JPH1050045A - ディスク駆動装置の配線構造 - Google Patents

ディスク駆動装置の配線構造

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JPH1050045A
JPH1050045A JP19815996A JP19815996A JPH1050045A JP H1050045 A JPH1050045 A JP H1050045A JP 19815996 A JP19815996 A JP 19815996A JP 19815996 A JP19815996 A JP 19815996A JP H1050045 A JPH1050045 A JP H1050045A
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Japan
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guide
board
drive unit
caddy
unit
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JP19815996A
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Mikio Ogusu
幹夫 小楠
Shinji Oba
伸司 大庭
Hiroshi Sofugawa
弘 曽布川
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/14Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • G11B33/1493Electro-Magnetic Interference [EMI] or Radio Frequency Interference [RFI] shielding; grounding of static charges
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B25/00Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus
    • G11B25/04Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card
    • G11B25/043Apparatus characterised by the shape of record carrier employed but not specific to the method of recording or reproducing, e.g. dictating apparatus; Combinations of such apparatus using flat record carriers, e.g. disc, card using rotating discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
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    • G11B33/1406Reducing the influence of the temperature

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮蔽板による遮熱性、防塵性ならびに電気シ
ールド性を十分確保しながら駆動ユニットと基板を接続
する配線を行う。 【解決手段】 ケーシング4内にアンダーフレーム(遮
蔽板)3を固定し、このアンダーフレーム3の上側を駆
動ユニット室5a、下側を基板室5bとして仕切る。駆
動ユニット室5aにディスクDを駆動する駆動ユニット
9を、また、基板室5b内に駆動ユニット9の動作制御
回路が形成された主基板101を配設する。アンダーフ
レーム3に、駆動ユニット室5a内と基板室5b内とを
連通する中継孔3a,3bを形成し、かつこれら中継孔
3a,3bを塞ぐ中継基板100を固定する。主基板1
01から中継基板100の下面にFPC101aを接続
し、中継基板100の上面から、スピンドルモータ65
およびピックアップヘッド83にFPC100a,10
0bをそれぞれ接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的あるいは磁
気的に信号が記録されたディスクを再生したり、あるい
はディスクに信号を書き込んだりするディスク駆動装置
に係り、詳しくは、ディスク駆動ユニットと、該駆動ユ
ニットの動作制御回路が形成された基板とを接続する配
線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記ディスク駆動装置は、一般に、ケー
シング内に挿入されたディスクを、駆動ユニットにより
回転させながら信号の読み書きを行う構成となってい
る。駆動ユニットは、ディスクをケーシング内の駆動位
置に引き込んだりケーシング外に出したりするローディ
ングユニットと、信号の読み書きを行うピックアップ装
置が搭載されたトラバースユニット等を備えている。ケ
ーシング内には、駆動ユニットの動作制御回路が形成さ
れた基板も収納されているが、基板と駆動ユニットは、
両者の間に介装された遮蔽板で仕切られている構造をと
る場合もある。この遮蔽板により、基板の発熱が駆動ユ
ニットに伝わることが抑えられたり、駆動ユニット室の
防塵性が確保されたりして、駆動ユニットの動作不良発
生が防がれている。基板から駆動ユニットへの配線は、
遮蔽板に形成した配線孔を通すことにより行なってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記配線孔
により、遮蔽板による遮熱性や防塵性が損なわれるとと
もに、電気シールド性も低減してしまい、駆動ユニット
の動作不良防止を完全に抑えるには不十分となる。そこ
で、配線孔と配線との間を塞ぐシール材を設けることが
考えられるが、このような対策を施すと、部品点数の増
加や組立性の悪化を招く。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、遮蔽板による遮熱性、防塵性ならびに電気シール
ド性が十分確保されながら駆動ユニットと基板を接続す
る配線が行えるディスク駆動装置の配線構造を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであり、ケーシング内に、該
ケーシング内を駆動ユニット室と基板室とに仕切る遮蔽
板が設けられ、前記駆動ユニット室内には、ディスクを
駆動する駆動ユニットが配設され、前記基板室内には、
駆動ユニットの動作制御回路が形成された基板が配設さ
れ、さらに、前記遮蔽板には、前記駆動ユニット室内と
前記基板室内とを連通する中継孔が形成されるととも
に、この中継孔を塞ぐ中継基板が固定され、基板から駆
動ユニットへの配線が、前記中継基板を介してなされて
いることを特徴としている。
【0006】かかる構成の下では、遮蔽板の中継孔は中
継基板で塞がれるので、駆動ユニットと基板とは完全に
仕切られ、その結果、駆動ユニットに対する基板からの
発熱の遮熱性、防塵性および電気シールド性が向上し、
駆動ユニットの動作が常に安定する。また、中継孔をシ
ール材等で塞ぐ必要がないので、部品点数の削減が図ら
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を参照して説明する。(1)一実施形態の構成 図1(a),(b)は、一実施形態に係るディスク駆動
装置を示している。該装置は、図13に示すキャディC
内に収納された光磁気ディスク等のディスクDがキャデ
ィCごと装填され、この装填されたディスクDを回転さ
せながら、ディスクDに記録された信号を読み取った
り、ディスクDに信号を書き込んだりするものである。
【0008】図1において、符号1はフレームユニット
である。このフレームユニット1は、長方形状の器枠を
形成するメインフレーム2の下に、平板状のアンダーフ
レーム3が固定され、メインフレーム2の前面(図1
(a)で下面)に図示せぬフロントフレームが固定され
てなるもので、アンダーフレーム3の上に、図2ないし
図5に示す駆動ユニット9が配設されている。フレーム
ユニット1および駆動ユニット9は、メインフレーム2
の上に固定されるトップカバー4aと、アンダーフレー
ム3の下に固定されるボトムカバー4bと、前面に固定
される図示せぬフロントパネルとで覆われている。トッ
プカバー4a、ボトムカバー4bおよびフロントパネル
により、当該ディスク駆動装置のケーシング4が構成さ
れる。ケーシング4内は、前記アンダーフレーム3によ
り、上側の駆動ユニット室5aと、下側の基板室5bに
仕切られ、駆動ユニット室5a内に前記駆動ユニット9
が、また、基板室5b内に、後述する主基板101が、
それぞれ配設されている。
【0009】駆動ユニット9は、シャーシユニット10
と、このシャーシユニット10の上に配設されるローデ
ィングユニット30と、シャーシユニット10の下に配
設されるトラバースユニット60との組み合わせで構成
されている。キャディCは、図4および図5において矢
印A方向に挿入され、矢印B方向に取り出される。以下
の説明において、前後左右といった方向に関連する記載
は、キャディCの挿入方向に対しての方向と定義する。
すなわち、キャディCは、装置の手前側から後方に挿入
される。また、図13に示すように、挿入される状態の
キャディCにおける両側面の後端部にはフック穴6が形
成され、下面の前端部における両端部には、位置決め穴
7が形成されている。まずはじめに、駆動ユニット9を
構成するシャーシユニット10、ローディングユニット
30およびトラバースユニット60を、順に説明する。
【0010】A.シャーシユニット 図6および図7に示すように、シャーシユニット10
は、長方形状の薄い金属板からなるメインシャーシ11
を主体としている。このメインシャーシ11の長縁部お
よび短縁部には、下方に直角に屈曲する折曲げ部11
a,11bが形成されている。メインシャーシ11の中
央には、略長方形状の中央貫通孔12が形成されてい
る。また、前部中央には、中央貫通孔12に連続する半
円状の前側切欠き部13が形成され、後部の右側には、
後端右側の角部近傍まで延び中央貫通孔12に連続する
後側切欠き部14が形成されている。また、後側切欠き
部14の左側には、ローディングモータ装着孔15が形
成されている。中央貫通孔12の両側には、前後方向に
沿ったフックカムスリット16が、メインシャーシ11
の前後方向に延びる中央線を対称線として対称的に形成
されている。これらフックカムスリット16は、後述す
るガイドピン37cをガイドするスリットで、手前側の
短いエジェクト部16aと、このエジェクト部16aか
ら後方かつ内側に斜めに延びる斜行部16bと、この斜
行部16bから後方に長く延びエジェクト部16aと平
行な引き込み16c部とを有している。
【0011】左右の折曲げ部11aの前端部と中央部に
は、トラバースユニット60をガイドする前側カムスリ
ット17および後側カムスリット18がそれぞれ形成さ
れている。前側カムスリット17は、手前側の下方に形
成されて後方に短く延びる停止孔部17aと、この停止
孔部17aから後方かつ所定角度で斜め上方に延びるリ
フトアップ部17bと、このリフトアップ部17bから
後方に短く延びる水平部17cとを有している。一方、
後側カムスリット18は、手前側の下方に形成された停
止孔部18aと、この停止孔部18aから後方かつ所定
角度で斜め上方に延びるリフトアップ部18bと、この
リフトアップ部18bから後方に短く延びる水平部18
cとを有している。
【0012】前側カムスリット17の停止孔部17aか
らリフトアップ部17bへ移行する部分と、リフトアッ
プ部17bから水平部17cへ移行する部分は、いずれ
も前後方向に円滑に形成されている。また、後側カムス
リット18のリフトアップ部18bは、前側カムスリッ
ト17のリフトアップ部17bの傾斜角度よりも大きな
角度で停止孔部18aから立ち上がり、かつ上方にやや
湾曲し、前方に向かうにつれなだらかになりながら水平
部18cに連なっている。
【0013】メインシャーシ11の前端部であってその
両端部には、一対の固定ガイド20が配設されている。
これら固定ガイド20は、断面コ字状で、溝側が互いに
対向するようにしてメインシャーシ11に固定されてい
る。これら固定ガイド20は、後部に取付片21を有
し、この取付片21には、キャディCの誤挿入を阻止す
るレバー22が取り付けられている。また、取付片21
の後部上面には傾斜面21aが形成されている。メイン
シャーシ11における各固定ガイド20の内側には、位
置決めピン挿通孔23が形成されている。
【0014】後側切欠き部14の手前右側には、扇状の
ベース片24がメインシャーシ11と一体成形されてお
り、このベース片24に、キャディCのシャッタ8を開
けるオープンレバー25が取り付けられている。このオ
ープンレバー25は、基端部が、回動軸26を介してベ
ース片24に回動自在に支持されている。オープンレバ
ー25は、図6に示すように、メインシャーシ11の面
方向に沿って矢印E−F方向に回動し、通常は、基端部
に装着された図示せぬ巻バネにより矢印F方向に付勢さ
れ、下面に形成された突片25aがベース片24のスト
ッパ24aに当たった待機位置で停止している。待機位
置におけるオープンレバー25は、先端部が手前側かつ
やや内側に向いており、その先端部には、キャディCの
シャッタ8に係合してシャッタ8を開けるピン25bが
設けられている。
【0015】前側切欠き部13の手前側には、略三日月
状に形成されたエジェクトレバー27が左右方向に延在
する状態で配設されている。このエジェクトレバー27
の中央やや右よりには、下方に折り曲げられた軸片27
aが形成されている。この軸片27aは、メインシャー
シ11に形成された三角形状の小さな軸孔28に嵌合さ
れている。これによりエジェクトレバー27は、軸片2
7aを中心としメインシャーシ11の上面に沿って矢印
G−H方向に回動するようになっている。その右端部に
は、下方に折り曲げられた係合爪27bが形成されてい
る。この係合爪27bはメインシャーシ11に形成され
た円弧状スリット29に嵌まり、下方に延びている。円
弧状スリット29により、エジェクトレバー25の回動
が許容されている。
【0016】B.ローディングユニット 次に、図4ないし図6、図8および図9を参照してロー
ディングユニット30を説明する。ローディングユニッ
ト30は、メインシャーシ11上に前後方向に移動自在
に設けられた可動ガイド31と、この可動ガイドを駆動
する駆動機構48とから構成されている。可動ガイド3
1は、メインシャーシ11の両側の折曲げ部11aに、
この折曲げ部11aに沿って移動自在に取り付けられた
左右一対のスライダ32と、こられスライダ32の間に
わたって固定されたガイド板40とから構成されてい
る。
【0017】スライダ32は、全体が、前後方向に延び
る長方形状に形成されたもので、ガイド部33の下方
に、下板部34が形成されている。ガイド部33は、側
板部33aの内側に上側挟持板部33bと下側挟持板部
33cとが突出する断面コ字状に形成され、内側に、キ
ャディCの縁部が差し込まれるようになっている。下板
部34は、側板部33aに連続して垂下している。この
下板部34の前後の端部には、ローラ35が回転自在に
装着されている。
【0018】スライダ32は、ガイド部33の下側挟持
板部33cと各ローラ35によりメインシャーシ11の
折曲げ部11aを上下から挟むようにしてメインシャー
シ11に取り付けられ、折曲げ部11aに沿って前後に
移動可能となっている。下側挟持板部33cは、上下方
向に弾性変形可能とされ、その下面の前後には図示しな
い小さな凸部が形成されている。また、下板部34の前
後には弾性片34aが形成されており、これら弾性片3
4aの内面には、やはり図示しない小さな凸部が形成さ
れている。これら凸部がメインシャーシ11に点接触
し、かつ摺接するようになっている。このため、可動ガ
イド31の移動の際の摺動抵抗は低減し、かつスライダ
32にかかる上下および左右方向の負荷は、下側挟持板
部33cや弾性片34aが弾性変形することにより吸収
される。
【0019】ガイド部33の後部には、支持片36を介
してフックレバー37が取り付けられている。このフッ
クレバー37は、基端部が支持片36に回動可能に支持
されて前方に延び、その前端部に内側に突出するフック
部37aが形成され、フック部37aに対向する部分に
は、キャディCを受ける受け面37bが形成されてい
る。フックレバー37は、可動ガイド31の移動に伴っ
て回動するようになっているが、中央部に固定されてメ
インシャーシ11のフックカムスリット16に貫入され
たガイドピン37cにより、その回動位置がフックカム
スリット16に従うよう規制される。すなわち、可動ガ
イド31がもっとも前方のエジェクト位置にあるときに
は、ガイドピン37cがフックカムスリット16のエジ
ェクト部16aに貫入しており、フック部37aは、ス
ライダ32のガイド部33の側板部33aに形成された
逃げ孔33dに入る。このときのフック部37aは、側
板部33aの内面から内側には出ていない。
【0020】可動ガイド31がエジェクト位置から後方
に移動(後退)していくと、ガイドピン37cがフック
カムスリット16のエジェクト部16aから斜行部16
bに進むことにより、フック部37aが内側に回動す
る。そして、ガイドピン37cが引込み部16cに至る
と、フック部37aは内側に突出する係合位置に達す
る。引込み部16cは可動ガイド31の移動方向に沿っ
ているので、ガイドピン37cは横方向に動かず、係合
位置が保持される。この係合位置から、可動ガイド31
が前方に移動(前進)すると、フックレバー37は上記
と逆に動く。
【0021】前記エジェクトレバー27の右端部には、
前後方向に延びる伝達レバー38の前端部が回動自在に
ピン結合されており、この伝達レバー38の後端部は、
左側のフックレバー37のガイドピン37cに回動自在
にピン結合されている。可動ガイド31が前後に移動す
ると、伝達レバー38を介してエジェクトレバーが回動
するようになっている。
【0022】また、スライダ32の下板部34の下縁に
は、この下縁に沿った浅い切欠き部34bが形成されて
おり、またその前部には、切欠き部34bに通じて上方
に延びるサポートスリット34cが形成されている。サ
ポートスリット34cの前側の下部には、後方に湾曲し
て延びるリフトアップ爪34dが形成されている。
【0023】また、スライダ32の前端部には、前方に
延びるクランプ39が取り付けられている。このクラン
プ39は板バネでできており、ガイド部33に挿入され
るキャディCの上面に弾性的に当接することにより、キ
ャディCを下方に押さえつける。クランプ39は、可動
ガイド31が後方からエジェクト位置に移動すると、前
記固定ガイド20の傾斜面21aに乗り上げ、このとき
には、挿入されるキャディCの上面に当たらないように
なっている。
【0024】前記ガイド板40は、左右一対のスライダ
32の上面間にわたって架け渡され、固定されている。
すなわち、各スライダ32はガイド板40を介して互い
に連結され、このガイド板40により、メインシャーシ
11に対する前後方向の位置が互いに同一とされてい
る。ガイド板40の中央後部には、左右方向に延びる長
円状のアームスリット40aが形成されている。このア
ームスリット40aには、ガイドリング41が嵌められ
ている。
【0025】次に、図4ないし図6、図9ないし図11
を参照してローディングユニット30の駆動機構48を
説明する。駆動機構48は、メインシャーシ11の後部
に配設されており、ローディングモータ49と、このロ
ーディングモータ49により回転させられる減速ギヤ群
50とを主体としている。減速ギヤ群は、第1,第2,
第3,第4の各ギヤ51,52,53,54により構成
されている。これらは、メインシャーシ11上に固定さ
れたギヤベース55と、ギヤベース55に固定されるサ
ポートプレート56およびこのサポートプレート56の
下に配された基板57とに挟まれて、回転自在に支持さ
れている。基板57には、第4のギヤ54の回動位置を
検出する図示せぬ光センサが設けられており、基板57
には、その光センサおよびローディングモータ49の動
作制御回路が形成されている。ローディングモータ49
は、ギヤベース55の下面に固定されている。このロー
ディングモータ49の駆動ギヤ49aは、第1のギヤ5
1に噛み合わされている。
【0026】第4のギヤ54は扇状に形成され、そのカ
ナメの部分が回動自在にギヤベース55に支持されてお
り、その支持部分からまっすぐ延びる前側の縁部の上面
には、その縁部に沿って延びるアーム58が固定されて
いる。このアーム58は、第4のギヤ54の周縁から適
宜長さ突出しており、その先端上には、アームピン54
aが設けられている。そして、このアームピン54a
は、前記アームスリット40aに嵌められたガイドリン
グ41内に摺動可能に嵌入されている。
【0027】上記ローディングユニット30によると、
図4に示すように、可動ガイド31がエジェクト位置に
ある状態で、ローディングモータ49が正回転(後退方
向回転)すると、その回転が第1のギヤ51から第2,
第3,第4のギヤ52,53,54に順次伝わり、第4
のギヤ54が矢印J方向に回動する。すると、アーム5
8が、第4のギヤ54とともにJ方向に回動することに
より、可動ガイド31を引っ張り、図5に示す駆動位置
まで後退させる。この動作中に、アームピン58aは、
ガイドリング41に沿って右方向に摺動する。また、ロ
ーディングモータ49が逆回転(前進方向回転)する
と、第4のギヤ54は矢印方向K方向に回動する。する
と、アーム58が第4のギヤ54とともにK方向に回動
することにより、可動ガイド31を押して前進させる。
この動作中に、アームピン58aは、ガイドリング41
に沿って左方向に摺動する。
【0028】C.トラバースユニット 次に、図3ないし図5、図12および図13を参照して
トラバースユニット60を説明する。トラバースユニッ
ト60は、トラバースシャーシ61と、このトラバース
シャーシ61に搭載されたピックアップ装置80とから
構成されている。トラバースシャーシ61は、長方形状
の薄い金属板からなり、その長縁部および短縁部には、
下方に直角に屈曲する折曲げ部61a,61bが形成さ
れている。トラバースシャーシ61には、前記メインシ
ャーシ11の中央貫通孔12、前側切欠き部13および
円弧状スリット29に対応する中央貫通孔62、前側切
欠き部63および円弧状スリット64が、それぞれ形成
されている。また、折曲げ部61aの前端部および中央
やや後方よりには、ガイドピン挿入孔77,78が形成
されている。これら前後のガイドピン挿入孔77,78
の間隔は、前記カムスリット17,18間の間隔と同一
である。
【0029】半円状の前側切欠き部63には、スピンド
ルモータ65が配設されている。このスピンドルモータ
65は、トラバースシャーシ61の裏面に固定され、前
側切欠き部63から上方にある程度突出している。そし
て、その図示しない駆動軸の上端には、ターンテーブル
67が同軸的に固定されている。このターンテーブル6
7は断面凸状に形成され、中心の凸部が、磁石からなる
チャック部67aとされている。
【0030】また、トラバースシャーシ61の折曲げ部
61aの前方内側には、ガイドバー68がそれぞれ固定
されている。これらガイドバー68の前端部には、上方
に突出する位置決めピン69が形成されている。この位
置決めピン69は、装填されるキャディCの裏側に形成
された位置決め穴7に、最終的にキャディCが駆動位置
に達したときに嵌合する。位置決めピン69は、メイン
シャーシ11の前端部に形成された位置決めピン挿通孔
23に入るよう設定されている。
【0031】中央貫通孔62の両側には、前後方向に延
びる左右一対のガイドシャフト70が配設されている。
前記ピックアップ装置80は、ガイドシャフト70に沿
って前後方向(図2、図3および図12でL−M方向)
に移動自在となっている。各ガイドシャフト70は、図
3に示すように、両端部がトラバースシャーシ61の裏
面に、支持プレート71および支持ホルダ72を介して
固定されている。
【0032】ピックアップ装置80は、長方形の皿状に
形成された第1の調整ベース81、長方形状の第2の調
整ベース82およびホルダ84が組み合わされてなるヘ
ッドベース79と、このヘッドベース79の第2の調整
ベース82上に搭載されたピックアップヘッド83とを
備えている。第1の調整ベース81の長手方向の両端部
のうち、右側には前記ホルダ84が取り付けられ、左側
には上下一対の支持片85a,85bが形成されてい
る。ピックアップ装置80は、ホルダ84に形成された
貫通孔84aに右側のガイドシャフト70を貫通させ、
支持片85a,85bの間にメタル軸受70aを通して
左側のガイドシャフト70を挟むことにより、ガイドシ
ャフト70に沿って前後に摺動自在に支持されている。
ピックアップ装置80の移動方向は装填されるディスク
Dの径方向であり、ピックアップヘッド83には、ディ
スクDの信号を読み取るための対物レンズ83aが設け
られている。なお、右側のガイドシャフト70の両端部
には、図3に示すように、ゴム製のクッション86が設
けられている。これらクッション86にホルダ84の端
面が当たることにより、ピックアップ装置80への衝撃
が吸収される。
【0033】上記ピックアップ装置80は、ピックアッ
プ駆動機構88によって移動させられる。このピックア
ップ駆動機構88は、トラバースシャーシ61の右側後
部に配設されており、フィードモータ89と、このフィ
ードモータ89により回転させられる減速ギヤ群90と
を主体としている。減速ギヤ群90は、図3および図1
3に示すように、第1,第2,第3,第4の各ギヤ9
1,92,93,94により構成され、メインシャーシ
11の下面において回転自在に支持されている。第1の
ギヤ91には、トラバースシャーシ61に固定されたフ
ィードモータ89の駆動ギヤ89aが噛み合わされてい
る。第3,第4のギヤ93,94は、2枚構成となって
いる。また、トラバースシャーシ61の下面には、フィ
ードモータ89の動作制御回路が形成された基板95が
固定されている。第4のギヤ94は、前記ホルダ84の
外側面に設けられたラックギヤ96に噛み合わされてい
る。ラックギヤ96は、ホルダ84の外側面に形成され
た固定ギヤ96aに可動ギヤ96bが組み合わされた2
枚構成となっている。
【0034】上記ピックアップ駆動機構88によると、
ピックアップ装置80がもっとも前方位置にある状態か
ら、フィードモータ89が正回転(走査方向回転)する
と、その回転が第1のギヤ91から第2,第3,第4の
ギヤ92,93,94に順次伝わり、第4のギヤ94が
矢印J方向に回動する。すると、ホルダ84とともにピ
ックアップ装置80が後退する。また、フィードモータ
89が逆回転(逆走査方向回転)すると、第4のギヤ9
4は矢印K方向に回動し、ピックアップ装置80は前進
する。
【0035】以上が、駆動ユニット9を構成するシャー
シユニット10、ローディングユニット30およびトラ
バースユニット60であり、ローディングユニット30
が取り付けられたシャーシユニット10に対し、トラバ
ースユニット60は次のようにして組み込まれる。
【0036】トラバースユニット60を、メインシャー
シ11の下側に配する。メインシャーシ11の折曲げ部
11a,11bの内側に、トラバースユニット60の折
曲げ部61a,61bが位置する。そして、手前側およ
び後側のガイドピン挿入孔77,78とカムスリット1
7,18とを互いに合わせ、これらにガイドピン97,
98を外側から挿入する。ガイドピン97,98は、外
側端部に鍔97a,98aを有し、内側端部を前記ガイ
ドバー68に係合することにより、トラバースシャーシ
61と一体化する。後側のガイドピン98は、スライダ
32の下板部34の切欠き部34bの下面に当接し、可
動ガイド31が後退していくと、リフトアップ爪34d
により持ち上げられてサポートスリット34cに導かれ
るようになっている。また、図3に示すように、トラバ
ースシャーシ61の後端とメインシャーシ11の後側の
折曲げ部11bに、トラバースユニット60を常に後方
に付勢するアシストばね103を掛け渡す。
【0037】上記駆動ユニット9は、図1に示すよう
に、メインシャーシ11の四隅に形成されたフランジ部
11cが、フレームユニット1のメインフレーム2の下
部に形成された支持部2aに、ゴムダンパ99を介して
載せられ、後側の2つのゴムダンパ99がトップカバー
に、前側のゴムダンパ99が図示せぬフロントフレーム
にそれぞれ押さえられることにより、固定されている。
【0038】図1に示すように、駆動ユニット9の下側
には、駆動ユニット9を収納する駆動ユニット室5a
と、基板室5bとを仕切るアンダーフレーム3が配設さ
れて前記支持部2aに固定されている。図14および図
15に示すように、アンダーフレーム3は、メインフレ
ーム2の下方を覆っている。このアンダーフレーム3の
所定位置には、駆動ユニット室5aと基板室5bとを互
いに連通する中継孔3a、3bが形成されている。そし
て、これら中継孔3a,3bは、アンダーフレーム3の
下面に固定された中継基板100により塞がれている。
さらに、アンダーフレーム3の下側の基板室5b内に
は、アンダーフレーム3と間隔をおいて主基板101が
固定されている。この主基板101には、前記スピンド
ルモータ65、ピックアップヘッド83等の動作制御回
路が形成されている。主基板101の配線であるFPC
101aは、主基板101とアンダーフレーム3との隙
間を通して中継基板100に接続されている。そして、
中継基板100と、スピンドルモータ65およびピック
アップヘッド83が、FPC100a,100bにより
それぞれ接続されている。
【0039】図1に示すように、アンダーフレーム3に
は、ボトムカバー4bが固定され、このボトムカバー4
bとトップカバー4aおよび前面を覆う図示せぬフロン
トパネルにより、当該ディスク駆動装置のケーシング4
が構成される。図示せぬフロントパネルとフロントフレ
ームには、キャディCを装置内へ挿入するキャディ挿入
口が形成されている。また、ボトムカバー4bには、図
示せぬ放熱孔が形成されている。
【0040】また、図3に示すように、メインシャーシ
11には、前記基板57、95の配線57a,95aを
下方に通す配線孔11dが形成されている。この配線孔
11dを通された各配線57a,95aは、さらにアン
ダーフレーム3を貫通し、主基板101とアンダーフレ
ーム3との隙間を通して中継基板100に接続されてい
る。
【0041】なお、アンダーフレーム3の手前右よりに
は、前後方向に延びるエジェクトピン102が設けられ
ている。このエジェクトピン102は、前後方向に移動
自在で、図示せぬバネにより前方に付勢されており、可
動ガイド31が後退して駆動位置にあるときに後方に押
されると、前記エジェクトレバー27の係合爪27bに
当接し、さらに押し込むことができるようになってい
る。
【0042】(2)一実施形態の作用・効果 続いて、上記構成からなるディスク駆動装置の作用なら
びにそれに伴う効果を説明する。当該ディスク装置は、
キャディCが装填されていない場合、可動ガイド31は
常に最前方のエジェクト位置にある。可動ガイド31の
エジェクト位置は、フックレバー37のガイドピン37
cがフックカムスリット16の前端縁に当接して定めら
れる。このとき、フックレバー37のフック部37a
は、スライダ32のガイド部33の逃げ孔33dに入っ
ている。
【0043】また、トラバースユニット60は、前後の
ガイドピン97,98が、それぞれメインシャーシ11
の前後のカムスリット17,18における停止孔部17
a,18aに貫入することにより、自身の最前方位置に
停止している。ここで、後側カムスリット18の停止孔
部18aは前後方向へ延びていないので、後側ガイドピ
ン98は前後方向への動きが規制されている。これによ
り、トラバースユニット60のがたつきが防止されてい
る。
【0044】また、クランプ39は固定ガイド20の傾
斜面21aに乗り上げ、ローディングユニット30のア
ーム58は前方に位置してアームピン58aはガイドリ
ング41内のもっとも左側に位置し、オープンレバー2
5bは前方に延びている。また、エジェクトレバー27
は、右端が後方に位置している。
【0045】このように可動ガイド31がエジェクト位
置にある状態から、キャディCを装置内に挿入する。挿
入する場合は、シャッタ8を下に向け、そのシャッタ8
側の端部から挿入する。すると、キャディCの後端面の
両側が、フックレバー37の受け面37Bに当接する。
さらにキャディCを押し込むと、可動ガイド31は後退
させられるとともに、ガイドピン37cがフックカムス
リット16に導かれて内側に回動することにより、フッ
ク部37aがキャディCのフック穴6に嵌まり込む。こ
れにより、キャディCは可動ガイド31に受けられ、可
動ガイド31と一体に後退していく。また、オープンア
ーム25の先端のピン25bがシャッタ8に係合し、シ
ャッタ8が徐々に開かれていく。可動ガイド31の後退
に伴ってアーム58が後方に回動し、それにつれて駆動
機構48の第4のギヤ54が矢印J方向に回動させられ
る。そして、第4のギヤ54がある回動位置まで達する
と、基板57に設けられた光センサからローディングモ
ータ49に駆動信号が発せられ、ローディングモータ4
9が正回転する。ここから、可動ガイド31は、第4の
ギヤ54が同方向にさらに回動することにより、アーム
58で後方に引き込まれていく。すなわち、ローディン
グモータ49の力で後退させられる。
【0046】その後退の過程において、スライダ32の
リフトアップ爪34dが後側ガイドピン98に係合し、
このガイドピン98はサポートスリット34cに導かれ
て上昇しながら、後側カムスリット18に沿って後退す
る。また、前側ガイドピン97は、前側カムスリット1
7に沿って上昇しながら後退する。このように、前後の
ガイドピン97,98が、前後のカムスリット17,1
8に沿ってそれぞれ上昇しながら後退していくことによ
り、トラバースユニット60全体がメインシャーシ11
に接近しながら上昇し、かつ可動ガイド31とともに後
退していく。
【0047】ここで、前後のガイドピン97,98は、
それぞれ前後のカムスリット17,18の停止孔部17
a,18aから各リフトアップ部17b,18bに沿っ
て上昇していく。この場合、後側カムスリット18のリ
フトアップ部18bの傾斜角度は、前側カムスリット1
7のリフトアップ17b部のそれよりも大きな角度で立
ち上がっているので、トラバースユニット60は後部が
持ち上がった斜めの姿勢で後退していく。言い換える
と、トラバースシャーシ61とメインシャーシ11との
間隔が、後部から前部に向かうにしたがって徐々に大き
くなっている。前後のガイドピン17,18が各引込み
部17c,18cに近付くにつれ、トラバースシャーシ
61は、前部が後部の高さに追いついていき、引込み部
17c,18cに進行した時点で、トラバースシャーシ
61は、メインシャーシ11と平行になる。この後、前
後のガイドピン97,98が各引込み部17c,18c
の後端縁に当たるキャディCの駆動位置まで後退した
ら、ローディングモータ49が停止する。トラバースユ
ニット60は、ローディングモータ49と、アシストば
ね103の引っ張り力により後退する。
【0048】トラバースユニット60が駆動位置まで達
する過程において、ターンテーブル67はトラバースシ
ャーシ61の挙動に伴って後退しながら徐々にせり上が
り、駆動位置において、メインシャーシ11の前側切欠
き部13に入るとともに、中央のチャック部67aがデ
ィスクDの中心部である被チャック部に吸着する。ま
た、位置決めピン69が上昇し、位置決めピン挿通孔2
3を通ってキャディCの位置決め穴7に入り、キャディ
Cが保持される。また、キャディCの後退につれてオー
プンアームが矢印E方向に回動し、シャッタ8が開かれ
る。さらに、エジェクトレバー27が矢印H方向に回動
して、係合爪27bが前方に位置する。
【0049】この状態から、ディスク駆動指令を与える
と、スピンドルモータ65が回転してディスクDが回転
させられ、かつフィードモータ89が作動して、ピック
アップ装置80が矢印MあるいはL方向に所定量ずつ移
動する。これに伴って、ピックアップヘッド83が、オ
ープンアーム25で開けられたキャディCの開口を通し
てディスクDの裏面の信号記録面に記録された信号を読
み取ったり、あるいはその信号記録面に信号を書き込
む。
【0050】次に、ディスクDの駆動指令を停止し、キ
ャディCの取り出し指令を与えると、ローディングモー
タ49が逆回転し、第4のギヤ54とともに矢印K方向
に回動するアーム58により可動ガイド31が押され、
上記装填方向の逆の動作で可動ガイド31とともにキャ
ディCが前進する。この前進過程においては、前後のカ
ムスリット17,18の引込み部17c,18cをガイ
ドピン97,98が前進していくときには、可動ガイド
31とトラバースユニット60はメインシャーシ11と
平行に前進する。この後、リフトアップ部17b,18
bの傾斜角度の違いにより、トラバースユニット60
が、その前部が後部よりもメインシャーシ11から早く
離れていきながら前進し、エジェクト位置に至る。エジ
ェクト位置においては、フックレバー37のフック部3
7aはキャディCのフック穴6から退出し、キャディC
はその前端部が装置外まで出るので、キャディCを取り
出すことができる。
【0051】なお、何らかの原因で可動ガイド31が前
進せずキャディCを取り出せない場合が生じたら、前記
エジェクトピン102を後方に押し込むことにより、強
制的にキャディCを取り出せる。すなわち、エジェクト
ピン102を押し込むと、エジェクトピン102の後端
面がエジェクトレバー27の係合爪27bに当接し、そ
こからさらに押し込むと、エジェクトレバー27がG方
向に回動する。すると、伝達レバー38が左側のフック
レバーのガイドピン37cを介して可動ガイドを前方に
引っ張る。これによって、キャディCは強制的にエジェ
クト位置まで前進する。
【0052】上記ディスク駆動装置によれば、駆動ユニ
ット9と主基板101との間に配設されたアンダーフレ
ーム3の中継孔3a,3bは、中継基板100により塞
がれているので、駆動ユニット9と主基板101とは、
相通じ合う空間がなくほぼ完全に遮絶されている。この
ため、主基板101の発熱が駆動ユニット9側に伝わら
ず、また、電気シールド性が高まる。このため、主基板
101の発熱、あるいは電気シールド性が不十分なこと
に起因する駆動ユニット9の動作不良が、未然に防がれ
る。特に、熱に弱いピックアップヘッド83の動作が、
熱の影響を受けず常に安定する。また、ボトムカバー4
に形成された放熱孔から内部にほこり等が入っても、ア
ンダーフレーム3で遮断されて駆動ユニットへは侵入せ
ず、駆動ユニット9の防塵性が向上する。また、必要な
部品である中継基板100で、アンダーフレーム3に形
成した導電用の中継孔3a,3bを塞ぐことにより、防
塵用のシール材等が省略でき、部品点数の削減ならびに
組立性の向上が図られる。
【0053】また、挿入されたキャディCを受けた可動
ガイド31が後退し、その途中でトラバースユニット6
0が可動ガイド31に係合してともに後退していく際、
トラバースユニット60は、前部がやや下がった傾斜状
態から、その傾斜角度が徐々に小さくなりながら後退
し、駆動位置でメインシャーシ11と平行になる。この
ようなトラバースユニット60の後退動作により、ター
ンテーブル67は、ディスクDの被チャック部に対し相
対的に真下からまっすぐ上に接近し、駆動位置手前にお
いて僅かに回動して吸着する。したがって、ディスクD
にターンテーブル67を吸着させる動作に角度の切り換
わりがほとんどなく、一連の動作でターンテーブル67
がディスクDに吸着する。したがって、ターンテーブル
67に対するディスクDのチャック不良が生じにくく、
ディスクDは常に正常に駆動される。また、ディスクD
を取り出す際は、ターンテーブル67がわずかに前方に
移動した後、前部が下がるように回動するので、ディス
クDからスムーズに離れるとともに、離すために必要な
駆動力が小さくて済む。
【0054】また、キャディCの両側のフック穴6にそ
れぞれフックレバー37のフック部37aを掛け、可動
ガイド31ごとキャディCを引き込むので、キャディC
はまっすぐな正しい姿勢のまま駆動位置まで移動する。
このため、ディスクDはターンテーブル67に対して常
に正確に位置決めされ、これによってチャック不良防止
効果が促進される。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遮蔽板の中継孔が中継基板で塞がれるので、遮蔽板によ
る遮熱性、防塵性ならびに電気シールド性が十分確保さ
れながら駆動ユニットと基板を接続する配線が行えると
ともに、中継孔をシール材等で塞ぐ必要がないので、部
品点数の削減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るディスク駆動装置
であって、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図2】 同ディスク駆動装置の駆動ユニットであっ
て、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図
である。
【図3】 同駆動ユニットの裏面図である。
【図4】 可動ガイドがエジェクト位置にある状態の駆
動ユニットの斜視図である。
【図5】 可動ガイドが駆動位置にある状態の駆動ユニ
ットの斜視図である。
【図6】 シャーシユニットの斜視図である。
【図7】 シャーシユニットの分解斜視図である。
【図8】 ローディングユニットを構成する可動ガイド
の斜視図である。
【図9】 ローディングユニットを構成する可動ガイド
および駆動機構48の斜視図である。
【図10】 ローディングユニットを構成する駆動機構
の平面図である。
【図11】 同駆動機構の分解正面図である。
【図12】 トラバースユニットの斜視図である。
【図13】 トラバースユニットの分解斜視図である。
【図14】 ピックアップヘッドおよびスピンドルモー
タへの配電構造を示す平面図である。
【図15】 同配電構造の正面図である。
【符号の説明】
3…アンダーフレーム(遮蔽板)、3a,3b…中継
孔、4…ケーシング、5a…駆動ユニット室、5b…基
板室、9…駆動ユニット、100…中継基板、100
a,100b,101a…FPC(配線)、101…主
基板、D…ディスク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に、該ケーシング内を駆動
    ユニット室と基板室とに仕切る遮蔽板が設けられ、 前記駆動ユニット室内には、ディスクを駆動する駆動ユ
    ニットが配設され、前記基板室内には、駆動ユニットの
    動作制御回路が形成された基板が配設され、 さらに、前記遮蔽板には、前記駆動ユニット室内と前記
    基板室内とを連通する中継孔が形成されるとともに、こ
    の中継孔を塞ぐ中継基板が固定され、 前記基板から前記駆動ユニットへの配線が、前記中継基
    板を介してなされていることを特徴とするディスク駆動
    装置の配線構造。
JP19815996A 1996-07-26 1996-07-26 ディスク駆動装置の配線構造 Pending JPH1050045A (ja)

Priority Applications (2)

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JP19815996A JPH1050045A (ja) 1996-07-26 1996-07-26 ディスク駆動装置の配線構造
EP97112752A EP0821361A1 (en) 1996-07-26 1997-07-24 Wiring structure of a disk drive device

Applications Claiming Priority (1)

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EP0821361A1 (en) 1998-01-28

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