JP3551596B2 - 苗植機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用型の走行車体の後部に苗植装置を装着した苗植機に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】
農作業の能率化が求められ、作業速の高速化が進められている。苗植機は、前輪と後輪の下部が泥土内に沈下し、大きな抵抗を受けている。そのため、回転している車輪への動力伝達を断つと、その抵抗で苗植機の前進がたちどころに停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、高速化された苗植機において、作業中にクラッチペタルを踏むと、苗植機が急停止し、集団苗に大きな衝撃が働いて苗崩れをまねくおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、クラッチペダル56と左右のブレーキペタル61を設けた乗用型の走行車体1の後部に苗載台25に載せられたマット苗の端から1株分の苗を欠き取り移植する苗植杆28を設けた苗植装置3を装着した苗植機において、エンジン9の動力が第1調帯39を介してHST41に伝達され、該HST41から第2調帯43を介して主歯車箱5の主軸46に伝達されて、主歯車箱5内の変速機60で速い路上走行速と遅い作業速が選択されたのち前輪7と後輪8に伝達される構成とし、クラッチペダル56が踏まれると、HST41の出力軸42の回転が低下して主軸46の回転が低下し車速が減速されたのち、主クラッチ45にて主軸46への動力伝達が切断される構成とすると共に、左右のブレーキペタル61が同時に踏まれた状態でクラッチペタル56が踏まれると、減速行程を経ることなく、主クラッチ45が動力伝達を断つ構成としたことを特徴とする苗植機とした。
【0005】
【作用】
この苗植機は、圃場で前進しながら乗用型の走行車体1の後部に装着した苗植装置3の苗植杆28が泥土に苗を移植する。そして、高速作業をしていて、クラッチペダル56が踏まれると、HST41の出力軸42の回転が低下して主軸46の回転が低下し車速が減速され、その後、主クラッチ45にて主軸46への動力伝達が切断されて前進が停止する。一方、左右のブレーキペタル61が同時に踏まれた状態でクラッチペタル56が踏まれると、減速行程を経ることなく、主クラッチ45が動力伝達を断ち前進が停止する。
【0006】
【効果】
よって、高速走行している苗植機において、作業中にクラッチペタル56を踏むと、HST41の出力軸42の回転が低下して主軸46の回転が低下し車速が減速され、その後、主クラッチ45にて主軸46への動力伝達が切断されて前進が停止するから、停止時の衝撃が緩和されて苗崩れのおそれが解消される。また、左右のブレーキペタル61が同時に踏まれた状態でクラッチペタル56が踏まれると、減速行程を経ることなく、主クラッチ45が動力伝達を断ち前進を停止させることができる。
【0007】
【実施例】
つぎに、この発明の実施例を説明する。
図1、図2のように、乗用型の走行車体1の後部に施肥装置2を備えた苗植装置3が装着されて施肥装置付きの苗植機が構成されている。
走行車体1がつぎのように構成されている。フレーム4の前後に主歯車箱5と1対の後歯車箱6が設けられ、それぞれの外側に1対の前輪7と後輪8が取付けられている。エンジン9がフレーム4の中央部に設けられ、その動力で上記の前輪7と後輪8が回転して走行車体1が進行するようになっている。フレーム4の上がフロア10で被われ、エンジン9の上に座席11が設けられ、その前にステアリングハンドル12が設けられている。1対のサブステップ13がフロア10の両横に設けられ、左のサブステップ13の上に補助席14が設けられている。支柱15がフレーム4の後部から上に伸び、上下1対のリンク16の先端がこれに回動自在に取付けられている。縦枠17に1対のリンク16の後端が回動自在に取付けられて平行リンクが構成されている。油圧シリンダ18の先端がフレーム4に取付けられ、ピストンロッド19がこれから斜後上に突出し、上のリンク16と一体のアーム20にその突端が接続し、ポンプ21(図5、図6)が吐出した油が油圧シリンダ18に入ると、ピストンロッド19が突出して縦枠17が上昇し、その油がタンク22に戻ると、ピストンロッド19が戻って縦枠17が下降するように出来ている。予備苗載台23がステアリングハンドル12の両横に配置され、30cm×60cm程度の広さのマット苗(集団苗)の複数枚が載るようになっている。
【0008】
苗植装置3がつぎのように構成されている。横長の苗植ケース24の中央部が縦枠17の下部の後にローリング軸で揺動自在に取付けられている。前上りに傾斜した苗載台25がその上に設けられてエンジン9の動力で左右に往復駆動されるようになっている。この苗載台25には、10枚の上記のマット苗が横並びに載せられる。5本の苗植フレーム26が苗植ケース24から後に伸び、それぞれの後端の両横に設けた回転ケース27がエンジン9の動力で回転するようになっている。1対の苗植杆28がそれぞれの回転ケース27に設けられて、10条植となっている。この苗植杆28は、回転ケース27が回転すると、その中の遊星歯車により、同じような姿勢を保って旋回する。そして、下降の途中で、苗載台25の下端に配置された苗受板29の取出口を通ってその上のマット苗の端から1株分の苗を欠き取り、下端においてこれを泥土に移植する。上から見てT字型をしたフロート30がそれぞれの苗植フレーム26の下に配置され、走行車体1の前進にともなって、後部の横軸の回りに揺動しながら泥面を滑走し、苗植杆28が苗を移植する泥土を予め整地するようになっている。
【0009】
中央のフロート30がセンサフロート30aとなっている。その先端部の上にスイッチボックス31aが配置され、センサフロート30aから上に伸びた棒31bがこれに差し込まれて上下スイッチ31となっている。そして、苗植作業中、センサフロート30aが適正な状態にあると、上下スイッチ31がOFFし、耕盤の深い所に来ると、センサフロート30aの先が泥土で押し上げられ、棒31bがスイッチボックス31aに差し込まれて(+)の信号を制御装置32(図7)に入力し、耕盤の浅い所に来ると、センサフロート30aの先が下り、棒31bが引き下げられて(−)の信号を制御装置32に入力するようになっている。昇降レバー33が走行車体1の座席11の左で横軸回りに回動するように設けられ、上端で「上げ」、その下で「中立」、さらにその下で「下げ」の信号を制御装置32に入力するように出来ている。昇降バルブ34(図6)がポンプ21と油圧シリンダ18の間に設けられ、制御装置32からの指令で「上昇」、「中立」、「下降」に切り替るようになっている。そして、昇降レバー33を「上げ」にすると、昇降バルブ34が図6の「中立」の位置から右に移動して「上昇」となり、ポンプ21が吐出した油が油圧シリンダ18に供給され、ピストンロッド19が突出して苗植装置3が上昇する。昇降レバー33を「中立」に戻すと、昇降バルブ34が図6の「中立」に戻り、油圧シリンダ18に油が閉じ込められて苗植装置3がその位置に留る。昇降レバー33を「下げ」にすると、昇降バルブ34が図6から左に移動して「下降」となり、油圧シリンダ18内の油がタンク22に戻って苗植装置3が下降する。そして、苗植作業中は、昇降レバー33を「下げ」にして用いる。すると、苗植装置3が上記のように下降してセンサフロート30aが泥面に接触し、走行車体1の前進でこれが泥面を滑走する。そして、耕盤に深浅があると先端が上下して上下スイッチが(+)(−)を出力し、これを受けた制御装置32の指令で昇降バルブ34が「下降」又は「上昇」に切り替り、苗植装置3の高さが泥面を基準に一定に保たれて苗の植込深さが均一化する。
【0010】
施肥装置2がつぎのように構成されている。作溝器35がそれぞれのフロート30の両横に取り付けられ、その滑走で苗が移植される位置のやや横で泥面に溝を作るようになっている。肥料タンク36が走行車体1の後部に固定され、これに入った肥料がその下の繰出ローラで繰り下げられると、送風機37から吹き出された空気でそれぞれのホース38内を通って作溝器35に達し、前記の溝に散布されるように出来ている。
【0011】
苗載台25は、樹脂で作られた板状の主部25aと、線杆で作られてその先端に取付けられた副部25bで構成され、副部25bが肥料タンク36の上に配置されている。そして、苗植装置3の上記の上下動で、肥料タンク36の上で上下に移動するようになっている。この副部25bは、図1のように、後の横軸で回動するように構成することができる。また、肥料タンク36を蓋36aで被い、これが後部の横軸の回りに回動して開閉するように設けると、肥料の供給が容易である。
【0012】
走行車体1における動力伝達装置がつぎのように構成されている。図3〜図7のように、エンジン9の動力が、第1調帯39、入力軸40、HST41、出力軸42、第2調帯43、主軸調車44、その中の主クラッチ45および主軸46をこの順に経由して主歯車箱5内の変速機60に伝わっている。上記の動力は、変速機60で速い路上走行速と遅い作業速が選択されたのち、差動装置47を通って1対の前輪7に伝わるとともに、1対のサイドクラッチ48、およびブレーキ49を通ってそれぞれの後輪8に伝わっている。なお、主歯車箱5内に達した動力の1部は、PTO軸50を通して苗植装置3および施肥装置2に伝わっている。
【0013】
ハンドルポスト51の右横にHSTレバー52が下部の軸の回りに回動するように設けられ、その下端がロッド53でHST41のアーム41aに接続し、HSTレバー52が回動の中間に位置すると、出力軸42の回転が停止し、これから前又は後に回動すると、出力軸42の回転が正転又は逆転となり、その回動が進むに従って、回転数が増加するように出来ている。変速レバー54がハンドルポスト51の左に設けられ、前に押すと、ロッド55が下って変速機60のアーム60aが時計方向に回って速い路上走行速が得られ、後に引くと、アーム60aが反時計方向に回って遅い作業速が得られるようになっている。変速検出スイッチ59が変速レバー54の前後に設けられ、変速検出スイッチ59により変速レバー54のレバー位置の情報を制御装置32に入力するように出来ている。クラッチペタル56がハンドルポスト51の左に設けられ、座席11に座ったオペレータがこれを踏むと、時計方向に回動して主クラッチスイッチ57がONし、これが制御装置32に入力されるように出来ている。電動シリンダ58から突出したロッド58aが主クラッチ45のシフタ45aに接続し、その作動でロッド58aが突出すると、シフタ45aが作動し、摩擦板が離れて主軸調車44から主軸46に達している回転が切断されるようになっている。
【0014】
この電動シリンダ58は、制御装置32の指令でつぎのように作動する。前記変速レバー54が作業速位置にあることを変速検出スイッチ59により検出しているときに、主クラッチスイッチ57がONする(クラッチペタル56が踏まれる)と、ロッド58aが若干突出して主クラッチ45が半クラッチの状態となり、主軸46の回転が低下して苗植機の車速が減速される。この状態が短時間つづいたのち、ロッド58aが更に突出して主軸46に対する動力伝達が断たれる。
【0015】
苗植機は、前輪7と後輪8の下部が泥土内に沈下し、大きな抵抗を受けている。そのため、回転している車輪7,8への動力伝達を断つと、その抵抗で苗植機の前進がたちどころに停止する。ここに、農作業の能率化が求められ、作業速の高速化が進められている。従って、高速化された苗植機において、作業中にクラッチペタル56を踏むと、苗植機が急停止し、集団苗に大きな衝撃が働いて苗崩れをまねくおそれがあった。これに対し、上記の構成によると、苗植機は、減速されたのちに停止するから、その衝撃が緩和されて苗崩れのおそれが解消される。なお、この装置の実施に当り、HST41のアーム41aが図示していない電動シリンダで作動するように構成し、クラッチペタル56を踏むと、制御装置32からの指令でその電動シリンダが作動し、HST41の出力軸42の回転が低下し、そののち、主クラッチ45が動力伝達を断つように構成するなど、種々の技法が用いられる。
【0016】
見易くするために図4では左に示しているが、1対のブレーキペタル61がハンドルポスト51の右で横に並べて設けられ、左のブレーキペタル61を踏むと、左のサイドクラッチ48が動力伝達を断ち、更に踏み込むと、左のブレーキ49が左の後輪8に制動を与えるように出来ている。右のブレーキペタル61も同様である。従って、苗植機が作業速で前進しているときであっても、左右のブレーキペタル61を右足で同時に踏むと、苗植機の前進がたちどころに停止する。なお、左右のブレーキペタル61が同時に踏まれると、その旨が制御装置32に入力され、その状態でクラッチペタル56が踏まれると、減速行程を経ることなく、ただちに主クラッチ45が動力伝達を断つように構成しても良い。
【0017】
自動操舵装置がつぎのように構成されている。図6のように、ポンプ61が吐出した油が電磁弁62を経由してモータ63に達し、ステアリングハンドル12の作動軸64を回すようになっいる。レバー65が作動軸64の下端に固定され、これと左右の前輪7がそれぞれのロッド66で接続し(図1、図3)、作動軸64が回ると、走行車体1の進行方向が操舵される。
【0018】
走行車体1の前部に畦検出センサ67が設けられている。この畦検出センサ67は、超音波センサその他で構成され、発信した音波が畦で反射して受信するまでの時間を計測してその畦検出センサ67と畦の間の距離を計算し、制御装置32に入力するようになっている。制御装置32は、その入力で電磁弁62を作動し、畦検出センサ67と畦との間が選定された一定の距離に保たれるように作動軸64を回動させる。タイマ調節ダイヤル68がハンドルポスト51の上面に設けられ(図4)、左に回し切るとOFFし、これから右に回すとONしたのち、その回転が進むに従って設定時間が長くなるようになり、これらが制御装置32に入力されるように出来ている。制御装置32は、タイマ調節ダイヤル68で設定された時間内における畦検出センサ67から入力した上記の距離の移動累計で電磁弁62を作動するように構成できる。土盛の畦は、平面に凹凸があり、畦検出センサ67がこれを拾って誤信を発するおそれがある。上記のように一定時間内における移動累計や移動平均を用い、これが限界を超えると方向修正が行なわれるようにすると、方向修正が滑らかになって苗の条が乱れない。
【0019】
図1のように、センサ電動シリンダ69からロッド69aを下に突出させ、その突端に畦検出センサ67を取付けることが出来る。水面検出センサ70を走行車体1の腹部に設け、これから発信して水面で反射した超音波を受信し、その時間で水面までの距離を計算し、制御装置32に入力する。制御装置32は、その入力に応じてロッド69aを出没し、畦検出センサ69を水面から一定の高さに保つように構成する。苗植機が畦際を通るとき、耕盤が荒れていて走行車体1がはげしく上下に移動し、畦検出センサ69が破損するおそれがあったが、上記の構成によると、そのおそれが解消される。
【0020】
図6のように、電磁弁62からの戻り油がHST41の油圧回路71に補給されている。この回路71は、可変ポンプ72が入力軸40で駆動され、これから吐出した油がモータ73で出力軸42を回すようになっている。そして、アーム41aが図3の中間で油の吐出が止り、これから反時計方向に回動すると、上の油路に油が吐出してモータ73が正転するとともに、時計方向に回動すると、下の油路に油が吐出してモータ73が逆転し、その回動が進むに従って、回転数が増加するようになっている。
【0021】
図8、図9のように、HST41の油圧回路71の正逆の油路間にシャトル弁74を設け、これがシリンダ75(図8)で作動するスイッチ76又は圧力スイッチ77(図9)に連通し、シャトル弁74内の油圧が設定値以上に上昇すると、エンジン9が停止するように設けることができる。苗植機が湿田や深田で前進していると、車輪7,8に大きなトルクが掛る。このとき、エンジン9が高速で回転しているとエンストするが、低速ではエンストしない。従って、この状態が長時間継続すると、HST41が損傷するおそれがある。上記の構成によると、エンジン9の回転数に無関係にトルクの大きさでエンジン9の回転が停止するので、上記のおそれが解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した苗植機の側面図
【図2】その平面図
【図3】その1部の平面図
【図4】その1部の側面図
【図5】その伝動経路を示すブロック図
【図6】その油圧回路図
【図7】その制御経路を示すブロック図
【図8】他のHSTの油圧回路図
【図9】他のHSTの油圧回路図
【符号の説明】
1 走行車体
3 苗植装置
5 主歯車箱
7 前輪
8 後輪
9 エンジン
25 苗載台
28 苗植杆
39 第1調帯
41 HST
42 HST41の出力軸
43 第2調帯
45 主クラッチ
46 主軸
56 クラッチペダル
60 変速機
61 左右のブレーキペタル
【発明の属する技術分野】
この発明は、乗用型の走行車体の後部に苗植装置を装着した苗植機に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】
農作業の能率化が求められ、作業速の高速化が進められている。苗植機は、前輪と後輪の下部が泥土内に沈下し、大きな抵抗を受けている。そのため、回転している車輪への動力伝達を断つと、その抵抗で苗植機の前進がたちどころに停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従って、高速化された苗植機において、作業中にクラッチペタルを踏むと、苗植機が急停止し、集団苗に大きな衝撃が働いて苗崩れをまねくおそれがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、クラッチペダル56と左右のブレーキペタル61を設けた乗用型の走行車体1の後部に苗載台25に載せられたマット苗の端から1株分の苗を欠き取り移植する苗植杆28を設けた苗植装置3を装着した苗植機において、エンジン9の動力が第1調帯39を介してHST41に伝達され、該HST41から第2調帯43を介して主歯車箱5の主軸46に伝達されて、主歯車箱5内の変速機60で速い路上走行速と遅い作業速が選択されたのち前輪7と後輪8に伝達される構成とし、クラッチペダル56が踏まれると、HST41の出力軸42の回転が低下して主軸46の回転が低下し車速が減速されたのち、主クラッチ45にて主軸46への動力伝達が切断される構成とすると共に、左右のブレーキペタル61が同時に踏まれた状態でクラッチペタル56が踏まれると、減速行程を経ることなく、主クラッチ45が動力伝達を断つ構成としたことを特徴とする苗植機とした。
【0005】
【作用】
この苗植機は、圃場で前進しながら乗用型の走行車体1の後部に装着した苗植装置3の苗植杆28が泥土に苗を移植する。そして、高速作業をしていて、クラッチペダル56が踏まれると、HST41の出力軸42の回転が低下して主軸46の回転が低下し車速が減速され、その後、主クラッチ45にて主軸46への動力伝達が切断されて前進が停止する。一方、左右のブレーキペタル61が同時に踏まれた状態でクラッチペタル56が踏まれると、減速行程を経ることなく、主クラッチ45が動力伝達を断ち前進が停止する。
【0006】
【効果】
よって、高速走行している苗植機において、作業中にクラッチペタル56を踏むと、HST41の出力軸42の回転が低下して主軸46の回転が低下し車速が減速され、その後、主クラッチ45にて主軸46への動力伝達が切断されて前進が停止するから、停止時の衝撃が緩和されて苗崩れのおそれが解消される。また、左右のブレーキペタル61が同時に踏まれた状態でクラッチペタル56が踏まれると、減速行程を経ることなく、主クラッチ45が動力伝達を断ち前進を停止させることができる。
【0007】
【実施例】
つぎに、この発明の実施例を説明する。
図1、図2のように、乗用型の走行車体1の後部に施肥装置2を備えた苗植装置3が装着されて施肥装置付きの苗植機が構成されている。
走行車体1がつぎのように構成されている。フレーム4の前後に主歯車箱5と1対の後歯車箱6が設けられ、それぞれの外側に1対の前輪7と後輪8が取付けられている。エンジン9がフレーム4の中央部に設けられ、その動力で上記の前輪7と後輪8が回転して走行車体1が進行するようになっている。フレーム4の上がフロア10で被われ、エンジン9の上に座席11が設けられ、その前にステアリングハンドル12が設けられている。1対のサブステップ13がフロア10の両横に設けられ、左のサブステップ13の上に補助席14が設けられている。支柱15がフレーム4の後部から上に伸び、上下1対のリンク16の先端がこれに回動自在に取付けられている。縦枠17に1対のリンク16の後端が回動自在に取付けられて平行リンクが構成されている。油圧シリンダ18の先端がフレーム4に取付けられ、ピストンロッド19がこれから斜後上に突出し、上のリンク16と一体のアーム20にその突端が接続し、ポンプ21(図5、図6)が吐出した油が油圧シリンダ18に入ると、ピストンロッド19が突出して縦枠17が上昇し、その油がタンク22に戻ると、ピストンロッド19が戻って縦枠17が下降するように出来ている。予備苗載台23がステアリングハンドル12の両横に配置され、30cm×60cm程度の広さのマット苗(集団苗)の複数枚が載るようになっている。
【0008】
苗植装置3がつぎのように構成されている。横長の苗植ケース24の中央部が縦枠17の下部の後にローリング軸で揺動自在に取付けられている。前上りに傾斜した苗載台25がその上に設けられてエンジン9の動力で左右に往復駆動されるようになっている。この苗載台25には、10枚の上記のマット苗が横並びに載せられる。5本の苗植フレーム26が苗植ケース24から後に伸び、それぞれの後端の両横に設けた回転ケース27がエンジン9の動力で回転するようになっている。1対の苗植杆28がそれぞれの回転ケース27に設けられて、10条植となっている。この苗植杆28は、回転ケース27が回転すると、その中の遊星歯車により、同じような姿勢を保って旋回する。そして、下降の途中で、苗載台25の下端に配置された苗受板29の取出口を通ってその上のマット苗の端から1株分の苗を欠き取り、下端においてこれを泥土に移植する。上から見てT字型をしたフロート30がそれぞれの苗植フレーム26の下に配置され、走行車体1の前進にともなって、後部の横軸の回りに揺動しながら泥面を滑走し、苗植杆28が苗を移植する泥土を予め整地するようになっている。
【0009】
中央のフロート30がセンサフロート30aとなっている。その先端部の上にスイッチボックス31aが配置され、センサフロート30aから上に伸びた棒31bがこれに差し込まれて上下スイッチ31となっている。そして、苗植作業中、センサフロート30aが適正な状態にあると、上下スイッチ31がOFFし、耕盤の深い所に来ると、センサフロート30aの先が泥土で押し上げられ、棒31bがスイッチボックス31aに差し込まれて(+)の信号を制御装置32(図7)に入力し、耕盤の浅い所に来ると、センサフロート30aの先が下り、棒31bが引き下げられて(−)の信号を制御装置32に入力するようになっている。昇降レバー33が走行車体1の座席11の左で横軸回りに回動するように設けられ、上端で「上げ」、その下で「中立」、さらにその下で「下げ」の信号を制御装置32に入力するように出来ている。昇降バルブ34(図6)がポンプ21と油圧シリンダ18の間に設けられ、制御装置32からの指令で「上昇」、「中立」、「下降」に切り替るようになっている。そして、昇降レバー33を「上げ」にすると、昇降バルブ34が図6の「中立」の位置から右に移動して「上昇」となり、ポンプ21が吐出した油が油圧シリンダ18に供給され、ピストンロッド19が突出して苗植装置3が上昇する。昇降レバー33を「中立」に戻すと、昇降バルブ34が図6の「中立」に戻り、油圧シリンダ18に油が閉じ込められて苗植装置3がその位置に留る。昇降レバー33を「下げ」にすると、昇降バルブ34が図6から左に移動して「下降」となり、油圧シリンダ18内の油がタンク22に戻って苗植装置3が下降する。そして、苗植作業中は、昇降レバー33を「下げ」にして用いる。すると、苗植装置3が上記のように下降してセンサフロート30aが泥面に接触し、走行車体1の前進でこれが泥面を滑走する。そして、耕盤に深浅があると先端が上下して上下スイッチが(+)(−)を出力し、これを受けた制御装置32の指令で昇降バルブ34が「下降」又は「上昇」に切り替り、苗植装置3の高さが泥面を基準に一定に保たれて苗の植込深さが均一化する。
【0010】
施肥装置2がつぎのように構成されている。作溝器35がそれぞれのフロート30の両横に取り付けられ、その滑走で苗が移植される位置のやや横で泥面に溝を作るようになっている。肥料タンク36が走行車体1の後部に固定され、これに入った肥料がその下の繰出ローラで繰り下げられると、送風機37から吹き出された空気でそれぞれのホース38内を通って作溝器35に達し、前記の溝に散布されるように出来ている。
【0011】
苗載台25は、樹脂で作られた板状の主部25aと、線杆で作られてその先端に取付けられた副部25bで構成され、副部25bが肥料タンク36の上に配置されている。そして、苗植装置3の上記の上下動で、肥料タンク36の上で上下に移動するようになっている。この副部25bは、図1のように、後の横軸で回動するように構成することができる。また、肥料タンク36を蓋36aで被い、これが後部の横軸の回りに回動して開閉するように設けると、肥料の供給が容易である。
【0012】
走行車体1における動力伝達装置がつぎのように構成されている。図3〜図7のように、エンジン9の動力が、第1調帯39、入力軸40、HST41、出力軸42、第2調帯43、主軸調車44、その中の主クラッチ45および主軸46をこの順に経由して主歯車箱5内の変速機60に伝わっている。上記の動力は、変速機60で速い路上走行速と遅い作業速が選択されたのち、差動装置47を通って1対の前輪7に伝わるとともに、1対のサイドクラッチ48、およびブレーキ49を通ってそれぞれの後輪8に伝わっている。なお、主歯車箱5内に達した動力の1部は、PTO軸50を通して苗植装置3および施肥装置2に伝わっている。
【0013】
ハンドルポスト51の右横にHSTレバー52が下部の軸の回りに回動するように設けられ、その下端がロッド53でHST41のアーム41aに接続し、HSTレバー52が回動の中間に位置すると、出力軸42の回転が停止し、これから前又は後に回動すると、出力軸42の回転が正転又は逆転となり、その回動が進むに従って、回転数が増加するように出来ている。変速レバー54がハンドルポスト51の左に設けられ、前に押すと、ロッド55が下って変速機60のアーム60aが時計方向に回って速い路上走行速が得られ、後に引くと、アーム60aが反時計方向に回って遅い作業速が得られるようになっている。変速検出スイッチ59が変速レバー54の前後に設けられ、変速検出スイッチ59により変速レバー54のレバー位置の情報を制御装置32に入力するように出来ている。クラッチペタル56がハンドルポスト51の左に設けられ、座席11に座ったオペレータがこれを踏むと、時計方向に回動して主クラッチスイッチ57がONし、これが制御装置32に入力されるように出来ている。電動シリンダ58から突出したロッド58aが主クラッチ45のシフタ45aに接続し、その作動でロッド58aが突出すると、シフタ45aが作動し、摩擦板が離れて主軸調車44から主軸46に達している回転が切断されるようになっている。
【0014】
この電動シリンダ58は、制御装置32の指令でつぎのように作動する。前記変速レバー54が作業速位置にあることを変速検出スイッチ59により検出しているときに、主クラッチスイッチ57がONする(クラッチペタル56が踏まれる)と、ロッド58aが若干突出して主クラッチ45が半クラッチの状態となり、主軸46の回転が低下して苗植機の車速が減速される。この状態が短時間つづいたのち、ロッド58aが更に突出して主軸46に対する動力伝達が断たれる。
【0015】
苗植機は、前輪7と後輪8の下部が泥土内に沈下し、大きな抵抗を受けている。そのため、回転している車輪7,8への動力伝達を断つと、その抵抗で苗植機の前進がたちどころに停止する。ここに、農作業の能率化が求められ、作業速の高速化が進められている。従って、高速化された苗植機において、作業中にクラッチペタル56を踏むと、苗植機が急停止し、集団苗に大きな衝撃が働いて苗崩れをまねくおそれがあった。これに対し、上記の構成によると、苗植機は、減速されたのちに停止するから、その衝撃が緩和されて苗崩れのおそれが解消される。なお、この装置の実施に当り、HST41のアーム41aが図示していない電動シリンダで作動するように構成し、クラッチペタル56を踏むと、制御装置32からの指令でその電動シリンダが作動し、HST41の出力軸42の回転が低下し、そののち、主クラッチ45が動力伝達を断つように構成するなど、種々の技法が用いられる。
【0016】
見易くするために図4では左に示しているが、1対のブレーキペタル61がハンドルポスト51の右で横に並べて設けられ、左のブレーキペタル61を踏むと、左のサイドクラッチ48が動力伝達を断ち、更に踏み込むと、左のブレーキ49が左の後輪8に制動を与えるように出来ている。右のブレーキペタル61も同様である。従って、苗植機が作業速で前進しているときであっても、左右のブレーキペタル61を右足で同時に踏むと、苗植機の前進がたちどころに停止する。なお、左右のブレーキペタル61が同時に踏まれると、その旨が制御装置32に入力され、その状態でクラッチペタル56が踏まれると、減速行程を経ることなく、ただちに主クラッチ45が動力伝達を断つように構成しても良い。
【0017】
自動操舵装置がつぎのように構成されている。図6のように、ポンプ61が吐出した油が電磁弁62を経由してモータ63に達し、ステアリングハンドル12の作動軸64を回すようになっいる。レバー65が作動軸64の下端に固定され、これと左右の前輪7がそれぞれのロッド66で接続し(図1、図3)、作動軸64が回ると、走行車体1の進行方向が操舵される。
【0018】
走行車体1の前部に畦検出センサ67が設けられている。この畦検出センサ67は、超音波センサその他で構成され、発信した音波が畦で反射して受信するまでの時間を計測してその畦検出センサ67と畦の間の距離を計算し、制御装置32に入力するようになっている。制御装置32は、その入力で電磁弁62を作動し、畦検出センサ67と畦との間が選定された一定の距離に保たれるように作動軸64を回動させる。タイマ調節ダイヤル68がハンドルポスト51の上面に設けられ(図4)、左に回し切るとOFFし、これから右に回すとONしたのち、その回転が進むに従って設定時間が長くなるようになり、これらが制御装置32に入力されるように出来ている。制御装置32は、タイマ調節ダイヤル68で設定された時間内における畦検出センサ67から入力した上記の距離の移動累計で電磁弁62を作動するように構成できる。土盛の畦は、平面に凹凸があり、畦検出センサ67がこれを拾って誤信を発するおそれがある。上記のように一定時間内における移動累計や移動平均を用い、これが限界を超えると方向修正が行なわれるようにすると、方向修正が滑らかになって苗の条が乱れない。
【0019】
図1のように、センサ電動シリンダ69からロッド69aを下に突出させ、その突端に畦検出センサ67を取付けることが出来る。水面検出センサ70を走行車体1の腹部に設け、これから発信して水面で反射した超音波を受信し、その時間で水面までの距離を計算し、制御装置32に入力する。制御装置32は、その入力に応じてロッド69aを出没し、畦検出センサ69を水面から一定の高さに保つように構成する。苗植機が畦際を通るとき、耕盤が荒れていて走行車体1がはげしく上下に移動し、畦検出センサ69が破損するおそれがあったが、上記の構成によると、そのおそれが解消される。
【0020】
図6のように、電磁弁62からの戻り油がHST41の油圧回路71に補給されている。この回路71は、可変ポンプ72が入力軸40で駆動され、これから吐出した油がモータ73で出力軸42を回すようになっている。そして、アーム41aが図3の中間で油の吐出が止り、これから反時計方向に回動すると、上の油路に油が吐出してモータ73が正転するとともに、時計方向に回動すると、下の油路に油が吐出してモータ73が逆転し、その回動が進むに従って、回転数が増加するようになっている。
【0021】
図8、図9のように、HST41の油圧回路71の正逆の油路間にシャトル弁74を設け、これがシリンダ75(図8)で作動するスイッチ76又は圧力スイッチ77(図9)に連通し、シャトル弁74内の油圧が設定値以上に上昇すると、エンジン9が停止するように設けることができる。苗植機が湿田や深田で前進していると、車輪7,8に大きなトルクが掛る。このとき、エンジン9が高速で回転しているとエンストするが、低速ではエンストしない。従って、この状態が長時間継続すると、HST41が損傷するおそれがある。上記の構成によると、エンジン9の回転数に無関係にトルクの大きさでエンジン9の回転が停止するので、上記のおそれが解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した苗植機の側面図
【図2】その平面図
【図3】その1部の平面図
【図4】その1部の側面図
【図5】その伝動経路を示すブロック図
【図6】その油圧回路図
【図7】その制御経路を示すブロック図
【図8】他のHSTの油圧回路図
【図9】他のHSTの油圧回路図
【符号の説明】
1 走行車体
3 苗植装置
5 主歯車箱
7 前輪
8 後輪
9 エンジン
25 苗載台
28 苗植杆
39 第1調帯
41 HST
42 HST41の出力軸
43 第2調帯
45 主クラッチ
46 主軸
56 クラッチペダル
60 変速機
61 左右のブレーキペタル
Claims (1)
- クラッチペダル56と左右のブレーキペタル61を設けた乗用型の走行車体1の後部に苗載台25に載せられたマット苗の端から1株分の苗を欠き取り移植する苗植杆28を設けた苗植装置3を装着した苗植機において、エンジン9の動力が第1調帯39を介してHST41に伝達され、該HST41から第2調帯43を介して主歯車箱5の主軸46に伝達されて、主歯車箱5内の変速機60で速い路上走行速と遅い作業速が選択されたのち前輪7と後輪8に伝達される構成とし、クラッチペダル56が踏まれると、HST41の出力軸42の回転が低下して主軸46の回転が低下し車速が減速されたのち、主クラッチ45にて主軸46への動力伝達が切断される構成とすると共に、左右のブレーキペタル61が同時に踏まれた状態でクラッチペタル56が踏まれると、減速行程を経ることなく、主クラッチ45が動力伝達を断つ構成としたことを特徴とする苗植機。
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- 1996-01-22 JP JP00834196A patent/JP3551596B2/ja not_active Expired - Fee Related
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