JPS599883Y2 - フイルム揺動装置 - Google Patents

フイルム揺動装置

Info

Publication number
JPS599883Y2
JPS599883Y2 JP7969377U JP7969377U JPS599883Y2 JP S599883 Y2 JPS599883 Y2 JP S599883Y2 JP 7969377 U JP7969377 U JP 7969377U JP 7969377 U JP7969377 U JP 7969377U JP S599883 Y2 JPS599883 Y2 JP S599883Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
guide roll
swinging
roll
guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7969377U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS547265U (ja
Inventor
不二男 岩村
進 小林
奉文 北村
Original Assignee
理研ビニル工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 理研ビニル工業株式会社 filed Critical 理研ビニル工業株式会社
Priority to JP7969377U priority Critical patent/JPS599883Y2/ja
Publication of JPS547265U publication Critical patent/JPS547265U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS599883Y2 publication Critical patent/JPS599883Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はプラスチックフイルムの巻き取りにおいてフ
イルムを左右に揺動させるフイルム揺動装置に関するも
のである。
プラスチックフイルムの製造に於いて、フイルムの巾方
向の特定の位置に微小の厚さむら(以下偏肉と称す)が
生ずるのが通常であるが、このフイルムをそのま・巻き
取る場合に、前記の偏肉がフイルム巻物に於いても巾方
向の特定の位置に累積されるために、フィルム巻物の表
面に凹凸が生じ、著しく商品価値を低下させる上に、極
端な場合にはフイルム巻物から巻き戻し展張されたフイ
ルムに「つれ」「たるみ」や波打ちあるいは彎曲等を生
ずるために、使用不能となることも少くない。
この欠点を改良するために、従来は製膜機を一定の周期
で左右に揺動または回転させたり、あるいは巻取機を左
右に揺動させることによって、フイルムの偏肉をフイル
ム巻物上の特定位置に累積しないように分散させる方法
が採用されて来て、大きな効果を収めていることは周知
の通りである。
然しながら、上述の方法はいずれも製膜機または巻取機
のような形状も重量も大きな装置を揺動させるのである
から、揺動装置も大型且つ強力なものが必要であり、ま
た、それに要する費用も高価となる。
この考案は、プラスチックフイルムの製造巻き取りに於
いて、上述の偏肉によるフイルム巻物の商品価値の低下
を防止するために、従来のような大掛りな装置に依らな
いで、簡便にして安価で、しかもその効果が従来のもの
に劣らないフイルム揺動装置を提供することを目的とし
ている。
以上の目的で、この考案によるフイルム揺動装置はフイ
ルムの製膜機より巻取機に到るフイルム誘導装置の途中
に、好ましくは巻取機の入口直前に設けた1本のガイド
ロールと、このガイドロールの両輪端に取付けられて、
ガイドロールを両端でフイルムの面に対して直角方向に
かつ互いに反対方向に運動させる一対の作動装置より構
或され、作動装置はガイドロールをフイルムの面に対し
て直角方向に揺動させるものである。
以下に、図示する実施例に関してこの考案を説明する。
製膜機(図示せず)より矢印a方向に引かれたプラスチ
ックフイルム1はガイドロール2上次いで固定ロール3
上を通って矢印bで示すように巻取機(図示せず)に巻
取られる。
ガイドロールはフイルムとの摩擦を減少するために表面
をサンドブラスト等の適当な方法で均一な梨地面に加工
して置くことが望ましく、その長さは誘導されるフイル
ムの巾に対して少くとも該フイルムの最大揺動巾以上大
きくすることが必要である。
また、その直径寸法や材質およびその構造が中空である
か否か等については、該ガイドロールが、その自重やフ
イルムの張力に耐えて撓みを生じない程度の剛性を持つ
ように作られて居ることが必要なだけでこの考案の本質
的要件ではない。
このガイドロール2はその両端を軸受4,4で回転自在
に支持され、軸受は案内枠5,5を移動可能に、案内さ
れる。
軸受4,4は回転が円滑で抵抗の少ない構造であること
が望ましく、若しも回転時の抵抗が大きい場合には、こ
のガイドロール2上を通過するフイルム1に大きな伸び
を生じ、そのためにフイルムの品質に悪影響を与えるこ
とがある。
軸受4,4は案内枠5,5内でそれぞれ作動装置6,6
に接続され、この作動装置6,6によって、フイルム面
と直角方向に延長する案内枠5,5の案内溝に沿って矢
印Cのように往復運動するが、この場合、左右の軸受の
運動方向は互いに反対方向になるように設定されている
作動装置6,6はフイルム1の張力とガイドロール2の
自重に打ち克って両軸受4,4を運動させるに足る力を
持ち、油圧またはエヤーシリンダー、或はウオームと回
転ねぢ等、直線往復動機構を使用しうる。
軸受部の往復運動距離すなわち揺動巾が大きければ、そ
れだけフイルム1のガイドロール2に沿っての揺動巾も
大きくなるが、ガイドロールの揺動に対してフイルムの
揺動は若干のタイムラグがあるので、軸受の往復運動の
切替えにタイマーリレー等を使用して若干の静止時間を
設けることが望ましく、これによって軸受の往復運動巾
を短縮することが可能である。
次ぎに、軸受4,4の往復運動速度は、それによってガ
イドロール2のフイルム面に対する傾斜角度が変化する
につれて、フイルム1がガイドロール2に沿って揺動す
る速度に見合った適当な速度であることが必要で、また
軸受の往復運動距離もガイドロールとその前後のフイル
ム誘導装置との位置関係とフイルムの物性との関係を勘
案して、フイルムに不当な張力を与えない程度に止める
べきである。
これらの条件はこの装置を適用するフイルムの物理的性
質およびフイルムとガイドロールとの滑り特性等によっ
て決定されるべきである。
以上に詳述したように、本考案によるフイルム揺動装置
は、単にフイルム誘導部の途中に1本のガイドロールを
取り付け、その両端の軸受部に連結した作動装置によっ
てフイルム面に対して直角方向に且つ左右の運動方向を
互いに反対方向に往復運動させることによってフイルム
をその誘導方向に対して左右に揺動させることを特徴と
し、在来の製膜機または巻取機等の装置全体を揺動させ
る方式と根本的に異なり、構造的に装置全体の大きさに
はほとんど影響なく、またこの考案の揺動装置を付加す
るための費用も在来の方式の数分の1と安価であり、し
かもその効果は同等である。
本考案によるフイルム揺動装置と似て非なるものに、フ
イルムの巻き取り時の耳端調節装置があるが、これはフ
イルム巻き取り時の耳ずれを防止する目的で、誘導され
て来たフイルムの巾方向のずれを検出して、巻取機入口
のロールのフイルム誘導方向となす角度を変化させるこ
とによってフイルムの巻き上り時の耳揃えを計るもので
、本考案の如くガイドロールをフイルム面と直角方向に
周期的に揺動させて巻物上で偏肉を分散させる装置とは
全く異なる。
1例を上げれば、胴長約2000 mm、胴径75 m
m、表面はサンドブラスト加工で粗面に仕上げたガイド
ロール2を用い軸受4,4を油圧シリンダからなる作動
装置6,6で案内溝枠5,5に沿って左右反対方向に上
下方向に往復運動を上下運動巾は300 mm、周期は
上下各20秒、上下切替え時に約5秒の静止時間をタイ
マーリレーで設定して、プラスチックフイルム1を巻取
機に導き、プラスチックフイルム1はガイドロール2の
揺動によって巾方向に対して±30 mmの揺動を示し
た。
巻上り後のフイルム巻物には偏肉による凹凸は生じなか
った。
【図面の簡単な説明】 図はこの考案のフイルム揺動装置の1実施例を示す斜視
図である。 1・・・・・・プラスチックフイルム、2・・・・・・
ガイドロール、3・・・・・・固定ロール、4・・・・
・・軸受、5・・・・・・案内枠、6・・・・・・作動
装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチックフイルムの製造巻き取りに於いて、前記フ
    イルムを誘導するガイドロールと、このガイドロールを
    その両端でフイルムの面に対して直角方向で互いに反対
    方向に運動させる作動装置とを備え、フイルムを誘導中
    ガイドロールの両端を前記作動装置によって互いに反対
    方向に運動させて誘導方向に対してフイルムを左右に揺
    動せしぬながら巻き取ることを特徴とするフイルム揺動
    装置。
JP7969377U 1977-06-20 1977-06-20 フイルム揺動装置 Expired JPS599883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7969377U JPS599883Y2 (ja) 1977-06-20 1977-06-20 フイルム揺動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7969377U JPS599883Y2 (ja) 1977-06-20 1977-06-20 フイルム揺動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS547265U JPS547265U (ja) 1979-01-18
JPS599883Y2 true JPS599883Y2 (ja) 1984-03-28

Family

ID=28997890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7969377U Expired JPS599883Y2 (ja) 1977-06-20 1977-06-20 フイルム揺動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS599883Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6479588B2 (ja) * 2015-06-19 2019-03-06 住友重機械工業株式会社 ダンサシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS547265U (ja) 1979-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS599883Y2 (ja) フイルム揺動装置
CN217263593U (zh) 一种涂布用收卷装置
JPH04327456A (ja) 長尺シートの平板巻取り方法及び装置
JPH04164758A (ja) 巻取装置
CN113233235A (zh) 一种纸卷的平整性处理装置以及压光机、复卷机
JP2022080517A (ja) ウエブ処理機
JPS62130196A (ja) ウエブ裁断装置
CN220596470U (zh) 一种薄膜收卷装置
JPH0226660Y2 (ja)
CN220844752U (zh) 一种纤维膜收卷设备用的全自动导向装置
CN218701233U (zh) 一种透气膜生产吹膜拉伸机构
CN220906694U (zh) 一种麦拉膜收卷用张力调节装置
CN115897113B (zh) 一种布料生产加工用除皱装置
CN212893040U (zh) 一种挡边装置及卷筒料设备
CN219256786U (zh) 一种彩膜的对位压印装置
JP2589076Y2 (ja) ベルトラッパー
CN219259071U (zh) 一种淋膜纸的收卷装置
CN220334272U (zh) 一种用于布料的收卷装置
CN221026688U (zh) 一种胶带防卷偏装置
JPS5851158Y2 (ja) 巻取装置用複合ダンサ−ロ−ラ
JP4489995B2 (ja) ダンサーロール装置
JPS5936057A (ja) フイルム巻取機の圧接ロ−ル支持装置
JPH0520338B2 (ja)
CN219823124U (zh) 一种牵引平铺式绣花布料放卷机
CN220995515U (en) Thickness-adjustable color matching mulching film production equipment