JP2530412B2 - 金型自動交換装置 - Google Patents

金型自動交換装置

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JP2530412B2
JP2530412B2 JP4247832A JP24783292A JP2530412B2 JP 2530412 B2 JP2530412 B2 JP 2530412B2 JP 4247832 A JP4247832 A JP 4247832A JP 24783292 A JP24783292 A JP 24783292A JP 2530412 B2 JP2530412 B2 JP 2530412B2
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稔 早川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タレットパンチプレ
スの上、下タレットに装着されているパンチ、ダイを交
換するためのタレットパンチプレスにおける金型自動交
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレスにおける
上、下部タレットの円周上にはパンチ、ダイがそれぞれ
相対応した位置に装着されている。この上、下部タレッ
トに装着されたパンチ、ダイを交換するために、タレッ
トパンチプレスに隣接して設けられた複数のパンチ、ダ
イを収納したストッカと、前記タレットパンチプレスと
の間に、往復動自在な金型自動交換装置が設けられてい
る。そして、この金型自動交換装置である例えばツール
把持部を有した金型アームでもって、パンチ、ダイを一
緒に交換するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の金型自動交換装置では、タレットパンチプレスに複
数のパンチ、ダイを収納したストッカが隣接して設けら
れているため、タレットパンチプレスへワークを供給し
たり、タレットパンチプレスにて加工された製品を搬出
する際に、搬入、搬出に制限があり作業性が損われると
いう問題があった。
【0004】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、パンチ、ダイを収納した収納棚をタレットパン
チプレスにより離隔して設け、作業性の向上を図ると共
に、収納棚とタレットパンチプレスとの間で交換すべき
パンチ、ダイを空中搬送してパンチ、ダイを交換可能に
した金型自動交換装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、上、下部タレットに複数のパンチ、ダ
イを着脱可能に装着されていると共に金型交換位置を有
しているタレットパンチプレスと、このタレットパンチ
プレスに離隔して設けられ複数のパンチ、ダイを収納し
た収納棚と、この収納棚に隣接して設けられ収納棚に収
納された複数のパンチ、ダイから選択されたパンチ、ダ
イを出し入れする出し入れ装置と、この出し入れ装置に
より出されたパンチ、ダイを載せたパレットを一時的に
載置しておくパレット載置台と、このパレット載置台と
前記タレットパンチプレスにおける金型交換位置との間
を前後、左右方向へ移動自在に設けられた搬送装置と、
この搬送装置の先端に設けられた上下動自在かつ旋回自
在なパンチ、ダイ交換ハンドと、を備えて金型自動交換
装置を構成した。
【0006】
【作用】この発明の金型自動交換装置を採用することに
より、タレットパンチプレスに装着されたパンチ、ダイ
を交換するには、交換をするパンチ、ダイを金型交換位
置へ位置決めし、搬送装置を左右、前後に適宜移動せし
め、パンチ交換ハンドとダイ交換ハンドを前記金型交換
位置へセットする。次いで、パンチ、ダイ交換ハンドを
操作して上、下部タレットよりパンチ、ダイを引抜き、
搬送装置を移動してパレット載置台上にあるパレットに
パンチ、ダイを載せ、次工程に使用するパンチ、ダイが
パレット載置台上に用意されているので、このパンチ、
ダイをパンチ、ダイ交換ハンドにて把持し上述した動作
を逆に行なってタレットパンチプレスへ次工程に使用す
るパンチ、ダイを装着し交換を終了する。
【0007】一方、パレット載置台上に、使用済のパン
チとダイがパレットに載せられたら、パレットを出し入
れ装置により移動させて、パレット載置台上のパレット
が収納棚の所定棚に収納される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、タレットパンチプレスについて
は、既に公知の構成のものであるため詳細な図示と説明
を省略する。
【0009】図1を参照するに、タレットパンチプレス
1は、門型形状のフレーム3を備えており、このフレー
ム3には回転自在な上、下部タレット5,7が支承され
ている。この上、下部タレット5,7の円周上にはそれ
ぞれ相対応した位置にパンチP,ダイDが装着されてい
る。
【0010】前記上、下部タレット5,7には、加工位
置9と、パンチP,ダイDを交換する金型交換位置11
が設けられ、前記加工位置9の上方におけるフレーム3
には、パンチPを打撃するため図示省略のすでに公知の
駆動装置によりストライカが上下動自在に設けられてい
る。
【0011】前記上、下部タレット5,7を囲繞してセ
ンタテーブル13が固定して配置されていると共に、セ
ンタテーブル13の両側にはフロントサイドテーブル
(図示省略)、リヤサイドテーブル15がY軸方向(図
1において斜め左右方向)へ移動自在に配置されてい
る。センタテーブル13に跨がってフロント、リヤサイ
ドテーブル15の左端にはX軸方向へ延伸したY軸方向
へ移動自在なキャレッジベース17が設けられている。
【0012】このキャレッジベース17にはX軸方向へ
移動自在なキャレッジ19が設けられており、このキャ
レッジ19にはワークWをクランプする複数のワークク
ランプ21が備えられている。なお、キャレッジベース
17およびキャレッジ19は、図示省略のすでに公知で
あるボールねじ、サーボモータなどによってY軸方向な
らびにX軸方向へ移動されるが詳細な構成の説明は省略
する。
【0013】上記構成により、キャレッジベース17を
フロント、リヤサイドテーブル15と一緒にY軸方向
へ、キャレッジ19をX軸方向へ移動せしめることによ
り、ワーククランプ21にクランプされたワークWはX
軸,Y軸方向へ移動し、ワークWの所望位置が加工位置
9に位置決めされる。ワークWの所望位置が加工位置9
に位置決めされると、上、下部タレット5,7が回動し
て所望のパンチP,ダイDが加工位置9に割出されて、
ストライカの上下動によってパンチPとダイDとの協働
でワークWの所望位置にパンチング加工が行なわれるこ
とになる。
【0014】前記タレットパンチプレス1を囲んで金型
自動交換装置23を構成する搬送装置25が設けられ、
この搬送装置25を構成する一部材である架台27は例
えば4本の支柱27aに横梁27b,27c,27d,
27eとが溶着されて構成されている。横梁27b,2
7cの上面にはX軸方向へ延伸したレール29が敷設さ
れ、このレール29上に車輪31を備えたブロック33
a,33bとブロック33a,33bとの間を結合する
ベース板35とで構成された台車37Aが設けられてい
る。
【0015】この台車37Aのベース板35の上面にY
軸方向へ延伸したレール39が敷設され、このレール3
9上に車輪41を備えた台車37Bが乗っている。
【0016】前記台車37A,37Bを移動させる駆動
系としては、台車37Aのブロック33aを貫通してネ
ジ棒43aがX軸方向へ延伸して設けられ、このネジ棒
43aの片端は横梁27eに設けた軸受45aに回転自
在に支承されていると共に、他端に横梁27dに設けた
軸受45bに回転自在に支承されている。前記ネジ棒4
3aの片側にはプーリ47aが装着されていると共にネ
ジ棒43aを駆動する駆動モータ49が横梁27d上に
設けられている。
【0017】台車37Aのブロック33b側にも、この
ブロック33bを貫通してネジ棒43bがX軸方向へ延
伸して設けられ、このネジ棒43bの片端は横梁27e
に設けた軸受45c(図示省略)に回転自在に支承され
ていると共に、他端は横梁27dに設けた軸受45dに
回転自在に支承されている。前記ネジ棒43bの片端に
はプーリ47bが装着され、このプーリ47bと前記プ
ーリ47aとに例えばタイミングベルト51が掛回され
ている。
【0018】上記構成により、駆動モータ49を駆動せ
しめると、ネジ棒43aは回転し、このネジ棒43aに
螺合したナット部材(図示省略)を介してブロック33
aはレール29上をX軸方向へ移動されることになる。
また、前記ネジ棒43aに固着されたプーリ47a,タ
イミングベルト51,プーリ47bを介してネジ棒43
bに回転が伝達され、このネジ棒43bに螺合したナッ
ト部材(図示省略)を介してブロック33bはレール2
9上をX軸方向へ移動されることになる。すなわち、ブ
ロック33a,33bとベース板35とで構成された台
車37AはX軸方向へ移動されることになる。
【0019】前記台車37A上に乗った台車37Bの駆
動系としては、前記ブロック33a,33bに枢着され
たネジ棒53に台車37Bはナット部材(図示省略)を
介して螺合されていて、ネジ棒53の片端にはブロック
33aに固着された駆動モータ55が連結されている。
なお、前記ネジ棒43a,43bとネジ棒53は上下に
離隔した位置関係に設けられている。
【0020】上記構成により、駆動モータ55を駆動せ
しめるとネジ棒53は回転し、このネジ棒53に螺合し
たナット部材(図示省略)を介して台車37BはY軸方
向へ移動されることになる。このため、台車37BはX
軸、Y軸方向へ移動されることとなる。
【0021】台車37Bには支柱57が垂設されてい
て、この支柱57は図示を省略してあるがスプライン溝
とネジが刻設されていて、支柱57にはパンチ交換ハン
ド59とダイ交換ハンド61が螺合して設けられてい
る。
【0022】より詳細には、図2を参照するに、スプラ
イン溝とネジが形成された支柱57には、パンチ交換ハ
ンド59とダイ交換ハンド61を支承したブロック63
が係合されている。このブロック63は昇降用のネジ
(図示省略)を形成した昇降用ブロック65とスプライ
ン(図示省略)を形成した旋回用ブロック67とを連結
筒69とで一体的に結合して構成されている。
【0023】昇降用ブロック65には大プーリ71が固
着され、連結筒69より突設された支持アーム73に昇
降用電動機75が垂設され、昇降用電動機75の出力軸
に小プーリ77が固着されていて、この小プーリ77と
前記大プーリ71とには例えばタイミングベルト79が
掛回されている。
【0024】旋回用ブロック67には大プーリ81が固
着され、連結筒69より突設された支持アーム83に旋
回用電動機85が垂設され、旋回用電動機85の出力軸
に小プーリ87が固着されていて、この小プーリ87と
前記大プーリ81とには例えばタイミングベルト89が
掛回されている。
【0025】上記構成により、昇降用電動機75を駆動
せしめると、小プーリ77,タイミングベルト79,大
プーリ71を介して昇降用ブロック65は回転し、昇降
用ブロック65に形成したネジによって支柱57に対し
てブロック63は上下に移動されることになる。また、
旋回用電動機85を駆動せしめると、小プーリ87,タ
イミングベルト89,大プーリ81を介して旋回用ブロ
ック67は回転し、旋回用ブロック67と支柱57とは
スプライン溝で係合しているので、ブロック63は旋回
されることとなる。
【0026】パンチ交換ハンド59の取付構成は、前記
連結筒69に一体的に設けられたベース91に上下に軸
受93,95が設けられ、この軸受93,95に装着さ
れたベアリング97,99を介して駆動部材101を構
成する一部材であるネジ棒103が装着されている。一
方、パンチ交換ハンド59を支承したパンチ移動用アー
ム105にはナット部材107が設けられていて、この
ナット部材107が前記ネジ棒103に螺合されてい
る。そして、パンチ移動用アーム105は、前記ベース
91に形成された案内溝109に案内されて上下に移動
自在となっている。
【0027】パンチ移動用アーム105を上下に移行さ
せるために、前記ネジ棒103の下端にはプーリ111
が固着され、このプーリ111に掛回されたベルト等を
介して駆動モータ(図示省略)が設けられている。
【0028】上記構成により、図示を省略した駆動モー
タを駆動せしめ、プーリ111を回転させるとネジ棒1
03は回転し、このネジ棒103に螺合したナット部材
107を介してパンチ移動用アーム105は上下に移動
されることとなる。なお、この際、パンチ移動用アーム
105が横振れしないように案内溝109により案内さ
れているので円滑な上下動が可能となっている。
【0029】前記パンチ移動用アーム105には可動プ
レート113が例えばアリ溝等により係合し、前後進自
在に装着されていて、可動プレート113上に立設した
ブラケット115に、前記パンチ移動用アーム105に
設けた流体圧作動のシリンダ117のピストンロッド1
19が連結されている。
【0030】前記可動プレート113に支持部材121
を介して把持爪支持用プレート123が設けられ、把持
爪支持用プレート123は微細量移動自在となってい
る。また、可動プレート113と把持爪支持用プレート
123を固定するロック装置125が設けられている。
【0031】上述した支持部材121とロック装置12
5の詳細は、図3に示されているごとく、複数本(本実
施例では4本)の頭付ピン127が可動プレート113
と把持爪支持用プレート123を貫通して設けられてい
る。この頭付ピン127の下端にはカラー129がセッ
トボルト131により位置調節自在に設けられている。
更に、可動プレート113と把持爪支持用プレート12
3との間に、把持爪支持用プレート123と前記カラー
129との間に、前記頭付ピン127に嵌装された転動
部材133が装着されていて、この転動部材133は例
えば鋼球135を挟んだ上下のリング137より構成さ
れている。
【0032】上記構成により、把持爪支持用プレート1
23に対して可動プレート113は、頭付ピン127を
介して装着されているので、頭付ピン127と把持爪支
持用プレート123、可動プレート113とのガタ、あ
るいは頭付ピン127と転動部材133のリング137
とのガタを有しているため、このガタによりパンチPを
上部タレット5及び後述するパレット載置台上に載置さ
れた金型ホルダより引抜く時に、真直度の狂いが吸収で
き円滑に交換することができる。
【0033】ロック装置125は、把持爪支持用プレー
ト123の下面に垂設して流体圧作動のシリンダ139
が設けられ、このシリンダ139のピストンロッド14
1が把持爪支持用プレート123に装着されたブッシュ
143にガイドされ、可動プレート113に装着された
ブッシュ145の内径に嵌合するよう構成されている。
なお、ピストンロッド141の先端はテーパ部147が
形成され、ピストンロッド141をブッシュ145へ挿
入しやすくしている。
【0034】上記構成によりロック装置125のシリン
ダ139を作動するとピストンロッド141は、可動プ
レート113に設けたブッシュ145へ嵌挿されて、把
持爪支持用プレート123に対して可動プレート113
がロックされる。なお、このロック装置125を作動さ
せる時は、パンチPを上部タレット5へ、あるいは、パ
ンチPを後述するパレット載置台上に載置されたパレッ
トに乗った金型ホルダへ挿入する時であり、ガタなくロ
ックされているので正確な挿入が行なわれる。再び図2
を参照するに、前記把持爪支持用プレート123の先端
にはパンチPを把持する把持爪149が備えられてい
て、把持爪149は図示を省略したが内方向にV溝を形
成し相対して設けられている。そして、この把持爪14
9を把持状態としたり、あるいは開放状態とする駆動部
材151が設けられている。この駆動部材151は公知
の構成のものであり図示を省略してあるが、例えばラッ
ク、ピニオン等により構成されている。そして駆動部材
151を駆動する流体圧作動のシリンダ153が前記把
持爪支持用プレート123の下面に固定されている。
【0035】更に、前記可動プレート113の先端に支
持板155が固着され、この支持板155に例えば超音
波振動機等のごとき振動発生装置157が、前記把持爪
149にて把持されたパンチPの中心線上に垂設されて
いる。
【0036】上記構成により、パンチ交換ハンド59に
て、タレットパンチプレス1の上部タレット5に装着さ
れたパンチP、あるいは後述するパレット載置台上に載
置されたパレットに乗った金型ホルダに装着されたパン
チPを交換する場合は、ブロック63に設けた昇降用電
動機75と旋回用電動機85を適宜に駆動すると共に、
駆動部材101を駆動せしめて把持爪149を所望する
パンチPが把持できる位置に位置決めする。そして、シ
リンダ117を作動させピストンロッド119を突出さ
せ、可動プレート113を前進させる。すなわち、把持
爪149が前進することになり、把持爪149がパンチ
Pを把持できる位置にきたらシリンダ153を作動せし
めて駆動部材151を介して把持爪149を把持状態と
してパンチPを把持する。
【0037】パンチPを把持爪149にて把持したら駆
動部材101を駆動しパンチ交換ハンド59を上昇せし
め、パンチPを上部タレット5あるいはパレットに乗っ
た金型ホルダより引抜く。その際振動発生装置157を
作動させパンチPに振動を与えることにより、容易に引
抜くことが可能となる。
【0038】パンチPより把持爪149の把持を解除す
るには、上述した動作を逆に行なうことにより把持を解
除することができる。すなわち、シリンダ153を作動
せしめて駆動部材151を介して把持爪149を開放状
態とし、シリンダ117を作動せしめてピストンロッド
119を引込めると、把持爪149を支承した把持爪支
持用プレート123は可動プレート113と共に引込む
ので、パンチPより把持爪149は離隔する。
【0039】一方、ダイ交換ハンド61の取付構成は、
前記連絡筒69に一体的に設けられたベース91に、ダ
イ交換ハンド61を支承した固定アーム159が突設さ
れて、この固定アーム159には可動プレート161が
例えばアリ溝等を介して前後進自在に装着され、可動プ
レート161上に立設したブラケット163に、前記固
定アーム159に設けた流体圧作動のシリンダ165の
ピストンロッド167が連結されている。
【0040】前記可動プレート161に支持部材121
を介してダイ着脱部材支持用ブラケット169が設けら
れ、このダイ着脱部材支持用ブラケット169は微細量
移動自在となっている。また、可動プレート161とダ
イ着脱部材支持用ブラケット169を固定するロック装
置125が設けられている。なお、支持部材121とロ
ック装置125は、パンチ交換ハンド59に採用された
ものと、全く同一構造のものであるため詳細な説明を省
略する。
【0041】前記ダイ着脱部材支持用ブラケット169
には、前記下部タレット7に装着されたダイホルダ(図
示省略)を引出すための出入装置171が設けられてい
て、この出入装置171は流体圧作動のシリンダ173
により出入軸175を前後進させる構成となっている。
【0042】また、前記出入装置171にて引出された
ダイホルダあるいは後述するパレット載置台上に載置さ
れたパレットに乗った金型ホルダに装着されたダイD
を、ダイ着脱部材支持用ブラケット169に設けた一時
保持部177に収納するため、ダイ着脱部材支持用ブラ
ケット169の上、下部に、上部シリンダ179と下部
シリンダ181とより構成されるダイ着脱装置183が
設けられている。
【0043】より詳細には、図4を参照するに、下部シ
リンダ181にはシリンダケース兼用のダイハウジング
185にダイDを一時保持する一時保持部177が形成
されている。そして、ダイハウジング185にはピスト
ン187と、このピストン187に一体的に設けたピス
トンロッド189が内蔵され、ピストンロッド189の
先端にはエンドプレート191が係止されていて、この
エンドプレート191の外周が前記一時保持部177の
穴193の内径に上下摺動自在に装着されている。
【0044】また、前記上部シリンダ179は、内蔵さ
れたピストンロッド195の先端にエンドプレート19
7が一体的に設けられている。なお、エンドプレート1
97の外径はダイDの外径より若干小さく形成されてい
る。なお、符号199はダイホルダである。
【0045】上記構成により、タレットパンチプレス1
の下部タレット7よりダイDを取り出すには、交換すべ
きダイDを備えたダイホルダ199を、出入装置171
のシリンダ173を作動せしめて、出入軸175により
引出す。そして、ダイ着脱装置183である上部シリン
ダ179を作動させ、エンドプレート197にてダイD
を押圧して下部シリンダ181に設けた一時保持部17
7内へダイDを装着し、上部シリンダ179のピストン
ロッド195を引込める。この状態で、ダイ交換ハンド
61が装着されたブロック63に設けた昇降用電動機7
5あるいは旋回用電動機85を適宜に駆動せしめると共
に、搬送装置25を駆動してダイ交換ハンド61を後述
するパレット載置台側へ移動位置決めして、パレット載
置台上に乗った金型ホルダへダイDを収納する。
【0046】なお、パレット載置台上に乗った金型ホル
ダへダイDを装着するには、下部シリンダ181を作動
しエンドプレート191にて一時保持部177に収納さ
れているダイDを押上げ、金型ホルダのダイ装着部へ収
納する。
【0047】また、下部タレット7のダイホルダ199
へダイDを装着する場合、あるいはパレット載置台上に
乗った金型ホルダに収納されているダイDを取出す場合
は、前述した動作を逆に行なうことによりダイDの交換
が可能となる。
【0048】収納棚201は、図1を参照するに、前記
タレットパンチプレス1より離隔してY軸方向へ延伸し
て設けられ、複数段の棚板203に対して複数枚の側板
205により区分けされた収納部207が設けられてい
る。この収納部207に図5に示されているごとく、パ
レット209に乗ったパンチPとダイDを備えた金型ホ
ルダ211が収納されている。
【0049】前記パレット209は後述する搬出入装置
213の保持具215が挿入される支持用穴217が形
成され、パレット209上に乗る金型ホルダ211は、
前述したダイ交換ハンド61にてダイDの交換が可能な
ように所定量パレット209より突出して設けられてい
る。なお、パレット209と金型ホルダ211の位置決
めとして、図示を省略したが適宜な手段(例えばピン止
め、段部にて位置決め等)によって位置決めされてい
る。
【0050】搬出入装置213は、図1および図6を参
照するに、前記収納棚201の前面側(タレットパンチ
プレス側)に複数本のレール219がY軸方向へ延伸し
て敷設されていて、このレール219に車輪221を備
えた台車223がY軸方向へ移動自在に設けられてい
る。台車223の駆動系としては、例えば駆動モータ2
25と連結したネジ棒227がY軸方向へ延伸して設け
られ、ネジ棒227は軸受229により支承され、この
ネジ棒227が台車223に設けたナット部材(図示省
略)に螺合されて台車223はY軸方向へ移動自在とな
っている。
【0051】上記構成により、駆動モータ225を駆動
せしめるとネジ棒227が回転し、このネジ棒227に
螺合したナット部材を介して台車223はY軸方向へ移
動されることになる。
【0052】前記台車223には、複数段の収納棚20
1の収納部207に対応するために、上下スライダ23
1が上下動自在に支承されており、この上下スライダ2
31には、パレット209を保持自在な保持具215を
備えたパレットホルダ233が装着してある。なお、上
下スライダ231を上下動するため、台車223に駆動
モータ235が設けられネジ棒(図示省略)を回転し、
このネジ棒に螺合したナット部材(図示省略)を介して
上下スライダ231は上下に移動し位置決めされる。
【0053】前記パレットホルダ233は、例えばエア
ーシリンダのごとき適宜のアクチュエータ237を直交
して一体に備えた態様に構成してあり、アクチュエータ
237に備えたピストンロッド等のごとき往復作動体2
39の先端部に前記保持具215を同一水準の高さ位置
に備えてなるものである。なお、保持具215として
は、パレット209を保持できる構成であれば良い。
【0054】前記保持具215を、収納棚201に収納
されているパンチPとダイDを備えた金型ホルダ211
の乗ったパレット209および後述するパレット載置台
に対応する位置に割出すために、パレットホルダ233
は前記上下スライダ231に回転自在に支承されてお
り、ホルダ241の回転割出しは、上下スライダ231
に装着したモータ等のごとき適宜の回転割出用アクチュ
エータ241によって行なわれるものである。
【0055】上記構成により、搬出入装置213におけ
る台車223および上下スライダ231を適宜に移動せ
しめて、パレットホルダ233における保持具215を
収納棚201に収納された所望のパンチP、ダイDを備
えた金型ホルダ211が乗ったパレット209に対向せ
しめた後、アクチュエータ237を作動して保持具21
5をパレット209の支持用穴217へ挿入保持する。
そして保持具215を戻すことによりパレット209を
収納棚201から水平方向へ取り出すことができる。
【0056】取り出されたパレット209は、回転割出
用アクチュエータ241を作動せしめ、図6の図中に二
点鎖線で示されているごとく180度回動させる。そし
て、台車223および上下スライダ231を適宜に移動
せしめパレットホルダ233におけるアクチュエータ2
37を作動し、後述するパレット載置台との所定の位置
のパレット209を載置する。なお、パレット載置台上
におかれた使用済のパンチP、ダイDを備えたパレット
209を収納棚201の所定の収納部207へ収納する
には、上述した動作を逆に行なうことにより可能とな
る。
【0057】パレット載置台243は、図1および図7
を参照するに、鉄骨構造の架台245上にパレット20
9を位置決めする例えばストッパ付のベース板247が
複数配設されている。このベース板247上にパンチ
P、ダイDを備えた金型ホルダ211が乗ったパレット
209が載置される。なお、符号249は係止部材であ
り、例えば球を弾機により付勢して構成され、ダイDの
落下を防止する。
【0058】上述したごとき構成より理解されるよう
に、この実施例における作用としては、タレットパンチ
プレス1の上、下部タレット5,7に装着されたパンチ
P、ダイDを収納棚201に収納するには、交換を必要
とするパンチP、ダイDを金型交換位置11へ位置決め
し、金型自動交換装置23である搬送装置25の台車3
7A,37BをX,Y軸方向へ適宜に移動せしめる。そ
して、台車37Bに垂設した支柱57に設けたパンチ交
換ハンド59とダイ交換ハンド61を前記金型交換位置
11へ位置決めする。
【0059】次いで、パンチ、ダイ交換ハンド59,6
1を適宜操作して上、下部タレット5,7よりパンチ
P,ダイDを引抜き、搬送装置25の台車37A,37
Bを移動せしめてパレット載置台243上に載置された
パレット209に載った空の金型ホルダ211へパンチ
P,ダイDを装着する。そして、パレット載置台243
上にすでに次工程に使用するパンチP,ダイDを備えた
金型ホルダ211がパレット209に乗って用意されて
いるので、このパンチP,ダイDをパンチ、ダイ交換ハ
ンド59,61にて把持取出し、上述した動作を逆に行
なってタレットパンチプレス1へ次工程に使用するパン
チP,ダイDを装着して交換を終了する。一方、パレッ
ト載置台243上に、使用済のパンチPとダイDがパレ
ット209に乗った空の金型ホルダ211へ装着された
ら、このパレット209を支承する搬出入装置213で
ある保持具215を備えた台車223を移動せしめ、パ
レット載置台243上にあるパレット209を搬出可能
な位置へ位置決めする。そして、保持具215を動かし
て使用済のパンチPとダイDが装着された金型ホルダ2
11が乗ったパレット209を、保持具215で支承
し、台車223を移動せしめて収納棚201の所望の位
置へ保持具215を適宜に作動させて収納する。
【0060】また、次工程に必要とするパンチP,ダイ
Dを備えた金型ホルダ211が乗ったパレット209を
収納棚201より搬出入装置213である保持具215
と台車223を適宜に作動せしめて、パレット載置台2
43上へ載置する。
【0061】このため、タレットパンチプレス1とパレ
ット載置台243との間で金型交換が行なわれ、パレッ
ト載置台243と収納棚201との間で金型の収納と次
工程に必要な金型の取出しが行なわれるので、金型交換
タクトの短縮化を図ることができる。また、収納棚20
1はタレットパンチプレス1より離隔して設けられてい
るので、タレットパンチプレス1へワークを供給したり
製品を取出すのに邪魔にならず、作業性の向上を図るこ
とができる。
【0062】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0063】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、タレットパンチプレスよ
り離隔して収納棚が設けられていて、タレットパンチプ
レスとパレット載置台との間で、搬送装置に垂設された
パンチ交換ハンドとダイ交換ハンドにてパンチ、ダイの
交換が行なわれる。そして、パレット載置台と収納棚と
の間でパンチ、ダイが乗ったパレットを、収納したり次
工程に必要なパンチ、ダイの取出しが行なわれる。
【0064】このため、パンチ、ダイを空中搬送して金
型交換を出来るようにして、金型交換タクトの短縮化を
図るためができると共に、作業性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すタレットパンチプレ
スとパレット載置台との間に搬送装置を前後、左右移動
自在に設け、パレット載置台と収納棚との間に搬出入装
置を移動自在に設けた概略的な斜視説明図である。
【図2】パンチ交換ハンドとダイ交換ハンドの詳細を説
明する一部断面を含む側面図である。
【図3】図2におけるIII 矢視部の拡大断面図である。
【図4】図2におけるIV矢視部の拡大断面図である。
【図5】収納棚の収納部を表する側断面図である。
【図6】収納棚と搬出入装置とパレット載置台を表する
平面説明図である。
【図7】パレット載置台の側断面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 11 金型交換位置 23 金型自動交換装置 25 搬送装置 27 架台 37A,37B 台車 57 支柱 59 パンチ交換ハンド 61 ダイ交換ハンド 201 パレット 211 金型ホルダ 213 搬出入装置 215 保持具 223 台車 245 パレット載置台

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上、下部タレットに複数のパンチ、ダイ
    を着脱可能に装着されていると共に金型交換位置を有し
    ているタレットパンチプレスと、このタレットパンチプ
    レスに離隔して設けられ複数のパンチ、ダイを収納した
    収納棚と、この収納棚に隣接して設けられ収納棚に収納
    された複数のパンチ、ダイから選択されたパンチ、ダイ
    を出し入れする出し入れ装置と、この出し入れ装置によ
    り出されたパンチ、ダイを載せたパレットを一時的に載
    置しておくパレット載置台と、このパレット載置台と前
    記タレットパンチプレスにおける金型交換位置との間を
    前後、左右方向へ移動自在に設けられた搬送装置と、こ
    の搬送装置の先端に設けられた上下動自在かつ旋回自在
    なパンチ、ダイ交換ハンドと、を備えてなることを特徴
    とする金型自動交換装置。
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