JPH08154419A - 対地作業装置 - Google Patents

対地作業装置

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Publication number
JPH08154419A
JPH08154419A JP33258294A JP33258294A JPH08154419A JP H08154419 A JPH08154419 A JP H08154419A JP 33258294 A JP33258294 A JP 33258294A JP 33258294 A JP33258294 A JP 33258294A JP H08154419 A JPH08154419 A JP H08154419A
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JP
Japan
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ground
rotary
traveling speed
work
working machine
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Pending
Application number
JP33258294A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kamiyama
山 英 機 神
Takaaki Sudo
藤 孝 明 須
Osamu Nakagawa
川 治 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd, Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP33258294A priority Critical patent/JPH08154419A/ja
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  • Soil Working Implements (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 対地作業機(14)を地上に上昇させる操
作により後輪(7)の走行速度が自動的に減速され、高
速走行での耕耘作業から圃場枕地での方向転換動作にス
ムーズに移行させることができ、軟弱地等の悪い条件下
の圃場でも安全に無理なく回行動作を行わせることがで
き、しかも旋回外側になる前輪(4)の走行速度が後輪
(7)よりも早くなって、枕地を乱すことなく良好に仕
上げることができるものである。 [構成] 前後輪(4)(7)を駆動する四輪駆動構
造のトラクタ(1)に対地作業機(14)を昇降自在に
装設させる対地作業装置において、対地作業機(14)
を非耕耘作業位置に上昇させる操作と連動させて、後輪
(7)の走行速度だけを減速させる自動制御動作を行わ
せるコントローラ(65)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耕耘作業を行う耕耘ロー
タリ作業機またはプラウなどをトラクタによって牽引す
る対地作業装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トラクタの後側に耕耘ロータリ作
業機またはプラウなどを昇降自在に装設し、このロータ
リ作業機などによって耕耘作業を行うが、耕耘作業時の
トラクタ走行速度を速くしてできるだけ早く作業を終了
することが望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、走行
速度を早くすることにより耕耘作業能率を向上させるこ
とができるが、圃場の枕地でトラクタを方向転換すると
き、操向ハンドル及びブレーキペダルの各操作並びにロ
ータリ作業機上昇操作に加えて走行速度を減速させるア
クセルレバーまたは変速レバー操作を行う必要がある。
しかし乍ら、前記各操作を作業者が行って走行速度を減
速させかつ方向転換させることにより、操作が煩雑にな
り易い。また方向転換のための走行速度の減速タイミン
グまたは耕耘作業中止タイミング及び再開タイミングが
早くなったり遅れたりして枕地幅が不均一に形成され易
い。一般にトラクタの1往復で耕耘が行える大きさ以下
の枕地幅が好ましいが、走行速度を必要以上に早く減速
した場合、方向転換に必要な幅以上に枕地幅が大きく形
成されたり、枕地に到達するまでの時間が長くなって作
業能率が低下する不具合が生じると共に、走行速度を減
速するタイミングが遅れた場合、方向転換に必要な幅以
上に圃場の端部にトラクタが接近し、前進走行だけで方
向転換を行えなくなり、前進と後進の切換による面倒な
方向転換を行う必要がある。このように、耕耘作業時の
走行速度を高速にすることにより、圃場枕地でのトラク
タの方向転換操作が容易に行えなくなる等の問題が生じ
る。
【0004】そこで、高速走行速度による耕耘作業にお
いて、枕地で旋回するときにエンジン回転を低下させ、
走行速度を減速させることにより、枕地幅を必要最少と
し、また危険を回避することができるが、エンジン回転
を低下させることによってエンジン出力が低下する不具
合があり、軟弱地等で方向転換するときに馬力不足にな
り易い等の問題が生じる。
【0005】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、前後
輪を駆動する四輪駆動構造のトラクタに対地作業機を昇
降自在に装設させる対地作業装置において、対地作業機
を非耕耘作業位置に上昇させる操作と連動させて、後輪
の走行速度だけを減速させる自動制御動作を行わせるコ
ントローラを設けたもので、圃場枕地に到達したとき、
対地作業機を地上に上昇させる操作により後輪の走行速
度が自動的に減速されるから、高速走行での耕耘作業か
ら圃場枕地での方向転換動作にスムーズに移行させ得、
軟弱地等の悪い条件下の圃場でも安全に無理なく回行動
作を行わせ得、圃場枕地で方向転換させる運転操作の簡
略化を容易に行い得ると共に、圃場枕地を常に略一定幅
に形成し乍ら高速耕耘作業を行い得、しかも旋回外側に
なる前輪の走行速度が後輪よりも早くなるから、枕地を
乱すことなく良好に仕上げ得るものである。
【0006】また、前後輪を駆動する四輪駆動構造のト
ラクタに対地作業機を昇降自在に装設させる対地作業装
置において、対地作業機を非耕耘作業位置に上昇させる
操作、または操向ハンドルの所定操向角度以上の操作の
少なくともいずれか一方と連動させて、後輪の走行速度
だけを減速させる自動制御動作を行わせるコントローラ
を設けたもので、圃場枕地に到達したとき、対地作業機
を地上に上昇させる操作により後輪の走行速度が自動的
に減速されるから、高速走行での耕耘作業から圃場枕地
での方向転換動作にスムーズに移行させ得、軟弱地等の
悪い条件下の圃場でも安全に無理なく回行動作を行わせ
得ると共に、耕耘作業位置と非耕耘作業位置の中間に枕
地作業機を支持して方向転換させる場合、または耕耘作
業位置に対地作業機を支持して方向転換させる代掻き作
業などを行う場合でも、操向ハンドルの旋回操作によっ
て後輪の走行速度が自動的に減速されるから、高速走行
作業の途中での方向転換動作をスムーズに行わせ得、方
向転換時に前輪の泥押しを防いで仕上り良好な代掻き作
業などを容易に行わせ得るものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は後輪減速制御回路図、図2は全体の側面
図、図3は同平面図、図4は耕耘ロータリ作業機部の側
面図である。図中(1)はトラクタであり、エンジン
(2)を内設させるボンネット(3)両側に左右の前輪
(4)(4)を装設させ、前記ボンネット(3)後部に
操向ハンドル(5)を設け、該ハンドル(5)後方に運
転席(6)を設置させ、運転席(6)両側外方に左右の
後輪(7)(7)を装設させると共に、運転席(6)前
側のステップ(8)に左右ブレーキペダル(9)(9)
及びクラッチペダル(10)を配設させ、作業者が運転
席(6)に座乗して走行移動するように構成している。
【0008】また、前後輪(4)(7)を駆動するミッ
ションケース(11)にロワリンク(12)及びトップ
リンク(13)を介して対地作業機である耕耘ロータリ
作業機(14)を取付け、該作業機(14)をトラクタ
(1)後側に昇降自在に装設させるもので、走行主変速
レバー(15)と、前記作業機(14)を手動操作で昇
降させるポジションコントロールレバー(16)と、前
記作業機(14)を非作業上昇位置及び耕耘作業下降位
置にワンタッチ動作で昇降させる昇降スイッチ(17)
を、運転席(6)の右側に配置させると共に、走行副変
速レバー(18)と、前記作業機(14)への出力を変
更させるPTO変速レバー(19)を、運転席(6)の
左側に配置させる。
【0009】さらに、図4乃至図7に示す如く、前記作
業機(14)の中央にギアボックス(20)を配置し、
トラクタ(1)のPTO軸(21)から動力を伝えると
共に、前記ギアボックス(20)側面より両側方にビー
ム(22)を突出し、該ビーム(22)のそれぞれの中
途部に支持プレート(23)を固設し、該支持プレート
(23)の前端にはロワリンク(12)を連結させ、支
持プレート(23)後端にはデプスフレーム(24)の
前端を枢支し、該デプスフレーム(24)後端側に左右
尾輪(25)(25)を設けている。
【0010】前記ビーム(22)の外側端にチェーンケ
ース(26)上部とサイドサポート(27)上部が固設
され、該チェーンケース(26)下部とサイドサポート
(27)下部の間に耕耘爪軸(28)が横架され、該耕
耘爪軸(28)上にナタ爪よりなる多数のロータリ爪
(29)…が側面視で放射状に植設されると共に、該ロ
ータリ爪(29)の回転軌跡上方がロータリカバー(3
0)によって覆われ、両側はサイドカバー(31)によ
って覆われている。そして、該耕耘爪軸(28)はギア
ボックス(20)内のギア、ビーム(22)内の伝動
軸、チェーンケース(26)内のスプロケット及びチェ
ーンを介して駆動され、ロータリ爪(29)…が回転さ
れることによって耕耘ができると共に、ハンドル(3
2)の回転操作によって耕耘爪軸(28)軸芯を中心に
ロータリカバー(30)を前後に回転させることができ
るようにしている。
【0011】そして、前記ビーム(22)に固定するプ
レート(33)を前方に突設させ、該プレート(33)
前端に支持杆(34)が横架され、該支持杆(34)に
取付プレート(35)が固定され、該取付プレート(3
5)に切断刃(36)の上部が固定されている。なお、
切断刃(36)を左右幅方向でロワーリンク(12)よ
り機外側方に4本装着すると共に、切断刃(36)の中
間部は後方に湾曲させ、前後に傾斜させる切断刃(3
6)の直線形下部を前記ロータリ爪(29)の回転軌跡
の前部内に後傾形に臨ませている。つまり、側面視にお
いて切断刃(36)の下部がロータリ爪(29)の回転
軌跡の前部でオーバーラップするように配置させると共
に、切断刃(36)とこれに隣り合うロータリ爪(2
9)の左右方向間隔は狭くして残耕ができないようにし
ている。但し、外側2本の切断刃(36)(36)はロ
ータリ爪(29)と偏心爪(37)の間に設ける。ま
た、切断刃(36)の後面とロータリカバー(30)の
間には仕切板(38)が配設されている。即ち、該仕切
板(38)は切断刃(36)の背面に固設されており、
仕切板(38)をロータリカバー(30)に接近させ
て、藁や雑草等が入り込み絡み付かないようにしてい
る。また、仕切板(38)は三角形状に構成されて、上
部の辺はロータリカバー(30)の内側の形状に合わ
せ、前部の辺は切断刃(36)の後面の形状に合わせて
密着して固定できるようにし、後部の辺は円弧状として
藁等を下方へ導く形状としている。そして、仕切板(3
8)の幅(板厚)は切断刃(36)の幅より狭くして、
藁や雑草等が絡みつかないようにしている。
【0012】さらに、ロータリ爪(29)上側のロータ
リカバー(30)後端に第1支点軸(39)を介して鋼
板製第1リヤカバー(40)を上下方向に揺動自在に連
結させ、第1リヤカバー(40)後端にゴム製第2リヤ
カバー(41)前端を固定させ、下方に均し空間(4
2)を形成する第2リヤカバー(41)後端に鋼板製第
3リヤカバー(43)前端を固定させると共に、第1リ
ヤカバー(40)後端部の第2支点軸(44)と第3リ
ヤカバー(43)前端部の第3支点軸(45)を左右一
対のリンク(46)(46)によって連結させ、第3支
点軸(45)と略同軸上に第4支点軸(47)を設け、
第4支点軸(47)に第1吊下ロッド(48)下端を連
結させ、第3リヤカバー(43)後端部の第5支点軸
(49)に左右一対の第2吊下ロッド(50)下端を連
結させ、第1リヤカバー(40)の支持体(51)に第
1及び第2吊下ロッド(48)(50)上端側を昇降自
在に取付け、各吊下ロッド(48)(50)と第3リヤ
カバー(43)によって側面視三角形を形成させ、また
第2及び第3及び第5支点軸(44)(45)(49)
を結ぶ線によって側面視三角形を形成させたもので、第
2支点軸(44)または第3支点軸(45)を中心に第
3リヤカバー(43)を上方移動させ、第2支点軸(4
4)及び支持体(51)の吊下ロッド(48)(50)
連結部を支点とした前記カバー(43)及び各ロッド
(48)(50)の両てこ機構の動作により各ロッド
(48)(50)の下方突張りによって前方移動が規制
される第3リヤカバー(43)を後上方に移動させ、第
3リヤカバー(43)両側部が平面視で前後移動するフ
ローティング動作を行わせる。また、第5支点軸(4
9)と第1リヤカバー(40)の支持体(51)間に左
右一対のガスダンパ(52)を連結させたもので、全ス
トローク略一定のバネ定数が得られかつストロークも大
きく形成できるガスダンパ(52)によって第3リヤカ
バー(43)を支持させ、トラクタ(1)が左右に傾い
ても第3リヤカバー(43)の左右均等な加圧によって
耕耘面を均すことができるように構成している。
【0013】また、前記吊下ロッド(48)(50)上
端側を支持体(51)…の軸受体(53)…に遊嵌挿入
させ、軸受体(53)…の上面側に当接するピン(5
4)…を前記ロッド(48)(50)に植設させ、前記
ロッド(48)(50)の下方抜出しを防ぎ、第3リヤ
カバー(43)の前方移動を制限すると共に、スプリン
グ(55)(55)を巻装させた左右一対のロッド(5
6)(56)下端を第1リヤカバー(40)上面に連結
させ、前記ロッド(56)上端側をロータリカバー(3
0)の支持体(57)に摺動自在に取付け、第1リヤカ
バー(40)をスプリング(55)によって下方に弾圧
するように構成している。
【0014】また、前記第3リヤカバー(43)上面に
レーキ支持体(58)を着脱自在に固定させ、該支持体
(58)に固定させるレーキ(59)を第3リヤカバー
(43)後方に延出させると共に、図6に示す如く、第
2吊下ロッド(50)上端側を取付ける支持体(51)
の軸(60)に前記ガスダンパ(52)上端を連結さ
せ、第2吊下ロッド(50)とガスダンパ(52)を可
及的に接近させて略平行に設けると共に、前記デプスフ
レーム(24)後端に支持フレーム(61)を介して左
右一対の尾輪(25)(25)を取付け、左右尾輪(2
5)(25)間に前記レーキ(59)を配設させるもの
で、枕地方向転換時に畦などにレーキ(59)が衝突す
るのを前記尾輪(25)によって防止すると共に、路上
走行または上方に持上げての保守作業などにおいてレー
キ(59)左右外側のバンパとして尾輪(25)を兼用
させるように構成している。
【0015】さらに、ロータリ爪(29)の回転軌跡上
端と略同じ高さまたはそれ以上に高い位置に第1支点軸
(39)を取付け、耕耘作業時に第1支点軸(39)を
中心にリヤカバー(40)(41)(43)が上昇する
ことにより、ロータリ爪(29)の回転軌跡後方でリヤ
カバー(40)(41)(43)下方に大きな面積の均
し空間(42)が形成され、リヤカバー(40)(4
1)(43)によって前方に押す土がロータリ爪(2
9)の土跳ね上げ部に至るのを防止し、高速走行での耕
耘作業によるロータリ爪(29)の耕耘負荷増加を防止
するもので、耕耘作業時、ロータリ爪(29)が地上に
抜出する地点(A)を中心とする半径の円弧線上に、リ
ヤカバー(40)(41)(43)が耕土によって持上
げられて配置され、ロータリ爪(29)の回転軌跡の面
積の約50パーセント以上の大きさの均し空間(42)
をロータリ爪(29)回転軌跡後側とリヤカバー(4
0)(41)(43)の間に形成させ、細かい土塊また
は軽い土塊など小形物がロータリ爪(29)によってロ
ータリカバー(40)(41)下面の高位置に飛散さ
れ、大きい土塊または重い土塊または切り株(稲株)な
ど大形物がロータリ爪(29)によって低い位置に飛散
され、ロータリ爪(29)の飛散による比重分離作用に
よって小形物が上層となり、また大形物が下層となり、
上層の小形物がリヤカバー(41)(43)によって均
平にされ、後方のレーキ(59)によって大形物がさら
に下方に押下げられる。従って、大形物によって培土内
部の通気性及び通水性が良好に保たれると共に、播種ま
たは苗移植に適した状態に培土表層部が小形物によって
形成される。
【0016】さらに、前記耕耘爪軸(28)を中心に同
一円周上に90度の間隔で4本のロータリ爪(29)…
を取付け、各ロータリ爪(29)先端側を交互に左右方
向に向けて湾曲させ、耕耘爪軸(28)の直交平面上で
4本1列のロータリ爪(29)…を耕耘爪軸(28)軸
芯線方向に複数列設けるもので、左右方向で対向させる
ロータリ爪(29)(29)の先端軌跡間に間隙を設
け、ロータリ爪(29)の左右側方湾曲幅を先端軌跡間
隙の約2倍の大きさとし、左右方向のロータリ爪(2
9)(29)基端間隔が先端軌跡間隙の約5倍の大きさ
になるようにロータリ爪(29)を形成している。ま
た、前記ロータリ爪(29)は土を切取った後に掬取る
形状に湾曲させ、ロータリ爪(29)の先端湾曲部の水
平分力により土を横方向に押移動させる力並びにロータ
リ爪(29)の弾力変形の横方向の反撥力により掬取り
土を耕耘爪軸(28)軸芯と略平行な横方向に押出し、
左右ロータリ爪(29)(29)先端軌跡間隙の残耕と
なる部位の土を破砕させ、残耕が形成されるのを防ぐ構
造としたもので、従来のロータリ爪取付け本数の約70
パーセントの本数のロータリ爪(29)…を取付け、ロ
ータリ爪(29)の回転速度を従来の回転速度(1分間
に約200〜400回転)と略同一とし、トラクタ
(1)の走行速度を従来の走行速度(1秒間に約0.5
メートル)の約2倍とし、従来に比べて耕耘負荷を増大
させることなく、作業能率を約2倍にして耕耘作業を行
えるように構成している。また、前記ロータリ爪(2
9)の土中突入地点に対し側面視で重複する位置で前記
切断刃(36)を土中に突入させ、切断刃(36)の土
中突入部を後方傾斜支持させ、かつ切断刃(36)の左
右両面を幅を有する偏平面で形成し、牽引により切断刃
(36)が土中に進入する下向きの力と、切開される土
が復元力によって切断刃(36)側面に圧接する力が、
切断刃(36)の抜出し抵抗力として発生し、ロータリ
爪(29)の土中突入抵抗の反力と略等しいか若干大き
い切断刃(36)の抜出し抵抗力により、土中突入抵抗
の反力によって耕耘ロータリ作業機(14)全体が上方
に持上げられるのを防ぎ、ロータリ爪(29)が土中突
入によって発生する衝撃を緩和させるように構成してい
る。なお、耕耘爪軸(28)後方側では、リヤカバー
(40)(41)(43)の均平力の反力(持上げ力)
に対向してロータリ爪(29)抜出し力の反力が発生
し、各反力の均衡によって耕耘姿勢を安定させる。
【0017】さらに、図1に示す如く、PTO変速レバ
ー(19)の耕耘作業操作などにより耕耘ロータリ作業
機(14)が耕耘作業動作中であることを検出する作業
センサ(62)と、前記昇降スイッチ(17)と、前記
操向ハンドル(5)の所定以上の操向角度操作を検出す
るステアリングセンサ(63)と、後輪(7)の走行速
度を前輪(4)の約1.5分の1乃至2分の1に減速さ
せる後輪減速ソレノイド(64)を、マイクロコンピュ
ータで構成する旋回コントローラ(65)に接続させる
もので、昇降スイッチ(17)の上げ出力またはステア
リングセンサ(63)の操向角度所定以上の出力によ
り、後輪減速ソレノイド(64)を作動させ、後輪
(7)の走行速度を自動的に減速変更させるように構成
している。
【0018】さらに、図8、図9、図10に示す如く、
前輪(4)を装設させるフロントアクスルケース(6
6)に油圧ステアリングシリンダ(67)を設け、前輪
(4)を方向転換させるタイロッド(68)を前記シリ
ンダ(67)のピストン(69)に連結させ、また前走
行輪(4)の方向転換角を検出する切れ角検出ロッド
(70)を前記ケース(66)に摺動自在に設け、ハン
ドル(5)を回転させてシリンダ(67)を作動させる
ことにより、ピストン(69)の退入によって枕地方向
転換のためのトラクタ(1)の所定以上の旋回角度で切
れ角検出ロッド(70)に固定したプレート(71)に
タイロッド(68)が当接して切れ角検出ロッド(7
0)を摺動させ、該ロッド(70)の溝部(72)の鋼
球(73)(73)が押上げられてリミットスイッチ型
の前記ステアリングセンサ(63)が枕地方向転換に必
要な旋回角度であることを検出する一方、中立復帰バネ
圧による切れ角検出ロッド(70)の直進位置復帰によ
って鋼球(73)が溝部(72)に戻ることによってト
ラクタ(1)方向転換が終了したことをステアリングセ
ンサ(63)が検出する構造であり、前記ステアリング
センサ(63)をコントローラ(65)に接続させるも
ので、トラクタ(1)に対地作業機である耕耘ロータリ
作業機(14)を昇降自在に装設させる耕耘装置におい
て、耕耘ロータリ作業機(14)を非耕耘作業位置に上
昇させる操作と連動して後輪(7)の走行速度を減速さ
せる自動制御動作と、トラクタ(1)を方向転換させる
操作と連動して後輪(7)の走行速度を減速させる自動
制御動作を行わせる旋回コントローラ(65)を設け、
圃場枕地に到達したとき、耕耘ロータリ作業機(14)
を地上に上昇させる昇降スイッチ(17)上昇操作によ
り、または操向ハンドル(5)のトラクタ(1)方向転
換操作をステアリングセンサ(76)が検出することに
より、後輪(7)の走行速度が自動的に約1.5分の1
乃至2分の1に減速され、高速走行での耕耘作業から圃
場枕地での方向転換動作にスムーズに移行させることが
できるように構成している。
【0019】さらに、図11は前記トラクタ(1)の走
行駆動系統図であり、主クラッチ(74)を介してエン
ジン(2)出力を伝達させる主変速ギヤ群(75)及び
PTO変速ギヤ群(76)と、主変速ギヤ群(75)の
出力段に設ける前後進切換ギヤ群(77)及び副変速ギ
ヤ群(78)と、前デフ機構(79)を介して左右の前
輪(4)(4)に変速出力を伝達する前輪駆動軸(8
0)と、後デフ機構(81)を介して左右の後輪(7)
(7)に変速出力を伝達する後輪駆動軸(82)を備え
る。そして、各ギヤ群(75)(77)(78)及び各
駆動軸(80)(82)を介して前後輪(4)(7)を
駆動すると共に、ギヤ群(76)及びPTO軸(21)
を介して作業機(14)のロータリ爪(29)を駆動す
るように構成している。
【0020】また、前輪(4)と略等しい走行速度で後
輪(7)を回転させる等速ギヤ(83)と、前輪(4)
の約1.5分の1の走行速度で後輪(7)を回転させる
減速ギヤ(84)を、後輪駆動軸(82)に設けるもの
で、後輪減速ソレノイド(64)のオンによって切断動
作しかつ図示しないバネによって継続動作する等速クラ
ッチ(85)を介して等速ギヤ(83)を後輪駆動軸
(82)に連結させると共に、ワンウエイクラッチ(8
6)を介して減速ギヤ(84)を後輪駆動軸(82)に
連結させている。そして、副変速ギヤ群(78)の変速
出力を伝達させる走行出力軸(87)に前輪駆動軸(8
0)を常に一定回転比で連結させると共に、バネによっ
て継続動作している等速クラッチ(85)によって等速
ギヤ(83)が後輪駆動軸(82)に連結されていると
き、低回転の減速ギヤ(84)に対して高回転の後輪駆
動軸(82)が空転動作し、前輪(4)と略等しい走行
速度になるように等速ギヤ(83)を介して後輪(7)
を駆動する一方、後輪減速ソレノイド(64)のオンに
よって等速クラッチ(85)を切断動作させることによ
り、等速ギヤ(83)に対して後輪駆動軸(82)が空
転動作し、減速ギヤ(84)によって後輪駆動軸(8
2)が回転し、前輪(4)の約1.5分の1の走行速度
になるように減速ギヤ(84)を介して後輪(7)が駆
動されるように構成している。
【0021】そして、図12のフローチャートに示す如
く、前記ロータリ爪(29)の駆動によって耕耘作業が
行われていることを作業センサ(62)が検出し、高速
走行(1秒間に約1.0メートルの走行速度)により耕
耘作業を行う。また、トラクタ(1)が圃場枕地に到達
することにより、作業者が昇降スイッチ(17)を上昇
操作して耕耘ロータリ作業機(14)を非耕耘位置に持
上げると、昇降スイッチ(17)上昇操作によって作業
機(14)上昇操作が検出され、後輪減速ソレノイド
(64)をオン動作させ、等速ギヤ(83)による後輪
(7)駆動が中止され、減速ギヤ(84)により後輪
(7)が駆動され、前輪(4)の約1.5分の1の走行
速度で後輪(7)を駆動し、後輪(7)の走行速度を減
速させる。また、約180度方向転換のための操向ハン
ドル(5)旋回操作を行うと、前走行輪(4)が耕耘作
業時以上に大きく方向転換されたことを検出するステア
リングセンサ(63)入力により、ハンドル(5)操向
角度が所定以上で方向転換を行うことを検出したとき、
後輪減速ソレノイド(64)がオン動作し、等速ギヤ
(83)による後輪(7)駆動を中止し、減速ギヤ(8
4)によって後輪(7)を駆動させ、前輪(4)の約
1.5分の1の走行速度で後輪(7)が駆動され、後輪
(7)の走行速度を減速させる。このように、耕耘作業
時に比べて後輪(7)の走行速度を約1.5分の1に減
速させた後輪(7)だけを低速走行にしてトラクタ
(1)を枕地で旋回走行させるもので、前記作業機(1
4)の地上への持上げまたは操向ハンドル(5)の所定
以上の切れ角の少なくともいずれか一方の検出によって
後輪(7)の走行速度を自動的に減速させ、圃場枕地で
トラクタ(1)を方向転換させるから、往復走行により
耕耘作業を行う圃場枕地での方向転換時、エンジン
(2)出力を低下させることなく、また前輪(4)によ
る泥押しを防ぎ、作業機(14)の上昇操作またはトラ
クタ(1)方向転換操作だけで枕地旋回が行われ、トラ
クタ(1)が方向転換されて次工程作業位置に移動す
る。
【0022】さらに、圃場枕地でのトラクタ(1)の方
向転換を終了し、操向ハンドル(5)を直進位置に戻す
操作を行うことにより、ステアリングセンサ(63)入
力によりトラクタ(1)の直進移動が検出されたとき、
または作業者が昇降スイッチ(17)を下降操作して耕
耘ロータリ作業機(14)を耕耘位置に降下させ、昇降
スイッチ(17)下降操作によって作業機(14)下降
操作が検出されたとき、後輪減速ソレノイド(64)が
オフになり、等速ギヤ(83)による後輪(7)駆動が
再開され、走行速度を復帰させる。このように、後輪
(7)走行速度を前輪(4)の走行速度と略等しい速度
に戻し、従来の約2倍の高速走行で耕耘作業を行うもの
で、操向ハンドル(5)の切れ角が所定以下に戻る動作
または前記作業機(14)の下降着地動作により、後輪
(7)の走行速度を自動的に復帰させ、耕耘作業を再開
させるものである。
【0023】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、前後輪(4)(7)を駆動する四輪駆動構造のトラ
クタ(1)に対地作業機(14)を昇降自在に装設させ
る対地作業装置において、対地作業機(14)を非耕耘
作業位置に上昇させる操作と連動させて、後輪(7)の
走行速度だけを減速させる自動制御動作を行わせるコン
トローラ(65)を設けたもので、圃場枕地に到達した
とき、対地作業機(14)を地上に上昇させる操作によ
り後輪(7)の走行速度が自動的に減速されるから、高
速走行での耕耘作業から圃場枕地での方向転換動作にス
ムーズに移行させることができ、軟弱地等の悪い条件下
の圃場でも安全に無理なく回行動作を行わせることがで
き、圃場枕地で方向転換させる運転操作の簡略化を容易
に行うことができると共に、圃場枕地を常に略一定幅に
形成し乍ら高速耕耘作業を行うことができ、しかも旋回
外側になる前輪(4)の走行速度が後輪(7)よりも早
くなるから、枕地を乱すことなく良好に仕上げることが
できるものである。
【0024】また、前後輪(4)(7)を駆動する四輪
駆動構造のトラクタ(1)に対地作業機(14)を昇降
自在に装設させる対地作業装置において、対地作業機
(14)を非耕耘作業位置に上昇させる操作、または操
向ハンドル(5)の所定操向角度以上の操作の少なくと
もいずれか一方と連動させて、後輪(7)の走行速度だ
けを減速させる自動制御動作を行わせるコントローラ
(65)を設けたもので、圃場枕地に到達したとき、対
地作業機(14)を地上に上昇させる操作により後輪
(7)の走行速度が自動的に減速されるから、高速走行
での耕耘作業から圃場枕地での方向転換動作にスムーズ
に移行させることができ、軟弱地等の悪い条件下の圃場
でも安全に無理なく回行動作を行わせることができると
共に、耕耘作業位置と非耕耘作業位置の中間に枕地作業
機(14)を支持して方向転換させる場合、または耕耘
作業位置に対地作業機(14)を支持して方向転換させ
る代掻き作業などを行う場合でも、操向ハンドル(5)
の旋回操作によって後輪(7)の走行速度が自動的に減
速されるから、高速走行作業の途中での方向転換動作を
スムーズに行わせることができ、方向転換時に前輪
(4)の泥押しを防いで仕上り良好な代掻き作業などを
容易に行わせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】後輪減速制御回路図。
【図2】全体の側面図。
【図3】同平面図。
【図4】耕耘ロータリ作業機の側面図。
【図5】ロータリ爪部の側面図。
【図6】リヤカバーの平面図。
【図7】ロータリ爪部の背面図。
【図8】ステアリングセンサ部の平面図。
【図9】同側面図。
【図10】同拡大図。
【図11】トラクタの走行駆動系統図。
【図12】後輪減速制御フローチャート。
【符号の説明】
(1) トラクタ (4) 前輪 (5) 操向ハンドル (7) 後輪 (14) 耕耘ロータリ作業機(対地作業機) (67) 旋回コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 川 治 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後輪を駆動する四輪駆動構造のトラク
    タに対地作業機を昇降自在に装設させる対地作業装置に
    おいて、対地作業機を非耕耘作業位置に上昇させる操作
    と連動させて、後輪の走行速度だけを減速させる自動制
    御動作を行わせるコントローラを設けたことを特徴とす
    る対地作業装置。
  2. 【請求項2】 前後輪を駆動する四輪駆動構造のトラク
    タに対地作業機を昇降自在に装設させる対地作業装置に
    おいて、対地作業機を非耕耘作業位置に上昇させる操
    作、または操向ハンドルの所定操向角度以上の操作の少
    なくともいずれか一方と連動させて、後輪の走行速度だ
    けを減速させる自動制御動作を行わせるコントローラを
    設けたことを特徴とする対地作業装置。
JP33258294A 1994-12-12 1994-12-12 対地作業装置 Pending JPH08154419A (ja)

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