JP3551283B2 - 溶接機の被溶接部材検出装置 - Google Patents

溶接機の被溶接部材検出装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、上部電極と下部電極とを備え、下部電極に配設されるガイドピンに板状のワークがセットされ、セットされたワークにボルト等の被溶接部材が電極加圧される溶接機に関し、さらに詳しくは、溶接されるボルトが溶接位置に供給されているかどうか検出する溶接機の被溶接部材検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特に自動車産業においては、板状のワークにボルトを溶接する作業が多く行なわれている。ボルトをワークに溶接する作業は一般には自動化されたシステム内で行なわれ、溶接機にボルト供給装置によって搬送されたボルトが供給される。溶接機M1は、図4に示される様に、上部電極42と下部電極43とを有し、下部電極43には、電極本体44と、電極本体41の上部に配設される交換電極45と、交換電極45内を上下方向に移動可能なガイドピン46とを有して構成され、ワークWはガイドピン46にガイドされながら交換電極45上に支持される。セットされたワークWにボルトBが供給され、上部電極42が下降して電極加圧することによってワークWにボルトBが溶接される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の自動化されたシステム内に配置された溶接機M1では、ボルト供給装置47から供給されるはずのボルトBが、何等かの原因による供給ミスのためにワークW内に供給されないと、ボルトBなしのままで溶接することになり、製品不良を起こしてしまう。
【0004】
この発明は、上述の課題を解決するものであり、溶接機内にボルトの有無を検出できる検出装置を備えることによって、ボルトをワークに溶接する際、ボルトが供給されているかどうかを検出でき、しかもシンプルに構成される溶接機の被溶接部材検出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかわる溶接機の被溶接部材検出装置では、上記の課題を解決するために以下のように構成するものである。即ち、
上部電極と下部電極とを備え、前記下部電極に支持されるワークに、被溶接部材が前記上部電極によって電極加圧されることによって、ワークと被溶接部材が溶接されるように構成される溶接機の被溶接部材検出装置であって、
前記下部電極が、電極本体と、前記電極本体の上部に配設されワークを支持する交換電極と、前記交換電極内に摺動可能に配設され、ワークをガイドし前記被溶接部材をガイドする凹部を有するガイドピンとを備えて構成され、
前記交換電極内に外部エア供給装置に接続されるエア室が形成され、
前記ガイドピンは胴体部と底部とで形成され、前記ガイドピン内には、前記胴体部の下部側面から軸心に向かい、軸心を上方に向かって上端面までエア通路が形成され、
前記上部電極に、軸心の下面から軸心上方に向かいさらに前記上部電極の外周面に向かって形成されるエア通路であって、かつ前記ガイドピンの、軸心に沿って形成されるエア通路と一致するように前記上部電極内を貫通するエア通路が形成されるとともに、上部電極のエア通路には外部に配設されるエア検知装置が接続され、
前記ガイドピンが下方に移動する際、前記ガイドピンに形成されたエア通路が前記エア室に連通され、前記エア室に供給されているエアが前記エア通路に供給され、前記被溶接部材がないときに、該エアは前記上部電極のエア通路に供給され、
溶接時に、前記エア供給装置から供給されるエアの圧力によって、被溶接部材の有無を検出できることを特徴とするものである。
【0006】また好ましくは、前記エア室の上部がテーパ面に形成され、前記ガイドピンの底部が前記テーパ面に係合するテーパ部を有することを特徴とするものであればよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0008】
溶接機Mの被溶接部材検出装置(以下、検出装置という)1は、図1に示されるように、溶接機Mの上部電極2及び下部電極3の一部と下部電極3に接続されるエア供給装置4及び上部電極2に接続される圧力センサ5とを備えて構成されている。
【0009】
上部電極2には、軸心の下面から軸心上方に向かいさらに屈曲されて外周面に貫通されるエア通路21が形成され、エア通路21の出口に配設される金具22にエアホース23が接続され、さらに一般に使用されている圧力センサ5が接続されている。圧力センサ5は所定の圧力がかかった時に図示しない制御装置に信号を送る様になっている。
【0010】
下部電極3は、電極本体部31の上部に配設される交換電極32と、交換電極32内を摺動可能に配設されるガイドピン33とを有している。交換電極32は、本体電極31に対して螺合可能なねじ部32aが形成され、軸心を貫通するように上部に小径穴32b、下部に大径穴32cが形成されている。そして、大径穴32cの小径穴32bに接する部分には、下方に広がるテーパ面32dが形成されている。小径穴32bにはガイドピン33が上下方向に摺動可能に嵌合され、大径穴32cは、本体電極31に取り付けられた後、本体電極31の上部に形成される開口部31aと一体になってエア室35が形成されることになる。本体電極31の開口部31aから本体電極31の側部外周面に向かってエア通路31bが形成され、エア通路31bの入口に配設される金具36にエアホース37が接続され、さらにエアポンプ等のエア供給装置4が接続されている。また、本体電極32の上面にはワークWが支持される。
【0011】
ガイドピン33は胴体部33aと底部33bとで形成され、胴体部33aは交換電極32の小径穴32bに嵌合され、底部は大径穴32c内に挿入されるとともに交換電極32のテーパ面32dに係合するテーパ面33cが形成されている。さらに、胴体部33aの下部側面から軸心に向かい、軸心を上方に向かって上端面までエア通路33dが形成されている。エア通路33dは、上部電極2がガイドピン33に当接された時に、上部電極2のエア通路21と一致する位置に形成され、エア通路33dから供給されるエアが上部電極2のエア通路21に供給されるようになっている。
【0012】
また、ガイドピン33の上面には、溶接されるボルトBの先端部が係合できるように凹部33eが形成され、ボルトBがガイドピン33の上面に接する際に左右にずれないようにボルトBをガイドする。そして、ガイドピン33は溶接作業が行なわれない時には、エアの圧力によってその上部が交換電極32上に突出し、ワークWに形成された穴に嵌入されることによってワークWをガイド可能にしている。
【0013】
また、ボルトBは、溶接機Mと別に配置されている図示しないパーツフィーダ等によって1個づつボルト供給装置6に移動され、ボルト供給装置6によって上部電極2と下部電極3との間に供給される。
【0014】
次に、上記のように構成された溶接機Mの検出装置1の作用について、図1〜3によって説明する。
【0015】
図1の状態は、上部電極2が上方位置にあり、ボルトBがボルト供給装置6によって上部電極2と下部電極3との間に供給されている。ワークWは下部電極3のガイドピン33にガイドされ交換電極32に支持されている。エア室35にはエア供給装置4から供給されたエアが充填されていて、ガイドピン33を図1のように押し上げている。そしてガイドピン33に形成されているエア通路33dの入口は交換電極32の小径穴32bに塞がれ、交換電極32のテーパ面32dはガイドピン33のテーパ面33cに塞がれているので、エア室35に充填されているエアの漏れは極めて少ない。
【0016】
この状態で上部電極2が下降してガイドピン33に向かう。この際、図2のように、ボルトBが供給されていると、上部電極2は、ボルトBの上面を押圧しながらガイドピン33の上部に当接させ、ガイドピン33をエアの圧力に抗して下降させる。ガイドピン33が交換電極32内を下方に移動すると、ガイドピン33に形成されたエア通路33dがエア室35に連通され、エア室35に供給されているエアがエア通路33dに供給される。しかし、エアは、ボルトBによって塞がれ上部電極2のエア通路21に供給されない。そのため、圧力センサ5の圧力を検知させない。
【0017】
一方、上部電極2が下降を始めると同時に、図示しない制御装置により溶接準備の信号が出力される。そして、所定時間経過しても圧力センサからの信号が出力されないとそのまま溶接作業が行なわれる。
【0018】
次に、上部電極2が下降する際に、ボルトBが供給されていない場合は、図3に示される様に、上部電極2は直接ガイドピン33を押圧し下方に移動させる。ガイドピン33が下方に移動されると、ガイドピン33に形成されたエア通路33dがエア室35に連通され、エア室35に供給されているエアがエア通路33dに供給され、そのエアは上部電極2のエア通路21に供給され、エアホース23を介して圧力センサ5に供給される。圧力センサ5では所定の圧力に達するので図示しない制御装置に信号を送る。
【0019】
一方、上部電極2が下降を始めると同時に出力された溶接準備信号を入力している制御装置では、圧力センサ5からの信号を受けて、溶接停止信号が出力され溶接を停止する。
【0020】
従って、エアが通過するか否かによってガイドピン33上にボルトBがあるかどうかを容易に判断することができる。
【0021】
なお、本形態においては、エア漏れのためのシーリングは図示していないが、必要箇所、例えばエア室35あるいはエア金具22、36等には当然ながら設けられている。
【0022】
さらに、本形態の溶接機の検出装置は、自動化されている溶接機に限らず、手動で行なう溶接機においても同様の効果を達することができる。
【0023】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、溶接機の被溶接部材検出装置は、エア通路が形成される上部電極とエア室と、エア通路が形成されるガイドピンを有する下部電極とを備えて構成され、前記下部電極に支持されるワークに、被溶接部材が前記上部電極によって電極加圧されることによって、ワークと被溶接部材が溶接されるものである。そして、前記上部電極のエア通路と、前記ガイドピンのエア通路と一致するように形成されるとともに、上部電極のエア通路には外部に配設されるエア検知装置が接続され、前記下部電極のエア室にエア供給装置が接続されている。そして、溶接時に、被溶接部材が供給されている時には、被溶接部材によってエアが上部電極のエア通路に到達せずボルトありの判断をし、溶接が行なわれ、被溶接部材が供給されていない時には、エアが上部電極のエア通路を通過し、さらに圧力センサを作動させて溶接を停止する。そのため、シンプルな構造でワークの不良品を防止できる。
【0024】
さらに、溶接されない状態では前記ガイドピンは、常時、エア室のエア圧力によって交換電極より突出するように配置されているため、ワークを確実にガイドするばかりでなく部品を節約できるとともに、ガイドピンに形成される凹部によりボルトを確実に溶接位置に移動することができる。
【0025】
また、前記エア室の上部と、前記ガイドピンの下部がテーパ面で係合される様に構成されているのでエア室内のエアの漏れを防ぐことができ、効率よく部品の有無を確認でき溶接作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による検出装置を示す図
【図2】同ボルトが供給されている状態の検出装置の作動を示す図
【図3】同ボルトが供給されていない状態の検出装置の作動を示す図
【図4】同従来の検出装置を示す図
【符号の説明】
M…溶接機
1…検出装置
2…上部電極
21…エア通路
3…下部電極
32…交換電極
32d…テーパ面
33…ガイドピン
33d…エア通路
33c…テーパ面
33e…凹部
35…エア室
4…エア供給装置
5…圧力センサ
B…ボルト(被溶接部材)
W…ワーク

Claims (2)

  1. 上部電極と下部電極とを備え、前記下部電極に支持されるワークに、被溶接部材が前記上部電極によって電極加圧されることによって、ワークと被溶接部材が溶接されるように構成される溶接機の被溶接部材検出装置であって、
    前記下部電極が、電極本体と、前記電極本体の上部に配設されワークを支持する交換電極と、前記交換電極内に摺動可能に配設され、ワークをガイドし前記被溶接部材をガイドする凹部を有するガイドピンとを備えて構成され、
    前記交換電極内に外部エア供給装置に接続されるエア室が形成され、
    前記ガイドピンは胴体部と底部とで形成され、前記ガイドピン内には、前記胴体部の下部側面から軸心に向かい、軸心を上方に向かって上端面までエア通路が形成され、
    前記上部電極に、軸心の下面から軸心上方に向かいさらに前記上部電極の外周面に向かって形成されるエア通路であって、かつ前記ガイドピンの、軸心に沿って形成されるエア通路と一致するように前記上部電極内を貫通するエア通路が形成されるとともに、上部電極のエア通路には外部に配設されるエア検知装置が接続され、
    前記ガイドピンが下方に移動する際、前記ガイドピンに形成されたエア通路が前記エア室に連通され、前記エア室に供給されているエアが前記エア通路に供給され、前記被溶接部材がないときに、該エアは前記上部電極のエア通路に供給され、
    溶接時に、前記エア供給装置から供給されるエアの圧力によって、被溶接部材の有無を検出できることを特徴とする溶接機の被溶接部材検出装置。
  2. 前記エア室の上部がテーパ面に形成され、前記ガイドピンの底部が前記テーパ面に係合するテーパ部を有することを特徴とする請求項1記載の溶接機の被溶接部材検出装置。
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