JP3552102B2 - 粒状物質を被覆媒体で処理するための方法およびこのような方法を実施するための装置 - Google Patents

粒状物質を被覆媒体で処理するための方法およびこのような方法を実施するための装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、粒状物質を被覆媒体で処理するための、特に医薬品成形品または食品成形品を糖衣または皮膜被覆するための方法であって、物質が容器に注入さ れ、容器内で容器の回転によって動かされ、被覆媒体を吹掛けられ、吹付けられた被覆媒体がプロセス空気によって乾燥させられるものに関する。
【0002】
本発明はさらに、このような方法を実施するための装置であって、回転軸線の周りで回転駆動可能な容器と、物質に被覆媒体を吹掛けるための噴霧装置と、プロセス空気を供給するための供給装置とを備えたものに関する。
【0003】
【従来の技術】
このような方法、このような装置がドイツ公告特許第DE−AS1198187号公報により公知である。
【0004】
このような方法や、このような装置は、薬品産業、化学工業、菓子類産業、食品産業において利用される。薬品産業では、糖シロップで被覆された薬品形状物が糖衣によって製造される。フィルムコーティングとも称される皮膜被覆によって皮膜錠剤または塗膜錠剤が製造され、これらはポリマーで被覆された薬品形状物のことと理解される。
【0005】
しかし本発明は糖衣または皮膜被覆に限定されているのではなく、例えば、粒子を互いに凝集させるために微細粒子が被覆媒体で被覆される造粒化においても応用することができる。
【0006】
糖衣の場合、たいてい粘着性の懸濁液または溶液を用いて成形品が被覆され る。従来の方法では、被覆されるべき粒状物質が回転容器内で動かされ、被覆媒体、すなわち粘着性懸濁液は移動する物質に周期的に注ぎかけられる。他の個別サイクルにおいて次に分配が行われ、懸濁液が粒状物質上に均一に分配され、引き続き被覆媒体が乾燥させられる。これらの個別サイクルはそれぞれに約5〜10分の時間を必要とする。乾燥後、再び注ぎかけ、分配、乾燥等が行われる。
【0007】
新規な糖衣方法では、回転容器内を移動する粒状物質上に噴霧ノズル系を利用して被覆媒体が吹付けられる。
【0008】
皮膜被覆では、従来の方法の場合、被覆されるべき物質がやはり回転容器内で動かされ、噴霧ノズル系を利用して被覆媒体を吹掛けて乾燥させられる。皮膜被覆の場合被覆媒体は一般に溶液、分散液または粘稠懸濁液である。
【0009】
粒状物質の仕上げ被覆の品質は、糖衣の場合にも皮膜被覆の場合にも、被覆されるべき物質の均一で迅速な、ただし保護的な転動に依存している。被覆されるべき物質の容器内での転動方式は、可能な被覆媒体施用方式と乾燥の効率とにかなりの影響をおよぼす。施用と乾燥はともにやはり、仕上げ被覆された物質の被覆品質を本質的に決定する。
【0010】
すでに指摘したドイツ公告特許第DE−AS1198187号公報により菓子類・薬品産業用糖衣錠を製造するための糖衣釜が公知であり、そこでは糖衣釜内にポリシングアームが配置されており、このポリシングアームは糖衣釜の開口縁に結合されており、または糖衣釜の駆動軸内にある軸を介して駆動される。糖衣釜は、垂線に対して或る角度で傾いた回転軸線の周りを回転可能である。
【0011】
したがってこの公知の糖衣釜で実施される方法では、被覆されるべき物質が、傾斜した回転軸線の周りを回転する容器内で動かされる。粒状物質は、容器がその回転軸線の周りを回転する結果、容器の回転する壁で粒状物質が機械的に連行されることによってそれ自体転動される。すなわち、下降する物質層は回転する壁を上昇する物質層上を流れ落ちる。回転軸線が傾斜しているので、水平方向転動運動と斜め上向きに働く遠心力が重なり合う。傾斜した回転軸線が特定の負荷を許容するだけであるので、この従来装置の欠点はその容量が限定されていることにある。さらに、装入量を増大させると、被覆を乾燥させるためにプロセス空気を供給するとき不足が生じる。というのも、緻密な体積として転動する物質はプロセス空気を表面的に流すだけで、貫流させることはないからである。
【0012】
それゆえに今日専ら利用されるのは水平軸線の周りを回転する容器を有する装置である。これらの装置は一層多くの装入量で作動させることができる。しかし容器が水平な回転軸線の周りを回転するこれらの装置の欠点は、遠心力が欠けているので粒状物質の混合が劣化していることにある。この欠点は混合バッフルまたは混合羽根を取付けることによって補償されねばならないが、しかしこれらは成形品の磨滅、したがって損傷を促進する機械的障害物を意味している。
【0013】
容器が水平な回転軸線の周りを回転するこのような装置はドイツの会社グラット(Glatt GmbH)の社誌、Buhlmuhle、”Glatt−Coater Typ GC400−2000”、により公知である。
【0014】
水平な回転軸線の周りを回転する容器内で被覆されるべき粒状物質を動かすことは、物質に被覆媒体を吹掛ける点に関しても不利である。この種の公知の方法および装置における吹掛けは、その下を転動する物質に被覆媒体を上から吹付けることによって行われる。しかしこのいわゆるトップスプレー法は、不可避的に噴霧損失を増大させるので不利である。
【0015】
それゆえに、噴霧損失を小さく抑えるために、転動する物質中に噴霧装置を浸漬させることが試みられた。しかし、水平軸線の周りを回転する容器内で被処理物質を動かすようになった装置および方法では、物質中に浸漬された噴霧装置によって物質の運動が否定的影響を受けることが判明した。粒状物質の均一な運動と混合はもはや保証されていない。物質中に浸漬された固定式の、すなわち一緒に回転するのではない噴霧装置は物質の運動時に機械的障害物を意味するので、物質の運動する粒子は過度な摩擦のゆえに再びこれらの機械的障害物で損傷することがある。
【0016】
さらにドイツ公告特許第DE−AS1938797号公報により公知の丸薬等粒状材料の被覆装置は粒状材料とコーティング材料とを受容する容器を備えており、この容器はその中心点の周りを回転可能な底殻とこの底殻の周面にその内面が平滑に上方に円弧状に続いた固定式ドラムとによって形成されている。記載された方法によれば、被覆されるべき材料が底殻上に装入され、底殻が高速で回転させられ、粒状材料は遠心力によってドラムの内面に沿って上方に動かされ、そこから再び循環路内を戻されて底殻上に動かされ、こうして循環する粒状物質にコーティング材料が被着され、粒状材料の間に乾燥用空気が吹き込まれる。この公知の装置では容器の底のみが回転し、ドラム自体は固定されている。これについて、粒状物質の運動と混和が不十分であることを欠点と見做すことができる。さらにこの公知の方法および公知の装置では、遠心運動によって上方に動いた物質は上昇する粒子と向流で戻される。それに伴う個々の粒子の間の衝突によって粒子は、特に脆性粒状粒子の場合、損傷することがある。またこの種の方法ではプロセス空気による通風が最適でない。
【0017】
さらに、自由に落下しまたは付加的に加速されて落下する粒子で形成されて幾何学的垂直軸線を基準に回転対称な薄層体の内面に噴霧剤を吹付けることによって、ばらの顆粒、鱗状粒子、切屑粒子または繊維粒子からなる材料に噴霧剤を被着させるための、特に木屑を噴霧性結合剤で被覆するための多段方法がドイツ公開特許第2750696A1号公報により公知である。この方法では、薄層体を形成する粒子は直接的噴霧領域内にあるゾーンを通過後に転向され、粒子薄層体の幾何学的軸線から円環状扇の形状で投げ飛ばされ、この投げ飛ばし運動の間、粒子薄層体を通過する吹付噴流部分の作用に曝され、次に下方に転向されて継続処理されまたは集められ、そして排出される。
【0018】
この公知の装置では垂直な回転軸線の周りを回転可能な容器中間床が設けられており、この中間床上に切屑は上から落下し、中間床の回転運動によって外方に投げ飛ばされ、そこからさらに下方に落下し、そこで容器から転がり出る。この装置でも容器自体は、すなわち一層厳密には容器壁は、固定式に構成されてい る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の課題は、上記諸欠点が防止され、粒状物質を被覆媒体で均一に高品質で処理することができるように、発明の属する技術分野に指摘した種類の方法および装置を改良することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
発明の属する技術分野に指摘した方法に関してこの課題は、本発明によれば、物質が容器内で連続的転動運動で底に沿って容器の直径内側領域から直径外側領域内に動かされ、そこから容器の直立壁に沿って容器の下側領域から上側領域内に動かされ、そしてそこから傾斜戻し面に沿って再び底の直径内側領域へと動かされ、物質が底に沿っておよび/または壁に沿って容器の垂直な回転軸線を基準に遠心的に接線方向で絡ませて動かされることによって解決される。
【0021】
発明の属する技術分野に指摘した装置に関してこの課題は、本発明によれば、容器が底と直立壁とを有し、容器の回転軸線が実質的に垂直であり、容器内に傾斜戻し面が配置されており、この戻し面が容器の上側領域から底の直径内側領域の方向へと延びていることによって解決される。
【0022】
本発明の解決手段を例示すると、請求項1〜30に記載された装置及び方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明による方法と本発明による装置は、水平軸線または傾斜軸線の周りを回転する容器内で物質を動かして混合するとの構想から解放されている。それに代えて本発明によれば、垂直な回転軸線の周りを回転する容器内で粒状物質が動かされる。これによって達成される利点として、物質を動かすのに遠心力が利用され、この遠心力は物質を、容器の垂直な回転軸線の周りで回転する遠心的に接線方向で絡ませる運動で、底に沿って実質的に水平に転動させ、または外方に落として容器の直立壁に沿って実質的に垂直に転動させる。容器の上側領域内で物質の運動方向は戻し面に沿った下降運動に反転され、これにより、本発明によるこの物質案内方式の場合、壁に沿って上昇する物質部分は戻し面に沿って流れ落ちる物質部分とは分離された質量流を形成する。これにより物質は全体として、被覆媒体の一層効率的な乾燥を可能とするそう緻密ではない仕方で動かされる。本発明によるこの構成の他の利点として、底に沿って動く物質部分と戻し面に沿って戻される物質部分との間の領域は、物質を乾燥させるためにプロセス空気の流れおよびプロセス空気の混和を特別良好に生成することのできる空間として利用できる。戻し面は容器内に固定式に、すなわち一緒に回転することのないように配置しておくことができ、粒状物質が主に重力の作用下に戻し面上を流れ落ち る。この戻し面と、底で常に遠心的に外方を向く物質運動とによって、物質の運動にとって機械的障害物となることなく噴霧装置を特別好ましい箇所に、例えば容器の中心に、位置決めすることができるという別の顕著な利点が達成される。本発明による方法と本発明による装置とによって物質の運動時に物質の保護的混和が本質的に向上することに基づいて、仕上げ被覆された物質の品質は本質的に向上する。
【0024】
こうして本発明の根底にある課題が完全に解決される。
【0025】
本方法の好ましい1構成では、運動中の物質が戻し面から底上に流れ落ちるとき物質に被覆媒体が吹付けられる。
【0026】
本装置の好ましい1構成では、噴霧装置がこのために少なくとも1つの噴霧ノズルを有し、この噴霧ノズルが戻し面の下端と底との間の領域内に配置されている。
【0027】
この措置の利点として、物質への吹掛けは特別好ましい箇所で行われ、流れ落ちるとき噴霧ノズルの脇を通過する物質はきわめて高い均一さでこの箇所で吹掛けることができる。他の利点として、物質は直径内側領域で底上で吹掛けることができ、この箇所で物質が一層高い密度で噴霧ノズルの脇を案内され、噴霧損失はごく僅かとなっている。
【0028】
本方法の他の好ましい1構成では、被覆媒体が環状に半径方向外向きに物質に吹付けられる。
【0029】
本装置の他の好ましい1構成では、噴霧ノズルが、半径方向で環状に放射する噴霧ノズル、特に多流体ノズルである。
【0030】
この措置の特別の利点として、戻し面の下端から流れ落ちる物質は全周にわたって均一に吹掛けることができる。この措置の他の利点として、半径方向に吹付けられる被覆媒体は吹掛け時に底に沿った半径方向外向きの物質運動を促進することができる。この効果は、多流体ノズルを使用する場合、被覆媒体とともにノズルから吐き出される支持用空気によってなお強めることができる。
【0031】
本方法の他の好ましい1構成では、物質が底に沿って、壁に沿った動きとは異なる速度で動かされる。
【0032】
本装置の他の好ましい1構成では、容器の底が壁との接触を解除可能であり、かつ壁の回転数に依存しない回転数で回転駆動可能である。
【0033】
この措置の利点として、容器の底と壁との間で相対回転速度を調整することができ、この相対回転速度は底の直径外側領域と壁の下側領域との間の移行領域内で付加的に物質の混合・絡み運動を生じる。容器の底と壁はこの効果を高めるために逆向きに駆動することさえできる。底と壁との間の移行領域内での物質の絡み運動によってこの領域内での滞留時間は高めることができ、これによりこの領域は被覆媒体を乾燥させるための積極的乾燥ゾーンとして特別適している。
【0034】
本方法の他の好ましい1構成では、物質が底に沿って動かされる間、この物質内にプロセス空気が通される。
【0035】
本装置の他の好ましい1構成では、このためにプロセス空気用供給装置が、底の下で注ぐ供給通路を有し、底がその直径内側領域および/または直径外側領域でプロセス空気透過性である。
【0036】
その際有利なことに、特に容器の下側領域のほぼ中心で行われる物質への前記吹掛けと合わせて、この吹掛けに直接続いて物質への貫流によって行われる効率的乾燥が可能となる。それとともにこの乾燥は物質がその遠心運動の結果として粒子密度の減少する弛緩質量を形成する容器領域内で行われ、物質は特別効率的にプロセス空気を貫流させることができる。他方で、底を通して供給されるプロセス空気は底上に空気クッションを形成することができ、この空気クッション上で物質は摩擦を減らして底に沿って半径方向外側に回転移動することができる。最も単純な場合、底は穿孔によってプロセス空気透過性に構成することができ る。
【0037】
本方法の他の好ましい1構成では、プロセス空気が半径方向外向き成分を有して物質内に通される。
【0038】
本装置の他の好ましい1構成では、このために底が、実質的に同心に配置された直径の異なる複数の重なり合ったリングで形成されており、相隣接するリングが部分的に垂直方向で離間して重なり合い、リングの直径が下から上へと徐々に減少している。
【0039】
この措置の利点として、底を通して供給されるプロセス空気が空気クッションを形成し得るだけでなく、半径方向外向きのプロセス空気の流れが底に沿った物質の半径方向回転運動を支援する。
【0040】
本方法の他の好ましい1構成では、物質が容器の壁に沿って動かされる間、プロセス空気が物質内に通される。
【0041】
本装置の他の好ましい1構成では、壁が少なくとも下側領域でプロセス空気透過性である。
【0042】
この措置の利点として、物質は壁に沿って上昇するときにもプロセス空気を貫流させ、これにより乾燥がなお一層効率的となる。
【0043】
本方法の他の好ましい1構成では、底に沿って移動した物質にプロセス空気を貫流させることなく、専ら、壁に沿って移動した物質内にプロセス空気が通される。
【0044】
本装置の他の好ましい1構成では、供給装置が、底の横で壁の領域に注ぐ供給通路を有し、この領域で壁がプロセス空気透過性である。
【0045】
この措置は特に糖衣時に有利である。というのも、戻し面から流れ落ちるとき容器の中心領域で吹掛けられた物質はまず乾燥過程なしに底に沿って動かされ、これにより、吹付けられた被覆媒体は底に沿って移動する間物質の粒子上に擦り作用によって均一に分布することができ、こうして均一層厚の被覆が達成され る。
【0046】
本方法の他の好ましい1構成では、戻し面に沿って戻された物質内にもプロセス空気が通される。
【0047】
本装置の他の好ましい1構成では、戻し面がプロセス空気透過性である。
【0048】
この措置によって乾燥効率がさらに向上する。というのも、粒状物質は被覆媒体の吹掛け後に2相乾燥の方式で2度、つまり1回目は底がプロセス空気透過性である限り底上で、しかし少なくとも1回目は壁に沿って上昇するとき、2回目は戻し面に沿って流れ落ちるとき、プロセス空気を貫流させるからである。
【0049】
その際方法に関して好ましくは、底へと戻される物質を貫流する前にプロセス空気が加温される。
【0050】
その際装置に関して好ましくは、プロセス空気を加温するための加熱器が戻し面の下に配置されている。
【0051】
この場合有利なことに、底および/または壁ですでに物質を貫流して被覆媒体から水分を吸収したプロセス空気は加温によって水分吸収能力を高められる。これにより、戻し面上を流れ落ちる間に物質の逆増湿が防止され、それに代えて被覆媒体の一層効率的な乾燥が達成される。
【0052】
本方法の他の好ましい1構成では、物質が回転運動から外されて排出される。
【0053】
この措置の利点として、容器内の物質は処理過程終了後に容器から自動的に排出することができる。
【0054】
本装置の他の好ましい1構成では、容器の壁の上縁が半径方向内側に湾曲している。
【0055】
この措置の利点として、製品は容器壁の半径方向内側に湾曲した縁の設計上簡単な措置によって運動方向を変更され、戻し面へと案内される。
【0056】
本装置の他の好ましい1構成では、容器の内部でその上側周面領域に案内環状体が配置されており、この案内環状体が容器の壁から半径方向で離間してこの壁に結合されており、案内環状体と壁の上側周面領域との間に、半径方向内向きに湾曲した貫流隙間が、移動する物質用に形成される。
【0057】
この措置の利点として、物質は所定の層厚で案内環状体と容器壁の半径方向内側に湾曲した上縁との間で戻し面の方向に進出することができ、それとともに、限定された粒子密度で戻し面上に流れ、引き続き噴霧ノズルの脇を流れ落ちることができる。壁に沿って上方に流れる遠心的に移動する物質の推力は、貫通隙間内で物質の十分な進出推力をもたらす。
【0058】
本装置の他の好ましい1構成では、複数の案内羽根によって案内環状体が容器の壁に結合されており、案内羽根が回転方向に見て下から上後方へと湾曲している。
【0059】
この措置の利点として、案内羽根は容器の上側領域内で、物質が戻し面上に落下する前に物質のさらなる混和を可能とする。案内羽根はさらに、すでに触れたように物質が回転運動から外されて排出されることと合わせて、容器から物質の自動搬出を可能とする。
【0060】
本装置の他の好ましい1構成では、容器の縁から半径方向内側に張り出して壁の縁上を滑動する固定式閉鎖リングが容器の上に配置されている。
【0061】
この閉鎖リングは特に前記案内羽根と合わせて有利である。というのも、案内羽根が物質を固定式閉鎖リングの方に転向させ、これにより物質が減速され、戻し面上への物質の落下が促進されるからである。
【0062】
本装置の他の好ましい1構成では、容器を空にするための排出装置が設けられており、この排出装置が、容器を取り囲む環状室を有し、この環状室内に、容器を螺旋状に取り囲む溝が配置されており、この溝の上端が容器壁の縁領域に配置されている。
【0063】
排出装置のこの構成によって、物質を回転運動から外して容器から排出する可能性が設計上簡単な仕方で得られる。溝は、溝に沿って物質が流れ落ちるのを促進するためになお単数または複数の振動機を装備しておくことができる。
【0064】
他の好ましい1構成では、閉鎖リングが溝の上端を閉鎖する。
【0065】
この場合有利なことに、容器内で経過する処理プロセスの間、物質が望ましくないことに容器から逃散してしまうことのないことは保証される。
【0066】
他の好ましい1構成では、閉鎖リングが壁の縁から上方に離反移動可能であ る。
【0067】
この措置の利点として、物質を容器から排出するために閉鎖リングが壁の縁から上方に移動することができ、前記案内羽根は物質を回転運動から外して容器から搬出することができる。
【0068】
本装置の他の好ましい1構成では、軸方向で操作可能な排気/給気弁が環状室に配置されている。
【0069】
この措置の利点として、排気/給気弁を利用してプロセス排気による排出装置の排気が、それとともに除塵が可能となり、または弁を給気に切換えて、空気透過性溝を流動化することによって、給気導入によって物質がその排出運動を支援される。
【0070】
本装置の他の好ましい1構成では、噴霧装置と戻し面との間に環状カラーが配置されており、この環状カラーが噴霧装置から半径方向で僅かに離間している。
【0071】
この措置の利点として、環状カラーが戻し面とともに物質の漏斗状案内をもたらし、これにより、被覆媒体がすでに完全に噴霧されて物質上に最適に被着され得るような距離で物質が噴霧ノズルの脇を流れることは保証される。
【0072】
その他の利点は以下の明細書および添付図面から明らかとなる。
【0073】
前記特徴および以下になお説明する特徴はその都度記載した組合せにおいてだけでなく、本発明の枠から逸脱することなく他の組合せや単独でも勿論適用することができる。
【0074】
【実施例】
選択された実施例を図面に示し、図を参考にして、それらの実施例を以下で詳しく説明する。
【0075】
図1は、本発明による装置の第1実施例を装置の垂直縦中立面の縦断面図で示す。
【0076】
図2は、細部を示すために図1の装置の諸部品を省いて図1の装置を示す。
【0077】
図3は、装置の排出装置を図示するために他の部品を省いて図1の装置を示 す。
【0078】
図4は、本発明による装置の第2実施例を図1と同じ断面図で示す。
【0079】
図5は、本発明による装置の第3実施例をやはり図1と同じ断面図で示す。
【0080】
図6は、最後になお本発明による装置の第4実施例を、図1の切断面に対して90°回した切断面の断面図で示す。
【0081】
全体に符号10とされた装置が図1〜図3に示してあり、この装置は粒状物質12を被覆媒体で処理するための方法を実施するのに適しており、粒状物質12が図1では個々の点で示されている。
【0082】
装置10は実質的に円筒形の外側ハウジング14を有し、このハウジングは装置10を外側から密閉し、図1〜図3には図示しない台座に設置されている。このような台座は図4、図5から読み取ることができる。
【0083】
ハウジング14は平面図で半円形の2つの蓋16、18によって上側を閉鎖されており、蓋は透明な工業用ガラスから作製されている。蓋16、18は、装置10内で経過するプロセスの目視観察用点検ドアとして役立つ。
【0084】
蓋16、18は図1から明らかとなるように揺動可能にハウジング14に固着され、詳細にはヒンジ20もしくは22を介して固着されている。装置10内で経過するプロセスの間、蓋16、18は当然に閉じられているが、図1ではその揺動性を示すために蓋が開位置で示してある。
【0085】
回転させることのできる容器24がハウジング14内に配置されて、上側が開口している。
【0086】
本方法を実施するための本来の作業容器を形成する容器24は、実質的に水平で外側で僅かに低下して延びる底26と、直立壁28とを有する。図1の実施例の場合、底26と直立壁28は互いに強固に結合されてはいない別々の部品として構成されている。容器24は全体として回転対称体の形状を有する。
【0087】
直立壁28が駆動体32を介して駆動モータ30に接続されており、壁28は駆動モータ30および駆動体32を介して垂直な回転軸線34の周りで回転駆動可能である。
【0088】
底26が駆動体38を介して駆動モータ36に接続されており、底26はやはり垂直な回転軸線34の周りを回転させることができ、詳細には壁28の回転数にかかわりなく調整可能な回転数で回転させることができる。
【0089】
駆動モータ30、36は相互に独自に無段制御可能であり、底26と直立壁28は逆方向に回転させることさえできる。
【0090】
底26は、半径方向外側で僅かに下方に傾いた薄板の態様の全周円板として構成されている。
【0091】
直立壁28は下から上へと実質的に円錐形に拡張している。壁28はやはり全周にわたって形成されている。壁28の下縁40は底26の外周領域の下で半径方向内側に引き入れられている。さらに、駆動体38が軸方向推力要素として構成されていることによって、底26は直立壁の下縁40を基準に高さ調整可能である。
【0092】
壁28の上縁42はやはり半径方向内側に曲げ入れて構成されている。
【0093】
カラーとして形成される薄板の態様の案内環状体44が壁28の上縁42に強固に結合されており、この案内環状体は壁28の上側領域で壁から半径方向内側に離間させて配置されている。その上端を案内環状体44はやはり半径方向内側に曲げ入れられ、ほぼ壁28の上縁42の形状とされている。案内環状体44は限定的に下方に延びて、壁28との距離を増している。
【0094】
案内環状体44と壁28との間の強固な結合は周方向で分散配置される案内羽根46を介して実現される。案内環状体44を切り欠いて示す図2に示したように、これらの案内羽根は節点板として構成され、下から上へと、また上から見て右回わりである壁28の回転方向で、後方に湾曲している。
【0095】
容器24内にさらに円錐体48が配置されており、この円錐体は周方向でずらして配置される4つの担持板50を介してハウジングの上部に強固に結合されている。したがって円錐体48は静的であり、容器24と一緒に回転するのではない。
【0096】
円錐体48は上と下が開口しており、物質12用戻し面52を有する。
【0097】
担持板50がさらに環状カラー54を担持しており、この環状カラーは円錐体48の内側通路の内部に配置されて、その下端が円錐体とほぼ同じ高さで成端している。それとともに円錐体48と環状カラー54は、下端で、粒状物質12通過用漏斗を形成する。
【0098】
さらに、縁42から半径方向内側に張り出す閉鎖リング56が壁28の上縁42に載置されている。閉鎖リング56は上縁42を全周にわたって取り囲み、周方向に分散配置される4つの空気圧シリンダ58を介して高さ調整可能である。すなわち、閉鎖リング56は図1に見られるように壁28の上縁42に載置された位置から上方に移動して上縁から離れることができる。閉鎖リング56はやはり固定式であり、上縁42は容器24の回転時、粒状物質12に対して不透過性の閉鎖リング56の下をそれに沿って滑動する。
【0099】
装置10がさらに噴霧装置60を有する。噴霧装置60はハウジング14の上部のサポート62内で固着されている。噴霧装置60が噴霧ノズル64を有し、この噴霧ノズルはほぼ中心で容器24内に垂直方向で浸漬され、底26の中心から離間している。
【0100】
物質を処理すべき被覆媒体はハウジング14の外側から噴霧装置60内に供給される。被覆媒体は噴霧ノズル64から、線65で示唆したように半径方向で環状に吹付けられる。このため噴霧ノズル64は半径方向で環状に放射する多流体ノズルとして構成されている。噴霧ノズル64の噴出孔は円錐体48もしくは環状カラー54の下縁の僅かに下にあり、そこで物質12は戻し面52から底26の直径内側領域上に流れ落ちる。
【0101】
装置10はさらにプロセス空気を供給するための供給装置66を有する。供給装置66が供給通路68を有し、この供給通路は容器24の底26の下方に注 ぐ。プロセス空気は外部からハウジング14を通して供給され、プロセス空気の流れ方向は図1で幅広の矢印70によって示してある。
【0102】
底26はその直径内側領域およびその直径外側領域をプロセス空気透過性に構成されており、例えば穿孔されている。容器24の壁28はその下側周面領域がやはりプロセス空気透過性に、例えばやはり相応の穿孔によって、構成されている。同様に円錐体48がプロセス空気透過性である。円錐体48はこのため例えば任意の仕方で穿孔しておくことができ、または空気透過性編織布を張った架枠で作製しておくことができる。
【0103】
装置10はさらにプロセス空気を排出するための排出通路72を有する。
【0104】
装置10がさらに排出装置74を有する。排出装置74は容器24を周方向で取り囲む環状室76によって形成される。この環状室76内に螺旋状に構成される溝78が配置されており、この溝は図3に認めることができるが、この図では容器24と噴霧装置60が省かれている。溝78は、2つの逆方向の区間において、壁28の上縁42もしくは閉鎖リング56の高さで環状室76の上端から螺旋状に、両方向でそれぞれ180°にわたって、環状室76の下端に配置される排出樋80に至るまで延びている。溝78は穿孔して構成されており、溝78の下になお振動機82が配置されており、排出時に物質12の流下を支援するためにこれらの振動機が溝78を振動させる。
【0105】
さらに環状室76の下側領域内に軸方向給気/排気弁84が配置されており、環状室76内に空気を供給しまたはそこから空気を吸引するためにこの弁は給気と排気との間で切換可能である。環状室76から空気を排出することによって物質12は排出時に除塵することができ、空気を供給することによって溝78上での物質の流下は促進させることができる。
【0106】
さらに壁28の上側領域に溢流リング86が結合されており、この溢流リングは環状室76の内壁に被せてあり、容器24の回転時に内壁上を滑動する。
【0107】
この装置10で実施される、物質12を被覆媒体で処理するための方法が以下に詳しく説明される。
【0108】
本方法の初めに、被処理物質12はハウジング14の上面の詳しくは図示しない別々に閉鎖可能な注入口(図6の符号140参照)を介してサポート62の領域で図示しない注入樋を利用して上から容器24に注入される。
【0109】
充填操作の間容器24は、すなわちより正確には壁28と底26は、駆動モータ30、36によって垂直な回転軸線34の周りを回転させられる。物質12の粒子が底26の外周と容器の下縁40との間の隙間を通して逃散することのないように、底26は充填時なお壁28の下縁40に載置されている。それゆえに底26と壁28は充填時同じ回転速度で駆動されて両者間の摩擦が防止される。
【0110】
充填操作の間さらにプロセス空気が供給通路68を通して装置10内に、いわゆる充填段階として供給される。充填段階の間、粒状物質12の除塵過程が起きる。その際粒子は、まだ安定した表面を有していないので、ゆっくりとごく保護的に動かされる。例えば医薬品成形品の錠剤化に起因するばりや表面埃はすべて排出通路72を介して吸引することができる。
【0111】
粒状物質は引き続き、乾燥した温かいプロセス空気を利用して希望するプロセス温度に加温される。物質12の除塵後、物質12への吹掛けは噴霧装置60を利用して開始される。噴霧ノズル64から吐き出されるとき被覆媒体がただちに噴霧されて物質12の表面に最適に被着され得ることを確保するために、すでにプロセススタート前に噴霧ノズル64は噴霧用空気および支持用空気を満たされる。
【0112】
粒状物質12は容器24内で処理される間連続的転動運動で底26に沿って底の直径内側領域から底の直径外側領域内に動かされ、そこから直立壁28に沿って壁の下側領域から壁の上側領域へと動かされ、壁28の上側領域から戻し面52を介して底26の直径内側領域へと戻される。粒状物質12の運動は底26および直立壁28に沿ってそれらの回転運動に基づいて遠心的に接線方向で絡ませて回転される運動であり、こうして物質12の十分な混和が達成される。この連続的転動運動の間、物質12は戻し面52の下端もしくは僅かにその下にある噴霧ノズル64を通して、底26上に流れ落ちるとき被覆媒体を吹掛けられる。詳細にはこの吹掛けは噴霧ノズル64の全周にわたって半径方向で、環状カラー状に脇を流れる物質12上に行われる。環状カラー54は物質12が噴霧ノズル64から僅かな最低距離だけ離れて噴霧ノズルの脇を流れるようにし、これによ り、吹付け霧がすでに完全に生成されていることが保証されている。物質12が被覆媒体の吹掛け後に底26上に流れ落ちたなら、物質12は回転する底26によって引き起こされる遠心力に基づいて再び半径方向外側に動かされる。
【0113】
物質12が容器24の直立壁28で渦状に回転して上昇するとき物質12は壁28の上縁42および案内環状体44の造形によって容器24の上側領域内で半径方向内方にその動きを転向される。案内羽根46は壁28の上縁42と案内環状体44との間にあり、したがって壁28と一緒に回転し、物質12を閉鎖リング56の下面の方に転向させる。これにより、物質12は閉鎖リング56で減速され、その後に円錐体48の戻し面52上に落下する。戻し面52上で物質12は重力の作用で流れ落ちる。それぞれ壁28で上昇して後方に流れる物質12が質量推進力を生じ、この質量推進力は前を流れる物質12を壁28の上縁42と案内環状体44との間の環状隙間内に押し通す。
【0114】
連続的に行われる吹付操作の間、転動中の物質12はやはり連続的に乾燥させられる。このため、供給通路68を通して供給されるプロセス空気は、図1に矢印70で示したように底26とその上にある物質12とに通される。プロセス空気は、直前に吹掛けられて底26の直径内側領域上に落下した物質もすでに通過する。それゆえに装置10および方法のこの構成は、乾燥過程が物質12への吹掛けに直接続いている皮膜被覆に特に適している。
【0115】
プロセス空気の一部はさらに壁28の下側領域を通して、壁28を上昇する物質12に通される。こうしてこの転動運動領域でも物質12は効率的に乾燥される。さらに、壁28を通して供給されるプロセス空気は物質12が壁28を上昇するのを支援する。
【0116】
底26もしくは壁28の物質12を通過した同じプロセス空気はさらに、戻し面52上を流れ落ちる物質12を流過する。こうして物質12の転動運動中に物質の2相乾燥が達成される。
【0117】
被覆媒体の水分を吸収したプロセス空気は最後に装置10の上側領域から、排出装置74の環状室76のなお外側にある環状室88を介し排出通路72を通して吸引される。
【0118】
図1から明らかとなるように、戻し面52上を流れ落ちる物質12は底26および壁28に沿って移動する物質に接触しない。円錐体48の下方の物質のない空間内でプロセス空気の乱流混和が起きる。すなわち、被覆媒体の吹掛け直後に直径内側領域内で物質12を通過したプロセス空気は直径外側領域で物質12を通過したプロセス空気と混和される。直径外側領域では物質がすでに予備乾燥されているので、後者のプロセス空気が吸収した水分は少ない。したがって戻し面52上を流れ落ちる物質12を貫流したプロセス空気は、直径内側領域で物質12を通過したプロセス空気の含水量よりも少ない平均含水量を有する。
【0119】
物質12の被覆が終了し、所要の乾燥度が達成されたなら、物質12はその回転運動から外され、排出装置74によって溝78を介し、排出樋80を通して排出される。排出のために閉鎖リング56は空気圧シリンダ58を介して垂直方向上方に移動される。次に、回転方向で後方に湾曲した案内羽根46が粒状物質12を溝78上に運ぶ。溝78は振動機82によってなお振動させることができ る。さらに、排出装置76の環状室76は排出運動を支援するために給気/排気弁84の操作によって吸引することができる。
【0120】
なお触れておくなら、プロセスの間、十分なプロセス空気が現れるや、底26は軸方向推進要素として構成される駆動体38を介して壁28の下縁40から持ち上げることができ、こうしてプロセス空気は底26の外周の隙間を通しても上方に壁28に沿って流れて、壁28に沿った物質12の運動を支援することができる。さらに、底26は壁28とは異なる速度で駆動することができ、これにより底26と壁28との間の移行領域内で、混和を促進する絡み運動が物質12中に生じる。
【0121】
他の実施例の装置90が図4に示してある。先行実施例との違いを以下に説明する。図1〜図3の実施例と相違しない特徴は、説明のためそれらを引合いに出さねばならない限り、図1〜図3と同じ符号が付けてある。
【0122】
装置90が容器92を有し、容器の底94が容器92の直立壁96に強固に結合されている。したがって底94と壁96は単一の駆動モータ97を介して一緒に同じ速度で回転駆動可能である。
【0123】
底94は水平に置かれた同心リング98の配置で形成されており、これらのリングは重ね合わせて配置されており、それらの直径は最も内側の最上リングから最も外側の最下リングへと徐々に増加している。相隣接するリング98は半径方向で部分的に重なり合い、重なり合った領域に各1つの環状隙間を形成してい る。この環状隙間を通してプロセス空気は半径方向成分を有して容器92内に導入される。半径方向で物質12を通過するプロセス空気は物質12が底94に沿って半径方向外向きに動くのを支援する。こうしてプロセス空気は図1の実施例におけるように空気クッションを形成するだけでなく、底94に沿った物質12の運動を付加的に支援する。
【0124】
さらに、やはり円錐形である戻し面100の下に電気加熱織布の態様の加熱器102が配置されており、この加熱器は電気端子を介して電圧を供給される。プロセス空気は加熱器102の通電時に加温される。事前に底94の物質12から水分を吸収したプロセス空気の相対湿度がこの加温によって低下し、これによ り、戻し面100上で底94へと戻される物質12を通過するときプロセス空気の水分吸収能力は高められる。これにより、戻し面100上を流れ落ちる物質12が湿ったプロセス空気によって逆に増湿されることは防止され、それに代えて物質12は流れ落ちるときにも効率的に乾燥される。
【0125】
さらに、円錐形戻し面100は底94と同様の構成で、ただし下から上へと徐々に直径の増大したリングを重ね合わせて配置して構成することもでき、こうして得られる環状隙間を通して、上昇するプロセス空気は半径方向内向きに戻し面100に通され、これにより、物質12が戻し面上を流れ落ちるのが促進され る。
【0126】
装置90は図1〜図3の装置10とは異なりその排出運転状態で示してある。このため、すでに先に触れたように、閉鎖リング56は空気圧シリンダ58を利用して容器92の壁96から持ち上げられている。物質12はその回転運動から外され、案内羽根46を介して溝78上に運ばれ、この溝上で物質は螺旋状に流れ落ち、排出樋80を通して搬送容器104内に排出される。
【0127】
図4の装置90は、装置10と同様に医薬品成形品または食品成形品を皮膜被覆するのに特に適している。
【0128】
図5には他の実施例の装置110が示してある。この装置110が先行実施例におけると同様に容器112を有し、容器の底114が直立壁116に強固に結合されている。したがって先行実施例におけると同様に容器112用回転駆動装置として1つの駆動モータ118が設けられているだけである。
【0129】
両方の先行実施例とは異なり、この装置110はプロセス空気を供給するための供給装置120を有し、この供給装置が供給通路122を有し、この供給通路は底114の外周の外側で壁116の外周面に注いでいる。
【0130】
底114がプロセス空気不透過性であり、プロセス空気は相応にプロセス空気透過性に構成される壁116を通して容器112内に導入され、物質12が壁116に沿って上方に移動するときにはじめて物質を通過する。
【0131】
それに対して底114に沿って移動する物質12の部分は事前に噴霧ノズル64によって吹掛けられたものであり、プロセス空気を通過させず、したがって物質12上に事前に吹付けられた被覆媒体は乾燥することなくまず十分に均一に分布することができる。上面を平滑に構成された底114は事前に吹付けられた被覆媒体を、機械的転動作用によって、底114に沿って移動する物質の粒子表面に分布させる。被覆媒体の乾燥は物質が壁116に沿って移動するときにはじめて行われる。この構成によって装置110は粒子に糖衣するのに特に適してい る。というのも、糖衣の場合根本的に重要なのは均一な厚さの被覆を生成することであるからである。
【0132】
湿ったプロセス空気の排出は排出通路124を通して行われる。
【0133】
最後に図6に他の実施例の装置130が示してあり、この装置はやはり図5の装置110と同様に粒状物質を糖衣するのに特に適している。
【0134】
図1〜図5の前記図示に対してこの装置130は90°ずれた断面で示してある。
【0135】
装置130が容器132を有し、この容器の直立壁134が下縁136を有 し、この下縁は図1の実施例に比べてなお一層半径方向内側に曲げ入れられている。それに対して容器132の底138は、例えば図1の底26よりも小さな直径を有し、しかしその外周は壁134の下縁136にやはり部分的に重なっている。底138は図1の実施例におけると同様に壁134に強固に結合されているのではなく、壁134にかかわりなく回転させることができる。
【0136】
底138と壁134の下縁136との構成に特徴的な点として、底138の湾曲形状が壁134の下縁136の湾曲形状に円滑に移行しており、底138と壁134との間の移行領域において製品形状の物質12の動きはきわめて恒常的、調和的に経過する。プロセス空気はこの場合底138の外周と壁134の下縁136との間の隙間を通して、運動中の物質12内に導入される。その際プロセス空気は底138から壁134に移行するとき物質12の調和運動を支援する。移動した物質12内へのプロセス空気の供給はやはり先行実施例におけると同様に噴霧ノズル64から距離を置いて行われ、物質12は吹掛け後にまず回転底138上を転動し、被覆媒体は物質12の粒子上に均一に分布することができる。
【0137】
底138から壁134に移行する領域で物質12の一層強い混和を達成するために、底138が壁134とは別の回転数で駆動され、底138と壁134との間の相対速度によって粒状物質12の絡み運動が達成される。絡み効果を強化するために底138は壁134を基準に逆方向に駆動することもできる。
【0138】
さらに図6に注入樋140が示してあり、すでに図1に関連して述べたように装置130はこの注入樋を介して粒状物質12を充填することができる。
【0139】
最後になお付言しておくなら、以上述べた実施例は互いに組合せることがで き、特に、単一の装置を用意するために前記容器は相互に交換可能であり、この装置は容器を交換することによって特殊な利用目的に、例えば糖衣または皮膜被覆に、迅速簡単に適合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の第1実施例を装置の垂直縦中立面の縦断面図で示す。
【図2】細部を示すために図1の装置の諸部品を省いて図1の装置を示す。
【図3】装置の排出装置を図示するために他の部品を省いて図1の装置を示す。
【図4】本発明による装置の第2実施例を図1と同じ断面図で示す。
【図5】本発明による装置の第3実施例をやはり図1と同じ断面図で示す。
【図6】最後になお本発明による装置の第4実施例を、図1の切断面に対して90°回した切断面の断面図で示す。
【符号の説明】
10、90、110、130 装置
12 粒状物質
14 ハウジング
16、18 蓋
24、92、112、132 容器
26、94、114、138 底
28、96、116、134 直立壁
30、36、118 駆動モータ
32、38 駆動体
34 回転軸線
40、136 下縁
42 上縁
44 案内環状体
46 案内羽根
48 円錐体
50 担持板
54 環状カラー
56 閉鎖リング
58 空気圧シリンダ
60 噴霧装置
64 噴霧ノズル
66 供給装置
68、122 供給通路
72、124 排出通路
74 排出装置
76 環状室
78 溝
82 振動機
98 同心リング
100 戻し面
102 加熱器
104 搬送容器
140 注入樋

Claims (30)

  1. 粒状物質(12)を被覆媒体で処理するための方法であって、粒状物質(12)が容器(24;92;112;132)に注入され、容器(24;92;112;132)内で容器(24;92;112;132)の回転によって動かされ、被覆媒体を吹掛けられ、吹付けられた被覆媒体がプロセス空気によって乾燥させられる方法において、粒状物質(12)が容器(24;92;112;132)内で連続的転動運動によって底(26;94;114;138)に沿って容器(24;92;112;132)の直径内側領域から直径外側領域に動かされ、そこから容器(24;92;112;132)の下の領域から上の領域へ拡張されている壁(28;96;116;134)に沿って容器(24;92;112;132)の下側領域から上側領域に動かされ、そこから傾斜戻し面(52;100)に沿って再び底(26;94;114;138)の直径内側領域へと動かされ、粒状物質(12)が底(26;94;114;138)に沿っておよび/または壁(28;96;116;134)に沿って容器(24;92;112;132)の垂直な回転軸線(34)を基準に遠心的に接線方向で絡ませて動かされることを特徴とする方法。
  2. 運動中の粒状物質(12)が傾斜戻し面(52;100)から底(26;94;114;138)に流れ落ちるとき粒状物質(12)に被覆媒体が吹掛けられることを特徴とする、請求項1記載の方法。
  3. 被覆媒体が環状に半径方向外向きに粒状物質(12)に吹付けられることを特徴とする、請求項1または2記載の方法。
  4. 粒状物質(12)が底(26;94;114;138)に沿って、壁(28;96;116;134)に沿った動きとは異なる速度で動かされることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。
  5. 粒状物質(12)が底(26;94)に沿って動かされる間、この粒状物質(12)内にプロセス空気が通されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  6. プロセス空気が半径方向外向き成分を有して粒状物質(12)内に通されることを特徴とする、請求項5記載の方法。
  7. 粒状物質(12)が壁(28;96;116;134)に沿って動かされる間、プロセス空気が粒状物質(12)内に通されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載の方法。
  8. 底(114;138)に沿って移動した粒状物質(12)にプロセス空気を貫流させることなく、専ら、壁(116;134)に沿って移動した粒状物質(12)内にプロセス空気が通されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
  9. 傾斜戻し面(52;100)に沿って戻された粒状物質(12)内にもプロセス空気が通されることを特徴とする、請求項5〜8のいずれか1項記載の方法。
  10. 底(94)へ戻される粒状物質(12)を貫流する前にプロセス空気が加温されることを特徴とする、請求項9記載の方法。
  11. 粒状物質(12)が回転運動から外されて排出されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項記載の方法。
  12. 粒状物質(12)を被覆媒体で処理するための装置であって、回転軸線(34)の周りで回転駆動可能な容器(24;92;112;132)と、粒状物質(12)に被覆媒体を吹掛けるための噴霧装置(60)と、プロセス空気を供給するための供給装置(66;120)とを備えた装置において、容器(24;92;112;132)が底(26;94;114;138)と下の領域から上の領域へ拡張されている壁(28;96;116;134)とを有し、容器(24;92;112;132)の回転軸線(34)が実質的に垂直であり、容器(24;92;112;132)内に傾斜戻し面(52;100)が配置されており、この傾斜戻し面(52;100)が容器(24;92;112;132)の上側領域から底(26;94;114;138)の直径内側領域の方へ延びていることを特徴とする装置。
  13. 噴霧装置(60)が少なくとも1つの噴霧ノズル(64)を有し、この噴霧ノズル(64)傾斜戻し面(52;100)の下端と底(26;94;114;138)との間の領域内に配置されていることを特徴とする、請求項12記載の装置。
  14. 噴霧ノズル(64)が、半径方向で環状に放射する噴霧ノズル(64)であることを特徴とする、請求項13記載の装置。
  15. 容器(24;132)の底(26;138)が壁(28;134)との接触を解除可能であり、かつ壁(28;134)の回転数に依存しない回転数で回転駆動可能であることを特徴とする、請求項12〜14のいずれか1項記載の装置。
  16. プロセス空気用供給装置(66)が、底(26;94)の下で注ぐ供給通路(68)を有し、底(26;94)がその直径内側領域および/または直径外側領域でプロセス空気透過性であることを特徴とする、請求項12〜15のいずれか1項記載の装置。
  17. 底(94)が、実質的に同心に配置された直径の異なる複数の重なり合ったリング(98)で形成されており、相隣接するリング(98)が部分的に垂直方向で離間して重なり合い、リング(98)の直径が下から上へと徐々に減少していることを特徴とする、請求項16記載の装置。
  18. 壁(28;116)が少なくともその下側領域でプロセス空気透過性であることを特徴とする、請求項16または17記載の装置。
  19. 供給装置(120)が、底(114)の横で壁(116)の領域に注ぐ供給通路(112)を有し、この領域で壁(116)がプロセス空気透過性であることを特徴とする、請求項12〜15のいずれか1項記載の装置。
  20. 傾斜戻し面(52;100)がプロセス空気透過性であることを特徴とする、請求項12〜19のいずれか1項記載の装置。
  21. プロセス空気を加温するための加熱器(102)が戻し面(100)の下に配置されていることを特徴とする、請求項20記載の装置。
  22. 容器(24;92;112;132)の上縁(42)が半径方向内側に湾曲していることを特徴とする、請求項12〜21のいずれか1項記載の装置。
  23. 容器(24;92;112;132)の内部でその上側周面領域に案内環状体(44)が配置されており、この案内環状体が容器(24;92;112;132)の壁(28;96;116;134)から半径方向で離間してこの壁(28;96;116;134)に結合されており、案内環状体(44)と壁(28;96;116;134)の上側周面領域との間に、半径方向内向きに湾曲した貫流隙間が、移動する粒状物質(12)用に形成されることを特徴とする、請求項12〜22のいずれか1項記載の装置。
  24. 複数の案内羽根(46)によって案内環状体(44)が容器(24;92;112;132)の壁(28;96;116;134)に結合されており、案内羽根(46)が回転方向に見て下から上後方へと湾曲していることを特徴とする、請求項23記載の装置。
  25. 容器(24;92;112;132)の上縁(42)から半径方向内側に張り出して壁(28;96;116;134)の縁(42)上を滑動する固定式閉鎖リング(56)が容器(24;92;112;132)の上に配置されていることを特徴とする、請求項24記載の装置。
  26. 容器(24;92;112;132)を空にするための排出装置(74)が設けられており、この排出装置(74)が、容器(24;92;112;132)を取り囲む環状室(76)を有し、この環状室(76)内に、容器(24;92;112;132)を螺旋状に取り囲む溝(78)が配置されており、この溝(78)の上端が容器(24;92;112;132)の壁(28;96;116;134)の上縁(42)領域に配置されていることを特徴とする、請求項12〜25のいずれか1項記載の装置。
  27. 閉鎖リング(56)が溝(78)の上端を閉鎖することを特徴とする、請求項25、26記載の装置。
  28. 閉鎖リング(56)が容器(24;92;112;132)の壁(28;96;116;134)の縁(42)から上方に離反移動可能であることを特徴とする、請求項27記載の装置。
  29. 軸方向で操作可能な排気/給気弁(84)が環状室(76)に配置されていることを特徴とする、請求項28記載の装置。
  30. 噴霧装置(60)と傾斜戻し面(52;100)との間に環状カラー(54)が配置されており、この環状カラー(54)が噴霧装置(60)から半径方向で離間していることを特徴とする、請求項13〜29のいずれか1項記載の装置。
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