JP3544530B2 - 苗植機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、苗植装置を走行車体の後に設けた苗植機に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来、苗植装置を走行車体の後に設けた田植機があるが、その苗植装置の伝動構成は簡潔なものではなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するために、横向に設けた歯車ケース(3)に複数の苗植ケース(7)を縦向に設けて構成した苗植装置(1)を走行車体の後に設け、苗植装置(1)の歯車ケース(3)内に左右横向に設けた駆動軸(2)に一対の傘歯車(5),(6)を介して走行車体のエンジンの回転を前後方向の入力軸(4)から伝達し、該駆動軸(2)より各苗植ケース(7)後端部に配置した苗植杆(10)が駆動される構成とした苗植機において、駆動軸(2)の上側近くに苗載台(20)を左右に移動させるリードカム軸(25)を配置し、前記傘歯車(5),(6)が入力軸(4)に対して左右一方側に偏位した位置で咬み合うように従動側の傘歯車(6)を入力軸(4)に対して左右一方側に偏位させて設け、該従動側の傘歯車(6)に対して入力軸(4)側となる左右一側に一対の伝動歯車(22),(23)を配置し、前記伝動歯車(22),(23)により駆動軸(2)から中間軸(21)へ伝動し、前記一対の伝動歯車(22),(23)より従動側の傘歯車(6)側となる左右一側に一対の変速歯車列(24),(26)を配置し、前記変速歯車列(24),(26)により中間軸(21)からリードカム軸(25)へ伝動する構成とし、前記変速歯車列(24),(26)を前記一対の傘歯車(5),(6)と左右方向で重複する位置に配置したことを特徴とする苗植機としたものである。
【0004】
【発明の作用及び効果】
この発明は、駆動軸(2)の上側近くに苗載台(20)を左右に移動させるリードカム軸(25)を配置し、前記傘歯車(5),(6)が入力軸(4)に対して左右一方側に偏位した位置で咬み合うように従動側の傘歯車(6)を入力軸(4)に対して左右一方側に偏位させて設け、該従動側の傘歯車(6)に対して入力軸(4)側となる左右一側に一対の伝動歯車(22),(23)を配置し、前記伝動歯車(22),(23)により駆動軸(2)から中間軸(21)へ伝動し、前記一対の伝動歯車(22),(23)より従動側の傘歯車(6)側となる左右一側に一対の変速歯車列(24),(26)を配置し、前記変速歯車列(24),(26)により中間軸(21)からリードカム軸(25)へ伝動する構成とし、前記変速歯車列(24),(26)を前記一対の傘歯車(5),(6)と左右方向で重複する位置に配置した苗植機としたものであるから、前記傘歯車(5),(6)、伝動歯車(22),(23)及び変速歯車列(24),(26)からなるリードカム軸(25)への伝動機構を左右幅を狭くしてコンパクトに構成でき、苗植装置(1)の伝動構成が簡潔なものとなり、軽量でコンパクトな苗植機を得ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施例を説明する。
図1に示す苗植装置(1)が図面左側の走行車体の後に設けられて苗植機が構成される。
【0006】
図2のように、駆動軸(2)が苗植装置(1)の歯車ケース(3)に横向に設けられ、前向の入力軸(4)および傘歯車(5),(6)で走行車体のエンジンの回転が伝達されている。
図1および図2のように、複数の苗植ケース(7)が歯車ケース(3)から後に伸び、後端の軸(8)の左右に旋回ケース(9)が取付けられている。それぞれの旋回ケース(9)の両端に一対の苗植杆(10)が取付けられ、旋回ケース(9)内に設けられている太陽歯車と遊星歯車でほぼ同じ姿勢を保って旋回するように出来ている。複数の受動歯輪(11)がそれぞれの苗植ケース(7)に対応する位置で駆動軸(2)に回転自在に取付けられ、この受動歯輪(11)と軸(8)の歯輪(12)とにチェン(13)が巻き掛けられて受動歯輪(11)の回転で軸(8)が回転するようになっている。
【0007】
図2、図3および図4のように、受動歯輪(11)はクラッチ装置の受動体であり、この受動歯輪(11)の左側でクラッチ体(14)が駆動軸(2)にキー(15)で止められ、付勢体としてのばね(16)で受動歯輪(11)に向けて押され、その右側の爪(14a)が受動歯輪(11)の左側の爪(11a)に咬み合っている。クラッチ体(14)は、外筒面に、駆動軸(2)と共に回転しカム面が駆動軸(2)に垂直な面に対して傾斜した傾斜カム(14b)を備えるとともに、右端面に傾斜カム(14b)のカム面に連続しカム面が駆動軸(2)に垂直な面に対して略平行な平行カム(14c)を備えている。また、該傾斜カム(14b)と平行カム(14c)に係合する係合部材としてピン(17)が歯車ケース(3)に取り付けられ、該ピン(17)がばね(18)で押し出されると、クラッチ体(14)の傾斜カム(14b)にその先が係合する。ここで、駆動軸(2)の回転でクラッチ体(14)が回転することにより、傾斜カム(14b)のカム面がピン(17)によって左側に押出され、クラッチ体(14)がばね(16)に抗して左側に移動して、クラッチ体(14)が受動歯輪(11)との係合から外れる。そして、図3に示すように、ピン(17)の先は、傾斜カム(14b)の右側終端から平行カム(14c)のカム面(クラッチ体の右端面)に係合する状態に移行して、クラッチ体(14)は、ピン(17)により、その位置から受動歯輪(11)側に摺動するのが規制される。また、ここで、ピン(17)は、ばね(18)により更に押し出され、図3に示されるように、受動歯輪(11)の複数の爪(11a)の間に入り込んだ状態となり、この状態からの受動歯輪(11)の所定範囲以上の回動が規制されることにもなる。
【0008】
また、クラッチ体(14)の爪(14a)が受動歯輪(11)の爪(11a)から離れる位置は、苗植杆(10)の先に設けた苗植爪(19)が地面から上っている位置に設定し、爪(14a)が爪(11a)に咬み合う位置も、苗載台(20)に関連づけて設定する。
また、この状態からオペレータがピン(17)をばね(18)に抗して引き上げると、ピン(17)の先がクラッチ体(14)から離れ、このクラッチ体(14)は、ばね(16)で右に押され、その爪(14a)が爪(11a)に咬み合って駆動軸(2)の回転が受動歯輪(11)に伝わる。
【0009】
図2および図5のように、中間軸(21)がその右端の歯車(22)と駆動軸(2)の歯車(23)とで回されるように出来ている。歯数が異る4枚の変速歯車(24)がこの中間軸(21)に回転自在に設けられ、リードカム軸(25)の端に固定された4枚の歯車(26)が前記の変速歯車(24)のそれぞれに咬み合っている。移動子(27)の爪(27a)がリードカム軸(25)のカム溝(25a)に係合し、リードカム軸(25)の回転で移動棒(28)を左右に移動するように出来ている。図1の苗載台(20)が歯車ケース(3)に左右に移動自在に支えられ、この移動棒(28)の両端に固定されて、左右に移動するようになっている。
【0010】
図5のように、左端が円弧に切り上がった溝(29)が中間軸(21)に長く設けられ、溝(29)の中をスライドする移動キー(30)の右端の突子(30a)が4枚の変速歯車(24)のどれかの溝(24a)に係合するように出来ている。移動キー(30)の左端は、中間軸(21)の左端部でスライドする環(31)の内側に止められ、その左端の円弧(30b)の溝(29)の円弧に係合し、歯車ケース(3)のふた(32)が取り除かれて中間軸(21)の右側の支えがなくなったとき、この中間軸(21)が右に抜け落ちるのを防いでいる。なお、環(31)は、シフター(33)で左右に移動し、シフター(33)は、レバー(34)で操作されるようになっている。
【0011】
図1および図6のように、斜設された苗載台(20)の下端に断面がL字状の苗受板(35)が固定され、苗載台(20)上のマット状の苗の下の端が載るように出来ている。この苗受板(35)は、苗取出口(35a)を備え、苗植爪(19)がこの苗取出口(35a)を上から下に向って通り抜け、上記の苗の端を欠ぎ取って下降し、その欠ぎ取った苗を泥土に挿し込んで移植するようになっている。掻取爪(36)が苗植杆(10)の先端に設けられ、苗取出口(35a)を通り抜けるように出来ている。上記のマット状の苗のうち、紙で連続的に作ったポットで苗を育てたものも用いられるが、このポット式によると、左右の連続が強くて苗植爪(19)が取り残すことがある。このとき、この掻取爪(36)がその取り残したものを除去するようになっている。なお、リードカム軸(25)のカム溝(25a)の形状またはリードカム軸(25)を不等速で回転させることなどで、苗載台(20)は、苗植爪(19)と掻取爪(36)が苗取出口(35a)を通っている間、横移動が停止したり、横移動が遅くなるように設けると良い。
【0012】
図のクラッチ体(14)は1つで2条ごとの苗の移植を停止するように設けているが、1つで全条の苗の移植が停止できるように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植機の側面図である。
【図2】苗植機の伝動部を示す断面平面図である。
【図3】クラッチ装置を示す平面図である。
【図4】クラッチ装置を分解した斜視図である。
【図5】苗植機の伝動部の一部を示す断面平面図である。
【図6】苗植装置の苗取出部を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 苗植装置
(2) 駆動軸
(3) 歯車ケース
(4) 入力軸
(5),(6) 傘歯車
(7) 苗植ケース
(10) 苗植杆
(20) 苗載台
(21) 中間軸
(25) リードカム軸
(22),(23) 伝動歯車
(24),(26) 変速歯車列
【発明の属する技術分野】
この発明は、苗植装置を走行車体の後に設けた苗植機に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来、苗植装置を走行車体の後に設けた田植機があるが、その苗植装置の伝動構成は簡潔なものではなかった。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するために、横向に設けた歯車ケース(3)に複数の苗植ケース(7)を縦向に設けて構成した苗植装置(1)を走行車体の後に設け、苗植装置(1)の歯車ケース(3)内に左右横向に設けた駆動軸(2)に一対の傘歯車(5),(6)を介して走行車体のエンジンの回転を前後方向の入力軸(4)から伝達し、該駆動軸(2)より各苗植ケース(7)後端部に配置した苗植杆(10)が駆動される構成とした苗植機において、駆動軸(2)の上側近くに苗載台(20)を左右に移動させるリードカム軸(25)を配置し、前記傘歯車(5),(6)が入力軸(4)に対して左右一方側に偏位した位置で咬み合うように従動側の傘歯車(6)を入力軸(4)に対して左右一方側に偏位させて設け、該従動側の傘歯車(6)に対して入力軸(4)側となる左右一側に一対の伝動歯車(22),(23)を配置し、前記伝動歯車(22),(23)により駆動軸(2)から中間軸(21)へ伝動し、前記一対の伝動歯車(22),(23)より従動側の傘歯車(6)側となる左右一側に一対の変速歯車列(24),(26)を配置し、前記変速歯車列(24),(26)により中間軸(21)からリードカム軸(25)へ伝動する構成とし、前記変速歯車列(24),(26)を前記一対の傘歯車(5),(6)と左右方向で重複する位置に配置したことを特徴とする苗植機としたものである。
【0004】
【発明の作用及び効果】
この発明は、駆動軸(2)の上側近くに苗載台(20)を左右に移動させるリードカム軸(25)を配置し、前記傘歯車(5),(6)が入力軸(4)に対して左右一方側に偏位した位置で咬み合うように従動側の傘歯車(6)を入力軸(4)に対して左右一方側に偏位させて設け、該従動側の傘歯車(6)に対して入力軸(4)側となる左右一側に一対の伝動歯車(22),(23)を配置し、前記伝動歯車(22),(23)により駆動軸(2)から中間軸(21)へ伝動し、前記一対の伝動歯車(22),(23)より従動側の傘歯車(6)側となる左右一側に一対の変速歯車列(24),(26)を配置し、前記変速歯車列(24),(26)により中間軸(21)からリードカム軸(25)へ伝動する構成とし、前記変速歯車列(24),(26)を前記一対の傘歯車(5),(6)と左右方向で重複する位置に配置した苗植機としたものであるから、前記傘歯車(5),(6)、伝動歯車(22),(23)及び変速歯車列(24),(26)からなるリードカム軸(25)への伝動機構を左右幅を狭くしてコンパクトに構成でき、苗植装置(1)の伝動構成が簡潔なものとなり、軽量でコンパクトな苗植機を得ることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施例を説明する。
図1に示す苗植装置(1)が図面左側の走行車体の後に設けられて苗植機が構成される。
【0006】
図2のように、駆動軸(2)が苗植装置(1)の歯車ケース(3)に横向に設けられ、前向の入力軸(4)および傘歯車(5),(6)で走行車体のエンジンの回転が伝達されている。
図1および図2のように、複数の苗植ケース(7)が歯車ケース(3)から後に伸び、後端の軸(8)の左右に旋回ケース(9)が取付けられている。それぞれの旋回ケース(9)の両端に一対の苗植杆(10)が取付けられ、旋回ケース(9)内に設けられている太陽歯車と遊星歯車でほぼ同じ姿勢を保って旋回するように出来ている。複数の受動歯輪(11)がそれぞれの苗植ケース(7)に対応する位置で駆動軸(2)に回転自在に取付けられ、この受動歯輪(11)と軸(8)の歯輪(12)とにチェン(13)が巻き掛けられて受動歯輪(11)の回転で軸(8)が回転するようになっている。
【0007】
図2、図3および図4のように、受動歯輪(11)はクラッチ装置の受動体であり、この受動歯輪(11)の左側でクラッチ体(14)が駆動軸(2)にキー(15)で止められ、付勢体としてのばね(16)で受動歯輪(11)に向けて押され、その右側の爪(14a)が受動歯輪(11)の左側の爪(11a)に咬み合っている。クラッチ体(14)は、外筒面に、駆動軸(2)と共に回転しカム面が駆動軸(2)に垂直な面に対して傾斜した傾斜カム(14b)を備えるとともに、右端面に傾斜カム(14b)のカム面に連続しカム面が駆動軸(2)に垂直な面に対して略平行な平行カム(14c)を備えている。また、該傾斜カム(14b)と平行カム(14c)に係合する係合部材としてピン(17)が歯車ケース(3)に取り付けられ、該ピン(17)がばね(18)で押し出されると、クラッチ体(14)の傾斜カム(14b)にその先が係合する。ここで、駆動軸(2)の回転でクラッチ体(14)が回転することにより、傾斜カム(14b)のカム面がピン(17)によって左側に押出され、クラッチ体(14)がばね(16)に抗して左側に移動して、クラッチ体(14)が受動歯輪(11)との係合から外れる。そして、図3に示すように、ピン(17)の先は、傾斜カム(14b)の右側終端から平行カム(14c)のカム面(クラッチ体の右端面)に係合する状態に移行して、クラッチ体(14)は、ピン(17)により、その位置から受動歯輪(11)側に摺動するのが規制される。また、ここで、ピン(17)は、ばね(18)により更に押し出され、図3に示されるように、受動歯輪(11)の複数の爪(11a)の間に入り込んだ状態となり、この状態からの受動歯輪(11)の所定範囲以上の回動が規制されることにもなる。
【0008】
また、クラッチ体(14)の爪(14a)が受動歯輪(11)の爪(11a)から離れる位置は、苗植杆(10)の先に設けた苗植爪(19)が地面から上っている位置に設定し、爪(14a)が爪(11a)に咬み合う位置も、苗載台(20)に関連づけて設定する。
また、この状態からオペレータがピン(17)をばね(18)に抗して引き上げると、ピン(17)の先がクラッチ体(14)から離れ、このクラッチ体(14)は、ばね(16)で右に押され、その爪(14a)が爪(11a)に咬み合って駆動軸(2)の回転が受動歯輪(11)に伝わる。
【0009】
図2および図5のように、中間軸(21)がその右端の歯車(22)と駆動軸(2)の歯車(23)とで回されるように出来ている。歯数が異る4枚の変速歯車(24)がこの中間軸(21)に回転自在に設けられ、リードカム軸(25)の端に固定された4枚の歯車(26)が前記の変速歯車(24)のそれぞれに咬み合っている。移動子(27)の爪(27a)がリードカム軸(25)のカム溝(25a)に係合し、リードカム軸(25)の回転で移動棒(28)を左右に移動するように出来ている。図1の苗載台(20)が歯車ケース(3)に左右に移動自在に支えられ、この移動棒(28)の両端に固定されて、左右に移動するようになっている。
【0010】
図5のように、左端が円弧に切り上がった溝(29)が中間軸(21)に長く設けられ、溝(29)の中をスライドする移動キー(30)の右端の突子(30a)が4枚の変速歯車(24)のどれかの溝(24a)に係合するように出来ている。移動キー(30)の左端は、中間軸(21)の左端部でスライドする環(31)の内側に止められ、その左端の円弧(30b)の溝(29)の円弧に係合し、歯車ケース(3)のふた(32)が取り除かれて中間軸(21)の右側の支えがなくなったとき、この中間軸(21)が右に抜け落ちるのを防いでいる。なお、環(31)は、シフター(33)で左右に移動し、シフター(33)は、レバー(34)で操作されるようになっている。
【0011】
図1および図6のように、斜設された苗載台(20)の下端に断面がL字状の苗受板(35)が固定され、苗載台(20)上のマット状の苗の下の端が載るように出来ている。この苗受板(35)は、苗取出口(35a)を備え、苗植爪(19)がこの苗取出口(35a)を上から下に向って通り抜け、上記の苗の端を欠ぎ取って下降し、その欠ぎ取った苗を泥土に挿し込んで移植するようになっている。掻取爪(36)が苗植杆(10)の先端に設けられ、苗取出口(35a)を通り抜けるように出来ている。上記のマット状の苗のうち、紙で連続的に作ったポットで苗を育てたものも用いられるが、このポット式によると、左右の連続が強くて苗植爪(19)が取り残すことがある。このとき、この掻取爪(36)がその取り残したものを除去するようになっている。なお、リードカム軸(25)のカム溝(25a)の形状またはリードカム軸(25)を不等速で回転させることなどで、苗載台(20)は、苗植爪(19)と掻取爪(36)が苗取出口(35a)を通っている間、横移動が停止したり、横移動が遅くなるように設けると良い。
【0012】
図のクラッチ体(14)は1つで2条ごとの苗の移植を停止するように設けているが、1つで全条の苗の移植が停止できるように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗植機の側面図である。
【図2】苗植機の伝動部を示す断面平面図である。
【図3】クラッチ装置を示す平面図である。
【図4】クラッチ装置を分解した斜視図である。
【図5】苗植機の伝動部の一部を示す断面平面図である。
【図6】苗植装置の苗取出部を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 苗植装置
(2) 駆動軸
(3) 歯車ケース
(4) 入力軸
(5),(6) 傘歯車
(7) 苗植ケース
(10) 苗植杆
(20) 苗載台
(21) 中間軸
(25) リードカム軸
(22),(23) 伝動歯車
(24),(26) 変速歯車列
Claims (1)
- 横向に設けた歯車ケース(3)に複数の苗植ケース(7)を縦向に設けて構成した苗植装置(1)を走行車体の後に設け、苗植装置(1)の歯車ケース(3)内に左右横向に設けた駆動軸(2)に一対の傘歯車(5),(6)を介して走行車体のエンジンの回転を前後方向の入力軸(4)から伝達し、該駆動軸(2)より各苗植ケース(7)後端部に配置した苗植杆(10)が駆動される構成とした苗植機において、駆動軸(2)の上側近くに苗載台(20)を左右に移動させるリードカム軸(25)を配置し、前記傘歯車(5),(6)が入力軸(4)に対して左右一方側に偏位した位置で咬み合うように従動側の傘歯車(6)を入力軸(4)に対して左右一方側に偏位させて設け、該従動側の傘歯車(6)に対して入力軸(4)側となる左右一側に一対の伝動歯車(22),(23)を配置し、前記伝動歯車(22),(23)により駆動軸(2)から中間軸(21)へ伝動し、前記一対の伝動歯車(22),(23)より従動側の傘歯車(6)側となる左右一側に一対の変速歯車列(24),(26)を配置し、前記変速歯車列(24),(26)により中間軸(21)からリードカム軸(25)へ伝動する構成とし、前記変速歯車列(24),(26)を前記一対の傘歯車(5),(6)と左右方向で重複する位置に配置したことを特徴とする苗植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138506A JP3544530B2 (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 苗植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001138506A JP3544530B2 (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 苗植機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP04469591A Division JP3220994B2 (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | クラッチ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002136202A JP2002136202A (ja) | 2002-05-14 |
JP3544530B2 true JP3544530B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=18985430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001138506A Expired - Lifetime JP3544530B2 (ja) | 2001-05-09 | 2001-05-09 | 苗植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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-
2001
- 2001-05-09 JP JP2001138506A patent/JP3544530B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002136202A (ja) | 2002-05-14 |
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