JP3543945B2 - 船舶推進機用チルト装置 - Google Patents

船舶推進機用チルト装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は船舶推進機用チルト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、船舶推進機用チルト装置として、特開平3−588 号公報に記載の如く、船体の側に固定されるクランプブラケットと、クランプブラケットに傾動可能に連結されるスイベルブラケットと、クランプブラケットとスイベルブラケットの間に介装されるシリンダ装置と、シリンダ装置を伸縮させる作動油給排装置とを有し、スイベルブラケットに推進ユニットを支持してなるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、以下の問題点がある。
▲1▼作動油給排装置を、クランプブラケットやスイベルブラケットと別体で取付けており、部品点数が多く、取付工数も多かった。
【0004】
▲2▼シリンダ装置を構成するトリムシリンダのシリンダも、クランプブラケットやスイベルブラケットと別体で取付けており、これによっても部品点数が多く、取付工数も多くなっている。
【0005】
本発明の課題は、船舶推進機用チルト装置において、部品点数を削減し、取付工数も削減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、船体の側に固定されるクランプブラケットと、クランプブラケットに傾動可能に連結されるスイベルブラケットと、クランプブラケットとスイベルブラケットの間に介装されるシリンダ装置と、シリンダ装置を伸縮させる作動油給排装置とを有し、スイベルブラケットに推進ユニットを支持してなる船舶推進機用チルト装置において、作動油給排装置をクランプブラケット又はスイベルブラケットに一体固定的に設け、作動油給排装置とシリンダ装置をつなぐ油路が、クランプブラケット又はスイベルブラケットに内蔵され、シリンダ装置を構成するチルトシリンダがクランプブラケットとスイベルブラケットの双方に取付ピンを介して連結され、作動油給排装置とチルトシリンダをつなぐ油路が、クランプブラケットとスイベルブラケットのうちで該作動油給排装置が一体固定的に設けられたブラケットの側の取付ピンに内蔵されるようにしたものである。
【0007】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の本発明において更に、前記作動油給排装置が、モータを含んでユニット化されたポンプユニットと、タンクからなり、ポンプユニットとタンクのそれぞれをクランプブラケット又はスイベルブラケットに一体固定的に設けたものである。
【0012】
【作用】
請求項1の発明によれば下記a〜cの作用効果を奏する
作動油給排装置をクランプブラケット又はスイベルブラケットに一体固定的に設けたから、チルト装置の構成部品点数を削減し、チルト装置の組立工数/分解工数を削減できる。また、チルト装置の組立段階/分解段階で作動油給排装置がクランプブラケット又はスイベルブラケットに対して揺動等せずに固定化されていて組立/分解の作業性が良い。
作動油給排装置とシリンダ装置をつなぐ油路が、クランプブラケット又はスイベルブラケットに内蔵されるから、外部配管を削減できる。
作動油給排装置とチルトシリンダをつなぐ油路が、チルトシリンダの取付ピンに内蔵されるから、外部配管を削減できる。
【0013】
請求項2の発明によれば下記dの作用効果を奏する。
作動油給排装置が、モータを含んでユニット化されたポンプユニットと、タンクからなり、ポンプユニットとタンクのそれぞれをクランプブラケット又はスイベルブラケットに一体固定的に設けた。ポンプユニットとタンクをそれぞれユニット化状態で取付け、取外しでき、作動油給排装置のクランプブラケット又はスイベルブラケットへの取付工数を削減し、故障時の交換作業性も容易となり、作動油給排装置の全てを交換する必要もない。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は第1実施形態の船舶推進機を示す模式図、図2はチルト装置を示す側面図、図3はスイベルブラケットにシリンダ装置と作動油給排装置を取付けたサブ組立体を示す斜視図、図4は図3の側面図、図5は図3の正面図、図6はクランプブラケットを示し、(A)は正面図、(B)は側面図、図7はチルトシリンダの取付ピンに内蔵した油路を示す断面図、図8は油圧回路図、図9は第2実施形態のクランプブラケットにシリンダ装置と作動油給排装置を取付けたサブ組立体を示す正面図、図10は図9の側面図、図11は第3実施形態のスイベルブラケットに作動油給排装置を取付けたサブ組立体を示す背面図、図12は第4実施形態のクランプブラケットに作動油給排装置を取付けたサブ組立体を示す正面図である。
【0019】
(第1実施形態)(図1〜図8)
船舶推進機10(船外機、船内外機であっても良い)は、図1、図2に示す如く、推進ユニット15をチルト・トリム装置20により船体11に取付け可能としている。チルト・トリム装置20は、船体11の船尾板11Aに固定されてチルト軸13を支持するチルト軸支持部12Aを備えるクランプブラケット12と、チルト軸13に枢着されるチルト軸支持部14Aを備えてチルト軸13の略水平軸まわりに傾動可能に連結されるスイベルブラケット14と、クランプブラケット12とスイベルブラケット14の間に介装されるシリンダ装置21と、シリンダ装置21を伸縮させる作動油給排装置22とを有する。船舶推進機10は、スイベルブラケット14の転舵軸支持部14Bに支持される転舵軸16を介して、推進ユニット15を転舵軸16まわりに回動可能に支持している。推進ユニット15の上部にはエンジンユニット17が搭載され、推進ユニット15の下部にはプロペラ18が備えられる。
【0020】
尚、クランプブラケット12はアルミ合金鋳物により図6に示す如くの略平板状に成形され、船尾板11Aへのボルト取付孔12Bを備える。また、スイベルブラケット14はアルミ合金鋳物により図3〜図5に示す如くに成形され、シリンダ装置21を構成する後述のトリムシリンダ32のシリンダ38と、作動油給排装置22を構成するポンプユニット50(モータ51及びポンプ52)とタンク53を一体的に備える。
【0021】
(シリンダ装置21)(図2〜図5、図8)
チルト・トリム装置20のシリンダ装置21は、図2〜図5に示す如く、中央のチルトシリンダ31と、左右一対のトリムシリンダ32とからなる。
【0022】
チルトシリンダ31は、図2〜図5、図8に示す如く、シリンダ33とピストンロッド34とからなり、シリンダ33はスイベルブラケット14の左右取付壁111に設けたピン取付部112に取付けられる取付ピン113のための取付ピン挿着孔33Aを備え、ピストンロッド34はクランプブラケット12に設けたピン取付部101(図6)に取付けられる取付ピン102のための取付ピン挿着孔34Aを備える。チルトシリンダ31は、ピストンロッド34の端部に固定されるピストン35により、ピストンロッド34収容側のロッド側室36Aと、非収容側のピストン側室36Bとに区画され、ピストン35に衝撃力吸収用アブソーバ弁37を備える。
【0023】
トリムシリンダ32は、図2〜図5、図8に示す如く、シリンダ38とピストンロッド39とからなる。シリンダ38はスイベルブラケット14の左右に設けた孔状シリンダ取付部114にその基端ねじ部38Aを螺着され、先端部を下向きに傾斜させる状態で挿着固定され、スイベルブラケット14に一体的に設けられる。ピストンロッド39はクランプブラケット12の左右に設けたローラー状スラストレシーバ103にその先端衝合部39Aを相互に離間可能な状態で当接可能とされている(図6)。トリムシリンダ32は、ピストンロッド39の端部に固定されるピストン40により、ピストンロッド39収容側のロッド側室41Aと、非収容側のピストン側室41Bとに区画されている。
【0024】
シリンダ装置21は、チルトシリンダ31のシリンダ33と、トリムシリンダ32のシリンダ38をアルミ合金鋳物により成形している。
【0025】
尚、トリムシリンダ32のシリンダ38は、スイベルブラケット14の前述の孔状シリンダ取付部114に挿着固定される他、ピン115もしくはボルト等によりスイベルブラケット14に固定されて一体的に設けられ、又はスイベルブラケット14と一体で鋳造成形されても良い。
【0026】
(作動油給排装置22)(図2〜図5、図8)
作動油給排装置22は、可逆式モータ51と可逆式ギヤポンプ52とからなるポンプユニット50と、リザーバタンク53と、切換弁付流路54によって構成される。
【0027】
本実施形態では、ポンプ52を格納するポンプ室(不図示)をポンプハウジング52Aに形成し、ポンプハウジング52Aにおけるポンプ室の上部にモータ51の端板51Aをボルト55により固定し、ポンプユニット50を形成している。ポンプユニット50は、ポンプハウジング52Aをスイベルブラケット14の左右一方の取付壁111にボルト56により固定され、スイベルブラケット14に一体的に設けられる。また、タンク53はスイベルブラケット14の左右他方の取付壁111にボルト57により固定され、スイベルブラケット14に一体的に設けられる。
【0028】
ポンプ52とタンク53とチルトシリンダ31のロッド側室36A、ピストン側室36B、トリムシリンダ32のロッド側室41A、ピストン側室41Bは、スイベルブラケット14、ポンプハウジング52A等に穿設される切換弁付流路54により接続され、別途配管を削減可能としている。切換弁付流路54は、図8に示す如く、ポンプ52をチルトシリンダ31のロッド側室36A、ピストン側室36Bのそれぞれに連通する第1油路61、第2油路62を備え、第2油路62の中間部をトリムシリンダ32のピストン側室41Bに連通している。尚、トリムシリンダ32のロッド側室41Aは、フィルタ63を介してタンク53に連絡されている。
【0029】
本実施形態では、スイベルブラケット14にポンプユニット50とタンク53を一体的に設け、チルトシリンダ31のシリンダ33を取付ピン113を介してスイベルブラケット14の取付壁111に取付けているので、ポンプ52からチルトシリンダ31のロッド側室36Aに連通する第1油路61は、図7に示す如く、スイベルブラケット14に設けた油路61A、取付ピン113の外周に設けた油路61B、取付ピン113の軸方向に設けた油路61C、取付ピン113の外周に設けた油路61D、シリンダ33に設けた油路61Eを互いに連絡することにて形成している。また、ポンプ52からチルトシリンダ31のピストン側室36Bに連通する第2油路62は、図7に示す如く、スイベルブラケット14に設けた油路62A、取付ピン113の外周に設けた油路62B、取付ピン113の軸方向に設けた油路62C、取付ピン113の外周に設けた油路62D、シリンダ33に設けた油路62Eを互いに連絡することにて形成している。取付ピン113の外周に設けた油路61B、62Bは、取付ピン113が挿着されているスイベルブラケット14の取付壁111のピン取付部112の内周のOリング溝に装着したOリング64、65、66により封止され、取付ピン113の外周に設けた油路61D、62Dは、取付ピン113が挿着されているシリンダ33の取付ピン挿着孔33Aの内周のOリング溝に装着したOリング67、68、69により封止されている。
【0030】
このとき、切換弁付流路54は、図8に示す如く、シャトル式切換弁91、逆止弁92、93、ダウンブロー弁94、アップブロー弁95、手動弁96、逆止弁97、サーマルブロー弁98を備える。
【0031】
シャトル式切換弁91は、第1チェック機構付スプール121A、第2チェック機構付スプール121Bの両側に位置する第1逆止弁122A、第2逆止弁122Bを備え、スプール121Aとスプール121Bとを流路123で結んでいる。ポンプ52の正転時には、その送油圧力によって第1逆止弁122Aが開作動するとともに、第1チェック機構付スプール121Aのチェック機構を通る送油圧力が第2チェック機構付スプール121Bを移動させて反対側の第2逆止弁122Bも開作動せしめる。また、ポンプ52の逆転時には、その送油圧力によって第2逆止弁122Bが開作動するとともに、第2チェック機構付スプール121Bのチェック機構を通る送油圧力が第1チェック機構付スプール121Aを移動させて反対側の第1逆止弁122Aも開作動せしめる。
【0032】
逆止弁92は、ポンプ52とタンク53との中間部に介装され、シリンダ装置21のチルトアップ操作時に、シリンダ33、38の内容積がピストンロッド34、39の退出容積だけ増加して作動油の循環油量が不足することにより、この逆止弁92の開作動により、タンク53からポンプ52に循環油量の不足分を補償するものである。
【0033】
逆止弁93は、ポンプ52とタンク53との中間部に介装され、シリンダ装置21のチルトダウン終了時に、チルトダウンが完了し、ピストン側室36B、41Bからポンプ52への返油がなくなった時点で、なおポンプ52が作動する場合に、この逆止弁93の開作動により、タンク53からポンプ52に作動油を供給可能とするものである。
【0034】
ダウンブロー弁94は、オリフィスからなり、シリンダ装置21のチルトダウン操作時に、シリンダ33、38の内容積がピストンロッド34、39の進入容積だけ減少して作動油の循環油量に余りを生ずるとき、この余った作動油を吐出口94Aからタンク53に戻すものである。
【0035】
アップブロー弁95は、シリンダ装置21のチルトアップ操作時に、チルトシリンダ31が伸切り状態となってチルトアップが完了してもなおポンプ52が作動するときに、余剰の作動油を吐出口95Aからタンク53に戻すものである。
【0036】
手動弁96は、チルト・トリム装置20の故障時等に、手動で操作せしめられ、シリンダ装置21のピストン側室36B、41Bの作動油をタンク53に戻し、逆止弁97の作用と相まって、シリンダ装置21を手動で収縮させ、推進ユニット15を手動でチルトダウン操作可能とするものである。
【0037】
逆止弁97は、手動弁96の使用時に、タンク53の作動油をシリンダ装置21のロッド側室36Aに引き込み可能とするものであり、シリンダ装置21を手動で収縮させることに寄与する。
【0038】
サーマルブロー弁98は、シリンダ装置21のピストン側室36B、41B及び第2油路62の作動油が温度変化により容積増大したときに、その容積増大した作動油をタンク53に逃がすサーマルブロー機能を果たす。
【0039】
尚、ポンプユニット50のためのポンプハウジング52Aと、タンク53は、スイベルブラケット14にボルト結合して一体的に設ける他、スイベルブラケット14と一体で鋳造成形されても良い。
【0040】
従って、本実施形態によれば、以下の作用がある。
▲1▼作動油給排装置22をスイベルブラケット14に一体的に設けたから、部品点数を削減し、取付工数も削減できる。
【0041】
▲2▼作動油給排装置22が、モータ51を含んでユニット化されたポンプユニット50と、タンク53からなり、ポンプユニット50とタンク53のそれぞれをスイベルブラケット14に一体的に設けた。ポンプユニット50とタンク53をそれぞれユニット化状態で取付け、取外しでき、取付工数を削減し、故障時の交換作業性も容易となり、作動油給排装置22の全てを交換する必要もない。
【0042】
▲3▼トリムシリンダ32のシリンダ38をスイベルブラケット14に一体的に設けたから、部品点数を削減し、取付工数も削減できる。
【0043】
▲4▼トリムシリンダ32のシリンダ38をスイベルブラケット14に一体成形するものとすれば、トリムシリンダ32のシリンダ38をブラケットと別体部品として用意するものに比して、部品点数を削減し、取付工数も削減でき、軽量化を図ることもできる。
【0044】
▲5▼作動油給排装置22とシリンダ装置21のチルトシリンダ31、トリムシリンダ32をつなぐ切換弁付流路54が、スイベルブラケット14に内蔵されるから、外部配管を削減できる。
【0045】
▲6▼作動油給排装置22とチルトシリンダ31をつなぐ切換弁付流路54(第1油路61、第2油路62)が、チルトシリンダ31の取付ピン113に内蔵されるから、外部配管を削減できる。
【0046】
(第2実施形態)(図9、図10)
第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、以下の点にある。
(a) 作動油給排装置22をクランプブラケット12に一体的に設けた。具体的には、ポンプ52を納めるポンプ室(不図示)を形成するポンプハウジング52Aの部分をクランプブラケット12に一体で鋳造成形し、ポンプハウジング52Aの上部にモータ51をボルト131により固定して一体的に設けるとともに、タンク53をクランプブラケット12にボルト132により固定して一体的に設けた。
【0047】
尚、クランプブラケット12と別成形のポンプハウジング52Aをクランプブラケット12にボルト結合する等により一体的に設けても良い。また、タンク53をクランプブラケット12と一体で鋳造成形しても良い。
【0048】
(b) トリムシリンダ32のシリンダ38をクランプブラケット12と一体で鋳造成形した。尚、トリムシリンダ32のシリンダ38をクランプブラケット12と別成形したものを、クランプブラケット12に挿着固定、ピンもしくはボルト結合する等により固定しても良い。このとき、スイベルブラケット14の左右に、トリムシリンダ32のピストンロッド39の先端衝合部39Aのためのローラー状スラストレシーバを設けることができる。
【0049】
(c) ポンプ52とタンク53とチルトシリンダ31のロッド側室36A、ピストン側室36B、トリムシリンダ32のロッド側室41A、ピストン側室41Bは、クランプブラケット12等に穿設される切換弁付流路54により接続される。また、チルトシリンダ31のシリンダ33を取付ピン113を介してクランプブラケット12のピン取付部134に取付けており、ポンプ52とタンク53をチルトシリンダ31のロッド側室36A、ピストン側室36Bにつなぐ第1油路61、第2油路62は、クランプブラケット12と取付ピン113とシリンダ33に内蔵できる。
【0050】
(第3実施形態)(図11)
第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、第1実施形態の図5に示したスイベルブラケット14のサブ組立体からトリムシリンダ32を撤去したこと、換言すれば、スイベルブラケット14に作動油給排装置22だけを一体的に設けたことにある。作動油給排装置22は、モータ51を含んでユニット化されたポンプユニット50と、タンク53からなり、ポンプユニット50のポンプハウジング52Aをスイベルブラケット14の左右一方の取付壁111にボルト55により固定し、タンク53をスイベルブラケット14の左右他方の取付壁111にボルト57により固定して一体的に設けた。
【0051】
(第4実施形態)(図12)
第4実施形態が第2実施形態と異なる点は、第2実施形態の図9に示したクランプブラケット12のサブ組立体からトリムシリンダ32を撤去したこと、換言すれば、クランプブラケット12に作動油給排装置22だけを一体的に設けたことにある。作動油給排装置22は、ポンプハウジング52Aの部分をクランプブラケット12に一体で鋳造成形し、ポンプハウジング52Aの上部にモータ51をボルト131により固定して一体的に設けるとともに、タンク53をクランプブラケット12にボルト132により固定して一体的に設けた。
【0052】
以上、本発明の実施の形態を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、ポンプ52とタンク53とチルトシリンダ31のロッド側室36A、ピストン側室36B、トリムシリンダ32のロッド側室41A、ピストン側室41Bとの接続は、クランプブラケット12、スイベルブラケット14等に穿設される流路に限らず、通常のフレキシブル配管(外部配管)を用いるものであっても良い。
【0053】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、船舶推進機用チルト装置において、部品点数を削減し、取付工数も削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の船舶推進機を示す模式図である。
【図2】図2はチルト装置を示す側面図である。
【図3】図3はスイベルブラケットにシリンダ装置と作動油給排装置を取付けたサブ組立体を示す斜視図である。
【図4】図4は図3の側面図である。
【図5】図5は図3の正面図である。
【図6】図6はクランプブラケットを示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。
【図7】図7はチルトシリンダの取付ピンに内蔵した油路を示す断面図である。
【図8】図8は油圧回路図である。
【図9】図9は第2実施形態のクランプブラケットにシリンダ装置と作動油給排装置を取付けたサブ組立体を示す正面図である。
【図10】図10は図9の側面図である。
【図11】図11は第3実施形態のスイベルブラケットに作動油給排装置を取付けたサブ組立体を示す背面図である。
【図12】図12は第4実施形態のクランプブラケットに作動油給排装置を取付けたサブ組立体を示す正面図である。
【符号の説明】
10 船舶推進機
11 船体
12 クランプブラケット
14 スイベルブラケット
15 推進ユニット
20 チルト・トリム装置
21 シリンダ装置
22 作動油給排装置
31 チルトシリンダ
32 トリムシリンダ
38 シリンダ
50 ポンプユニット
51 モータ
52 ポンプ
53 タンク
54 切換弁付流路
61(61B、61C、61D)、62(62B、62C、62D) 油路
113、133 取付ピン

Claims (2)

  1. 船体の側に固定されるクランプブラケットと、クランプブラケットに傾動可能に連結されるスイベルブラケットと、クランプブラケットとスイベルブラケットの間に介装されるシリンダ装置と、シリンダ装置を伸縮させる作動油給排装置とを有し、スイベルブラケットに推進ユニットを支持してなる船舶推進機用チルト装置において、
    作動油給排装置をクランプブラケット又はスイベルブラケットに一体固定的に設け
    作動油給排装置とシリンダ装置をつなぐ油路が、クランプブラケット又はスイベルブラケットに内蔵され、
    シリンダ装置を構成するチルトシリンダがクランプブラケットとスイベルブラケットの双方に取付ピンを介して連結され、作動油給排装置とチルトシリンダをつなぐ油路が、クランプブラケットとスイベルブラケットのうちで該作動油給排装置が一体固定的に設けられたブラケットの側の取付ピンに内蔵されることを特徴とする船舶推進機用チルト装置。
  2. 前記作動油給排装置が、モータを含んでユニット化されたポンプユニットと、タンクからなり、ポンプユニットとタンクのそれぞれをクランプブラケット又はスイベルブラケットに一体固定的に設けた請求項1記載の船舶推進機用チルト装置。
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