JP3545724B2 - 車両のエンドクロス部構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のエンドクロス部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両のエンドクロス部の構造は図2に示され、図中、1は車両前後方向へ延在する左右一対のシャーシフレーム、2はボディフレーム、3は車両幅方向へ延在するよう、シャーシフレーム1の後端及びボディフレーム2に接続されたエンドクロス、4はシャーシフレーム1に固設されたエンジン搭載用のブラケットである。而して、エンドクロス3はプレス成形された一体物である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記車両においては、整備のためにエンジンをブラケット4から下す場合には、スペース上の問題から、エンドクロス3をシャーシフレーム1及びボディフレーム2から取外した状態で作業を行う必要がある。
【0004】
又、ブラケット4から下したエンジンを再びブラケット4に搭載する場合には、エンドクロス3をシャーシフレーム1及びボディフレーム2から取外した状態で、エンジンをブラケット4に搭載し、しかる後、エンドクロス3をボディフレーム2及びシャーシフレーム1の端部に装着しなければならない。
【0005】
しかしながら、エンドクロス3がボディフレーム2及びシャーシフレーム1の端部に装着されていない状態でエンジンをブラケット4に搭載すると、シャーシフレーム1はエンジンの重量により変形するため、ボルト孔の位置合わせが困難で、エンドクロス3のシャーシフレーム1に対する装着がやり難い。
【0006】
なお、新車を組立てるラインでは、エンジンはシャーシフレーム1の下方から左右のシャーシフレーム1,1間に通過させてブラケット4に搭載できるため、エンドクロス3はボディフレーム2及びシャーシフレーム1の端部に装着されていても、エンジンの搭載上、何等問題はない。
【0007】
又、エンドクロス3はプレス成形しなければならないため、金型が必要となり、コストアップを招来する。
【0008】
本発明は、斯かる実情に鑑み、整備のためにブラケットから取外したエンジンを再びシャーシフレームに取付けたブラケットに搭載するような場合にも、シャーシフレームが変形し難くなるようにした車両のエンドクロス部構造を安価に提供することを目的としてなしたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両のエンドクロス部構造は、エンジン搭載用のブラケットが固設されたシャーシフレームの後端部及びボディフレームに接続し得るようにしたエンドクロスを車両幅方向へ3分割し、左右の2本のエンドクロスは、ボディフレームとシャーシフレームに接続し、中央のエンドクロスは左右のエンドクロスに対し着脱可能に接続し、前記ブラケットに対するエンジンの脱着時に前記中央のエンドクロスを取外し得るよう構成し、前記エンドクロスは角鋼製としたものである。
【0011】
整備後のエンジンをシャーシフレームのブラケットに搭載した場合でも、左右のエンドクロスは、ボディフレームに接続されているため、中央のエンドクロスが取外されていても、シャーシフレームのエンジン重量による変形を防止することができる。このため、ボルトの孔合わせを容易に行うことができて、中央のエンドクロスの左右のエンドクロスに対する取付けを容易に行うことができる。
【0012】
又、エンドクロスは角鋼製であるため、プレス製の場合のような金型を必要とせずコストダウンを図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
而して、本図示例においては、エンドクロス3は角鋼製で、車両幅方向へ3分割されており、ボディフレーム2とシャーシフレーム1とを接続する左右のエンドクロス3a、左右のエンドクロス3aに着脱可能に接続される中央部のエンドクロス3bを備えている。
【0014】
整備のために、エンジンをブラケット4から下す場合には、エンドクロス3bを左右のエンドクロス3aから取外して左右のシャーシフレーム1,1間の空間を広げ、しかる後、エンジンをブラケット4から下す。
【0015】
又、ブラケット4から下したエンジンを再びブラケット4に搭載する場合には、エンドクロス3aをシャーシフレーム1及びボディフレーム2に取付けた状態で、エンジンをブラケット4に搭載し、しかる後、エンドクロス3bを左右のエンドクロス3aに取付ける。
【0016】
シャーシフレーム1には、ボディフレーム2に一端を接続されたエンドクロス3aが接続されているため、エンドクロス3bが取外された状態でエンジンをブラケット4に搭載しても、エンジンの重量によるシャーシフレーム1の変形を押えることができる。従って、ボルト孔の位置合わせを容易に行うことができて、エンドクロス3bのエンドクロス3aに対する取付けを容易に行うことができる。
【0017】
又、エンドクロス3a,3bは角鋼により製作するため、プレスにより製作する場合のような金型が不要となり、コストダウンを図ることができる。
【0018】
なお、本発明の車両のエンドクロス部構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の車両のエンドクロス部構造によれば、整備後のエンジンを搭載するような場合にも、シャーシフレームのエンジンの重量による変形を防止することができるため、中央部のエンドクロスの取付けを容易に行うことができ、且つ、エンドクロスは角鋼により製作するため、コストダウンを図ることができる、という優れた効果を奏し得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両のエンドクロス部構造の実施の形態の一例の斜視図である。
【図2】従来の車両のエンドクロス部構造の一例の斜視図である。
【符号の説明】
1 シャーシフレーム
2 ボディフレーム
3a エンドクロス
3b エンドクロス
Claims (1)
- エンジン搭載用のブラケットが固設されたシャーシフレームの後端部及びボディフレームに接続し得るようにしたエンドクロスを車両幅方向へ3分割し、左右の2本のエンドクロスは、ボディフレームとシャーシフレームに接続し、中央のエンドクロスは左右のエンドクロスに対し着脱可能に接続し、前記ブラケットに対するエンジンの脱着時に前記中央のエンドクロスを取外し得るよう構成し、前記エンドクロスは角鋼製としたことを特徴とする車両のエンドクロス部構造。
Priority Applications (1)
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JP2001162013A JP3545724B2 (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 車両のエンドクロス部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001162013A JP3545724B2 (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 車両のエンドクロス部構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002347652A JP2002347652A (ja) | 2002-12-04 |
JP3545724B2 true JP3545724B2 (ja) | 2004-07-21 |
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ID=19005206
Family Applications (1)
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JP2001162013A Expired - Fee Related JP3545724B2 (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 車両のエンドクロス部構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3545724B2 (ja) |
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2001
- 2001-05-30 JP JP2001162013A patent/JP3545724B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP2002347652A (ja) | 2002-12-04 |
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