JP3550636B2 - Ic試験装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被試験対象(例えばIC,LSI等)の試験を行うIC試験装置に関し、フェイルメモリの容量が小さくとも解析に必要な情報を得ることができるIC試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
IC試験装置は、被試験対象(以下DUTと略す)に試験パターンを与え、この試験パターンに基づいてDUTが出力した応答信号と期待値とを比較して、DUTの合否を判定するものである。
そして、この応答信号と期待値の比較結果であるパス/フェイルとをフェイルメモリに格納しておき、検査終了後にDUTの不良部分の解析等に利用される。
このような装置は例えば特公昭62−28873号公報に記載されている。
【0003】
このような装置の構成例を図3に示す。
図において、1は被試験対象(以DUTと略す)で、図4に示される表により、波形整形を行うフォーマッタ(図示せず)に試験パターンデータ(フォーマットデータ,ドライバデータ)を出力する。そして、フォーマッタは、ドライバ(図示せず)を介してDUT1に信号を出力する。
【0004】
3はコンパレータで、DUT1からの出力とパターンジェネレータ2からの期待値とを比較し、パス/フェイルを出力する。
4はフェイルメモリコントローラで、制御回路41とフェイルメモリ42とからなる。制御回路41は、パターンジェネレータ2からパターンアドレスと、コンパレータ3からのパス/フェイルとを受け取り、フェイルメモリ42にパターンアドレスとパス/フェイルとを与える。
【0005】
このような装置の動作を説明する。
パターンジェネレータ2は、図4に示されるパターンプログラム(パターンアドレス,インストラクション)とパターンデータ(フォーマットデータデータ,ドライバデータ,期待値)とにより、フォーマッタにフォーマットデータ,ドライバデータを与え、ドライバを介してDUT1に試験パターンを与える。そして、DUT1は、試験パターンを入力した結果を出力する。パターンジェネレータ2からの期待値とDUT1からの出力信号とを比較し、パス/フェイルを出力する。
【0006】
制御回路41は、パターンジェネレータ2からのパターンアドレスとコンパレータ3からのパス/フェイルとを受け取り、フェイルメモリ42に出力すると共に、WE(ライトイネーブル信号)を出力してフェイルメモリ42に記憶させる。フェイルメモリ42が記憶するデータは例えば図5に示される。なお、制御回路41は、フェイルメモリ42のメモリアドレスも実際には出力し、記憶する場所も指示している。
【0007】
ここで、図4に示されるデータによりパターンジェネレータ2は信号を出力しているが、インストラクションにより、繰り返し等の制御を行っている。インストラクションには、「NOP」、「JSR」、「RTS」、「STOP」等があり、それぞれノン・オペレーション、ジャンプ・サブルーチン、リターン・サブルーチン、ストップを意味する。また、図4において、パターンアドレスの1000番、1001番はサブルーチンの個所である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
仮に、サブルーチンのパターンアドレスの1001番でDUT1の出力がL(ロウ)となった場合、テスト(コンパレータ3)はフェイルとなり、必要に応じて、なぜ期待値と異なった結果になったのかを調査しなければならない。
【0009】
このとき、このサブルーチンに到達した途中経過が重要となり、パターンアドレスが、0→1→2→1000と遷移した場合にフェイルになったのか、0→1→2→1000→1001→3→…→100→101→1000と遷移した場合にフェイルになったのかを明確にしなければならない場合がある。
【0010】
そのため、上記のような従来のIC試験装置では、パターンアドレスの0番から順番にすべてのパターンアドレスについての試験結果を図5に示されるようにフェイルメモリ42に書き込んでいた。
【0011】
従って、フェイルメモリ42に大容量を必要としていた。また、パターンデータは実際には数が多いので、フェイルメモリ42の容量を大きくしていても、フェイルが多く、メモリ容量を越えた場合には、解析ができなくなってしまうという問題点があった。
【0012】
本発明の目的は、フェイルメモリの容量が小さくとも解析に必要な情報を得ることができるIC試験装置を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
パターンプログラムに基づいて、パターンアドレスと試験パターンデータと期待値とを出力すると共に、サブルーチンジャンプ情報を出力するパターンジェネレータと、
このパターンジェネレータからの期待値と被試験対象が前記パターンジェネレータからの試験パターンデータに応答した信号とを比較し、パス/フェイルを出力するコンパレータと、
試験結果を記憶するフェイルメモリと、
前記パターンジェネレータからサブルーチンジャンプ情報を受け取ると共に、前記コンパレータからのパス/フェイルを受け取り、サブルーチンジャンプ情報がサブルーチンへのジャンプのとき、または、パス/フェイルがフェイルのときは、パターンアドレスとパス/フェイルの情報とサブルーチンジャンプ情報とを試験結果として前記フェイルメモリに記憶させる制御回路と
を具備すること特徴とするものである。
【0014】
このような本発明では、制御回路は、パターンジェネレータからサブルーチンジャンプ情報を受け取り、コンパレータからのパス/フェイルの情報を受け取る。そして、サブルーチンジャンプ情報またはフェイルを受け取ったときはパターンアドレスとパス/フェイルの情報とを試験結果としてフェイルメモリに記憶させる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を説明する。
図1は本発明の一実施例を示した構成図である。図3と同一のものは同一符号を付して説明を省略する。
図において、5はパターンジェネレータで、図3に示したパターンジェネレータ2とほぼ同一であるが、図4に示すインストラクションの「JSR」によってJSRフラグを出力する。
【0016】
6はフェイルメモリコントローラで、試験結果を記憶するフェイルメモリ61と制御回路62とにより構成される。制御回路62は、パターンジェネレータ5からのパターンアドレスとパターンプログラムのサブルーチンジャンプ情報(JSRフラグ)とを受け取ると共に、コンパレータ2からのパス/フェイルを受け取る。そして、サブルーチンジャンプ情報(JSRフラグ)またはフェイル信号を受け取ったときはパターンアドレスとサブルーチンジャンプ情報とパス/フェイルの情報とを試験結果としてフェイルメモリ61に記憶させる。
【0017】
このような装置の動作を以下で説明する。
図2は図1の装置のフェイルメモリ61が記憶する内容の例である。また、パターンジェネレータ5が用いるパターンプログラムとパターンデータは図4とする。
【0018】
パターンアドレス「0」、「1」のとき、パターンジェネレータ5は、インストラクション「NOP」により、フォーマットデータとドライバデータと期待値とを出力すると共に、パターンアドレスとJSRフラグ「L」をフェイルメモリコントローラ6に与える。
【0019】
フォーマッタデータとドライバデータとにより、フォーマッタ(図示せず)とドライバ(図示せず)とを介して、DUT1に試験パターンが与えられる。この試験パターンを入力したDUT1が出力した信号と期待値とを比較し、コンパレータ2は比較結果「パス」を出力する。そして,次のアドレスに実行ラインを移す。
【0020】
制御回路62は、JSRフラグ「L」で、コンパレータ2の比較結果はパスなので、フェイルメモリ61に何も記憶させない。
【0021】
パターンアドレス「2」のとき、パターンジェネレータ5は、インストラクション「JSR」により、フォーマットデータとドライバデータと期待値とを出力すると共に、パターンアドレスとJSRフラグ「H(ハイ)」をフェイルメモリコントローラ6に与える。そして、パターンアドレス「1000」に実行ラインをジャンプさせる。
【0022】
フォーマッタデータとドライバデータとにより、フォーマッタとドライバとを介して、DUT1に試験パターンが与えられる。この試験パターンを入力したDUT1が出力した信号と期待値とを比較し、コンパレータ2は比較結果「パス」を出力する。
【0023】
制御回路62は、JSRフラグ「H」なので、フェイルメモリ61にパターンアドレス「2」とJSRフラグ「H」と比較結果「パス」をフェイルメモリ61にWEを出力し記憶させる。
【0024】
上記のような動作を繰り返し、パターンアドレス「201」によりパターンアドレス「1000」にジャンプした後のパターンアドレス「1001」のとき、パターンジェネレータ5は、インストラクション「RTS」により、フォーマットデータとドライバデータと期待値とを出力すると共に、パターンアドレスとJSRフラグ「L」をフェイルメモリコントローラ6に与える。そして、パターンアドレス「202」に実行ラインをジャンプさせる。
【0025】
フォーマッタデータとドライバデータとにより、フォーマッタとドライバとを介して、DUT1に試験パターンが与えられる。この試験パターンを入力したDUT1が出力した信号と期待値とを比較し、コンパレータ2は比較結果「フェイル」を出力する。
【0026】
制御回路62は、比較結果がフェイルなので、パターンアドレス「1001」とJSRフラグ[L]と比較結果「フェイル」とをフェイルメモリ61にWEを出力し記憶させる。
【0027】
なお、制御回路62は、図3の制御回路41と同様に実際はメモリアドレスを出力している。
【0028】
このように、制御回路62が、パターンジェネレータ5からのJSRフラグに基づいて、フェイルメモリ61にパターンアドレスを記憶させるので、サブルーチンで比較結果がフェイルになっても、どのパターンアドレスからジャンプしたものかが容易にわかる。これにより、すべての比較結果をフェイルメモリに記憶さぜる必要がないので、メモリの容量を小さくすることができる。
【0029】
また、JSRフラグの情報も制御回路62がフェイルメモリ61に記憶させたので、サブルーチンのパターンアドレスかメインのパターンアドレスかが容易にわかる。これにより、解析が容易になる。
【0030】
上記実施例において、フェイルメモリ61にパターンアドレスを記憶させる経路として、一度、制御回路62を経由してフェイルメモリ61に記憶させる構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、パターンジェネレータ5から、直接、フェイルメモリ61にパターンアドレスを記憶させる構成でもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、制御回路が、パターンジェネレータからのサブルーチンジャンプ情報に基づいて、フェイルメモリにパターンアドレスを記憶させるので、サブルーチンで比較結果がフェイルになっても、どのパターンアドレスからジャンプしたものかが容易にわかる。これにより、すべての比較結果をフェイルメモリに記憶させる必要がないので、メモリの容量を小さくすることができる。
【0032】
また、サブルーチンジャンプも制御回路がフェイルメモリに記憶させたので、サブルーチンのパターンアドレスかメインのパターンアドレスかが容易にわかる。これにより、解析が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した構成図である。
【図2】図1の装置のフェイルメモリ61が記憶する内容の例である。
【図3】従来のIC試験装置の構成を示した図である。
【図4】パターンジェネレータ2のパターンプログラムとパターンデータの例を示した図である。
【図5】図3の装置のフェイルメモリ42が記憶する内容の例である。
【符号の説明】
1 DUT
3 コンパレータ
5 パターンジェネレータ
61 フェイルメモリ
62 制御回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、被試験対象(例えばIC,LSI等)の試験を行うIC試験装置に関し、フェイルメモリの容量が小さくとも解析に必要な情報を得ることができるIC試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
IC試験装置は、被試験対象(以下DUTと略す)に試験パターンを与え、この試験パターンに基づいてDUTが出力した応答信号と期待値とを比較して、DUTの合否を判定するものである。
そして、この応答信号と期待値の比較結果であるパス/フェイルとをフェイルメモリに格納しておき、検査終了後にDUTの不良部分の解析等に利用される。
このような装置は例えば特公昭62−28873号公報に記載されている。
【0003】
このような装置の構成例を図3に示す。
図において、1は被試験対象(以DUTと略す)で、図4に示される表により、波形整形を行うフォーマッタ(図示せず)に試験パターンデータ(フォーマットデータ,ドライバデータ)を出力する。そして、フォーマッタは、ドライバ(図示せず)を介してDUT1に信号を出力する。
【0004】
3はコンパレータで、DUT1からの出力とパターンジェネレータ2からの期待値とを比較し、パス/フェイルを出力する。
4はフェイルメモリコントローラで、制御回路41とフェイルメモリ42とからなる。制御回路41は、パターンジェネレータ2からパターンアドレスと、コンパレータ3からのパス/フェイルとを受け取り、フェイルメモリ42にパターンアドレスとパス/フェイルとを与える。
【0005】
このような装置の動作を説明する。
パターンジェネレータ2は、図4に示されるパターンプログラム(パターンアドレス,インストラクション)とパターンデータ(フォーマットデータデータ,ドライバデータ,期待値)とにより、フォーマッタにフォーマットデータ,ドライバデータを与え、ドライバを介してDUT1に試験パターンを与える。そして、DUT1は、試験パターンを入力した結果を出力する。パターンジェネレータ2からの期待値とDUT1からの出力信号とを比較し、パス/フェイルを出力する。
【0006】
制御回路41は、パターンジェネレータ2からのパターンアドレスとコンパレータ3からのパス/フェイルとを受け取り、フェイルメモリ42に出力すると共に、WE(ライトイネーブル信号)を出力してフェイルメモリ42に記憶させる。フェイルメモリ42が記憶するデータは例えば図5に示される。なお、制御回路41は、フェイルメモリ42のメモリアドレスも実際には出力し、記憶する場所も指示している。
【0007】
ここで、図4に示されるデータによりパターンジェネレータ2は信号を出力しているが、インストラクションにより、繰り返し等の制御を行っている。インストラクションには、「NOP」、「JSR」、「RTS」、「STOP」等があり、それぞれノン・オペレーション、ジャンプ・サブルーチン、リターン・サブルーチン、ストップを意味する。また、図4において、パターンアドレスの1000番、1001番はサブルーチンの個所である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
仮に、サブルーチンのパターンアドレスの1001番でDUT1の出力がL(ロウ)となった場合、テスト(コンパレータ3)はフェイルとなり、必要に応じて、なぜ期待値と異なった結果になったのかを調査しなければならない。
【0009】
このとき、このサブルーチンに到達した途中経過が重要となり、パターンアドレスが、0→1→2→1000と遷移した場合にフェイルになったのか、0→1→2→1000→1001→3→…→100→101→1000と遷移した場合にフェイルになったのかを明確にしなければならない場合がある。
【0010】
そのため、上記のような従来のIC試験装置では、パターンアドレスの0番から順番にすべてのパターンアドレスについての試験結果を図5に示されるようにフェイルメモリ42に書き込んでいた。
【0011】
従って、フェイルメモリ42に大容量を必要としていた。また、パターンデータは実際には数が多いので、フェイルメモリ42の容量を大きくしていても、フェイルが多く、メモリ容量を越えた場合には、解析ができなくなってしまうという問題点があった。
【0012】
本発明の目的は、フェイルメモリの容量が小さくとも解析に必要な情報を得ることができるIC試験装置を実現することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
パターンプログラムに基づいて、パターンアドレスと試験パターンデータと期待値とを出力すると共に、サブルーチンジャンプ情報を出力するパターンジェネレータと、
このパターンジェネレータからの期待値と被試験対象が前記パターンジェネレータからの試験パターンデータに応答した信号とを比較し、パス/フェイルを出力するコンパレータと、
試験結果を記憶するフェイルメモリと、
前記パターンジェネレータからサブルーチンジャンプ情報を受け取ると共に、前記コンパレータからのパス/フェイルを受け取り、サブルーチンジャンプ情報がサブルーチンへのジャンプのとき、または、パス/フェイルがフェイルのときは、パターンアドレスとパス/フェイルの情報とサブルーチンジャンプ情報とを試験結果として前記フェイルメモリに記憶させる制御回路と
を具備すること特徴とするものである。
【0014】
このような本発明では、制御回路は、パターンジェネレータからサブルーチンジャンプ情報を受け取り、コンパレータからのパス/フェイルの情報を受け取る。そして、サブルーチンジャンプ情報またはフェイルを受け取ったときはパターンアドレスとパス/フェイルの情報とを試験結果としてフェイルメモリに記憶させる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を説明する。
図1は本発明の一実施例を示した構成図である。図3と同一のものは同一符号を付して説明を省略する。
図において、5はパターンジェネレータで、図3に示したパターンジェネレータ2とほぼ同一であるが、図4に示すインストラクションの「JSR」によってJSRフラグを出力する。
【0016】
6はフェイルメモリコントローラで、試験結果を記憶するフェイルメモリ61と制御回路62とにより構成される。制御回路62は、パターンジェネレータ5からのパターンアドレスとパターンプログラムのサブルーチンジャンプ情報(JSRフラグ)とを受け取ると共に、コンパレータ2からのパス/フェイルを受け取る。そして、サブルーチンジャンプ情報(JSRフラグ)またはフェイル信号を受け取ったときはパターンアドレスとサブルーチンジャンプ情報とパス/フェイルの情報とを試験結果としてフェイルメモリ61に記憶させる。
【0017】
このような装置の動作を以下で説明する。
図2は図1の装置のフェイルメモリ61が記憶する内容の例である。また、パターンジェネレータ5が用いるパターンプログラムとパターンデータは図4とする。
【0018】
パターンアドレス「0」、「1」のとき、パターンジェネレータ5は、インストラクション「NOP」により、フォーマットデータとドライバデータと期待値とを出力すると共に、パターンアドレスとJSRフラグ「L」をフェイルメモリコントローラ6に与える。
【0019】
フォーマッタデータとドライバデータとにより、フォーマッタ(図示せず)とドライバ(図示せず)とを介して、DUT1に試験パターンが与えられる。この試験パターンを入力したDUT1が出力した信号と期待値とを比較し、コンパレータ2は比較結果「パス」を出力する。そして,次のアドレスに実行ラインを移す。
【0020】
制御回路62は、JSRフラグ「L」で、コンパレータ2の比較結果はパスなので、フェイルメモリ61に何も記憶させない。
【0021】
パターンアドレス「2」のとき、パターンジェネレータ5は、インストラクション「JSR」により、フォーマットデータとドライバデータと期待値とを出力すると共に、パターンアドレスとJSRフラグ「H(ハイ)」をフェイルメモリコントローラ6に与える。そして、パターンアドレス「1000」に実行ラインをジャンプさせる。
【0022】
フォーマッタデータとドライバデータとにより、フォーマッタとドライバとを介して、DUT1に試験パターンが与えられる。この試験パターンを入力したDUT1が出力した信号と期待値とを比較し、コンパレータ2は比較結果「パス」を出力する。
【0023】
制御回路62は、JSRフラグ「H」なので、フェイルメモリ61にパターンアドレス「2」とJSRフラグ「H」と比較結果「パス」をフェイルメモリ61にWEを出力し記憶させる。
【0024】
上記のような動作を繰り返し、パターンアドレス「201」によりパターンアドレス「1000」にジャンプした後のパターンアドレス「1001」のとき、パターンジェネレータ5は、インストラクション「RTS」により、フォーマットデータとドライバデータと期待値とを出力すると共に、パターンアドレスとJSRフラグ「L」をフェイルメモリコントローラ6に与える。そして、パターンアドレス「202」に実行ラインをジャンプさせる。
【0025】
フォーマッタデータとドライバデータとにより、フォーマッタとドライバとを介して、DUT1に試験パターンが与えられる。この試験パターンを入力したDUT1が出力した信号と期待値とを比較し、コンパレータ2は比較結果「フェイル」を出力する。
【0026】
制御回路62は、比較結果がフェイルなので、パターンアドレス「1001」とJSRフラグ[L]と比較結果「フェイル」とをフェイルメモリ61にWEを出力し記憶させる。
【0027】
なお、制御回路62は、図3の制御回路41と同様に実際はメモリアドレスを出力している。
【0028】
このように、制御回路62が、パターンジェネレータ5からのJSRフラグに基づいて、フェイルメモリ61にパターンアドレスを記憶させるので、サブルーチンで比較結果がフェイルになっても、どのパターンアドレスからジャンプしたものかが容易にわかる。これにより、すべての比較結果をフェイルメモリに記憶さぜる必要がないので、メモリの容量を小さくすることができる。
【0029】
また、JSRフラグの情報も制御回路62がフェイルメモリ61に記憶させたので、サブルーチンのパターンアドレスかメインのパターンアドレスかが容易にわかる。これにより、解析が容易になる。
【0030】
上記実施例において、フェイルメモリ61にパターンアドレスを記憶させる経路として、一度、制御回路62を経由してフェイルメモリ61に記憶させる構成を示したが、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、パターンジェネレータ5から、直接、フェイルメモリ61にパターンアドレスを記憶させる構成でもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、制御回路が、パターンジェネレータからのサブルーチンジャンプ情報に基づいて、フェイルメモリにパターンアドレスを記憶させるので、サブルーチンで比較結果がフェイルになっても、どのパターンアドレスからジャンプしたものかが容易にわかる。これにより、すべての比較結果をフェイルメモリに記憶させる必要がないので、メモリの容量を小さくすることができる。
【0032】
また、サブルーチンジャンプも制御回路がフェイルメモリに記憶させたので、サブルーチンのパターンアドレスかメインのパターンアドレスかが容易にわかる。これにより、解析が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した構成図である。
【図2】図1の装置のフェイルメモリ61が記憶する内容の例である。
【図3】従来のIC試験装置の構成を示した図である。
【図4】パターンジェネレータ2のパターンプログラムとパターンデータの例を示した図である。
【図5】図3の装置のフェイルメモリ42が記憶する内容の例である。
【符号の説明】
1 DUT
3 コンパレータ
5 パターンジェネレータ
61 フェイルメモリ
62 制御回路
Claims (1)
- パターンプログラムに基づいて、パターンアドレスと試験パターンデータと期待値とを出力すると共に、サブルーチンジャンプ情報を出力するパターンジェネレータと、
このパターンジェネレータからの期待値と被試験対象が前記パターンジェネレータからの試験パターンデータに応答した信号とを比較し、パス/フェイルを出力するコンパレータと、
試験結果を記憶するフェイルメモリと、
前記パターンジェネレータからサブルーチンジャンプ情報を受け取ると共に、前記コンパレータからのパス/フェイルを受け取り、サブルーチンジャンプ情報がサブルーチンへのジャンプのとき、または、パス/フェイルがフェイルのときは、パターンアドレスとパス/フェイルの情報とサブルーチンジャンプ情報とを試験結果として前記フェイルメモリに記憶させる制御回路と
を具備すること特徴とするIC試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11775897A JP3550636B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | Ic試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11775897A JP3550636B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | Ic試験装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10307166A JPH10307166A (ja) | 1998-11-17 |
JP3550636B2 true JP3550636B2 (ja) | 2004-08-04 |
Family
ID=14719605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11775897A Expired - Fee Related JP3550636B2 (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | Ic試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3550636B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5206417B2 (ja) * | 2006-12-21 | 2013-06-12 | 日本電気株式会社 | 信号測定装置および信号測定方法 |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP11775897A patent/JP3550636B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10307166A (ja) | 1998-11-17 |
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