JP3548747B2 - 記録媒体および文字入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体および文字入力装置に関し、特に、英語入力モードのままで日本語を入力しても、正しく英語への変換を行うようにすることにより、入力モードを切り替えることなく、所望の英語が入力されるようにした記録媒体および文字入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
英語入力装置(英語ワードプロセッサ)の中には、ユーザが、わからない英語を入力したい場合、日本語を入力すると、その日本語の意味に対応する英語がリストアップされ、そのリストアップされた英語の中から、所望の英語を選択できるという機能を有しているものがある。
【0003】
図20のフローチャートを参照して、従来の英語入力装置において、ユーザが、わからない英語を入力したい場合に行う動作について説明する。まず、ユーザが、わからない英語があり、日本語で入力し、その日本語の意味に対応する英語を表示させたいと思ったとき、ステップS51において、英語入力モードから日本語入力モードに切り替える。そしてステップS52において、ユーザは、日本語を入力する。英語入力装置は、入力された日本語に対応する英語を検索し、ディスプレイ上に検索した結果を表示する。ユーザは、ステップS53において、その表示された英語のリスト内から、所望の英語を選択する。そしてその選択結果で良ければ、ステップS54に進み、ユーザは、日本語入力モードから英語入力モードに切り替える。
【0004】
以上のようにすることにより、わからない英語がある場合でも、日本語の入力によって、所望の英語を得て、入力することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した英語入力装置では、ユーザが、異なる言語(日本語)を入力する場合、入力モードの切替を行なわなくてはならない。その結果、ユーザの思考が中断し、迅速な入力が困難になる課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ユーザが、英語入力モードのままで、他の言語の読みを入力しても、正しく他の言語と認識し、対応する英語を表示することにより、入力モードの切替を必要としないようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録媒体は、第1の言語の文字を入力する文字入力装置を制御するプログラムが記録されている記録媒体であって、入力された文字列を、第1の言語としてのスペリングが正しいか否かを判断する判断ステップと、判断ステップで、入力された文字列が第1の言語としてのスペリングが誤っていると判断された場合に、入力された文字列を、第2の言語の文字列に変換する変換ステップと、変換ステップにより変換された第2の言語の文字列が持つ意味に対応する第1の言語の文字列を検索する検索ステップとを備えるプログラムが記録されていることを特徴とする。
【0008】
本発明の文字入力装置は、入力された文字列を、第1の言語としてのスペリングが正しいか否かを判断する判断手段と、判断手段により、入力された文字列が第1の言語としてのスペリングが誤っていると判断された場合に、入力された文字列を第2の言語の文字列に変換する変換手段と、変換手段により変換された第2の言語の文字列が持つ意味に対応する第1の言語の文字列を検索する検索手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
本発明においては、入力された文字列に対して、第1の言語としてのスペリングが正しいか否かが判断され、入力された文字列が第1の言語としてのスペリングが誤っていると判断された場合に、入力された文字列が第2の言語の文字列に変換され、その変換された第2の言語の文字列が持つ意味に対応する第1の言語の文字列が検索される。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0011】
本発明の文字入力装置は、入力された文字列を、第1の言語としてのスペリングが正しいか否かを判断する判断手段(例えば、図2のステップS11)と、判断手段により、入力された文字列が第1の言語としてのスペリングが誤っていると判断された場合に、入力された文字列を、第2の言語の文字列に変換する変換手段(例えば、図3のステップS14)と、変換手段により変換された第2の言語の文字列が持つ意味に対応する第1の言語の文字列を検索する検索手段(例えば、図3のステップS16)とを備えることを特徴とする。
【0012】
図1は、本発明を適用した英語入力装置(英語ワードプロセッサ)の構成例を示している。入出力処理部20は、マウス1またはキーボード5からの入力情報の処理と、ディスプレイ10への出力情報の処理を行っている。入力バッファ22は、入出力処理部20に入力された情報を格納する。変換バッファ25には、入力バッファ22に記憶された文字列の中から、処理が行なわれる文字列がコピーされる。
【0013】
スペルチェック処理部29は、変換バッファ25に格納されている文字列を読み出し、スペルチェック用辞書30を検索し、読み出した文字列が、英語のスペリング(単語)として存在する場合は、その文字列をスペル修正候補バッファ27に格納させる。また、読み出した文字列が、英語のスペリングとして存在しない場合は、読み出した文字列に類似するスペリングを持つ単語が検索され、スペル修正候補バッファ27に格納される。
【0014】
ローマ字かな変換処理部31は、変換バッファ25に格納されている文字列を読み出し、読み出した文字列のローマ字読みに対応するかなをローマ字かな変換テーブル32から読み出し、かなバッファ28に格納させる。
【0015】
日英変換処理部33は、かなバッファ28に格納された文字列が全てかなのとき(アルファベットが含まれていないとき)、そのかな文字列がもつ意味に対応する英語を、日英変換辞書34から読み出し、日英変換候補バッファ26に格納させる。
【0016】
日本語優先フラグ23は、ユーザが、所定のキーを操作して、日本語優先モードを設定したときにオンされるフラグであり、このフラグがオンの場合、スペル修正候補バッファ27と、日英変換候補バッファ26の両方のバッファ内に、文字列が存在するとき、日英変換候補バッファ26内に存在する文字列が優先的に読み出される。
【0017】
日本語強制フラグ24は、ユーザが、日本語として入力した文字列を英語に変換させる処理を行うことを指示するキーが入力されたときにオンになるフラグである。
【0018】
本処理部21は、上述した各処理を制御する。
【0019】
次に、図1の英語入力装置の動作について、図2乃至図4のフローチャートを参照し、例をあげて説明する。
【0020】
最初にステップS1において、本処理部21は、日英変換候補バッファ26、スペル修正候補バッファ27、およびかなバッファ28を、文字列を記憶していない状態に初期化し、日本語強制フラグ24を、図4に示すようにオフにする。図5の例では、日本語優先モードを設定するキー(キーボード5の中のキー)が操作されているものとして、日本語優先フラグ23はオンになっているが、このモードが設定されていなければ、日本語優先フラグ23はオフになっている。
【0021】
そして、ステップS2では、本処理部21は、ユーザが、キーボード5から文字を入力するのを待機する。ここで、入力される文字が、ケース1として、”WAKE”である場合を例に挙げて説明する。ユーザは”WAKE”を入力する際、まず”W”を入力する。入力された”W”に対し、ステップS3の処理が行われる。ステップS3では、入力された文字が、区切り文字であるか否かが判断される。図6は、区切り文字の例を示している。区切り文字として登録されているのは、この例では、スペース、リターン、およびタブである。
【0022】
入力された文字”W”は、区切り文字ではないので、ステップS4に進む。ステップS4では、入力されたのは、日本語強制キーからの入力であるか否かが判断される。日本語強制キーは、キーボード5上にあるキーの1つが割り当てられており、そのキーが操作されると、対応した処理として日本語強制フラグ24がオンされる(後述するステップS5)。また日本語強制キーは、ユーザにより、1単語分の日本語の文字列を入力し終わった後に操作される。
【0023】
いま入力は、日本語強制キーからの入力ではないので、ステップS6に進み、日本語優先切替キーからの入力であるか否かが判断される。日本語優先切替キーも、キーボード5上にあるキーの1つが割り当てられており、そのキーが操作されると、日本語優先フラグ23がオンまたはオフされるようになされている(後述するステップS7)。この日本語優先切替キーは、入力した文字列が、日本語として意味を持ち、その意味に対応した英語が日英変換候補バッファ26に格納されており、さらにその文字列に類似した意味を持つ英語のスペリングまたは、その文字列自身が、スペル修正候補バッファ27に格納されている場合に、日英変換候補バッファ26からの読み出しを優先させるか否かを選択するときに操作されるキーである。よって、例えば、頻繁に日本語の入力を行うユーザは、このキーを予め操作して日本語優先フラグをオンにしておけば、日本語に対応した英語が優先的にディスプレイ10上に表示されるので、迅速な、英文入力が可能となる。
【0024】
いま入力は、日本語優先切替キーからの入力ではないので、ステップS8に進み、入力された”W”は、入力バッファ22に格納される。入力された文字が格納されると、ステップS2に戻り入力待ちの状態になる。
【0025】
同様の処理が、”A”,”K”,”E”の文字が入力された場合にも繰り返され、その結果、図7に示すように”WAKE”の文字列が入力バッファ22に格納される。その後ユーザが、ステップS3において、区切り文字を入力したと判断されると、ステップS9に進む。ステップS9では、入力バッファ9に格納されている文字列が、図8に示すように変換バッファ9にコピーされる。このとき、いま入力された区切り文字の1つ前の区切り文字から、いま入力された区切り文字の直前までの文字列(1単語分)がコピーされる。
【0026】
ステップS10において、スペルチェック処理部29が、変換バッファ25にコピーされた文字列を読み出し、読み出された文字列が、英語のスペリングとして正しいか否かを、換言すれば、スペルチェック用辞書30に登録されているか否かをチェックする。そして、ステップS11において、チェックの結果、変換バッファ25にコピーされた文字列が英語のスペリングとして正しいと判断された場合、ステップS12に進み、正しくないと判断された場合は、ステップS13(図3)に進む。”WAKE”は、英語のスペリングとして正しいので、ステップS12に進む。ステップS12では、日本語強制フラグ24がオンされているか否かが判断される。いまの場合、日本語強制フラグはオフなので、ステップS1に戻る。
【0027】
一方ユーザが、”WAKE”と入力した後に、日本語強制キーを操作した場合、ステップS4において、入力は日本語強制キーからの入力であると判断され、ステップS5に進む。ステップS5では、本処理部21は、日本語強制フラグ24をオンにする。そして、ステップS9に進む。ステップS9乃至S11までの各処理は、上述した処理と同様の処理なので、その説明は省略する。
【0028】
ステップS12において、日本語強制フラグ24がオンされているか否かが判断される。いま、日本語強制フラグはオンされているので、ステップS13(図3)に進む。ステップS13では、本処理部21は、スペル修正候補をスペル候補バッファ27に格納させる。”WAKE”は、英語として正しいスペリングであるが、ここでは正しいスペリングの単語も、スペル修正候補とされ、”WAKE”がそのまま、図9に示すように、スペル修正候補バッファ27に格納される。
【0029】
ステップS14では、ローマ字かな変換処理部31は、変換バッファ25にコピーされた文字列をローマ字として扱い、ローマ字とかなの対応関係が登録されているローマ字かな変換テーブル32を参照し、かなに変換する。かなに変換された文字列は、かなバッファ28に格納される。つまり”WAKE”は、かなに直すと”わけ”になるので、図10に示すようにかなバッファ28には、”わけ”が格納される。
【0030】
次にステップS15において、かなバッファ28に格納された文字列が、全てかなであるか否かが判断される。いま、かなバッファ28に格納されている”わけ”は、全てかなであるので、ステップS16に進む。ステップS16では、日英変換処理部33が、かなに変換された文字列の持つ日本語の意味に対応する英語を、日英変換辞書34から検索する。そしてステップS17において、検索の結果、対応する英語が存在するか否かが判断され、存在する場合はステップS18に進み、存在しない場合には、ステップS19(図4)に進む。いま、かなに変換された”わけ”に対応する英語は、図11に示すように存在し、この英語は、ステップS18において、日英変換候補バッファ26に格納される。
【0031】
格納後、ステップS19に進み、日本語強制フラグ24がオンされているか否かが判断される。いま日本語強制フラグ24はオンされているので、ステップS21に進む。ステップS21では、日英変換候補バッファ26に文字列が存在するか否かが判断される。いま日英変換候補バッファ26には、図11に示すような英語が格納されているので、ステップS22に進み、格納されている文字列がディスプレイ10上に表示される。
【0032】
表示後、ステップS24に進み、本処理部21は、ユーザが、ステップS25乃至S27に示すいずれかの処理選択のキーを入力するのを待機する。まずステップS25において、日英変換候補表示キーからの入力であるか否かが判断される。日英変換表示キーからの入力である場合、ステップS21に戻り、同様の処理が行われる(日英変換候補バッファ26に記憶されている、次の単語が表示される)。一方ステップS25において、日英変換候補表示キーからの入力ではないと判定された場合、ステップS26に進む。ステップS26では、スペル修正候補表示キーからの入力であるか否かが判断される。スペル修正候補表示キーからの入力の場合、ステップS23に進む。ステップS23では、スペル修正候補バッファ27に格納されている文字列がディスプレイ10上に表示される。いま、図9に示すようにスペル修正候補バッファ27には”WAKE”が格納されているので、ディスプレイ10上にも、”WAKE”と表示される。そして再びステップS24に戻り、処理選択の入力待ちになる。
【0033】
一方、ステップS26において、スペル修正候補表示キーからの入力ではないと判定された場合、ステップS27に進み、表示されている文字列の候補から、ユーザが所望の文字列の番号やリターンキーなどの候補選択キーを入力したか否かが判断される。文字列が選択されなければ、ステップS24に戻り、同様の処理が繰り返される。そしてユーザが、所望の文字列を選択した場合、ステップS28に進む。ステップS28では、選択された文字列が、入力バッファ22に格納されている文字列(変換バッファ25にコピーされた文字列)と置き換えられる。そして再びステップS1に戻り、同様の処理が繰り返される。
【0034】
なお、日英変換候補表示キーと、スペル修正候補表示キーは、それぞれキーボード5上のキーが1つづつ割り当てられている。
【0035】
次に、ケース2として”SIYOU”を入力した場合を例に挙げて説明する。但し、各ステップにおいて、上述した説明と同様の場合には、その説明は適宣省略する。
【0036】
まず、ステップS1乃至S8までの各処理によって、図12に示すように”SIYOU”の各文字が入力バッファ22に格納される。また、ステップS4において、日本語強制キーからの入力は無いと判定されているものとする。
【0037】
ステップS3において、区切り文字が入力され他と判定されると、ステップS9において、”SIYOU”が、図13に示すように入力バッファ22から変換バッファ25にコピーされる。そしてステップS10において、変換バッファ25にコピーされた”SIYOU”のスペルチェックが行われる。ステップS11において、”SIYOU”のスペリングが正しいか否かが判断される。その結果”SIYOU”は英語のスペリングに存在しないので、ステップS13に進む。ステップS13では、この文字列に類似しているスペリングの英語、例えば図14に示すような”silos”,”Simon”といった英語が、スペル修正候補として、スペル候補バッファ27に格納される。
【0038】
次に、ステップS14において、ローマ字かな変換処理部31が、”SIYOU”を”しよう”に変換し、図15に示すように、かなバッファ28に格納する。そして、ステップS15において、”しよう”は全てかなと判定され、ステップS16に進む。ステップS16では、かなに変換された文字列”しよう”に対応する英語が日英変換処理部33で検索される。ステップS17では、検索された結果、図16に示すような英語が存在しているので、ステップS18に進む。そして、ステップS18において、図16に示すような英語が、日英変換候補バッファ26に格納される。
【0039】
格納後、ステップS19に進み、日本語強制フラグ24がオンとされているか否かが判断される。いま、日本語強制フラグ24はオフなので、ステップS20に進む。そして、ステップS20において、日本語優先フラグがオンとされているか否かが判断される。それがオンされている場合、ステップS21、そしてステップS22に進み、日英変換候補バッファ26に格納されている、図16に示すような英語がディスプレイ10上に表示される。
【0040】
一方ステップS20において日本語優先フラグ23がオフされていると判定された場合、ステップS23に進み、スペル修正候補バッファ27に格納されている図14に示すような英語が、ディスプレイ10上に表示される。
【0041】
ディスプレイ10上に、日英変換候補バッファ26またはスペル修正候補バッファ27に格納されている文字列が表示された後はステップS24に進む。その後の各ステップの処理は、ケース1のときと同様の処理なので、その説明は省略する。
【0042】
一方、ステップS4において、日本語強制キーからの入力があったと判定された場合、ステップS5に進むことと、ステップS19から、必ずステップS21に進むこと以外のステップの移動、および各処理は同様の処理なので、その説明は省略する。
【0043】
次に、ケース3として”OMRON”が入力された場合を例に挙げて説明する。ステップS1乃至S8の各処理により、図17に示すように、”OMRON”の文字列が、入力バッファ22に格納されたものとする。
【0044】
ステップS3において、区切り文字が入力されたと判定されると、ステップS9に進み、変換バッファ25に、図17に示すように、”OMRON”の文字列がコピーされる。このコピーされた文字列は、ステップS10においてスペルチェックされ、ステップS11に進み、”OMRON”というスペリングは正しくないと判断され、ステップS13に進む。そして、ステップS13において、スペル修正候補として、例えば、図19に示すような英語が、スペル修正候補バッファ27に格納される。
【0045】
ステップS14では、”OMRON”は、図20に示すように、”おMろん”と変換され、かなバッファ28に格納される。そしてステップS15において、かな変換された文字列が全てかなか否かが判断される。いま、”おMろん”は、”M”というアルファベットを含んでいるので、全てかなではない。よって、ステップS19に進む。
【0046】
いま、日本語強制フラグはオフなので、ステップS20に進む。ステップS20において、日本語優先フラグ24がオンになされていると、ステップS21に進む。ステップS21において、日英変換候補バッファ26内に、文字列が格納されているか否かが判断される。いま、日英変換候補バッファ26に、文字列は格納されていないので、ステップS23に進む。
【0047】
一方、ステップS20において、日本語優先フラグがオフになっていると判定された場合は、ステップS21を介さずにステップS23に進む。ステップS23では、スペル修正候補バッファ27に格納されている図19に示すような英語が、ディスプレイ10上に表示される。そしてステップS24に進む。ステップS24以下の処理は、ケース1の場合の処理と同様の処理なので、その説明は省略する。
【0048】
一方、ステップS4において、日本語強制キーからの入力があったと判定された場合は、ステップS5に進むことと、ステップS19から、必ずステップS21に進むこと以外のステップの移動、および各処理は同様の処理なので、その説明は省略する。
【0049】
以上のように、入力言語のモードを切り替えなくても、日本語を入力すると、対応する英語のスペリングが存在しなければ、その日本語の意味に対応する英語が自動的に検索表示される。入力後、日本語強制キーがオンされた場合も同様である。
【0050】
なお、上記実施の形態においては、英語と日本語を用いたが、その他の言語の組み合わせにおいても、本発明は適用することが可能である。
【0051】
上記各処理を行うプログラムは、フロッピディスク、CD−ROMなどの記録媒体に記録紙、ユーザに提供する他、インターネット、デジタル衛星などのネットワークを介してユーザに伝送し、これをハードディスク、メモリなどに記憶させるようにしても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上の如く本発明によれば、入力された文字列に対して、第1の言語としてのスペリングが正しいか否かを判断し、入力された文字列が第1の言語としてのスペリングが誤っていると判断された場合に、入力された文字列を第2の言語の文字列に変換し、その変換された第2の言語の文字列が持つ意味に対応する第1の言語の文字列を検索するようにしたので、入力モードを切り替えずに、第2の言語の文字列を入力し、それに対応する第1の言語の文字列を表示させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した英語入力装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の本処理部が行う処理を説明するフローチャートである。
【図3】図2に続くフローチャートである。
【図4】図3に続くフローチャートである。
【図5】日本語優先フラグと日本語強制フラグの内容を示す図である。
【図6】区切り文字の例を示す図である。
【図7】図1の入力バッファの内容の例を示す図である。
【図8】図1の変換バッファの内容の例を示す図である。
【図9】図1のスペル修正候補バッファの内容の例を示す図である。
【図10】図1のかなバッファの内容の例を示す図である。
【図11】図1の日英変換候補バッファの内容の一例を示す図である。
【図12】図1の入力バッファの内容の例を示す図である。
【図13】図1の変換バッファの内容の例を示す図である。
【図14】図1のスペル修正候補バッファの内容の例を示す図である。
【図15】図1のかなバッファの内容の例を示す図である。
【図16】図1の日英変換候補バッファの内容の例を示す図である。
【図17】図1の入力バッファの内容の例を示す図である。
【図18】図1の変換バッファの内容の例を示す図である。
【図19】図1のスペル修正候補バッファの内容の例を示す図である。
【図20】図1のかなバッファの内容の例を示す図である。
【図21】従来の英語入力装置におけるユーザが行う動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 マウス
5 キーボード
10 ディスプレイ
20 入出力処理部
21 本処理部
22 入力バッファ
23 日本語優先フラグ
24 日本語強制フラグ
25 変換バッファ
26 日英変換候補バッファ
27 スペル修正候補バッファ
28 かなバッファ
29 スペルチェック処理部
30 スペルチェック用辞書
31 ローマ字かな変換処理部
32 ローマ字かな変換テーブル
33 日英変換処理部
34 日英変換辞書

Claims (2)

  1. 第1の言語の文字を入力する文字入力装置を制御するプログラムが記録されている記録媒体において、
    入力された文字列を、第1の言語としてのスペリングが正しいか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップで、入力された前記文字列が前記第1の言語としてのスペリングが誤っていると判断された場合に、入力された文字列を、第2の言語の文字列に変換する変換ステップと、
    前記変換ステップにより変換された第2の言語の文字列が持つ意味に対応する前記第1の言語の文字列を検索する検索ステップと
    を備えるプログラムが記録されていることを特徴とする記憶媒体。
  2. 第1の言語の文字を入力する文字入力装置において、
    入力された文字列を、第1の言語としてのスペリングが正しいか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、入力された前記文字列が前記第1の言語としてのスペリングが誤っていると判断された場合に、入力された文字列を第2の言語の文字列に変換する変換手段と、
    前記変換手段により変換された第2の言語の文字列が持つ意味に対応する前記第1の言語の文字列を検索する検索手段と
    を備えることを特徴とする文字入力装置。
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