JP3546088B2 - 巻取紙表皮引出し装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は巻取紙表皮引出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の巻取紙のり仕立装置に設けられた巻取紙表皮引出し装置の一例を図2に示す。同図で巻取紙表皮引出し装置1はピットに固定された架台2および3と、架台2に揺動自在に支持された軸4と、軸4に固設されたアーム5と、アーム5に一体に取付けられたタンサバー(揺動ローラ)6と、架台3の上部架台7とアーム5の分岐腕8との間に揺動可能のように取付けられたエアシリンダ9とにて構成されている。タンサバー6は、エアシリンダ9の作動により、実線にて示す引出し装置Mと待機位置N(一点鎖線)との間にスイングし、待機位置Nでは両方が揺動する一対のピンチローラ(挟みローラ)10にて、巻取紙より巻戻された表皮端が挟まれ、引出し位置Mに回動すると、紙が巻取紙より急速に引き出される。尚架台2,3および7、アーム5、分岐腕8、及びエアーシリンダ9は使用巻取紙の最大幅に応じた間隔を隔てて一対設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように長いアームの先端に、巻取紙最大紙幅に応じた長さを有するダンサバーを取付けているので、巻取紙の表皮を引出す際、始動及び停止時にダンサバーに作用する力により、アームと、このアームの回動の中心となる軸との係合部に作用するトルク変動が大きく、かつ、円弧状にスイングするダンサバーの各位置におけるトルクを発生する作用力の方向が異なりまた揺動するアームおよび引出し軸に作用する重力により、紙引出し時表皮の張力が変化するので、上記トルクと張力の変動を最小にするためエアシリンダ圧とエア流量の調整を微細に行う必要がある。またアームのスイング量は巻取紙仕立て時に必要な仕立て長さの少くとも1/2の長さが必要なので、アームの長さが長くなり巻取紙表皮引出し装置の床面よりの高さが抑えられる建家では、アームの下端部をピット内に入れねばならない。
【0004】
本発明は上記課題を解消する巻取紙表皮引出し装置を提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の構成は、巻取紙の表皮を挟んで固定する一対のピンチローラと、前記一対のピンチローラよりも前記巻取紙の軸側に設けられた揺動ローラと、前記一対のピンチローラと前記揺動ローラとの間に、前記巻取紙の軸と平行に設けられた引出し部材とを備え、
前記引出し部材は、前記一対のピンチローラと前記揺動ローラとの間を通り抜けて直線状に移動し、前記一対のピンチローラと前記揺動ローラとの間から前記巻取紙の表皮を引き出すことを特徴とする。
更に前記引出し部材を、一対の平行軸と、該平行軸上をアクチュエータを介して移動する軸受と、該軸受に両端を取付けられた引出し軸とから形成したことを特徴とする。
【0006】
更に前記一対の平行軸を、ロッドレスシリンダをガイドする第1傾斜軸と、該第1傾斜軸に平行して前記軸受をガイドする第2傾斜軸とから形成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】
そして本発明は上記の手段により巻取紙よりの表皮端は巻取紙の軸に平行に直線の軌跡を画いて移動するので直線状に平行移動する引出し部材は巻取紙の全巾に渡って均等な引出し力が作用し、また作用力の方向は移動する引出し部材の位置によりほぼ一定となる。
【0008】
【実施例】
以下本発明の一実施例を図1に基づいて説明すると、11は巻取紙表皮引出し装置を示し、該引出し装置11は、左側の紙面と直交方向に間隔を隔てた下部架台12a,bと、該下部架台12a,b上の上部架台13a,bと、これら左側架台に対向した右側の紙面に直交方向に間隔を隔てた下部架台14a,bと、前記上部架台13a,bと右側の下部架台14a,bとを連結する平行1対の第1傾斜軸16a,bと第2傾斜軸17a,bと、第1傾斜軸16a,bにガイドされるロッドレスのシリンダ本体15a,bと該ロッドレスのシリンダ本体15a,bにプレート23を介して連り、且つ前記第2傾斜軸17a,bに治ってガタなく移動する軸受18a,bと該軸受18a,bに両端を固設あるいは回転可能に支承され軸方向と直角方向に直線移動する引出し軸19とから構成されている。
【0009】
前記構造の巻取紙表皮引出し装置11にて巻取紙の表皮を、のり仕立てが行える長さに引出すには、図1に示す巻取紙20の回転により巻戻され1部図示の案内板21に沿って引出された表皮が、開いている1対の揺動するピンチローラ23に達するとこれらローラ23が閉じ固定される。この状態で揺動ローラ22が案内板21の補強部に当接すると表皮通路の左側にある待機位置の引出し軸19をプレート23にシリンダ本体15と共に固設された軸受18とがシリンダ本体15により一体となって第1傾斜軸16と第2傾斜軸17に沿って下降し表皮を揺動ローラ22、→刻々下降する引出し軸19→ピンチローラ23の経路にて表皮を引き出す。
【0010】
【発明の効果】
このように本発明によるときは巻取紙の軸方向に平行な巻取紙表皮端を直線状に平行移動する引出し部材を介して引出すものであるから表皮は幅方向に均一に引張られ張力は一定し表皮にしみ、傷等の欠陥があっても断紙することがなくまたダンカーローラによる表皮引出し装置よりも高さが低くピットを掘る必要がなく更に張力変動が殆んどないので従来のようにエアシリンダの圧力及び流量の制御を微細に行う必要がない等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
11 巻取紙表皮引出し装置
15 シリンダ本体
16 第1傾斜軸
17 第2傾斜軸
18 軸受
19 引出し軸
Claims (3)
- 巻取紙の表皮を挟んで固定する一対のピンチローラと、
前記一対のピンチローラよりも前記巻取紙の軸側に設けられた揺動ローラと、
前記一対のピンチローラと前記揺動ローラとの間に、前記巻取紙の軸と平行に設けられた引出し部材とを備え、
前記引出し部材は、前記一対のピンチローラと前記揺動ローラとの間を通り抜けて直線状に移動し、前記一対のピンチローラと前記揺動ローラとの間から前記巻取紙の表皮を引き出すことを特徴とする巻取紙表皮引出し装置。 - 前記引出し部材を、一対の平行軸と、該平行軸上をアクチュエータを介して移動する軸受と、該軸受に両端を取付けられた引出し軸とから形成したことを特徴とする請求項1記載の巻取紙表皮引出し装置。
- 前記一対の平行軸を、ロッドレスシリンダをガイドする第1傾斜軸と、該第1傾斜軸に平行して前記軸受をガイドする第2傾斜軸とから形成したことを特徴とする請求項2記載の巻取紙表皮引出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01708195A JP3546088B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 巻取紙表皮引出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01708195A JP3546088B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 巻取紙表皮引出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08208081A JPH08208081A (ja) | 1996-08-13 |
JP3546088B2 true JP3546088B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=11934034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01708195A Expired - Fee Related JP3546088B2 (ja) | 1995-02-03 | 1995-02-03 | 巻取紙表皮引出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3546088B2 (ja) |
-
1995
- 1995-02-03 JP JP01708195A patent/JP3546088B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH08208081A (ja) | 1996-08-13 |
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