JP3543045B2 - 筆記具の軸 - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールペン等の筆記具の軸に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ボールペン等の筆記具の場合、インキ残量を目で確認できるように、リフィールのチューブとともに軸も透明にすることがある。また、筆記中の指の疲れを防止するために、軸の外周部にソフトグリップを取付けることもある。そして、ソフトグリップは主にゴム製で不透明であるため、ソフトグリップを取付けると軸の内部を透視できなくなって、インキ残量を確認できなくなるという弊害があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は上記の問題を解決すること、すなわち、ソフトグリップを取付けることにより筆記中の指の疲れを防止することができて、しかも、インキ残量の確認も可能な筆記具軸の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は本発明によって、すなわち、透明軸１の先端に口金２を接続し、インキ１１を充填した透明チューブ４の先端に筆記チップ６を接合して成るリフィール３を上記の透明軸１及び口金の内部に収容し、当該リフィール３はノック操作により前進してその筆記チップ６の先端を口金２の先端口から突出して係止するとともに、その係止状態を解除すると戻しバネ８の力で復帰して筆記チップ６が再び口金２の内部に没入するように構成され、透明軸１においてリフィール３の筆記チップ６が口金２の内部に没入しているときのその筆記チップ６の後端面１２の略外周位置に露出軸部９を設け、その露出軸部９を除く透明軸１の外周部にソフトグリップ１０を覆設したことを特徴とする筆記具の軸によって達成することができる。
【０００５】
【実施例】
以下、図示した本発明の実施例について説明する。この実施例の筆記具はノック式ボールペンである。まず、プラスチック製の透明軸１の先端に金属製の口金２を螺着している。この透明軸１と口金２の内部にボールペンのリフィ−ル３を収容している。このリフィ−ル３は、インキ１１を充填したプラスチック製の透明チューブ４の先端に、インキ転写用のボール５を転動自在に保持した金属製の筆記チップ６を圧入により接合した構造を有している。
【０００６】
リフィ−ル３は、ノック操作により前進してその筆記チップ６の先端を口金２の先端口７から突出した状態で係止することにより筆記可能となる。なお、ノック機構及び係止機構は自由であり図示は省略する。そして、係止状態を解除すると、戻しバネ８の力で復帰して、筆記チップ６が再び図に示すごとく口金２の内部に没入する。
【０００７】
図に示すように、筆記チップ６が口金２の内部に没入しているとき、透明軸１においてリフィ−ル３の筆記チップ６の後端面１２の略外周位置に露出軸部９を設けている。この露出軸部９は、筆記チップ６の後端面１２の位置を基準としてその前後に所要長さ設けることができるが、筆記チップ６の後端面１２より後方へ５ｍｍ〜１０ｍｍ程度設けるのが好適である。
【０００８】
また、透明軸１において露出軸部９の後方部位には外径縮小部１３を設けて、その外周部に、柔軟性及び弾性を有する合成ゴム製の筒状のソフトグリップ１０を覆設している。
【０００９】
【発明の効果】
本発明の筆記具の軸は上記の通りであり、ソフトグリップ１０を握って筆記できるので指の疲れを防止することができ、しかも、透明軸１の露出軸部９から内部を透視してリフィ−ル３の透明チューブ４内に残存するインキ１１の量を目で確認できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】軸先端部の縦断面図である。
【符号の説明】
１ 透明軸
２ 口金
３ リフィ−ル
４ 透明チューブ
５ ボール
６ 筆記チップ
７ 口金の先端口
８ 戻しバネ
９ 露出軸部
１０ ソフトグリップ
１１ インキ
１２ 筆記チップの後端面
１３ 軸の外径縮小部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボールペン等の筆記具の軸に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ボールペン等の筆記具の場合、インキ残量を目で確認できるように、リフィールのチューブとともに軸も透明にすることがある。また、筆記中の指の疲れを防止するために、軸の外周部にソフトグリップを取付けることもある。そして、ソフトグリップは主にゴム製で不透明であるため、ソフトグリップを取付けると軸の内部を透視できなくなって、インキ残量を確認できなくなるという弊害があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は上記の問題を解決すること、すなわち、ソフトグリップを取付けることにより筆記中の指の疲れを防止することができて、しかも、インキ残量の確認も可能な筆記具軸の提供を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は本発明によって、すなわち、透明軸１の先端に口金２を接続し、インキ１１を充填した透明チューブ４の先端に筆記チップ６を接合して成るリフィール３を上記の透明軸１及び口金の内部に収容し、当該リフィール３はノック操作により前進してその筆記チップ６の先端を口金２の先端口から突出して係止するとともに、その係止状態を解除すると戻しバネ８の力で復帰して筆記チップ６が再び口金２の内部に没入するように構成され、透明軸１においてリフィール３の筆記チップ６が口金２の内部に没入しているときのその筆記チップ６の後端面１２の略外周位置に露出軸部９を設け、その露出軸部９を除く透明軸１の外周部にソフトグリップ１０を覆設したことを特徴とする筆記具の軸によって達成することができる。
【０００５】
【実施例】
以下、図示した本発明の実施例について説明する。この実施例の筆記具はノック式ボールペンである。まず、プラスチック製の透明軸１の先端に金属製の口金２を螺着している。この透明軸１と口金２の内部にボールペンのリフィ−ル３を収容している。このリフィ−ル３は、インキ１１を充填したプラスチック製の透明チューブ４の先端に、インキ転写用のボール５を転動自在に保持した金属製の筆記チップ６を圧入により接合した構造を有している。
【０００６】
リフィ−ル３は、ノック操作により前進してその筆記チップ６の先端を口金２の先端口７から突出した状態で係止することにより筆記可能となる。なお、ノック機構及び係止機構は自由であり図示は省略する。そして、係止状態を解除すると、戻しバネ８の力で復帰して、筆記チップ６が再び図に示すごとく口金２の内部に没入する。
【０００７】
図に示すように、筆記チップ６が口金２の内部に没入しているとき、透明軸１においてリフィ−ル３の筆記チップ６の後端面１２の略外周位置に露出軸部９を設けている。この露出軸部９は、筆記チップ６の後端面１２の位置を基準としてその前後に所要長さ設けることができるが、筆記チップ６の後端面１２より後方へ５ｍｍ〜１０ｍｍ程度設けるのが好適である。
【０００８】
また、透明軸１において露出軸部９の後方部位には外径縮小部１３を設けて、その外周部に、柔軟性及び弾性を有する合成ゴム製の筒状のソフトグリップ１０を覆設している。
【０００９】
【発明の効果】
本発明の筆記具の軸は上記の通りであり、ソフトグリップ１０を握って筆記できるので指の疲れを防止することができ、しかも、透明軸１の露出軸部９から内部を透視してリフィ−ル３の透明チューブ４内に残存するインキ１１の量を目で確認できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】軸先端部の縦断面図である。
【符号の説明】
１ 透明軸
２ 口金
３ リフィ−ル
４ 透明チューブ
５ ボール
６ 筆記チップ
７ 口金の先端口
８ 戻しバネ
９ 露出軸部
１０ ソフトグリップ
１１ インキ
１２ 筆記チップの後端面
１３ 軸の外径縮小部
Claims (1)
- 透明軸１の先端に口金２を接続し、インキ１１を充填した透明チューブ４の先端に筆記チップ６を接合して成るリフィール３を上記の透明軸１及び口金の内部に収容し、当該リフィール３はノック操作により前進してその筆記チップ６の先端を口金２の先端口から突出して係止するとともに、その係止状態を解除すると戻しバネ８の力で復帰して筆記チップ６が再び口金２の内部に没入するように構成され、透明軸１においてリフィール３の筆記チップ６が口金２の内部に没入しているときのその筆記チップ６の後端面１２の略外周位置に露出軸部９を設け、その露出軸部９を除く透明軸１の外周部にソフトグリップ１０を覆設したことを特徴とする筆記具の軸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10836396A JP3543045B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 筆記具の軸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10836396A JP3543045B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 筆記具の軸 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09272292A JPH09272292A (ja) | 1997-10-21 |
| JP3543045B2 true JP3543045B2 (ja) | 2004-07-14 |
Family
ID=14482858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10836396A Expired - Fee Related JP3543045B2 (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | 筆記具の軸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3543045B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6485211B1 (en) | 2001-09-25 | 2002-11-26 | Bic Corporation | Easily assembled grip element |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP10836396A patent/JP3543045B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09272292A (ja) | 1997-10-21 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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