンを介して駆動部材が設けられている。また、前記トラッカフレーム61の先端にはフック63が設けられ、前記収納棚33のパレット65上に載置された支持板67に乗った多数のパンチPとダイDを収納した金型パレット31と、前記フック63は係合、離脱自在となる。
【0021】
上記構成により、トラッカフレーム61をX軸方向へ前進させ、パレット65によって作られた空隙Sの中へ挿入させ、トラッカフレーム61の先端に設けたフック63を金型パレット31を乗せた支持板67に係止させ、トラッカフレーム61を後退させて、収納棚33より金型パレット31を搬出する。また収納棚33へ金型パレット31を搬入するには、上述した動作を逆に行なうことにより搬入することができる。
【0022】
上述したごとき構成により、その作用としては、収納棚33上に金型パレット31が収納されているものを取り出す場合には、トラバーサ35とエレベータ55を所定の位置に移動せしめて位置決めする。次いで、トラッカ59を収納棚33側へ移動せしめてフック63を金型パレット31を支承した支持板67の下方位置に位置決めした後、エレベータ55を若干量上昇せしめて、フック63を支持板67に引っかける。次いで、トラッカ59を収納棚33に対して反対側へ移動せしめることによって、金型パレット31はエレベータ55上に引き出されることになる。
【0023】
そして、エレベータ55の上下動とトラバーサ35の左右動とによって、パレット保持部材11の円盤状受け板29へ上述した逆の動作を行ない、引出した金型パレット31をパレット保持部材11へ装着する。また、エレベータ55上から各収納棚33に金型パレット31を収納させる場合には、前述した動作と逆の動作を行なえばよいので、詳細な説明を省略する。
【0024】
このような自動倉庫23からなる収納ラック25を設けると共にパレット自動交換装置を設けたことにより、多数の種類の異なった金型を格納でき、所望の金型を人手を使わず迅速に交換することができ、作業性の向上を図ることができる。
【0025】
なお、この発明は、前述した実施例に限定されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0026】
【発明の効果】
以上のごとき、請求項1に記載の発明によれば、前記収納ラックは前記収納棚をZ軸方向へ複数段及びY軸方向へ複数列備えてあって、前記パレット保持部材によって保持された前記金型パレットと前記タレットパンチプレスとの間の他に、前記収納ラックに収納された前記金型パレットと前記タレットパンチプレスとの間で、前記前記パンチ及び前記ダイの交換を行うことができるため、従来の金型交換システムに比べて、自動交換の対象となる前記パンチと前記ダイの数を飛躍的に増やすことができる。よって、人手を要することなく、前記パンチと前記ダイの交換、収納について完全な自動化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タレットパンチプレスと金型自動交換装置と金型パレットと収納ラックとで構成された金型パレット交換システムの側面図である。
【図2】図1における右側より見た正面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス
9 金型自動交換装置
11 金型パレット
23 自動倉庫
25 収納ラック
31 金型パレット
35 トラバーサ(パレット自動交換装置)
55 エレベータ
59 トラッカ
【産業上の利用分野】
この発明は、金型交換システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、タレットパンチプレスに備えたパンチとダイを交換する金型交換システムは、多数の前記パンチ及び多数の前記ダイが収納された回転自在な円盤状の金型パレットと、タレットパンチプレスとの間に金型自動交換装置が設けられ、この金型自動交換装置にてパンチとダイの交換が行なわれている。
【0003】
そして、所望のパンチとダイを金型自動交換装置にて把持しタレットパンチプレスの上、下部タレットへ装着するか、あるいは上、下部タレットに装着されたパンチとダイを金型自動交換装置にて把持して金型パレットへ収納していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のタレットパンチプレスにおける金型自動交換装置では、近年多種類の製品を迅速に生産する要求が高まっているが、金型パレットにに収納されるパンチとダイの種類が限定されてしまい、多種類の製品を生産する際には、作業者が金型パレットに収納された金型を交換しているのが一般的である。このため、人手を要し作業性の向上が図れず、完全な自動化が達成できないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、タレットパンチプレスの近傍に設けられ、多数のパンチと多数のダイが収納された金型パレットを収納する収納棚をZ軸方向へ複数段及びY軸方向へ複数列備えた収納ラックと;
前記収納ラック内に設けられ、前記金型パレットを着脱自在に保持するパレット保持部材と;
前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットに収納された所望の前記パンチ及び所望の前記ダイと、前記タレットパンチプレスに装着した前記パンチ及び前記ダイを交換する金型自動交換装置と;
所望の前記収納棚に収納された前記金型パレットと、前記パレット保持部材に保持された前記金型パレットを交換するパレット自動交換装置と;
を具備してなることを特徴とする。
【0006】
【作用】
前記金型自動交換装置を適宜に操作することにより、前記タレットパンチプレスから前記パンチと前記ダイを引き出し、前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットに収納する。そして、前記金型自動交換装置を適宜に操作することにより、前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットから所望の前記パンチと所望の前記ダイを引き出し、前記タレットパンチプレスへ装着する。これにより、前記パレット保持部材によって保持された前記金型パレットと前記タレットパンチプレスとの間で、前記前記パンチ及び前記ダイの交換を行うことができる。
【0007】
また、所望の前記パンチと所望の前記ダイが前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットに無い場合には、前記パレット自動交換装置を適宜に操作することにより、前記パレット保持部材によって保持された前記金型パレットを引き出し、空の前記収納棚へ収納する。更に、前記パレット自動交換装置を適宜に操作することにより、所望の前記パンチ及び所望の前記ダイが収納された前記金型パレットを適宜の前記収納棚から引き出し、前記パレット保持部材に装着する。そして、前記金型自動交換装置を適宜に操作することにより、前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットから所望の前記パンチと所望の前記ダイを引き出し、前記タレットパンチプレスへ装着する。これにより、前記収納ラックに収納された前記金型パレットと前記タレットパンチプレスとの間で、前記前記パンチ及び前記ダイの交換を行うことができる。
【0008】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、タレットパンチプレスと金型自動交換装置については、既に公知の構成のものであるため詳細な図示と説明を省略する。
【0009】
図1を参照するに、タレットパンチプレス1は、門型形状のフレーム3を備えており、このフレーム3には回転自在な上、下部タレット5,7が支承されている。この上、下部タレット5,7の円周上にはそれぞれ相対応した位置にパンチP,ダイDが装着されている。
【0010】
金型交換システムの一部を構成する金型自動交換装置9が前記タレットパンチプレス1に隣接して設けられている。この金型自動交換装置9は後述するパレット保持部材11と前記タレットパンチ1との間でパンチP,ダイDを交換するもので、支柱13にパンチ交換ハンド15とダイ交換ハンド17が、上下方向の移動と旋回自在に設けられている。なお、支柱13は図面に対して直交した方向へ移動自在となっている。すなわち、支柱13は上、下のフレーム19,21に設けられた図示を省略したが電動機等の駆動源よりボールねじ、ナットを介して支柱13は移行自在に構成されている。また、前記パンチ交換ハンド15,ダイ交換ハンド17も既に公知の構成のものであるため、詳細な説明を省略する。
【0011】
前記パレット保持部材11は、後述する自動倉庫23の収納ラック25内に設けられ、前記金型自動交換装置9に隣接している。パレット保持部材11の構成は既に公知のものであり、例えば支柱27に円盤状受け板29が回動自在に支承され、電動機(図示省略)より駆動部材を介して円盤状受け板29は回動自在となっている。この円盤状受け板29の上部に多数のパンチPとダイDを放射状に収納した金型パレット31が係合、離脱自在となっている。
【0012】
上記構成により、タレットパンチプレス1の上部タレット5と下部タレット7に装着されたパンチPとダイDを取り出し、金型自動交換装置9のパンチ交換ハンド15とダイ交換ハンド17にてパンチPとダイDを把持し、パンチ交換ハンド15とダイ交換ハンド17を上下移動と旋回をさせて、パレット保持部材11の円盤状受け板29に保持された金型パレット31内へ収納する。また、パレット保持部材11の円盤状受け板29に載置された金型パレット31に収納されたパンチPとダイDを、タレットパンチプレス1の上、下部タレット5,7に装着するには、上述した動作を逆に行なうことにより完了する。
【0013】
自動倉庫23は、図2を併せて参照するに、前記金型自動交換装置9の移行方向に平行して設けられている。すなわち、Y軸方向(図1において図面に対して直交した方向、図2において左右方向)へ延伸して収納ラック25が設けられ、収納ラック25にはZ軸方向(図1および図2において上下方向)へ複数段(本実施例では5段)、Y軸方向へ複数列(本実施例で5列)からなる収納棚33が備えられている。
【0014】
前記収納ラック25の前面側(図1において左側、図2において手前側)には、Y軸方向へ移動自在なパレット自動交換装置としてのトラバーサ35が備えられており、このトラバーサ35の一部を構成する複数の支柱37が設けられている。また、前記収納ラック25の上部には、Y軸方向へ延伸した上部フレーム39が設けられていて、上部フレーム39の上部にガイドレール41が上部フレーム39のY軸方向と同方向に延伸されている。
【0015】
前記支柱37の上部には各支柱37を連結した連結プレート43が固定されており、この連結プレート43にはX軸方向(図1において左右方向、図2において図面に対して直交した方向)へ延伸した支持ブロック45が設けられている。この支持ブロック45には前記ガイドレール41の両側から挾んだ状態で回転自在なローラ47が支承されている。
【0016】
前記支柱37の下部は連結プレート49で連結されており、この連結プレート49の下部には回転自在な複数のローラ51が支承されている。この各ローラ51をY軸方向へ案内するため、Y軸方向へ延伸したガイドレール53が例えば床面上に敷設されている。しかも、ローラ51は図示を省略したが電動機より駆動部材を介して回転自在となっている。
【0017】
上記構成により、電動機を駆動せしめることにより、ドラバーサ35の支柱37はY軸方向へ走行されて、収納ラック25の選択された各列に位置決めされて停止されることになる。
【0018】
前記支柱37間にはエレベータ55が設けられており、このエレベータ55の左右側にはスライダ57が一体的に設けられ、図示を省略したがスライダ57には各支柱37を挾んだ適宜な間隔で複数のローラが回転自在に支承され、エレベータ55は電動機(図示省略)の駆動により上下方向へ移動される。
【0019】
上記構成により、電動機を駆動せしめると、エレベータ55が上下方向へ移動され、選択された各列の収納棚33に位置決めされて停止されることになる。したがって、エレベータ55は複数段、複数列からなる収納ラック25の選択された収納棚33の位置に位置決めされることになる。
【0020】
前記エレベータ55には、トラッカ59が設けられている。このトラッカ59の構成は既に公知のものなので詳細な説明を省略するが、例えば、トラッカ59を構成する一部材であるトラッカフレーム61をX軸方向へ出入させるため、図示を省略したがギヤードモータよりチェンを介して駆動部材が設けられている。また、前記トラッカフレーム61の先端にはフック63が設けられ、前記収納棚33のパレット65上に載置された支持板67に乗った多数のパンチPとダイDを収納した金型パレット31と、前記フック63は係合、離脱自在となる。
【0021】
上記構成により、トラッカフレーム61をX軸方向へ前進させ、パレット65によって作られた空隙Sの中へ挿入させ、トラッカフレーム61の先端に設けたフック63を金型パレット31を乗せた支持板67に係止させ、トラッカフレーム61を後退させて、収納棚33より金型パレット31を搬出する。また収納棚33へ金型パレット31を搬入するには、上述した動作を逆に行なうことにより搬入することができる。
【0022】
上述したごとき構成により、その作用としては、収納棚33上に金型パレット31が収納されているものを取り出す場合には、トラバーサ35とエレベータ55を所定の位置に移動せしめて位置決めする。次いで、トラッカ59を収納棚33側へ移動せしめてフック63を金型パレット31を支承した支持板67の下方位置に位置決めした後、エレベータ55を若干量上昇せしめて、フック63を支持板67に引っかける。次いで、トラッカ59を収納棚33に対して反対側へ移動せしめることによって、金型パレット31はエレベータ55上に引き出されることになる。
【0023】
そして、エレベータ55の上下動とトラバーサ35の左右動とによって、パレット保持部材11の円盤状受け板29へ上述した逆の動作を行ない、引出した金型パレット31をパレット保持部材11へ装着する。また、エレベータ55上から各収納棚33に金型パレット31を収納させる場合には、前述した動作と逆の動作を行なえばよいので、詳細な説明を省略する。
【0024】
このような自動倉庫23からなる収納ラック25を設けると共にパレット自動交換装置を設けたことにより、多数の種類の異なった金型を格納でき、所望の金型を人手を使わず迅速に交換することができ、作業性の向上を図ることができる。
【0025】
なお、この発明は、前述した実施例に限定されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他の態様で実施し得るものである。
【0026】
【発明の効果】
以上のごとき、請求項1に記載の発明によれば、前記収納ラックは前記収納棚をZ軸方向へ複数段及びY軸方向へ複数列備えてあって、前記パレット保持部材によって保持された前記金型パレットと前記タレットパンチプレスとの間の他に、前記収納ラックに収納された前記金型パレットと前記タレットパンチプレスとの間で、前記前記パンチ及び前記ダイの交換を行うことができるため、従来の金型交換システムに比べて、自動交換の対象となる前記パンチと前記ダイの数を飛躍的に増やすことができる。よって、人手を要することなく、前記パンチと前記ダイの交換、収納について完全な自動化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】タレットパンチプレスと金型自動交換装置と金型パレットと収納ラックとで構成された金型パレット交換システムの側面図である。
【図2】図1における右側より見た正面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス
9 金型自動交換装置
11 金型パレット
23 自動倉庫
25 収納ラック
31 金型パレット
35 トラバーサ(パレット自動交換装置)
55 エレベータ
59 トラッカ
Claims (1)
- タレットパンチプレスの近傍に設けられ、多数のパンチと多数のダイが収納された金型パレットを収納する収納棚をZ軸方向へ複数段及びY軸方向へ複数列備えた収納ラックと;
前記収納ラック内に設けられ、前記金型パレットを着脱自在に保持するパレット保持部材と;
前記パレット保持部材によって保持した前記金型パレットに収納された所望の前記パンチ及び所望の前記ダイと、前記タレットパンチプレスに装着した前記パンチ及び前記ダイを交換する金型自動交換装置と;
所望の前記収納棚に収納された前記金型パレットと、前記パレット保持部材に保持された前記金型パレットを交換するパレット自動交換装置と;
を具備してなることを特徴とする金型交換システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5115092A JP3552725B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 金型交換システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5115092A JP3552725B2 (ja) | 1992-03-10 | 1992-03-10 | 金型交換システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05245552A JPH05245552A (ja) | 1993-09-24 |
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