JP3058432B2 - 形鋼穴明機 - Google Patents

形鋼穴明機

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JP3058432B2
JP3058432B2 JP2155413A JP15541390A JP3058432B2 JP 3058432 B2 JP3058432 B2 JP 3058432B2 JP 2155413 A JP2155413 A JP 2155413A JP 15541390 A JP15541390 A JP 15541390A JP 3058432 B2 JP3058432 B2 JP 3058432B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、H形鋼、溝形鋼、山形鋼などの形鋼に穿
孔加工を行なう形鋼穴明機において、工具ヘッドの先端
に装着された工具を交換すべく、ドリルを着脱交換自在
の形鋼穴明機に関する。
(従来の技術) 従来、形鋼としての例えばH形鋼に左右両方および上
方の3方から穿孔加工を行なう形鋼穴明機が知られてい
る。すなわち、形鋼穴明機には左右ドリルヘッドの先端
に装着された左右ドリルと上ドリルヘッドの先端に装着
された上ドリルとによって左右両方および上方の3方か
らH形鋼に穿孔加工を行なっている。
そして、上ドリルヘッドの先端に装着されたドリルは
種々の穴形状を穿孔加工するために複数のドリルが必要
である。そのために、上ドリルヘッドの近傍には、複数
の交換用ドリルを備えた工具マガジンと工具自動交換装
置とが別置で設けられている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上述した従来の工具自動交換装置で工具交
換を行なう場合には、ドリルヘッドが定位置である交換
位置に戻って位置決めされた状態で、ドリルヘッドの先
端に装着されたドリルと、工具マガジンに備えられた交
換用ドリルとを、工具自動交換装置で自動交換している
ため、交換時間ならびに割出し時間が長くかかるという
問題があった。
また、ドリルヘッドには1本のドリルしか装着されて
いないため、ドリルの交換を頻繁に行なわなければなら
ず稼働効率が低下してしまうという問題があった。
(課題を解決するための手段) 前述のごとき問題に鑑みて、本発明は、形鋼に左右方
向から穿孔加工を行う左右のドリルヘッドと、上記形鋼
に上方向から穿孔加工を行う上ドリルヘッドとを備え、
上記上ドリルヘッドを左右方向へ移動自在に設けた形鋼
穴明機において、上記上ドリルヘッドに、第1,第2の上
ドリルヘッドを個別に上下動自在かつ回転自在に設け、
上記上ドリルヘッドと一体的に左右方向へ移動自在に設
けた支持ベースに、前記上ドリルヘッドに対して接近離
反する方向へ移動自在の支持プレートを設け、前記第2
上ドリルヘッドに対して着脱交換自在の複数の交換用ド
リルを保持したインデックス用テーブルを、前記支持プ
レートに上下動自在かつ回転自在に設け、前記上ドリル
ヘッドの左右方向の移動位置に拘りなく、かつ前記第1
上ドリルヘッドによる穿孔加工に拘りなく上記第2上ド
リルヘッドと前記インデックス用テーブルの間において
交換用ドリルを着脱交換自在に設けた構成である。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第6図、第7図および第8図を参照するに、形鋼穴明
機1は、例えばH形鋼、溝形鋼、山形鋼などの形鋼Wに
上方向、左右方向の3方向から穿孔加工を行なうもので
ある。形鋼穴明機1における箱形状のベース3上の左右
両側の後部(第7図において上部)には門型形状のコラ
ム5が立設されている。このコラム5はサイドコラム5
R,5Lと、このサイドコラム5R,5Lの上部に左右方向(以
下、Y軸方向という。)へ延伸された上部フレーム5Uと
で構成されている。
この上部フレーム5UにはY軸方向へ延伸された平行な
ガイドレール7が設けられており、このガイドレール7
にはガイドされてY軸方向へ移動する移動体9が設けら
れている。前記上部フレーム5Uの右側寄り前側には駆動
モータ11を備えたギアボックス13が取付けられており、
駆動モータ11に連動連結したボールねじ15がY軸方向へ
延伸して回転自在に支承されている。
このボールねじ15にはナット部材17が螺合されてお
り、このナット部材17の前側には一体的に第3ドリルヘ
ッドとしての上ドリルヘッド19が設けられている。
上記構成により、駆動モータ11を駆動させるとボール
ねじ15が回転しナット部材17を介して上ドリルヘッド19
がY軸方向に移動されることになる。なお、上ドリルヘ
ッド19がY軸方向へ移動される際、ガイドレール7にガ
イドされて移動体9が移動されて上ドリルヘッド19がス
ムーズに移動される。
前記上ドリルヘッド19の下部には上下方向(以下、Z
軸方向という。)へ移動自在で回転自在なスピンドル21
A,21B,21Cが装着されており、各スピンドル21A,21B,21C
にはドリル23A,23B,23Cが装着されている。上ドリルヘ
ッド19の上部には前記スピンドル21A,21B,21Cを図示省
略の流体シリンダにより上下動させると共に、回転させ
る回転用駆動モータ25が取付けられている。
上記構成により、回転用駆動モータ25を駆動させる
と、スピンドル21A,21B,21Cが回転されると共に図示省
略の流体シリンダにより上下動される。したがって、ス
ピンドル21A,21B,21Cに装着されているドリル23A,23B,2
3Cが上下動されると共に回転されるから形鋼Wが穿孔加
工されることとなる。
前記上ドリルヘッド19には複数の交換用ドリルを備え
た工具支持装置27が設けられている。この工具支持装置
27はX軸方向、Z軸方向へ移動自在かつ回転自在となっ
ており、前記スピンドル21Cに装着されているドリル23C
と必要に応じて交換されるようになっている。
前記ベース3の右側上における前部および後部には固
定バイス29が固定的に立設されている。また、前記ベー
ス3の右側から左側における前部および後部にはガイド
レール31がY軸方向へ延伸して設けられており、このガ
イドレール31には複数の移動体33がガイドされるべく設
けられている。しかも、この移動体33上にはY軸方向へ
移動自在なスライドベース35が取付けられている。
このスライドベース35の右側における前部および後部
には、前記固定バイス29と対応した可動バイス37が一体
的に立設されている。この可動バイス37と前記固定バイ
ス29とでバイス装置を構成し、しかも、固定バイス29と
可動バイス37の同じ高さ位置には回転自在なローラ39が
支承されている。このローラ39上に形鋼Wのフランジ下
面が乗り、さらに前後方向(以下、X軸方向という。)
の前部、後部に設けられた形鋼Wのワーク搬送装置41に
回転自在に支承されたローラ43に載せられて第7図にお
いて上側から下側へ向けて形鋼Wは送材されるのであ
る。また、前後の可動バイス37との間に中間ローラ39M
を備えた中間可動バイス37Mが設けられている。形鋼W
はワーク搬送装置41のローラ43上に載置されると共に、
形鋼Wの一側端を前記固定バイス29に当接させて位置決
め固定されると共に、スライドベース35を図示省略の駆
動装置によりガイドレール31に移動体33を介して第7図
において左方から右方へ移動せしめることによって形鋼
Wがクランプされることになる。
前記固定バイス29、可動バイス37のうちの前側におけ
る内側には第7図に示すごとく形鋼のフランジを上方か
ら押さえるフランジ押え45が設けられており、このフラ
ンジ押え45で形鋼Wのフランジを押さえることによっ
て、形鋼Wが上方へ浮くのを防止している。
前記ベース3上の右側および前記スライドベース35上
にはX軸方向へ延伸した平行な複数のガイドレール47R,
47Lが設けられており、このガイドレール47R,47Lには移
動体49R,49Lを介してガイドポスト51R,51Lが上下方向へ
延伸して取付けられている。このガイドポスト51R,51L
の下部にはナット部材53R,53Lが一体的に設けられてお
り、このナット部材53R,53LにはX軸方向へ延伸した回
転自在なボールねじ55R,55Lが支承されている。
上記構成により、図示省略の駆動装置によりボールね
じ55R,55Lを回転させると、ナット部材53R,53Lを介し
て、移動体49R,49Lがガイドレール49R,49Lにガイドされ
てX軸方向へ移動されるから、ガイドポスト51R,51Lが
X軸方向へ移動されることとなる。
前記ガイドポスト51R,51Lには上下方向へ延伸した複
数のガイドレール57R,57Lが設けられており、このガイ
ドレール57R,57Lには移動体59R,59Lを介してナット部材
61R,61Lが設けられている。このナット部材61R,61Lには
回転自在なボールねじ63R,63Lが螺合されており、この
ボールねじ63R,63Lの上部には上下動用駆動モータ65R,6
5Lが連動連結されている。
上記構成により、上下動用駆動モータ65R,65Lを駆動
させると、ボールねじ63R,63Lが回転されて、移動体59
R,59Lがガイドレール57R、57Lにガイドされて、ナット
部材61R,61Lが上下動されることになる。
また、ナット部材61R,61Lには第1、第2ドリルヘッ
ドとしての右ドリルヘッド67R,左ドリルヘッド67Lが一
体的に設けられている。したがって、右ドリルヘッド67
RはX軸方向およびZ軸方向に移動され、また、左ドリ
ルヘッド67LはX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向へ移
動されることになる。
前記右ドリルヘッド67R、左ドリルヘッド67Lの先端に
は複数のスピンドル69R,71R;69L,71Lが回転自在に支承
されており、このスピンドル69R,71R;69L,71Lの先端に
はドリル73R,75R;73L,75Lが装着されている。前記右ド
リルヘッド67R,左ドリルヘッド67Lの後部には、スピン
ドル69R,71R;69L,71Lを回転させるための駆動モータ77
R,77Lが取付けられていると共に、スピンドル69R,71R;6
9L,71Lに送り与えるための流体シリンダ79R,79Lが取付
けられている。
前記右ドリルヘッド67R,左ドリルヘッド67Lの上部に
はドリル73Rと75R,73Lと75Lのピッチを変更するための
ドリルピッチ変更用駆動モータ81R,81Lが設けられてい
る。
したがって、固定バイス29と可動バイス37でクランプ
された形鋼Wは、上ドリルヘッド19のスピンドル21A,21
B,21Cの先端に装着されたドリル23A,23B,23Cで上方から
穿孔加工されると共に、右ドリルヘッド67,左ドリルヘ
ッド67Lのスピンドル69R,71R;69L,71Lの先端に装着され
たドリル73R,75R;73L,75Lで左右両方から穿孔加工され
ることになる。
第7図および第8図に示されているように、門型形状
のコラム5の後側(第7図において上側)におけるワー
ク搬送装置41の一側例えば右側には形鋼Wを送材する送
材装置83が設けられている。すなわち、ベース85上には
複数のフレーム87を介して支持テーブル89が設けられて
おり、この支持テーブル89上には駆動モータ91を備えた
自走式のキャレッジ93がX軸方向へ移動自在に取付けら
れている。
前記キャレッジ93上には上下方向へ延伸したガイドポ
スト95が立設されており、このガイドポスト95の前後に
はガイドレール97が上下方向へ延伸して設けられてい
る。このガイドレール97には移動体99を介して上下方向
へ移動自在なフレーム101が取付けられている。またガ
イドポスト95の上部にはフレーム101を上下動させる駆
動モータ103が取付けられている。
前記フレーム101には形鋼WをクランプするX軸方向
へ延伸したワーククランプ105が設けられており、ま
た、フレーム101の後端(第7図において上端)には回
転自在なタテローラ107が支承されている。このタテロ
ーラ107と対応したワーク搬送装置41の他側例えば左側
の位置にはタテローラ109を先端に備えたY軸方向へ移
動可能な流体シリンダ111が設けられている。
上記構成により駆動モータ91を駆動させるとキャレッ
ジ93がX軸方向に移動されると共に、キャレッジ93に立
設されたガイドポスト95を上部に取付けられた駆動モー
タ103を駆動させると、ガイドレール97に案内されて、
移動体99、フレーム101を介してワーククランプ105が上
下動されることになる。
したがって、ワーク搬送装置41のローラ43上に載置さ
れた形鋼Wは大きさに応じてワーククランプ105が上下
動してクランプされ、さらに流体シリンダ111を第7図
において右方へ移動させて形鋼Wをタテローラ107と109
で把持し、第7図において下側へ送材されることとな
る。
前記ベース3の上面にはU字形状の穴113が形成され
ていると共に、ベース3内には穿孔加工によって発生し
た切粉を除去するためのチップコンベア115が備えられ
ている。したがって、形鋼Wに穿孔加工が行なわれて、
その際発生した切粉はU字形状を穴113からベース3内
に落される。ベース3内に落された切粉はチップコンベ
ア115によって外部へ排出されることになる。
前記ガイドレール31にガイドされてY軸方向へ移動さ
れるスライドベース35の内側にはウェブ支持装置117を
備えたY軸方向へ移動自在なベース119が前記ガイドレ
ール31上に設けられている。したがってウェブ支持装置
117によって固定バイス29と可動バイス37とでクランプ
されて形鋼Wに上ドリルヘッド19のスピンドル21A,21B,
21Cに装着されたドリル23A,23B,23Cで穿孔加工を行なう
際に、このドリル23A,23B,23Cの対応した形鋼Wのウェ
ブ下面を支持してウェブが撓むのを防止している。
固定バイス29と可動バイス37とでクランプされた形鋼
Wのウェブ下面にマーキングを行なう下部マーキング装
置121が例えば前記ベース119上に設けられたウェブ支持
装置117の前側(第7図において下側)に設けられてお
り、形鋼Wを反転させないで、形鋼Wの下面にマーキン
グを行なうことができる。
前記固定バイス29、可動バイス37のバイス装置には形
鋼Wのフランジ下面高さあるいはウェブ下面までの高さ
を検出する検出装置123がY軸方向へ移動自在に設けら
れている。この検出装置123でフランジ下面あるいはウ
ェブ下面までの高さを検出することによってフランジの
中心までの高さあるいはウェブ中心までの高さを実際に
計測することができる。
前記上ドリルヘッド19には複数の交換用ドリルを備え
た工具支持装置27が設けられている。より詳細には、第
5図に示されているように、上ドリルヘッド19はスピン
ドル21A,21Bを上下動および回転させる第1上ドリルヘ
ッド19Aと、交換用スピンドルとしてのスピンドル21Cを
上下動および回転させる第2上ドリルヘッド19Bとで構
成されている。
前記上ドリルヘッド19B内には上下動用シリンダ125が
備えられていて、この上下動用シリンダ125に装着され
たピストンロッド127が前記スピンドル21Cに連結されて
いる。
上記構成により、上下動用シリンダ125を作動させる
と、ピストンロッド127が上下動されることにより、ス
ピンドル21Cが上下動されることになる。したがって、
スピンドル21Cの先端に装着されたドリル23Cが上下動さ
れることとなる。
前記第2上ドリルヘッド19Bは第8図に示されている
ように前記ナット部材17に取付けられており、またナッ
ト部材17には工具支持装置27の支持ベース129が一体化
されている。この支持ベース129の下端にはX軸方向へ
長孔131が形成されている。
前記支持ベース129にはサドル133が取付けられてお
り、このサドル133の下部には支持プレート135が設けら
れている。この支持プレート135にはボディ137が取付け
られていると共に、支持プレート135の、第5図におい
ての右側部にはピストンロッド139の先端が固定されて
いる。このピストンロッド139を装着した流体シリンダ1
41は前記支持ベース129に取付けられている。
前記サドル133の下部にはピストンロッド143の上端が
一体化されており、このピストンロッド143を装着した
流体シリンダ145が前記ボディ137に内蔵されている。ま
た、ボディ137の下部には回転軸147が回転自在に支承さ
れている。この回転軸147にはインデックス用テーブル1
49が嵌合されていると共にギア151が嵌合されている。
このギア151には他のギア153が噛合されている。
さらに、前記回転軸147の下部には下部フレーム155が
取付けられている。この下部フレーム155にはインデッ
クス用駆動モータ157とショットピン159を備えた流体シ
リンダ161が第5図において左右両側に設けられてい
る。インデックス用駆動モータ157の出力軸163が前記ギ
ア153に装着されている。
前記インデックス用テーブル149の外周部には複数例
えば10個の交換用ドリル165を装着したスピンドル167が
クランパー169によりクランプされた状態で保持されて
いる。
上記構成により、インデックス用駆動モータ157を駆
動させると、出力軸163を介してギア153が回転される。
ギア153にはギア151が噛合されているから、ギア153が
回転されると、ギア151、回転軸147を介してインデック
ス用テーブル149が回転されて交換用ドリル165がインデ
ックスされる。
また、流体シリンダ141を作動させると、ピストンロ
ッド139を介して支持プレート135がX軸方向に移動され
る。而して、ボデイ137を介してインデックス用テーブ
ル149がX軸方向へ移動されることになる。さらに、流
体シリンダ145の下部シリンダ室に流体を供給すると、
ボデイ137が下降するため、インデックス用テーブル149
が下降する。流体シリンダ145の上部シリンダ室に流体
を供給すると、ボデイ137が上昇するため、インデック
ス用テーブル149が上昇することになる。而して、イン
デックス用テーブル149はX軸方向およびZ軸方向へ移
動されると共に回転されることとなる。
次に、第2ドリルヘッド19Bの先端にドリル23Cを備え
たスピンドル21Cと、工具支持装置27におけるインデッ
クス用テーブル149の外周部に交換用ドリル165を備えた
スピンドル167とを交換する作用について説明する。
第5図において、の動作でスピンドル21Cを上昇せ
しめる。(第5図の状態)。の動作でインデックス用
テーブル149が左方へ移動し、クランパー169でスピンド
ル21Cをクランプする。の動作でインデックス用テー
ブル149を下方へ下げてスピンドル21Cを抜く。
次に、の動作でインデックス用テーブル149を回転
させて予め選択された交換用ドリル165を備えたスピン
ドル167をインデックスして位置決めする。の動作で
インデックス用テーブル149を上昇せしめてスピンドル1
67を第2ドリルヘッド19Bに差し込む。の動作でイン
デックス用テーブル149を右方へ移動させると、クラン
パー169はスピンドル167から外れる。
さらに、の動作で第2ドリルヘッド19Bに差し込ま
れたスピンドル167を下降させると共に、の動作で第
2ドリルヘッド19B自体を下降させて、第1ドリル19Aの
ドリル23A,23Bの先端よりも、前記ドリル165の先端を下
降させる。而して、この状態にて、ドリル165により穿
孔加工が行なわれる。
このように、第1上ドリルヘッド19Aにおけるスピン
ドル21A,21Bの先端に装着されているドリル23A,23Bで形
鋼Wのウエブ部に第1ドリルヘッド19AをY軸方向に移
動させながら逐次穿孔加工が行なわれている。その間
に、例えば交換用ドリル165で次の穿孔加工を行なうべ
く予め決められている場合、工具支持装置27のインデッ
クス用テーブル149にセットされているドリル165と第2
ドリルヘッド19Bに装着されているドリル21Cとを前述し
た動作要領で自動交換をしておく。
そして、ドリル23A,23Bでの穿孔加工が終了したら、
一旦機械を停止させ、ドリル165の先端をドリル23A,23B
の先端より下降せしめてから、ドリル165による穿孔加
工を行なうことができる。
したがって、ドリル23Cとドリル165との自動交換は従
来のような予め決められた交換位置に戻すことなく、そ
の場合で行なわれるから、従来の交換時間よりも短時間
で行なうことができる。
また、上ドリルヘッド19には非交換用ドリル23A,23B
(汎用ドリル)と交換用ドリル23C,165を装着する第1
上ドリルヘッド19A,第2上ドリルヘッド19Bを備えてい
るため、形鋼穴明機1をほとんど停止することなく種々
の形状の穿孔加工を行なうことができる。したがって、
穿孔加工の稼働率を従来に比べて向上させることができ
る。
前記インデックス用テーブル149が回転自在かつ上下
動自在に設けられている。より詳細には第3図、第4図
に示されているように、前記下部フレーム155における
第3図において左側にはインデックス用駆動モータ157
が取付けられていると共に、右側には流体シリンダ161
が取付けられている。この流体シリンダ161内には上下
動可能なショットピン159が装着されており、このショ
ットピン159の下部にはピストンロッド171の先端が取付
けられている。
ショットピン159の先端が159Tが係合するためめの係
合穴173が前記インデックス用テーブル149に装着された
各交換用ドリル169に対応した数(本実施例では10ヶ)
だけ、インデックス用テーブル149に形成されている。
上記構成により、所定の交換用ドリル169が割出位置
に到達されると、流体シリンダ161が作動してピストン
ロッド171を介してショットピン159の先端159Tが上昇し
て係合穴173に係合して割出されると共に、確認される
ことになる。
前記下部フレーム155における第3図において右側の
流体シリンダ161側寄りには割出し用近接スイッチ175が
設けられている。この割出し用近接スイッチ175の左隣
りには原点用近接スイッチ177が設けられている。ま
た、前記ギア151における円周上の下面には、第4図に
示されているように、各スピンドル167に対応した数
(本実施例では10ケ)だけ被検出部である穴179が設け
られていて、ギア151が回動した際に各穴179は前記割出
し用近接スイッチ175で検出されるようになっている。
また、前記ギア151に形成された各穴179のうち任意の
1ケの内側に被検出部である穴181が設けられていて、
ギア151が回動した際に穴181が前記原点用近接スイッチ
177で検出するようになっている。
したがって、インデックス用テーブル149を回動させ
ることによって、原点用スイッチ177で穴181を検出する
ことにより、インデックス用テーブル149を原点位置を
検出することができると共に、割出し用近接スイッチ17
5で各穴179を検出することにより、各交換用ドリル165
を割出し位置に割出すことができる。
第1図には交換用ドリル165を割出し位置に割出す構
成ブロック図が、第2図には各部材のタイムチャートが
示されている。
第1図において、制御装置183のCPU185にはI/Oを介し
てキーボードなどの入力装置187、CRTなどの出力装置18
9が接続されている。この入力装置187からインデックス
用テーブル149のステーションNoや工具Noなどが入力さ
れる。入力されたステーションNoと工具Noとがメモリ19
1に取込まれてステーションNoと工具Noとの一覧表がフ
ァイルされる。
CPU185には原点用近接スイッチ177が接続されてい
て、原点用近接スイッチ177により穴181が検出される
と、CPU185を経てテーブルステーションNo設定部193に
記憶される。
また、CPU185には現在のテーブルステーションNoを記
憶させる現在のテーブルステーションNo・メモリ195が
接続されている。したがって、前記メモリ191、テーブ
ルステーションNo設定部193および現在のテーブルステ
ーションNo・メモリ195に記憶されているデータが演算
処理部197に取込まれて、この演算処理部197ではテーブ
ルの方向(右、左)および割出し位置数が演算処理され
る。
この演算処理部197で演算処理されたテーブルの方向
である右か左のいずれか一方がオア回路199に送られて
インバータ201に取込まれる。このインバータ201は切替
器203に接続されていると共に、切替器203にはドリル23
A、23C、165を回転させる回転用駆動モータ25とインデ
ックス用駆動モータ157がそれぞれ接続されている。ド
リル165を割出す場合には切替器203を切替えてインバー
タ201とインデックス用駆動モータ157とが連動連結され
る。したがって、テーブル方向の右か左のいずれか一方
の信号がオア回路199よりインバータ201に送られると、
インデックス用駆動モータ157が右又は左のいずれかの
方向に回動されて割出しが開始される。
前記演算処理部197で演算処理された割出し位置数N
から1を引いた値(N−1)すなわち割出し位置の手前
のステーションNoを検出させるために、(N−1)がカ
ウンタ205に転送される。インデックス用テーブル149が
回動すると、割出し用近接スイッチ175が作動して穴179
を検出する(第2図のON状態)。その割出し数nがカウ
ンタ205に送られ、カウンタ205でn=N−1になると、
カウンタ205からタイマ207に信号が送られる。その結
果、第2図に示されているように、タイマ207がONしてT
1時間だけ経過すると、インバータ201が制御されてイン
デックス用駆動モータ157が一旦停止してから低速
(N2)に回転されて割出し用近接スイッチ175がOFFにな
ると、タイマ207が再度ONしてT2時間だけ経過した後停
止される。次いで、インデックス用駆動モータ157から
流体シリンダ161へ信号へ送られて流体シリンダが作動
してショットピン159が穴181に係合することによって割
出しが終了し、完了信号をCPU185に転送して確認される
ことになる。
このように、形鋼穴明機1に工具支持装置27が備えら
れて割出しを行なうことにより、割出し時間を極く短時
間で行なうことができると共に、割出しを確実に行ない
確認することができる。したがって、稼動率並びに生産
性の向上を図ることができる。
また、インバータ201は回転用駆動モータ25とインデ
ックス用駆動モータ157を切替器203により切換自在とし
たから共用できるから製作費のコストダウンを図ること
ができる。
なお、この発明は、前述した実施例に限定されること
なく、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で
実施し得るものである。例えば、原点用、割出し用位置
センサとして近接スイッチを用いて説明したが、ドグと
リミットスイッチなどによる位置センサであっても構わ
ない。
[発明の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるように、要
するに本発明は、形鋼に左右方向から穿孔加工を行う左
右のドリルヘッドと、上記形鋼に上方向から穿孔加工を
行う上ドリルヘッドとを備え、上記上ドリルヘッドを左
右方向へ移動自在に設けた形鋼穴明機において、上記上
ドリルヘッド(19)に、第1,第2の上ドリルヘッド(19
A,19B)を個別に上下動自在かつ回転自在に設け、上記
上ドリルヘッド(19)と一体的に左右方向へ移動自在に
設けた支持ベース(129)に、前記上ドリルヘッド(1
9)に対して近接離反する方向へ移動自在の支持プレー
ト(135)を設け、前記第2上ドリルヘッド(19B)に対
して着脱交換自在の複数の交換用ドリル(165)を保持
したインデックス用テーブル(149)を、前記支持プレ
ート(135)に上下動自在かつ回転自在に設け、前記上
ドリルヘッド(19)の左右方向の移動位置に拘りなく、
かつ前記第1上ドリルヘッド(19A)による穿孔加工に
拘りなく上記第2上ドリルヘッド(19B)と前記インデ
ックス用テーブル(149)の間において交換用ドリル(1
65)を着脱交換自在に設けた構成である。
したがって、本発明によれば、支持プレート135を第
2上ドリルヘッド19Bに近接せしめると共にインデック
ス用テーブル149に支持された交換用ドリル165を交換位
置に割り出し、かつ上記インデックス用テーブル149を
上昇することにより、上記ドリル165を第2上ドリルヘ
ッド19Bに装着することができる。
すなわち本発明によれば、上ドリルヘッド19の左右方
向への移動位置に拘りなく任意の位置で、また第1上ド
リルヘッド19Aによって穿孔加工を行っているときであ
っても、第2上ドリルヘッド19Bとインデックス用テー
ブル149との間においてドリル165の着脱交換を行うこと
ができる。
したがって、第2上ドリルヘッド19Bを所定位置へ移
動する必要がなく、ドリルの着脱交換を迅速に行うこと
ができ、第1上ドリルヘッド19Aによる穿孔加工の終了
後に、第2上ドリルヘッド19Bによる穿孔加工に直ちに
移動でき、稼働率の向上を図ることができるものであ
る。
また、インデックス用テーブル149を第2上ドリルヘ
ッド19Bから離反し上昇することにより、形鋼に対する
穿孔加工時に、インデックス用テーブル149等が邪魔に
なるようなことがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の主要部を示した構成ブロック図、第
2図はこの発明の動作を説明するタイムチャート、第3
図は第5図におけるIII矢視部の拡大詳細図、第4図は
第3図におけるIV−IV線に沿った矢視図、第5図は第8
図におけるV矢視部の拡大詳細図、第6図はこの発明を
実施する一実施例の形鋼穴明機の正面図、第7図は第6
図における平面図、第8図は第6図における右側面図で
ある。 1……形鋼穴明機 21A〜21C……スピンドル 23A〜23C……ドリル(工具) 25……回転用駆動モータ 27……工具支持装置 149……インデックス用テーブル 157……インデックス用駆動モータ 159……ショットピン 161……流体シリンダ 175……割出し用近接スイッチ 177……原点用近接スイッチ 183……制御装置、201……インバータ 205……カウンタ、207……タイマ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−159115(JP,A) 特開 昭61−274833(JP,A) 特開 昭63−84838(JP,A) 実開 昭59−39139(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 41/00 B23Q 3/157 B23Q 16/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】形鋼に左右方向から穿孔加工を行う左右の
    ドリルヘッドと、上記形鋼に上方向から穿孔加工を行う
    上ドリルヘッドとを備え、上記上ドリルヘッドを左右方
    向へ移動自在に設けた形鋼穴明機において、上記上ドリ
    ルヘッド(19)に、第1,第2の上ドリルヘッド(19A,19
    B)を個別に上下動自在かつ回転自在に設け、上記上ド
    リルヘッド(19)と一体的に左右方向へ移動自在に設け
    た支持ベース(129)に、前記上ドリルヘッド(19)に
    対して接近離反する方向へ移動自在の支持プレート(13
    5)を設け、前記第2上ドリルヘッド(19B)に対して着
    脱交換自在の複数の交換用ドリル(165)を保持したイ
    ンデックス用テーブル(149)を、前記支持プレート(1
    35)に上下動自在かつ回転自在に設け、前記上ドリルヘ
    ッド(19)の左右方向の移動位置に拘りなく、かつ前記
    第1上ドリルヘッド(19A)による穿孔加工に拘りなく
    上記第2上ドリルヘッド(19B)と前記インデックス用
    テーブル(149)の間において交換用ドリル(165)を着
    脱交換自在に設けたことを特徴とする形鋼穴明機。
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