JPH05111837A - 加工位置検出装置 - Google Patents

加工位置検出装置

Info

Publication number
JPH05111837A
JPH05111837A JP27527791A JP27527791A JPH05111837A JP H05111837 A JPH05111837 A JP H05111837A JP 27527791 A JP27527791 A JP 27527791A JP 27527791 A JP27527791 A JP 27527791A JP H05111837 A JPH05111837 A JP H05111837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
drilling
shaped steel
cutting position
machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27527791A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3262816B2 (ja
Inventor
Taro Kikuchi
太郎 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP27527791A priority Critical patent/JP3262816B2/ja
Publication of JPH05111837A publication Critical patent/JPH05111837A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3262816B2 publication Critical patent/JP3262816B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断位置を自動的に検出することにより切断
加工ラインの自動化を図ることのできる加工位置検出装
置を提供する。 【構成】 切断位置等を示す切断位置マークラベル(標
識)31や部材記号ラベル33を形鋼(被削材)Mに付
与させるための第一ラベラー(標識付与手段)25及び
第二ラベラー(標識付与手段)27を、穴明け加工ライ
ン3における穴明け機13の近傍に設けたので、穴明け
位置と関連した切断位置CL等を正確且つ自動的に形鋼
Mに表示することができる。そして、情報を読み取る第
一検出センサ(標識読み取り手段)137や第二検出セ
ンサ(標識読み取り手段)139を切断加工ライン5に
おける切断機121の近傍に設け、得られた情報に基づ
いて切断機121を制御する制御部129を設けたの
で、従来のように作業者が切断位置CLを確認し、形鋼
Mをセッティングすることなく、切断位置CLのセッテ
ィングや切断条件の設定を自動的に行うことができ、切
断加工の自動化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は加工位置検出装置に係
り、さらに詳しくは穴明け・切断加工ラインの穴明け時
に被削材に切断位置を印すことにより、切断時に切断位
置を自動的に検出する加工位置検出装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、通常の穴明け・切断加工ライ
ンにおける加工は、穴明け加工ラインにおいて穴明け機
が被削材に穴明け加工を施すと共にドリル先端で被削材
の切断位置にもみつけマークし、切断時に作業者が目視
により前記マークをライトビーム等に合わせて位置決め
して切断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術の切断加工においては、穴明け機によっ
て自動測長して切断位置にマークしても、切断時に切断
機において再度自動測長すると長さが一致しないことが
あり、このため作業者が目視で形鋼の切断位置を鋸刃位
置(切断加工位置)に合わせなければならないため、切
断加工の自動化を妨げていた。
【0004】この発明の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、切断位置を自動的に検
出することにより切断加工ラインの自動化を図ることの
できる加工位置検出装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る加工位置
検出装置は、上記の目的を達成するために、穴明け機が
被削材に穴明け加工を施す穴明け加工ラインと、切断機
が被削材に切断加工を施す切断加工ラインと、を有する
穴明け・切断加工ラインの加工位置検出装置であって、
前記被削材に切断加工情報表示用の標識を付与させる標
識付与手段を、前記穴明け加工ラインにおける前記穴明
け機の近傍に設けると共に、前記標識から情報を読み取
る標識読み取り手段を、前記切断加工ラインにおける前
記切断機の近傍に設け、前記標識読み取り手段からの情
報に基づいて前記切断機を制御する制御部を設けたもの
である。
【0006】
【作用】この発明に係る加工位置検出装置によれば、切
断位置等を示す切断加工情報表示用の標識を被削材に付
与させるための標識付与手段を、穴明け加工ライン内に
おける穴明け機の近傍に設けたので、穴明け位置と関連
した切断位置等を正確且つ自動的に被削材に表示するこ
とができる。そして、この標識から情報を読み取る標識
読み取り手段を切断加工ラインにおける切断機の近傍に
設け、この標識読み取り手段で得られた情報に基づいて
切断機を制御する制御部を設けたので、従来のように作
業者が切断位置を確認し、被削材をセッティングするこ
となく、切断位置のセッティングや切断条件の設定を自
動的に行うことができ、切断加工の自動化が図れる。
【0007】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図に基づい
て説明する。
【0008】図1には、穴明け・切断加工ライン1の全
体が示されている。この穴明け・切断加工ライン1は、
穴明け加工ライン3と切断加工ライン5とを有してい
る。そして、穴明け加工ライン3と切断加工ライン5と
の間には、被削材としての形鋼Mを穴明け加工ライン3
から切断加工ライン5に移送する移送ライン7が設けら
れている。
【0009】図4を加えて参照するに、穴明け加工ライ
ン3は、搬入される形鋼Mを移動自在に支えるローラテ
ーブル9aと、このローラテーブル9aに沿って設けら
れている搬入装置11と、搬入装置11により搬入され
た形鋼Mに穴明け加工を施す穴明け機13と、穴明け加
工された形鋼Mを搬出するローラテーブル9bとから構
成されている。
【0010】ローラテーブル9aでは、上に載せられた
形鋼Mを抵抗無く送るために、フレーム15aにローラ
17aが空回り状態で軸支されている。ローラテーブル
9aには図示しないサブクランプが設けられており、ロ
ーラテーブル9aに載置された形鋼Mを基準面L側へ片
寄せする。これにより形鋼Mは常に同じ位置から穴明け
機13に供給されることになる。
【0011】そして、図1及び図2に示すように、穴明
け機13の手前側(図中B側)には、ローラテーブル9
aの両側に柱部材19、19が立設されており、この柱
部材19、19間に梁部材21が渡されている。この梁
部材21の手前側面21aには、上下方向に二本のガイ
ドレール23が設けられており、このガイドレール23
に沿って標識付与手段としての第一及び第二ラベラー2
5、27が上下移動自在に設けられており、第一ラベラ
ー25が後述する穴明け機13のドリル中心DCの手前
距離X1に位置するように設けられている。この第3及
び第二ラベラー25、27は一体のものであり、例えば
流体シリンダのごとき駆動装置29により上下移動する
ことで形鋼MのウェブMW高さに合わせて高さ位置調整
自在となっている。
【0012】この第一及び第二ラベラー25、27はい
ずれも穴明け機13の近傍に設けられていて穴明け時
に、図3に示すように、第一ラベラー25が形鋼Mの切
断加工情報表示用の標識としての切断位置マークラベル
31をウェブMWに貼り付け、同時に第二ラベラー27
が部材を表す部材記号ラベル33をウェブMWに貼り付
けるものである。従って、ドリル中心DC(穴明け位
置)から切断位置CLまでの距離をX0とすると、第一
ラベラー25によって貼り付けられる切断位置マークラ
ベル31には、その切断位置マークラベル31から切断
位置CLまでの距離(X0+X1)が情報として示され
ている。
【0013】図4に示すように、穴明け機13の先(図
中A側)に配されているローラテーブル9bでは、形鋼
Mを穴明け加工後に搬出するために、ローラ17bが穴
明け機13と連動して回転する状態でフレーム15bに
軸支されている。すなわち、穴明け機13本体から回転
駆動チェーン(図示しない)を接続し、穴明け加工後に
穴明け機13と連動して搬出を行うものである。
【0014】図4及び図5に示すように、穴明け機13
は、例えばH形鋼、溝形鋼、山形鋼などの形鋼Mに、上
側及び左右側(図中Y軸方向)からそれぞれ下向き及び
右左方向へ同時に穴明け加工を行うものである。この穴
明け機13では、箱形状のベース35上の左右両側の後
側(図4中B方向)に門型形状のコラム37が立設され
ている。このコラム37における上部フレーム37Uの
前側面には、ガイドレール39が上部フレーム37Uの
長手方向に沿って水平に二本設けられており、上ドリル
ヘッド41が駆動モータ43により駆動されてこのガイ
ドレール39に沿って移動自在となっている。すなわ
ち、この駆動モータ43により上ドリルヘッド41を移
動させ、穴明け位置に配置する。
【0015】上ドリルヘッド41の下部には上下方向
(図中Z軸方向)へ移動自在で且つ回転自在なスピンド
ル45a、45bが複数装着されており、各スピンドル
45a、45bには例えばそれぞれ径が異なるドリル4
7a、47bが交換自在に装着されている。上ドリルヘ
ッド41の上部には、スピンドル45a、45bを図示
しない流体シリンダにより上下移動させると共に、回転
駆動させる駆動モータ49が設けられている。従って、
駆動モータ49を駆動させるとスピンドル45a、45
bが回転してドリル47a、47bが回転し、同時に図
示しない流体シリンダにより上下移動して、形鋼Mに穴
明け加工を施す。
【0016】一方、ベース35上の右側前部及び後部に
は、形鋼Mを固定するための固定バイス51が固設され
ている。また、ベース35の前部及び後部にはガイドレ
ール53がY軸方向に設けられており、このガイドレー
ル53の上にはガイド部材55を介してスライドベース
57がY軸方向に移動自在に設けられている。このスラ
イドベース57上の右側前部及び後部には、前述の固定
バイス51と対を成す可動バイス59が一体的に立設さ
れている。これら固定バイス51及び可動バイス59の
対向する面の下部には同じ高さ位置に回転自在のローラ
61が各々装備されている。前述の搬入装置11により
搬入された形鋼Mは、フランジMF下端面をこのローラ
61上に載せ、さらに穴明け機13の前後に設けられて
いるローラテーブル9a、9bに載せられて、図中A方
向へ搬入される。
【0017】形鋼Mは、一側端を固定バイス51に当接
させて位置決めされると共に、スライドベース57を図
示しない駆動装置で移動させることにより可動バイス5
9を固定バイス51側に移動させてY軸方向にクランプ
される。そして、前側の固定バイス51及び可動バイス
59の内側にはフランジ押え63が各々設けられてお
り、このフランジ押え63により形鋼Mが上方へ浮くの
を防止している。
【0018】前記ベース35上の右側及びスライドベー
ス57上には、X軸方向へ延びる平行な複数のガイドレ
ール65R、65Lが設けられており、このガイドレー
ル65R、65Lにはガイド部材67R、67Lを介し
てガイドポスト69R、69Lが上下方向に設けられて
いる。このガイドポスト69R、69Lの下部には伝達
手段71を介して図示しない駆動装置に接続されてい
る。
【0019】上記構成により、駆動装置により伝達手段
71を介してガイド部材67R、67Lがガイドレール
65R、65LにガイドされてX軸方向へ移動するか
ら、ガイドポスト69R、69LがX軸方向へ移動する
ことになる。ガイドポスト69R、69Lには上下方向
へ延びた複数のガイドレール73R、73Lが設けられ
ており、このガイドレールガイドレール73R、73L
にはガイド部材75R、75Lを介してナット部材76
R、76Lが設けられている。このナット部材76R、
76Lには回転自在なボールねじ77R、77Lが螺合
されており、このボールねじ77R、77Lの上部には
上下移動用駆動モータ79R、79Lが連動連結されて
いる。
【0020】上記構成により、上下移動用駆動モータ7
9R、79Lを駆動させると、ボールねじ77R、77
Lが回転して、ガイド部材75R、75Lがガイドレー
ル73R、73Lにガイドされて、ナット部材76R、
76Lが上下移動することになる。また、ナット部材7
6R、76Lには右ドリルヘッド81Rと左ドリルヘッ
ド81Lが一体的に設けられている。従って、右ドリル
ヘッド81RはX軸方向およびZ軸方向に移動し、ま
た、左ドリルヘッド81LはX軸方向、Y軸方向及びZ
軸方向へ移動することになる。
【0021】右ドリルヘッド81R及び左ドリルヘッド
81Lの先端には複数のスピンドル83R、83Lが回
転自在に支承されており、このスピンドル83R、83
Lの先端にはドリル85R、85Lが装着されている。
右ドリルヘッド81R及び左ドリルヘッド81Lの後部
には、スピンドル83R、83Lを回転させるための駆
動モータ87R、87Lが取付けられていると共に、ス
ピンドル83R、83Lに送りを与えるための流体シリ
ンダ89R、89Lが取付けられている。
【0022】従って、固定バイス51と可動バイス59
でクランプされた形鋼Mは、上ドリルヘッド41のスピ
ンドル45a、45bの先端に装着されたドリル45
a、45bで上方から穴明け加工を行う。同時に、右ド
リルヘッド81R、左ドリルヘッド81Lのスピンドル
83R、83Lの先端に装着されたドリル85R、85
Lで左右両方から形鋼Mに穴明け加工が行われて、図3
に示したように形鋼Mに穴明け加工を施す。また、前述
したように、この際に第一及び第二のラベラー25、2
7が形鋼MのウェブMWに対して、切断位置情報を示す
切断位置マークラベル31及び部材を表す部材記号ラベ
ル33を貼り付ける。
【0023】図4に示すように、コラム37の後側(図
中B方向)におけるローラテーブル9aの右側には、前
述の搬入装置11が位置している。この搬入装置11に
は、図示しないが形鋼Mの先端を検出する光電スイッチ
等の検出装置が連動して設けられており、最初に形鋼M
をクランプする位置を決定している。そして、搬入方向
に沿って設けられた支持テーブル91上に、駆動モータ
93を備えた自走式のキャリッジ95が往復移動自在に
取付けられている。
【0024】キャリッジ95上には上下方向へ延びるガ
イドポスト97が立設されており、このガイドポスト9
7の前後にはガイドレールが上下方向に設けられてい
る。このガイドレールには、上下移動自在なフレーム9
9が取付けられている。また、ガイドポスト97の上部
には、フレーム99を上下移動させる駆動モータ101
が取付けられている。そして、フレーム99には、形鋼
MをクランプするX軸方向へ延びるワーククランプ10
3が設けられている。
【0025】上記構成により駆動モータ93を駆動させ
るとキャリッジ95がX軸方向に移動すると共に、キャ
リッジ95に立設されたガイドポスト97の上部に取付
けられた駆動モータ101を駆動させると、ガイドレー
ルに案内されて、フレーム99を介してワーククランプ
103が上下移動することになる。
【0026】従って、ローラテーブル9aのローラ17
a上に載置された形鋼Mは大きさに応じてワーククラン
プ103が上下移動してクランプされ、X軸方向へ送材
されることとなる。これにより、形鋼Mを正確にある距
離だけ送材することができるので、次の穴明け位置まで
の距離を正確に測長することができる。これに伴って、
前記次の穴明け位置に対応する切断位置CLも正確に測
長され、前述の第一及び第二ラベラー25、27によっ
て、切断位置情報を示す切断位置マークラベル31及び
部材を表す部材記号ラベル33が形鋼MのウェブMWの
正確な位置に貼り付けられることとなる。
【0027】そして、穴明け加工が完了した形鋼Mは、
アンクランプされてローラテーブル9bにより移送ライ
ン7へ運ばれる。
【0028】図6に示すように、移送ライン7では、穴
明け加工ライン3と切断加工ライン5との間でこれらに
直交する複数のコンベア105、105がローラテーブ
ル9bの切れ目位置に設けられている。このコンベア1
05は、フレーム107の両端に回転自在に軸支されて
いる軸109a、109bに一体的に設けられている複
数対のスプロケット111間にエンドレス状のチェーン
113を巻回したものである。そして、一方の軸109
aは回転フリーになっており、他方の軸109bをモー
タ115により回転駆動させてチェーン113を回転走
行させるものである。
【0029】また、各フレーム107は送材方向に延び
る受け台117の上面に取付けられており、この受け台
117の下側には複数の上下移動用シリンダ119が配
設されている。従って、この上下移動用シリンダ119
により、コンベア105は受け台117及びフレーム1
07を介して上下移動することになる。
【0030】このように構成される移送ライン7は、穴
明け加工が完了した形鋼Mがローラテーブル9bによっ
てコンベア105の位置に運ばれるまではローラテーブ
ル9bよりも低い位置にあって搬送されてくる形鋼Mと
干渉しないようにしているが、形鋼Mがコンベア105
の位置まで運ばれると上下移動用シリンダ119が上方
に延びて、形鋼Mを載せたままコンベア105がローラ
テーブル9bよりも高い位置まで上昇する。そして、モ
ータ115によりチェーン113を回転走行させて形鋼
Mを穴明け加工ライン3から切断加工ライン5へと移送
する。
【0031】次に、図7及び図8には切断機としての例
えば横型帯鋸盤121が示されている。この横型帯鋸盤
121は、形鋼Mを所定位置において切断するものであ
り、形鋼Mを切断するための切断加工部123と、形鋼
Mを載置支持するための支持部125と、形鋼Mを挟持
固定すると共に送材するためのバイス機構部127と、
前記切断加工部123及びバイス機構部127等を制御
する制御部129から構成されている。そして、この横
型帯鋸盤121の手前側には、門型のフレーム131を
設けてある。このフレーム131の上部材131Uの手
前側面には、図9に示されているように一対のガイドレ
ール133が水平に設けられており、このガイドレール
133に沿って往復移動自在のガイド部135が設けら
れている。このガイド部135は、図示しない駆動装置
によって、Y軸方向に移動制御されるものである。そし
て、このガイド部135には、標識読み取り手段として
の第一及び第二検出センサ137、139を下端部に装
備したセンサ支持具141が上下移動自在に設けられて
いる。ここで、第二検出センサ139は鋸刃位置SCか
ら距離X3だけ手前の位置に配置され、さらに第一検出
センサ137は第二検出センサ139から距離X2だけ
手前に配置されている。センサ支持具141は、上下用
シリンダ143により上下位置調整自在であり、形鋼M
のウェブMWの高さに対応して移動させ、切断位置マー
クラベル31を読み取って制御部129へ情報を伝達す
るためのものである。
【0032】切断加工部123は、帯鋸刃BS、鋸刃ハ
ウジング145等よりなる。そして、鋸刃ハウジング1
45内には帯鋸刃BSを回転駆動自在に懸架する一対の
図示しないホイールが内装されており、その内の一方で
ある駆動ホイールを駆動モータ(図示せず)により回転
駆動することにより、帯鋸刃BSが回転走行して切断加
工を行う。
【0033】また、支持部125は、形鋼Mを載置支持
するための複数の支持ローラ147と、この支持ローラ
147を回転自在に支持するためのフレーム149及び
テーブル151等より構成されており、形鋼Mは図8中
X軸左方向に送材される。この支持部125は、切断加
工ライン5のローラテーブル9bに連続するように横型
帯鋸盤121の手前側に設けられている。
【0034】一方、バイス機構部127は、本体バイス
機構153と送材バイス機構155より構成されてい
る。この本体バイス機構153は形鋼Mを切断する際に
定位置において形鋼Mを挟持固定するためのものであ
り、本体固定バイスジョー157と、油圧シリンダーの
ごとき流体圧機構159に駆動されて本体固定バイスジ
ョー157に対して接近離反自在の本体可動バイスジョ
ー161とから成り、帯鋸刃BSの鋸刃位置SCの手前
側に配設されている。すなわち、流体圧機構159によ
り本体可動バイスジョー161を移動させて本体固定バ
イスジョー157との間に形鋼Mを挟持・固定するもの
である。
【0035】そして、送材バイス機構155はローラテ
ーブル9bにより支持部125に搬送されてきた形鋼M
を鋸刃位置SCへ送材するためのものであり、本体バイ
ス機構153と同様に送材固定バイスジョー163と送
材可動バイスジョー165により成り、シーケンス制御
により油圧で本体バイス機構153方向に接近離反自在
の構成となっている。また、送材可動バイスジョー16
5は油圧シリンダーのごとき流体圧機構167を介し
て、送材固定バイスジョー163方向に接近離反自在に
なっている。この流体圧機構167は、バイスベッド1
69によりY軸方向に往復移動自在に支承されている。
すなわち、バイスベッド169は、支持フレーム171
に設けられている図示しない油圧シリンダーのような作
動装置によりX軸方向に往復移動自在となっている。
【0036】また、バイスベッド169には送材バイス
機構155の前進位置を規制するストッパ173が装着
されており、一方、本体バイス機構153の下方位置に
は、送材バイス機構155の最前進位置を感知するリミ
ットスイッチのごときスイッチ175がストッパ173
と係合自在に装着されている。
【0037】さらに、送材バイス機構155のX軸方向
後方位置には、送材バイス機構155の後退位置を規制
するバックゲージストッパ177が設けられている。こ
のバックゲージストッパ177には、送材バイス機構1
55のバイスベッド169に装着したリミットスイッチ
のごときスイッチ179と係合自在の作動部材181が
装着されている。この作動部材181とスイッチ179
とが係合することにより、送材バイス機構155の原点
及び最後退位置を感知することができるようになってい
るので、最後退位置において形鋼Mをクランプした送材
バイス機構155が正確な距離だけ送材することができ
るようになっている。
【0038】また、制御部129は標識読み取り手段と
しての第一、第二検出センサ137、139と接続され
ており、この第一、第二検出センサ137、139から
の信号に基づいて前述のローラテーブル9b及び送材バ
イス機構155を制御して、形鋼Mの切断位置CLを鋸
刃位置SCに正確に配置する。すなわち、制御部129
は、第一検出センサ137によって切断位置マークラベ
ル31を検出するとローラテーブル9bによる形鋼Mの
搬入を停止し、最後退位置に待機している送材バイス機
構155によりクランプさせる。そして、送材バイス機
構155により形鋼Mを送り、第二検出センサ139に
より切断位置マークラベル31を検出すると、その位置
を基準としてさらにL0だけ送材するように制御する。
これにより、形鋼Mの切断位置CLが鋸刃BS位置に正
確に位置することになる。ここで、図9を参照すると、
L0はX3−(X0+X1)で与えられる。
【0039】切断加工が完了した形鋼Mは、送材バイス
機構155により前方に送られ、帯鋸盤121の前方に
配されているローラテーブル9bに載せられると、この
ローラテーブル9bのローラ17bが形鋼Mを搬出す
る。
【0040】以上の構成による穴明け・切断加工ライン
の加工位置検出装置の全体の動作を説明する。
【0041】先ず、形鋼Mを穴明け加工ライン3のロー
ラテーブル9aの上に載置し、図示しないサブクランプ
がこの形鋼Mを基準面L側へ片寄せする。穴明け加工ラ
イン3の搬入装置11のキャリッジ95に装備されてい
るワーククランプ103が形鋼Mをクランプして穴明け
機13に搬入される。穴明け機13においては穴明け加
工を施すと共に、第一ラベラー25が切断位置マークラ
ベル31をウェブMWに自動的に貼り付け、同時に第二
ラベラー27が部材記号ラベル33をウェブMWに自動
的に貼り付ける。そして、穴明け加工が完了した形鋼M
を穴明け機13から搬出してローラテーブル9bにより
移送ライン7へ運ばれる。移送ライン7においては、コ
ンベア105が形鋼Mを穴明け加工ライン3から切断加
工ライン5へ移送する。切断加工ライン5へ移送された
形鋼Mは図示しないサブクランプにより基準面L側に片
寄せされて、ローラテーブル9bにより帯鋸盤121に
向かって搬入され、第一検出センサ137が切断位置マ
ークラベル31を検出すると制御部129はローラテー
ブル9bによる形鋼Mの搬送を停止し、帯鋸盤121の
送材バイス機構155によってクランプさせる。そし
て、送材バイス機構155によって形鋼Mが送材され
て、第二検出センサ139が切断位置マークラベル31
を検出すると、制御部129はその位置を基準にしてオ
フセット量L0だけ送材を行うことにより自動的に切断
位置CLを鋸刃位置SCに合わせて切断加工を行う。こ
うして切断された形鋼Mはローラテーブル9bにより帯
鋸盤121から搬出される。
【0042】なお、上記実施例においては、穴明け加工
と同時に第一ラベラー25が形鋼Mの切断位置情報を示
す切断位置マークラベル31をウェブMWに貼り付け、
また、第二ラベラー27が部材を表す部材記号ラベル3
3をウェブMWに貼り付けるようにしたが、本発明はこ
れに限るものではなく、搬入装置11の測長機能を利用
して切断位置マークラベル31等を切断位置CLから所
定距離離れた位置に貼り付けるようにしてもよい。
【0043】また、切断位置マークラベル31等を形鋼
Mに貼り付けるようにしたが、これに限らず、例えば塗
料のようなものを塗布するようにしてもよい。
【0044】さらに、上記実施例においては、切断加工
ライン5に一台の帯鋸盤を装備した場合について説明し
たが、複数の帯鋸盤を装備した場合でも同様にすること
ができる。
【0045】このように、穴明け加工ライン3における
穴明け加工時に切断位置CLを示す切断位置マークラベ
ル31を自動的に形鋼Mに付着させ、切断加工ライン5
において切断位置マークラベル31から切断位置CLを
自動的に読み込んで形鋼Mを帯鋸盤121にセットする
ため、従来のように作業者が切断位置CLを鋸刃位置S
Cに合わせる必要がない。従って、穴明け加工及び切断
加工を自動化することができる。
【0046】また、切断加工ライン5においては、従来
のように切断位置CLを測長する必要がないので、誤差
の蓄積がない。そして、第二検出センサ139が切断位
置マークラベル31を検出した後に切断位置CLを鋸刃
位置SCにあわせる際に、数値制御を用いているため、
位置合わせが正確であると共に、形鋼Mの後端部を切断
する際にも一つ前の切断位置マークラベル31に情報を
入れておけば切断加工を施すことができる。
【0047】さらに、部材記号ラベル33を同時に貼り
付けているため、種々の情報を合わせて書き込むことが
でき、加工後の部材管理が容易になる。
【0048】次に、別の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0049】上記実施例においては、形鋼Mに切断位置
マークラベル31を付着させるという手法を採ったが、
この別の実施例においては図10、図11および図12
に示すように、穴明け機13の手前側(図中B側)に立
設された柱部材183R、183Lの一方に標識付与手
段としてのスリワリカッター185を設け(ドリル中心
DCから距離X4だけ手前)、梁部材183Uには上記
実施例と同様に第二ラベラー27を設けたものである。
そして、切断位置マークラベル31を付着させる代わり
にスリワリカッター185によって形鋼Mに切断加工情
報表示用の標識としての溝187を刻印する。つまり、
この溝187はドリル中心DCから距離X4だけ手前側
に刻印されることになる。そして、さらに図13に示す
ように第一検出センサ137は送材バイス機構155の
送材固定バイスジョー163の手前側面に設けられ、第
二検出センサ139は本体バイス機構153の本体固定
バイスジョー157に設けられている。ここで、鋸刃位
置SCから第二検出センサ139までの距離をX5とす
る。その他の構成は、上記実施例と共通なので共通の符
号を用いると共に説明を省略する。
【0050】このように構成すると、ローラテーブル9
bにより搬入されてきた形鋼MのフランジMFに形成さ
れている溝187を第一検出センサ137が鋸刃位置S
Cから距離X6だけ手前で検出すると、ローラテーブル
9bは停止して送材バイス機構153が形鋼Mをクラン
プする。そして、送材クランプ機構の送材バイス機構1
53により形鋼Mは搬入され、第二検出センサ139が
溝187を検出した時を基準としてさらにオフセット量
L1だけ送材を行って本体バイス機構153が形鋼Mを
クランプする。ここで、L1はX5−(X0+X4)で
与えられる。これにより、形鋼Mの切断位置CLは鋸刃
位置SCに正確に一致するので、切断加工を行う。
【0051】以上のようにしても、上記した先の実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】この発明に係る加工位置検出装置は以上
説明したような構成のものであり、切断位置等を示す切
断加工情報表示用の標識を被削材に付与させるための標
識付与手段を、穴明け加工ラインにおける穴明け機の近
傍に設けたので、穴明け位置と関連した切断位置等を正
確且つ自動的に被削材に表示することができる。そし
て、この標識から情報を読み取る標識読み取り手段を切
断加工ラインにおける切断機の近傍に設け、この標識読
み取り手段で得られた情報に基づいて切断機を制御する
制御部を設けたので、従来のように作業者が切断位置を
確認し、被削材をセッティングすることなく、切断位置
のセッティングや切断条件の設定を自動的に行うことが
でき、切断加工の自動化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加工位置検出装置を用いた穴明け
・切断加工ラインの全体を示す平面図である。
【図2】第一及び第二ラベラーの取付け状態を示す一部
省略した斜視図である。
【図3】形鋼の加工状態を示す側面図である。
【図4】穴明け機を示す平面図である。
【図5】穴明け機を示す側面図である。
【図6】移送ラインの詳細を示す斜視図である。
【図7】横型帯鋸盤を示す斜視図である。
【図8】横型帯鋸盤を示す平面図である。
【図9】第一及び第二検出センサの取付け状態を示す説
明図である。
【図10】本発明の別の実施例に係る加工位置検出装置
を用いた穴明け・切断加工ラインの全体を示す平面図で
ある。
【図11】別の実施例における第一及び第二ラベラーの
取付け状態を示す斜視図である。
【図12】別の実施例における形鋼の加工状態を示す側
面図である。
【図13】別の実施例における第一及び第二検出センサ
の取付け状態を示す説明図である。
【符号の説明】
3 穴明け加工ライン 5 切断加工ライン 13 穴明け機 25 第一ラベラー(標識付与手段) 27 第二ラベラー(標識付与手段) 31 切断位置マークラベル(標識) 33 部材記号ラベル(標識) 121 切断機 129 制御部 137 第一検出センサ(標識読み取り手段) 139 第二検出センサ(標識読み取り手段) M 形鋼(被削材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穴明け機が被削材に穴明け加工を施す穴
    明け加工ラインと、切断機が被削材に切断加工を施す切
    断加工ラインと、を有する穴明け・切断加工ラインの加
    工位置検出装置であって、 前記被削材に切断加工情報表示用の標識を付与させる標
    識付与手段を、前記穴明け加工ラインにおける前記穴明
    け機の近傍に設けると共に、前記標識から情報を読み取
    る標識読み取り手段を、前記切断加工ラインにおける前
    記切断機の近傍に設け、前記標識読み取り手段からの情
    報に基づいて前記切断機を制御する制御部を設けてなる
    ことを特徴とする加工位置検出装置。
JP27527791A 1991-10-23 1991-10-23 形鋼の穴明け切断加工装置 Expired - Fee Related JP3262816B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27527791A JP3262816B2 (ja) 1991-10-23 1991-10-23 形鋼の穴明け切断加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27527791A JP3262816B2 (ja) 1991-10-23 1991-10-23 形鋼の穴明け切断加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05111837A true JPH05111837A (ja) 1993-05-07
JP3262816B2 JP3262816B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=17553188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27527791A Expired - Fee Related JP3262816B2 (ja) 1991-10-23 1991-10-23 形鋼の穴明け切断加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3262816B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105881029A (zh) * 2016-06-06 2016-08-24 天津市天达汇品机电科技有限公司 一种抹子片自动生产线
CN113334086A (zh) * 2021-05-31 2021-09-03 广州吉杰士交通设施有限公司 一种汽车底盘承重方管加工机构
CN115319463A (zh) * 2022-10-14 2022-11-11 昆山阿普顿自动化系统有限公司 一种用于生产多种传感器的生产加工设备组
JP2024046428A (ja) * 2022-09-22 2024-04-03 フジテック株式会社 エレベーターの上下レールの加工装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104084697B (zh) * 2014-06-26 2015-10-07 长春光华微电子设备工程中心有限公司 不锈钢芯片激光切割设备
CN104339170B (zh) * 2014-09-26 2016-09-28 沈阳第一机床厂 一种混流版辊自动化生产线

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105881029A (zh) * 2016-06-06 2016-08-24 天津市天达汇品机电科技有限公司 一种抹子片自动生产线
CN105881029B (zh) * 2016-06-06 2019-08-06 天津市天达汇品机电科技有限公司 一种抹子片自动生产线
CN113334086A (zh) * 2021-05-31 2021-09-03 广州吉杰士交通设施有限公司 一种汽车底盘承重方管加工机构
JP2024046428A (ja) * 2022-09-22 2024-04-03 フジテック株式会社 エレベーターの上下レールの加工装置
CN115319463A (zh) * 2022-10-14 2022-11-11 昆山阿普顿自动化系统有限公司 一种用于生产多种传感器的生产加工设备组

Also Published As

Publication number Publication date
JP3262816B2 (ja) 2002-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6196283B1 (en) Woodworking machine
CN108098360B (zh) 一种高铁整组腕臂加工生产线
JP3164863B2 (ja) 形鋼の穴明け・切断装置
US3693683A (en) Method and apparatus for working elongate components at successive longitudinal locations
JP3262816B2 (ja) 形鋼の穴明け切断加工装置
JP2750967B2 (ja) 旋削加工機の加工テーブルへの被加工物の芯出し方法及びその装置
JPH05154729A (ja) 穴明け・切断装置
US5787566A (en) Method and apparatus for cutting flat stock
EP2022611B1 (en) Machine for working component parts of wood or similar, in particular component parts of doors and windows
JPH0526617B2 (ja)
JPH0513780B2 (ja)
JP3646948B2 (ja) 搬送レールの補修装置
KR102157958B1 (ko) 홀가공 공작기계용 공작물 베드 이송시스템
JP5241307B2 (ja) 丸太の姿勢制御式供給装置および丸太の供給方法
JPH0155963B2 (ja)
JP4683750B2 (ja) 切断加工装置およびその装置を用いた切断加工方法
JPH11114903A (ja) 木材垂直孔明け装置
US4463786A (en) Timber dapping apparatus
JP2006035351A (ja) 管材の加工装置
JP2645207B2 (ja) 横穴あけ方法および横穴あけ装置
KR20110003287A (ko) 플라즈마 컷팅 자동화 설비
JP5920883B2 (ja) スリット・ピン打ち加工装置
JP3058432B2 (ja) 形鋼穴明機
JPH0343166A (ja) スミ付け装置を備えた切断装置
JPH07328829A (ja) 板材の面取り装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees