JP3262816B2 - 形鋼の穴明け切断加工装置 - Google Patents

形鋼の穴明け切断加工装置

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JP3262816B2
JP3262816B2 JP27527791A JP27527791A JP3262816B2 JP 3262816 B2 JP3262816 B2 JP 3262816B2 JP 27527791 A JP27527791 A JP 27527791A JP 27527791 A JP27527791 A JP 27527791A JP 3262816 B2 JP3262816 B2 JP 3262816B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は形鋼の穴明け・切断装
置に係り、さらに詳しくは穴明け・切断加工ラインの穴
明け時に被削材に切断位置を印すことにより、切断時に
切断位置を自動的に検出し切断加工する穴明け・切断装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、通常の穴明け・切断加工ライ
ンにおける加工は、穴明け加工ラインにおいて穴明け機
が被削材に穴明け加工を施すと共にドリル先端で被削材
の切断位置にもみつけマークし、切断時に作業者が目視
により前記マークをライトビーム等に合わせて位置決め
して切断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術の切断加工においては、穴明け機によっ
て自動測長して切断位置にマークしても、切断時に切断
機において再度自動測長すると長さが一致しないことが
あり、このため作業者が目視で形鋼の切断位置を鋸刃位
置(切断加工位置)に合わせなければならないため、切
断加工の自動化を妨げていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
に鑑みて、本発明は、長尺の形鋼を長手方向へ移動自在
に支持するローラテーブルと、このローラテーブルに支
持された前記形鋼に穴明け加工を行う穴明け機とを備え
た穴明け加工ラインと、上記穴明け加工ラインから移送
された形鋼に切断加工を行う切断機及び当該切断機に対
して形鋼の送材作用を行うためのローラテーブル並びに
形鋼をクランプして送材作用を行う送材バイス機構を備
えた切断加工ラインとを備えてなる形鋼の穴明け切断加
工装置において、前記形鋼の搬送方向に見て前記穴明け
機の上流側で当該穴明け機の穴明け位置から一定距離だ
け離れた位置に、穴明け加工時に前記形鋼の切断位置を
示す標識を前記形鋼に付与するための標識付与手段を設
け、前記切断機の上流側で当該切断機の切断加工位置か
ら所定距離だけ離れた位置に、形鋼に付された前記標識
を読み取るための第2センサを設けると共に、この第2
センサの上流側に前記標識を読み取るための第1センサ
を設け、前記一定距離と前記形鋼の穴明け位置から切断
位置までの距離との和よりも前記所定距離を大きい寸法
に設け、前記第1センサが前記形鋼に付された前記標識
を検出したときに前記ローラテーブルによる送材作用を
停止し、前記送材バイス機構により前記形鋼をクランプ
して送材作用を行い、前記第2センサの読み取り情報に
基いて前記形鋼の切断位置を前記切断加工位置に合わせ
るべく前記送材バイス機構の送材作用を制御する構成と
してなるものである。
【0005】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図に基づい
て説明する。
【0006】図1には、穴明け・切断加工装置1の全体
が示されている。この穴明け・切断加工装置1は、穴明
け加工ライン3と切断加工ライン5とを有している。そ
して、穴明け加工ライン3と切断加工ライン5との間に
は、被削材としての形鋼Mを穴明け加工ライン3から切
断加工ライン5に移送する移送ライン7が設けられてい
る。
【0007】図4を加えて参照するに、穴明け加工ライ
ン3は、搬入される長尺の形鋼Mを移動自在に支えるロ
ーラテーブル9aと、このローラテーブル9aに沿って
設けられている搬入装置11と、搬入装置11により搬
入された形鋼Mに穴明け加工を施す穴明け機13と、穴
明け加工された形鋼Mを搬出するローラテーブル9bと
から構成されている。
【0008】ローラテーブル9aでは、上に載せられた
形鋼Mを抵抗無く送るために、フレーム15aにローラ
17aが空回り状態で軸支されている。ローラテーブル
9aには図示しないサブクランプが設けられており、ロ
ーラテーブル9aに載置された形鋼Mを基準面L側へ片
寄せする。これにより形鋼Mは常に同じ位置から穴明け
機13に供給されることになる。
【0009】そして、図1及び図2に示すように、穴明
け機13の手前側(図中B側、形鋼の搬送方向に見て上
流側)には、ローラテーブル9aの両側に柱部材19、
19が立設されており、この柱部材19、19間に梁部
材21が渡されている。この梁部材21の手前側面21
aには、上下方向に二本のガイドレール23が設けられ
ており、このガイドレール23に沿って標識付与手段と
しての第一及び第二ラベラー25、27が上下移動自在
に設けられており、第一ラベラー25が後述する穴明け
機13のドリル中心DCから一定距離X1に位置するよ
うに設けられている。この第一及び第二ラベラー25、
27は一体のものであり、例えば流体シリンダのごとき
駆動装置29により上下移動することで形鋼Mのウェブ
MW高さに合わせて高さ位置調整自在となっている。
【0010】この第一及び第二ラベラー25、27はい
ずれも穴明け機13の上流側に設けられていて穴明け時
に、図3に示すように、第一ラベラー25が形鋼Mの切
断加工情報表示用の標識としての切断位置マークラベル
31をウェブMWに貼り付け、同時に第二ラベラー27
が部材を表す部材記号ラベル33をウェブMWに貼り付
けるものである。従って、ドリル中心DC(穴明け位
置)から切断位置CLまでの距離をX0とすると、第一
ラベラー25によって貼り付けられる切断位置マークラ
ベル31には、その切断位置マークラベル31から切断
位置CLまでの距離(X0+X1)が情報として示され
ている。
【0011】図4に示すように、穴明け機13の先(図
中A側)に配されているローラテーブル9bでは、形鋼
Mを穴明け加工後に搬出するために、ローラ17bが穴
明け機13と連動して回転する状態でフレーム15bに
軸支されている。すなわち、穴明け機13本体から回転
駆動チェーン(図示しない)を接続し、穴明け加工後に
穴明け機13と連動して搬出を行うものである。
【0012】図4及び図5に示すように、穴明け機13
は、例えばH形鋼、溝形鋼、山形鋼などの形鋼Mに、上
側及び左右側(図中Y軸方向)からそれぞれ下向き及び
右左方向へ同時に穴明け加工を行うものである。この穴
明け機13では、箱形状のベース35上の左右両側の後
側(図4中B方向)に門型形状のコラム37が立設され
ている。このコラム37における上部フレーム37Uの
前側面には、ガイドレール39が上部フレーム37Uの
長手方向に沿って水平に二本設けられており、上ドリル
ヘッド41が駆動モータ43により駆動されてこのガイ
ドレール39に沿って移動自在となっている。すなわ
ち、この駆動モータ43により上ドリルヘッド41を移
動させ、穴明け位置に配置する。
【0013】上ドリルヘッド41の下部には上下方向
(図中Z軸方向)へ移動自在で且つ回転自在なスピンド
ル45a、45bが複数装着されており、各スピンドル
45a、45bには例えばそれぞれ径が異なるドリル4
7a、47bが交換自在に装着されている。上ドリルヘ
ッド41の上部には、スピンドル45a、45bを図示
しない流体シリンダにより上下移動させると共に、回転
駆動させる駆動モータ49が設けられている。従って、
駆動モータ49を駆動させるとスピンドル45a、45
bが回転してドリル47a、47bが回転し、同時に図
示しない流体シリンダにより上下移動して、形鋼Mに穴
明け加工を施す。
【0014】一方、ベース35上の右側前部及び後部に
は、形鋼Mを固定するための固定バイス51が固設され
ている。また、ベース35の前部及び後部にはガイドレ
ール53がY軸方向に設けられており、このガイドレー
ル53の上にはガイド部材55を介してスライドベース
57がY軸方向に移動自在に設けられている。このスラ
イドベース57上の右側前部及び後部には、前述の固定
バイス51と対を成す可動バイス59が一体的に立設さ
れている。これら固定バイス51及び可動バイス59の
対向する面の下部には同じ高さ位置に回転自在のローラ
61が各々装備されている。前述の搬入装置11により
搬入された形鋼Mは、フランジMF下端面をこのローラ
61上に載せ、さらに穴明け機13の前後に設けられて
いるローラテーブル9a、9bに載せられて、図中A方
向へ搬送される。
【0015】形鋼Mは、一側端を固定バイス51に当接
させて位置決めされると共に、スライドベース57を図
示しない駆動装置で移動させることにより可動バイス5
9を固定バイス51側に移動させてY軸方向にクランプ
される。そして、前側の固定バイス51及び可動バイス
59の内側にはフランジ押え63が各々設けられてお
り、このフランジ押え63により形鋼Mが上方へ浮くの
を防止している。
【0016】前記ベース35上の右側及びスライドベー
ス57上には、X軸方向へ延びる平行な複数のガイドレ
ール65R、65Lが設けられており、このガイドレー
ル65R、65Lにはガイド部材67R、67Lを介し
てガイドポスト69R、69Lが上下方向に設けられて
いる。このガイドポスト69R、69Lの下部には伝達
手段71を介して図示しない駆動装置に接続されてい
る。
【0017】上記構成により、駆動装置により伝達手段
71を介してガイド部材67R、67Lがガイドレール
65R、65LにガイドされてX軸方向へ移動するか
ら、ガイドポスト69R、69LがX軸方向へ移動する
ことになる。ガイドポスト69R、69Lには上下方向
へ延びた複数のガイドレール73R、73Lが設けられ
ており、このガイドレールガイドレール73R、73L
にはガイド部材75R、75Lを介してナット部材76
R、76Lが設けられている。このナット部材76R、
76Lには回転自在なボールねじ77R、77Lが螺合
されており、このボールねじ77R、77Lの上部には
上下移動用駆動モータ79R、79Lが連動連結されて
いる。
【0018】上記構成により、上下移動用駆動モータ7
9R、79Lを駆動させると、ボールねじ77R、77
Lが回転して、ガイド部材75R、75Lがガイドレー
ル73R、73Lにガイドされて、ナット部材76R、
76Lが上下移動することになる。また、ナット部材7
6R、76Lには右ドリルヘッド81Rと左ドリルヘッ
ド81Lが一体的に設けられている。従って、右ドリル
ヘッド81RはX軸方向およびZ軸方向に移動し、ま
た、左ドリルヘッド81LはX軸方向、Y軸方向及びZ
軸方向へ移動することになる。
【0019】右ドリルヘッド81R及び左ドリルヘッド
81Lの先端には複数のスピンドル83R、83Lが回
転自在に支承されており、このスピンドル83R、83
Lの先端にはドリル85R、85Lが装着されている。
右ドリルヘッド81R及び左ドリルヘッド81Lの後部
には、スピンドル83R、83Lを回転させるための駆
動モータ87R、87Lが取付けられていると共に、ス
ピンドル83R、83Lに送りを与えるための流体シリ
ンダ89R、89Lが取付けられている。
【0020】従って、固定バイス51と可動バイス59
でクランプされた形鋼Mは、上ドリルヘッド41のスピ
ンドル45a、45bの先端に装着されたドリル45
a、45bで上方から穴明け加工を行う。同時に、右ド
リルヘッド81R、左ドリルヘッド81Lのスピンドル
83R、83Lの先端に装着されたドリル85R、85
Lで左右両方から形鋼Mに穴明け加工が行われて、図3
に示したように形鋼Mに穴明け加工を施す。また、前述
したように、この際に第一及び第二のラベラー25、2
7が形鋼MのウェブMWに対して、切断位置情報を示す
切断位置マークラベル31及び部材を表す部材記号ラベ
ル33を貼り付ける。
【0021】図4に示すように、コラム37の後側(図
中B方向)におけるローラテーブル9aの右側には、前
述の搬入装置11が位置している。この搬入装置11に
は、図示しないが形鋼Mの先端を検出する光電スイッチ
等の検出装置が連動して設けられており、最初に形鋼M
をクランプする位置を決定している。そして、搬入方向
に沿って設けられた支持テーブル91上に、駆動モータ
93を備えた自走式のキャリッジ95が往復移動自在に
取付けられている。
【0022】キャリッジ95上には上下方向へ延びるガ
イドポスト97が立設されており、このガイドポスト9
7の前後にはガイドレールが上下方向に設けられてい
る。このガイドレールには、上下移動自在なフレーム9
9が取付けられている。また、ガイドポスト97の上部
には、フレーム99を上下移動させる駆動モータ101
が取付けられている。そして、フレーム99には、形鋼
MをクランプするX軸方向へ延びるワーククランプ10
3が設けられている。
【0023】上記構成により駆動モータ93を駆動させ
るとキャリッジ95がX軸方向に移動すると共に、キャ
リッジ95に立設されたガイドポスト97の上部に取付
けられた駆動モータ101を駆動させると、ガイドレー
ルに案内されて、フレーム99を介してワーククランプ
103が上下移動することになる。
【0024】従って、ローラテーブル9aのローラ17
a上に載置された形鋼Mは大きさに応じてワーククラン
プ103が上下移動してクランプされ、X軸方向へ送材
されることとなる。これにより、形鋼Mを正確にある距
離だけ送材することができるので、次の穴明け位置まで
の距離を正確に測長することができる。これに伴って、
前記次の穴明け位置に対応する切断位置CLも正確に測
長され、前述の第一及び第二ラベラー25、27によっ
て、切断位置情報を示す切断位置マークラベル31及び
部材を表す部材記号ラベル33が形鋼MのウェブMWの
正確な位置に貼り付けられることとなる。
【0025】そして、穴明け加工が完了した形鋼Mは、
アンクランプされてローラテーブル9bにより移送ライ
ン7へ運ばれる。
【0026】図6に示すように、移送ライン7では、穴
明け加工ライン3と切断加工ライン5との間でこれらに
直交する複数のコンベア105、105がローラテーブ
ル9bの切れ目位置に設けられている。このコンベア1
05は、フレーム107の両端に回転自在に軸支されて
いる軸109a、109bに一体的に設けられている複
数対のスプロケット111間にエンドレス状のチェーン
113を巻回したものである。そして、一方の軸109
aは回転フリーになっており、他方の軸109bをモー
タ115により回転駆動させてチェーン113を回転走
行させるものである。
【0027】また、各フレーム107は送材方向に延び
る受け台117の上面に取付けられており、この受け台
117の下側には複数の上下移動用シリンダ119が配
設されている。従って、この上下移動用シリンダ119
により、コンベア105は受け台117及びフレーム1
07を介して上下移動することになる。
【0028】このように構成される移送ライン7は、穴
明け加工が完了した形鋼Mがローラテーブル9bによっ
てコンベア105の位置に運ばれるまではローラテーブ
ル9bよりも低い位置にあって搬送されてくる形鋼Mと
干渉しないようにしているが、形鋼Mがコンベア105
の位置まで運ばれると上下移動用シリンダ119が上方
に延びて、形鋼Mを載せたままコンベア105がローラ
テーブル9bよりも高い位置まで上昇する。そして、モ
ータ115によりチェーン113を回転走行させて形鋼
Mを穴明け加工ライン3から切断加工ライン5へと移送
する。
【0029】次に、図7及び図8には切断機としての例
えば横型帯鋸盤121が示されている。この横型帯鋸盤
121は、形鋼Mを所定位置において切断するものであ
り、形鋼Mを切断するための切断加工部123と、形鋼
Mを載置支持するための支持部125と、形鋼Mを挟持
固定すると共に送材するための送材装置としてのバイス
機構部127と、前記切断加工部123及びバイス機構
部127等を制御する制御部129から構成されてい
る。
【0030】そして、この横型帯鋸盤121の手前側
(上流側)には、門型のフレーム131を設けてある。
このフレーム131の上部材131Uの手前側面には、
図9に示されているように一対のガイドレール133が
水平に設けられており、このガイドレール133に沿っ
て往復移動自在のガイド部135が設けられている。こ
のガイド部135は、図示しない駆動装置によって、Y
軸方向に移動制御されるものである。そして、このガイ
ド部135には、標識読み取り手段としての第一及び第
二検出センサ137、139を下端部に装備したセンサ
支持具141が上下移動自在に設けられている。
【0031】ここで、第二検出センサ139は切断加工
位置としての鋸刃位置SCから所定距離X3だけ手前
(上流側)の位置に配置され、さらに第一検出センサ1
37は第二検出センサ139から距離X2だけ手前に配
置されている。センサ支持具141は、上下用シリンダ
143により上下位置調整自在であり、形鋼Mのウェブ
MWの高さに対応して移動させ、切断位置マークラベル
31を読み取って制御部129へ情報を伝達するための
ものである。前記所定距離X3は、前記一定距離X1と
距離X0との和(X1+X0)より大きい寸法に設定し
てある。
【0032】切断加工部123は、帯鋸刃BS、鋸刃ハ
ウジング145等よりなる。そして、鋸刃ハウジング1
45内には帯鋸刃BSを回転駆動自在に懸架する一対の
図示しないホイールが内装されており、その内の一方で
ある駆動ホイールを駆動モータ(図示せず)により回転
駆動することにより、帯鋸刃BSが回転走行して切断加
工を行う。
【0033】また、支持部125は、形鋼Mを載置支持
するための複数の支持ローラ147と、この支持ローラ
147を回転自在に支持するためのフレーム149及び
テーブル151等より構成されており、形鋼Mは図8中
X軸左方向に送材される。この支持部125は、切断加
工ライン5のローラテーブル9bに連続するように横型
帯鋸盤121の手前側に設けられている。
【0034】一方、前記形鋼Mの送材作用を行う送材装
置としてのバイス機構部127は、本体バイス機構15
3と送材バイス機構155より構成されている。この本
体バイス機構153は形鋼Mを切断する際に定位置にお
いて形鋼Mを挟持固定するためのものであり、本体固定
バイスジョー157と、油圧シリンダーのごとき流体圧
機構159に駆動されて本体固定バイスジョー157に
対して接近離反自在の本体可動バイスジョー161とか
ら成り、帯鋸刃BSの鋸刃位置SCの手前側に配設され
ている。すなわち、流体圧機構159により本体可動バ
イスジョー161を移動させて本体固定バイスジョー1
57との間に形鋼Mを挟持・固定するものである。
【0035】そして、送材バイス機構155はローラテ
ーブル9bにより支持部125に搬送されてきた形鋼M
を鋸刃位置SCへ送材するためのものであり、本体バイ
ス機構153と同様に送材固定バイスジョー163と送
材可動バイスジョー165により成り、シーケンス制御
により油圧で本体バイス機構153方向に接近離反自在
の構成となっている。また、送材可動バイスジョー16
5は油圧シリンダーのごとき流体圧機構167を介し
て、送材固定バイスジョー163方向に接近離反自在に
なっている。この流体圧機構167は、バイスベッド1
69によりY軸方向に往復移動自在に支承されている。
すなわち、バイスベッド169は、支持フレーム171
に設けられている図示しない油圧シリンダーのような作
動装置によりX軸方向に往復移動自在となっている。
【0036】また、バイスベッド169には送材バイス
機構155の前進位置を規制するストッパ173が装着
されており、一方、本体バイス機構153の下方位置に
は、送材バイス機構155の最前進位置を感知するリミ
ットスイッチのごときスイッチ175がストッパ173
と係合自在に装着されている。
【0037】さらに、送材バイス機構155のX軸方向
後方位置には、送材バイス機構155の後退位置を規制
するバックゲージストッパ177が設けられている。こ
のバックゲージストッパ177には、送材バイス機構1
55のバイスベッド169に装着したリミットスイッチ
のごときスイッチ179と係合自在の作動部材181が
装着されている。この作動部材181とスイッチ179
とが係合することにより、送材バイス機構155の原点
及び最後退位置を感知することができるようになってい
るので、最後退位置において形鋼Mをクランプした送材
バイス機構155が正確な距離だけ送材することができ
るようになっている。
【0038】また、制御部129は標識読み取り手段と
しての第一、第二検出センサ137、139と接続され
ており、この第一、第二検出センサ137、139から
の信号に基づいて前述のローラテーブル9b及び送材バ
イス機構155を制御して、形鋼Mの切断位置CLを切
断加工装置としての鋸刃位置SCに正確に配置する。す
なわち、制御部129は、第一検出センサ137によっ
て切断位置マークラベル31を検出するとローラテーブ
ル9bによる形鋼Mの搬入を停止し、最後退位置に待機
している送材バイス機構155によりクランプさせる。
そして、送材バイス機構155により形鋼Mを送り、第
二検出センサ139により切断位置マークラベル31を
検出すると、その位置を基準としてさらにL0だけ送材
するように制御する。これにより、形鋼Mの切断位置C
Lが鋸刃BS位置に正確に位置することになる。ここ
で、図9を参照すると、L0はX3−(X0+X1)で
与えられる。
【0039】切断加工が完了した形鋼Mは、送材バイス
機構155により前方に送られ、帯鋸盤121の前方に
配されているローラテーブル9bに載せられると、この
ローラテーブル9bのローラ17bが形鋼Mを搬出す
る。
【0040】以上の構成による穴明け・切断加工装置の
加工位置検出装置の全体の動作を説明する。
【0041】先ず、形鋼Mを穴明け加工ライン3のロー
ラテーブル9aの上に載置し、図示しないサブクランプ
がこの形鋼Mを基準面L側へ片寄せする。穴明け加工ラ
イン3の搬入装置11のキャリッジ95に装備されてい
るワーククランプ103が形鋼Mをクランプして穴明け
機13に搬入される。
【0042】穴明け機13においては穴明け加工を施す
と共に、第一ラベラー25が切断位置マークラベル31
をウェブMWに自動的に貼り付け、同時に第二ラベラー
27が部材記号ラベル33をウェブMWに自動的に貼り
付ける。そして、穴明け加工が完了した形鋼Mを穴明け
機13から搬出してローラテーブル9bにより移送ライ
ン7へ運ばれる。
【0043】移送ライン7においては、コンベア105
が形鋼Mを穴明け加工ライン3から切断加工ライン5へ
移送する。切断加工ライン5へ移送された形鋼Mは図示
しないサブクランプにより基準面L側に片寄せされて、
ローラテーブル9bにより帯鋸盤121に向かって搬送
され、第一検出センサ137が切断位置マークラベル3
1を検出すると制御部129はローラテーブル9bによ
る形鋼Mの搬送を停止し、帯鋸盤121の送材バイス機
構155によってクランプさせる。
【0044】そして、送材バイス機構155によって形
鋼Mが送材されて、第二検出センサ139が切断位置マ
ークラベル31を検出すると、制御部129はその位置
を基準にしてオフセット量L0だけ送材を行うことによ
り自動的に切断位置CLを鋸刃位置SCに合わせて切断
加工を行う。こうして切断された形鋼Mはローラテーブ
ル9bにより帯鋸盤121から搬出される。
【0045】なお、上記実施例においては、穴明け加工
と同時に第一ラベラー25が形鋼Mの切断位置情報を示
す切断位置マークラベル31をウェブMWに貼り付け、
また、第二ラベラー27が部材を表す部材記号ラベル3
3をウェブMWに貼り付けるようにしたが、本発明はこ
れに限るものではなく、搬入装置11の測長機能を利用
して切断位置マークラベル31等を切断位置CLから所
定距離離れた位置に貼り付けるようにしてもよい。
【0046】また、切断位置マークラベル31等を形鋼
Mに貼り付けるようにしたが、これに限らず、例えば塗
料のようなものを塗布するようにしてもよい。
【0047】さらに、上記実施例においては、切断加工
ライン5に一台の帯鋸盤を装備した場合について説明し
たが、複数の帯鋸盤を装備した場合でも同様にすること
ができる。
【0048】このように、穴明け加工ライン3における
穴明け加工時に切断位置CLを示す切断位置マークラベ
ル31を自動的に形鋼Mに付着させ、切断加工ライン5
において切断位置マークラベル31から切断位置CLを
自動的に読み込んで形鋼Mを帯鋸盤121にセットする
ため、従来のように作業者が切断位置CLを鋸刃位置S
Cに合わせる必要がない。従って、穴明け加工及び切断
加工を自動化することができる。
【0049】また、切断加工ライン5においては、従来
のように切断位置CLを測長する必要がないので、誤差
の蓄積がない。そして、第二検出センサ139が切断位
置マークラベル31を検出した後に切断位置CLを鋸刃
位置SCにあわせる際に、数値制御を用いているため、
位置合わせが正確であると共に、形鋼Mの後端部を切断
する際にも一つ前の切断位置マークラベル31に情報を
入れておけば切断加工を施すことができる。
【0050】さらに、部材記号ラベル33を同時に貼り
付けているため、種々の情報を合わせて書き込むことが
でき、加工後の部材管理が容易になる。
【0051】次に、別の実施例を図に基づいて説明す
る。
【0052】上記実施例においては、形鋼Mに切断位置
マークラベル31を付着させるという手法を採ったが、
この別の実施例においては図10、図11および図12
に示すように、穴明け機13の手前側(図中B側)に立
設された柱部材183R、183Lの一方に標識付与手
段としてのスリワリカッター185を設け(ドリル中心
DCから距離X4だけ手前)、梁部材183Uには上記
実施例と同様に第二ラベラー27を設けたものである。
そして、切断位置マークラベル31を付着させる代わり
にスリワリカッター185によって形鋼Mに切断加工情
報表示用の標識としての溝187を刻印する。つまり、
この溝187はドリル中心DCから距離X4だけ手前側
に刻印されることになる。そして、さらに図13に示す
ように第一検出センサ137は送材バイス機構155の
送材固定バイスジョー163の手前側面に設けられ、第
二検出センサ139は本体バイス機構153の本体固定
バイスジョー157に設けられている。ここで、鋸刃位
置SCから第二検出センサ139までの距離をX5とす
る。その他の構成は、上記実施例と共通なので共通の符
号を用いると共に説明を省略する。
【0053】このように構成すると、ローラテーブル9
bにより搬入されてきた形鋼MのフランジMFに形成さ
れている溝187を第一検出センサ137が鋸刃位置S
Cから距離X6だけ手前で検出すると、ローラテーブル
9bは停止して送材バイス機構155が形鋼Mをクラン
プする。そして、送材バイス機構155により形鋼Mは
搬入され、第二検出センサ139が溝187を検出した
時を基準としてさらにオフセット量L1だけ送材を行っ
て本体バイス機構153が形鋼Mをクランプする。ここ
で、L1はX5−(X0+X4)で与えられる。これに
より、形鋼Mの切断位置CLは鋸刃位置SCに正確に一
致するので、切断加工を行う。
【0054】以上のようにしても、上記した先の実施例
と同様の効果を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明においては、穴明け機13における穴
明け位置から一定の距離X1だけ離れた位置に標識付与
手段が配置してあって、穴明け加工時に標識を付与する
ものであるから、穴明け位置と標識を形鋼Mに付与した
位置との位置的関係は常に一定にあり、しかも標識付与
のために改めて形鋼Mを位置決めする必要がなく、標識
の付与を効率良く行うことができるものである。
【0056】そして、切断機121側には第1,第2の
センサ137,139が設けてあって、第1センサ13
7が標識を検出したときに、ローラテーブル9bによる
形鋼の送材作用を停止し、送材バイス機構155により
形鋼Mをクランプして送材作用を行うものであり、送材
バイス機構155による低速送材時に第2センサ139
が標識を検出したときに、その読み取り情報に基いて送
材バイス機構155の送材作用を制御する構成であるか
ら、長尺の形鋼Mの送材作用をローラテーブル9bによ
り高速に行い能率向上を図り、その後に送材バイス機構
155による低速の送材作用に切換えて送材することと
なり、切断加工位置に対して形鋼Mの切断位置を能率良
くかつ正確に位置決めできるものである。
【0057】したがって、長尺の形鋼に対する穴明け加
工及び穴明け位置から所定位置で切断する切断加工の一
連の加工の自動化が容易であり、前述したごとき従来の
問題点を解消し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る加工位置検出装置を用いた穴明け
・切断加工装置の全体を示す平面図である。
【図2】第一及び第二ラベラーの取付け状態を示す一部
省略した斜視図である。
【図3】形鋼の加工状態を示す側面図である。
【図4】穴明け機を示す平面図である。
【図5】穴明け機を示す側面図である。
【図6】移送ラインの詳細を示す斜視図である。
【図7】横型帯鋸盤を示す斜視図である。
【図8】横型帯鋸盤を示す平面図である。
【図9】第一及び第二検出センサの取付け状態を示す説
明図である。
【図10】本発明の別の実施例に係る加工位置検出装置
を用いた穴明け・切断加工装置の全体を示す平面図であ
る。
【図11】別の実施例における第一及び第二ラベラーの
取付け状態を示す斜視図である。
【図12】別の実施例における形鋼の加工状態を示す側
面図である。
【図13】別の実施例における第一及び第二検出センサ
の取付け状態を示す説明図である。
【符号の説明】
3 穴明け加工ライン 5 切断加工ライン 13 穴明け機 25 第一ラベラー(標識付与手段) 27 第二ラベラー(標識付与手段) 31 切断位置マークラベル(標識) 33 部材記号ラベル(標識) 121 切断機 129 制御部 137 第一検出センサ(標識読み取り手段) 139 第二検出センサ(標識読み取り手段) M 形鋼(被削材)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の形鋼(M)を長手方向へ移動自在
    に支持するローラテーブルと、このローラテーブルに支
    持された前記形鋼(M)に穴明け加工を行う穴明け機
    (13)とを備えた穴明け加工ライン(3)と、上記穴
    明け加工ライン(3)から移送された形鋼(M)に切断
    加工を行う切断機(121)及び当該切断機(121)
    に対して形鋼(M)の送材作用を行うためのローラテー
    ブル(9b)並びに形鋼(M)をクランプして送材作用
    を行う送材バイス機構(155)を備えた切断加工ライ
    ン(5)とを備えてなる形鋼の穴明け切断加工装置にお
    いて、前記形鋼(M)の搬送方向に見て前記穴明け機
    (13)の上流側で当該穴明け機(13)の穴明け位置
    から一定距離(X1)だけ離れた位置に、穴明け加工時
    に前記形鋼(M)の切断位置(CL)を示す標識を前記
    形鋼(M)に付与するための標識付与手段を設け、前記
    切断機(121)の上流側で当該切断機(121)の切
    断加工位置から所定距離(X3)だけ離れた位置に、形
    鋼(M)に付された前記標識を読み取るための第2セン
    サ(139)を設けると共に、この第2センサ(13
    9)の上流側に前記標識を読み取るための第1センサ
    (137)を設け、前記一定距離(X1)と前記形鋼
    (M)の穴明け位置から切断位置(CL)までの距離
    (X0)との和よりも前記所定距離(X3)を大きい寸
    法に設け、前記第1センサ(137)が前記形鋼(M)
    に付された前記標識を検出したときに前記ローラテーブ
    ル(9b)による送材作用を停止し、前記送材バイス機
    構(155)により前記形鋼(M)をクランプして送材
    作用を行い、前記第2センサ(139)の読み取り情報
    に基いて前記形鋼(M)の切断位置(CL)を前記切断
    加工位置に合わせるべく前記送材バイス機構(155)
    の送材作用を制御する構成としてなることを特徴とする
    形鋼の穴明け切断加工装置。
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