JP3543693B2 - 電気機器の制御定数書き込み方法および電装品アセンブリの検査方法 - Google Patents

電気機器の制御定数書き込み方法および電装品アセンブリの検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3543693B2
JP3543693B2 JP25544199A JP25544199A JP3543693B2 JP 3543693 B2 JP3543693 B2 JP 3543693B2 JP 25544199 A JP25544199 A JP 25544199A JP 25544199 A JP25544199 A JP 25544199A JP 3543693 B2 JP3543693 B2 JP 3543693B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
eeprom
data
unit
transmission line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25544199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001082787A (ja
Inventor
正 坂口
重浩 沼田
秀敏 西尾
達也 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP25544199A priority Critical patent/JP3543693B2/ja
Publication of JP2001082787A publication Critical patent/JP2001082787A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3543693B2 publication Critical patent/JP3543693B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器の制御定数書き込み方法および電装品アセンブリの検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気機器を制御するマイクロプロセッサや制御情報を格納したメモリなどを実装したプリント基板は、樹脂製のケーシング内に内装されて電装品アセンブリ(ASSY)として供給される。
このような電装品ASSYを構成するASSY部品の在庫を圧縮し、かつ納期を短縮するためには、機種毎の部品の共通化を図る必要がある。また、各ASSY部品を海外へ大量一括発注する際に、そのメリットを活かすこととリスクを回避するためには、電装品ASSYの種類を極端に減らす必要がある。
【0003】
たとえば、空気調和機の場合、ファンの風量設定、インバータの周波数設定、保護制御のための温度設定値などの制御定数が機種毎に異なっており、室内機に内装される電装品ASSYに含まれるメモリにこの制御定数を格納しておく必要がある。この制御定数を格納しておくメモリを各機種に共通の部品とする場合には、EEPROM(書き換え可能な不揮発性メモリ)を用いることが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、マイコンチップに内蔵されるEEPROMまたは外付けのEEPROMに各機種毎の制御定数を納めるように構成しており、機種を指定するために外部にジャンパ線や抵抗などを設ける必要がある。この結果、各電装品ASSYを1種類のものとすることができず、コストメリットを得ることができないという問題を内包している。
【0005】
また、設定スイッチを設けておき、この設定スイッチの設定により機種を特定するように構成することも考えられる。この場合、長期的に見ると接触不良による誤入力のおそれがあり、また出荷後に故意または過誤により設定が変えられてしまうおそれもある。
EEPROM内に制御定数を書き込む工程を最終工程とするためには、製品として完成した状態で、EEPROMへの書き込みができる状態となっている必要がある。このためには、EEPROMへの書き込みを行うためのコネクタなどが外部に露出している必要がある。セパレート型空気調和機の場合、室内機と室外機とを接続する内外伝送路に接続するためのコネクタが設けられており、これを用いてEEPROMにデータを書き込むことが考えられる。しかしながら、通常、この内外伝送路は通信速度が遅く、EEPROMに対して全データを書き込みを行うためにはかなり多くの時間を必要とし、実用的ではない。
【0006】
電装品ASSYの状態で各種検査を行う場合には、ケーシング内に組み込んだ状態での検査が必要となる。不都合があった場合にはケーシング内から取り出して調整を行い、再度ケーシング内に組み込んでからさらに検査を行う必要があり、作業が煩雑となる。
本発明は、各機種に搭載される電装品ASSYを共通化してASSY部品の大量生産によるコストメリットを得るとともに、制御定数の書き込みや検査の作業を容易にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電気機器の制御定数書き込み方法は、ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイスと、運転時における各機種毎の制御定数を格納するためのEEPROMと、赤外線インターフェイスが受信する指示に対応してEEPROMに格納されている各機種毎の制御定数に基づく運転制御またはEEPROMの内容を書き換える制御部とを備え、少なくともEEPROMが電装品アセンブリに含まれる電気機器において、赤外線インターフェイス、EEPROM、制御部を実装した後に、赤外線インターフェイスに対して書き込みデータを送信することによって、EEPROM内に各機種毎の制御定数を格納させる。
【0008】
ここで、書き込みデータのフォーマットは、ワイヤレスリモコンにより送信不可能なデータ長とすることができる。
また、電気機器は室内機と室外機とを備える空気調和機の室内機とすることができる。この場合、室内機は運転モードとテストモードとを備えており、制御部は室内機がテストモードであるときのみ、赤外線インターフェイスが受信する書き込みデータに基づいてEEPROM内の制御定数の更新を行うように構成できる。
【0009】
さらに、室内機の運転状態を検査するための運転検査装置と、書き込みデータを送信するための赤外線送信部とを準備し、運転検査装置から室内機をテストモードに設定するとともに赤外線送信部より書き込みデータを送信するように構成できる。
この場合、運転検査装置による検査の実行と同時に、EEPROM内の制御定数の更新をを行うように構成できる。
【0010】
さらに、制御部は、受信した書き込みデータに基づいてEEPROM内の制御定数の更新を行い、これを読み出して書き込みデータに含まれるチェックデータと照合し、照合結果を運転検査装置に送信するように構成できる。
また、制御部によるEEPROM内の制御定数の更新の開始、終了および照合結果を報知するように構成することも可能である。
【0011】
室内機は室外機と接続される内外伝送路を備え、運転検査装置は、内外伝送路を介して室内機と接続され、内外伝送路を介して室内機をテストモードに設定するように構成することができる。
また、赤外線インターフェイスは双方向通信手段とすることも可能である。
本発明に係る電装品アセンブリの検査方法は、各機種毎の動作時における制御データを格納するためのEEPROMと、EEPROMに格納された制御データに基づいて各機種毎の動作制御を行い、EEPROM内の内容を書き換えることが可能な制御部とが実装され、ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイスが接続されるリモコン用伝送線および各部と接続される伝送線を備える電装品アセンブリにおいて、電装品アセンブリを機器に組み込んだ後、リモコン用伝送線に赤外線インターフェイスを接続するとともに、赤外線インターフェイスに対して検査指示信号を送信することによって、制御部に各機種毎の検査時における動作を実行させるように構成する。
【0012】
ここで、検査指示信号のフォーマットは、ワイヤレスリモコンで送信不可能なデータ長とすることができる。
また、電装品アセンブリは検査指示信号を受け付けることが可能な検査モードを備える構成とすることができる。
さらに、電装品アセンブリは、空気調和機の室内機内部に配置され、ファンモータ用伝送線を介してフィードバック制御用の回転数信号を出力するファンモータと接続され、ファンモータ用伝送線を介して通常ではあり得ない信号が入力されたとき検査モードとなるように構成できる。
【0013】
また、制御部は、受信した検査指示信号に基づいてEEPROM内の制御データの更新を行い、これを読み出して検査指示信号に含まれるチェックデータと照合するように構成できる。
制御部によるEEPROM内の制御データの更新の開始、終了および前記照合結果を報知するように構成することも可能である。
【0014】
さらに、赤外線インターフェイスは双方向通信手段とすることができる。
また、本発明に係る空気調和機は、ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイスと、運転時における各機種毎の制御定数を格納するためのEEPROMと、赤外線インターフェイスが受信する指示に対応してEEPROMに格納されている各機種毎の制御定数に基づく運転制御を行うかまたはEEPROMの内容を書き換える制御部と、制御部の運転制御により空気調和動作を実行する空気調和動作部とを備え、少なくともEEPROMが電装品アセンブリに含まれる空気調和機であって、赤外線インターフェイス、EEPROM、制御部が実装された後に、赤外線インターフェイスを介して書き込みデータを受信し、EEPROM内に各機種毎の制御定数を格納することを特徴とする。
さらに、本発明に係る電装品アセンブリは、各機種毎の動作時における制御データを格納するためのEEPROMと、EEPROMに格納された制御データに基づいて各機種毎の動作制御を行い、EEPROM内の内容を書き換えることが可能な制御部とが実装され、ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイスが接続されるリモコン用伝送線および各部と接続される伝送線を備える電装品アセンブリであって、機器に組み込まれた後、リモコン用伝送線に接続される赤外線インターフェイスを介して受信する検査指示信号に基づいて、制御部が各機種毎の検査時における動作を実行することを特徴とする。
また、本発明では、各機種毎の動作時における制御データを格納するためのEEPROM、EEPROMに格納された制御データに基づいて各機種毎の動作制御を行い、EEPROM内の内容を書き換えることが可能な制御部が実装され、ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイスが接続されるリモコン用伝送線および各部と接続される伝送線を備える電装品アセンブリと、制御部の運転制御により空気調和動作を実行する空気調和動作部とを備える空気調和機であって、電装品アセンブリを組み込んだ後、リモコン用伝送線に接続される赤外線インターフェイスを介して受信する検査指示信号に基づいて、制御部が各機種毎の検査時における動作を実行することを特徴とする空気調和機を提供する
【0015】
【発明の実施の形態】
〈電気機器としての空気調和機の室内機の概略〉
本発明の1実施形態が採用される空気調和機の室内機を図1に示す。
室内機1は、室内の壁面に取り付けられるケーシング本体2と、ケーシング本体2の前面に取り付けられる前面パネル3とを備える構成である。前面パネル3は、前面開口部28が形成された前面パネル本体22と、前面開口部28の前方に配置される遮蔽パネル23とよりなる。前面パネル本体22と遮蔽パネル23との間には間隙が設けられており、室内空気を吸引するための前面吸引口26が形成されている。
【0016】
ケーシング本体2は、背面側フレーム11とその前面に配置される前面側フレーム12とを含む。前面側フレーム12には、上面に位置する上面吸引口(図示せず)、下部に位置する送風口(図示せず)が設けられている。
前面側フレーム12の下部前面中央部には、表示部31が設けられている。表示部31は、運転中であるか否かを示す運転表示部、タイマ作動中であるか否かを示すタイマ表示部、温度または湿度を示すための7セグメント表示部などを備えている。さらに、リモコンとのデータを送受信するための赤外線送信用LEDおよび赤外線受光素子などが内装されている。
【0017】
〈運転検査装置〉
室内機1の運転検査装置の概略構成を図2に示す。
運転検査装置41は、検査用のプログラムが実装されたパーソナルコンピュータ、ワークステーションなどで構成されている。室内機1には、室外機と接続される内外伝送路用のコネクタ(図示せず)を備えている。運転検査装置41は、室内機1のコネクタに接続される内外伝送線路42を介して、室内機1と接続されている。
【0018】
また、運転検査装置41には、赤外線送受信装置43が接続されている。この赤外線送受信装置43は、少なくとも赤外線送信用LEDを備えており、室内機1のリモコン用赤外線受光素子に対するデータの送信が可能となっている。室内機1に設けられている赤外線送信用LEDからのデータを受信可能な赤外線受光素子を設けて、双方向通信が可能な構成とすることもできる。
【0019】
〈室内機の制御部〉
室内機1内に設けられる制御部の概略構成を図3に示す。
ここでは、マイクロプロセッサで構成されるCPU51が設けられている。このCPU51には、この装置の運転時における制御プログラムが格納されるROM52および運転中における各種パラメータなどが一時的に格納されるRAM53が接続されている。
【0020】
また、各機種毎に設定される制御定数が格納されるEEPROM54がCPU51に接続されている。このEEPROM54は、書き換え可能な不揮発性メモリであって、その機種に応じたファンの風量設定、インバータの周波数制御、保護制御のための温度設定値などの制御定数が格納される。
また、リモコンとの間でデータの送受信を行うための赤外線送受信部55がCPU51に接続されている。この赤外線送受信部55は、リモコンからのデータを受信するための赤外線受信素子とリモコンへのデータを送信するためのデータ送信用LEDなどで構成されている。
【0021】
さらに、運転状態や室内外の温度、湿度などの情報を表示するためのLEDなどで構成される表示素子56がCPU51に接続されている。表示素子56は、例えば、図1に示す室内機1の外観図において、表示部31に設けられる各種LEDなどの表示素子とすることができる。また、設定温度変更、運転モード切替、その他の指示入力がリモコンからあった場合や各種警告時に発音するためのブザー57がCPU51に接続されている。
【0022】
この室内機1は室外機と内外伝送路を介して接続されるものであり、この内外伝送路に接続される内外伝送路用インターフェイス58が設けられている。この内外伝送路用インターフェイス58は、CPU51に接続されており、室外機との間でデータの送受信が可能となっている。さらに、他の入出力部59がCPU51に接続されている。
【0023】
〈制御定数書き込みシーケンス〉
赤外線送受信装置43が接続された運転検査装置41(図2参照)を用いて室内機のEEPROMに制御定数を書き込むシーケンスは図4のように示すことができる。ここでは、図2に示すように接続した各装置を、左から順に、運転検査装置41、赤外線送受信装置43、室内機1のCPU51、EEPROM54として示し、その間の信号の流れを示している。
【0024】
まず、運転検査装置41、赤外線送受信装置43および室内機1のそれぞれを電源オン状態とする。室内機1のCPU51は、電源投入時に各種パラメータの初期化やその他の初期化処理を実行する。
運転検査装置41からテストモード指令(1)が送信されると、CPU51は室内機1をテストモードに設定する。
【0025】
運転検査装置41では、対応する機種番号の指定(2)を行い、この機種番号に応じた送信データの選択を行って、赤外線送受信装置43に送信処理を開始させる。赤外線送受信装置43では、EEPROM54に格納するための書き込みデータ(3)を16バイト毎に送信する。
書き込みデータが送信されてくると、CPU51はこの書き込みデータを4バイト単位でEEPROM54に書き込み処理(4)を実行する。最初の書き込みデータの受信時に、受信確認のためにブザー57により「ピッ音」を発音させる。4バイト毎の書き込みを4回繰り返すことで、送信されてきた16バイトの書き込みデータがEEPROM54に格納される。この後、赤外線送受信装置43を介して16バイトの書き込みデータの送信を繰り返して(5)、128バイトの書き込みデータの送信処理を行う。
【0026】
最後の書き込みデータの書込処理が終了すると、ブザー57により書き込みが完了した旨の「ピッピ音」を発音させ。読み出しチェック処理に移行する。
読み出しチェック処理では、CPU51は、EEPROM54に格納された制御定数のデータを4バイト毎に読み出し(6)、送信されてきた書き込みデータに含まれるチェックデータと照合する。この処理を32回繰り返して(7)、128バイトのデータのエラーの有無を判定する(8)。チェックデータとの照合により、EEPROM54に格納されたデータにエラーがあったと判断した場合には、ブザー57により「ピーー音」を発音してエラー表示を行う。
【0027】
この後、CPU51は、書き込みが完了した旨の信号およびエラーの有無などを送信(9)する。この書き込み完了およびエラーの有無のデータは、内外伝送路用インターフェイス58、内外伝送路42を介して運転検査装置41に送信される。
運転検査装置41は、書き込み完了の信号を受信すると機種確認処理を実行する。ここでは、機種コードおよびデータIDの要求信号(10)をCPU51に送信し、EEPROM54内に格納されているデータの機種コードおよびデータIDコード(11)を受信する。受信した機種コードおよびデータIDコードと、書き込みデータを送信する際に選択した機種コードとに基づいて、書き込みが正常に行われた否かの書込良否判定を行い、処理を終了する。
【0028】
〈運転検査装置の動作〉
上述したシーケンスのうち、運転検査装置41における制御フローチャートを図5に示す。
ステップS11では、テストモード指令を送信する。ここでは、内外伝送路42を用いてテストモード指令の信号を送信し、室内機1をテストモードに設定させる。
【0029】
ステップS12では、機種に応じた送信データを選択する。ここでは、用意された機種毎の制御定数から書込を行う機種のデータを選択する。ステップS13では、選択した機種のデータに基づいて赤外線送受信装置43を介して書込データを送信する。図4においては、16バイトずつ書込データを送信するように構成しているが、運転検査装置41に搭載されているCPUの能力により、これ以上またはこれ以下のデータ量を単位として送信することも可能である。
【0030】
書込データの送信が終了すると、ステップS14において、CPU51からの書込完了信号を待機する。CPU51から書込完了の信号が送信されてきた場合には、ステップ15に移行する。
ステップS15では、機種確認処理を実行する。ここでは、前述したように、CPU51に機種コード、データIDの要求信号を送信し、EEPROM54内に格納されているデータの機種コードおよびデータIDコードをCPU51に送信させる。送信されてきたデータの機種コードおよびデータIDコードと、書き込みデータを送信する際に選択した機種コードとに基づいて、正常にデータの書き込みが行われたか否かを判別する。
【0031】
ステップS16は、ステップS15での判別結果に基づいて、書込の良否判定を行う。たとえば、正常な書き込みが実行されたと判断される場合には、この旨の表示を行い、不良である場合には、再処理が必要である旨の表示を行い、処理を完了する。
〈室内機のCPUの動作〉
上述したシーケンスのうち、室内機1のCPU51の制御フローチャートを図6に示す。
【0032】
電源が投入されると、ステップS21において、各種パラメータなどの初期化を行うなどの初期化処理を実行する。ステップS22では、モード選択の指示を待機する。ここでは、内外伝送路42を介してテストモード指令が送信されてきた場合に、ステップS23に移行することとなる。ステップS23では、室内機1をテストモードに設定する。テストモードでは、EEPROM54に対する書き込みデータの受付を可能な状態とする。
【0033】
書き込みデータは、通常のリモコンでの送受信が不可能なデータ長によるデータフォーマットとすることができ、テストモードにおいて、このようなデータフォーマットの書き込みデータを受信可能な状態とする。
たとえば、通常のリモコンで送信できるデータタイプは、図7に示すようなものがある。図7(A)は、Eタイプデータと呼ばれるものであり、そのデータ長は13バイトである。このEタイプデータでは、8バイト目、9バイト目にタイマオン・オフ情報、10バイト目に設定温度情報、11バイト目にファン風量などのデータが格納されて送信される。
【0034】
また、図7(B)は、Fタイプデータと呼ばれるものであり、そのデータ長は7バイトである。このFタイプデータでは、1,2バイト目のメーカーカスタムコード、3,4バイト目の自社製品コード、5バイト目のデータIDなどのデータが格納されている。
さらに、図7(C)は、Jタイプデータと呼ばれるものであり、そのデータ長は15バイトである。このJタイプデータでは、Eタイプデータに含まれるデータの他に2バイト分のデータが付加されて送信される。
【0035】
書き込みデータとして送信されるデータは、図7に示すような通常のリモコンで送信可能なデータタイプのものよりもデータ長が長いものが用いられ、例えば、図8に示すようなデータフォーマットのものが用いられる。この図8に示すデータ(ここではKタイプデータと称す)は、1,2バイト目のメーカーカスタムコード、3,4バイト目の自社製品コードに続けて、5バイト目に書き込みコマンド、6バイト目に書き込みアドレス、7バイト目〜22バイト目に書き込みデータ、23バイト目にチェックコードが格納されている。
【0036】
ステップS24では、書き込みデータを受信したか否かを判別する。ここでは、前述したKタイプデータが送信されてきた場合、書き込みデータを受信したと判断してステップS25に移行する。
ステップS25では、送信されてきたKタイプデータのうち、7〜22バイト目に格納されている書き込みデータをEEPROM54に書き込む。ここでは、CPU51の能力により、4バイトずつに分割して書込処理を行うように構成しているが、これ以上の処理能力を有するCPUを用いた場合には、8バイトずつ、16バイトずつあるいはそれ以上のデータ量毎に処理するように構成できる。
【0037】
書込処理が終了すると、ステップS26に移行する。ステップS26では、送信されてきた書き込みデータが最終データであるか否かを判別する。送信されてきた書き込みデータが最終データでない場合にはステップS24に移行し、送信されてきた書き込みデータが最終データである場合にはステップS27に移行する。
【0038】
ステップS27では、EEPROM54への書き込み処理が完了した旨の受信確認として、ブザー57を介して「ピッピ音」を発音する。このとき、同時に表示素子56の所定のものを点灯して報知するように構成することもできる。
ステップS28では、読み出しチェック処理を実行する。ここでは、EEPROM54に格納された制御定数のデータを4バイト毎に読み出し、送信されてきた書き込みデータに含まれるチェックデータと照合する。この処理を32回繰り返して、128バイトのデータのエラーの有無を判定する。この場合も、CPU51の処理能力により4バイト毎の処理を行っているが、CPU51として処理能力が高いものを用いた場合には、これ以上のデータ毎に処理することが可能となる。
【0039】
ステップS29では、読み出しチェック処理においてエラーを発見したか否かを判別する。エラーがあった場合には、ステップS30に移行する。ステップS30では、所定のエラー表示を行う。ここでは、ブザー57を介して「ピーー音」を発音するようにしており、同時に表示素子56のうち所定のものを点灯するように構成することも可能である。
【0040】
ステップS31では、書き込みが完了した旨データを送信する。ここでは、同時に、エラーがあったか否かのエラー有無データの送信も行う。
ステップS32では、運転検査装置41側から機種コードおよびデータIDを要求する信号が送信されてきたか否かを判別する。内外伝送路を介して機種コード、データID要求信号を受信した場合、ステップS33に移行する。ステップS33では、運転検査装置41からの要求に基づいて、EEPROM54に格納された制御定数に対応する機種コードおよびデータIDコードを内外伝送路を介して送信する。ステップS34では、終了処理を行い、電源をオフする。
【0041】
〈第1実施形態の効果〉
このようにうした第1実施形態では、空気調和機の室内機1を完成した後に、EEPROM54に対する制御定数の書き込みを行うため、機種毎に異なるASSY部品を作成する必要がなく、各機種に共通の部品を用いることが可能である。また、リモコンとの間で赤外線データの送受信を行う赤外線送受信部55を用いて、書き込みデータの送信を行っているため、データの書き込み処理を高速に行うことができる。また、テストモード指令によってテストモードに設定されたときのみ書き込みデータを受け付けるように構成しており、かつ書き込みデータは通常のリモコンで送信不可能なデータタイプとしているので、リモコンの誤受信によりEEPROM54の内容が書き換えられることがない。
【0042】
〈第1実施形態の変形例〉
運転検査装置41に接続される赤外線送受信装置43と、室内機1に設けられている赤外線送受信55との間で双方向通信を行うように構成することが可能である。この場合、運転検査装置41と室内機1との間で接続される内外伝送路42の構成を省略することが可能である。このことにより、運転検査装置41から室内機1に送信されるテストモード指令、室内機1から運転検査装置41に送信される書き込み完了データ、運転検査装置41から室内機1に送信される機種コードおよびデータID要求信号、室内機1から運転検査装置41に送信される機種コードおよびデータIDコードの信号を、赤外線送受信装置43と室内機1の赤外線送受信部55との間におけるワイヤレス送受信とすることができる。
【0043】
また、空気調和機の室内機に限定されるものではなく、リモコンからの指令に基づいて動作するように構成された電気機器全般に適用することが可能である。
〈電装品ASSYの機能検査〉
CPUやEEPROMなどが実装されたプリント基板が合成樹脂製のケーシング内に収納された電装品ASSYの機能検査を行う例を第2実施形態として示す。図9は、空気調和機の室内機に内装される電装品ASSYの機能検査を行うための構成を示す説明図である。
【0044】
電装品ASSY61は、合成樹脂製のケーシング62と、ケーシング62に内装されるプリント基板63とを備えている。プリント基板63には、マイクロプロセッサで構成されるCPU51、この装置の運転時における制御プログラムが格納されるROM、運転中における各種パラメータなどが一時的に格納されるRAM、各機種毎に設定される制御定数が格納されるEEPROMなどが実装されている。
【0045】
電装品ASSY61は室内機の各部に接続される伝送線が引き出し可能となっている。例えば、表示素子64および赤外線送受信部65が実装された表示/受光プリント基板66と接続されるリモコン用伝送線67が引き出されている。また、ファンモータ68に対して駆動信号を入力するためのファンモータ用伝送線69、ルーバー用ステッピングモータ70,70に対して回転数パルス信号を入力するためのルーバー用伝送線71,71などが引き出されている。これら、赤外線用伝送線67、ファンモータ用伝送線69、ルーバー用伝送線71は、それぞれプリント基板63に接続されており、実装されているCPUとの間でデータの送受信が可能となっている。特に、赤外線用伝送線67は、表示/受光プリント基板66に実装されている赤外線送受信部65で受信したデータをプリント基板63に入力可能となっている。また、ファンモータ用伝送線69は、プリント基板63側からファンモータ68に対する制御信号を送信するとともに、現在の回転数を示すフィードバック制御用の回転数信号をファンモータ68からプリント基板63側に入力可能となっている。
【0046】
この第2実施形態で使用される機能検査装置72は、第1実施形態の運転検査装置と同様に、検査用のプログラムが実装されたパーソナルコンピュータ、ワークステーションなどで構成されており、ファンモータ用伝送線69、ルーバー用伝送線71、その他各部に対する伝送線が接続されている。
また、機能検査装置72には、表示/受光プリント基板66に実装されている赤外線送受信部65との間でデータの送受信が可能な赤外線送受信装置73が接続されている。
【0047】
〈機能検査装置の動作〉
機能検査装置72の動作を図10の制御フローチャートを用いて説明する。
ステップS61において、機能検査装置72は、電装品ASSY61に対してテストモード指令の信号を送信する。たとえば、ファンモータ用伝送線69を介して入力される回転数フィードバック信号が、実際ではあり得ないような信号(具体的には、実使用域の2倍の回転数に相当する回転数パルス)である場合に、電装品ASSY61に内装されているCPUがテストモードに突入するように構成することができる。この場合、機能検査装置72は、ファンモータ用伝送線69を介して実際ではあり得ないような回転数に相当する回転数パルス信号を入力することによって、電装品ASSY61をテストモードにすることができる。
【0048】
ステップS42では、EEPROMに対するデータの書き換えか否かを判別する。プリント基板63に実装されているEEPROMは、第1実施形態と同様にして、機種別の制御定数を格納するものであって、電装品ASSY61が前述の室内機1に取り付けられていない状態では、そのデータが書き込まれていない状態となっている。この段階でEEPROMへのデータの書き込みを行う場合には、ステップS43に移行する。
【0049】
ステップS43〜ステップS46では、図5のステップS13〜ステップS16と同様の処理が実行されるものであり、ここでは説明を省略する。
ステップS42において、データの書き込みを行わない場合には、ステップS48に移行する。ステップS48では、機能検査をおこなうか否かを判別する。機の検査を行う場合には、ステップS49に移行する。ステップS49では、検査指示データの送信を行う。この場合、赤外線送受信装置73を介して検査指示データを送信する。
【0050】
ステップS50では、送信した検査指示データに基づいてプリント基板63に実装されているCPUが制御を行った結果を検査データとして取得する。ここでは、接続されている各種伝送線を介して得られる信号から、検査データを取得する。ステップS51では、得られた検査データに基づいて検査の良否判定を行う。ステップS47では、その他の処理を行う。
【0051】
〈電装品ASSYの動作〉
機能検査時の電装品ASSY61の動作を図11に示す制御フローチャートを用いて説明する。
ステップS61では、機能検査装置72からテストモード指令の信号が入力されたか否かを判別する。ここでは、ファンモータ用伝送線69を介して、実際ではあり得ないような信号(たとえば、実使用域の2倍の回転数に相当する回転数パルス)が入力された場合に、テストモード指令信号が入力されたと判断しステップS62に移行する。
【0052】
ステップS62では、電装品ASSY61の各部をテストモードに設定する。ここでは、赤外線用伝送線67を介して前述したようなKタイプデータや検査指示データの受け付けが可能な状態とする。ステップS63では、EEPROMのデータ書き込みであるか否かを判別する。EEPROMへのデータの書き込みであると判断した場合にはステップS64に移行する。
【0053】
EEPROMに対するデータの書き込み処理については、第1実施形態と同様であり、ステップS64〜ステップS73の処理は、図6のステップS24〜ステップS33とほぼ同様の構成となるのでここでは詳細を省略する。
ステップS63において、EEPROMへのデータの書き込み処理ではないと判断した場合、ステップS75に移行する。ステップS75では、機能検査処理を行うか否かを判別する。機能検査処理を行わない場合にはステップS74に移行し、機能検査処理を行う場合にはステップS76に移行する。
【0054】
ステップS76では、EEPROM内に制御データが格納されているか否かを判別する。EEPROM内に制御データが格納されている場合には、このデータを用いて機能検査を行うこととし、ステップS78に移行する。EEPROM内にデータが書き込まれていないと判断した場合には、ステップS77に移行する。ステップS77では、ROM内に検査用として格納されているパラメータを用いて機能検査を行うこととして、このパラメータを読み出し、ステップS78に移行する。
【0055】
ステップS78では、赤外線送受信装置73から送信されてくる検査指示データを赤外線送受信部65で受信し、このデータに基づいて各部に対する制御を行う。検査指示データは、第1実施形態の書き込みデータと同様に、通常のリモコンで送信不可能なデータ長のデータフォーマットとすることにより、製品完成後の誤動作が防止できる。検査指示データに基づいて処理された制御データは各種伝送線を介して機能検査装置72に入力され、検査結果に対応して表示素子64の対応するものを点灯して表示させるように構成できる。
【0056】
ステップS79では、検査指示が終了したか否かを判別する。検査指示が終了したと判断した場合にはステップS74に移行する。ステップS74では、他の処理を実行する。
〈第2実施形態の効果〉
このように構成した電装品ASSYの機能検査装置では、赤外線送受信部65に対して検査指示データを送信することによって、機能検査を行うことを可能としているため、ケーシング62内にプリント基板63を組み込んだ状態で機能検査することを可能とし、電装品ASSY61の状態での機能検査を行うことが可能となる。また、検査指示データを送信するための引き出し線を特に設ける必要がなくなる。さらに、テストモード指令に基づいてテストモードに突入した場合にのみ機能検査を行うことが可能となり、また、通常のリモコンで送信不可能なデータ長のデータフォーマットを用いて検査指示データを送信しているため、製品完成後に誤動作することを防止できる。
【0057】
〈第2実施形態の変形例〉
第1実施形態の場合と同様に、検査指示データに対応する制御データを赤外線送受信部65を介して、赤外線送受信装置73に送信するように構成することも可能である。
また、空気調和機の室内機以外の電装品ASSYについても適用することが可能である。
【0058】
【発明の効果】
本発明では、EEPROMへのデータの書き込みを赤外線インターフェイスを用いて行っており、特別なコネクタやジャンパ線などの部品を必要とせず、電装品アセンブリの段階での部品の共通化を図ることができ、在庫管理や納期短縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態が採用される空気調和機の室内機の外観を示す斜視図。
【図2】第1実施形態の概略ブロック図。
【図3】室内機の制御部の概略構成を示すブロック図。
【図4】データ書き込みの手順を示すシーケンス図。
【図5】運転検査装置の制御フローチャート。
【図6】室内機のCPUの制御フローチャート。
【図7】通常のリモコンで送受信可能なデータタイプの説明図。
【図8】データ書き込みに用いるデータタイプの説明図。
【図9】第2実施形態の概略ブロック図。
【図10】機能検査装置の制御フローチャート。
【図11】電装品ASSYのCPUの制御フローチャート。
【符号の説明】
1 室内機
41 運転検査装置
42 内外伝送路
43 赤外線送受信装置
51 CPU
52 ROM
53 RAM
54 EEPROM
55 赤外線送受信部
56 表示素子
57 ブザー
58 内外伝送路用インターフェイス
61 電装品ASSY
62 ケーシング
63 プリント基板
65 赤外線送受信部
66 表示/受光プリント基板
67 赤外線用伝送線
68 ファンモータ
69 ファンモータ用伝送線
70 ルーバー用ステッピングモータ
71 ルーバー用伝送線
72 機能検査装置
73 赤外線送受信装置

Claims (20)

  1. ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイス(55)と、
    運転時における各機種毎の制御定数を格納するためのEEPROM(54)と、
    前記赤外線インターフェイス(55)が受信する指示に対応して前記EEPROM(54)に格納されている各機種毎の制御定数に基づく運転制御を行うかまたは前記EEPROM(54)の内容を書き換える制御部(51)と、
    を備え、少なくとも前記EEPROM(54)が電装品アセンブリに含まれる電気機器(1)において、
    前記赤外線インターフェイス(55)、EEPROM(54)、制御部(51)を実装した後に、前記赤外線インターフェイス(55)に対して書き込みデータを送信することによって、前記EEPROM(54)内に各機種毎の制御定数を格納させる電気機器の制御定数書き込み方法。
  2. 前記書き込みデータのフォーマットは、前記ワイヤレスリモコンにより送信不可能なデータ長であることを特徴とする、請求項1に記載の電気機器の制御定数書き込み方法。
  3. 前記電気機器は室内機と室外機とを備える空気調和機の室内機(1)である、請求項1または2に記載の電気機器の制御定数書き込み方法。
  4. 前記室内機(1)は運転モードとテストモードとを備えており、前記制御部(51)は前記室内機(1)がテストモードであるときのみ、前記赤外線インターフェイス(55)が受信する書き込みデータに基づいて前記EEPROM(54)内の制御定数の更新を行う、請求項3に記載の電気機器の制御定数書き込み方法。
  5. 前記室内機(1)の運転状態を検査するための運転検査装置(41)と、前記書き込みデータを送信するための赤外線送信部(43)とを準備し、前記運転検査装置(41)から前記室内機(1)をテストモードに設定するとともに前記赤外線送信部(43)より書き込みデータを送信する、請求項4に記載の電気機器の制御定数書き込み方法。
  6. 前記運転検査装置(41)による検査の実行と同時に、前記EEPROM(54)内の制御定数の更新を行う、請求項5に記載の電気機器の制御定数書き込み方法。
  7. 前記制御部(51)は、受信した書き込みデータに基づいて前記EEPROM(54)内の制御定数の更新を行い、これを読み出して前記書き込みデータに含まれるチェックデータと照合し、照合結果を前記運転検査装置(41)に送信する、請求項5または6に記載の電気機器の制御定数書き込み方法。
  8. 前記制御部(51)による前記EEPROM(54)内の制御定数の更新の開始、終了および前記照合結果を報知することを特徴とする、請求項7に記載の電気機器の制御定数書き込み方法。
  9. 前記室内機(1)は室外機と接続される内外伝送路(42)を備え、前記運転検査装置(41)は、前記内外伝送路(42)を介して室内機(1)と接続され、前記内外伝送路(42)を介して前記室内機(1)をテストモードに設定する、請求項5〜8のいずれかに記載の電気機器の制御定数書き込み方法。
  10. 前記赤外線インターフェイス(55)は双方向通信手段である、請求項1〜9のいずれかに記載の電気機器の制御定数書き込み方法。
  11. 各機種毎の動作時における制御データを格納するためのEEPROMと、前記EEPROMに格納された制御データに基づいて各機種毎の動作制御を行い、前記EEPROM内の内容を書き換えることが可能な制御部とが実装され、ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイス(65)が接続されるリモコン用伝送線(67)および各部と接続される伝送線を備える電装品アセンブリ(61)において、
    前記電装品アセンブリを機器に組み込んだ後、前記リモコン用伝送線(67)に赤外線インターフェイス(65)を接続するとともに、前記赤外線インターフェイス(65)に対して検査指示信号を送信することによって、前記制御部(51)に各機種毎の検査時における動作を実行させる、電装品アセンブリの検査方法。
  12. 前記検査指示信号のフォーマットは、前記ワイヤレスリモコンで送信不可能なデータ長であることを特徴とする、請求項11に記載の電装品アセンブリの検査方法。
  13. 前記電装品アセンブリ(61)は前記検査指示信号を受け付けることが可能な検査モードを備える、請求項11または12に記載の電装品アセンブリの検査方法。
  14. 前記電装品アセンブリ(61)は、空気調和機の室内機内部に配置され、ファンモータ制御用伝送線(69)を介してフィードバック回転信号を出力するファンモータ(68)と接続され、前記ファンモータ制御用伝送線(69)を介して通常ではあり得ない信号が入力されたとき検査モードとなることを特徴とする、請求項13に記載の電装品アセンブリの検査方法。
  15. 前記制御部は、受信した検査指示信号に基づいて前記EEPROM内の制御データの更新を行い、これを読み出して前記検査指示信号に含まれるチェックデータと照合する、請求項11〜14のいずれかに記載の電装品アセンブリの検査方法。
  16. 前記制御部による前記EEPROM内の制御データの更新の開始、終了および前記照合結果を報知することを特徴とする、請求項15に記載の電装品アセンブリの検査方法。
  17. 前記赤外線インターフェイス(65)は双方向通信手段である、請求項11〜16のいずれかに記載の電装品アセンブリの検査方法。
  18. ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイス(55)と、運転時における各機種毎の制御定数を格納するためのEEPROM(54)と、前記赤外線インターフェイス(55)が受信する指示に対応して前記EEPROM(54)に格納されている各機種毎の制御定数に基づく運転制御を行うかまたは前記EEPROM(54)の内容を書き換える制御部(51)と、前記制御部(51)の運転制御により空気調和動作を実行する空気調和動作部とを備え、少なくとも前記EEPROM(54)が電装品アセンブリに含まれる空気調和機(1)であって、
    前記赤外線インターフェイス(55)、EEPROM(54)、制御部(51)が実装された後に、前記赤外線インターフェイス(55)を介して書き込みデータを受信し、前記EEPROM(54)内に各機種毎の制御定数を格納することを特徴とする空気調和機。
  19. 各機種毎の動作時における制御データを格納するためのEEPROMと、前記EEPROMに格納された制御データに基づいて各機種毎の動作制御を行い、前記EEPROM内の内容を書き換えることが可能な制御部とが実装され、ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイス(65)が接続されるリモコン用伝送線(67)および各部と接続される伝送線を備える電装品アセンブリ(61)であって、
    機器に組み込まれた後、前記リモコン用伝送線(67)に接続される赤外線インターフェイス(65)を介して受信する検査指示信号に基づいて、前記制御部(51)が各機種毎の検査時における動作を実行する電装品アセンブリ。
  20. 各機種毎の動作時における制御データを格納するためのEEPROM、前記EEPROMに格納された制御データに基づいて各機種毎の動作制御を行い、前記EEPROM内の内容を書き換えることが可能な制御部が実装され、ワイヤレスリモコンとの間でデータの送受信が可能な赤外線インターフェイス(65)が接続されるリモコン用伝送線(67)および各部と接続される伝送線を備える電装品アセンブリ(61)と、前記制御部(51)の運転制御により空気調和動作を実行する空気調和動作部とを備える空気調和機(1)であって、
    前記電装品アセンブリを組み込んだ後、前記リモコン用伝送線(67)に接続される赤外線インターフェイス(65)を介して受信する検査指示信号に基づいて、前記制御部(51)が各機種毎の検査時における動作を実行する空気調和機。
JP25544199A 1999-09-09 1999-09-09 電気機器の制御定数書き込み方法および電装品アセンブリの検査方法 Expired - Fee Related JP3543693B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25544199A JP3543693B2 (ja) 1999-09-09 1999-09-09 電気機器の制御定数書き込み方法および電装品アセンブリの検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25544199A JP3543693B2 (ja) 1999-09-09 1999-09-09 電気機器の制御定数書き込み方法および電装品アセンブリの検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001082787A JP2001082787A (ja) 2001-03-30
JP3543693B2 true JP3543693B2 (ja) 2004-07-14

Family

ID=17278823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25544199A Expired - Fee Related JP3543693B2 (ja) 1999-09-09 1999-09-09 電気機器の制御定数書き込み方法および電装品アセンブリの検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3543693B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3864909B2 (ja) * 2001-05-21 2007-01-10 ダイキン工業株式会社 冷凍装置の制御プログラムの書き換え方法
JP4527381B2 (ja) * 2003-10-29 2010-08-18 三菱電機株式会社 空気調和機
JP5012166B2 (ja) * 2007-04-20 2012-08-29 パナソニック株式会社 空気調和機用制御装置及び空気調和機
JP4661884B2 (ja) * 2008-01-30 2011-03-30 ダイキン工業株式会社 定数記録機能付き負荷制御装置における不良原因調査方法
JP5194953B2 (ja) * 2008-03-31 2013-05-08 ダイキン工業株式会社 空調装置の制御装置のソフトウェアバージョンアップ方法
JP2010097390A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Mitsubishi Electric Corp データ書換システム
JP2011075245A (ja) * 2009-10-01 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp 空気調和機
WO2018193561A1 (ja) * 2017-04-19 2018-10-25 三菱電機株式会社 空気調和機
CN108361918A (zh) * 2018-03-20 2018-08-03 奥克斯空调股份有限公司 空调调试装置、方法及空调器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001082787A (ja) 2001-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3543693B2 (ja) 電気機器の制御定数書き込み方法および電装品アセンブリの検査方法
US20060106912A1 (en) Outdoor-unit software upgrade system and method
US5988852A (en) Apparatus management system having virtual machines corresponding to apparatuses to be controlled
US6662087B1 (en) Backward compatible diagnostic tool
KR0152141B1 (ko) 공기조화기에서의 제어부간 신호송수신 장치 및 그 제어방법
JP6745916B2 (ja) 空気調和機
CN112032933B (zh) 遥控器、空调器、空调系统及空调遥控方法
KR102562917B1 (ko) 다종의 전자기기를 위한 통합 제어 장치
JP3496601B2 (ja) 電子機器および電子機器の動作状態出力方法
JP3453791B2 (ja) 空気調和装置及び空気調和装置の遠隔制御装置
JP2004294028A (ja) 空気調和機の制御装置
JP2009206916A (ja) 遠隔制御システム
JP6173390B2 (ja) 通信端末、プログラム、ネットワークシステム、およびサーバ
CN109870921B (zh) 驱动控制电路与家电设备
CN112013510A (zh) 空调系统
JP2001311546A (ja) 空気調和機、その制御ユニット、表示パネル及び空気調和機の制御ユニットの製造方法
US20220299231A1 (en) Use of near-field communications for hvac equipment configuration
JP2924526B2 (ja) リモコン装置
JP2902730B2 (ja) 空気調和機
KR102096028B1 (ko) 지능형 하드웨어 모듈을 이용한 사물 인터넷 서비스 장치
JPH04353333A (ja) 空気調和機
JP2006226612A (ja) 検査用通信システム及び電気機器
JP2008196713A (ja) 空気調和機及び空気調和機の室内機
KR20240027214A (ko) 복수의 그룹 제어 저장 또는 복수의 그룹 제어 수신부, 동작 순서(발신부)에 제어코드 변경이 가능한 제어 모듈
CN114356380A (zh) 空调机组的固件更新方法、装置和电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040316

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040329

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080416

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090416

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100416

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110416

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120416

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130416

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140416

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees