JP3547111B2 - シール材カット用のトンボの読み取り装置を持つカッティングプロッタとそれを用いたシール材カット用のトンボの読み取り方法 - Google Patents

シール材カット用のトンボの読み取り装置を持つカッティングプロッタとそれを用いたシール材カット用のトンボの読み取り方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シール材表面に印刷されたシールの輪郭をカットするのに用いる、シール材カット用のトンボの読み取り装置を持つカッティングプロッタと、該プロッタを用いたシール材カット用のトンボの読み取り方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6に示したように、シール材10には、その表面に文字、数字、記号、図又は絵(図6では、省略されている)からなる複数のシール20が並べて印刷されている。シール材10は、台紙(図示せず)上に剥離可能に貼着されている。
【0003】
シール材10表面には、シール20の他に、その四隅部等に、シール材10をカットする際の基準となるシール材カット用のトンボ30が印刷されている。トンボ30は、シール材10の横軸x−縦軸yと平行な横線−縦線を持っていて、例えば、横線と縦線とがL字状又は十字状に交差した形状(図6では、L字状をしている)をしている。
【0004】
このシール材10の使用に際しては、台紙上に貼着されたシール材10を、台紙ごとカッティングプロッタのプラテン上に搭載している。次いで、カッティングプロッタのヘッドを、プラテン上に搭載されたシール材10上をX―Y方向に相対的に移動させている。そして、ヘッドに装着されたカッタにより、台紙上に貼着されたシール材10表面に印刷されたシールの輪郭22をカットして、シール20をシール材10から分離している。次いで、そのシール材10から分離したシール20を、台紙上から剥取っている。そして、そのシール20を、該シール裏面に塗布された接着材の接着力を用いて、各種部材の表面に貼着している。
【0005】
上記のようにして、プラテン上に搭載されたシール材10表面に印刷されたシールの輪郭22を、カッティングプロッタにより、カットする際には、シール材10表面の隅部等に印刷されたトンボ30を基準にして、カッティングプロッタのヘッドを、プラテン上に搭載されたシール材10上をX―Y方向に相対的に移動させている。そして、ヘッドに装着されたカッタにより、シール材10表面に印刷されたシールの輪郭22をカットしている。
【0006】
近時は、上記カッティングプロッタによるシール材10表面に印刷されたシールの輪郭22のカットの自動化を図る目的から、シール材10表面に印刷されたシール材カット用のトンボ30を自動的に読み取るための読み取り装置を持つカッティングプロッタの開発が切望されている。
【0007】
このトンボの読み取り装置を持つカッティングプロッタとして、そのヘッドに、プラテン上に搭載されたシール材10表面方向に所定量の光を発する発光素子と、該発光素子から発せられてプラテン上に搭載されたシール材10表面で反射する光の反射量を検知する受光素子とを備えたものが考えられる。
【0008】
このカッティングプロッタにおいては、ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材10表面方向に発しながら、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材10上をシール材10表面のトンボ30が印刷されていると推定される部分の直上までX―Y方向に相対的に移動させることができる。そして、その際に、ヘッドに備えられた発光素子から発せられてシール材10表面で反射する光の反射量を、ヘッドに備えられた受光素子により検知できる。そして、その受光素子により検知した光の反射量の差から、シール材10表面のトンボ30が印刷されていると推定されている部分にトンボ30が実際に印刷されていることを、自動的に読み取ることができる。
【0009】
具体的には、シール材10の地色は、白色等をしていて、その受けた光のほぼ100%を反射する。それに対して、シール材10表面に印刷されたトンボ30は、黒色等をしていて、その受けた光のほとんどを反射せずに吸収してしまう。従って、上記のようにして、ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材10表面方向に発しながら、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材10表面の地色が露出した部分からトンボ30が印刷された部分の直上まで移動させた際には、ヘッドに備えられた発光素子から発せられて、シール材10表面で反射して、受光素子により受ける光の反射量が、100%近くから0%近くまで低下する。その結果、そのシール材10表面のトンボ30が印刷されていると推定される部分に、実際にトンボ30が印刷されていることを、読み取ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにして、受光素子により受ける光の反射量の差により、プラテン上に搭載されたシール材10表面のトンボ30が印刷されていると推定される部分に実際にトンボ30が印刷されていることを、読み取るようにした場合には、そのトンボ30が印刷されているか否かを判定する基準となる受光素子により検知した光の反射量の差を小さく設定すると、その発光素子から発せられて、トンボ30の近くのシール材10表面に印刷された赤、青等の不要な色付の線表面や、トンボ30の近くのシール材10表面に付着した汚れ表面で反射する光の反射量が、例えば30%であっても、その赤、青等の不要な色付の線や汚れを、トンボ30と読み誤ってしまった。そして、その読み誤ったトンボ30を基準として、カッティングプロッタのヘッドをプラテン上をX―Y方向に相対的に移動させてしまった。その結果、そのヘッドに装着されたカッタにより、シール材10表面に印刷されたシールの輪郭22を的確にカットできなかった。
【0011】
また、シール材10表面に印刷されたトンボ30は、同じ黒色等をしていても、その表面に光沢があるものと無いもの、その表面の色が濃いものと薄いもの等があって、そのトンボ30表面で反射する光の反射量が、一律にほぼ0%でなく、種々に異なっている。同様に、シール材10表面の地色が露出した部分も、同じ白色等をしていても、その表面に光沢のあるものと無いもの、その表面がくすんでいるものとくすんでいないもの等があって、その地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量が、一律にほぼ100%でなく、種々に異なっている。
【0012】
そのため、上記のようにして、ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材10表面方向に発しながら、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材10表面のトンボ30が印刷されていると推定される部分の直上まで移動させた際の、受光素子により受ける光の反射量の差により、プラテン上に搭載されたシール材10表面のトンボ30が印刷されていると推定される部分にトンボ30が実際に印刷されていることを、読み取るようにした場合には、そのトンボ30が印刷されているか否かを判定する基準となる受光素子により検知した光の反射量の差を大きく設定すると、その発光素子から発せられてトンボ30表面で反射する光の反射量が、ほぼ0%でなく、例えば30%まであったり、その発光素子から発せられてトンボ30の近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量が、ほぼ100%でなく、例えば70%しかなかったりすると、上記読み取り装置を持つカッティングプロッタでは、そのシール材10表面のトンボ30が印刷されていると推定される部分にトンボ30が印刷されていることを、読み取ることができなかった。
【0013】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、トンボの近くのシール材表面に不要な色付の線が印刷されていたり、トンボの近くのシール材表面に汚れが付着していたり、トンボ表面に光沢が無かったり、そのトンボの色が薄かったりして、発光素子から発せられてトンボ表面で反射する光の反射量が30%等まであったり、又は、トンボの近くのシール材の地色が露出した部分に光沢が無かったり、その地色が露出した部分がくすんでいたりして、発光素子から発せられてシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量が70%等までしかなかったりしても、シール材表面に印刷されたトンボを常に誤りなく正確に読み取ることのできる、シール材カット用のトンボの読み取り装置を持つカッティングプロッタ(以下、カッティングプロッタという)と、該プロッタを用いたシール材カット用のトンボの読み取り方法(以下、トンボの読み取り方法という)とを提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のカッティングプロッタは、
プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシール材カット用のトンボを基準にして、前記プラテン上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタにより、前記プラテン上に搭載されたシール材をカットするカッティングプロッタにおいて、
前記プラテン上に搭載されたシール材表面方向に所定量の光を発する発光素子と、該発光素子から発せられて前記プラテン上に搭載されたシール材表面で反射する光の反射量を検知する受光素子とを、前記ヘッドに備え、前記受光素子で検知した光の反射量の差を算出する第1算出手段と、該第1算出手段で算出した光の反射量の差を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した光の反射量の差に対する前記第1算出手段で算出した光の反射量の差の較差を算出する第2算出手段と、該第2算出手段で算出した光の反射量の差の較差が一定の許容範囲内にあるか否を判別して、シール材表面に前記トンボか印刷されているか否かを判別する判別手段とを備えたことを特徴としている。
【0015】
このカッティングプロッタにおいては、ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材表面方向に発しながら、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材表面に印刷された1つ目のトンボの直上までプラテン上をX―Y方向に相対的に移動させることができる。そして、本発明のトンボの読み取り方法の、a工程を行うことができる。
【0016】
その際には、発光素子から発せられてシール材表面に印刷された1つ目のトンボの表面で反射した光の反射量とそのトンボの近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射した光の反射量とを、ヘッドに備えられた受光素子により検知できる。そして、その受光素子により検知した光の反射量の差A0を、第1算出手段により算出して、その第1算出手段により算出した光の反射量の差A0を、記憶手段に記憶できる。そして、本発明のトンボの読み取り方法の、b〜d工程を行うことができる。
【0017】
次いで、ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材表面方向に発しながら、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の直上までプラテン上をX―Y方向に相対的に移動させることができる。そして、本発明のトンボの読み取り方法の、e工程を行うことができる。
【0018】
その際には、発光素子から発せられてシール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の表面とそのトンボの近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射した光の反射量を、ヘッドに備えられた受光素子により検知できる。そして、その受光素子により検知した光の反射量の差Aを、第1算出手段により算出できる。そして、本発明のトンボの読み取り方法の、f〜g工程を行うことができる。
【0019】
次いで、記憶手段に記憶した光の反射量の差A0に対する上記第1算出手段により算出した光の反射量の差Aの較差を、第2算出手段により算出できる。そして、その第2算出手段により算出した較差が一定の許容範囲内にあるか否かを、判別手段により判別できる。そして、シール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分にトンボが印刷されているか否かを、判別できる。そして、本発明のトンボの読み取り方法の、h〜i工程を行うことができる。
【0020】
本発明のカッティングプロッタにおいては、受光素子で検知した光の反射量をデジタル値に変換するA/Dコンバータを備えて、該コンバータによりデジタル値に変換した前記受光素子で検知した光の反射量の差のデジタル値を算出する第1算出手段と、該第1算出手段で算出した光の反射量の差のデジタル値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した光の反射量の差に対する前記第1算出手段で算出した光の反射量の差の較差のデジタル値を算出する第2算出手段と、該第2算出手段で算出した光の反射量の差の較差のデジタル値が一定の許容範囲内にあるか否を判別して、シール材表面にトンボが印刷されているか否かを判別する判別手段とを備えた構造とすることを好適としている。
【0021】
このカッティングプロッタにあっては、シール材表面に印刷された1つ目のトンボの表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量であって、受光素子により検知した光の反射量を、A/Dコンバータによりデジタル値に変換できる。そして、その受光素子で検知してA/Dコンバータによりデジタル値に変換した光の反射量の差A0のデジタル値を、第1算出手段により算出して、その第1算出手段により算出した光の反射量の差A0のデジタル値を、記憶手段に記憶できる。
【0022】
また、シール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量であって、受光素子により検知した光の反射量を、A/Dコンバータによりデジタル値に変換できる。そして、その受光素子により検知して、A/Dコンバータによりデジタル値に変換した光の反射量の差Aのデジタル値を、第1算出手段により算出できる。
【0023】
次いで、記憶手段に記憶した光の反射量の差A0に対する、上記第1算出手段により算出した光の反射量の差Aの較差のデジタル値を、第2算出手段により算出できる。そして、その第2算出手段により算出した較差のデジタル値が一定の許容範囲内にあるか否かを、判別手段により判別できる。そして、シール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分にトンボが印刷されているか否かを、判別できる。
【0024】
本発明のカッティングプロッタを用いたシール材カット用のトンボの読み取り方法であって、本発明のトンボの読み取り方法は、次の工程を含むことを特徴としている。
a.ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材表面方向に発しながら、前記ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシール材カット用の1つ目のトンボの直上までプラテン上をX―Y方向に相対的に移動させる工程。
b.前記a工程においてヘッドを1つ目のトンボの直上まで移動させた際に、前記ヘッドに備えられた発光素子から発せられてシール材表面に印刷された1つ目のトンボの表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射した光の反射量を、前記ヘッドに備えられた受光素子により検知する工程。
c.前記b工程において受光素子により検知した光の反射量の差A0を、第1算出手段により算出する工程。
d.前記c工程において第1算出手段により算出した光の反射量の差A0を、記憶手段に記憶する工程。
e.ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材表面方向に発しながら、前記ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の直上までプラテン上をX―Y方向に相対的に移動させる工程。
f.前記e工程においてヘッドを2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の直上まで移動させた際に、前記ヘッドに備えられた発光素子から発せられてシール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の表面とその近くのシール材の地色が露出している部分の表面で反射した光の反射量を、前記ヘッドに備えられた受光素子により検知する工程。
g.前記f工程において受光素子により検知した光の反射量の差Aを、第1算出手段により算出する工程。
h.前記記憶手段に記憶した光の反射量の差A0に対する前記g工程において第1算出手段により算出した光の反射量の差Aの較差を、第2算出手段により算出する工程。
i.前記第2算出手段により算出した光の反射量の差A0、Aの較差が一定の許容範囲内にあるか否を判別手段により判別して、前記シール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分にトンボが印刷されているか否かを判別する工程。
【0025】
このトンボの読み取り方法においては、そのa〜d工程において、ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材表面方向に発しながら、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材表面に印刷された1つ目のトンボの直上までプラテン上をX―Y方向に相対的に移動させることができる。そして、その際に、シール材表面に印刷された1つ目のトンボの表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射した光の反射量を、ヘッドに備えられた受光素子により検知できる。そして、その受光素子により検知した光の反射量の差A0を、第1算出手段により算出して、その光の反射量の差A0を、記憶手段に記憶できる。
【0026】
次いで、そのe〜g工程において、ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材表面方向に発しながら、ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の直上までプラテン上をX―Y方向に相対的に移動させることができる。そして、その際に、発光素子から発せられてシール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射した光の反射量を、ヘッドに備えられた受光素子により検知できる。そして、その受光素子により検知した光の反射量の差Aを、第1算出手段により算出できる。
【0027】
次いで、そのh〜i工程において、記憶手段に記憶した光の反射量の差A0に対する、上記第1算出手段により算出した光の反射量の差Aの較差を、第2算出手段により算出できる。そして、その第2算出手段により算出した較差が一定の許容範囲内にあるか否かを、判別手段により判別できる。そして、シール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分にトンボが印刷されているか否かを、誤りなく判別できる。以下に、その理由を、詳述する。
【0028】
同じシール材表面に印刷された1つ目のトンボと2つ目以降のトンボとは、同じ印刷顔料を用いて同一条件で印刷されていて、その1つ目及び2つ目以降のトンボの表面で反射する光の反射量が、0%等と、ほぼ一定である。同様に、その1つ目及び2つ目以降のトンボの近くの同じシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量も、100%等と、ほぼ一定である。そのため、その1つ目及び2つ目以降のトンボの表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差は、ほぼ一定となる。
【0029】
それに対して、2つ目以降のトンボの近くのシール材表面に不要な色付の線が印刷されていたり、2つ目以降のトンボの近くのシール材表面に汚れが付着していたりした場合には、その色付の線表面や汚れ表面で反射する光の反射量が30%等になって、その色付の線表面や汚れ表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差Aが、記憶手段に記憶した光の反射量の差A0より、小さくなったり、大きくなったりする。そして、記憶手段に記憶した光の反射量の差A0に対する、色付の線表面や汚れ表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差Aの較差を、第2算出手段により算出した場合に、その較差が、一定の許容範囲内から外れることとなる。そして、その色付の線や汚れが、シール材表面に印刷されたトンボでないことを、判別手段により誤りなく判別できる。そして、その色付の線や汚れを、シール材表面に印刷された2つ目以降のトンボと、読み誤るのを防ぐことができる。
【0030】
また、シール材表面に印刷されたトンボ表面に光沢が無かったり、そのトンボの色が薄かったりして、トンボの表面で反射する光の反射量が30%等まであったり、又は、トンボの近くのシール材の地色が露出した部分に光沢が無かったり、その地色が露出した部分がくすんでいたりして、その地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量が70%等までしかなかったりしても、2つ目以降のトンボの表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差Aが、記憶手段に記憶した光の反射量の差A0であって、2つ目以降のトンボと同じ印刷顔料を用いて同一条件で印刷された1つ目のトンボの表面とその近くの同じシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差A0とほぼ同一となる。そして、記憶手段に記憶した光の反射量の差A0に対する、2つ目以降のトンボの表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差Aの較差を、第2算出手段により算出した場合に、その較差が、一定の許容範囲内にあることとなる。その結果、その2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分に、2つ目以降のトンボが印刷されていることを、判別手段により誤りなく判別できる。そして、シール材表面に印刷された2つ目以降のトンボを誤りなく的確に読み取ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
図1と図2は本発明のカッティングプロッタの好適な実施の形態を示し、図1はその概略構成図、図2はそのヘッド近くの拡大構造説明図である。以下に、このカッティングプロッタを説明する。
【0032】
図において、50は、シール材10を搭載するプラテンである。プラテン50は、該プラテン上をシール材10を円滑に摺動可能なように、その上面を平滑に形成している。
【0033】
プラテン50上には、ヘッド60をガイドレール70を介してX方向に走行自在に支持している。ヘッド60には、カッタ62を、その刃先をプラテン50方向に向けて装着している。
【0034】
プラテン50の両側には、一対のピンチローラ90と送りローラ80とを、上下に対向させて備えている。送りローラ80は、プラテン50の下側に配置している。送りローラ80には、該ローラ駆動用のパルスモータ等からなる駆動手段82を連結している。ピンチローラ90は、プラテン50の上側に回転自在に支持している。
【0035】
このカッティングプロッタにおいては、図1に示したように、台紙12上に貼着されたシール材10を、台紙12ごとプラテン50上に搭載できる。そして、そのシール材10の両側を、台紙12と共に、送りローラ80とピンチローラ90との間に挟持できる。そして、送りローラ80を、駆動手段82により、正逆に回転させて、シール材10を、台紙12と共に、プラテン50上をY方向に移動させることができる。それと共に、ヘッド60を、ガイドレール70に沿って、プラテン50上をX方向に移動させることができる。そして、ヘッド60を、プラテン50上に搭載されたシール材10上をX―Y方向に相対的に移動させることができる。そして、ヘッド60に装着されたカッタ62により、プラテン50上に搭載されたシール材10をカットできる。
【0036】
以上の構成は、従来のペーパームービングタイプのカッティングプロッタと同様であるが、図のカッティングプロッタでは、図2に示したように、プラテン50上に搭載されたシール材10表面方向に所定量の光を発する発光素子100と、該発光素子から発せられてプラテン50上に搭載されたシール材10表面で反射する光の反射量を検知する受光素子110とを、ヘッド60に備えている。
【0037】
また、図1に示したように、受光素子110により検知した光の反射量の差を算出する第1算出手段160を備えている。第1算出手段160は、電子回路等で形成している。
【0038】
また、第1算出手段160により算出した光の反射量の差を記憶する記憶手段120を備えている。記憶手段120は、電子メモリ回路等で形成している。
【0039】
また、記憶手段120に記憶した光の反射量の差に対する、第1算出手段で算出した光の反射量の差の較差を算出する、第2算出手段130を備えている。第2算出手段130は、電子回路等で形成している。
【0040】
また、第2算出手段130で算出した光の反射量の差の較差が一定の許容範囲内にあるか否かを判別して、シール材10表面にトンボ30が印刷されているか否かを判別する判別手段140を備えている。判別手段140は、電子比較回路等で形成している。
【0041】
図1と図2に示した本発明のカッティングプロッタは、以上の構成からなる。
【0042】
次に、このカッティングプロッタを用いたシール材カット用のトンボの読み取り方法であって、本発明のトンボの読み取り方法の好適な実施の形態を説明する。
【0043】
図1に示したように、台紙12上に貼着されたシール材10を、台紙12ごとプラテン50上に搭載する。そして、シール材10の両側を、台紙12と共に、送りローラ80とピンチローラ90との間に挟持する。そして、へッド60に備えられた発光素子100から所定量の光をプラテン50上に搭載されたシール材10表面方向に発しながら、送りローラ80を、駆動手段82により、回転させる。そして、シール材10をプラテン50上をY方向に移動させる。それと共に、ヘッド60を、ガイドレール70に沿って、X方向に移動させる。そして、ヘッド60を、プラテン50上に搭載されたシール材10表面に印刷されたシール材カット用の1つ目のトンボ30であって、例えば、図6に示したような、シール材10の右下に印刷されたトンボ30の直上までプラテン50上をX―Y方向に相対的に移動させる。
【0044】
そして、その際に、ヘッド60に備えられた発光素子100から発せられて、シール材10表面に印刷された1つ目のトンボ30の表面と、その近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射した光の反射量を、ヘッド60に備えられた受光素子110により、検知する。そして、その受光素子110により検知した光の反射量の差A0を、第1算出手段160により算出する。そして、その光の反射量の差A0を、記憶手段120に記憶する。
【0045】
次いで、ヘッド60に備えられた発光素子100から所定量の光をプラテン50上に搭載されたシール材10表面方向に発しながら、前記のようにして、ヘッド60を、プラテン50上に搭載されたシール材10表面の2つ目以降のトンボ30が印刷されていると推定される部分であって、例えば、図6に示したような、シール材10表面の右上部分又は左下部分等の直上まで、プラテン50上をX―Y方向に相対的に移動させる。
【0046】
そして、その際に、ヘッド60に備えられた発光素子100から発せられて、シール材10表面の2つ目以降のトンボ30が印刷されていると推定される部分の表面と、その近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射した光の反射量を、ヘッド60に備えられた受光素子110により、検知する。そして、その受光素子110により検知した光の反射量の差Aを、第1算出手段160により算出する。
【0047】
次いで、記憶手段120に記憶した光の反射量の差A0に対する、上記第1算出手段160により算出した光の反射量の差Aの較差を、第2算出手段130により、算出する。そして、その第2算出手段130により算出した較差が一定の許容範囲内にあるか否かを、判別手段140により判別する。そして、シール材10表面の2つ目以降のトンボ30が印刷されていると推定される部分にトンボ30が実際に印刷されているか否かを、判別する。
【0048】
本発明のトンボの読み取り方法は、以上の工程からなる。この読み取り方法においては、トンボ30の近くのシール材10表面に不要な色付の線が印刷されていたり、トンボ30の近くのシール材10表面に汚れが付着していたり、トンボ30表面に光沢が無かったり、そのトンボ30の色が薄かったりして、トンボ30の表面で反射する光の反射量が30%等まであったり、又は、トンボ30の近くのシール材10の地色が露出した部分に光沢が無かったり、その地色が露出した部分がくすんでいたりして、その地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量が70%等までしかなかったりしても、シール材10表面に印刷されたトンボ30を誤りなく正確に読み取ることができる。以下に、その理由を、詳述する。
【0049】
同じシール材10表面に印刷された1つ目のトンボ30と2つ目以降のトンボ30とは、同じ印刷顔料を用いて同一条件で印刷されていて、その1つ目及び2つ目以降のトンボ30の表面で反射する光の反射量L0が、0%等と、ほぼ一定である。同様に、その1つ目及び2つ目以降のトンボ30の近くの同じシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量H0も、100%等と、ほぼ一定である。そのため、その1つ目及び2つ目以降のトンボ30の表面とその近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差A0は、図3に示したように、ほぼ一定となる。図3において、L0は、1つ目及び2つ目以降のトンボ30の表面で反射する光の反射量を示し、H0は、その1つ目及び2つ目以降のトンボ30の近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量を示し、A0は、その光の反射量H0、L0の差を示している。
【0050】
それに対して、2つ目以降のトンボ30の近くのシール材10表面に不要な色付の線が印刷されていたり、2つ目以降のトンボ30の近くのシール材10表面に汚れが付着していたりした場合には、その色付の線表面や汚れ表面で反射する光の反射量Lが30%等となって、その色付の線表面や汚れ表面で反射する光の反射量Lとその近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量Hとの差Aが、図3に示したように、記憶手段120に記憶した光の反射量の差A0より、小さくなったり、大きくなったり(通常は、図3に示したように小さくなる)する。そして、記憶手段120に記憶した光の反射量の差A0に対する、色付の線表面や汚れ表面とその近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差Aの較差を、第2算出手段130により算出した場合に、その較差が、一定の許容範囲R内から外れることとなる。そして、その色付の線や汚れが、シール材10表面に印刷されたトンボ30でないことを、判別手段140により誤りなく判別できる。そして、その色付の線や汚れを、シール材10表面に印刷された2つ目以降のトンボ30と、読み誤るのを防ぐことができる。図3において、Lは、色付の線表面や汚れ表面で反射する光の反射量を示し、Hは、その色付の線や汚れ近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量を示し、Aは、その光の反射量H、Lの差を示し、Rは、その第2算出手段130で算出した光の反射量の差A0、Aの較差の許容範囲を示している。
【0051】
また、シール材10表面に印刷されたトンボ30表面に光沢が無かったり、そのトンボ30の色が薄かったりして、トンボ30表面で反射する光の反射量Lが30%等まであったり、又は、トンボ30の近くのシール材10の地色が露出した部分に光沢が無かったり、その地色が露出した部分がくすんでいたりして、その地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量Hが70%等までしかなかったりしても、2つ目以降のトンボ30の表面で反射する光の反射量Lとその近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量Hとの差Aが、図4に示したように、記憶手段120に記憶した光の反射量の差A0であって、2つ目以降のトンボ30と同じ印刷顔料を用いて同一条件で印刷された1つ目のトンボ30の表面とその近くの同じシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差A0とほぼ同一となる。そして、記憶手段120に記憶した光の反射量の差A0に対する、2つ目以降のトンボ30の表面とその近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量の差Aの較差を、第2算出手段130により算出した場合に、その較差が、一定の許容範囲R内にあることとなる。その結果、その2つ目以降のトンボ30が印刷されていると推定される部分に、2つ目以降のトンボ30が印刷されていることを、判別手段140により誤りなく判別できる。そして、シール材10表面に印刷された2つ目以降のトンボ30を誤りなく的確に読み取ることができる。図4において、L0は、1つ目のトンボ30の表面で反射する光の反射量を示し、H0は、その1つ目のトンボ30の近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量を示し、A0は、その光の反射量H0、L0の差を示している。また、Lは、その2つ目以降のトンボ30の表面で反射する光の反射量を示し、Hは、その2つ目以降のトンボ30の近くのシール材10の地色が露出した部分の表面で反射する光の反射量を示し、Aは、その光の反射量H、Lの差を示し、Rは、その第2算出手段130で算出した光の反射量の差A0、Aの較差の許容範囲を示している。
【0052】
なお、図1と図2に示した前述のカッティングプロッタにおいては、図5に示したように、受光素子110で検知した光の反射量をデジタル値に変換するA/Dコンバータ150を備えると良い。そして、その受光素子110で検知してA/Dコンバータ150によりデジタル値に変換した光の反射量の差のデジタル値を算出する第1算出手段160と、該第1算出手段で算出した光の反射量の差のデジタル値を記憶する記憶手段120と、該記憶手段に記憶した光の反射量の差に対する、第1算出手段160で算出した光の反射量の差の較差のデジタル値を算出する第2算出手段130と、該第2算出手段で算出した光の反射量の差の較差のデジタル値が一定の許容範囲内にあるか否かを判別して、シール材10表面にトンボ30が印刷されているか否かを判別する判別手段140とを備えると良い。そして、記憶手段120に記憶した光の反射量の差A0に対する、第1算出手段160で算出した光の反射量の差Aの較差のデジタル値を、第2算出手段130により誤りなく的確に算出できるようにしたり、その第2算出手段130で算出した光の反射量の差A0、Aの較差のデジタル値に基づき、シール材10表面にトンボ30が印刷されているか否かを、判別手段140により、誤りなく的確に判別できるようにしたりすると良い。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカッティングプロッタを用いて、本発明のトンボの読み取り方法により、シール材表面の隅部等に印刷されたシール材カット用のトンボを読み取るようにすれば、そのトンボの近くのシール材表面に不要の色付の線が印刷されていたり、そのトンボの近くのシール材表面に汚れが付着したりしていても、その色付の線や汚れをトンボと読み誤るのを、確実に防ぐことができる。
【0054】
また、トンボ表面に光沢が無かったり、そのトンボの色が薄かったり、又は、トンボの近くのシール材の地色が露出した部分に光沢が無かったり、その地色が露出した部分がくすんでいたりしても、それに影響されずに、シール材表面に印刷されたトンボを誤りなく正確に読み取ることができる。
【0055】
その結果、同じシール材表面に同じ印刷顔料を用いて同一の条件で印刷されたトンボを、常に誤りなく的確に読み取ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカッテングプロッタの概略構成図である。
【図2】本発明のカッテングプロッタのヘッド周辺の拡大構造説明図である。
【図3】本発明のトンボの読み取り方法の説明図である。
【図4】本発明のトンボの読み取り方法の説明図である。
【図5】本発明のカッテングプロッタの概略構成図である。
【図6】シール材の平面図である。
【符号の説明】
10 シール材
12 台紙
20 シール
22 シールの輪郭
30 トンボ
50 プラテン
60 ヘッド
70 ガイドレール
80 送りローラ
82 駆動手段
90 ピンチローラ
100 発光素子
110 受光素子
120 記憶手段
130 第2算出手段
140 判別手段
150 A/Dコンバータ
160 第1算出手段

Claims (3)

  1. プラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシール材カット用のトンボを基準にして、前記プラテン上をX―Y方向に相対的に移動させるヘッドに装着されたカッタにより、前記プラテン上に搭載されたシール材をカットするカッティングプロッタにおいて、
    前記プラテン上に搭載されたシール材表面方向に所定量の光を発する発光素子と、該発光素子から発せられて前記プラテン上に搭載されたシール材表面で反射する光の反射量を検知する受光素子とを、前記ヘッドに備え、前記受光素子で検知した光の反射量の差を算出する第1算出手段と、該第1算出手段で算出した光の反射量の差を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した光の反射量の差に対する前記第1算出手段で算出した光の反射量の差の較差を算出する第2算出手段と、該第2算出手段で算出した光の反射量の差の較差が一定の許容範囲内にあるか否かを判別して、シール材表面に前記トンボか印刷されているか否かを判別する判別手段とを備えたことを特徴とするシール材カット用のトンボの読み取り装置を持つカッティングプロッタ。
  2. 受光素子で検知した光の反射量をデジタル値に変換するA/Dコンバータを備えて、該コンバータによりデジタル値に変換した前記受光素子で検知した光の反射量の差のデジタル値を算出する第1算出手段と、該第1算出手段で算出した光の反射量の差のデジタル値を記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶した光の反射量の差に対する前記第1算出手段で算出した光の反射量の差の較差のデジタル値を算出する第2算出手段と、該第2算出手段で算出した光の反射量の差の較差のデジタル値が一定の許容範囲内にあるか否を判別して、シール材表面にトンボが印刷されているか否かを判別する判別手段とを備えた請求項1記載のシール材カット用のトンボの読み取り装置を持つカッティングプロッタ。
  3. 請求項1又は2記載のカッティングプロッタを用いたシール材カット用のトンボの読み取り方法であって、次の工程を含むことを特徴とするシール材カット用のトンボの読み取り方法。
    a.ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材表面方向に発しながら、前記ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材表面に印刷されたシール材カット用の1つ目のトンボの直上までプラテン上をX―Y方向に相対的に移動させる工程。
    b.前記a工程においてヘッドを1つ目のトンボの直上まで移動させた際に、前記ヘッドに備えられた発光素子から発せられてシール材表面に印刷された1つ目のトンボの表面とその近くのシール材の地色が露出した部分の表面で反射した光の反射量を、前記ヘッドに備えられた受光素子により検知する工程。
    c.前記b工程において受光素子により検知した光の反射量の差A0を、第1算出手段により算出する工程。
    d.前記c工程において第1算出手段により算出した光の反射量の差A0を、記憶手段に記憶する工程。
    e.ヘッドに備えられた発光素子から所定量の光をプラテン上に搭載されたシール材表面方向に発しながら、前記ヘッドをプラテン上に搭載されたシール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の直上までプラテン上をX―Y方向に相対的に移動させる工程。
    f.前記e工程においてヘッドを2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の直上まで移動させた際に、前記ヘッドに備えられた発光素子から発せられてシール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分の表面とその近くのシール材の地色が露出している部分の表面で反射した光の反射量を、前記ヘッドに備えられた受光素子により検知する工程。
    g.前記f工程において受光素子により検知した光の反射量の差Aを、第1算出手段により算出する工程。
    h.前記記憶手段に記憶した光の反射量の差A0に対する前記g工程において第1算出手段により算出した光の反射量の差Aの較差を、第2算出手段により算出する工程。
    i.前記第2算出手段により算出した光の反射量の差A0、Aの較差が一定の許容範囲内にあるか否を判別手段により判別して、前記シール材表面の2つ目以降のトンボが印刷されていると推定される部分にトンボが印刷されているか否かを判別する工程。
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