JP2540835B2 - ウエブ接合装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、少なくともフェストーンと、ウェブ接合装
置と、水平軸を有する二つのロールホルダを枠体に設
け、ロールホルダにロールを支持する回転自在な二つの
チャックを装備し、このチャックを同軸上に相対向させ
て配設すると共に少なくとも一方のチャックを水平方向
に移動可能に設け、チャック間に支持されたロールを回
転駆動する少なくとも一つの縦型駆動ベルト装置をロー
ルホルダのチャック間に配設した、第一ロールからの第
一ウェブ末端（下流側）と第二ロールからの第二ウェブ
の先端（上流側）を接合する装置に関する。

［従来の技術］ この型の装置は、例えば西独特許公開公報第3311746
号に開示されており、印刷機等に用いられている。同号
公報記載のウェブ接合装置はゼロスピード型ウェブ接合
装置に関する。

ウェブ接合装置には、一般にフライングスピード型ウ
ェブ接合装置と、ゼロスピード型ウェブ接合装置とがあ
る。

前者のフライングスピード型ウェブ接合装置において
は、消尽しつつある第１のロールからのウェブの末端
と、新しい第２のロールからのウェブの先端とが、該第
１のロールを回転させたままで接合される接合に先立っ
て、第２のロールは、その周速度が第１のロールの周速
度と等しくなるまで予備的に回転駆動されるこのフライ
ングスピード型ウェブ接合装置においては、接合部の長
さがウェブ長手方向において大きくなり易く、またウェ
ブ幅方向において接合が不均一になり易いという欠点が
ある。

ゼロスピード型ウェブ接合装置は、消尽しつつある第
１のロールからのウェブの末端と、新しい第２のロール
からのウェブの先端とが、いずれも静止した状態におい
て接合される。

ゼロスピード型ウェブ接合装置は、このように停止状
態においてウェブ同士を接合するため、接合部のウェブ
長手方向の長さが短く、またウェブ幅方向において接合
が均一であるという長所を有する、 上記西独特許公開公報記載のウェブ接合装置では、チ
ャックがロール支持枠の両側壁に回転可能に取付けられ
ている。そして、ロールホルダに取着された一対のチャ
ックの一方は、シリンダーピストン装置によって軸方向
に変位され、両チャック間にロールを支持する。一方、
他方のチャックは、制動装置に連結されており、一対の
チャック間に支持されたロールを減速する。更に、駆動
ベルト装置の駆動ベルトの一部を一対のチャック間に支
持されたロールの円周面に対して押圧する押圧手段が設
けられている。

［発明が解決しようとする問題点］ 然し、従来装置には多くの問題がある。先づ、ロール
ホルダのチャック間にロールを取り付けることが非常に
難しいため、クレーン等のリフト装置を併設する必要が
ある。次に、この装置は、一つの幅をもつロールにしか
適さないことである。そして、駆動ベルトをロールに押
圧するためには駆動ベルト装置全体を揺動させなければ
ならない。

［問題点を解決するための手段］ 従って、本発明は、上記従来装置の問題を解決したウ
ェブ接合装置を提供することをその目的とするもので、
ロールを取付け且つ取り去る簡単な構造の移動手段の使
用を可能とする。

本発明のウェブ接合装置は、枠体（1,1′）に少なく
ともフェストーンと、ウェブ接合ユニット（4,4′）
と、それぞれロールを水平に保持する二つのロールホル
ダ（5,6;,5′,6′）と、少なくとも一つの駆動ベルト装
置（25,26;40,41）とを設け、 各ロールホルダにロール（9,10;9′,10′）を支持す
る回転可能な二つのチャック（7,8;7′,8′）を取着し
てなり、 該チャックは同軸上に相対向して配設されると共に、
少なくとも一方のチャックは軸心方向に移動可能とされ
ており、 少なくとも一つの該駆動ベルト装置は、ロールホルダ
の該チャック同士の間に配置されていると共に、該チャ
ックに支持されたロールの外周面に接して該ロールを回
転させるための駆動ベルト（29,30;99）を有している、 第一ロールからの第一ウェブの末端（下流側）と第二
ロールからの第二ウェブの先端（上流側）とを停止状態
にて接合する装置において、 該枠体（1,1′）は一つの水平な上部フレームと２個
の下方に延在する縦フレームとを備えており、 これらの縦フレームはロールホルダ（5,6;5′,6′）
を備えており、 各ロールホルダは、チャック（7,8;7′,8′）の軸心
と平行な水平軸心回りに回転可能であり且つ該軸心方向
に移動可能な２本のアーム（11,12;13,14;11′,12′;1
3′,14′）を備えており、 各ロールホルダのチャックは該アームの自由端側に回
転自在に設けられており、 少なくとも一つの駆動ベルト装置（25,26;40,41）は
該枠体（1;1′）に対し上下方向に移動不能に取り付け
られていることを特徴とするものである。

上記の構成とすることにより、搬送アームを互いに近
接する方向に移動させてロールを、例えばハンドトラッ
ク上に載置するためにチャックを地面より所望の高さに
位置づけることができる。又、チャックはロールの中央
部に設けられた円筒状スリーブの端部に挿入され、次い
で、拡張によって締付けられる。更に、駆動ベルト装置
を固定し且つロールホルダのアームを揺動させることで
ロールを駆動ベルトに押圧することが可能なので、ロー
ルホルダは、ロールの取出し、及びロールを駆動ベルト
に押圧する二つの機能を備える。

アームは、枠体に横架されたピボット軸に軸方向に摺
動自在且つ回転不能に取着されると共に、回転機構に連
結されている。この機構は、ピボット軸に強固に取着さ
れたレバーと、レバーの端部と枠体間に装着されたリニ
アーアクチュエータとから成る。

アームは、ピボット軸の長手方向に取付けられたラッ
クによってピボット軸に沿って変位する。

駆動ベルト装置は、互いに離間して平行に設けられ且
つ強固に連結された略Ｃ字形の二枚の板材と、この板材
間に互いに平行に設けられた駆動ローラ及び案内ローラ
と、これらローラに懸け回された駆動ベルトとから成
る。

Ｃ形ヨークの下部に取着された案内ローラはテンショ
ンローラの働きをし、該下部で変位する。駆動ベルト装
置の駆動ベルトは、ピボット軸に平行に伸張し且つモー
タ用発電機に連結された駆動軸に取付けられている。

本発明装置の好適実施例に於いて、各チャックは、プ
ーリに同軸的且つ回転不能に取着されている。プーリ
は、ロールホルダに取付けられたアームの端部に回転自
在に支持されると共に、補助駆動ベルト装置と協働す
る。斯かる補助駆動ベルト装置は、水平軸を中心として
その一端が揺動するアームと、アームのピボット軸に平
行な軸を有する駆動ローラ及び案内ローラと、これらの
ローラに巻回された駆動ベルトとから成り、主駆動ベル
ト装置と同様に、電動モータ兼用発電機によって駆動さ
れる。

［作用］ 斯かる構成でもって、主駆動ベルト装置に替えて、一
方、又は両方のチャックを介してロールを駆動すること
ができる。この動作は、ロールの直径が小さく且つロー
ルの剛性が低い場合に重要である。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。

第１図及び第２図に示す本発明の一実施例に係る装置
は、一般に参照符号１で示す枠体と、この枠体１内に取
付けられたフェストーンとから構成されている。このフ
ェストーンは、固定ロールアセンブリ２と可動ダンサロ
ールアセンブリ３と、ウェブ接合ユニット（なお、この
ウェブ接合ユニットとしては公知の各種のものを用いる
ことができる。）４と、二個のロールホルダ５、６とか
ら成る。

各ロールホルダ５、６は２個の回転可能なチャック
７、８を備え、これらのチャックはそれぞれウェブの巻
回体であるロール９又は10を受けるように互いに反対側
に同軸に配設されている。チャック７、８は２個のアー
ム11、12又は13、14の端部に回転可能に取り付けられて
いる。２個のロールホルダ５、６の各々のアーム11、1
2;13、14は、枠体において水平に配設されたピボット軸
15、16に、該ピボット軸15、16の軸心回りに回転不可能
に且つ軸線方向にスライド自在に装着されており、アー
ム11、12又は13、14は水平軸に関して傾動可能で、かつ
水平方向において位置変更可能である。アーム11、12;1
3、14はピボット軸15;16に長手方向に設けられたラック
17によって、該ピボット軸15、16に沿って移動可能であ
り、各アーム上の電動モータ18と19とはこれらの移動を
行なう。電動モータ20は横方向の補正をなすために、ロ
ールホルダ5;6の完全に横方向への移動を行なう。

例えばロールホルダ５においてロールを受けるため
に、アーム11、12はモータ18、19によって離反移動さ
れ、ハンドトラックの如き簡便な移送手段によって提供
されるロールはアーム間に、チャック７、８がロール９
の中央の円筒形スリーブに対峙するように注意深く、置
かれる。然る後アーム11、12は互いに接近方向に移動さ
れ、チャック７、８はロールの円筒状スリーブの端部に
挿入されると共にここにおいてこれらを拡張させること
により次第にクランプされる。二個のロールホルダ５、
６のアーム11、12、13、14を揺動せしめるために、ピボ
ット軸15、16は、夫々回転機構に連結されている。図示
実施例に於いて、この回転機構は、ピボット軸15、16に
強固に取着されたレバー21と、端部22と枠体１間に装着
され且つ電動モータ24によって駆動されるスピンドル23
とから成る。ここで、アーム11、12、13、14はピボット
軸15に回転不能に連結されているので、レバー21を揺動
せしめるスピンドル23が作動するとロールホルダの各ア
ームがピボット軸15、16の軸を中心として揺動する。斯
かる構成とすることにより、ロールホルダに保持された
ロールが上下動可能となる。

二本のアーム11、12と、同じく二本のアーム13、14間
に夫々設けられたロールホルダの近傍には駆動ベルト装
置25、26が夫々設置されており、ロールホルダに保持さ
れたロール９、10を駆動する。各駆動ベルト装置25、26
は、略々Ｃ形で且つ平行に離間して設けられ互いに強固
に連結された二枚の板材27、28よりなるヨークを備えて
いる。駆動ローラと複数個の案内ローラは互いに平行
で、前記Ｃ形板材27、28間に装着されている。これらの
ローラには、ロール９、10を駆動する駆動ベルト29、30
が巻回され、その一部がロール９、10の周面に押圧され
ている。

各駆動ベルト装置25、26は、ロールホルダ５、６の対
応するピボット軸15、16と、このピボット軸の上方に平
行に伸張して枠体１に支持された案内ロッド31、32によ
って枠体１に固定されている。同時に、ピボット軸15、
16及び案内ロッド31、32は、板材27、28に穿設された適
宜の切欠き部を貫通する。

各駆動ベルト装置25、26の駆動ローラは、ピボット軸
15、16に平行に枠体に架設された駆動軸33、34に取着さ
れ、一方、この駆動軸は、枠体１に配設された電動モー
タ兼用発電機35、36に連結されている。駆動ベルト装置
25、26は、ロール９、10を回転駆動させる用途と、ロー
ル９、10の回転を減速する用途とのいずれにも供しう
る。ロール９、10を回転させたり、回転を増速させたり
する場合には、電動モータ兼用発電機35、36はモータと
して作動される。ロール９、10を減速させる場合には、
電動モータ兼用発電機35、36は発電機として作動され
る。ロール９、10の回転運動エネルギーが電気エネルギ
ーとして取り出されることにより、ロール９、10が減速
する。

消尽しつつあるロールからのウェブと新しいロールか
らのウェブを接合するに先立って、この消尽しつつある
ロールが該電動モータ兼用発電機によって減速され、停
止される。

ウェブ同士の接合終了後、新しいロールが該電動モー
タ兼用発電機によって回転される。

ウェブ同士の接合後、フェストーンは殆ど空になって
いるので、ダンサーロールアセンブリ３を固定ロールア
センブリ２に接近させる。次回のウェブ接合を可能とす
べくフェストーンを満杯とするために、該新しいロール
は電動モータ兼用発電機によって一時的に定常回転速度
よりも高速度で回転される。

このように、各電動モータ兼用発電機35、36はフェス
トーンのダンサー機能を維持する役割を果す。なお、各
駆動ベルト装置のＣ形ヨークの底部に位置する脚部に装
着された案内ローラ37は、テンションローラとして機能
する。このため、案内ローラ37は、ヨークの前記脚部に
変位可能に取着されている。

ロールホルダの各アームを駆動ベルト側に揺動させる
ことで、ロールを駆動ベルトに押圧することができる。

第３図及び第４図に示す実施例に係る装置は、第１図
及び第２図に示す実施例に係る装置と一般に同様に構成
されている。

第３図及び第４図に於いて、類似の部材には同一の参
照符号が付してある。尚、類似の部材は第３図及び第４
図に関する説明から省き、異なる部材のみを以下に説明
する。

第３図及び第４図に示す実施例では、ピボット軸15′
に強固に固着されたレバー21′は、レバー21′の端部2
2′と枠体１′間に設けられたシリンダ38とピストンロ
ッド39によって作動される。第３図に示すように、ピボ
ット軸15′の両側に回転機構を設けてもよい。

各駆動ベルト装置40、41は、略々Ｃ字形の２枚の板材
42、43、及び44、45で夫々構成されたヨークから成る。
これらの板材は、板材27、28と形状が異なる。

駆動ベルト装置40、41は、軸15′に平行に枠体１内に
架設された水平案内ロッド46、47及び48、49に夫々案内
される。第５図に示す如く、駆動ベルトを駆動する電動
モータ兼用発電機50は、駆動ベルト装置40の頂部に配置
され且つ駆動軸52を介して駆動ローラ51に連結されてい
る。Ｃ字形ヨークの下部に装着された案内ローラ53は、
ヨークを垂直方向に変位してテンションローラの働きを
する。

第３図乃至第５図に示す実施例の各チャック７′、
８′、７″、８″は、プーリ54、55、56、57に同軸的且
つ回転不能に取付けられている。プーリは、二個のロー
ルホルダ５′、６′のアーム11′、12′、13′、14′の
各端部に回転自在に支持される。又、プーリは、補助駆
動ベルト装置に協働する。尚、第５図には、これらの駆
動ベルト装置の一つが示されている。補助駆動ベルト装
置58は、本実施例に於いて主駆動ベルト装置40の駆動軸
52である水平な軸を中心としてその一端が揺動するアー
ム59から成る。アーム59には、駆動ローラ（不図示）
と、案内ローラ60が設けられている。尚、これらのロー
ラの軸は、アーム59の回転軸と平行に設けられている。

これらのローラには、駆動ベルト61が巻回されてい
る。そして、主駆動ベルト装置の駆動軸52には駆動プー
リが取着され、主駆動ベルト装置の駆動ローラ51と同様
に電動モータ兼用発電機50によって駆動される。ロール
ホルダ５′に保持され且つアーム11′、12′によって駆
動ベルト99に押圧されたロールは、ロールが解かれる方
向に回転されると、その直径がある程度小さくなり、駆
動ベルト99によってロールの円周面に加えられる周方向
の力は、回転しているロールに加わる摩擦力に打ち勝つ
に十分なトルクを与える程に十分でなくなる（ロールの
半径が小さ過ぎる理由による）。大体に於いて、駆動ベ
ルト42とロール間の圧力を増大させることは不可能であ
る。これは、径が小さくなるとロールの剛性が劣化し、
ロールが過度に折曲されるためである。

この時、ロールが駆動ベルト41から持ち上げられ、
又、補助駆動ベルト装置58の駆動ベルト61が、アーム59
がシリング62によって揺動されることによってプーリ55
に当接される。而して、ロールはチャック８′を介して
回転駆動される。

電動モータ兼用発電機50の操作モードを変えることに
よって、電動モータ兼用発電機50の速度を一定から可変
とすることができる。

又、プーリ７′を補助駆動ベルト装置によって駆動す
ることも可能であることは理解されよう。

尚、補助駆動ベルト装置は、本装置の他方の側部に設
けて、ロールホルダ６′のプーリ56、57と協働させるこ
ともできる。

本発明は、以上説明した実施例に限定されるものでな
い。従って、ロールホルダ及び駆動ベルトの構成は、本
発明の範囲内に於いて変更が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係る装置の斜視図、第２
図は、第１図に示す装置を反対側から見た斜視図、第３
図は、第１図に類似の斜視図で、本発明の別実施例に係
る装置を示す。第４図は、第３図に示す装置を反対側か
ら見た斜視図、第５図は、第３図に示す装置の駆動ベル
ト装置を備えたロール保持具の拡大斜視図である。 １……枠体、４……ウェブ接合ユニット、 ５、６……ロールホルダ、 11、12、13、14……アーム、 15、16……ピボット軸、21……レバー、 25、26……駆動ベルト装置、 27、28……Ｃ字形板材、 29、30……駆動ベルト、 31、32……案内ロッド、 33、34……駆動軸、 35、36……電動モータ兼用発電機。

Claims (9)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】枠体（1,1′）に少なくともフェストーン
   と、ウェブ接合ユニット（4,4′）と、それぞれロール
   を水平に保持する二つのロールホルダ（5,6;,5′,6′）
   と、少なくとも一つの駆動ベルト装置（25,26;40,41）
   とを設け、 各ロールホルダにロール（9,10;9′,10′）を支持する
   回転可能な二つのチャック（7,8;7′,8′）を取着して
   なり、 該チャックは同軸上に相対向して配設されると共に、少
   なくとも一方のチャックは軸心方向に移動可能とされて
   おり、 少なくとも一つの該駆動ベルト装置は、ロールホルダの
   該チャック同士の間に配置されていると共に、該チャッ
   クに支持されたロールの外周面に接して該ロールを回転
   させるための駆動ベルト（29,30;99）を有している、 第一ロールからの第一ウェブの末端（下流側）と第二ロ
   ールからの第二ウェブの先端（上流側）とを停止状態に
   て接合する装置において、 該枠体（1,1′）は一つの水平な上部フレームと２個の
   下方に延在する縦フレームとを備えており、 これらの縦フレームはロールホルダ（5,6;5′,6′）を
   備えており、 各ロールホルダは、チャック（7,8;7′,8′）の軸心と
   平行な水平軸心回りに回転可能であり且つ該軸心方向に
   移動可能な２本のアーム（11,12;13,14;11′,12′;1
   3′,14′）を備えており、 各ロールホルダのチャックは該アームの自由端側に回転
   自在に設けられており、 少なくとも一つの駆動ベルト装置（25,26;40,41）は該
   枠体（1;1′）に対し上下方向に移動不能に取り付けら
   れていることを特徴とするウェブ接合装置。
2. 【請求項２】前記ロールホルダ（5,6;5′,6′）は、前
   記縦フレームに対し回転可能に取り付けられた水平なピ
   ボット軸（15,16;15′,16′）を備えており、 前記アーム（11,12;13,14;11′,12′;13′）は、該ピボ
   ット軸に摺動可能且つ回転不能に取り付けられており、 該ピボット軸は回転機構に連結されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項に記載のウェブ接合装置。
3. 【請求項３】前記回転機構は、前記ピボット軸（15,16;
   15′,16′）に強固に取着された少なくとも１個のレバ
   ー（21;21′）と、該レバー（21;21′）の端部（22;2
   2′）と前記枠体（1;1′）間に装着されたリニアアクチ
   ュエータ（23）とから成ることを特徴とする特許請求の
   範囲第２項に記載のウェブ接合装置。
4. 【請求項４】前記ロールホルダ（5,6;5′,6′）の前記
   アーム（11,12;13,14;11′,12′;13′,14′）は、前記
   ピボット軸（15,16;15′,16′）の長手方向に設けられ
   た少なくとも一つのラック（17;17′）によって該ピボ
   ット軸に沿って変位可能となっていることを特徴とする
   特許請求の範囲第２項又は第３項に記載のウェブ接合装
   置。
5. 【請求項５】前記駆動ベルト装置（25,26;40,41）は、
   互いに平行に離間して設けられ且つ強固に連結された略
   Ｃ字形の二つの板材（27,28;42〜45）で構成されたヨー
   クと、該板材と互いに平行に設けられた駆動ローラ及び
   複数個の案内ローラと、これらローラに架け回された前
   記駆動ベルト（29,30,99）とから成ることを特徴とする
   特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれか１項に記
   載のウェブ接合装置。
6. 【請求項６】前記案内ローラのうちの１つ（37;53）
   は、前記Ｃ字形ヨークの下部に変位可能に設けられ、テ
   ンションローラとしての働きをすることを特徴とする特
   許請求の範囲第５項に記載のウェブ接合装置。
7. 【請求項７】前記各駆動ベルト装置（25,26;40,41）の
   前記駆動ローラは、電動モータ兼用発電機（35,36;50）
   に連結されると共に、前記ピボット軸（15,16;15′,1
   6′）に平行に設けられた駆動軸（33,34;52）に取着さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第５項又は第
   ６項に記載のウェブ接合装置。
8. 【請求項８】前記各チャック（７′８′;7″,8″）は、
   前記ロールホルダに取付けられた前記各アーム（11′,1
   2′,13′,14′）の端部に回転自在に支持されると共に
   補助駆動ベルト装置（58）に協働するプーリ（54,55,5
   6,57）に同軸的且つ回転不能に取着されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項ないし第７項のいずれか
   １項に記載のウェブ接合装置。
9. 【請求項９】前記補助駆動ベルト装置（58）は、水平軸
   を中心として一端が揺動自在なアーム（59）と、該アー
   ムのピボット軸に平行な軸を有する駆動ローラ及び案内
   ローラ（60）と、これらのローラに架け回された補助駆
   動ベルト（61）とで成り、前記主駆動ベルト装置（40）
   と同様に電動モータ兼用発電機（50）によって駆動され
   ることを特徴とする特許請求の範囲第８項に記載のウェ
   ブ接合装置。