JP3551638B2 - ディスク駆動装置のピックアップ装置 - Google Patents

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    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
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    • G11B7/08582Sled-type positioners

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  • Moving Of Heads (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学的あるいは磁気的に信号が記録されたディスクを再生したり、あるいはディスクに信号を書き込んだりするディスク駆動装置のピックアップ装置に係り、詳しくは、信号を読み書きするピックアップ装置の光軸を調整し得るとともに、該ピックアップ装置の耐衝撃性を向上させる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記ディスク駆動装置は、ピックアップヘッドが搭載されたピックアップ装置がディスク面(信号面)に対向して配されるとともに、ディスクの径方向に移動可能に支持され、同方向に移動しながら、ピックアップヘッドによりディスク面に対し信号の読み書きを行うように構成されている。ディスク面に対する信号の読み書きを確実に行わせるためには、ピックアップヘッドの光軸が、ディスク面に対して常にディスク面に直交していなければならず、そのための調整装置が、例えば、実公平5−4095号公報に開示されている。この調整装置は、ディスクの径方向と、これに直交する方向の2方向の回動軸線を中心として微回動可能に組み合わされた2つの調整ベース上に、ピックアップヘッドを搭載している。そして、各調整ベースの回動端部に装着したねじを回すことにより、各調整ベースを微回動させてピックアップヘッドの光軸を調整できるようになっている。また、各調整ベースとねじとの間には、各調整ベースを一方の回動方向に付勢するコイルスプリングが介装され、該スプリングにより、がたつき防止および衝撃緩衝がなされるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記調整装置によると、がたつき防止および緩衝用のコイルスプリングを設けることにより、装置の大型化(特に厚さが増す)および重量化が避けられず、これに起因して、ピックアップ装置の移動速度や応答性の低減を招くこと、ならびに部品点数の増大によるコストアップが想定される。
【0004】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、小型化、軽量化が図られ、それに伴って移動速度の高速化、応答性の向上ならびにコストダウンが可能となるディスク駆動装置のピックアップ装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、ガイド部材に、ディスクの径方向に沿って移動可能に支持されたヘッドベースと、このヘッドベースに搭載されたピックアップヘッドとを有し、前記ヘッドベースを前記径方向に移動させて、前記ピックアップヘッドにより、ディスクに記録された信号を読み取ったり、あるいは信号をディスクに書き込んだりするディスク駆動装置のピックアップ装置であって、前記ヘッドベースは、前記ガイド部材に、前記径方向に移動可能に支持されるホルダと、板ばね材により板状に形成された第1の調整ベースであって、ホルダの移動方向に直交してディスク面に平行な第1の回動軸線を中心として回動可能な状態にてディスク面と略平行に対面するベース本体と、特定の角度をもって前記ベース本体から傾くように設けられて前記ホルダに固定された固定板部とが一体に形成された第1の調整ベースと、前記固定板部に対する前記ベース本体の傾きを減少させる方向に当該ベース本体を押さえる部分を有し、このベース本体の回動位置を調整して定める第1の調整部材と、板ばね材により板状に形成されて前記ベース本体の前記ディスク側に支持された第2の調整ベースであって、前記第1の回動軸線に直交してディスク面に平行な第2の回動軸線を中心として回動可能な状態にてディスク面と略平行に対面する底板部と、特定の角度をもって前記底板部から傾くように設けられて前記第1の調整ベースの係合孔に係合する係合板部とが一体に形成された第2の調整ベースと、前記係合板部に対する前記底板部の傾きを減少させる方向に当該底板部を押さえる部分を有し、この底板部の回動位置を調整して定める第2の調整部材とを備え、前記ピックアップヘッドが、前記第2の調整ベースに取り付けられていることを特徴としている。
【0006】
かかる構成の下では、第1の調整ベースのベース本体を、第1の調整部材により、第1の回動軸線を中心に微回動させることで、ピックアップヘッドの光軸がディスクの径方向に傾動し、同方向への光軸が調整される。第1の調整ベースのベース本体は、固定板部によって一定の微回動方向に付勢され、その付勢状態が第1の調整部材で受けられている。したがって、第1の調整ベースにがたつきが生じず、かつ衝撃が緩衝される。
第2の調整ベースの定板部を、第2の調整部材により、第2の回動軸線を中心に微回動させることで、ピックアップヘッドの光軸がディスクの周方向に傾動し、同方向への光軸が調整される。第2の調整ベースの底板部は、係合板部によって一定の微回動方向に付勢され、その付勢状態が第2の調整部材で受けられている。したがって、第2の調整ベースにがたつきが生じず、かつ衝撃が緩衝される。
第1、第2の調整ベースが板ばね材で形成され、これら自身の弾性により、がたつき防止および衝撃緩衝がなされるので、コイルスプリング等の弾性部材を別途必要とせず、装置自身の小型化(特に薄化)および軽量化が図られ、それに伴って移動速度の高速化、応答性の向上ならびにコストダウンが可能となる。
【0007】
また、上記構成において、前記第1の調整ベースのベース本体を、前記ホルダに対し、前記ディスク面と略平行な面内において回動可能に支持するとともに、第1の調整ベース自身の弾性により一定の回動方向に付勢された状態にすると好ましい。
この場合、ピックアップヘッドに対するディスク面と平行な方向への衝撃が、第1の調整ベースが同方向に微回動することにより緩衝され、耐衝撃性が向上する。
【0008】
また、上記構成において、前記第2の調整ベースに、前記底板部と一体に形成された支持片を設け、前記ピックアップヘッドを、前記該支持片に取り付けると好ましい。この場合、ピックアップヘッドを第2の調整ベースに取り付けた際にピックアップヘッド内に生じる歪みが、支持片の弾性変形により解放され、ピックアップヘッド内にストレスが発生せず、長期にわたって性能が維持される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
(1)一実施形態の構成
図1(a),(b)は、一実施形態に係るディスク駆動装置を示している。該装置は、図13に示すキャディC内に収納された光磁気ディスク等のディスクDがキャディCごと装填され、この装填されたディスクDを回転させながら、ディスクDに記録された信号を読み取ったり、ディスクDに信号を書き込んだりするものである。
【0010】
図1において、符号1はフレームユニットである。このフレームユニット1は、長方形状の器枠を形成するメインフレーム2の下に、平板状のアンダーフレーム3が固定され、メインフレーム2の前面(図1(a)で下面)に図示せぬフロントフレームが固定されてなるもので、アンダーフレーム3の上に、図2ないし図5に示す駆動ユニット9が配設されている。フレームユニット1および駆動ユニット9は、メインフレーム2の上に固定されるトップカバー4aと、アンダーフレーム3の下に固定されるボトムカバー4bと、前面に固定される図示せぬフロントパネルとで覆われている。トップカバー4a、ボトムカバー4bおよびフロントパネルにより、当該ディスク駆動装置のケーシング4が構成される。ケーシング4内は、前記アンダーフレーム3により、上側の駆動ユニット室5aと、下側の基板室5bに仕切られ、駆動ユニット室5a内に前記駆動ユニット9が、また、基板室5b内に、後述する主基板101が、それぞれ配設されている。
【0011】
駆動ユニット9は、シャーシユニット10と、このシャーシユニット10の上に配設されるローディングユニット30と、シャーシユニット10の下に配設されるトラバースユニット60との組み合わせで構成されている。キャディCは、図4および図5において矢印A方向に挿入され、矢印B方向に取り出される。
以下の説明において、前後左右といった方向に関連する記載は、キャディCの挿入方向に対しての方向と定義する。すなわち、キャディCは、装置の手前側から後方に挿入される。また、図13に示すように、挿入される状態のキャディCにおける両側面の後端部にはフック穴6が形成され、下面の前端部における両端部には、位置決め穴7が形成されている。
まずはじめに、駆動ユニット9を構成するシャーシユニット10、ローディングユニット30およびトラバースユニット60を、順に説明する。
【0012】
A.シャーシユニット
図6および図7に示すように、シャーシユニット10は、長方形状の薄い金属板からなるメインシャーシ11を主体としている。このメインシャーシ11の長縁部および短縁部には、下方に直角に屈曲する折曲げ部11a,11bが形成されている。メインシャーシ11の中央には、略長方形状の中央貫通孔12が形成されている。また、前部中央には、中央貫通孔12に連続する半円状の前側切欠き部13が形成され、後部の右側には、後端右側の角部近傍まで延び中央貫通孔12に連続する後側切欠き部14が形成されている。また、後側切欠き部14の左側には、ローディングモータ装着孔15が形成されている。中央貫通孔12の両側には、前後方向に沿ったフックカムスリット16が、メインシャーシ11の前後方向に延びる中央線を対称線として対称的に形成されている。これらフックカムスリット16は、後述するガイドピン37cをガイドするスリットで、手前側の短いエジェクト部16aと、このエジェクト部16aから後方かつ内側に斜めに延びる斜行部16bと、この斜行部16bから後方に長く延びエジェクト部16aと平行な引き込み16c部とを有している。
【0013】
左右の折曲げ部11aの前端部と中央部には、トラバースユニット60をガイドする前側カムスリット17および後側カムスリット18がそれぞれ形成されている。前側カムスリット17は、手前側の下方に形成されて後方に短く延びる停止孔部17aと、この停止孔部17aから後方かつ所定角度で斜め上方に延びるリフトアップ部17bと、このリフトアップ部17bから後方に短く延びる水平部17cとを有している。一方、後側カムスリット18は、手前側の下方に形成された停止孔部18aと、この停止孔部18aから後方かつ所定角度で斜め上方に延びるリフトアップ部18bと、このリフトアップ部18bから後方に短く延びる水平部18cとを有している。
【0014】
前側カムスリット17の停止孔部17aからリフトアップ部17bへ移行する部分と、リフトアップ部17bから水平部17cへ移行する部分は、いずれも前後方向に円滑に形成されている。また、後側カムスリット18のリフトアップ部18bは、前側カムスリット17のリフトアップ部17bの傾斜角度よりも大きな角度で停止孔部18aから立ち上がり、かつ上方にやや湾曲し、後方に向かうにつれなだらかになりながら水平部18cに連なっている。
【0015】
メインシャーシ11の前端部であってその両端部には、一対の固定ガイド20が配設されている。これら固定ガイド20は、断面コ字状で、溝側が互いに対向するようにしてメインシャーシ11に固定されている。これら固定ガイド20は、後部に取付片21を有し、この取付片21には、キャディCの誤挿入を阻止するレバー22が取り付けられている。また、取付片21の後部上面には傾斜面21aが形成されている。メインシャーシ11における各固定ガイド20の内側には、位置決めピン挿通孔23が形成されている。
【0016】
後側切欠き部14の手前右側には、扇状のベース片24がメインシャーシ11と一体成形されており、このベース片24に、キャディCのシャッタ8を開けるオープンレバー25が取り付けられている。このオープンレバー25は、基端部が、回動軸26を介してベース片24に回動自在に支持されている。オープンレバー25は、図6に示すように、メインシャーシ11の面方向に沿って矢印E−F方向に回動し、通常は、基端部に装着された図示せぬ巻バネにより矢印F方向に付勢され、下面に形成された突片25aがベース片24のストッパ24aに当たった待機位置で停止している。待機位置におけるオープンレバー25は、先端部が手前側かつやや内側に向いており、その先端部には、キャディCのシャッタ8に係合してシャッタ8を開けるピン25bが設けられている。
【0017】
前側切欠き部13の手前側には、略三日月状に形成されたエジェクトレバー27が左右方向に延在する状態で配設されている。このエジェクトレバー27の中央やや右よりには、下方に折り曲げられた軸片27aが形成されている。この軸片27aは、メインシャーシ11に形成された三角形状の小さな軸孔28に嵌合されている。これによりエジェクトレバー27は、軸片27aを中心としメインシャーシ11の上面に沿って矢印G−H方向に回動するようになっている。その右端部には、下方に折り曲げられた係合爪27bが形成されている。この係合爪27bはメインシャーシ11に形成された円弧状スリット29に嵌まり、下方に延びている。円弧状スリット29により、エジェクトレバー27の回動が許容されている。
【0018】
B.ローディングユニット
次に、図4ないし図6、図8および図9を参照してローディングユニット30を説明する。
ローディングユニット30は、メインシャーシ11上に前後方向に移動自在に設けられた可動ガイド31と、この可動ガイドを駆動する駆動機構48とから構成されている。可動ガイド31は、メインシャーシ11の両側の折曲げ部11aに、この折曲げ部11aに沿って移動自在に取り付けられた左右一対のスライダ32と、こられスライダ32の間にわたって固定されたガイド板40とから構成されている。
【0019】
スライダ32は、全体が、前後方向に延びる長方形状に形成されたもので、ガイド部33の下方に、下板部34が形成されている。ガイド部33は、側板部33aの内側に上側挟持板部33bと下側挟持板部33cとが突出する断面コ字状に形成され、内側に、キャディCの縁部が差し込まれるようになっている。下板部34は、側板部33aに連続して垂下している。この下板部34の前後の端部には、ローラ35が回転自在に装着されている。
【0020】
スライダ32は、ガイド部33の下側挟持板部33cと各ローラ35によりメインシャーシ11の折曲げ部11aを上下から挟むようにしてメインシャーシ11に取り付けられ、折曲げ部11aに沿って前後に移動可能となっている。下側挟持板部33cは、上下方向に弾性変形可能とされ、その下面の前後には図示しない小さな凸部が形成されている。また、下板部34の前後には弾性片34aが形成されており、これら弾性片34aの内面には、やはり図示しない小さな凸部が形成されている。これら凸部がメインシャーシ11に点接触し、かつ摺接するようになっている。このため、可動ガイド31の移動の際の摺動抵抗は低減し、かつスライダ32にかかる上下および左右方向の負荷は、下側挟持板部33cや弾性片34aが弾性変形することにより吸収される。
【0021】
ガイド部33の後部には、支持片36を介してフックレバー37が取り付けられている。このフックレバー37は、基端部が支持片36に回動可能に支持されて前方に延び、その前端部に内側に突出するフック部37aが形成され、フック部37aに対向する部分には、キャディCを受ける受け面37bが形成されている。フックレバー37は、可動ガイド31の移動に伴って回動するようになっているが、中央部に固定されてメインシャーシ11のフックカムスリット16に貫入されたガイドピン37cにより、その回動位置がフックカムスリット16に従うよう規制される。すなわち、可動ガイド31がもっとも前方のエジェクト位置にあるときには、ガイドピン37cがフックカムスリット16のエジェクト部16aに貫入しており、フック部37aは、スライダ32のガイド部33の側板部33aに形成された逃げ孔33dに入る。このときのフック部37aは、側板部33aの内面から内側には出ていない。
【0022】
可動ガイド31がエジェクト位置から後方に移動(後退)していくと、ガイドピン37cがフックカムスリット16のエジェクト部16aから斜行部16bに進むことにより、フック部37aが内側に回動する。そして、ガイドピン37cが引込み部16cに至ると、フック部37aは内側に突出する係合位置に達する。引込み部16cは可動ガイド31の移動方向に沿っているので、ガイドピン37cは横方向に動かず、係合位置が保持される。この係合位置から、可動ガイド31が前方に移動(前進)すると、フックレバー37は上記と逆に動く。
【0023】
前記エジェクトレバー27の左端部には、前後方向に延びる伝達レバー38の前端部が回動自在にピン結合されており、この伝達レバー38の後端部は、左側のフックレバー37のガイドピン37cに回動自在にピン結合されている。可動ガイド31が前後に移動すると、伝達レバー38を介してエジェクトレバー27が回動するようになっている。
【0024】
また、スライダ32の下板部34の下縁には、この下縁に沿った浅い切欠き部34bが形成されており、またその前部には、切欠き部34bに通じて上方に延びるサポートスリット34cが形成されている。サポートスリット34cの前側の下部には、後方に湾曲して延びるリフトアップ爪34dが形成されている。
【0025】
また、スライダ32の前端部には、前方に延びるクランプ39が取り付けられている。このクランプ39は板バネでできており、ガイド部33に挿入されるキャディCの上面に弾性的に当接することにより、キャディCを下方に押さえつける。クランプ39は、可動ガイド31が後方からエジェクト位置に移動すると、前記固定ガイド20の傾斜面21aに乗り上げ、このときには、挿入されるキャディCの上面に当たらないようになっている。
【0026】
前記ガイド板40は、左右一対のスライダ32の上面間にわたって架け渡され、固定されている。すなわち、各スライダ32はガイド板40を介して互いに連結され、このガイド板40により、メインシャーシ11に対する前後方向の位置が互いに同一とされている。ガイド板40の中央後部には、左右方向に延びる長円状のアームスリット40aが形成されている。このアームスリット40aには、ガイドリング41が嵌められている。
【0027】
次に、図4ないし図6、図9ないし図11を参照してローディングユニット30の駆動機構48を説明する。
駆動機構48は、メインシャーシ11の後部に配設されており、ローディングモータ49と、このローディングモータ49により回転させられる減速ギヤ群50とを主体としている。減速ギヤ群は、第1,第2,第3,第4の各ギヤ51,52,53,54により構成されている。これらは、メインシャーシ11上に固定されたギヤベース55と、ギヤベース55に固定されるサポートプレート56およびこのサポートプレート56の下に配された基板57とに挟まれて、回転自在に支持されている。基板57には、第4のギヤ54の回動位置を検出する図示せぬ光センサが設けられており、基板57には、その光センサおよびローディングモータ49の動作制御回路が形成されている。ローディングモータ49は、ギヤベース55の下面に固定されている。このローディングモータ49の駆動ギヤ49aは、第1のギヤ51に噛み合わされている。
【0028】
第4のギヤ54は扇状に形成され、そのカナメの部分が回動自在にギヤベース55に支持されており、その支持部分からまっすぐ延びる前側の縁部の上面には、その縁部に沿って延びるアーム58が固定されている。このアーム58は、第4のギヤ54の周縁から適宜長さ突出しており、その先端上には、アームピン54aが設けられている。そして、このアームピン54aは、前記アームスリット40aに嵌められたガイドリング41内に摺動可能に嵌入されている。
【0029】
上記ローディングユニット30によると、図4に示すように、可動ガイド31がエジェクト位置にある状態で、ローディングモータ49が正回転(後退方向回転)すると、その回転が第1のギヤ51から第2,第3,第4のギヤ52,53,54に順次伝わり、第4のギヤ54が矢印J方向に回動する。すると、アーム58が、第4のギヤ54とともにJ方向に回動することにより、可動ガイド31を引っ張り、図5に示す駆動位置まで後退させる。この動作中に、アームピン58aは、ガイドリング41に沿って右方向に摺動する。
また、ローディングモータ49が逆回転(前進方向回転)すると、第4のギヤ54は矢印方向K方向に回動する。すると、アーム58が第4のギヤ54とともにK方向に回動することにより、可動ガイド31を押して前進させる。この動作中に、アームピン58aは、ガイドリング41に沿って左方向に摺動する。
【0030】
C.トラバースユニット
次に、図3ないし図5、図12および図13を参照してトラバースユニット60を説明する。
トラバースユニット60は、トラバースシャーシ61と、このトラバースシャーシ61に搭載されたピックアップ装置80とから構成されている。
トラバースシャーシ61は、長方形状の薄い金属板からなり、その長縁部および短縁部には、下方に直角に屈曲する折曲げ部61a,61bが形成されている。トラバースシャーシ61には、前記メインシャーシ11の中央貫通孔12、前側切欠き部13および円弧状スリット29に対応する中央貫通孔62、前側切欠き部63および円弧状スリット64が、それぞれ形成されている。また、折曲げ部61aの前端部および中央やや後方よりには、ガイドピン挿入孔77,78が形成されている。これら前後のガイドピン挿入孔77,78の間隔は、前記カムスリット17,18間の間隔と同一である。
【0031】
半円状の前側切欠き部63には、スピンドルモータ65が配設されている。このスピンドルモータ65は、トラバースシャーシ61の裏面に固定され、前側切欠き部63から上方にある程度突出している。そして、その図示しない駆動軸の上端には、ターンテーブル67が同軸的に固定されている。このターンテーブル67は断面凸状に形成され、中心の凸部が、磁石からなるチャック部67aとされている。
【0032】
また、トラバースシャーシ61の折曲げ部61aの前方内側には、ガイドバー68がそれぞれ固定されている。これらガイドバー68の前端部には、上方に突出する位置決めピン69が形成されている。この位置決めピン69は、装填されるキャディCの裏側に形成された位置決め穴7に、最終的にキャディCが駆動位置に達したときに嵌合する。位置決めピン69は、メインシャーシ11の前端部に形成された位置決めピン挿通孔23に入るよう設定されている。
【0033】
中央貫通孔62の両側には、前後方向に延びる左右一対のガイドシャフト(ガイド部材)70が配設されている。前記ピックアップ装置80は、ガイドシャフト70に沿って前後方向(図2、図3および図12でL−M方向)に移動自在となっている。各ガイドシャフト70は、図3に示すように、両端部がトラバースシャーシ61の裏面に、支持プレート71および支持ホルダ72を介して固定されている。
【0034】
ピックアップ装置80は、長方形の皿状に形成された第1の調整ベース81、長方形状の第2の調整ベース82およびホルダ84が組み合わされてなるヘッドベース79と、このヘッドベース79の第2の調整ベース82上に搭載されたピックアップヘッド83とを備えている。第1の調整ベース81の長手方向の両端部のうち、右側には前記ホルダ84が取り付けられ、左側には上下一対の支持片85a,85bが形成されている。ピックアップ装置80は、ホルダ84に形成された貫通孔84aに右側のガイドシャフト70を貫通させ、支持片85a,85bの間にメタル軸受70aを通して左側のガイドシャフト70を挟むことにより、ガイドシャフト70に沿って前後に摺動自在に支持されている。ピックアップ装置80の移動方向は装填されるディスクDの径方向であり、ピックアップヘッド83には、ディスクDの信号を読み取るための対物レンズ83aが設けられている。なお、右側のガイドシャフト70の両端部には、図3に示すように、ゴム製のクッション86が設けられている。これらクッション86にホルダ84の端面が当たることにより、ピックアップ装置80への衝撃が吸収される。
【0035】
ここで、図12ないし図24を参照して前記ピックアップ装置80のヘッドベース79を詳述する。
ヘッドベース79を構成する第1の調整ベース81および第2の調整ベース82は、それぞ所定の弾性を有する板ばね材で形成されている。
図16ないし図20に示すように、第1の調整ベース81は、長方形状の底板部110と、この底板部110の各長縁から直角に立ち上がる前壁部111および後壁部112と、各短縁から直角に立ち上がる左壁部113および右壁部114とを有する皿状のベース本体115を主体としている。隣り合う各壁部の間には切欠き部116が形成され、各壁部111,112,113,114は、弾性によりベース本体115の内外に傾倒可能となっている。また、底板部110の所定3箇所には、丸い透孔110aが形成され、さらに右端部の中央には、長方形状の係合孔110bが形成されている。
【0036】
ベース本体115の右壁部114の前部上縁には、右方に折れ曲がり、底板部110と平行で、かつ前後方向に延びる固定板部120が、直角な屈曲部121を経て一体に形成されている。固定板部120は、前記ホルダ84に固定される部分であり、2つの位置決め孔122a,122bと、各位置決め孔122a,122bの前方にねじ挿通孔123a,123bがそれぞれ形成されている。前側の位置決め孔122bおよびねじ挿通孔123bの中心は、固定板部120の幅方向中央を通る中心線に一致しているが、後側の位置決め孔122aおよびねじ挿通孔123aの中心は、ベース本体115側に僅かに距離x(例えば0.3mm程度)ずれている。前側のねじ挿通孔123bの前方には、左右に短く延びるスリット124が形成されている。そして、固定板部120は、図19に示すように、スリット124の部分から、予め若干の角度θ1(10゜程度)をもって下方に折り曲げられている。また、右壁部114の後部には、後壁部112より後方に延出する延出板部125が形成されており、この延出板部125と右壁部114にまたがる上縁には、左方に折れ曲がり、底板部110と平行な第1の受圧板部126が一体に形成されている。この第1の受圧板部126には、ねじ挿通孔126aが形成されている。
【0037】
ベース本体115の左壁部113の前部には、図20に示すように、前後一対の小壁部127が形成され、これら小壁部127の上縁間にわたって、前記上側の支持片85aが形成されている。この支持片85aは、小壁部127の上縁から底板部110と平行に左方に屈曲している。そして、その中央部には、下方に若干突出して左右方向に延びる凸部128が形成されている。一方、上側の支持片85aに対向して対となる前記下側の支持片85bは、底板部110の前部における左端部に形成されて左方に突出する突出片129の先端に形成されている。この下側の支持片85bは、左右および上方に開口する断面コ字状に形成され、底部には、凸部130が形成されている。図17に示すように、突出片129は、予め、底板部110に対して若干の角度θ (2゜程度)をもって上方に曲げられている。
【0038】
ベース本体115の後壁部112の左端部よりには、内側に突出する支持板部131が形成されている。この支持板部131は底板部110と平行であり、その中央には、ねじ孔131aが形成されている。また、後壁部112の中央やや右よりには、図18に示すように、左右方向にわたってU字状のスリット132が形成されることにより、右方に延びる弾性片133が形成されている。この弾性片133の先端部には、内側に突出する軸ピン134aが固定されている。弾性片133は、図16に示すように、予め、後壁部112に対し、先端部が内側に突出するよう若干の角度θ (3゜程度)をもって曲げられている。また、ベース本体115の前壁部111には、前記軸ピン134aに対向する軸ピン134bが固定されている。
【0039】
次いで、前記第2の調整ベース82を説明する。
図14および図21に示すように、第2の調整ベース82は、第1の調整ベース81の底板部110よりも小さく形成された長方形状の底板部140を主体としており、この底板部140の前後の長縁からは、前壁部141および後壁部142が直角に立ち上がって形成されている。底板部140の右端には、右方向に突出するL字状の係合板部143が一体に形成されている。この係合板部143は、折り曲げ線yの部分から、予め、底板部140に対し若干の角度θ (3゜程度)をもって上方に曲げられている。また、底板部140の所定3箇所には、透孔140aが形成されている。これら透孔140aは、第2の調整ベース82を前記第1の調整ベース81に組み込んだ際に、前記透孔110aに対応する箇所に形成されている。これら透孔140aのうち、右端部側の透孔140aは、右方に突出して形成された支持片144aの中央に形成されている。また、他の2つの透孔140aは、底板部140に形成されたU字状のスリット145により形成された支持片144bの中央に形成されている。
【0040】
また、後壁部142の左端部よりには、内側に突出する第2の受圧板部146が形成されている。この第2の受圧板部146は底板部140と平行であり、その中央には、左右方向に延びるねじ挿通孔146aが形成されている。さらに、後壁部142および前壁部141の右端部よりには、底板部140にわたる軸ピン挿通孔147が形成されている。
【0041】
次に、前記ホルダ84を説明する。
このホルダ84は、図3、図12ないし図15に示すように、前後に延びる直方体状のホルダ本体84bと、このホルダ本体84bの外側面に設けられたラックギヤ96とから構成されている。ホルダ本体84bの上面には、前記第1の調整ベース81の固定板部120に形成された位置決め孔122a,122bおよびねじ挿通孔123a,123bに対応する位置決め凸部150a,150bおよびねじ孔151a,151bが形成されている。これら位置決め凸部150a,150bおよびねじ孔151a,151bは、ホルダ84の上面の幅方向の中央を通る中心線に沿って形成されている。また、その上面の前部には、厚さを減じる段部152が形成されている。また、ホルダ本体84bには、前後に延びる貫通孔84aが形成されている。さらに、ホルダ本体84bの後部には、左方に突出する支持部153が設けられている。この支持部153は、ホルダ本体84bよりも低く、その中央上面には、図示せぬねじ孔が設けられている。
【0042】
ラックギヤ96は、図13に示すように、ホルダ本体84bの外側面下部に一体に形成された固定ギヤ96aの上に、可動ギヤ96bが前後方向に移動可能に組み込まれた2枚構成である。可動ギヤ96bは、図3に示すように、両ギヤ96a,96bの間に介装されたコイルスプリング154により前方に付勢されており、その状態で、両ギヤ96a,96bの歯は、前後に僅かにずれている。これにより、バックラッシが防止されるようになっている。
【0043】
上記第1,第2の調整ベース81,82およびホルダ84は、次のようにして組み立てられ、ヘッドベース79となる。
まず、第1の調整ベース81をホルダ84に固定する。それには、固定板部120の各位置決め孔122a,122bをホルダ本体84bの上面の位置決めピン150a,150bにそれぞれ嵌め込み、各ねじ挿通孔123a,123bに通したねじ162をねじ孔151a,151bにねじ込む。この状態で、支持部153の上に第1の調整ベース81の第1の受圧板部126が対向し、該受圧板部126のねじ挿通孔126aに通した第1のねじ(第1の調整部材)161を、支持部153のねじ孔にねじ込む。この状態で、第1の調整ベース81の右壁部114とホルダ本体84bとの間には、僅かな隙間がある。
【0044】
次に、ピックアップヘッド83を、第2の調整ベース82の上に載せ、裏側から各透孔110a,140aに通した図示しないねじにより支持片144a,144bにねじ止めする。
【0045】
次に、第1の調整ベース81のホルダ84の貫通孔84aに右側のガイドシャフト70を貫通させ、支持片85a,85bの間にメタル軸受70aを通した左側のガイドシャフト70を挟む。そしてガイドシャフト70を支持プレート71および支持ホルダ72を介して固定する。下側の支持片85bが先端に形成された突出片129が、予め底板部110に対して若干の角度θ をもって上方に曲げられているので、上下の支持片85a,85bは、メタル軸受70aを通したシャフト70に対し弾性的に当接している。
また、左側のガイドシャフト70は、上側の支持片85aの凸部128に線接触し、また下側の支持片85bの前後の上縁ならびに凸部130に線接触するので、摺動抵抗はきわめて低い。また、各凸部128および支持片85bの前後の上縁は左右に延びているので、左右方向の取付誤差や組立誤差があっても、メタル軸受70aシャフト70を確実に挟むことができる。
【0046】
最後に、第1の調整ベース81に第2の調整ベース82を組み込む。それには、第2の調整ベース82の係合板部143を、第1の調整ベース81の底板部110の係合孔110bに挿入し、前後の軸ピン挿通孔147に、軸ピン134a,134bを挿入する。この状態で、第1の調整ベース81における支持板部131の上に第2の調整ベース82の第2の受圧板部146が対向し、該受圧板部146のねじ挿通孔146aに通した第2のねじ(第2の調整部材)160を、支持板部131のねじ孔131aにねじ込む。
【0047】
以上で、ヘッドベース79が組み立てられる。このように組立の順序を構成することにより、ピックアップ交換時のサービス性が非常に向上する。
【0048】
このピックアップ装置80によると、右側の屈曲部121および左側の上下の支持片85a,85bの弾性変形により、ピックアップヘッド83を搭載するベース本体115は、上下方向への微動が可能となっている。
また、第1の調整ベース81のベース本体115が、固定板部120のスリット124を通って左右に延びる第1の回動軸線L を中心に図19および図20のP−Q方向に微回動可能となっている。第1の回動軸線L は、ピックアップ装置80の移動方向に直交し、かつディスク面と略平行であり、支持片85a,85bおよびピックアップヘッド83の対物レンズ83a上を通っている。固定板部120のスリット124よりも前部は、段部152によってホルダ本体84bと隙間があいているので回動が許容されている。また、下方に角度θ 曲げられた固定板部120がホルダ84に固定された結果、ベース本体115は第1の回動軸線L を中心に角度θ 前傾する。ところが、実際には第1の受圧板部126が第1のねじ161の頭部で押さえられることにより、ベース本体115は略水平な状態となる。すなわち、ベース本体115は固定板部120の弾性により常に前傾方向に付勢され、その付勢圧を、第1のねじ161の頭部に当接する第1の受圧板部126が受け、がたつきが防止されている。そして、ベース本体115は、第1のねじ161をねじ込めば、第1の受圧板部126が下降して後傾方向(矢印Q方向)に回動し、第1のねじ161をゆるめていくと、第1の受圧板部126が第1のねじ161の頭部に追従して上昇することにより、前傾方向(矢印P方向)に回動する。
【0049】
また、ベース本体115は、図14に示すように、屈曲部121を中心にディスク面と平行な矢印R−S方向に微回動可能である。ところが、固定板部120後側の位置決め孔122aおよびねじ挿通孔123aはベース本体115側に距離xだけ僅かにずれているので、これらを位置決めピン150aおよびねじ孔151aに強制的に合わせてねじ止めすることにより、ベース本体115は、屈曲部121を中心にホルダ84側(矢印S方向)に回動して引き寄せられ、前壁部111の後部がホルダ本体84bに当接している。すなわち、ベース本体115は、屈曲部121の弾性により常にホルダ84側(矢印S方向)に付勢されてがたつきが防止され、この状態からその付勢圧に抗して矢印R方向に微回動可能となっている。
【0050】
次に、第2の調整ベース82に関しては、上方に角度θ 曲げられた係合板部143が、第1の調整ベース81の底板部110に形成された係合孔110bに挿入された結果、第2の調整ベース82は底板部110上で若干浮き、かつ前後の軸ピン134b,134aを通る第2の回動軸線L を中心に図15のT−U方向に微回動可能となっている。第2の回動軸線L は、第1の回動軸線L に直交し、かつディスク面と平行である。ところが、実際には第2の受圧板部146が第2のねじ160の頭部で押さえられることにより、矢印U方向への回動が規制されている。すなわち、第2の調整ベース82は係合板部143の弾性により常にU方向に付勢され、その付勢圧を、第1のねじ161の頭部に当接する第2の受圧板部146が受け、がたつきが防止されている。そして、第2の調整ベース82は、第2のねじ160をねじ込めば、第2の受圧板部146が下降して矢印T方向に回動し、第2のねじ160をゆるめていくと、第2の受圧板部146が第2のねじ160の頭部に追従して上昇することにより、矢印U方向に回動する。また、第2の調整ベース82は、第1の調整ベース81の弾性片133により前方に付勢され、第2の回動軸線L 方向のがたつきが防止されている。
【0051】
ピックアップヘッド83は、第1,第2の調整ベース81,82とともに第1,第2の回動軸線L ,L を中心として回動し、それによって対物レンズ83aの光軸が傾動する。つまり、第1の調整ベース81が第1の回動軸線L を中心に回動すると、光軸はディスクDの径方向に傾動し、第2の調整ベース82が第2の回動軸線L を中心に回動すると、光軸はディスクDの周方向に傾動する。これら傾動の調整方法は、後述する。
【0052】
上記ピックアップ装置80は、ピックアップ駆動機構88によって移動させられる。このピックアップ駆動機構88は、トラバースシャーシ61の右側後部に配設されており、フィードモータ89と、このフィードモータ89により回転させられる減速ギヤ群90とを主体としている。
減速ギヤ群90は、図3および図13に示すように、第1,第2,第3,第4の各ギヤ91,92,93,94により構成され、メインシャーシ11の下面において回転自在に支持されている。第1のギヤ91には、トラバースシャーシ61に固定されたフィードモータ89の駆動ギヤ89aが噛み合わされている。第3,第4のギヤ93,94は、2枚構成となっている。また、トラバースシャーシ61の下面には、フィードモータ89の動作制御回路が形成された基板95が固定されている。第4のギヤ94は、前記ホルダ84の外側面に設けられたラックギヤ96に噛み合わされている。
【0053】
上記ピックアップ駆動機構88によると、ピックアップ装置80がもっとも前方位置にある状態から、フィードモータ89が正回転(走査方向回転)すると、その回転が第1のギヤ91から第2,第3,第4のギヤ92,93,94に順次伝わり、第4のギヤ94が矢印J方向に回動する。すると、ホルダ84とともにピックアップ装置80が後退する。また、フィードモータ89が逆回転(逆走査方向回転)すると、第4のギヤ94は矢印K方向に回動し、ピックアップ装置80は前進する。
【0054】
以上が、駆動ユニット9を構成するシャーシユニット10、ローディングユニット30およびトラバースユニット60であり、ローディングユニット30が取り付けられたシャーシユニット10に対し、トラバースユニット60は次のようにして組み込まれる。
【0055】
トラバースユニット60を、メインシャーシ11の下側に配する。メインシャーシ11の折曲げ部11a,11bの内側に、トラバースユニット60の折曲げ部61a,61bが位置する。そして、手前側および後側のガイドピン挿入孔77,78とカムスリット17,18とを互いに合わせ、これらにガイドピン97,98を外側から挿入する。ガイドピン97,98は、外側端部に鍔97a,98aを有し、内側端部を前記ガイドバー68に係合することにより、トラバースシャーシ61と一体化する。後側のガイドピン98は、スライダ32の下板部34の切欠き部34bの下面に当接し、可動ガイド31が後退していくと、リフトアップ爪34dにより持ち上げられてサポートスリット34cに導かれるようになっている。また、図3に示すように、トラバースシャーシ61の後端とメインシャーシ11の後側の折曲げ部11bに、トラバースユニット60を常に後方に付勢するアシストばね103を掛け渡す。
【0056】
上記駆動ユニット9は、図1に示すように、メインシャーシ11の四隅に形成されたフランジ部11cが、フレームユニット1のメインフレーム2の下部に形成された支持部2aに、ゴムダンパ99を介して載せられ、後側の2つのゴムダンパ99がトップカバーに、前側のゴムダンパ99が図示せぬフロントフレームにそれぞれ押さえられることにより、固定されている。
【0057】
図1に示すように、駆動ユニット9の下側には、駆動ユニット9を収納する駆動ユニット室5aと、基板室5bとを仕切るアンダーフレーム3が配設されて前記支持部2aに固定されている。図25および図26に示すように、アンダーフレーム3は、メインフレーム2の下方を覆っている。このアンダーフレーム3の所定位置には、駆動ユニット室5aと基板室5bとを互いに連通する中継孔3a、3bが形成されている。そして、これら中継孔3a,3bは、アンダーフレーム3の下面に固定された中継基板100により塞がれている。さらに、アンダーフレーム3の下側の基板室5b内には、アンダーフレーム3と間隔をおいて主基板101が固定されている。この主基板101には、前記スピンドルモータ65、ピックアップヘッド83等の動作制御回路が形成されている。主基板101の配線であるFPC101aは、主基板101とアンダーフレーム3との隙間を通して中継基板100に接続されている。そして、中継基板100と、スピンドルモータ65およびピックアップヘッド83が、FPC100a,100bによりそれぞれ接続されている。
【0058】
図1に示すように、アンダーフレーム3には、ボトムカバー4bが固定され、このボトムカバー4bとトップカバー4aおよび前面を覆う図示せぬフロントパネルにより、当該ディスク駆動装置のケーシング4が構成される。図示せぬフロントパネルとフロントフレームには、キャディCを装置内へ挿入するキャディ挿入口が形成されている。また、ボトムカバー4bには、図示せぬ放熱孔が形成されている。
【0059】
また、図3に示すように、メインシャーシ11には、前記基板57、95の配線57a,95aを下方に通す配線孔11dが形成されている。この配線孔11dを通された各配線57a,95aは、さらにアンダーフレーム3を貫通し、主基板101とアンダーフレーム3との隙間を通して中継基板100に接続されている。
【0060】
なお、アンダーフレーム3の手前右よりには、前後方向に延びるエジェクトピン102が設けられている。このエジェクトピン102は、前後方向に移動自在で、図示せぬバネにより前方に付勢されており、可動ガイド31が後退して駆動位置にあるときに後方に押されると、前記エジェクトレバー27の係合爪27bに当接し、さらに押し込むことができるようになっている。
【0061】
(2)一実施形態の作用・効果
続いて、上記構成からなるディスク駆動装置の作用ならびにそれに伴う効果を説明する。
A.ディスク装置全体
当該ディスク装置は、キャディCが装填されていない場合、可動ガイド31は常に最前方のエジェクト位置にある。可動ガイド31のエジェクト位置は、フックレバー37のガイドピン37cがフックカムスリット16の前端縁に当接して定められる。このとき、フックレバー37のフック部37aは、スライダ32のガイド部33の逃げ孔33dに入っている。
【0062】
また、トラバースユニット60は、前後のガイドピン97,98が、それぞれメインシャーシ11の前後のカムスリット17,18における停止孔部17a,18aに貫入することにより、自身の最前方位置に停止している。ここで、後側カムスリット18の停止孔部18aは前後方向へ延びていないので、後側ガイドピン98は前後方向への動きが規制されている。これにより、トラバースユニット60のがたつきが防止されている。
【0063】
また、クランプ39は固定ガイド20の傾斜面21aに乗り上げ、ローディングユニット30のアーム58は前方に位置してアームピン58aはガイドリング41内のもっとも左側に位置し、オープンレバー25bは前方に延びている。また、エジェクトレバー27は、右端が後方に位置している。
【0064】
このように可動ガイド31がエジェクト位置にある状態から、キャディCを装置内に挿入する。挿入する場合は、シャッタ8を下に向け、そのシャッタ8側の端部から挿入する。すると、キャディCの後端面の両側が、フックレバー37の受け面37Bに当接する。さらにキャディCを押し込むと、可動ガイド31は後退させられるとともに、ガイドピン37cがフックカムスリット16に導かれて内側に回動することにより、フック部37aがキャディCのフック穴6に嵌まり込む。これにより、キャディCは可動ガイド31に受けられ、可動ガイド31と一体に後退していく。また、オープンアーム25の先端のピン25bがシャッタ8に係合し、シャッタ8が徐々に開かれていく。可動ガイド31の後退に伴ってアーム58が後方に回動し、それにつれて駆動機構48の第4のギヤ54が矢印J方向に回動させられる。そして、第4のギヤ54がある回動位置まで達すると、基板57に設けられた光センサからローディングモータ49に駆動信号が発せられ、ローディングモータ49が正回転する。ここから、可動ガイド31は、第4のギヤ54が同方向にさらに回動することにより、アーム58で後方に引き込まれていく。すなわち、ローディングモータ49の力で後退させられる。
【0065】
その後退の過程において、スライダ32のリフトアップ爪34dが後側ガイドピン98に係合し、このガイドピン98はサポートスリット34cに導かれて上昇しながら、後側カムスリット18に沿って後退する。また、前側ガイドピン97は、前側カムスリット17に沿って上昇しながら後退する。このように、前後のガイドピン97,98が、前後のカムスリット17,18に沿ってそれぞれ上昇しながら後退していくことにより、トラバースユニット60全体がメインシャーシ11に接近しながら上昇し、かつ可動ガイド31とともに後退していく。
【0066】
ここで、前後のガイドピン97,98は、それぞれ前後のカムスリット17,18の停止孔部17a,18aから各リフトアップ部17b,18bに沿って上昇していく。この場合、後側カムスリット18のリフトアップ部18bの傾斜角度は、前側カムスリット17のリフトアップ17b部のそれよりも大きな角度で立ち上がっているので、トラバースユニット60は後部が持ち上がった斜めの姿勢で後退していく。言い換えると、トラバースシャーシ61とメインシャーシ11との間隔が、後部から前部に向かうにしたがって徐々に大きくなっている。前後のガイドピン17,18が各引込み部17c,18cに近付くにつれ、トラバースシャーシ61は、前部が後部の高さに追いついていき、引込み部17c,18cに進行した時点で、トラバースシャーシ61は、メインシャーシ11と平行になる。この後、前後のガイドピン97,98が各引込み部17c,18cの後端縁に当たるキャディCの駆動位置まで後退したら、ローディングモータ49が停止する。トラバースユニット60は、ローディングモータ49と、アシストばね103の引っ張り力により後退する。
【0067】
トラバースユニット60が駆動位置まで達する過程において、ターンテーブル67はトラバースシャーシ61の挙動に伴って後退しながら徐々にせり上がり、駆動位置において、メインシャーシ11の前側切欠き部13に入るとともに、中央のチャック部67aがディスクDの中心部である被チャック部に吸着する。また、位置決めピン69が上昇し、位置決めピン挿通孔23を通ってキャディCの位置決め穴7に入り、キャディCが保持される。また、キャディCの後退につれてオープンアームが矢印E方向に回動し、シャッタ8が開かれる。さらに、エジェクトレバー27が矢印H方向に回動して、係合爪27bが前方に位置する。
【0068】
この状態から、ディスク駆動指令を与えると、スピンドルモータ65が回転してディスクDが回転させられ、かつフィードモータ89が作動して、ピックアップ装置80が矢印MあるいはL方向に所定量ずつ移動する。これに伴って、ピックアップヘッド83が、オープンアーム25で開けられたキャディCの開口を通してディスクDの信号記録面に記録された信号を読み取ったり、あるいはその信号記録面に信号を書き込む。
【0069】
次に、ディスクDの駆動指令を停止し、キャディCの取り出し指令を与えると、ローディングモータ49が逆回転し、第4のギヤ54とともに矢印K方向に回動するアーム58により可動ガイド31が押され、上記装填方向の逆の動作で可動ガイド31とともにキャディCが前進する。この前進過程においては、前後のカムスリット17,18の引込み部17c,18cをガイドピン97,98が前進していくときには、可動ガイド31とトラバースユニット60はメインシャーシ11と平行に前進する。この後、リフトアップ部17b,18bの傾斜角度の違いにより、トラバースユニット60が、その前部が後部よりもメインシャーシ11から早く離れていきながら前進し、エジェクト位置に至る。エジェクト位置においては、フックレバー37のフック部37aはキャディCのフック穴6から退出し、キャディCはその前端部が装置外まで出るので、キャディCを取り出すことができる。
【0070】
なお、何らかの原因で可動ガイド31が前進せずキャディCを取り出せない場合が生じたら、前記エジェクトピン102を後方に押し込むことにより、強制的にキャディCを取り出せる。すなわち、エジェクトピン102を押し込むと、エジェクトピン102の後端面がエジェクトレバー27の係合爪27bに当接し、そこからさらに押し込むと、エジェクトレバー27がG方向に回動する。すると、伝達レバー38が左側のフックレバーのガイドピン37cを介して可動ガイドを前方に引っ張る。これによって、キャディCは強制的にエジェクト位置まで前進する。
【0071】
上記ディスク駆動装置によれば、挿入されたキャディCを受けた可動ガイド31が後退し、その途中でトラバースユニット60が可動ガイド31に係合してともに後退していく際、トラバースユニット60は、前部がやや下がった傾斜状態から、その傾斜角度が徐々に小さくなりながら後退し、駆動位置でメインシャーシ11と平行になる。このようなトラバースユニット60の後退動作により、ターンテーブル67は、ディスクDの被チャック部に対し相対的に真下からまっすぐ上に接近し、駆動位置において僅かに回動して吸着する。したがって、ディスクDにターンテーブル67を吸着させる動作に角度の切り換わりがほとんどなく、一連の動作でターンテーブル67がディスクDに吸着する。したがって、ターンテーブル67に対するディスクDのチャック不良が生じにくく、ディスクDは常に正常に駆動される。また、ディスクDを取り出す際は、ターンテーブル67がわずかに前方に移動した後、前部が下がるように回動するので、ディスクDからスムーズに離れるとともに、離すために必要な駆動力が小さくて済む。
【0072】
また、キャディCの両側のフック穴6にそれぞれフックレバー37のフック部37aを掛け、可動ガイド31ごとキャディCを引き込むので、キャディCはまっすぐな正しい姿勢のまま駆動位置まで移動する。このため、ディスクDはターンテーブル67に対して常に正確に位置決めされ、これによってチャック不良防止効果が促進される。
【0073】
B.ピックアップ装置
次に、ピックアップ装置80の作用・効果を説明する。
まず、ピックアップヘッド83の対物レンズ83aの光軸を調整する方法について、その光軸をディスクDの径方向と周方向に傾動させる場合に分けて説明する。
【0074】
ディスクDの径方向に対する光軸の調整を行うには、第1のねじ161を回動させて第1の受圧板部126を支持部153に対し離接させる。これにより、第1の調整ベース81が第1の回動軸線L1を中心に矢印P−Q方向に回動するに伴い、ピックアップヘッド83も同方向に回動し、光軸は径方向に傾動する。したがって、第1のねじ161を適宜に回動して第1の受圧板部126の位置を調整すれば、ディスク面に対し、その径方向において光軸を直交させることができる。
【0075】
ディスクDの周方向に対する光軸の調整を行うには、第2のねじ160を回動させて第2の受圧板部146を支持板部131に対し離接させる。これにより、第2の調整ベース82が第2の回動軸線L を中心に矢印T−U方向に回動するに伴い、ピックアップヘッド83も同方向に回動し、光軸は周方向に傾動する。したがって、第2のねじ160を適宜に回動して第2の受圧板部146の位置を調整すれば、ディスク面に対し、その周方向において光軸を直交させることができる。
【0076】
以上のように、本実施形態のピックアップ装置80によれば、ピックアップヘッド83の光軸調整は、各ねじ160,161を回動させるだけでよく、きわめて容易に行える。
【0077】
また、第1の調整ベース81が第1の回動軸線L を中心に微回動し、第2の調整ベース82が第2の回動軸線L を中心に回動することにより、ピックアップヘッド83に対する衝撃が緩衝される。さらに、第1の調整ベース81は、屈曲部121を中心にディスク面と平行な矢印R−S方向にも微回動するので、例えばピックアップ装置80が高速移動した後に停止した際、その慣性力は直接ピックアップヘッド83に伝わらず緩衝される。
【0078】
また、ピックアップヘッド83を第2の調整ベース82に取り付けた際にピックアップヘッド83内に生じる歪みが、支持片144a,144bの弾性変形により解放され、ピックアップヘッド83内にストレスが発生せず、長期にわたって性能が維持される。
【0079】
また、上記のがたつき防止および衝撃緩衝作用は、全て、板ばね材で形成された第1,第2の調整ベース81,82自身の弾性によって生じるので、コイルスプリング等の弾性部材を別途必要とせず、装置自身の小型化(特に薄化)および軽量化が図られ、それに伴って移動速度の高速化、応答性の向上ならびにコストダウンが可能となる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ピックアップヘッドを搭載する第1,第2の調整ベースが板ばね材で形成され、これら自身の弾性により、がたつき防止および衝撃緩衝がなされるので、コイルスプリング等の弾性部材を別途必要とせず、装置自身の小型化(特に薄化)および軽量化が図られ、それに伴って移動速度の高速化、応答性の向上ならびにコストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るディスク駆動装置であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図2】同ディスク駆動装置の駆動ユニットであって、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。
【図3】同駆動ユニットの裏面図である。
【図4】可動ガイドがエジェクト位置にある状態の駆動ユニットの斜視図である。
【図5】可動ガイドが駆動位置にある状態の駆動ユニットの斜視図である。
【図6】シャーシユニットの斜視図である。
【図7】シャーシユニットの分解斜視図である。
【図8】ローディングユニットを構成する可動ガイドの斜視図である。
【図9】ローディングユニットを構成する可動ガイドおよび駆動機構48の斜視図である。
【図10】ローディングユニットを構成する駆動機構の平面図である。
【図11】同駆動機構の分解正面図である。
【図12】トラバースユニットの斜視図である。
【図13】トラバースユニットの分解斜視図である。
【図14】ピックアップ装置の平面図である。
【図15】同正面図である。
【図16】ピックアップ装置のヘッドベースを構成する第1の調整ベースの平面図である。
【図17】同正面図である。
【図18】同背面図である。
【図19】同右側面図である。
【図20】同左側面図である。
【図21】ピックアップ装置のヘッドベースを構成する第2の調整ベースの平面図である。
【図22】同正面図である。
【図23】同背面図である。
【図24】同左側面図である。
【図25】ピックアップヘッドおよびスピンドルモータへの配電構造を示す平面図である。
【図26】同配電構造の正面図である。
【符号の説明】
70…ガイドシャフト(ガイド部材)、79…ヘッドベース、80…ピックアップ装置、81…第1の調整ベース、82…第2の調整ベース、83…ピックアップヘッド、84…ホルダ、144a,144b…支持片、160…第2のねじ(第2の調整部材)、161…第1のねじ(第1の調整部材)、D…ディスク、L …第1の回動軸線、L …第2の回動軸線。

Claims (3)

  1. ガイド部材に、ディスクの径方向に沿って移動可能に支持されたヘッドベースと、このヘッドベースに搭載されたピックアップヘッドとを有し、前記ヘッドベースを前記径方向に移動させて、前記ピックアップヘッドにより、ディスクに記録された信号を読み取ったり、あるいは信号をディスクに書き込んだりするディスク駆動装置のピックアップ装置であって、
    前記ヘッドベースは、
    前記ガイド部材に、前記径方向に移動可能に支持されるホルダと、
    板ばね材により板状に形成された第1の調整ベースであって、ホルダの移動方向に直交してディスク面に平行な第1の回動軸線を中心として回動可能な状態にてディスク面と略平行に対面するベース本体と、特定の角度をもって前記ベース本体から傾くように設けられて前記ホルダに固定された固定板部とが一体に形成された第1の調整ベースと、
    前記固定板部に対する前記ベース本体の傾きを減少させる方向に当該ベース本体を押さえる部分を有し、このベース本体の回動位置を調整して定める第1の調整部材と、
    板ばね材により板状に形成されて前記ベース本体の前記ディスク側に支持された第2の調整ベースであって、前記第1の回動軸線に直交してディスク面に平行な第2の回動軸線を中心として回動可能な状態にてディスク面と略平行に対面する底板部と、特定の角度をもって前記底板部から傾くように設けられて前記第1の調整ベースの係合孔に係合する係合板部とが一体に形成された第2の調整ベースと、
    前記係合板部に対する前記底板部の傾きを減少させる方向に当該底板部を押さえる部分を有し、この底板部の回動位置を調整して定める第2の調整部材とを備え、
    前記ピックアップヘッドが、前記第2の調整ベースに取り付けられていることを特徴とするディスク駆動装置のピックアップ装置。
  2. 前記第1の調整ベースのベース本体は、前記ホルダに対し、前記ディスク面と略平行な面内において回動可能に支持されるとともに、第1の調整ベース自身の弾性により一定の回動方向に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置のピックアップ装置。
  3. 前記第2の調整ベースは、前記底板部と一体に形成された支持片を有し、
    前記ピックアップヘッドは、前記該支持片に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のディスク駆動装置のピックアップ装置。
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