JP3544132B2 - 印刷装置、印刷制御方法および記憶媒体並びに画像処理方法 - Google Patents

印刷装置、印刷制御方法および記憶媒体並びに画像処理方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、指定された描画論理に従い入力されたR,G,BデータをY,M,C,KラスタデータまたはY,M,Cラスタデータに展開することにより描画を行う印刷装置、印刷制御方法および記憶媒体、並びに指定された描画論理に従い入力された第1の色空間データを第2の色空間データまたは第3の色空間データに展開する画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、指定された描画論理に従い入力されたR,G,BデータをY,M,C,KラスタデータまたはY,M,Cラスタデータに展開することにより描画を行う印刷装置としては、オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータおよび該オブジェクトに対して指定された描画論理を示すデータを入力し、該R,G,BデータをY,M,C,Kの中間データに、前記指定された描画論理を示すデータを描画論理にそれぞれ変換する変換手段と、前記変換手段により得られた指定された描画論理を判別する描画論理判別手段と、前記Y,M,C,Kの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCKラスタメモリに展開するYMCK展開手段と、前記YMCKラスタメモリに展開されたY,M,C,Kラスタデータを出力する第1の出力手段と、前記Y,M,C,Kの中間データにおけるKプレーンのデータを一旦Y,M,Cの中間データに変換した後に該Y,M,Cの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCラスタメモリに展開するYMC展開手段と、該YMCラスタメモリに展開されたラスタデータをY,M,C,Kに変換して出力する第2の出力手段とを備え、描画論理判別手段により指定された描画論理が反転論理と判別されると、YMC展開手段により反転の描画論理に従うオブジェクトの描画を行うように構成されているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来の印刷装置では、オブジェクトの描画論理を反転と判別すると、YMC展開手段により描画を行うから、Y,M,C,Kの中間データにおけるKプレーンのデータを一旦Y,M,Cの中間データに変換した後に該Y,M,Cの中間データを指定された描画論理に従いYMCラスタメモリに展開する処理、およびYMCラスタメモリに展開されたラスタデータをY,M,C,Kに変換する処理に非常に時間が掛る。また、YMCラスタメモリに展開されたラスタデータをY,M,C,Kに変換する際には、YMCKラスタメモリが必要となり、非常に多量のメモリ容量を使用するから、スループットの低下を招くなどの影響が出る。さらに、グレイ補償をしないイメージデータにおいては、Y,M,C,Kの中間データにおけるKプレーンのデータを一旦Y,M,Cの中間データに変換するから、出力品位の低下が起こることがある。
【0004】
本発明の目的は、反転の描画論理に従う展開処理に起因するスループットの低下および出力品位の低下を回避することができる印刷装置、印刷制御方法および記憶媒体並びに画像処理方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータを該オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,C,Kのラスタデータに展開するYMCK展開手段と、前記R,G,Bデータを前記オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,Cのラスタデータに展開するYMC展開手段とを備える印刷装置において、前記指定された描画論理を判別する描画論理判別手段と、前記描画論理判別手段により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定手段と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定手段とを有し、前記第1の描画領域判定手段と前記第2の描画領域判定手段の判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の印刷装置において、前記第1の描画領域判定手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の印刷装置において、前記第1の描画領域判定手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し、前記第2の描画領域判定手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の印刷装置において、前記第2の描画領域判定手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画すると判定すると、前記YMCK展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項5記載の発明は、オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータおよび該オブジェクトに対して指定された描画論理を示すデータを入力し、該R,G,BデータをY,M,C,Kの中間データに、前記指定された描画論理を示すデータを描画論理にそれぞれ変換する変換手段と、前記変換手段により得られた指定された描画論理を判別する描画論理判別手段と、前記Y,M,C,Kの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCKラスタメモリに展開するYMCK展開手段と、前記YMCKラスタメモリに展開されたY,M,C,Kラスタデータを出力する第1の出力手段と、前記Y,M,C,Kの中間データにおけるKプレーンのデータを一旦Y,M,Cの中間データに変換した後に該Y,M,Cの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCラスタメモリに展開するYMC展開手段と、該YMCラスタメモリに展開されたラスタデータをY,M,C,Kに変換して出力する第2の出力手段とを備える印刷装置において、前記描画論理判別手段により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定手段と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定手段とを有し、前記第1の描画領域判定手段と前記第2の描画領域判定手段の判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする。
【0010】
請求項6記載の発明は、オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータを該オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,C,Kのラスタデータに展開するYMCK展開手段と、前記R,G,Bデータを前記オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,Cのラスタデータに展開するYMC展開手段とを備える印刷装置の印刷制御方法において、前記指定された描画論理を判別する描画論理判別工程と、前記描画論理判別工程により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定工程と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定工程と、前記第1の描画領域判定工程と前記第2の描画領域判定工程の判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する工程とを有することを特徴とする。
【0011】
請求項7記載の発明は、請求項6記載の印刷制御方法において、前記第1の描画領域判定工程により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする。
【0012】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の印刷制御方法において、前記第1の描画領域判定工程により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し、前記第2の描画領域判定工程により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする。
【0013】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の印刷制御方法において、前記第2の描画領域判定工程により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画すると判定すると、前記YMCK展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする。
【0014】
請求項10記載の発明は、オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータおよび該オブジェクトに対して指定された描画論理を示すデータを入力し、該R,G,BデータをY,M,C,Kの中間データに、前記指定された描画論理を示すデータを描画論理にそれぞれ変換する変換手段と、前記変換手段により得られた指定された描画論理を判別する描画論理判別手段と、前記Y,M,C,Kの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCKラスタメモリに展開するYMCK展開手段と、前記YMCKラスタメモリに展開されたY,M,C,Kラスタデータを出力する第1の出力手段と、前記Y,M,C,Kの中間データにおけるKプレーンのデータを一旦Y,M,Cの中間データに変換した後に該Y,M,Cの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCラスタメモリに展開するYMC展開手段と、該YMCラスタメモリに展開されたラスタデータをY,M,C,Kに変換して出力する第2の出力手段とを備える印刷装置の印刷制御方法において、前記描画論理判別手段により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定工程と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定工程と、前記第1の描画領域判定工程と前記第2の描画領域判定工程の判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する工程とを有することを特徴とする。
【0015】
請求項11記載の発明は、オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータを該オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,C,Kのラスタデータに展開するYMCK展開手段と、前記R,G,Bデータを前記オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,Cのラスタデータに展開するYMC展開手段とを備える印刷装置の印刷制御を行うためのプログラムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、前記指定された描画論理を判別する描画論理判別モジュールと、前記描画論理判別モジュールにより前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定モジュールと、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定モジュールと、前記第1の描画領域判定モジュールと前記第2の描画領域判定モジュールの判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する展開処理切替制御モジュールとを有することを特徴とする。
【0016】
請求項12記載の発明は、請求項11記載の記憶媒体において、前記第1の描画領域判定モジュールにより前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記展開処理切替制御モジュールは、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする。
【0017】
請求項13記載の発明は、請求項12記載の記憶媒体において、前記第1の描画領域判定モジュールにより前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し、前記第2の描画領域判定モジュールにより前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記展開処理切替制御モジュールは、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする。
【0018】
請求項14記載の発明は、請求項13記載の記憶媒体において、前記第2の描画領域判定モジュールにより前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画すると判定すると、前記展開処理切替モジュールは、前記YMCK展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする。
【0019】
請求項15記載の発明は、オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータおよび該オブジェクトに対して指定された描画論理を示すデータを入力し、該R,G,BデータをY,M,C,Kの中間データに、前記指定された描画論理を示すデータを描画論理にそれぞれ変換する変換手段と、前記変換手段により得られた指定された描画論理を判別する描画論理判別手段と、前記Y,M,C,Kの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCKラスタメモリに展開するYMCK展開手段と、前記YMCKラスタメモリに展開されたY,M,C,Kラスタデータを出力する第1の出力手段と、前記Y,M,C,Kの中間データにおけるKプレーンのデータを一旦Y,M,Cの中間データに変換した後に該Y,M,Cの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCラスタメモリに展開するYMC展開手段と、該YMCラスタメモリに展開されたラスタデータをY,M,C,Kに変換して出力する第2の出力手段とを備える印刷装置の印刷制御を行うためのプログラムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、前記描画論理判別手段により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定モジュールと、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定モジュールと、前記第1の描画領域判定モジュールと前記第2の描画領域判定モジュールの判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する展開処理切替制御モジュールとを有することを特徴とする。
【0020】
請求項16記載の発明は、オブジェクトを描画するための第1の色空間データを該オブジェクトに対して指定された描画論理に従って第2の色空間データに展開する第1の展開処理と、前記第1の色空間データを前記オブジェクトに対して指定された描画論理に従って第3の色空間データに展開する第2の展開処理とを切り替えて実行可能な画像処理方法において、前記指定された描画論理を判別する描画論理判別工程と、前記描画論理判別工程により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定工程と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定工程とを有し、前記第1の描画領域判定工程と前記第2の描画領域判定工程の判定結果に応じて前記第1の展開処理と前記第2の展開処理とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図を参照しながら説明する。
【0022】
図1は本発明の印刷装置の実施の一形態であるレーザビームプリンタの構成を示すブロック図、図2は図1のレーザビームプリンタの機構を模式的に示す図、図3は図1のレーザビームプリンタに搭載されているプリンタコントローラ部の構成を示すブロック図である。
【0023】
カラー出力可能なレーザビームプリンタ102は、図1に示すように、プリンタコントローラ部103と、プリンタエンジン部105と、パネル部104とを備える。プリンタコントローラ部103は、ホストコンピュータなどの外部機器101からコードデータ(ESCコード、各種ページ記述言語(PDL)が入力され、そのコードデータを解析することによってイメージデータ(ページ情報)を生成する。この生成されたイメージデータはインタフェース(図示せず)を介してプリンタエンジン部105に送信する。プリンタエンジン部105は、電子写真プロセスにより、プリンタコントローラ部103によって生成されたイメージデータが示す画像を用紙上に形成する。プリンタエンジン部105には、後述するように、各機構と、その各機構による各印字プロセス処理(例えば、給紙処理など)に関する制御を行うエンジン制御部(図示せず)とが含まれている。パネル部104は、ユーザとのインタフェーイスを司り、レーザビームプリンタ102に対する所望の動作を指示するための入力操作を行うための操作部を構成する。
【0024】
次に、本レーザビームプリンタ102の機構について図2を参照しながら説明する。
【0025】
レーザビームプリンタ102は、図2に示すように、筐体201を備え、筐体201には、プリンタエンジン部105(図1に示す)の各機構による各印字プロセス処理(例えば、給紙処理など)に関する制御を行うエンジン制御部(図示せず)およびプリンタコントローラ部103(図1に示す)を収納する制御ボード収納部203とが内蔵されている。
【0026】
ここで、上述したプリンタエンジン部105の各機構としては、レーザ光の走査による感光ドラム上への静電潜像形成、その静電潜像の顕像化、その顕像の用紙への転写を行うための光学処理機構、用紙に転写されたトナー像を定着させるための定着処理機構、用紙の給紙処理機構、用紙の搬送処理機構が設けられている。
【0027】
光学処理機構は、半導体レーザ(図示せず)から発射されるレーザ光をプリンタコントローラ部103から供給されたイメージデータに応じてオン、オフ駆動するレーザドライバ206を有し、半導体レーザから発射されたレーザ光は回転多面鏡207により主走査方向に振られる。その主走査方向に振られたレーザ光は反射ミラー208を介して感光ドラム205に導かれ、感光ドラム205上を主走査方向に露光する。
【0028】
レーザ光による走査露光によって感光ドラム205上には静電潜像が形成され、その潜像は現像器220から供給されるトナーによってトナー像に顕像化される。このトナーには、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各トナーが用いられている。感光ドラム205上のトナー像は給紙処理機構によって副走査方向に同期して給紙される用紙に転写される。
【0029】
感光ドラム205および現像器220は着脱可能なカートリッジ204に収容されている。反射ミラー208は半透過型ミラーからなり、その裏面側にはビームディテクタ209が配置されている。ビームディテクタ209はレーザ光を検出し、その検出信号はプリンタコントローラ部103に与えられる。プリンタコントローラ部103はビームディテクタ209の検出信号に基づき主走査方向への露光タイミングを決定する水平同期信号を生成し、その水平同期信号をプリンタコントローラ部103に出力する。
【0030】
定着処理機構は、用紙に転写されたトナー像を熱圧によって定着させるための定着器216を有し、定着器216には、トナー像を加熱するようためのヒータ(図示せず)が設けられている。このヒータは、所定の定着温度が得られるようにプリンタエンジン部105のエンジン制御部で制御される。
【0031】
用紙の給紙機構は、用紙を収容するカセット210と手差用トレイ219とを有し、カセット210からまたは手差用トレイ219から用紙を選択的に給紙するように構成されている。
【0032】
カセット210は筐体201内に装着され、カセット210には、仕切り板(図示せず)の移動位置に応じて用紙サイズを電気的に検知するサイズ検知機構が設けられている。カセット210からはその最上の用紙から1枚単位でカセット給紙クラッチ211の回転駆動によって給紙ローラ212まで搬送される。カセット給紙クラッチ211は、給紙毎に駆動手段(図示せず)によって間欠的に回転駆動されるカムからなり、そのカムが1回転する毎に1枚の用紙が給紙される。
【0033】
給紙ローラ212は用紙をその先端部がレジストシャッタ214に対応する位置まで搬送し、レジストシャッタ214は、給紙された用紙の押圧およびその解除によって用紙の給紙停止およびその解除を行い、このレジストシャッタ214の動作はレーザ光の副走査に同期するように制御される。
【0034】
これに対し、手差用トレイ219は筐体201に設けられ、ユーザによって手差用トレイ219に搭載された用紙は給紙ローラ215でレジストシャッタ214に向けて給紙される。
【0035】
用紙の搬送処理機構は、レジストシャッタ214による押圧が解除された印刷用紙を感光ドラム205に向けて搬送する搬送ローラ213と、定着器216から排出された用紙を筐体201上部に形成された排紙トレイまで導くための各搬送ローラ217,218と、各搬送ローラ213,217,218を駆動するための駆動手段(図示せず)とを有する。
【0036】
筐体201には、パネル部104を構成するための操作パネル202が取り付けられている。操作パネル202には、指示入力操作のためのスイッチ群、情報表示のためのLED表示器、LCD表示器が設けられている。
【0037】
次に、プリンタコントローラ部103の構成について図3を参照しながら説明する。
【0038】
プリンタコントローラ部103は、プリンタコントローラ部103全体を制御するためのCPU309と、外部機器101と間でやり取りされる信号の入出力部を構成するとともに、外部機器101との間の通信制御を行うホストI/F部302とを有し、ホストI/F部302には、外部機器101から送出された印刷データを入力する入力バッファ(図示せず)と、外部機器101へ送出する信号を一時的に保持する出力バッファ(図示せず)とが設けられている。
【0039】
ホストI/F部302を介して入力されたコードデータは、画像データ発生部303に与えられる。画像データ発生部303は、入力されたコードデータに基づきプリンタエンジン部105が処理可能なビットマップデータ(イメージデータ)の作成を行う。この作成されたビットマップデータは画像メモリ305に格納される。また、CPU309は、ROM304に格納されているオブジェクト作成部312の制御コードに従いオブジェクトの作成を行うとともに、そのオブジェクトの作成と並行してラスタライズ処理などを行う。このラスタライズ処理では、後述するように、コードデータに含まれる表示色RGBをY,M,C,Kへ展開するYMCK展開処理とY,M,Cへ展開するYMC展開処理とを切り替えて反転(XOR)のオブジェクトの描画を行うように設定され、この切替は、ROM304に格納されている展開処理切り替え部313の制御コードに従って行われる。
【0040】
上記オブジェクト作成部312により作成されたオブジェクトは、CPU309の作業領域となるRAM307に設けられたオブジェクト格納部317に格納される。また、RAM307には、上述した展開処理の切り替えに用いられる描画領域を格納する描画領域格納部314、描画するオブジェクトのID(識別情報)を格納するオブジェクトID315、オブジェクト格納部315に格納されたオブジェクトを展開するためのラスタメモリ316の各領域が設けられている。
【0041】
画像メモリ305に格納されているビットマップデータは、DMA制御部308で制御され、このDMA制御部308による画像メモリ305からのビットマップデータの読出しに対する制御はCPU309からの指示に基づき行われる。
【0042】
画像メモリ305から読み出されたビットマップデータは、エンジンI/F部306を介してビデオ信号としてプリンタエンジン部105に転送される。エンジンI/F部306には、プリンタエンジン部105へ転送するビデオ信号を一時的に保持する出力バッファ(図示せず)と、プリンタエンジン部105から送出された信号を一時的に保持する入力バッファ(図示せず)とが設けられ、エンジンI/F部306は、プリンタエンジン部105と間でやり取りされる信号の入出力部を構成するとともに、プリンタエンジン部105との間の通信制御を行う。
【0043】
パネル部104(図1に示す)から操作入力によって出されたモード設定に関する指示などは、パネルI/F部301を介して入力され、パネルI/F部301はパネル部104とCPU309との間のインタフェーイスを構成する。
【0044】
CPU309は、パネル部104から指示されたモードに応じて上述の各ブロックに対する制御を行い、この制御はROM304に格納されている制御プログラム(オブジェクト作成部312、展開処理切り替え部313を含む)に基づき実行される。このROM304に格納されている制御プログラムは、システムクロックによってタスクと称されるロードモジュール単位に時分割制御を行うためのOS(オペレーティングシステム)と、このOSによって機能単位に実行制御される複数のロードモジュールとから構成される。このロードモジュールを含む制御プログラムは必要に応じてEEPROM(不揮発性メモリ)310に格納される。
【0045】
上述のCPU309を含む各ブロックは、システムバス311にCPU309がアクセス可能なように接続されている。システムバス311は、アドレスバスとシステムバスとから構成される。
【0046】
次に、プリンタコントローラ部103による展開処理の切り替え制御について図4ないし図6を参照しながら説明する。図4ないし図6は図1のレーザビームプリンタにおけるプリンタコントロール部による展開処理の切り替え制御の手順を示すフローチャートである。
【0047】
図4を参照するに、まずステップS101において、外部機器101から送信されたデータを受信すると、ステップS102で展開処理制御に用いられるフラグFlagを0に初期化する。
【0048】
次いで、ステップS103に進み、受信したデータの解析(例えばPDL解析)を行う。ここで、この解析結果によりデータに描画オブジェクトの作成命令が含まれているときには、ステップS104に進み、フラグFlagが0であるか否かを判定し、フラグFlagが0であるときには、ステップS105に進む。ステップS105では、描画オブジェクトの描画論理が反転(XOR)であるか否かを判定し、描画オブジェクトの描画論理が反転(XOR)でないときには、ステップS106に進み、この描画オブジェクトをYMCK展開するオブジェクトに指定し、そして再度上記ステップS103に戻り、データ解析を行う。
【0049】
これに対し、上記ステップS105で描画オブジェクトの描画論理が反転(XOR)であると判定されたときには、ステップS107に進み、フラグFlagに1を代入し、続くステップS108で描画オブジェクトの描画領域と描画オブジェクトのIDをRAM307の描画領域格納部314とオブジェクトID315に格納し、そして再度上記ステップS103に戻り、データ解析を行う。
【0050】
上記ステップS104でフラグFlagが0でないときには、図5に示すステップS201に進み、フラグFlagが1であるか否かを判定する。フラグFlagが1であるときには、ステップS202に進み、描画論理が上書きまたは透過であるか否かを判定し、描画論理が上書きまたは透過であるときには、ステップS203に進み、この描画オブジェクトの描画領域と既に描画領域格納部314に格納されている反転(XOR)の描画論理で描画するオブジェクトの描画領域とを比較し、この描画オブジェクトの描画領域が既に格納されている反転のオブジェクトの描画領域内に含まれているか否かを判定する。
【0051】
上書きまたは透過の描画オブジェクトの描画領域が既に描画領域格納部314に格納されている反転のオブジェクトの描画領域内に含まれているときには、ステップS204に進み、フラグFlagに2を代入し、そして再度上記ステップS103に戻り、データ解析を行う。ここで、フラグFlagに2が代入されているから、次のデータの解析後、上記ステップS104および上記ステップS201を経て後述するステップS301に進む。
【0052】
これに対し、上記ステップS203で上書きまたは透過の描画オブジェクトの描画領域が既に描画領域格納部314に格納されている反転のオブジェクトの描画領域内に含まれていないと判定されたときには、ステップS205に進み、この上書きまたは透過の描画論理で描画するオブジェクトをYMCK展開するオブジェクトに指定し、続くステップS206で、既に格納されている反転(XOR)のオブジェクトをYMC展開するオブジェクトに指定する。そしてステップS207に進み、フラグFlagを0に初期化し、再度上記ステップS103に戻り、データ解析を行う。ここで、フラグFlagに0が代入されているから、次のデータの解析後、上記ステップS105に進む。
【0053】
上記ステップS201でフラグFlagが1でないと判定されたときには、図6に示すステップS301に進み、描画オブジェクトの描画論理が反転(XOR)の描画論理であるか否かを判定し、このオブジェクトの描画論理が反転(XOR)の描画論理であるときには、ステップS302に進み、この描画オブジェクトの描画領域およびそのデータを、既に格納されている反転(XOR)の描画論理で描画するオブジェクトの描画領域およびそのIDのデータと比較し、この描画オブジェクトの描画領域が既に格納されている反転のオブジェクトの描画領域内に含まれかつこの描画オブジェクトのデータが既に格納されている反転のオブジェクトのデータに同じであるか否かを判定する。
【0054】
この描画オブジェクトの描画領域が既に格納されている反転のオブジェクトの描画領域内に含まれかつこの描画オブジェクトのデータが既に格納されている反転のオブジェクトのデータに同じであるときには、ステップS303に進み、この反転(XOR)の描画論理で描画するオブジェクトをYMCK展開するオブジェクトに指定し、続くステップS304で既に格納されている反転(XOR)の描画論理で描画するオブジェクトをYMCK展開するオブジェクトに指定する。そしてステップS305に進み、フラグFlagに0を代入し、再度上記ステップS103に戻り、データ解析を行う。ここで、フラグFlagに0が代入されているから、次のデータの解析後、上記ステップS105に進む。
【0055】
これに対し、上記ステップS302で、この描画オブジェクトの描画領域が既に格納されている反転のオブジェクトの描画領域内に含まれかつこの描画オブジェクトのデータが既に格納されている反転のオブジェクトのデータに同じでないと判定されたときには、ステップS306に進み、この反転(XOR)の描画論理で描画するオブジェクトをYMC展開するオブジェクトに指定し、続くステップS307でフラグFlagに1を代入し、そして再度上記ステップS103に戻り、データ解析を行う。ここで、フラグFlagに1が代入されているから、次のデータの解析後、上記ステップS104および上記ステップS201を経て次のオブジェクトが上書きまたは透過のオブジェクトであるか否かの判定が行われることになる。
【0056】
上記ステップS301で、描画オブジェクトの描画論理が反転(XOR)の描画論理でないと判定されたときには、ステップS308に進み、描画オブジェクトをYMCK展開するオブジェクトに指定し、続くステップS309で既に格納されているIDの描画オブジェクトをYMC展開するオブジェクトに指定する。そしてステップS310に進み、フラグFlagに0を代入し、上記ステップS103に戻る。ここで、フラグFlagに0が代入されているから、次のデータの解析後、上記ステップS105に進む。
【0057】
上記ステップS202で描画論理で上書きまたは透過でないと判定されたときには、上記ステップS201の場合と同様に、図6に示すステップS301に進む。
【0058】
このように、反転(XOR)の描画時に展開処理の切り替えにおいては、まず、オブジェクトの描画論理が反転(XOR)と判定された後に(ステップS105)、このオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する(ステップS202〜S204)。ここで、次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、既に格納されている反転(XOR)のオブジェクトをYMC展開処理により描画するオブジェクトとして指定する(ステップS206)。また、このオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し(ステップS202,S203)、このオブジェクトに対して次のオブジェクトを反転(XOR)の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると(ステップS301,S302)、既に格納されている反転(XOR)のオブジェクトをYMC展開により描画するオブジェクトとして指定する(ステップS306)。
【0059】
これに対し、オブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で描画すると判定し(ステップS202)、このオブジェクトに対して次のオブジェクトを反転(XOR)の描画論理で同一領域に同一のデータで描画すると判定した(ステップS301,S302)場合には、既に格納されている反転(XOR)のオブジェクトおよびさらに次のオブジェクトをYMCK展開処理により描画するオブジェクトとして指定する(ステップS303,S304)。
【0060】
次に、本レーザビームプリンタ102における反転(XOR)、上書き、反転(XOR)の描画をYMCKの展開処理により行う例について図7ないし図9を参照しながら説明する。図7は図1の印刷装置における最初の反転(XOR)の描画を模式的に示す図、図8は図7の描画オブジェクトに対する上書き描画を模式的に示す図、図9は図8の描画オブジェクトに対する2回目の反転(XOR)描画を模式的に示す図である。
【0061】
まず、このYMCK展開処理による反転(XOR)の各Y,M,C,Kのプレーン上での描画においては、既に格納されている描画オブジェクトの存在を示す情報が0でかつ描画領域を示すディストネーション情報が0であるとき、その描画結果が1(描画有)となる。また、描画するオブジェクトの存在を示す情報が1でかつ描画領域を示すディストネーション情報が0であるとき、その描画結果が0(描画無)となる。また、描画するオブジェクトの存在を示す情報が0でかつ描画領域を示すディストネーション情報が1であるとき、その描画結果が0(描画無)となる。また、描画するオブジェクトの存在を示す情報が1でかつ描画領域を示すディストネーション情報が1であるとき、その描画結果が1(描画有)となる。
【0062】
次に、反転(XOR)、上書き、反転(XOR)の描画について説明する。
【0063】
ここでは、まず、図7に示すように、何も描画されていないディストネーションにYプレーン、Cプレーンの各色で描画するオブジェクトを反転(XOR)で描画する場合を考える。この場合においては、フラグFlagを1に代入するとともに(ステップS107)、このオブジェクトに関する情報(描画領域、オブジェクトID)がRAM103に格納される(ステップS108,S109)。このオブジェクトを反転(XOR)で描画すると、図7の結果1に示すように、Mプレーン,Kプレーンのそれぞれが描画される状態となる。
【0064】
次いで、図8に示すように、上記図7の結果1に示すオブジェクトをディストネーションとして全てのプレーンに対して円塗りつぶしオブジェクトを上書きする場合、フラグFlagに2を代入し(ステップS204)、次のデータの解析を行う(ステップS103)。ここで、上記図7に示す結果1に対して円塗りつぶしオブジェクトを上書きすると、図8の結果2に示すように、Yプレーン、Cプレーンのそれぞれに円の領域が描画され、Mプレーン,Kプレーンのそれぞれに矩形の領域が描画される状態となる。
【0065】
次いで、図9に示すように、上記図8の結果2に示すオブジェクトをディストネーションとして、図7に示すYプレーン、Cプレーンと同じオブジェクトをYプレーン、Cプレーンの各プレーンに反転(XOR)で描画すると(ステップS301,S302)、上述した展開処理切替制御により、図7に示す反転(XOR)のオブジェクトおよび図9に示す反転(XOR)のオブジェクトをYMCK展開処理により描画するように指定され、図9の最終結果に示すように、Yプレーン、Cプレーンのそれぞれに円塗りつぶしの描画が得られる。
【0066】
以上のように、本実施の形態では、反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定し、次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定し、それぞれの判定結果に応じてYMCK展開処理とYMC展開処理とを切り替えて反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御するから、図7ないし図9に示したようなある形状の色描画を行う場合においては、反転の描画をYMCK展開処理によって行うことが可能となり、従来のように反転の描画をYMC展開手段により行う場合に比して、展開処理に掛る処理時間を短縮することができ、スループットの低下を回避することができる。また、YMC展開処理に起因する出力品位の低下を回避することができる。
【0067】
また、反転のオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、この反転のオブジェクトをYMC展開手段により描画するように指定されるから、反転の描画論理だけでの描画においても正常な出力結果を得ることができる。
【0068】
なお、本実施の形態では、ROMにCPU309の制御プログラムを格納している例を示したが、この制御プログラムを格納する記憶媒体としては、ROMに限定されることはなく、ハードディスク装置などの他の記憶媒体に格納してもよいことはいうまでもない。また、展開処理の切替制御に用いられるオブジェクトIDと描画領域とを格納する領域をRAMに設けているが、他の記憶媒体例えばハードディスク装置に格納するように構成することもできる。
【0069】
また、本実施の形態では、反転(XOR)、上書き、反転(XOR)の描画において、反転の描画をYMCK展開処理により行う例を説明したが、反転(XOR)、反転(XOR)、反転(XOR)……、上書き、反転(XOR)、反転(XOR)、反転(XOR)……の描画においても同様にYMCK展開処理により行うことができる。この場合には、各反転のオブジェクトにおける描画領域およびそのIDをRAMに格納するように構成すればよい。
【0070】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1または5記載の印刷装置によれば、指定された描画論理を判別する描画論理判手段と、描画論理判別手段により指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定手段と、次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定手段とを有し、第1の描画領域判定手段と第2の描画領域判定手段の判定結果に応じてYMCK展開手段とYMC展開手段とを切り替えて反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うから、反転の描画論理に従う展開処理に起因するスループットの低下および出力品位の低下を回避することができる。
【0071】
請求項2記載の印刷装置によれば、第1の描画領域判定手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、YMC展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うから、反転の描画論理だけでの描画においても正常な出力結果を得ることができる。
【0072】
請求項3記載の印刷装置によれば、第1の描画領域判定手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し、第2の描画領域判定手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、YMC展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うから、反転の描画論理だけでの描画においても正常な出力結果を得ることができる。
【0073】
請求項4記載の印刷装置によれば、第2の描画領域判定手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画すると判定すると、YMCK展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うから、YMCK展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことができる。
【0074】
請求項6または10記載の印刷制御方法によれば、指定された描画論理を判別する描画論理判別工程と、描画論理判別工程により指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定工程と、次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定工程と、第1の描画領域判定工程と第2の描画領域判定工程の判定結果に応じてYMCK展開手段とYMC展開手段とを切り替えて反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する工程とを有するから、反転の描画論理に従う展開処理に起因するスループットの低下および出力品位の低下を回避することができる。
【0075】
請求項7記載の印刷制御方法によれば、第1の描画領域判定工程により反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、YMC展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御するから、反転の描画論理だけでの描画においても正常な出力結果を得ることができる。
【0076】
請求項8記載の印刷制御方法によれば、第1の描画領域判定工程により反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し、第2の描画領域判定工程により反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、YMC展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御するから、反転の描画論理だけでの描画においても正常な出力結果を得ることができる。
【0077】
請求項9記載の印刷制御方法によれば、第2の描画領域判定工程により反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画すると判定すると、YMCK展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御するから、YMCK展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことができる。
【0078】
請求項11または15記載の記憶媒体によれば、プログラムは、指定された描画論理を判別する描画論理判別モジュールと、描画論理判別モジュールにより指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定モジュールと、次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定モジュールと、第1の描画領域判定モジュールと第2の描画領域判定モジュールの判定結果に応じてYMCK展開手段とYMC展開手段とを切り替えて反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する展開処理切替制御モジュールとを有するから、反転の描画論理に従う展開処理に起因するスループットの低下および出力品位の低下を回避することができる。
【0079】
請求項12記載の記憶媒体によれば、第1の描画領域判定モジュールにより反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、展開処理切替制御モジュールは、YMC展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御するから、反転の描画論理だけでの描画においても正常な出力結果を得ることができる。
【0080】
請求項13記載の記憶媒体によれば、第1の描画領域判定モジュールにより反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し、第2の描画領域判定モジュールにより反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、展開処理切替制御モジュールは、YMC展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御するから、反転の描画論理だけでの描画においても正常な出力結果を得ることができる。
【0081】
請求項14記載の記憶媒体によれば、第2の描画領域判定モジュールにより反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画すると判定すると、展開処理切替モジュールは、YMCK展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御するから、YMCK展開手段により反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことができる。
【0082】
請求項16記載の画像処理方法によれば、指定された描画論理を判別する描画論理判別工程と、描画論理判別工程により指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定工程と、次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定工程とを有し、第1の描画領域判定工程と第2の描画領域判定工程の判定結果に応じて第1の展開処理と第2の展開処理とを切り替えて反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うから、反転の描画論理に従う展開処理に起因するスループットの低下および出力品位の低下を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷装置の実施の一形態であるレーザビームプリンタの構成を示すブロック図である。
【図2】図1のレーザビームプリンタの機構を模式的に示す図である。
【図3】図1のレーザビームプリンタに搭載されているプリンタコントローラの構成を示すブロック図である。
【図4】図1のレーザビームプリンタにおけるプリンタコントロール部による展開処理の切り替え制御の手順を示すフローチャートである。
【図5】図1のレーザビームプリンタにおけるプリンタコントロール部による展開処理の切り替え制御の手順を示すフローチャートである。
【図6】図1のレーザビームプリンタにおけるプリンタコントロール部による展開処理の切り替え制御の手順を示すフローチャートである。
【図7】図1の印刷装置における最初の反転(XOR)の描画を模式的に示す図である。
【図8】図7の描画オブジェクトに対する上書き描画を模式的に示す図である。
【図9】図8の描画オブジェクトに対する2回目の反転(XOR)描画を模式的に示す図である。
【符号の説明】
101 外部機器
102 レーザビームプリンタ
103 プリンタコントローラ部
104 パネル部
105 プリンタエンジン部
303 画像データ発生部
304 ROM
307 RAM
309 CPU
313 展開処理切り替え部
314 描画領域格納部
315 オブジェクトID
316 ラスタメモリ
317 オブジェクト格納部

Claims (16)

  1. オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータを該オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,C,Kのラスタデータに展開するYMCK展開手段と、前記R,G,Bデータを前記オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,Cのラスタデータに展開するYMC展開手段とを備える印刷装置において、前記指定された描画論理を判別する描画論理判別手段と、前記描画論理判別手段により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定手段と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定手段とを有し、前記第1の描画領域判定手段と前記第2の描画領域判定手段の判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1の描画領域判定手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記第1の描画領域判定手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し、前記第2の描画領域判定手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 前記第2の描画領域判定手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画すると判定すると、前記YMCK展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータおよび該オブジェクトに対して指定された描画論理を示すデータを入力し、該R,G,BデータをY,M,C,Kの中間データに、前記指定された描画論理を示すデータを描画論理にそれぞれ変換する変換手段と、前記変換手段により得られた指定された描画論理を判別する描画論理判別手段と、前記Y,M,C,Kの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCKラスタメモリに展開するYMCK展開手段と、前記YMCKラスタメモリに展開されたY,M,C,Kラスタデータを出力する第1の出力手段と、前記Y,M,C,Kの中間データにおけるKプレーンのデータを一旦Y,M,Cの中間データに変換した後に該Y,M,Cの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCラスタメモリに展開するYMC展開手段と、該YMCラスタメモリに展開されたラスタデータをY,M,C,Kに変換して出力する第2の出力手段とを備える印刷装置において、前記描画論理判別手段により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定手段と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定手段とを有し、前記第1の描画領域判定手段と前記第2の描画領域判定手段の判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする印刷装置。
  6. オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータを該オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,C,Kのラスタデータに展開するYMCK展開手段と、前記R,G,Bデータを前記オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,Cのラスタデータに展開するYMC展開手段とを備える印刷装置の印刷制御方法において、前記指定された描画論理を判別する描画論理判別工程と、前記描画論理判別工程により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定工程と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定工程と、前記第1の描画領域判定工程と前記第2の描画領域判定工程の判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する工程とを有することを特徴とする印刷制御方法。
  7. 前記第1の描画領域判定工程により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする請求項6記載の印刷制御方法。
  8. 前記第1の描画領域判定工程により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し、前記第2の描画領域判定工程により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする請求項7記載の印刷制御方法。
  9. 前記第2の描画領域判定工程により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画すると判定すると、前記YMCK展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする請求項8記載の印刷制御方法。
  10. オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータおよび該オブジェクトに対して指定された描画論理を示すデータを入力し、該R,G,BデータをY,M,C,Kの中間データに、前記指定された描画論理を示すデータを描画論理にそれぞれ変換する変換手段と、前記変換手段により得られた指定された描画論理を判別する描画論理判別手段と、前記Y,M,C,Kの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCKラスタメモリに展開するYMCK展開手段と、前記YMCKラスタメモリに展開されたY,M,C,Kラスタデータを出力する第1の出力手段と、前記Y,M,C,Kの中間データにおけるKプレーンのデータを一旦Y,M,Cの中間データに変換した後に該Y,M,Cの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCラスタメモリに展開するYMC展開手段と、該YMCラスタメモリに展開されたラスタデータをY,M,C,Kに変換して出力する第2の出力手段とを備える印刷装置の印刷制御方法において、前記描画論理判別手段により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定工程と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定工程と、前記第1の描画領域判定工程と前記第2の描画領域判定工程の判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する工程とを有することを特徴とする印刷制御方法。
  11. オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータを該オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,C,Kのラスタデータに展開するYMCK展開手段と、前記R,G,Bデータを前記オブジェクトに対して指定された描画論理に従ってY,M,Cのラスタデータに展開するYMC展開手段とを備える印刷装置の印刷制御を行うためのプログラムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、前記指定された描画論理を判別する描画論理判別モジュールと、前記描画論理判別モジュールにより前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定モジュールと、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定モジュールと、前記第1の描画領域判定モジュールと前記第2の描画領域判定モジュールの判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する展開処理切替制御モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
  12. 前記第1の描画領域判定モジュールにより前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記展開処理切替制御モジュールは、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする請求項11記載の記憶媒体。
  13. 前記第1の描画領域判定モジュールにより前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画すると判定し、前記第2の描画領域判定モジュールにより前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画しないと判定すると、前記展開処理切替制御モジュールは、前記YMC展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする請求項12記載の記憶媒体。
  14. 前記第2の描画領域判定モジュールにより前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画すると判定すると、前記展開処理切替モジュールは、前記YMCK展開手段により前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御することを特徴とする請求項13記載の記憶媒体。
  15. オブジェクトを描画するためのR,G,Bデータおよび該オブジェクトに対して指定された描画論理を示すデータを入力し、該R,G,BデータをY,M,C,Kの中間データに、前記指定された描画論理を示すデータを描画論理にそれぞれ変換する変換手段と、前記変換手段により得られた指定された描画論理を判別する描画論理判別手段と、前記Y,M,C,Kの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCKラスタメモリに展開するYMCK展開手段と、前記YMCKラスタメモリに展開されたY,M,C,Kラスタデータを出力する第1の出力手段と、前記Y,M,C,Kの中間データにおけるKプレーンのデータを一旦Y,M,Cの中間データに変換した後に該Y,M,Cの中間データを前記指定された描画論理に従いYMCラスタメモリに展開するYMC展開手段と、該YMCラスタメモリに展開されたラスタデータをY,M,C,Kに変換して出力する第2の出力手段とを備える印刷装置の印刷制御を行うためのプログラムを格納した記憶媒体において、前記プログラムは、前記描画論理判別手段により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定モジュールと、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定モジュールと、前記第1の描画領域判定モジュールと前記第2の描画領域判定モジュールの判定結果に応じて前記YMCK展開手段と前記YMC展開手段とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うように制御する展開処理切替制御モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
  16. オブジェクトを描画するための第1の色空間データを該オブジェクトに対して指定された描画論理に従って第2の色空間データに展開する第1の展開処理と、前記第1の色空間データを前記オブジェクトに対して指定された描画論理に従って第3の色空間データに展開する第2の展開処理とを切り替えて実行可能な画像処理方法において、前記指定された描画論理を判別する描画論理判別工程と、前記描画論理判別工程により前記指定された描画論理が反転と判別されたオブジェクトに対して次のオブジェクトを上書きまたは透過の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第1の描画領域判定工程と、前記次のオブジェクトに対してさらに次のオブジェクトを反転の描画論理で同一領域に描画するか否かを判定する第2の描画領域判定工程とを有し、前記第1の描画領域判定工程と前記第2の描画領域判定工程の判定結果に応じて前記第1の展開処理と前記第2の展開処理とを切り替えて前記反転の描画論理が指定されたオブジェクトの描画を行うことを特徴とする画像処理方法。
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