JPS5851158Y2 - 巻取装置用複合ダンサ−ロ−ラ - Google Patents
巻取装置用複合ダンサ−ロ−ラInfo
- Publication number
- JPS5851158Y2 JPS5851158Y2 JP1977114520U JP11452077U JPS5851158Y2 JP S5851158 Y2 JPS5851158 Y2 JP S5851158Y2 JP 1977114520 U JP1977114520 U JP 1977114520U JP 11452077 U JP11452077 U JP 11452077U JP S5851158 Y2 JPS5851158 Y2 JP S5851158Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dancer
- roller
- rollers
- composite
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は原反から引出したシートを所要寸法に巻取る
巻取装置において巻戻台と巻取機構との間に設け、走行
シートの張力変動を吸収させるダンサ−ローラの改良型
を提供するものである。
巻取装置において巻戻台と巻取機構との間に設け、走行
シートの張力変動を吸収させるダンサ−ローラの改良型
を提供するものである。
こ\に原反と称するのは巻戻される側のシートロールの
総称とする。
総称とする。
巻戻台はその原反を回転自在に支持するものである。
シートを均質に巻取るには巻取張力を所要値に制御しな
ければならない。
ければならない。
そして、そのためには原反から出たシートをその走行中
から所要張力に保持することが望まれる。
から所要張力に保持することが望まれる。
しかし、原反は必ずしも真円でなく、特にプラスチック
・フィルムを巻いたものは貯蔵中、自己の重量により惰
円形に偏心する傾向がある。
・フィルムを巻いたものは貯蔵中、自己の重量により惰
円形に偏心する傾向がある。
この原反からシートを引出すと、支持軸のまわりを原反
の重心が回ることになり、引出し抵抗と回転角あたり巻
戻シート長が列刻と変動する。
の重心が回ることになり、引出し抵抗と回転角あたり巻
戻シート長が列刻と変動する。
その結果、走行中のシートはある時はゆるみ、ある時は
強く張られるという張力変動を避けられない。
強く張られるという張力変動を避けられない。
そして、これを柔らげるためにダンサ−ローラが使われ
ている。
ている。
ダンサ−ローラは上下流案内ローラ間にあって、通常は
上下動することによりシートのゆるみを吸収するのであ
るが、その対応速さはローラ自身の慣性と、重力、バネ
等の付勢力のかけ方等に左右される。
上下動することによりシートのゆるみを吸収するのであ
るが、その対応速さはローラ自身の慣性と、重力、バネ
等の付勢力のかけ方等に左右される。
偏心原反を最近のように高速で巻戻すと、走行路のシー
ト張力は急激な昇降を短い周期で繰返し、従来のダンサ
−ローラでは追随できない。
ト張力は急激な昇降を短い周期で繰返し、従来のダンサ
−ローラでは追随できない。
そのため吸収されないシートの張力変動が巻戻張力の制
御を乱すので、巻取技術上、ダンサ−ローラの性能向上
が大きな課題となっていた。
御を乱すので、巻取技術上、ダンサ−ローラの性能向上
が大きな課題となっていた。
この考案は上の課題の解決策となるものでその概要は、
原反巻戻台に隣接した機枠の上流側、下流側案内ローラ
間に、バネ付勢した揺動腕つきダンサ−ローラ複数組に
よるジグザグ形シート走行路を形成したことを特徴とす
る巻取装置用複合ダンサ−ローラである。
原反巻戻台に隣接した機枠の上流側、下流側案内ローラ
間に、バネ付勢した揺動腕つきダンサ−ローラ複数組に
よるジグザグ形シート走行路を形成したことを特徴とす
る巻取装置用複合ダンサ−ローラである。
次に図面を参照して、この考案の実施態様を説明する。
図の原反1は貯蔵中の変形で偏心したものを示す。
この変形は半永久的で、巻戻台2上でも、偏心回転する
ことになる。
ことになる。
引出されたシートSは巻戻台2に隣接した機枠10の上
流側案内ローラ3を経てダンサ−ローラ4a、4b、4
Cをジグザグに通過し、下流側案内ローラ3′を経て巻
取機構へ向う。
流側案内ローラ3を経てダンサ−ローラ4a、4b、4
Cをジグザグに通過し、下流側案内ローラ3′を経て巻
取機構へ向う。
各ダンサ−ローラ4a、4b、4cは従来のものと特に
変ったところはない。
変ったところはない。
いづれも機枠10の両側垂直面に設けた軸5a、5b、
5cのまわりを揺動し得る揺動腕6at6bt6Cによ
り両端支持gh−ct−る。
5cのまわりを揺動し得る揺動腕6at6bt6Cによ
り両端支持gh−ct−る。
そして、コイルバネ7at7bt7cをつけている点も
、従来のこの種のダンサ−ローラと変りない。
、従来のこの種のダンサ−ローラと変りない。
もっとも、バネ7a、7cは上端を機枠10の固定点8
に係合し、下端は揺動腕6a 、6c側に係合して、下
向きのローラ自重とシート張力の押下げ効果に対応させ
ているが、バネ7bは違った例を示している。
に係合し、下端は揺動腕6a 、6c側に係合して、下
向きのローラ自重とシート張力の押下げ効果に対応させ
ているが、バネ7bは違った例を示している。
即ちバネ7bはローラ4bの自重に圧縮された形で支持
しているのであって、機枠10の支点8aから回動自在
に垂下した棒材9が、揺動腕66端の回動部材をゆるく
貫通して伸びており、その棒材9の自由端と上記回動部
材との間にコイルバネ7bを介入させている。
しているのであって、機枠10の支点8aから回動自在
に垂下した棒材9が、揺動腕66端の回動部材をゆるく
貫通して伸びており、その棒材9の自由端と上記回動部
材との間にコイルバネ7bを介入させている。
このようなダンサ−ローラの設計上の変化はこの考案の
特徴とは関係がない事を示すための実施例である。
特徴とは関係がない事を示すための実施例である。
この考案の特徴は前述のように案内ローラ3゜3′の間
にダンサ−ローラを複数個人れてジグザグ走行路を形成
した所にある。
にダンサ−ローラを複数個人れてジグザグ走行路を形成
した所にある。
この考案は揺動腕とバネとを使ったダンサ−ローラに特
定している。
定している。
それはダンサ−ローラの自重だけを利用するもののよう
に、ローラの移動方向かはゾ上下に限定されるとか、移
動速さが重力の加速度以上にならず、特に重要な出はじ
めが遅いとか、ローラの案内機構が面倒であり、一個の
ローラの前後に必ず案内ローラを要するため、大きな設
備空間を占める等の欠点がなく、巻戻台2に隣接した機
枠10に容易に複数組のダンサ−ローラを縦横に取付は
複合ダンサ−ローラとすることができる。
に、ローラの移動方向かはゾ上下に限定されるとか、移
動速さが重力の加速度以上にならず、特に重要な出はじ
めが遅いとか、ローラの案内機構が面倒であり、一個の
ローラの前後に必ず案内ローラを要するため、大きな設
備空間を占める等の欠点がなく、巻戻台2に隣接した機
枠10に容易に複数組のダンサ−ローラを縦横に取付は
複合ダンサ−ローラとすることができる。
なお、この実施例の三個のダンサ−ローラ4at4b
、4cはシート張力の増減に対する対応の仕方(速さ)
を変えるため、ローラ自重がバネ強さの一方又は双方を
三者三様に変えている。
、4cはシート張力の増減に対する対応の仕方(速さ)
を変えるため、ローラ自重がバネ強さの一方又は双方を
三者三様に変えている。
これは特性異なるダンサ−ローラを複合する事により、
原反が大きな時間は、移動の遅いローラがよく働き、細
くなって回転数が増した時は移動の速いローラが主役と
なって働くようIこしたのであるが、また応力変動に対
し各バネが一斉に共振する可能性もなくしたのである。
原反が大きな時間は、移動の遅いローラがよく働き、細
くなって回転数が増した時は移動の速いローラが主役と
なって働くようIこしたのであるが、また応力変動に対
し各バネが一斉に共振する可能性もなくしたのである。
図示しないが、各バネに調節ネジを付ければ現場で簡単
に調節できる。
に調節できる。
バネは強いもの、中位のもの、弱いもの、というように
段階的に違えたものを組合せて使えばよい。
段階的に違えたものを組合せて使えばよい。
この考案の複合ダンサ−ローラは、上流、下流両案内ロ
ーラの間fこダンサ−ローラを一本だけ入れるものとい
う従来の常識を破り、複数本によりジグザグ走行路を形
成するため、従来、一本のダンサ−ローラが移動しなけ
ればならなかっ・た距離が、この考案では複数弁の−の
距離ですむ事になった。
ーラの間fこダンサ−ローラを一本だけ入れるものとい
う従来の常識を破り、複数本によりジグザグ走行路を形
成するため、従来、一本のダンサ−ローラが移動しなけ
ればならなかっ・た距離が、この考案では複数弁の−の
距離ですむ事になった。
この考案によれば複数ダンサ−ローラの間に案内ローラ
を介在させる必要がなく、倒木でも複合させられる事、
揺動腕とバネ付勢によるダンサ−ローラであるから、こ
れによるジグザグ路は縦横自在に設計できる事、一本の
ダンサ−ローラの移動距離が小さい事等により、最小空
間に多数のダンサ−ローラを複合させられ、占有空間が
問題となる巻取装置に極めて有利である。
を介在させる必要がなく、倒木でも複合させられる事、
揺動腕とバネ付勢によるダンサ−ローラであるから、こ
れによるジグザグ路は縦横自在に設計できる事、一本の
ダンサ−ローラの移動距離が小さい事等により、最小空
間に多数のダンサ−ローラを複合させられ、占有空間が
問題となる巻取装置に極めて有利である。
なお、今後の学術的研究にまたねばならないが、両案内
ローラ間にダンサ−ローラによるジグザグ走行路を形成
した事により、さらに次のような効果も考えられる。
ローラ間にダンサ−ローラによるジグザグ走行路を形成
した事により、さらに次のような効果も考えられる。
すなわち偏心原反の高速巻戻しによる走行シートの張力
変動は、原反外周長さの走行所要時間を周期とする繰返
し張力変動であるから、巻戻されたシートが複合ダンサ
−ローラのジグザグ走行路を通り抜けないうちに、シー
トの緊張と弛緩が生じ、緊張への対応(シートゆるめ)
と弛緩への対応(引締め)が複合ダンサ−ローラ内で同
時に生ずるため、ダンサ−ローラの慣性による対応遅れ
という難しい問題が大きく緩和されるのでないか、とい
う事である。
変動は、原反外周長さの走行所要時間を周期とする繰返
し張力変動であるから、巻戻されたシートが複合ダンサ
−ローラのジグザグ走行路を通り抜けないうちに、シー
トの緊張と弛緩が生じ、緊張への対応(シートゆるめ)
と弛緩への対応(引締め)が複合ダンサ−ローラ内で同
時に生ずるため、ダンサ−ローラの慣性による対応遅れ
という難しい問題が大きく緩和されるのでないか、とい
う事である。
いずれにしろ、この考案の複合ダンサ−ローラは、偏心
原反巻戻しによる繰返しシート張力変動に対して、重力
より初速度に勝るバネ付勢である事、各個のダンサ−ロ
ーラ移動量が少くてすむため張力変動への対応がす早い
事、前述のように占有空間の割に大きな鎮静効果を得ら
れる事、そして恐らくはジグザグ路が、張力変動の巻取
側への波及を停める効果を持つといった効果が考えられ
るが、これは実際の巻取装置で、従来のダンサ−ローラ
をこの考案の複合ダンサ−ローラに変える事により、巻
取位置のシート張力検出装置の指針が従来の動きに比べ
れば静止に近い状態になった事で証明された。
原反巻戻しによる繰返しシート張力変動に対して、重力
より初速度に勝るバネ付勢である事、各個のダンサ−ロ
ーラ移動量が少くてすむため張力変動への対応がす早い
事、前述のように占有空間の割に大きな鎮静効果を得ら
れる事、そして恐らくはジグザグ路が、張力変動の巻取
側への波及を停める効果を持つといった効果が考えられ
るが、これは実際の巻取装置で、従来のダンサ−ローラ
をこの考案の複合ダンサ−ローラに変える事により、巻
取位置のシート張力検出装置の指針が従来の動きに比べ
れば静止に近い状態になった事で証明された。
図はこの考案一実施例の説明図で、図中1は原反、2は
巻戻台、3,3′は案内ローラ、4a。 4b、4cはダンサ−ローラ、10は機枠である。
巻戻台、3,3′は案内ローラ、4a。 4b、4cはダンサ−ローラ、10は機枠である。
Claims (1)
- 原反巻戻台に隣接した機枠の上流側、下流側案内ローラ
間に、バネ付勢した揺動腕つきダンサ−ローラ複数組に
よるジグザグ形シート走行路を形成したことを特徴とす
る巻取装置用複合ダンサ−ローフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977114520U JPS5851158Y2 (ja) | 1977-08-29 | 1977-08-29 | 巻取装置用複合ダンサ−ロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977114520U JPS5851158Y2 (ja) | 1977-08-29 | 1977-08-29 | 巻取装置用複合ダンサ−ロ−ラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5444372U JPS5444372U (ja) | 1979-03-27 |
JPS5851158Y2 true JPS5851158Y2 (ja) | 1983-11-21 |
Family
ID=29065331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977114520U Expired JPS5851158Y2 (ja) | 1977-08-29 | 1977-08-29 | 巻取装置用複合ダンサ−ロ−ラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5851158Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5788207B2 (ja) * | 2011-04-21 | 2015-09-30 | 株式会社小森コーポレーション | フィルム取扱い装置 |
JP6669425B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2020-03-18 | サトーホールディングス株式会社 | プリンタ |
JP2021151901A (ja) * | 2020-03-24 | 2021-09-30 | 住友重機械工業株式会社 | ウェブ処理システム |
-
1977
- 1977-08-29 JP JP1977114520U patent/JPS5851158Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5444372U (ja) | 1979-03-27 |
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